JPH11233740A - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその製造方法

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JPH11233740A
JPH11233740A JP10044352A JP4435298A JPH11233740A JP H11233740 A JPH11233740 A JP H11233740A JP 10044352 A JP10044352 A JP 10044352A JP 4435298 A JP4435298 A JP 4435298A JP H11233740 A JPH11233740 A JP H11233740A
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JP
Japan
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insulating film
film
forming
semiconductor memory
memory device
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JP10044352A
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Inventor
Futoshi Nishimura
太志 西村
Hiroyuki Inoue
博之 井上
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 近時の要求である半導体素子の更なる微細化
及び高集積化に応えて、メモリキャパシタの占有面積を
小さく抑えつつも十分な蓄積容量を確保し、しかも下部
電極の倒壊等を抑止する。 【解決手段】 多結晶シリコン膜20を介して円板パタ
ーン19の周縁を含む近傍のみと重なるように、略円筒
状のレジストマスク21を形成し、シリコン窒化膜12
をストッパーとして異方性エッチングを施すことによ
り、レジストマスク21の外側形状に倣って多結晶シリ
コン膜20,14をシリコン窒化膜12上で分断すると
共に、矩形パターン17、円板パターン19によりシリ
コン窒化膜12には未到達の一対の溝22を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置及
びその製造方法に関し、例えば、DRAM等のメモリキ
ャパシタを有する半導体記憶装置に適用して特に好適な
ものである。
【0002】
【従来の技術】近時では、半導体素子の微細化及び高集
積化が進行している。それに伴って、代表的な半導体記
憶装置であるDRAMにおいては、そのメモリキャパシ
タの実効的なメモリセル容量を大きくするため、下部電
極(ストレージノード電極)と上部電極(セルプレート
電極)とが容量絶縁膜(誘電体膜)を介して対向配置さ
れてなる、いわゆるスタック型のメモリキャパシタが広
く用いられている。このようなメモリキャパシタでは、
ストレージノード電極とセルプレート電極との対向面積
によりそのメモリセル容量が決まる。
【0003】メモリキャパシタのストレージノード電極
の表面積を稼ぐ技術としては、例えば特開平7−211
790号公報に記載されているように、メモリキャパシ
タのストレージノード電極をストレージコンタクト孔の
上方で円筒形状に広がる形状に形成したり、特開平7−
147331号公報や特開平4−249363号公報に
記載されているように、メモリキャパシタのストレージ
ノード電極を2重構造のものとし、セルプレート電極と
の対向面積を増加させてメモリキャパシタの大きな容量
を確保する技術が案出されている。また、特開平6−3
10671号公報に記載されているように、多角形パタ
ーンを組み合わせた位相シフトマスクを用いて最小設計
寸法以下の幅の溝を形成し、これにより微細なストレー
ジノード電極を実現する技術が案出されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−211790号公報や特開平7−147331号公
報、特開平4−249363号公報等に開示されたスタ
ック型の各メモリキャパシタには、以下に示すような問
題がある。即ち、円筒形状若しくは2重の円筒形状のス
トレージノード電極を形成するには、堆積した導電膜を
パターニングするために少なくとも2回のエッチング処
理を施すことが必要であって円筒の高さが低くなってし
まい十分なキャパシタ容量が得られなくなる。更にそれ
に加え、形成されたストレージノード電極が2重の円筒
形状の場合には、内側の円筒を取り囲むように外側の円
筒が形成されているために極めて不安定であり、欠損や
倒壊等の不都合が生じるおそれがある。
【0005】また、特開平6−310671号公報に開
示されたスタック型の各メモリキャパシタにおいては、
微細加工により大きな表面積を確保することはできるも
のの、多角形パターンを組み合わせた位相シフトマスク
を用いた特殊且つ煩雑な工程が必要であり、工程簡略化
の要請に応えることはできない。
【0006】そこで、本発明の半導体記憶装置の目的
は、近時の要求である半導体素子の更なる微細化及び高
集積化に応えて、メモリキャパシタの占有面積を小さく
抑えつつも十分な蓄積容量を確保し、しかも下部電極の
倒壊等を抑止することである。
【0007】また、本発明の半導体記憶装置の製造方法
の目的は、製造工程の簡略化及び下部電極の微細加工に
よるメモリキャパシタの容量増大化という相反する要請
を共に満たすことである。即ち、この製造方法の目的
は、多結晶シリコン膜等の導電膜に1回のエッチング処
理を施すことで、最小設計寸法以下の幅の溝を形成し、
この微細加工によって占有面積が小さいにも係わらず大
きな表面積を有するメモリキャパシタの下部電極をパタ
ーン形成することを可能とし、従って導電膜の不要なエ
ッチングを不要として設計通りの大容量の下部電極を容
易且つ確実に形成することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、ゲート及び一対の不純物拡散層を有するアクセスト
ランジスタと、下部電極と上部電極とが容量絶縁膜を介
して対向して容量結合するメモリキャパシタとを備えた
半導体記憶装置であって、前記下部電極は、前記アクセ
ストランジスタを覆う層間絶縁膜に形成された開孔を充
填して前記一対の不純物拡散層の一方に通じるとともに
前記層間絶縁膜上に立設された有底筒状部と、前記有底
筒状部内で当該有底筒状部内の底面及び側面と各端が接
続された少なくとも1本の帯状の連接部とを備えて前記
有底筒状部と前記連接部とが一体形成されており、前記
上部電極は、前記有底筒状部及び前記連接部の表層全体
を覆うように前記容量絶縁膜を介して形成されている。
【0009】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記下部電極及び前記上部電極が多結晶シリコン
膜からなるものである。
【0010】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記連接部が略十字状のパターンに形成されてい
る。
【0011】本発明の半導体記憶装置の一態様例におい
ては、前記有底筒状部の前記側面に溝が形成されてい
る。
【0012】本発明の半導体記憶装置の製造方法は、ゲ
ート及び一対の不純物拡散層を有するアクセストランジ
スタと、下部電極と上部電極とが容量絶縁膜を介して対
向して容量結合するメモリキャパシタとを備えた半導体
記憶装置の製造方法であって、前記アクセストランジス
タを覆う第1の絶縁膜を形成する第1の工程と、前記第
1の絶縁膜をパターニングして、前記一対の不純物拡散
層の一方の表面の一部を露出させる開孔を形成する第2
の工程と、前記開孔を充填して前記第1の絶縁膜上に堆
積するように導電膜を形成する第3の工程と、前記導電
膜上に第2の絶縁膜を形成する第4の工程と、前記第2
の絶縁膜を加工して、後に形成する溝よりも幅広の島状
となるように第2の絶縁膜を残す第5の工程と、前記第
2の絶縁膜の周縁を含む近傍のみを覆うように前記導電
膜上にエッチングマスクを形成する第6の工程と、前記
第2の絶縁膜及び前記導電膜をエッチングし、前記導電
膜に前記開孔上部には未到達の前記溝を形成するととも
に個々の前記第2の絶縁膜に対応して前記導電膜を各々
独立となるように分断して、前記開孔を通じて前記一対
の不純物拡散層の一方と接続されてなる前記各下部電極
を形成する第7の工程とを有する。
【0013】本発明の半導体記憶装置の製造方法の一態
様例においては、前記第7の工程の後に、前記エッチン
グマスクを除去する第8の工程と、前記下部電極の表層
を覆うように前記容量絶縁膜を形成する第9の工程と、
前記容量絶縁膜を介して前記下部電極を埋め込む膜厚に
前記上部電極を形成する第10の工程とを更に有する。
【0014】本発明の半導体記憶装置の製造方法の一態
様例においては、前記第1の工程の後、前記第2の工程
の前に、前記第1の絶縁膜上に前記導電膜に比してエッ
チング速度の低い第3の絶縁膜を形成する第11の工程
を更に有し、前記第7の工程において、前記第3の絶縁
膜をストッパーとして前記導電膜を各々独立となるよう
に分断する。
【0015】本発明の半導体記憶装置の製造方法の一態
様例においては、前記エッチングマスクが略円筒形状で
ある。
【0016】本発明の半導体記憶装置の製造方法は、ゲ
ート及び一対の不純物拡散層を有するアクセストランジ
スタと、下部電極と上部電極とが容量絶縁膜を介して対
向して容量結合するメモリキャパシタとを備えた半導体
記憶装置の製造方法であって、前記アクセストランジス
タを覆う第1の絶縁膜を形成する第1の工程と、前記第
1の絶縁膜をパターニングして、前記一対の不純物拡散
層の一方の表面の一部を露出させる開孔を形成する第2
の工程と、前記開孔を充填して前記第1の絶縁膜上に堆
積するように第1の導電膜を形成する第3の工程と、前
記第1の導電膜上に第2の絶縁膜を形成する第4の工程
と、前記第2の絶縁膜を加工して、少なくとも1本の帯
状のパターンに第2の絶縁膜を残す第5の工程と、前記
第2の絶縁膜を完全に覆うように前記第1の導電膜上に
第3の絶縁膜を形成する第6の工程と、前記第3の絶縁
膜を加工して、前記第2の絶縁膜の全面を覆う島状のパ
ターンに第3の絶縁膜を残す第7の工程と、前記第3の
絶縁膜を覆うように前記第1の導電膜上に第2の導電膜
を形成する第8の工程と、前記第3の絶縁膜の周縁部を
含む近傍のみに前記第2の導電膜を介して重なるように
前記第2の導電膜上にエッチングマスクを形成する第9
の工程と、前記第2の導電膜、前記第3の絶縁膜及び前
記第1の導電膜をエッチングし、前記第1の導電膜に前
記開孔上部には未到達の溝を形成するとともに個々の前
記第3の絶縁膜に対応して前記第1及び第2の導電膜か
らなる島状となるように分断する第10の工程と、前記
エッチングマスク、前記第2及び第3の絶縁膜を除去
し、前記開孔を通じて前記一対の不純物拡散層の一方と
接続された前記第1及び第2の導電膜からなる前記下部
電極を形成する第11の工程とを有する。
【0017】本発明の半導体記憶装置の製造方法の一態
様例においては、前記第11の工程の後に、前記エッチ
ングマスクを除去する第12の工程と、前記下部電極の
表層を覆うように前記容量絶縁膜を形成する第13の工
程と、前記容量絶縁膜を介して前記下部電極を覆うよう
に前記上部電極を形成する第14の工程とを更に有す
る。
【0018】本発明の半導体記憶装置の製造方法の一態
様例においては、前記第1の工程の後、前記第2の工程
の前に、前記第1の絶縁膜上に前記第1及び第2の導電
膜に比してエッチング速度の低い第4の絶縁膜を形成す
る第15の工程を更に有し、前記第11の工程におい
て、前記第4の絶縁膜をストッパーとして前記第1及び
第2の導電膜を分断する。
【0019】本発明の半導体記憶装置の製造方法の一態
様例においては、前記第5の工程において、前記帯状の
第2の絶縁膜が略十字状のパターンに形成される。
【0020】
【作用】本発明の半導体記憶装置においては、メモリキ
ャパシタの下部電極の主要構造が有底筒状部と連接部と
から形成されており、しかも有底筒状部の内壁と連接部
の各側壁端とが接続され一体形成されているため、例え
ば更に下部電極の表層面積を増加させてキャパシタ容量
を確保するために連接部を略十字形状の如き複雑な形状
とした場合でも、下部電極を十分安定な立設状態とする
ことができ、下部電極の欠損や倒壊等を防止することが
可能となる。
【0021】本発明の半導体記憶装置の製造方法におい
ては、メモリキャパシタの下部電極を形成するに際し
て、層間絶縁膜の上に(エッチングストッパー用の絶縁
膜を介して)形成された導電膜上に島状の絶縁膜をパタ
ーン形成し、続いて島状の絶縁膜の周縁を含む近傍のみ
を覆う形状のエッチングマスクを形成し、異方性エッチ
ングを施す。ここで、異方性エッチングは導電膜が層間
絶縁膜上(エッチングストッパー用の絶縁膜上)で分断
されて各々独立となるまで行われるが、このとき島状の
絶縁膜の存在により、その下層の導電膜には当該絶縁膜
のエッチング速度に依存して層間絶縁膜(エッチングス
トッパー用の絶縁膜)に未到達の溝がエッチングマスク
の開口形状に倣って形成される。即ちこの場合、島状の
絶縁膜の膜厚を制御することにより、導電膜の溝の深さ
を調節することが可能であり、この膜厚が所定値となる
ように島状の絶縁膜を形成して1回のエッチング処理を
導電膜に施すことで、各々独立するように導電膜が分断
されるとともに、当該導電膜に前記膜厚に規定された深
さの溝が形成され、大きな表層面積に比例した大きなキ
ャパシタ容量を保持する有底筒形状(フィン状)の容量
結合部位を備えた下部電極が完成することになる。
【0022】本発明の半導体記憶装置の製造方法におい
ては、メモリキャパシタの下部電極を形成するに際し
て、層間絶縁膜の上に(エッチングストッパー用の絶縁
膜を介して)形成された第1の導電膜上に島状の第1の
絶縁膜をパターン形成した後に第1の絶縁膜の全面を覆
うように第2の絶縁膜をパターン形成し、更に第1及び
第2の絶縁膜を覆うように第2の導電膜を形成し、第2
の導電膜を介して第2の絶縁膜の周縁を含む近傍のみを
覆う形状のエッチングマスクを形成して、異方性エッチ
ングを施す。ここで、異方性エッチングは、第1及び第
2の導電膜が層間絶縁膜上(エッチングストッパー用の
絶縁膜上)で分断されて各々独立となるまで行われる。
一方このとき、第1及び第2の絶縁膜の存在により、エ
ッチングマスクの開口部位で第1の絶縁膜と当該エッチ
ングマスク間の部分、つまり第2の導電膜下で第2の絶
縁膜及び第1の導電膜のみが存する部分については、第
1の導電膜に第2の絶縁膜のエッチング速度に依存して
層間絶縁膜(エッチングストッパー用の絶縁膜)に未到
達の溝が形成される。これに対して、エッチングマスク
の開口部位で第1及び第2の絶縁膜が重畳された部分に
ついては第1の絶縁膜の一部が残って下層の第1の導電
膜はエッチングされない。即ちこの場合、第2の絶縁膜
の膜厚を制御することにより、第1の導電膜の溝の深さ
を調節することが可能であり、膜厚が所定値となるよう
に第2の絶縁膜を形成して1回のエッチング処理を第1
及び第2の導電膜に施すことで、各々独立するように第
1及び第2の導電膜が分断されるとともに、第1の絶縁
膜の両側に対応する部位の第1の導電膜に前記膜厚に規
定された深さの一対の溝が形成され、第1及び第2の導
電膜からなる有底筒状部と前記一対の溝により有底筒状
部の内壁と両端で接続されてなる連接部とが極めて安定
に一体形成されてなり大きな表層面積に比例した大きな
キャパシタ容量を保持するフィン状の下部電極が完成す
ることになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る半導体記憶装
置及びその製造方法のいくつかの具体的な実施形態につ
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】(第1の実施形態)先ず、第1の実施形態
について説明する。この実施形態においては、半導体記
憶装置としてアクセストランジスタ及びメモリキャパシ
タを有し、このメモリキャパシタが実質的にビット線の
上層に形成される所謂COB(Capacitor Over Bitlin
e)構造のDRAMを例示し、その構成を製造方法とと
もに説明する。図1〜図3は、この実施形態のDRAM
の製造方法を工程順に示す概略断面図である。ここで、
図2及び図3はDRAMのストレージノード電極近傍の
みを拡大して示す図であり、図4はストレージノード電
極のみを拡大して示す概略平面図である。
【0025】先ず、図1(a)に示すように、例えばp
型のシリコン半導体基板1の上に、素子分離構造として
所謂LOCOS法によりフィールド酸化膜3を形成して
素子形成領域2を画定する。なお、このフィールド酸化
膜3の代わりに、フィールドシールド素子分離法によ
り、絶縁膜内に導電膜が埋設されてなり、この導電膜に
より直下のシリコン半導体基板の部位を所定電位に固定
して素子分離を行うフィールドシールド素子分離構造を
形成してもよい。
【0026】次いで、フィールド酸化膜3により互いに
分離されて相対的に画定された素子形成領域2のシリコ
ン半導体基板1の表面に熱酸化を施してシリコン酸化膜
を形成し、続いてCVD法により不純物がドープされた
多結晶シリコン膜を、更にこの多結晶シリコン膜上にシ
リコン酸化膜を順次堆積形成する。
【0027】次いで、シリコン酸化膜、多結晶シリコン
膜及びシリコン酸化膜をフォトリソグラフィー及びそれ
に続くドライエッチングによりパターニングして、素子
形成領域2にシリコン酸化膜、多結晶シリコン膜及びシ
リコン酸化膜を電極形状に残してゲート酸化膜4、ゲー
ト電極5及びそのキャップ絶縁膜10を形成する。
【0028】次いで、パターニングに用いたフォトレジ
ストを灰化処理して除去した後、キャップ絶縁膜10上
を含む全面にCVD法によりシリコン酸化膜を堆積形成
し、このシリコン酸化膜の全面を異方性エッチングし
て、ゲート酸化膜4、ゲート電極5及びキャップ絶縁膜
10の側面にのみシリコン酸化膜を残してサイドウォー
ル6を形成する。
【0029】次いで、キャップ絶縁膜10及びサイドウ
ォール6をマスクとして、ゲート電極5の両側のシリコ
ン半導体基板1の表面領域にイオン注入により不純物を
導入し、ソース/ドレインとなる一対の不純物拡散層7
を形成し、ゲート電極5及び一対の不純物拡散層7を有
するアクセストランジスタを完成させる。
【0030】次いで、図1(b)に示すように、フィー
ルド酸化膜3を含むシリコン半導体基板1の全面にCV
D法によりシリコン酸化膜を堆積形成し、層間絶縁膜8
を形成する。続いて、層間絶縁膜8に一方の不純物拡散
層7(ドレインとなる)と導通するビット線9をパター
ン形成し、層間絶縁膜8及びビット線9上にホウ燐酸珪
酸塩ガラス(BPSG)等からなる平坦化層11を、更
に平坦化層11上に層間絶縁膜8や平坦化層11に比し
てエッチング速度の低い絶縁膜、ここではシリコン窒化
膜12をそれぞれCVD法により堆積形成する。続い
て、シリコン窒化膜12、平坦化層11及び層間絶縁膜
8をフォトリソグラフィー及びそれに続くドライエッチ
ングによりパターニングして、アクセストランジスタの
他方の不純物拡散層7(ソースとなる)の表面の一部を
露出させるストレージコンタクト孔13を形成する。
【0031】次いで、図2(a)に示すように、ストレ
ージコンタクト孔13を埋め込むようにシリコン窒化膜
12上に多結晶シリコン膜14を、更にこの多結晶シリ
コン膜14上にシリコン酸化膜15を順次CVD法によ
り堆積形成する。
【0032】次いで、図2(b)に示すように、シリコ
ン酸化膜15上にフォトレジストを塗布形成し、このフ
ォトレジストを加工して帯状(矩形状)のレジストマス
ク16を形成する。そして、シリコン酸化膜15の全面
に異方性エッチングを施すことにより、レジストマスク
16の形状に倣った帯状にシリコン酸化膜15を残して
矩形パターン17を形成する。
【0033】次いで、レジストマスク16を灰化処理に
より除去した後、図2(c)に示すように、矩形パター
ン17を完全に覆うように多結晶シリコン膜14上にC
VD法によりシリコン酸化膜を形成し、このシリコン酸
化膜上にフォトレジストを塗布形成して、このフォトレ
ジストを加工して矩形パターン17を完全に覆う円板状
のレジストマスク18を形成する。そして、シリコン酸
化膜の全面に異方性エッチングを施すことにより、レジ
ストマスク18の形状に倣った円板状にシリコン酸化膜
15を残して円板パターン19を形成する。ここで、円
板パターン19の材料となる前記シリコン酸化膜は、多
結晶シリコン膜14に後述する溝22を形成する際にそ
の深さを制御するためのものであり、所望する溝22の
深さに対応して膜厚が決められる。
【0034】次いで、レジストマスク18を灰化処理に
より除去した後、図3(a)に示すように、円板パター
ン19を完全に覆うように多結晶シリコン膜14上にC
VD法により更に多結晶シリコン膜20を形成し、この
多結晶シリコン膜20上にフォトレジストを塗布形成す
る。続いて、このフォトレジストを加工し、多結晶シリ
コン膜20を介して円板パターン19の周縁を含む近傍
のみと重なるように、略円筒状のレジストマスク21を
形成する。ここで、レジストマスク21は、その内径が
円板パターン19の外径より小さく、その外径が円板パ
ターン19の外径より大きくなるように形成される。
【0035】そして、多結晶シリコン膜20の全面にシ
リコン窒化膜12をストッパーとして異方性エッチング
を施すことにより、レジストマスク21の外側形状に倣
って多結晶シリコン膜20,14をシリコン窒化膜12
上で分断する。このとき、レジストマスク21の内側形
状、即ちレジストマスク21の開口内において、矩形パ
ターン17と円板パターン19とが多結晶シリコン膜2
0下で重畳されている部分には全てがエッチングされる
ことなく矩形パターン17の一部が残る。その一方で、
多結晶シリコン膜20下の矩形パターン17の両側にお
いて円板パターン19のみが存する部分には下層の多結
晶シリコン膜14までエッチングされて、当該多結晶シ
リコン膜14に一対の溝22が形成される。この溝22
は、エッチングが円板パターン19に費やされる分だけ
多結晶シリコン膜14が完全にエッチングされることな
くシリコン窒化膜12には未到達となって形成されるも
のである。換言すれば、円板パターン19の材料となる
シリコン酸化膜の形成時に、多結晶シリコン膜20,1
4をシリコン窒化膜12上で分断したときに溝22が所
望の深さとなるように、前記シリコン酸化膜の膜厚を調
節することになる。
【0036】次いで、レジストマスク21を灰化処理に
より除去した後、残存した矩形パターン17及び円板パ
ターン19をウェットエッチングにより除去する。この
とき、図3(b)に示すように、残った円板パターン1
9が除去されて形成された溝23を有しストレージコン
タクト孔13を通じて不純物拡散層7と接続されてなる
有底筒状部24と、一対の溝22により形成されたもの
であり図4に示す如く両端が有底筒状部24の内壁と接
続されてなる連接部25とを備えてなるストレージノー
ド電極26が完成する。なお、図3(b)に示すストレ
ージノード電極26は、図4の線分A−A’に沿った断
面に対応している。連接部25は、有底筒状部24と両
端で完全に接続されて一体形状とされており、従ってこ
のストレージノード電極26は比較的複雑な形状である
にも係わらず極めて安定であり、欠損や倒壊が抑止され
るように形成される。
【0037】次いで、図3(c)に示すように、CVD
法により、ストレージノード電極26の表層を覆うよう
に、シリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜
の3層構造膜(ONO膜)である誘電体膜27を形成
し、更に、CVD法により誘電体膜27を覆うように多
結晶シリコン膜を堆積し、容量絶縁膜27を介してスト
レージノード電極26の表層と対向するセルプレート電
極28を形成する。このとき、ストレージノード電極2
6とセルプレート電極28とが誘電体膜27を介して容
量結合するメモリキャパシタが完成する。
【0038】ここで具体的には、レジストマスク21と
多結晶シリコン膜14,20との選択比が5で円板パタ
ーンの材料であるシリコン酸化膜と多結晶シリコン膜1
4,20との選択比が20である場合、例えばレジスト
マスク21の膜厚を800nm程度、多結晶シリコン膜
14の膜厚を600nm程度、多結晶シリコン膜20の
膜厚を200nm程度、矩形パターン17の膜厚を10
nm程度、円板パターン19の膜厚を20nm程度とな
るように各々を積層形成すれば、ストレージノード電極
26が、その有底筒状部24の高さが800nm程度、
溝22の深さが600nm程度、連接部25の高さが4
00nmとなるように形成されることになる。
【0039】しかる後、図示は省略したが、更なる層間
絶縁膜の形成、コンタクト孔の形成やそれに続く配線層
の形成、メモリセル部の周辺回路部の形成(この周辺回
路部はメモリセル部とともに順次形成される場合が多
い。)等の諸工程を経て、DRAMを完成させる。
【0040】以上説明したように、第1の実施形態にお
いては、メモリキャパシタのストレージノード電極26
を形成するに際して、シリコン窒化膜12の上に形成さ
れた多結晶シリコン膜14上に島状の矩形パターン17
をパターン形成した後に矩形パターン17の全面を覆う
ように円板パターン19をパターン形成し、更に矩形パ
ターン17及び円板パターン19を覆うように多結晶シ
リコン膜20を形成し、多結晶シリコン膜20を介して
円板パターン19の周縁を含む近傍のみを覆う形状のエ
ッチングマスク21を形成して、異方性エッチングを施
す。ここで、異方性エッチングは、多結晶シリコン膜2
0,14がシリコン窒化膜12上で分断されて各々独立
となるまで行われる。一方このとき、矩形パターン17
及び円板パターン19の存在により、エッチングマスク
21の開口部位で矩形パターン17と当該エッチングマ
スク21間の部分、つまり多結晶シリコン膜20下で円
板パターン19及び多結晶シリコン膜14のみが存する
部分については、多結晶シリコン膜14に円板パターン
19のエッチング速度に依存してシリコン窒化膜12に
未到達の溝22が形成される。これに対して、エッチン
グマスク21の開口部位で矩形パターン17及び円板パ
ターン19が重畳された部分については矩形パターン1
7の一部が残って下層の多結晶シリコン膜14はエッチ
ングされない。
【0041】即ちこの場合、矩形パターン17及び円板
パターン19、特に円板パターン19の膜厚を制御する
ことにより、溝22の深さを調節することが可能であ
り、膜厚が所定値となるように円板パターン19を形成
して1回のエッチング処理を多結晶シリコン膜20,1
4に施すことで、各々独立するように多結晶シリコン膜
14,20が分断されるとともに、円板パターン19の
両側に対応する部位の多結晶シリコン膜14に前記膜厚
に規定された深さの一対の溝22が形成され、多結晶シ
リコン膜14,20からなる有底筒状部24と前記一対
の溝22により有底筒状部24の内壁と両端で接続され
てなる連接部25とが極めて安定に一体形成されてなり
大きな表層面積に比例した大きなキャパシタ容量を保持
するフィン状のストレージノード電極26が完成するこ
とになる。
【0042】従って、第1の実施形態のDRAMによれ
ば、近時の要求である半導体素子の更なる微細化及び高
集積化に応えて、メモリキャパシタの占有面積を小さく
抑えつつも十分な蓄積容量を確保し、しかもストレージ
ノード電極26の倒壊等が抑止される。
【0043】また、多結晶シリコン膜20,14に1回
の異方性エッチング処理を施すことでメモリキャパシタ
のストレージノード電極26をパターン形成することを
可能とし、従って多結晶シリコン膜20,14の不要な
エッチングを防止し設計通りのストレージノード電極2
6を容易且つ確実に形成することができる。
【0044】−変形例− ここで、第1の実施形態の一変形例について説明する。
この変形例のDRAMは、第1の実施形態のそれとほぼ
同様の構成を有し同様の工程を経て形成されるものであ
るが、ストレージノード電極の連接部の形状が異なる点
で相違する。この変形例においても、第1の実施形態の
場合と同様にDRAMの構成を製造方法と共に説明す
る。図5及び図6は、変形例のDRAMのストレージノ
ード電極近傍のみを拡大して示す図であり、図7はスト
レージノード電極のみを拡大して示す概略平面図であ
る。なお、第1の実施形態のDRAMの構成部材等と対
応するものにおいては同符号を記して説明を省略する。
【0045】先ず、第1の実施形態と同様に、図1
(a)、図1(b)及び図2(a)に示す各工程を経
て、アクセストランジスタを形成した後に、層間絶縁膜
8や平坦化層11、シリコン窒化膜12を順次形成した
後、層間絶縁膜8、平坦化層11及びシリコン窒化膜1
2にストレージコンタクト孔13を形成し、シリコン窒
化膜12上に多結晶シリコン膜14及びシリコン酸化膜
15を順次形成する。
【0046】続いて、図5(a)に示すように、シリコ
ン酸化膜15上にフォトレジストを塗布形成し、このフ
ォトレジストを加工してほぼ十字状のレジストマスク3
1を形成する。そして、シリコン酸化膜15の全面に異
方性エッチングを施すことにより、レジストマスク31
の形状に倣った帯状にシリコン酸化膜15を残して十字
パターン32を形成する。
【0047】次いで、レジストマスク31を灰化処理に
より除去した後、図5(b)に示すように、十字パター
ン32を完全に覆うように多結晶シリコン膜14上にC
VD法によりシリコン酸化膜を形成し、このシリコン酸
化膜上にフォトレジストを塗布形成して、このフォトレ
ジストを加工して十字パターン32を完全に覆う円板状
のレジストマスク18を形成する。そして、シリコン酸
化膜の全面に異方性エッチングを施すことにより、レジ
ストマスク18の形状に倣った円板状にシリコン酸化膜
15を残して円板パターン19を形成する。ここで、円
板パターン19の材料となる前記シリコン酸化膜は、多
結晶シリコン膜14に後述する溝33を形成する際にそ
の深さを制御するためのものであり、所望する溝33の
深さに対応して膜厚が決められる。
【0048】次いで、レジストマスク18を灰化処理に
より除去した後、図5(c)に示すように、円板パター
ン19を完全に覆うように多結晶シリコン膜14上にC
VD法により更に多結晶シリコン膜20を形成し、この
多結晶シリコン膜20上にフォトレジストを塗布形成す
る。続いて、このフォトレジストを加工し、多結晶シリ
コン膜20を介して円板パターン19の周縁を含む近傍
のみと重なるように、略円筒状のレジストマスク21を
形成する。ここで、レジストマスク21は、その内径が
円板パターン19の外径より小さく、その外径が円板パ
ターン19の外径より大きくなるように形成される。
【0049】そして、多結晶シリコン膜20の全面にシ
リコン窒化膜12をストッパーとして異方性エッチング
を施すことにより、レジストマスク21の外側形状に倣
って多結晶シリコン膜20,14をシリコン窒化膜12
上で分断する。このとき、レジストマスク21の内側形
状、即ちレジストマスク21の開口内において、矩形パ
ターン17と円板パターン19とが多結晶シリコン膜2
0下で重畳されている部分には全てがエッチングされる
ことなく十字パターン32の一部が残る。その一方で、
多結晶シリコン膜20下の矩形パターン17の両側にお
いて円板パターン19のみが存する部分には下層の多結
晶シリコン膜14までエッチングされて、当該多結晶シ
リコン膜14に図7に示すような4つ一組の溝33が形
成される。この溝33は、エッチングが円板パターン1
9に費やされる分だけ多結晶シリコン膜14が完全にエ
ッチングされることなくシリコン窒化膜12には未到達
となって形成されるものである。換言すれば、円板パタ
ーン19の材料となるシリコン酸化膜の形成時に、多結
晶シリコン膜20,14をシリコン窒化膜12上で分断
したときに溝33が所望の深さとなるように、前記シリ
コン酸化膜の膜厚を調節することになる。
【0050】次いで、レジストマスク21を灰化処理に
より除去した後、残存した十字パターン32及び円板パ
ターン19をウェットエッチングにより除去する。この
とき、図6(a)に示すように、残った円板パターン1
9が除去されて形成された溝34を有しストレージコン
タクト孔13を通じて不純物拡散層7と接続されてなる
有底筒状部24と、4つの溝33により形成されたもの
であり図6(b)に示す如く両端が有底筒状部24の内
壁と接続されてなる十字状の連接部35とを備えてなる
ストレージノード電極36が完成する。なお、図6
(a)に示すストレージノード電極36は、図7の線分
B−B’に沿った断面に対応している。連接部35は、
有底筒状部24と4つの各端で完全に接続されて一体形
状とされており、従ってこのストレージノード電極36
は比較的複雑な形状であるにも係わらず極めて安定であ
り、欠損や倒壊が抑止されるように形成される。
【0051】次いで、図6(b)に示すように、CVD
法により、ストレージノード電極36の表層を覆うよう
に、シリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜
の3層構造膜(ONO膜)である誘電体膜27を形成
し、更に、CVD法により多結晶シリコン膜を形成を誘
電体膜27を覆うように堆積し、容量絶縁膜27を介し
てストレージノード電極36の表層と対向するセルプレ
ート電極28を形成する。このとき、ストレージノード
電極36とセルプレート電極28とが誘電体膜27を介
して容量結合するメモリキャパシタを完成させる。
【0052】しかる後、図示は省略したが、更なる層間
絶縁膜の形成、コンタクト孔の形成やそれに続く配線層
の形成、メモリセル部の周辺回路部の形成(この周辺回
路部はメモリセル部とともに順次形成される場合が多
い。)等の諸工程を経て、DRAMを完成させる。
【0053】以上説明したように、第1の実施形態の変
形例においては、メモリキャパシタのストレージノード
電極36を形成するに際して、シリコン窒化膜12の上
に形成された多結晶シリコン膜14上に島状の十字パタ
ーン32をパターン形成した後に十字パターン32の全
面を覆うように円板パターン19をパターン形成し、更
に十字パターン32及び円板パターン19を覆うように
多結晶シリコン膜20を形成し、多結晶シリコン膜20
を介して円板パターン19の周縁を含む近傍のみを覆う
形状のエッチングマスク21を形成して、異方性エッチ
ングを施す。ここで、異方性エッチングは、多結晶シリ
コン膜20,14がシリコン窒化膜12上で分断されて
各々独立となるまで行われる。一方このとき、十字パタ
ーン32及び円板パターン19の存在により、エッチン
グマスク21の開口部位で十字パターン32と当該エッ
チングマスク21間の部分、つまり多結晶シリコン膜2
0下で円板パターン19及び多結晶シリコン膜14のみ
が存する部分については、多結晶シリコン膜14に円板
パターン19のエッチング速度に依存してシリコン窒化
膜12に未到達の溝33が形成される。これに対して、
エッチングマスク21の開口部位で十字パターン32及
び円板パターン19が重畳された部分については十字パ
ターン32の一部が残って下層の多結晶シリコン膜14
はエッチングされない。
【0054】即ちこの場合、十字パターン32及び円板
パターン19、特に円板パターン19の膜厚を制御する
ことにより、溝33の深さを調節することが可能であ
り、膜厚が所定値となるように円板パターン19を形成
して1回のエッチング処理を多結晶シリコン膜20,1
4に施すことで、各々独立するように多結晶シリコン膜
14,20が分断されるとともに、円板パターン19の
両側に対応する部位の多結晶シリコン膜14に前記膜厚
に規定された深さの4つの溝33が対称形状に形成さ
れ、多結晶シリコン膜14,20からなる有底筒状部2
4と前記4つの溝33により有底筒状部24の内壁と両
端で接続されてなる十字状の連接部35とが極めて安定
に一体形成されてなり大きな表層面積に比例した大きな
キャパシタ容量を保持するフィン状のストレージノード
電極36が完成することになる。
【0055】従って、この変形例のDRAMによれば、
近時の要求である半導体素子の更なる微細化及び高集積
化に応えて、メモリキャパシタの占有面積を小さく抑え
つつも十分な蓄積容量を確保し、しかもストレージノー
ド電極36の倒壊等が抑止される。
【0056】また、多結晶シリコン膜20,14に1回
の異方性エッチング処理を施すことでメモリキャパシタ
のストレージノード電極36をパターン形成することを
可能とし、従って多結晶シリコン膜20,14の不要な
エッチングを防止し設計通りのストレージノード電極3
6を容易且つ確実に形成することができる。製造工程の
簡略化及びストレージノード電極36の微細加工による
メモリキャパシタの容量増大化という相反する要請を共
に満たすことが可能となる。即ち、この第1の実施形態
によれば、多結晶シリコン膜20,14に1回のエッチ
ング処理を施すことで、最小設計寸法以下の幅の溝33
(及び23)を形成し、この微細加工によって占有面積
が小さいにも係わらず大きな表面積を有するストレージ
ノード電極36をパターン形成することを可能とし、従
って多結晶シリコン膜20,14の不要なエッチングを
不要として設計通りの大容量のストレージノード電極3
6を容易且つ確実に形成することができる。
【0057】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。この第2の実施形態のDR
AMは、第1の実施形態のそれとほぼ同様の構成を有し
同様の工程を経て形成されるものであるが、ストレージ
ノード電極の形状及びその製造方法が異なる点で相違す
る。この変形例においても、第1の実施形態の場合と同
様にDRAMの構成を製造方法と共に説明する。図8〜
図11は、この実施形態のDRAMの製造方法を工程順
に示す概略断面図である。
【0058】先ず、図8(a)に示すように、例えばp
型のシリコン半導体基板101の上に、素子分離構造と
して所謂LOCOS法によりフィールド酸化膜103を
形成して素子形成領域102を画定する。なお、このフ
ィールド酸化膜103の代わりに、フィールドシールド
素子分離法により、絶縁膜内に導電膜が埋設されてな
り、この導電膜により直下のシリコン半導体基板の部位
を所定電位に固定して素子分離を行うフィールドシール
ド素子分離構造を形成してもよい。
【0059】次いで、フィールド酸化膜103により互
いに分離されて相対的に画定された素子形成領域102
のシリコン半導体基板1の表面に熱酸化を施してシリコ
ン酸化膜を形成し、続いてCVD法により不純物がドー
プされた多結晶シリコン膜を、更にこの多結晶シリコン
膜上にシリコン酸化膜を順次堆積形成する。
【0060】次いで、シリコン酸化膜、多結晶シリコン
膜及びシリコン酸化膜をフォトリソグラフィー及びそれ
に続くドライエッチングによりパターニングして、素子
形成領域102にシリコン酸化膜、多結晶シリコン膜及
びシリコン酸化膜を電極形状に残してゲート酸化膜10
4、ゲート電極105及びそのキャップ絶縁膜110を
形成する。
【0061】次いで、パターニングに用いたフォトレジ
ストを灰化処理して除去した後、キャップ絶縁膜110
上を含む全面にCVD法によりシリコン酸化膜を堆積形
成し、このシリコン酸化膜の全面を異方性エッチングし
て、ゲート酸化膜104、ゲート電極105及びキャッ
プ絶縁膜110の側面にのみシリコン酸化膜を残してサ
イドウォール106を形成する。
【0062】次いで、キャップ絶縁膜110及びサイド
ウォール106をマスクとして、ゲート電極105の両
側のシリコン半導体基板101の表面領域にイオン注入
により不純物を導入し、ソース/ドレインとなる一対の
不純物拡散層107を形成し、ゲート電極105及び一
対の不純物拡散層107を有するアクセストランジスタ
を完成させる。
【0063】次いで、図8(b)に示すように、フィー
ルド酸化膜103を含むシリコン半導体基板101の全
面にCVD法によりシリコン酸化膜を堆積形成し、層間
絶縁膜108を形成する。続いて、層間絶縁膜108に
一方の不純物拡散層107(ドレインとなる)と導通す
るビット線109をパターン形成し、層間絶縁膜8及び
ビット線109上にホウ燐酸珪酸塩ガラス(BPSG)
等からなる平坦化層111を、更に平坦化層111上に
層間絶縁膜108や平坦化層111に比してエッチング
速度の低い絶縁膜、ここでは膜厚20nm〜50nm程
度のシリコン窒化膜112をそれぞれCVD法により堆
積形成する。続いて、シリコン窒化膜112、平坦化層
111及び層間絶縁膜108をフォトリソグラフィー及
びそれに続くドライエッチングによりパターニングし
て、アクセストランジスタの他方の不純物拡散層107
(ソースとなる)の表面の一部を露出させるストレージ
コンタクト孔113を形成する。
【0064】次いで、図8(c)に示すように、ストレ
ージコンタクト孔113を埋め込むようにシリコン窒化
膜112上にリン又は砒素等のn型不純物を2〜6×1
20(atoms /cm3 )程度含有させた多結晶シリコン
膜114を膜厚500nm〜1000nm程度に、更に
この多結晶シリコン膜114上にシリコン酸化膜115
を膜厚20〜100nm程度に順次CVD法により堆積
形成する。
【0065】続いて、図9(a)に示すように、シリコ
ン酸化膜115上にフォトレジストを塗布形成し、この
フォトレジストを加工して円板状のレジストマスク11
6を形成する。そして、シリコン酸化膜115の全面に
異方性エッチングを施すことにより、レジストマスク1
16の形状に倣った円板状にシリコン酸化膜115を残
して円板パターン119を形成する。ここで、円板パタ
ーン119の材料となる前記シリコン酸化膜は、多結晶
シリコン膜114に後述する溝122を形成する際にそ
の深さを制御するためのものであり、所望する溝122
の深さに対応して膜厚が決められる。
【0066】次いで、レジストマスク116を灰化処理
により除去した後、図9(b)に示すように、続いて、
多結晶シリコン膜114上にフォトレジストを塗布形成
し、このフォトレジストを加工して、多結晶シリコン膜
上で円板パターン119の周縁を含む近傍のみを覆うよ
うに、略円筒状のレジストマスク121を形成する。こ
こで、レジストマスク121は、その内径が円板パター
ン119の外径より小さく、その外径が円板パターン1
19の外径より大きくなるように形成される。
【0067】そして、図10(a)に示すように、多結
晶シリコン膜114の全面にシリコン窒化膜112をス
トッパーとして異方性エッチングを施すことにより、レ
ジストマスク121の外側形状に倣って多結晶シリコン
膜114をシリコン窒化膜12上で分断する。このと
き、レジストマスク121の内側形状、即ちレジストマ
スク21の開口内において、円板パターン119が存す
る部分では、下層の多結晶シリコン膜114の一部がエ
ッチングされて当該多結晶シリコン膜114に一対の溝
122が形成される。この溝122は、エッチングが円
板パターン119に費やされる分だけ多結晶シリコン膜
114が完全にエッチングされることなくシリコン窒化
膜112には未到達となって形成されるものである。換
言すれば、円板パターン119の材料となるシリコン酸
化膜115の形成時に、多結晶シリコン膜114をシリ
コン窒化膜112上で分断したときに溝122が所望の
深さとなるように、シリコン酸化膜115の膜厚を調節
することになる。
【0068】次いで、レジストマスク121を灰化処理
により除去した後、残存した円板パターン119をウェ
ットエッチングにより除去する。このとき、図10
(b)に示すように、ストレージコンタクト孔113を
通じて不純物拡散層107と接続されてなり、溝112
により有底筒状とされたストレージノード電極126が
完成する。
【0069】次いで、図11(a)に示すように、CV
D法により、ストレージノード電極126の表層を覆う
ようにシリコン窒化膜を例えば膜厚3nm〜10nm程
度に成膜した後、酸素雰囲気中で熱処理を施すことによ
り、シリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜
の3層構造膜(ONO膜)である誘電体膜127を形成
する。
【0070】次いで、図11(b)に示すように、CV
D法により誘電体膜27を介してストレージノード電極
126を埋め込む膜厚に多結晶シリコン膜を堆積し、容
量絶縁膜127を介してストレージノード電極126の
表層と対向するセルプレート電極128を形成する。こ
のとき、ストレージノード電極126とセルプレート電
極128とが誘電体膜127を介して容量結合するメモ
リキャパシタが完成する。
【0071】しかる後、更なる層間絶縁膜129の形
成、図示しないコンタクト孔の形成やそれに続く金属配
線130の形成、図示しないメモリセル部の周辺回路部
の形成(この周辺回路部はメモリセル部とともに順次形
成される場合が多い。)等の諸工程を経て、DRAMを
完成させる。
【0072】以上説明したように、第1の実施形態にお
いては、メモリキャパシタのストレージノード電極12
6を形成するに際して、シリコン窒化膜112の上に形
成された多結晶シリコン膜114上に島状の絶縁膜であ
る円板パターン119を形成し、続いて円板パターン1
19の周縁を含む近傍のみを覆う形状のエッチングマス
ク121を形成し、異方性エッチングを施す。ここで、
異方性エッチングは多結晶シリコン膜114がシリコン
窒化膜112上で分断されて各々独立となるまで行われ
るが、このとき円板パターン119の存在により、その
下層の多結晶シリコン膜114には円板パターン119
のエッチング速度に依存してシリコン窒化膜112に未
到達の溝122がエッチングマスク121の開口形状に
倣って形成される。即ちこの場合、島状の円板パターン
119の膜厚を制御することにより、多結晶シリコン膜
114の溝122の深さを調節することが可能であり、
この膜厚が所定値となるように円板パターン119を形
成して1回のエッチング処理を多結晶シリコン膜114
に施すことで、各々独立するように多結晶シリコン膜1
14が分断されるとともに、多結晶シリコン膜114に
前記膜厚に規定された深さの溝122が形成され、大き
な表層面積に比例した大きなキャパシタ容量を保持する
有底筒形状(フィン状)の容量結合部位を備えたストレ
ージノード電極126が完成することになる。
【0073】従って、第2の実施形態のDRAMによれ
ば、近時の要求である半導体素子の更なる微細化及び高
集積化に応えて、メモリキャパシタの占有面積を小さく
抑えつつも十分な蓄積容量を確保し、しかもストレージ
ノード電極126の倒壊等が抑止される。
【0074】また、製造工程の簡略化及びストレージノ
ード電極126の微細加工によるメモリキャパシタの容
量増大化という相反する要請を共に満たすことが可能と
なる。即ち、この第2の実施形態によれば、多結晶シリ
コン膜114に1回のエッチング処理を施すことで、最
小設計寸法以下の幅の溝122を形成し、この微細加工
によって占有面積が小さいにも係わらず大きな表面積を
有するストレージノード電極126をパターン形成する
ことを可能とし、従って多結晶シリコン膜114の不要
なエッチングを不要として設計通りの大容量のストレー
ジノード電極126を容易且つ確実に形成することがで
きる。
【0075】なお、第1及び第2の実施形態では、CO
B構造のDRAMについて説明したが、本発明はこれに
限定されることなく、例えばメモリキャパシタが実質的
にビット線の下層に形成されている所謂CUB(Capaci
tor Under Bitline )構造のDRAMにも適用可能であ
る。
【0076】
【発明の効果】本発明の半導体記憶装置によれば、近時
の要求である半導体素子の更なる微細化及び高集積化に
応えて、メモリキャパシタの占有面積を小さく抑えつつ
も十分な蓄積容量を確保し、しかも下部電極の倒壊等を
抑止することが可能となる。
【0077】更に本発明の半導体記憶装置の製造方法に
よれば、製造工程の簡略化及び下部電極の微細加工によ
るメモリキャパシタの容量増大化という相反する要請を
共に満たすことが可能となる。即ち、この製造方法によ
れば、多結晶シリコン膜等の導電膜に1回のエッチング
処理を施すことで、最小設計寸法以下の幅の溝を形成
し、この微細加工によって占有面積が小さいにも係わら
ず大きな表面積を有するメモリキャパシタの下部電極を
パターン形成することを可能とし、従って導電膜の不要
なエッチングを不要として設計通りの大容量の下部電極
を容易且つ確実に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるDRAMの製
造方法を工程順に示す概略断面図である。
【図2】図1に引き続き、本発明の第1の実施形態にお
けるDRAMの製造方法をストレージノード電極近傍の
みを拡大して工程順に示す概略断面図である。
【図3】図2に引き続き、本発明の第1の実施形態にお
けるDRAMの製造方法をストレージノード電極近傍の
みを拡大して工程順に示す概略断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態におけるDRAMのス
トレージノード電極近傍のみを拡大して示す概略平面図
である。
【図5】本発明の第1の実施形態におけるDRAMの変
形例の製造方法を工程順に示す概略断面図である。
【図6】図5に引き続き、本発明の第1の実施形態にお
けるDRAMの変形例の製造方法をストレージノード電
極近傍のみを拡大して工程順に示す概略断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態におけるDRAMの変
形例のストレージノード電極近傍のみを拡大して示す概
略平面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態におけるDRAMの製
造方法を工程順に示す概略断面図である。
【図9】図8に引き続き、本発明の第2の実施形態にお
けるDRAMの製造方法をストレージノード電極近傍の
みを拡大して工程順に示す概略断面図である。
【図10】図9に引き続き、本発明の第2の実施形態に
おけるDRAMの製造方法をストレージノード電極近傍
のみを拡大して工程順に示す概略断面図である。
【図11】図10に引き続き、本発明の第2の実施形態
におけるDRAMの製造方法をストレージノード電極近
傍のみを拡大して工程順に示す概略断面図である。
【符号の説明】
1,101 シリコン半導体基板 2,102 素子形成領域 3,103 フィールド酸化膜 4,104 ゲート酸化膜 5,105 ゲート電極 6,106 サイドウォール 7,107 不純物拡散層 8,108,129 層間絶縁膜 9,109 ビット線 10,110 キャップ絶縁膜 11,111 平坦化膜 12,112 シリコン窒化膜 13,113 ストレージコンタクト孔 14,20,114 多結晶シリコン膜 15,115 シリコン酸化膜 16,18,21,31,116,121 レジストマ
スク 17 矩形パターン 19,119 円板パターン 22,23,33,34,121 溝 24 有底筒状部 25,35 連接部 26,36,126 ストレージノード電極 27,127 誘電体膜 28,128 セルプレート電極 32 十字パターン 130 金属配線

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート及び一対の不純物拡散層を有する
    アクセストランジスタと、下部電極と上部電極とが容量
    絶縁膜を介して対向して容量結合するメモリキャパシタ
    とを備えた半導体記憶装置であって、 前記下部電極は、前記アクセストランジスタを覆う層間
    絶縁膜に形成された開孔を充填して前記一対の不純物拡
    散層の一方に通じるとともに前記層間絶縁膜上に立設さ
    れた有底筒状部と、前記有底筒状部内で当該有底筒状部
    内の底面及び側面と各端が接続された少なくとも1本の
    帯状の連接部とを備えて前記有底筒状部と前記連接部と
    が一体形成されており、 前記上部電極は、前記有底筒状部及び前記連接部の表層
    全体を覆うように前記容量絶縁膜を介して形成されてい
    ることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記下部電極及び前記上部電極が多結晶
    シリコン膜からなるものであることを特徴とする請求項
    1に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記連接部が略十字状のパターンに形成
    されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の半
    導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記有底筒状部の前記側面に溝が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 ゲート及び一対の不純物拡散層を有する
    アクセストランジスタと、下部電極と上部電極とが容量
    絶縁膜を介して対向して容量結合するメモリキャパシタ
    とを備えた半導体記憶装置の製造方法であって、 前記アクセストランジスタを覆う第1の絶縁膜を形成す
    る第1の工程と、 前記第1の絶縁膜をパターニングして、前記一対の不純
    物拡散層の一方の表面の一部を露出させる開孔を形成す
    る第2の工程と、 前記開孔を充填して前記第1の絶縁膜上に堆積するよう
    に導電膜を形成する第3の工程と、 前記導電膜上に第2の絶縁膜を形成する第4の工程と、 前記第2の絶縁膜を加工して、後に形成する溝よりも幅
    広の島状となるように第2の絶縁膜を残す第5の工程
    と、 前記第2の絶縁膜の周縁を含む近傍のみを覆うように前
    記導電膜上にエッチングマスクを形成する第6の工程
    と、 前記第2の絶縁膜及び前記導電膜をエッチングし、前記
    導電膜に前記開孔上部には未到達の前記溝を形成すると
    ともに個々の前記第2の絶縁膜に対応して前記導電膜を
    各々独立となるように分断して、前記開孔を通じて前記
    一対の不純物拡散層の一方と接続されてなる前記各下部
    電極を形成する第7の工程とを有することを特徴とする
    半導体記憶装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第7の工程の後に、前記エッチング
    マスクを除去する第8の工程と、 前記下部電極の表層を覆うように前記容量絶縁膜を形成
    する第9の工程と、 前記容量絶縁膜を介して前記下部電極を埋め込む膜厚に
    前記上部電極を形成する第10の工程とを更に有するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の半導体記憶装置の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の工程の後、前記第2の工程の
    前に、前記第1の絶縁膜上に前記導電膜に比してエッチ
    ング速度の低い第3の絶縁膜を形成する第11の工程を
    更に有し、 前記第7の工程において、前記第3の絶縁膜をストッパ
    ーとして前記導電膜を各々独立となるように分断するこ
    とを特徴とする請求項5又は6に記載の半導体記憶装置
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記エッチングマスクが略円筒形状であ
    ることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載
    の半導体記憶装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 ゲート及び一対の不純物拡散層を有する
    アクセストランジスタと、下部電極と上部電極とが容量
    絶縁膜を介して対向して容量結合するメモリキャパシタ
    とを備えた半導体記憶装置の製造方法であって、 前記アクセストランジスタを覆う第1の絶縁膜を形成す
    る第1の工程と、 前記第1の絶縁膜をパターニングして、前記一対の不純
    物拡散層の一方の表面の一部を露出させる開孔を形成す
    る第2の工程と、 前記開孔を充填して前記第1の絶縁膜上に堆積するよう
    に第1の導電膜を形成する第3の工程と、 前記第1の導電膜上に第2の絶縁膜を形成する第4の工
    程と、 前記第2の絶縁膜を加工して、少なくとも1本の帯状の
    パターンに第2の絶縁膜を残す第5の工程と、 前記第2の絶縁膜を完全に覆うように前記第1の導電膜
    上に第3の絶縁膜を形成する第6の工程と、 前記第3の絶縁膜を加工して、前記第2の絶縁膜の全面
    を覆う島状のパターンに第3の絶縁膜を残す第7の工程
    と、 前記第3の絶縁膜を覆うように前記第1の導電膜上に第
    2の導電膜を形成する第8の工程と、 前記第3の絶縁膜の周縁部を含む近傍のみに前記第2の
    導電膜を介して重なるように前記第2の導電膜上にエッ
    チングマスクを形成する第9の工程と、 前記第2の導電膜、前記第3の絶縁膜及び前記第1の導
    電膜をエッチングし、前記第1の導電膜に前記開孔上部
    には未到達の溝を形成するとともに個々の前記第3の絶
    縁膜に対応して前記第1及び第2の導電膜からなる島状
    となるように分断する第10の工程と、 前記エッチングマスク、前記第2及び第3の絶縁膜を除
    去し、前記開孔を通じて前記一対の不純物拡散層の一方
    と接続された前記第1及び第2の導電膜からなる前記下
    部電極を形成する第11の工程とを有することを特徴と
    する半導体記憶装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第11の工程の後に、前記エッチ
    ングマスクを除去する第12の工程と、 前記下部電極の表層を覆うように前記容量絶縁膜を形成
    する第13の工程と、 前記容量絶縁膜を介して前記下部電極を覆うように前記
    上部電極を形成する第14の工程とを更に有することを
    特徴とする請求項9に記載の半導体記憶装置の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 前記第1の工程の後、前記第2の工程
    の前に、前記第1の絶縁膜上に前記第1及び第2の導電
    膜に比してエッチング速度の低い第4の絶縁膜を形成す
    る第15の工程を更に有し、 前記第11の工程において、前記第4の絶縁膜をストッ
    パーとして前記第1及び第2の導電膜を分断することを
    特徴とする請求項9又は10に記載の半導体記憶装置の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第5の工程において、前記帯状の
    第2の絶縁膜が略十字状のパターンに形成されることを
    特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の半導
    体記憶装置の製造方法。
JP10044352A 1998-02-10 1998-02-10 半導体記憶装置及びその製造方法 Withdrawn JPH11233740A (ja)

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