JPH11234083A - 圧電部品及びその製造方法 - Google Patents

圧電部品及びその製造方法

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JPH11234083A
JPH11234083A JP10031163A JP3116398A JPH11234083A JP H11234083 A JPH11234083 A JP H11234083A JP 10031163 A JP10031163 A JP 10031163A JP 3116398 A JP3116398 A JP 3116398A JP H11234083 A JPH11234083 A JP H11234083A
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piezoelectric
holding
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mother
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JP10031163A
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Yasuhiro Tanaka
康▲廣▼ 田中
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性良く、かつ、特性のばらつきの少ない
小型の圧電部品及びその製造方法を得る。 【解決手段】 圧電体部品11は、矩形状の圧電体1
2、E字状及び逆E字状の保持部材13,14、保持部
材13,14とともに圧電体12を内部に収容する外装
ケースを構成する封止用基板15a,15bから構成さ
れている。圧電体12は、保持部材13,14にそれぞ
れ対向する面に電極16,17が形成され、長さ振動を
主振動モードとして振動する。圧電体12は保持部材1
3,14の当接部13c,14cにより振動可能に挟持
されると共に、圧電体12と保持部材13,14とは板
状に一体化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電部品、特に、発
振子、ディスクリミネータ、フィルタ、センサ等に利用
される圧電部品及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧電部品としては、例えば特開平
8−8677号公報に記載されたものが知られている。
該圧電部品は、図10に示すように、長さ振動を主振動
モードとする圧電共振子1の一方の電極2のほぼ中央部
を基板3上の第1の電極4に導電性接着剤5にて接着固
定し、この圧電共振子1の他方の電極6のほぼ中央部と
基板3の第2の電極7とをボンディングワイヤ8にて接
続し、キャップ9内に収容するようにした構成を有して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の圧電
部品では、圧電共振子1を基板3に接着固定し、導電性
接着剤5やボンディングワイヤ8により、電極2及び6
を第1の電極4及び第2の電極7に接続した後、全体を
キャップ9内に収容しているので、製造に手間がかかり
生産性が低いという問題があった。また、圧電共振子1
は流動性を有する導電性接着剤5で基板3の上に接着固
定しているので、圧電共振子1の位置決め並びに導電性
接着剤5の付着範囲の規制が困難で特性のばらつきが大
きくなり易い。さらに、キャップ9と基板3との間に無
駄な空間が多く、小型化も難しい。
【0004】そこで、本発明の目的は、生産性が良く、
かつ、特性のばらつきの少ない小型の圧電部品及びその
製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】前記目的を達成
するため、本発明に係る圧電部品は、(a)電極を互い
に対向する面にそれぞれ有した圧電体と、(b)前記圧
電体の一方の側に当接する当接部を有し、前記圧電体の
一方の側を囲む第1保持部材と、(c)前記圧電体を間
にして第1保持部材の前記当接部に対向するとともに前
記圧電体の他方の側に当接する当接部を有し、前記圧電
体の他方の側を囲む第2保持部材とを備え、(d)前記
圧電体が第1保持部材と第2保持部材との間で、前記当
接部にて屈曲可能の状態で支持されていること、を特徴
とする。
【0006】以上の構成により、圧電体は第1及び第2
保持部材により挟持されると共に、圧電体と第1及び第
2保持部材とは板状に一体化される。従って、この板状
の圧電体と第1及び第2保持部材とを間に挟んで、上下
に封止用基板を配設することにより、無駄な空間が少な
い積層構造の圧電部品が得られる。
【0007】また、第1保持部材の当接部及び第2保持
部材の当接部のうちの少なくとも一つと圧電体との間に
弾性体を介在させることにより、圧電体は弾性体により
弾性的に支持される。従って、圧電体は安定した状態で
保持され、圧電体の屈曲が阻害されにくくなる。さら
に、外部からの衝撃力が加わっても、その衝撃力が弾性
体によって緩和されて直接圧電体に加わらないので、耐
衝撃性に優れた圧電部品となる。
【0008】さらに、本発明に係る圧電部品の製造方法
は、(e)第1保持マザー基板及び第2保持マザー基板
を、圧電体マザー基板を間にして互いに対向するように
前記圧電体マザー基板にそれぞれ接合する工程と、
(f)前記接合された圧電体マザー基板、第1保持マザ
ー基板及び第2保持マザー基板を所定の間隔で切り出す
工程と、(g)前記圧電体マザー基板の所定の部分を切
除して前記圧電体マザー基板を屈曲部と非屈曲部に分割
し、前記屈曲部が前記第1保持マザー基板と第2保持マ
ザー基板との間で屈曲可能となるようにする工程と、
(h)前記所定の間隔で切り出された圧電体マザー基
板、第1保持マザー基板及び第2保持マザー基板を、さ
らに製品サイズ毎に切り出す工程と、を備えたことを特
徴とする。
【0009】以上の方法により、特性のばらつきの少な
い小型の圧電部品が、生産性良く製造される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る圧電部品及び
その製造方法の実施の形態について添付の図面を参照し
て詳細に説明する。
【0011】本発明に係る圧電部品の一つの実施の形態
の分解斜視図を図1に、その製造の工程を図2〜図6に
それぞれ示す。図1に示すように、該圧電部品11は二
端子型の圧電部品であって、一定の厚みを有する矩形状
の圧電体12、該圧電体12をその左右両側から保持す
る保持部材13 ,14、これら保持部材13,14と
ともに圧電体12を内部に収容する外装ケースを構成す
る封止用基板15a,15bから構成されている。この
ような圧電部品11は、セラミック発振子や圧電センサ
等として用いられる。
【0012】圧電体12は圧電セラミック材料等からな
り、保持部材13,14にそれぞれ対向する面に電極1
6,17が形成され、圧電共振子として機能する。この
圧電体12は、長さ振動を主振動モードとして振動す
る。保持部材13,14及び封止用基板15a,15b
はいずれもアルミナ等の絶縁性を有するセラミック材料
等により構成されている。保持部材13はE字形状を有
しており、その中央部からは圧電体12の一方の電極1
6の中央部に当接する当接部13cが突出している。ま
た、保持部材14は逆E字形状を有しており、その中央
部からは圧電体12の他方の電極17の中央部に当接す
る当接部14cが突出している。圧電体12と保持部材
13,14は、導電性接着剤20によって固着されてい
る。これにより、圧電体12は保持部材13,14の当
接部13c,14cにより挟持されると共に、圧電体1
2と保持部材13,14とは板状に一体化されている。
【0013】保持部材13の当接部13cの上面(場合
によっては当接部13cの下面も含む)には、その先端
面から保持部材13の外側面に達する引出電極21が形
成されている。引出電極21は、圧電体12の電極16
に導電性接着剤20を介して電気的に接続されている。
保持部材14の当接部14cの上面にも、その先端面か
ら保持部材14の外側面に達する引出電極22が形成さ
れ、該引出電極22は圧電体12の電極17に導電性接
着剤20を介して電気的に接続されている。
【0014】保持部材13は、圧電体12の電極16を
囲んでおり、その両端の脚部13a,13bは、後述す
るように、圧電部品11の製造時に圧電体12から切り
離された非振動部23,23に導電性接着剤20を介し
て接着されている。また、保持部材14は、圧電体12
の電極17を囲んでおり、その両端の脚部14a,14
bは非振動部23,23に導電性接着剤20を介して接
着されている。ただし、脚部13a〜14bと非振動部
23a,23bとの接着に、絶縁性の接着剤を用いても
よいことは言うまでもない。
【0015】この板状の保持部材13,14と圧電体1
2を上下から挟むようにして、二枚の封止用基板15
a,15bが絶縁性接着剤により保持部材13,14に
接着され、無駄な空間が少ない積層構造の圧電部品11
が構成されている。このとき、圧電体12と封止用基板
15a,15bとの間には、絶縁性接着剤の厚みにより
ギャップが形成される。そして、圧電部品11の左右の
側面部に形成された端子電極18,19がそれぞれ引出
電極21,22に電気的に接続されている。圧電体12
は、保持部材13,14と封止用基板15a,15bと
で形成される空間内にて、保持部材13,14の当接部
13c,14cにより振動可能に保持されている。
【0016】以上に構成を説明した図1の圧電部品11
では、保持部材13,14の当接部13c,14cの先
端面はいずれも一定の寸法を有しており、圧電体12は
その電極16が引出電極21に、又、その電極17が引
出電極22にそれぞれ導電性接着剤20によりほぼ一定
の面積で電気的に接続されるとともに、圧電体12はほ
ぼ一定の位置で保持部材13,14の当接部13c,1
4cにより支持される。これにより、電気特性のばらつ
きが少ない圧電部品を得ることができる。また、保持部
材13,14が実質的に圧電体12の外装ケースの機能
をも有しているので、圧電部品11の形状も小型化され
る。
【0017】次に、図1に示した圧電部品11の製造方
法の一例を説明する。図2に示すように、互いに対向す
る二つの主面にそれぞれ電極膜31,32を形成した圧
電材料からなる平板状の圧電体マザー基板33を用意す
る。また、中央部に突条34を有した横断面E字状の溝
35を片方の主面に設けた保持マザー基板36と、中央
部に突条37を有した横断面E字状の溝38を片方の主
面に設けた保持マザー基板39とを用意する。保持マザ
ー基板39の溝38は、保持マザー基板36の溝35に
対応して形成されている。保持マザー基板36,39は
アルミナ等の絶縁性のセラミック材料からなる平板状の
ものである。
【0018】次いで、図3に示すように、保持マザー基
板36の溝35及び保持マザー基板39の溝38が圧電
体マザー基板33を間にして互いに対向するように、保
持マザー基板36,39を圧電体マザー基板33にそれ
ぞれ導電性接着剤20にて接着する。このように導電性
接着剤20にて接着したものを、溝35,38の長さ方
向を揃えて複数段、積み重ねる。
【0019】そして、図3において一点鎖線C1で示す
ように、圧電体マザー基板33と保持マザー基板36,
39を溝35,38の長さ方向に対して直角な方向に所
定の間隔で切断する。この切断工程により、図4に示す
ように、図1において説明した保持部材13,14及び
圧電体12が複数連結した中間製品41が得られる。中
間製品41には、金属材料の蒸着、スパッタリングもし
くは導電性ペーストの印刷等の手法により、突条34,
37の先端面から保持マザー基板36,39の外側面に
達する引出電極21,22を形成する。そして中間製品
41は、図4において一点鎖線C2で示す位置にて、そ
の圧電体マザー基板33がレーザ、エッチング、溶断も
しくは研磨等の手法で切断され、振動部である圧電体1
2と非振動部23に分割される。
【0020】その後、図5に示すように、中間製品41
にアルミナ等の絶縁材料からなるセラミック板42a,
42bをそれぞれ被せ、絶縁性接着剤45にてセラミッ
ク板42a,42bを保持マザー基板36,39及び圧
電体マザー基板33の非振動部23に接着する。次い
で、金属材料の蒸着、スパッタリングもしくは導電性ペ
ーストの印刷等の手法により、引出電極21,22に電
気的に接続される端子電極18,19を形成後、図5の
中間製品43を一点鎖線C3で示す位置にてレーザ等に
より切断すれば、図6に示すような積層型圧電部品11
を得ることができる。この圧電部品11は、図1におい
て説明した構成を有している。
【0021】以上に述べたようにして圧電部品11を製
造すれば、圧電体マザー基板33と保持マザー基板3
6,39とを積み重ねて積層し、圧電体マザー基板33
の所定の部分を切除して圧電体マザー基板33を振動部
である圧電体12と非振動部23に分割し、圧電体12
が保持部材13,14の間で振動可能となるようにす
る、という簡易な方法により、圧電部品11を効率よく
低コストで製造することができる。
【0022】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更するこ
とができる。例えば、図7に示すように、保持部材1
3,14の当接部13c,14cの先端部に、弾性を有
する材料からなる例えば導電性ゴム、シリコンゴム、樹
脂等の弾性体48を接着してもよい。この弾性体48に
より圧電体12は安定した状態で保持され、圧電体12
の振動が阻害されにくくなるので、良好な電気特性を有
する圧電部品を得ることができる。さらに、外部からの
衝撃力が加わっても、その衝撃力が弾性体48によって
緩和されて直接圧電体12に加わらないので、耐衝撃性
に優れた圧電部品となる。この弾性体48は、圧電体1
2の電極16,17と引出電極21,22の接続を良好
にする観点から、導電性であることが好ましい。
【0023】また、図8に示すような圧電部品51であ
ってもよい。このような圧電部品51は、圧電センサ等
として用いられる。この圧電部品51は、電極を予め表
面に形成していない圧電体マザー基板33と、E字状の
溝35,38をそれぞれ形成した保持マザー基板36,
39とを接着剤20で接合した後、圧電体マザー基板3
3の手前側の面に、幅方向の中央部を一端から他端に到
る溝55を形成する。次に、圧電体マザー基板33の溝
55が形成された面に、溝55を挟んで対向する分割電
極52a,52bを所定の位置に形成する。さらに、圧
電体マザー基板33の奥側の面に、分割電極52a,5
2bに対向する対向電極(図示せず)を形成する。圧電
体マザー基板33は、図8において矢印Pで示すよう
に、対向電極から分割電極52a,52bに向かう方向
に分極されている。引出電極21,22はそれぞれ分割
電極52a、52bに電気的に接続されている。圧電体
マザー基板33を一点鎖線C2で示す位置で切断すると
ともに、保持マザー基板36,39及び圧電体マザー基
板33を一点鎖線C3で示す位置で切断することによ
り、圧電体マザー基板33が、屈曲部である圧電体12
と非屈曲部23に分割され、圧電センサ51が得られ
る。圧電体12は、その両端部が解放状態とされ、保持
部材13と14によってその中央部で屈曲可能な状態で
支持されている。この実施形態では、保持部材13,1
4の圧電体12保持部分が当接部を構成している。な
お、圧電体マザー基板33に予め電極52a,52b及
び対向電極を形成しておいてもよい。
【0024】以上の構成からなる圧電センサ51に、図
8に示すように、溝55の長手方向に対して直角な方向
の外力Fが作用したとすると、保持部材13,14によ
って支持されている圧電体12の中央部は強制的に保持
部材13,14とともに移動させられるが、圧電体12
の解放両端部は慣性により一定位置に留まろうとするの
で、圧電体12は撓む。すなわち、分割電極52aに対
して圧電体12は伸張変位し、分割電極52bに対して
圧電体12は圧縮変位する。こうして、外力Fによって
圧電体12に生じる変位は、分割電極52a,52bに
接続された引出電極21,22間に、変位に対応した電
位差を発生させる。この電位差を検出電圧として引出電
極21,22の間から出力することにより、外力Fの量
を知ることができる。
【0025】さらに、図9に示すような圧電部品61で
あってもよい。すなわち、保持マザー基板36,39の
溝35,38の横断面形状をU字状に形成し、圧電体マ
ザー基板33を一点鎖線C2で示す位置で切断するとと
もに、保持マザー基板36,39及び圧電体マザー基板
33を一点鎖線C3で示す位置で切断することにより、
圧電体マザー基板33が、振動部である圧電体12と非
振動部23に分割され、圧電部品61が得られる。圧電
体12は保持部材13と14によって片持ち支持され、
長さ振動モードで振動する。引出電極21,22は、保
持部材13と14の、圧電体12を片持ち支持している
方の脚部(当接部)にそれぞれ形成されている。この実
施形態では、保持部材13,14の圧電体12支持部分
が当接部を形成している。
【0026】また、保持マザー基板36,39の溝3
5,38は必ずしも必要なものではない。溝35,38
を設けないで、保持マザー基板36,39と圧電体マザ
ー基板33を接合する際に用いる接着剤20の厚みを利
用して、保持マザー基板36,39と圧電体マザー基板
33の所定の部分にギャップを形成してもよい。さら
に、保持マザー基板36,39と圧電体マザー基板33
を接合する際に用いる接着剤20は、導電性のものであ
る必要はなく、絶縁性の接着剤であってもよい。この場
合、引出電極21,22がそれぞれ直接に圧電体12の
電極16,17に電気的に接続するように、導電性接着
剤を塗布する等して引出電極21,22を延在させる必
要がある。さらに、圧電体12の振動モードは任意であ
り、長さ振動の他に、面振動や屈曲振動等であってもよ
い。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、圧電体はほぼ一定の位置で第1保持部材の当
接部及び第2保持部材の当接部により支持され、特性の
ばらつきが少ない圧電部品を得ることができる。また、
第1保持部材及び第2保持部材は、実質的に圧電体の外
装の機能をも有し、圧電部品の小型化を図ることができ
る。さらに、圧電体と第1及び第2保持部材とは板状に
一体化されるので、この板状の圧電体と第1及び第2保
持部材とを間に挟んで、上下に封止用基板を配設して封
止することにより、無駄な空間が少ない積層型圧電部品
が得られる。
【0028】また、第1保持部材の当接部及び第2保持
部材の当接部のうちの少なくとも一つと圧電体との間に
弾性体を介在させることにより、圧電体は弾性体により
安定した状態で保持され、圧電体の屈曲が阻害されにく
くなるので、良好な電気特性を有する圧電部品を得るこ
とができる。さらに、外部からの衝撃力が加わっても、
その衝撃力が弾性体によって緩和されて直接圧電体に加
わらないので、耐衝撃性に優れた圧電部品となる。
【0029】さらに、本発明によれば、圧電体マザー基
板と第1保持マザー基板と第2保持マザー基板とを積み
重ねて積層し、圧電体マザー基板の所定の部分を切除し
て圧電体マザー基板を屈曲部と非屈曲部に分割し、屈曲
部が第1保持マザー基板と第2保持マザー基板との間で
屈曲可能となるようにする、という簡易な方法により、
特性のばらつきの少ない小型の圧電部品を効率よく低コ
ストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧電部品の一つの実施形態の分解
斜視図。
【図2】図1に示した圧電部品の製造工程を説明するた
めの斜視図。
【図3】図2に続く製造工程を説明するための斜視図。
【図4】図3に続く製造工程を説明するための斜視図。
【図5】図4に続く製造工程を説明するための一部切り
欠け斜視図。
【図6】図2〜図5の工程により製造された図1の圧電
部品の外観を示す斜視図。
【図7】本発明に係る圧電部品の他の実施形態を示す斜
視図。
【図8】本発明に係る圧電部品の別の他の実施形態を示
す斜視図。
【図9】本発明に係る圧電部品のさらに別の他の実施形
態を示す斜視図。
【図10】従来の圧電部品の分解斜視図。
【符号の説明】
11…圧電部品 12…圧電体(屈曲部) 13,14…保持部材 13a,13b,14a,14b…脚部 13c,14c…当接部 16,17…電極 23…非振動部(非屈曲部) 31,32…電極膜 33…圧電体マザー基板 36,39…保持マザー基板 48…弾性体 51…圧電部品 52a,52b…電極 61…圧電部品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極を互いに対向する面にそれぞれ有し
    た圧電体と、 前記圧電体の一方の側に当接する当接部を有し、前記圧
    電体の一方の側を囲む第1保持部材と、 前記圧電体を間にして第1保持部材の前記当接部に対向
    するとともに前記圧電体の他方の側に当接する当接部を
    有し、前記圧電体の他方の側を囲む第2保持部材とを備
    え、 前記圧電体が第1保持部材と第2保持部材との間で、前
    記当接部にて屈曲可能の状態で支持されていること、 を特徴とする圧電部品。
  2. 【請求項2】 前記第1保持部材の当接部及び第2保持
    部材の当接部のうちの少なくとも一つと圧電体との間に
    弾性体が介在していることを特徴とする請求項1記載の
    圧電部品。
  3. 【請求項3】 第1保持マザー基板及び第2保持マザー
    基板を、圧電体マザー基板を間にして互いに対向するよ
    うに前記圧電体マザー基板にそれぞれ接合する工程と、 前記接合された圧電体マザー基板、第1保持マザー基板
    及び第2保持マザー基板を所定の間隔で切り出す工程
    と、 前記圧電体マザー基板の所定の部分を切除して前記圧電
    体マザー基板を屈曲部と非屈曲部に分割し、前記屈曲部
    が前記第1保持マザー基板と第2保持マザー基板との間
    で屈曲可能となるようにする工程と、 前記所定の間隔で切り出された圧電体マザー基板、第1
    保持マザー基板及び第2保持マザー基板を、さらに製品
    サイズ毎に切り出す工程と、 を備えたことを特徴とする圧電部品の製造方法。
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JP10031163A Pending JPH11234083A (ja) 1998-02-13 1998-02-13 圧電部品及びその製造方法

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JP (1) JPH11234083A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11307525B2 (en) 2017-02-13 2022-04-19 Canon Kabushiki Kaisha Printed circuit board mounting piezoelectric transformer

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