JPH11234174A - 回線の予備切替方式及びその装置 - Google Patents

回線の予備切替方式及びその装置

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JPH11234174A
JPH11234174A JP3748998A JP3748998A JPH11234174A JP H11234174 A JPH11234174 A JP H11234174A JP 3748998 A JP3748998 A JP 3748998A JP 3748998 A JP3748998 A JP 3748998A JP H11234174 A JPH11234174 A JP H11234174A
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JP3748998A
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Kazutada Ogawa
一恭 小川
Takashi Sato
尚 佐藤
Tatsuya Uehara
辰也 上原
Takashi Kanasugi
高志 金杉
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線の予備切替方式及びその装置に関し、回
線の予備切替制御を安全に行えることを課題とする。 【解決手段】 データ伝送装置A,Bが現用回線,
及び予備回線,を介して相互に接続するデータ通信
システムの予備切替方式において、B局(現用の障害
検出局)からの回線切替要求(SF等)を受けるA局
は、現用回線及び予備回線の両切替要求情報(SF
等)が一致することを条件に{図1(A)}、又は予備
回線の切替要求情報(SF等)に付されたパリティー
Pの検査結果が正常であることを条件に{図1
(B)}、回線の予備切替動作を行うので、予備回線
の受信信号に不測の擾乱があっても、回線の予備切替制
御を安全に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回線(伝送路)の予
備切替方式及びその装置に関し、更に詳しくは相対向す
るデータ伝送装置が現用及び予備回線を介して相互に接
続するデータ通信システムの回線の予備切替方式及びそ
の装置に関する。今日、幹線系ネットワークでは高速か
つ大容量伝送を可能としたデータ伝送装置が主流であ
り、これらのデータ伝送装置ではネットワークの信頼
性、保守性の向上を目的として、回線(伝送路)の予備
切替方式を採用している。
【0002】
【従来の技術】図9は従来技術を説明する図で、SDH
方式によるデータ伝送システムの構成を示している。図
において、20は伝送装置(A局)、21はその主信号
処理部、22,23は0系の送,受信部、24,25は
1系の送,受信部、26は回線(伝送路)の切替制御
部、,は0系の光伝送路、,は1系の光伝送
路、30は伝送装置(B局)、31はその主信号処理
部、32,33は0系の受,送信部、34,35は1系
の受,送信部、36は回線(伝送路)の切替制御部であ
る。
【0003】更に、A局の0系送信部22において、1
は主信号処理部21からの送信データをフォーマット変
換するフレーム変換部、2は送信データフレームにオー
バヘッドを付加するオーバヘッド挿入部(OH−IN
S)、3は切替制御部26からの指示に従いオーバヘッ
ドに切替バイト(SDHシステムのK1,K2バイトに
相当)を挿入する切替バイト挿入部、4は電気信号を光
信号に変換する光送信部(E/O)である。
【0004】またB局の0系受信部32において、5は
光信号を電気信号に変換する光受信部(O/E)、6は
受信フレームに同期を確立するフレーム同期部(F−S
YNC)、7は受信フレームのオーバヘッド信号部分を
終端するオーバヘッド終端部(OH−TRM)、8は受
信データフレームのフォーマット変換を行うフレーム変
換部、9は受信オーバヘッドから切替バイトを抽出する
切替バイト抽出部、10は切替バイトのフレーム保護
(例えば3段)をとると共に、検出結果(確定した切替
バイト)を切替制御部36に出力するフレーム保護部で
ある。他の各送信部24,33,35、各受信部23,
25,34についても同様である。
【0005】この種のシステムでは、一般に、長距離局
間伝送では伝送システムの経済的理由から1:N冗長構
成が採用され、切戻型の1:N予備切替制御が行われ
る。また局内伝送や短距離局間伝送では、保守、管理の
容易性から1:1冗長構成が採用され、非切戻型の1:
1予備切替制御が行われる。また予備回線に切替える機
能としては、伝送路故障時に自動的に切替える自動切替
機能と、保守者が強制的に切替える強制切替機能及び意
図的に切替を禁止する切替禁止機能とが有る。ここでは
自動切替機能に着目する。
【0006】まず上記0系(N回線の内の一つ)を現用
とし、かつ1系を予備とする場合における従来の1:N
予備切替制御のシーケンスを説明する。但し、この場合
の1系は0系の予備として既に補足されているものとす
る。今、現用回線で通信障害が発生すると、B局の0
系受信部32で異常を検出し、切替制御部36に通信障
害RECを通知する。切替制御部36は、通信障害RE
Cを受けたことにより、予備回線を介してA局に対局
警報表示FERF(Far End Receiver Failure) を通知
する。更に、切替動作を安定化させるための所定待ち時
間の経過後、回線を介してA局に切替要求SF1(Si
gnal Failure)を通知する。
【0007】A局において、切替制御部26は切替要求
SF1を受けたことにより、主信号処理部21の送信ル
ートを1系送信部24に接続し、更に回線を介してB
局に切替応答RR(Reverse Request)を送信する。B局
において、切替制御部36は切替応答RRを受けたこと
により、まず主信号処理部31の受信ルートを1系受信
部34に切替え、次に送信ルートを1系送信部35に接
続し、更に回線を介してA局に切替完了SF2を送信
する。
【0008】A局において、切替制御部26は切替完了
SF2を受けたことにより、主信号処理部21の受信ル
ートを1系受信部25に切替える。次に従来の1:N予
備切替方式における切戻制御のシーケンスを説明する。
回線で通信障害が回復すると、B局の0系受信部32
で回復を検出し、切替制御部36に回復を通知する。切
替制御部36は、回復状態が所定時間続いたことにより
A局に回復待機要求WR(Wait to Restore)を通知する
と共に、所定待ち時間の経過後、主信号処理部31の受
信ルートを0系受信部32に切戻し、更にA局に切戻要
求NB1(No Bridge Required) を通知する。
【0009】A局において、切替制御部26は切戻要求
NB1を受けたことにより、まず主信号処理部21の送
信ルートを0系送信部22に切戻し、次に受信ルートを
0系受信部23に切戻し、更にB局に切戻要求NB2を
通知する。B局において、切替制御部36は切戻要求N
B2を受けたことにより、主信号処理部31の送信ルー
トを0系送信部33に切戻す。
【0010】上記の予備切替制御は1:1冗長構成の予
備切替制御にも適用できる。但し、この場合は回線を切
戻す必要がないので、その都度切替制御シーケンスを行
うことになる。また1:1冗長構成では、一般に、主信
号のみならず、上記A局に送られるような切替要求SF
(切替バイト)についても、現用及び予備の両回線,
につき同一内容のものが送られている。また、1:N
冗長構成でも予備回線の捕捉後は現用及び予備の両回線
につき同一内容の制御信号を送ることが可能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】係る状況において、従
来は、障害を検出したB局からの切替要求SFを受ける
A局においては、予備回線を介して送られる切替要求
SFのみを判断の基準としていた。これは障害を検出し
たA局からの切替要求SFを受けるB局においても同様
である。
【0012】ところで、この種のシステムでは、何らか
の理由(予備回線に触れる等)により予備回線の信
号に一時的な擾乱が発生する場合があり、このような擾
乱が発生すると、A局の側では切替バイトのフレーム保
護をとっているにも関わらず、誤った切替要求が検出さ
れる場合がある。係る場合には、上記従来方式による
と、切替制御部27は予備回線の検出結果のみでA局
側の切替シーケンスを実行してしまうため、運用側(回
線)が正常であるにも関わらず、回線が瞬断すると言
う問題があった。
【0013】本発明は上記従来技術の問題点に鑑み成さ
れたもので、その目的とする所は、回線の予備切替制御
を安全に行える回線の予備切替方式及びその装置を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
(A)の構成により解決される。即ち、本発明(1)の
回線の予備切替方式は、相対向するデータ伝送装置A,
Bが現用回線,及び予備回線,を介して相互に
接続するデータ通信システムの回線の予備切替方式にお
いて、現用回線につき通信障害を検出した装置Bより
対向装置Aに対し現用回線及び予備回線を介して同
一の切替指示情報(SF等)を送信すると共に、これを
受ける対向装置Aは受信した両切替指示情報(SF等)
が一致することを条件に回線の予備切替動作を行うもの
である。
【0015】従って、仮に予備回線の信号に擾乱が発
生し、データ伝送装置Aにおいて該予備回線につき誤
った切替指示情報が検出されても、同時に現用回線に
つき同様に誤った切替指示情報が検出されることは極め
て稀であるため、データ伝送装置Aは最終的に誤った回
線の予備切替動作を行わない。従って、システム全体と
しての回線の予備切替制御を安全に行える。
【0016】また上記の課題は例えば図1(B)の構成
により解決される。即ち、本発明(2)の回線の予備切
替方式は、上記前提となる回線の予備切替方式におい
て、現用回線につき通信障害を検出した装置Bより対
向装置Aに対し予備回線を介してパリティー検査情報
Pを付加した切替指示情報(SF+P等)を送信すると
共に、これを受ける対向装置Aは受信した切替指示情報
(SF+P等)のパリティー検査結果が正常であること
を条件に回線の予備切替動作を行うものである。
【0017】従って、仮に予備回線の信号に擾乱が発
生し、データ伝送装置Aにおいて該予備回線につき誤
った切替指示情報が検出されるような状況になっても、
この誤った切替指示情報につき同時にパリティー検査結
果が正常となることは稀であるため、データ伝送装置A
は最終的に誤った回線の予備切替動作を行わない。従っ
て、システム全体としての回線の予備切替制御を安全に
行える。
【0018】また本発明(3)のデータ伝送装置は、相
対向するデータ伝送装置が現用及び予備回線を介して相
互に接続するデータ通信システムのデータ伝送装置にお
いて、対向装置より現用及び予備回線を介して送られた
両切替指示情報を比較する比較部と、前記比較部におけ
る比較一致の検出により回線の予備切替動作を行う切替
制御部とを備えるものである。
【0019】また本発明(4)のデータ伝送装置は、上
記前提となるデータ伝送装置において、現用回線につき
通信障害を検出したことにより予備回線に送出するため
の切替指示情報を生成する切替制御部と、前記切替指示
情報につきパリティー検査情報を生成して付加する検査
情報付加部とを備えるものである。また本発明(5)の
データ伝送装置は、上記前提となるデータ伝送装置にお
いて、対向装置より予備回線を介して送られた切替指示
情報のパリティー検査を行うパリティー検査部と、前記
パリティー検査部におけるパリティー正常の検出により
回線の予備切替動作を行う切替制御部とを備えるもので
ある。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる複数の実施の形態を詳細に説明する。なお、全
図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとす
る。図2は第1の実施の形態によるデータ伝送システム
の構成を示す図で、障害検出したB局の切替制御部37
は切替バイト(SF等)を現用及び予備回線に同時
に送信すると共に、これを受けるA局の切替制御部27
では現用及び予備回線の各受信切替バイト(SF
等)が一致することを条件に予備回線への切替制御を行
う場合を示している。
【0021】図において、27,37は第1の実施の形
態による切替制御部である。他の構成については上記図
9で述べたものと同様で良い。また、本システムを1:
N又は1:1冗長構成とした場合の予備切替シーケンス
も大筋では上記図9で述べたものと同様で良い。但し、
現用回線につき通信障害を検出したB局の切替制御部
37は、現用及び予備回線に同一の切替制御信号
(SF等)を送信し、また、これを受けるA局の切替制
御部27では現用及び予備回線で夫々に検出(フレ
ーム保護)された各切替制御信号(SF等)が一致した
ことを条件にA局の切替制御を行う点で上記図9で述べ
たものとは異なる。以下、詳細に説明する。
【0022】図3は第1の実施の形態による切替バイト
を説明する図で、図3(A)は切替バイト1(K1バイ
トに相当)、図3(B)は切替バイト2(K2バイトに
相当)の各内容を示している。図3(A)において、切
替バイト1のビットB1〜B4は切替制御ビットを表し
ており、「1111」は強制切替、「1101」は自動
切替、「0000」は切替無し、を夫々表す。本発明で
は切替バイト1の受信識別が重要となる。ビットB5〜
B8は空きである。
【0023】図3(B)において、切替バイト2のビッ
トB1〜B4は予備切替中伝送路の表示ビットを表して
おり、「0001」は伝送路1が予備に切替中であるこ
と、「0010」は伝送路2が予備に切替中であること
を夫々表す。なお、このビットは現用回線が複数あり、
かつ予備回線が1本ある場合の所謂1:N切替制御時に
使用されるもので、図は1:2冗長構成の場合を示して
いる。
【0024】ビットB5〜B7は伝送路状態の表示ビッ
トを表しており、「111」は装置内主信号異常、「1
10」は対向装置主信号異常(FERFに相当)、「0
00」は正常を夫々表す。ビットB8は空きである。図
4は第1の実施の形態による予備切替制御処理のフロー
チャートで、例えばA局の1(予備)系受信部25で切
替バイト1が受信された場合の切替制御部27における
予備切替判定処理を示している。
【0025】ステップS1では予備系で受信した切替バ
イト1につき切替無しか否かを判別し、切替無しの場合
は、そのまま処理を抜ける。また切替無しでない場合
は、ステップS2で強制切替か否かを判別し、強制切替
の場合は、ステップS4で予備系切替バイト1の内容
(=強制切替)が現用系切替バイト1の内容(=強制切
替)と一致するか否かを判別する。一致する場合はステ
ップS5で現用系を予備に切替える。また一致しない場
合はそのまま処理を抜ける。
【0026】なお、上記強制切替の場合は、その緊急
性、重要性を考慮して、ステップS4を経由せずに、ス
テップS5に直接制御を移す様に構成しても良い。ま
た、上記ステップS2の判別で強制切替でない場合は、
ステップS3で自動切替か否かを判別し、自動切替の場
合は、ステップS4で予備系切替バイト1の内容(=自
動切替)が現用系切替バイト1の内容(=自動切替)と
一致するか否かを判別する。一致する場合はステップS
5で現用系を予備に切替える。また一致しない場合はそ
のまま処理を抜ける。
【0027】なお、上記自動切替の場合は、事前に通知
されたはずの警報FERFの存在を考慮することが可能
である。即ち、警報FERFが存在する場合は予備側に
切替え、警報FERFが存在しない場合は予備側に切替
えないことが可能である。また、上記切替バイト1につ
き現用及び予備間の比較を行う場合を述べたが、切替バ
イト2につき現用及び予備間の比較を行っても良い。
【0028】また、B局から切替要求SFを受け取った
A局が、自局の装置内設定により切替禁止とされている
ような場合には、無条件で予備切替を行わない。図5は
第2の実施の形態によるデータ伝送システムの構成を示
す図で、障害検出したB局の切替制御部36はパリティ
ー検査ビット付きの切替バイト(SF等)を予備回線
に送信すると共に、これを受けるA局の切替制御部26
はパリティー検査後の正常な切替バイト(SF等)に基
づき予備回線への切替制御を行う場合を示している。
【0029】図において、11はパリティー発生部(P
G)、12はパリティー検査部(PC)である。他の構
成については上記図9で述べたものと同様で良い。な
お、ここでは従来と同様の切替制御部26,36を使用
しているが、その理由は、本第2の実施の形態では受信
切替バイトそのものがパリティー検査される結果、予備
系の受信切替バイトのみに基づき回線の切替有無を判断
しても高い信頼性が得られるからである。
【0030】例えばA局の0系送信部22において、切
替バイト挿入部3の出力にはパリティー発生部11が設
けられ、各送信切替バイトにパリティービットが付加さ
れる。一方、B局の0系受信部32において、切替バイ
ト抽出部9の出力にはパリティー検査部12が設けら
れ、各受信切替バイトにつきパリティー検査が行われ
る。そして、この場合のフレーム保護部10は、パリテ
ィー検査が正常の受信切替バイト(SF等)のみを受入
れ、パリティー検査が正常の受信切替バイト(SF等)
が例えば3回連続して受信された場合には当該切替バイ
トの内容を切替制御部36に通知する。
【0031】なお、上記パリティー検査部12を設ける
代わりに、フレーム保護部10にパリティー検査相当の
機能を持たせても良い。この場合のフレーム保護部10
は、パリティービットも含めた同一の切替バイト(SF
等)が3回連続して受信された場合は当該切替バイトの
内容を切替制御部36に通知する。図6は第2の実施の
形態による切替バイトを説明する図で、図6(A)は切
替バイト1、図6(B)は切替バイト2の各内容を示し
ている。これらの内容は上記図3で述べたものと同様で
ある。但し、図6(A),(B)においては、切替バイ
ト1,2の各ビットB8が夫々パリティービットに定義
されている点で異なる。
【0032】図7は第2の実施の形態による予備切替制
御処理のフローチャートで、例えばA局の1(予備)系
受信部25で切替バイト1が受信された場合の切替制御
部26における予備切替判定処理を示している。この制
御フローは、基本的には上記図4の予備切替判定処理と
同様であり、同一の処理には同一ステップ番号を付して
説明を省略する。
【0033】但し、本第2の実施の形態では、1(予
備)系受信部25で受信され、パリティー検査を通過し
た切替バイト1が信頼性の高いものであることから、図
7の処理では予備系の切替バイト1と現用系の切替バイ
ト1との同一性を検査するためのステップS4の処理が
削除されている。図8は第3の実施の形態によるデータ
伝送システムの構成を示す図で、上記第1,第2の実施
の形態の各機能を兼ね備える場合を示している。
【0034】図において、11はパリティー発生部(P
G)、12はパリティー検査部(PC)、27,37は
上記第1の実施の形態と同様の切替制御部である。ま
た、予備切替制御処理のフローは図4と同様となる。本
第3の実施の形態によれば、A局に予備回線を介して
誤った切替バイト1が入力され、かつ、たまたまパリテ
ィー検査を通過してしまったような場合でも、切替制御
部27では、現用系と予備系の両受信切替バイト1(S
F等)の比較一致を条件に回線の切替制御を行うと言う
二重保護が働くため、回線の誤切替えを確実に防止でき
る。
【0035】なお、上記本発明に好適なる複数の実施の
形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部
の構成、制御、及びこれらの組合せの様々な変更が行え
ることは言うまでも無い。
【0036】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、B局
(障害検出局)からの回線切替要求(SF等)を受ける
A局は、現用及び予備回線の両切替要求情報(SF等)
が一致することを条件に、又は予備回線の切替要求情報
のパリティー検査結果が正常であることを条件に、回線
の予備切替動作を行うので、予備回線の受信信号に不測
の擾乱があっても、回線の予備切替制御を安全に行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理を説明する図である。
【図2】図2は第1の実施の形態によるデータ伝送シス
テムの構成を示す図である。
【図3】図3は第1の実施の形態による切替バイトを説
明する図である。
【図4】図4は第1の実施の形態による予備切替制御処
理のフローチャートである。
【図5】図5は第2の実施の形態によるデータ伝送シス
テムの構成を示す図である。
【図6】図6は第2の実施の形態による切替バイトを説
明する図である。
【図7】図7は第2の実施の形態による予備切替制御処
理のフローチャートである。
【図8】図8は第3の実施の形態によるデータ伝送シス
テムの構成を示す図である。
【図9】従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
1 フレーム変換部 2 オーバヘッド挿入部(OH−INS) 3 切替バイト挿入部 4 光送信部(E/O) 5 光受信部(O/E) 6 フレーム同期部(F−SYNC) 7 オーバヘッド終端部(OH−TRM) 8 フレーム変換部 9 切替バイト抽出部 10 フレーム保護部 11 パリティー発生部(PG) 12 パリティー検査部(PC) 20,30 伝送装置(A局,B局) 21,31 主信号処理部 22,24,33,35 送信部 23,25,32,34 受信部 26,36 切替制御部 27,37 切替制御部
フロントページの続き (72)発明者 上原 辰也 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 金杉 高志 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向するデータ伝送装置が現用及び予
    備回線を介して相互に接続するデータ通信システムの回
    線の予備切替方式において、 現用回線につき通信障害を検出した装置より対向装置に
    対し現用及び予備回線を介して同一の切替指示情報を送
    信すると共に、これを受ける対向装置は受信した両切替
    指示情報が一致することを条件に回線の予備切替動作を
    行うことを特徴とする回線の予備切替方式。
  2. 【請求項2】 相対向するデータ伝送装置が現用及び予
    備回線を介して相互に接続するデータ通信システムの回
    線の予備切替方式において、 現用回線につき通信障害を検出した装置より対向装置に
    対し予備回線を介してパリティー検査情報を付加した切
    替指示情報を送信すると共に、これを受ける対向装置は
    受信した切替指示情報のパリティー検査結果が正常であ
    ることを条件に回線の予備切替動作を行うことを特徴と
    する回線の予備切替方式。
  3. 【請求項3】 相対向するデータ伝送装置が現用及び予
    備回線を介して相互に接続するデータ通信システムのデ
    ータ伝送装置において、 対向装置より現用及び予備回線を介して送られた両切替
    指示情報を比較する比較部と、 前記比較部における比較一致の検出により回線の予備切
    替動作を行う切替制御部とを備えることを特徴とするデ
    ータ伝送装置。
  4. 【請求項4】 相対向するデータ伝送装置が現用及び予
    備回線を介して相互に接続するデータ通信システムのデ
    ータ伝送装置において、 現用回線につき通信障害を検出したことにより予備回線
    に送出するための切替指示情報を生成する切替制御部
    と、 前記切替指示情報につきパリティー検査情報を生成して
    付加する検査情報付加部とを備えることを特徴とするデ
    ータ伝送装置。
  5. 【請求項5】 相対向するデータ伝送装置が現用及び予
    備回線を介して相互に接続するデータ通信システムのデ
    ータ伝送装置において、 対向装置より予備回線を介して送られた切替指示情報の
    パリティー検査を行うパリティー検査部と、 前記パリティー検査部におけるパリティー正常の検出に
    より回線の予備切替動作を行う切替制御部とを備えるこ
    とを特徴とするデータ伝送装置。
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JP (1) JPH11234174A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5201213B2 (ja) * 2008-11-27 2013-06-05 株式会社島津製作所 通信装置

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