JPH11232955A - ポッティング加工済キーマットとその製造方法 - Google Patents

ポッティング加工済キーマットとその製造方法

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JPH11232955A
JPH11232955A JP4462998A JP4462998A JPH11232955A JP H11232955 A JPH11232955 A JP H11232955A JP 4462998 A JP4462998 A JP 4462998A JP 4462998 A JP4462998 A JP 4462998A JP H11232955 A JPH11232955 A JP H11232955A
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JP
Japan
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plastic film
potting
key mat
layer
silicone rubber
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JP4462998A
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Hiroyasu Shigeta
重田裕康
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Nissha Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】強固に接着した固着力の強いポッティング層を
有するポッティング加工済キーマットとその製造方法を
提供する。 【解決手段】片面または両面に図柄層4が形成されたプ
ラスチックフィルム2をキーマット形状に成形し、その
ボタントップ面に透明樹脂をポッティング加工してポッ
ティング層3を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、強固に接着した
固着力の強いポッティング層を有するポッティング加工
済キーマットとその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、キーマットとして、プレス成形に
よって成形されたシリコーンゴムに、シリコーンインキ
を焼き付けて絵付けして製造されているものがあった。
シリコーンインキは焼き付け工程を経なければ乾燥しな
いため、必要とする色数分だけ印刷工程および焼き付け
工程を繰り返していた。
【0003】さらに、ボタン部の見栄えをよくするとと
もに硬い手触りを実現するために、このような構成のキ
ーマットのボタントップ面にレンズ状の透明樹脂成形品
を接着していた。
【0004】また、同様の効果を実現するために、ボタ
ントップ面に液体状の透明樹脂を滴下し、ボタントップ
面に表面張力によって盛り上がった状態で透明樹脂を硬
化して、ボタントップ面にレンズ状の透明樹脂であるポ
ッティング層を形成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ボタントップ
部に透明樹脂成形品を接着するには、活性の小さいシリ
コーンインキが表面にあるため、いったん焼き付け工程
を経て乾燥したシリコーンインキ表面を溶剤で拭き取
り、その後すぐに透明樹脂成形品を接着剤で貼り合わせ
ることが必要であるため、非常に手間がかかるものだっ
た。しかも、シリコーンゴムの活性が低いため、このよ
うにして接着しても、シリコーンゴムへの固着力は非常
に弱いものであった。
【0006】また、ポッティング加工による方法も、活
性が低いシリコーンゴムに対しては、ポッティング層を
構成する透明樹脂の固着力が非常に弱く、すぐにポッテ
ィング層が剥がれ落ちてしまうという問題があった。
【0007】したがって、この発明は、上記のような問
題点を解消し、強固に接着した固着力の強いポッティン
グ層を有するポッティング加工済キーマットとその製造
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のポッティング
加工済キーマットとその製造方法は、以上の目的を達成
するために、つぎのように構成した。
【0009】つまり、この発明のポッティング加工済キ
ーマットは、図柄層が形成されキーマット形状に成形さ
れたプラスチックフィルムのボタントップ面に透明樹脂
からなるポッティング層を有するように構成した。
【0010】また、この発明のポッティング加工済キー
マットは、図柄層が形成されキーマット形状に成形され
たプラスチックフィルムのボタントップ面に透明樹脂か
らなるポッティング層を有し、裏面にシリコーンゴム層
を有するように構成した。
【0011】また、この発明のポッティング加工済キー
マットの製造方法は、片面または両面に図柄層が形成さ
れたプラスチックフィルムをキーマット形状に成形し、
そのボタントップ面に透明樹脂をポッティング加工して
ポッティング層を設けるように構成した。
【0012】また、この発明のポッティング加工済キー
マットの製造方法は、片面または両面に図柄層が形成さ
れたプラスチックフィルムをキーマット形状に成形し、
そのボタントップ面に透明樹脂をポッティング加工して
ポッティング層を設けた後、プラスチックフィルムのポ
ッティング層を設けた面が金型の凹部に接するように配
置し、その上に未硬化のシリコーンゴム組成物を配置
し、金型を型締めし、シリコーンゴムを硬化させるよう
に構成した。
【0013】また、上記の発明において、プラスチック
フィルム2をキーマット形状に成形する手段が真空成形
法であるように構成してもよい。
【0014】また、上記の発明において、ポッティング
加工される透明樹脂が紫外線硬化型樹脂であるように構
成してもよい。
【0015】また、上記の発明において、シリコーンゴ
ム組成物5が透明または半透明であるように構成しても
よい。
【0016】また、上記の発明において、金型7が圧縮
成形用金型7であるように構成してもよい。
【0017】また、上記の発明において、金型7がLI
M成形用金型7であるように構成してもよい。
【0018】また、上記の発明において、シリコーンゴ
ム層6がボタン部の裏面において突出部を有するように
構成してもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】図面を参照しながらこの発明の実
施の形態について詳しく説明する。
【0020】図1〜4は、この発明のポッティング加工
済キーマット1の一実施例を示す断面図である。図5〜
7は、この発明のポッティング加工済キーマット1の製
造方法の各工程を示す断面図である。図中、1はポッテ
ィング加工済キーマット1、2はプラスチックフィルム
2、3はポッティング層3、4は図柄層4、5はシリコ
ーンゴム組成物5、6はシリコーンゴム層6、7は金型
7、8はダボシート8である。
【0021】この発明のポッティング加工済キーマット
1の製造方法は、片面または両面に図柄層4が形成され
たプラスチックフィルム2をキーマット形状に成形し、
そのボタントップ面に透明樹脂をポッティング加工して
ポッティング層3を設けるものである(図5、6、1参
照)。さらに、その後、ボタン形状に対応した金型7の
凹部にプラスチックフィルム2のポッティング層3が対
向するように配置し、その上に未硬化のシリコーンゴム
組成物5を配置し、金型7を型締めし、シリコーンゴム
を硬化させてもよい(図7、2参照)。
【0022】プラスチックフィルム2としては、成形に
より深絞り性を有し、柔軟でかつ伸縮性のあるものが好
ましい。具体的には、プラスチックフィルム2として、
ポリエチレンテレフタレート、ポリウレタン、ポリオレ
フィン、ナイロン、塩化ビニル、アクリル、アモルファ
スポリエチレンテレフタレート、ビニロン、ポリカーボ
ネート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポ
リエステルエラストマー、ポリウレタンエラストマーな
どの樹脂からなるものを用いるとよい。特に、ポリエス
テルエラストマーやポリウレタンエラストマーなどの熱
可塑性エラストマーシートを用いると、キーマットにク
ッション性を与えることができ、好適である。また、プ
ラスチックフィルム2が透明性を有するものであれば、
裏面に光源を配置することにより、任意の箇所が光るよ
うに構成した透光性のキーマットを得ることができる。
【0023】プラスチックフィルム2の厚みとしては、
12〜300μmのものを用いるのが好ましい。プラスチッ
クフィルム2の厚みが12μmに満たないと、図柄層4の
形成が困難であること、成形時に強度がないため破れや
すいこと、成形時に均一に伸びず部分的に伸びて図柄に
歪みが出やすいことなどの問題が生じるおそれがある。
プラスチックフィルム2の厚みが300μmを越えると、
柔軟性がなくなりしわが生じやすいこと、キーマットの
ボタン部を押圧したときの重さが大きくなることなどの
問題が生じるおそれがある。
【0024】図柄層4は、プラスチックフィルム2の表
面または裏面のどちらか片面、あるいは両面に形成する
(図5参照)。また、図柄層4は、隠蔽部分と光透過性
部分とができるようにしてもよい。ボタン部に相当する
箇所に隠蔽部分と光透過性部分によって数字・記号など
を形成することにより、裏面に光源を配置して数字・記
号などが光るように構成した透光性のキーマットを得る
ことができる。
【0025】図柄層4の材質としては、ポリビニル系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル
系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニルアセタール系
樹脂、ポリエステルウレタン系樹脂、セルロースエステ
ル系樹脂、アルキド樹脂などの樹脂をバインダーとし、
適切な色の顔料または染料を着色剤として含有する着色
インキを用いるとよい。図柄層4の形成方法としては、
オフセット印刷法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法
などの通常の印刷法などを用いるとよい。特に、多色刷
りや階調表現を行うには、オフセット印刷法やグラビア
印刷法が適している。また、単色の場合には、グラビア
コート法、ロールコート法、コンマコート法などのコー
ト法を採用することもできる。図柄層4は、表現したい
図柄に応じて、全面的に設ける場合や部分的に設ける場
合もある。
【0026】また、シリコーンゴム層6を後に形成する
場合、シリコーンゴム層6との密着性を高めるため、プ
ラスチックフィルム2の片面に接着層を設けてもよい。
接着層は、図柄層4の上に設ける場合、あるいは、プラ
スチックフィルム2の上に設ける場合がある。接着層と
しては、シリコーンゴム層6に適した感熱性あるいは感
圧性の樹脂を適宜使用するとよい。たとえば、チタン酸
エステル、炭素官能性シラン、あるいはこれらの混合物
の有機溶媒溶液、ポリウレタン、ポリエステル系樹脂、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、アク
リル系樹脂、ブチラール系樹脂、アセタール系樹脂、あ
るいはこれらにシラン化合物としてアルコキシシラン、
クロルシランなどを添加したものなどを用いることがで
きる。接着層の形成方法としては、グラビアコート法、
ロールコート法、コンマコート法などのコート法、グラ
ビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。
【0027】次に、プラスチックフィルム2をキーマッ
ト形状に成形する(図6参照)。ここでいうキーマット
形状とは、携帯電話に用いられる入力部のボタンシート
のように、多数の凹凸がボタン部として形成され、各ボ
タン部がその下部でシート状に連結されたものである。
プラスチックフィルム2をキーマット形状に成形するこ
とにより、後工程であるポッティング加工を容易に行う
ことができる。
【0028】プラスチックフィルム2の成形方法として
は、真空成形法、プレス成形法、圧空成形法などがあ
る。真空成形は、次のようにして行うとよい。すなわ
ち、ロール状の連続したプラスチックフィルム2または
枚葉のプラスチックフィルム2をヒーターにより加熱し
て軟化させておき、プラスチックフィルム2に凸または
凹形状の吸引孔が開口している金型7を押し当てた後に
吸引することで、プラスチックフィルム2を金型7の形
状に沿うように成形を行うとよい。とくに、図柄層4が
形成されたプラスチックフィルム2の図柄と金型7との
見当を合わせるには、プラスチックフィルム2にピン穴
をあけて金型7上に設けたピンにはめ込むようにすれば
よい。また、プラスチックフィルム2に光電管マークを
印刷しておき、光電管マークを感知するセンサーを金型
7に設けるようにしてもよい。
【0029】次いで、プラスチックフィルム2のボタン
トップ面に透明樹脂をポッティング加工してポッティン
グ層3を設ける(図1参照)。各ボタン部の凸部天面が
ボタントップ面であり、図柄層4によって数字や記号な
どが形成される箇所である。
【0030】ポッティング加工は、次のように行う。す
なわち、液体状の透明樹脂をノズルからボタントップ面
に滴下し、透明樹脂の表面張力を利用して適度な高さま
で透明樹脂を盛り上げる。透明樹脂としては、熱硬化型
樹脂や紫外線硬化型樹脂などを用いるとよい。特に、紫
外線硬化型樹脂を用いると、加熱せずに硬化させること
ができるため、プラスチックフィルム2の熱収縮による
寸法精度の狂いが生じる恐れがないので好適である。そ
の後、加熱または紫外線の照射によって透明樹脂を硬化
させる。
【0031】以上のようにして、ポッティング加工済キ
ーマット1を得ることができる(図1参照)。このよう
にして得たポッティング加工済キーマット1は、別途プ
レス成形などにより成形したダボシート8に重ね合わせ
て用いることもできる(図4参照)。
【0032】また、上記のポッティング加工済キーマッ
ト1を、ボタン部を形成する凹部が設けられた金型7に
配置し、その上に未硬化のシリコーンゴム組成物5を配
置して型締めすることにより、プラスチックフィルム2
の裏面にシリコーンゴム層6を有するポッティング加工
済キーマット1を得ることができる(図4〜5参照)。
【0033】裏面にシリコーンゴム層6が形成されたポ
ッティング加工済キーマット1を得るには、まず、ボタ
ン部を形成する凹部が設けられた金型7上に、ポッティ
ング加工されたプラスチックフィルム2を配置する。こ
こで、プラスチックフィルム2が金型7に沿いやすくす
るために、プラスチックフィルム2を加熱してもよい。
プラスチックフィルム2を加熱するには、赤外線ヒータ
ー(図示せず)やニクロムヒーター(図示せず)などを
プラスチックフィルム2の近傍に配置するとよい。
【0034】金型7としては、液状シリコーンゴム射出
成形用金型7、LIM(Liquid Injection Molding)用
金型7などのシリコーンゴム用金型7や、圧縮成形用金
型7などを用いるとよい。金型7を構成する素材は、金
属、ゴム、プラスチックなどがある。また、金型7を加
熱するには、熱媒体として水または油を用いる方法、電
気カートリッジヒーターを用いる方法などを用いるとよ
い。加熱温度は、60〜220℃、好ましくは80〜200℃とす
るとよい。
【0035】次に、未硬化のシリコーンゴム組成物5を
配置する。シリコーンゴム組成物5は、反応性基を有す
る液状ポリシロキサン、架橋剤および/または硬化触媒
を主剤とする組成物であり、付加反応型、ラジカル反応
型、縮合反応型などがある。その中でも、射出成形性に
優れ、また加熱によって速い硬化速度が得られる点、お
よび、硬化の均一性に優れる点から付加反応型液状シリ
コーンゴム組成物5を用いるとよい。
【0036】また、シリコーンゴム組成物5は、透明ま
たは半透明のものであってもよい。また、有機染料、加
工顔料などの着色剤を溶解分解して着色した光透過性を
有するもの、または、光透過性のないものであってもよ
い。シリコーンゴム組成物5が、無色または有色の、透
明または半透明である場合、図柄層4のない部分または
図柄層4の透光性部分に光を透過させることができる。
【0037】次いで、成形用金型7を型締めしてシリコ
ーンゴム組成物5を成形し、加熱してシリコーンゴム組
成物5を硬化するのと同時にプラスチックフィルム2と
接着する。ボタン部裏面の形状としては、下向きに凸形
状の突出部を有するようにするとよい。
【0038】シリコーンゴム組成物5の硬化を行うに
は、加熱温度は60〜220℃、好ましくは80〜200℃であ
り、かつプラスチックフィルム2の熱溶融温度未満の温
度であるようにするとよい。60℃未満ではシリコーンゴ
ム組成物5の硬化に長時間を要し、220℃を越えるとス
コーチの原因となる。またプラスチックフィルム2の熱
溶融温度まで温度を上げると、プラスチックフィルム2
が溶けてしまい、好ましくない。なお、加熱が短時間で
あれば、プラスチックフィルム2の熱溶融温度を越えて
もプラスチックフィルム2が溶融することはない。
【0039】冷却した後、成形用金型7を開いてポッテ
ィング加工済キーマット1を取り出す。
【0040】以上のようにして、裏面にシリコーンゴム
層6を有するポッティング加工済キーマット1を、容易
に得ることができる(図2参照)。
【0041】また、シリコーンゴム層6は、全面的なも
のだけでなく、ボタン部の裏面のみに部分的に形成する
ようにしてもよい(図3参照)。また、このようにボタ
ン部の裏面にのみ凸部を形成する場合には、その素材は
シリコーンゴム以外のものであってもよい。
【0042】
【実施例】実施例1 厚さ100μmのウレタンからなる
プラスチックフィルムの裏面に、二液硬化型ウレタンイ
ンキを用い、ボタン部に相当する箇所に、数字と記号の
部分を透光性を有する白色または赤色とし、それ以外の
部分を遮光性の黒色となるような図柄層をスクリーン印
刷法により形成した。
【0043】次に、上記プラスチックフィルムを、ボタ
ン部を形成するための複数の凸形状と、その周囲に0.6m
mの吸引孔を有するアルミニウム製真空成形型を用いて
真空成形して、文字、記号がボタントップ面に形成され
たプラスチックフィルムを得た。
【0044】次に、透明樹脂として紫外線硬化型樹脂を
用い、上記プラスチックフィルムのボタントップ面に液
状の透明樹脂を滴下し、次いで紫外線照射して透明樹脂
を硬化してポッティング層を形成し、ポッティング加工
済キーマットを得た。
【0045】このようにして得たポッティング加工済キ
ーマットは、ポッティング層がプラスチックフィルムに
強固に接着された固着力の強いものであった。
【0046】実施例2 圧縮成形機を用い、ボタン部と
なる凹部を有する金型に、実施例1で得たポッティング
加工済キーマットを配置し、さらにその上に液状ポリシ
ロキサンと硬化剤を混合した未硬化のシリコーンゴム組
成物を配置し、型締めして加熱し、シリコーンゴム組成
物を硬化させて、シリコーンゴム層が裏面全面に形成さ
れたポッティング加工済キーマットを得た。
【0047】このようにして得たポッティング加工済キ
ーマットは、ポッティング層がプラスチックフィルムに
強固に接着された固着力の強いものであった。
【0048】
【発明の効果】この発明は、前記した構成からなるの
で、次のような効果を有する。
【0049】この発明のポッティング加工済キーマット
は、図柄層が形成されキーマット形状に成形されたプラ
スチックフィルムのボタントップ面に透明樹脂からなる
ポッティング層を有するように構成されたものである。
したがって、ポッティング層はプラスチックフィルムに
強固に接着された固着力の強いものである。
【0050】また、この発明のポッティング加工済キー
マットの製造方法は、片面または両面に図柄層が形成さ
れたプラスチックフィルムをキーマット形状に成形し、
そのボタントップ面に透明樹脂をポッティング加工して
ポッティング層を設けるように構成されたものである。
したがって、プラスチックフィルムにポッティング層が
強固に接着した固着力の強いポッティング加工済キーマ
ットを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のポッティング加工済キーマットの一
実施例を示す断面図である。
【図2】この発明のポッティング加工済キーマットの一
実施例を示す断面図である。
【図3】この発明のポッティング加工済キーマットの一
実施例を示す断面図である。
【図4】この発明のポッティング加工済キーマットの一
実施例を示す断面図である。
【図5】この発明のポッティング加工済キーマットの製
造方法の各工程を示す断面図である。
【図6】この発明のポッティング加工済キーマットの製
造方法の各工程を示す断面図である。
【図7】この発明のポッティング加工済キーマットの製
造方法の各工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ポッティング加工済キーマット 2 プラスチックフィルム 3 ポッティング層 4 図柄層 5 シリコーンゴム組成物 6 シリコーンゴム層 7 金型 8 ダボシート

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄層が形成されキーマット形状に成形
    されたプラスチックフィルムのボタントップ面に透明樹
    脂からなるポッティング層を有することを特徴とするポ
    ッティング加工済キーマット。
  2. 【請求項2】 図柄層が形成されキーマット形状に成形
    されたプラスチックフィルムのボタントップ面に透明樹
    脂からなるポッティング層を有し、裏面にシリコーンゴ
    ム層を有することを特徴とするポッティング加工済キー
    マット。
  3. 【請求項3】 片面または両面に図柄層が形成されたプ
    ラスチックフィルムをキーマット形状に成形し、そのボ
    タントップ面に透明樹脂をポッティング加工してポッテ
    ィング層を設けることを特徴とするポッティング加工済
    キーマットの製造方法。
  4. 【請求項4】 片面または両面に図柄層が形成されたプ
    ラスチックフィルムをキーマット形状に成形し、そのボ
    タントップ面に透明樹脂をポッティング加工してポッテ
    ィング層を設けた後、プラスチックフィルムのポッティ
    ング層を設けた面が金型の凹部に接するように配置し、
    その上に未硬化のシリコーンゴム組成物を配置し、金型
    を型締めし、シリコーンゴムを硬化させることを特徴と
    するポッティング加工済キーマットの製造方法。
  5. 【請求項5】 プラスチックフィルムをキーマット形状
    に成形する手段が真空成形法である請求項3〜4のいず
    れかに記載のポッティング加工済キーマットの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 ポッティング加工される透明樹脂が紫外
    線硬化型樹脂である請求項3〜5のいずれかに記載のポ
    ッティング加工済キーマットの製造方法。
  7. 【請求項7】 シリコーンゴム組成物が、透明または半
    透明である請求項4〜6のいずれかに記載のポッティン
    グ加工済キーマットの製造方法。
  8. 【請求項8】 金型が、圧縮成形用金型である請求項4
    〜7のいずれかに記載のポッティング加工済キーマット
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 金型が、LIM成形用金型である請求項
    4〜7のいずれかに記載のポッティング加工済キーマッ
    トの製造方法。
  10. 【請求項10】 シリコーンゴム層が、ボタン部の裏面
    において突出部を有する請求項4〜10のいずれかに記
    載のポッティング加工済キーマットの製造方法。
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