JPH11232319A - ネットリストの階層構造の復元装置 - Google Patents

ネットリストの階層構造の復元装置

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JPH11232319A
JPH11232319A JP10037386A JP3738698A JPH11232319A JP H11232319 A JPH11232319 A JP H11232319A JP 10037386 A JP10037386 A JP 10037386A JP 3738698 A JP3738698 A JP 3738698A JP H11232319 A JPH11232319 A JP H11232319A
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hierarchical
netlist
instance
restoring
hierarchical structure
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JP10037386A
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Akihiro Ninomiya
章弘 二ノ宮
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 修正後の非階層ネットリストから修正前の階
層構造を復元する装置を提供する。 【解決手段】 所定の階層ネットリスト及び当該階層ネ
ットリストを展開して得られる非階層ネットリストに所
定数のインスタンスを加えた非階層ネットリストを記憶
する手段と、上記階層ネットリストの各インスタンス
と、当該階層ネットリストを展開して得られる非階層ネ
ットリストの各インスタンスとの対応を記述した対応フ
ァイルの取得手段と、上記記憶されている非階層ネット
リストの各インスタンスに、対応ファイルに基づいて特
定される階層ネットリストの各インスタンスの名前を割
り当てると共に、追加された所定数のインスタンスには
別々の名前を割り当てる手段と、名前の割り当てられた
インスタンスの上層に位置するインスタンスを対応ファ
イルより調べて階層構造を復元する手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSI設計時にお
けるネットリストの階層構造の復元装置に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの設計は、大きく分けて、仕様の
決定、アーキテクチャ設計、論理設計と回路設計、及
び、レイアウト設計の3つの工程よりなる。
【0003】上記3つの工程の1つであるレイアウト設
計は、セルレベルで設計された回路を元にレイアウトパ
ターンを設計する作業をいう。この際、当該プロセスの
デザインルール(パターンレイアウトの制約条件)に従
って、レイアウトを行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】レイアウト設計は、階
層ネットリストを展開して得られる非階層ネットリスト
に基づいて行われる。レイアウト設計後に得られるレイ
アウトパターンから抽出されるネットリストは、当然非
階層である。通常、レイアウトパターンから抽出される
非階層ネットリストと、元の階層ネットリストを展開し
て得られる非階層ネットリストは等価であるため、実配
置配線後のシミュレーションに元の階層ネットリストを
使用しても何等問題はない。
【0005】しかし、レイアウト設計を行う際に、例え
ば回路内の配線長を考慮してツリー構造のクロック回路
を使用した場合等には、回路に複数のセルが追加される
ことになるため、レイアウトパターンから抽出される非
階層ネットリストと、元の階層ネットリストを展開して
得られる非階層ネットリストとは等価でなくなる。
【0006】このため、レイアウト後の回路、即ち実配
置配線後の回路のシミュレーションに、上記レイアウト
から抽出される非階層ネットリストを使用すると、回路
設計段階と階層構造が異なるためデバックが困難である
といった問題がある。
【0007】また、階層の自動合成装置等を使用してレ
イアウトパターンから抽出される非階層ネットリストか
ら疑似階層ネットリストを作成した場合には、当該疑似
階層ネットリストが元の階層ネットリストと全く違う階
層構造となるため、デバックが更に困難になってしまう
といった問題を有していた。
【0008】そこで、本発明は、上記従来の問題を解決
すべく、レイアウトパターンから抽出される非階層ネッ
トリストから、この後に実行する実配置配線後の回路の
シミュレーションでデバックが容易な元の階層構造、イ
ンスタンス、端子名及びバス名のネットリストを復元す
る装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のネットリ
ストの階層構造復元装置は、所定の回路の接続状態を表
す階層ネットリスト及び、当該階層ネットリストを展開
して得られる非階層ネットリストに所定数のインスタン
スを加えた非階層ネットリストを記憶する記憶手段と、
上記階層ネットリストの各インスタンスと、当該階層ネ
ットリストを展開して得られる非階層ネットリストの各
インスタンスとの対応を記述した対応ファイルを取得す
る対応ファイル取得手段と、上記記憶手段に記憶されて
いる非階層ネットリストの各インスタンスに、上記対応
ファイル取得手段により取得された対応ファイルに基づ
いて特定される上記記憶手段に記憶されている階層ネッ
トリストの各インスタンスの名前を割り当てると共に、
追加された上記所定数のインスタンスには別々の名前を
割り当てる名前割り当て手段と、上記名前割り当て手段
により名前の割り当てられたインスタンスの上層に位置
するインスタンスを上記対応ファイルより調べて階層構
造を復元する階層構造の復元手段とを備える。
【0010】また、本発明の第2のネットリストの階層
構造復元装置は、上記第1の復元装置において、上記対
応ファイル取得手段は、対応ファイルを外部より読み込
むことを特徴とする。
【0011】また、本発明の第3のネットリストの階層
構造復元装置は、上記第1の復元装置において、上記対
応ファイル取得手段は、上記記憶手段に記憶されている
階層ネットリストの各インスタンスと、当該階層ネット
リストを展開して得られる非階層ネットリストの各イン
スタンスとの対応を記述した対応ファイルを作成するこ
とを特徴とする。
【0012】また、本発明の第4のネットリストの階層
構造復元装置は、所定の回路の接続状態を表す階層ネッ
トリストを記憶する記憶手段と、上記階層ネットリスト
を展開して得られる非階層ネットリストに所定数のイン
スタンスを加えた非階層ネットリストであって、各イン
スタンスには、上記階層ネットリストの対応するインス
タンスと該インスタンスの上層に位置するインスタンス
を特定できる名前が付され、かつ、追加された所定数の
インスタンスには別々の名前が付された非階層ネットリ
ストを取得する取得手段と、上記取得手段により取得さ
れた非階層ネットリストの各インスタンスの名前から上
層に位置するインスタンスを認識して階層構造を復元す
る階層構造の復元手段とを備える。
【0013】また、本発明の第5のネットリストの階層
構造復元装置は、上記第1乃至第4の復元装置におい
て、階層構造の復元手段は、復元した階層構造のネット
リスト及び上記記憶手段に記憶する階層ネットリストよ
り、復元した階層ネットリストの各端子名を復元する端
子情報抽出手段を備えることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を用いて本発明
のネットリストの階層構造の復元装置の実施の形態1及
び2について説明する。
【0015】(1)実施の形態1 図1は、実施の形態1にかかるネットリストの階層構造
の復元装置100の構成を示す図である。復元装置10
0は、制御プログラム及び必要なデータを格納するRO
M1、上記制御プログラムを実行する際に用いられるR
AM2、処理プログラムの実行を行う中央演算処理装置
(以下、CPUという)3、外部記憶装置4、キーボー
ド5、及び、ディスプレイ6より構成される。
【0016】外部記憶装置4は、レイアウト設計前の回
路の接続状態を表す階層ネットリスト、当該階層ネット
リストの各インスタンスと該階層ネットリストを展開し
て得られる非階層ネットリストの各インスタンスとの対
応ファイル、レイアウト設計後のレイアウトパターンよ
り得られる非階層ネットリスト、及び、当該復元装置1
00により階層構造の復元されたネットリストを記憶す
る。キーボード5は、データ及び実行制御コマンドの入
力を行う際に用いる。ディスプレイ6は、制御プログラ
ムの実行に伴う経過及び実行結果を表示する。
【0017】図2は、階層ネットリストにおける階層構
造の簡単な一例を示す図である。最上層TOPの下層に
は、回路を構成するA,B,Cの3つの機能ブロック及
びクロックジェネレータd1が存在し、ネットリストに
はこれら機能ブロック相互間の接続情報が書き込まれて
いる。機能ブロックAは、a1,a2の2つのインスタ
ンスのセルで構成され、ネットリストにはこれらのセル
相互間の接続情報が書き込まれている。機能ブロックB
は、b1,b2の2つのインスタンスのセルで構成さ
れ、ネットリストにはこれらセル相互間の接続情報が書
き込まれている。機能ブロックCは、c1,c2,c3
の3つのインスタンスのセルで構成され、ネットリスト
にはこれらセル相互間の接続情報が書き込まれている。
【0018】図3は、図2に示した階層ネットリストを
展開する際の工程図である。まず、(a)に示すよう
に、最上層TOPの下層にあるA,B,Cの機能ブロッ
ク及びクロックジェネレータd1それぞれの接続状態を
認識する。(b)に示すように、ネットリストより各機
能ブロックA,B,Cを構成する各セルの接続状態を認
識する。これにより(c)に示す非階層構造のネットリ
ストが得られる。
【0019】図4の(a)に示すように、インスタンス
e8は、インスタンスe3,e4,e6及びe7及びに
クロック信号CLKを出力するクロックモジュレータで
ある。この場合、実際のレイアウト設計時には、インス
タンスe8から各インスタンスe3,e4,e6,e7
への配線長の相異を考慮して、(b)に示すように、各
インスタンスへ同じタイミングでクロック信号CLKが
入力されるようにバッファ101及び102を備えたツ
リー構造のクロックモジュレータを採用することが多
い。
【0020】図5は、図3の(c)に示した回路に、バ
ッファ101をインスタンスe9として追加すると共
に、バッファ102をインスタンスe10として追加し
た図である。当該回路に基づいて実行されたレイアウト
設計の結果得られるレイアウトパターンから得られるネ
ットリストは当然非階層である。当該回路において、イ
ンスタンスe1〜e8は、図3の(c)に示したe1〜
e8に対応すると共に、図3の(b)に示した回路のイ
ンスタンス/A/a1,/A/a2,/B/b1,/B
/b2,/C/c1,/C/c2,/C/c3,/d1
に順に対応する。
【0021】以下に説明するように復元装置100は、
予め用意された対応ファイルを用いてレイアウトパター
ンより得られる非階層のネットリストの階層構造を復元
する。上記対応ファイルは、レイアウト設計前の階層ネ
ットリストの各インスタンスと、当該階層ネットリスト
を展開して得られる非階層のネットリストの各インスタ
ンスの対応を表すものである。この対応ファイルは、図
3の非階層ネットリストを作成する工程で作成される。
また、対応ファイルは、自動配置配線ツールが階層ネッ
トリストを直接読み込む場合には、当該自動配置配線ツ
ールが作成するものとする。自動配置配線ツールによる
レイアウト設計時に作成するが、復元装置100の備え
るCPU3による前処理として作成しても良い。
【0022】図6は、対応ファイル作成処理のフローチ
ャートである。まず、レイアウト設計に用いる前の回路
の接続状態を表す階層ネットリストの読み込みを行う
(ステップS1)。読み込んだ階層ネットリストの各イ
ンスタンスと、当該階層ネットリストを展開して得られ
る非階層ネットリストのインスタンスとの対応ファイル
を作成する(ステップS2)。
【0023】図7に対応ファイルの一例を示す。当該対
応ファイルは、階層ネットリストと、当該階層ネットリ
ストを展開して得られる非階層ネットリストとの対応を
示すファイルであるため、図5の回路に示すインスタン
スe9,e10のように、レイアウト設計時に追加され
たセルのインスタンスについては情報を持たない。
【0024】図8は、CPU3の実行するネットリスト
の階層構造の復元処理のフローチャートである。まず、
レイアウト設計により得られたレイアウトパターンより
認識される非階層ネットリストを読み込む(ステップS
3)。展開前の階層ネットリストを読み込み、当該階層
ネットリストと同じ階層(ツリー構造のみ)をRAM2
上に作成する(ステップS4)。上記対応ファイル作成
処理(図6のフロー及び図7を参照)において作成した
対応ファイルに基づいて、上記ステップS3において読
み込んだ非階層ネットリストの各インスタンスの名前
に、対応する元の階層ネットリストの各インスタンスの
名前を割り当て、名前の割り当てられた全てのインスタ
ンスを上記ステップS4で作成した階層にマッピングす
る(ステップS5)。この際、対応するインスタンスの
無いもの、即ちレイアウト設計時に追加されたセルに
は、所定のインスタンス、例えばAdd1,Add2,
…を割り当ててマッピングを行う。各セルに割り当てら
れたインスタンスから、これらのインスタンスの上層に
位置するインスタンスを上記元の階層ネットリストより
調べ、各インスタンスの端子間の接続を行いネットリス
トの階層構造を復元する(ステップS6)。階層構造を
復元する際、Add1,Add2,…の割り当てられた
インスタンスは最上層TOPのすぐ下の層に設ける。例
えば図5に示す回路からは、図9に示すような階層ネッ
トリストが復元される。復元した階層構造及び各インス
タンスより各セル間の端子名及びバス名を復元する(ス
テップS7)。以下に上記ステップS4において作成し
た階層の各端子名を復元する際の具体的手順を示す。ま
ず、図5に示す端子γを復元する。端子γの下の階層を
たどり、基本セルの端子δを認識する。端子δからe5
(インスタンス名)を取得する。図7に示す対応ファイ
ルからインスタンスe5に対応する階層ネットリストの
インスタンス/C/c1を取得する。図3の(b)に示
すように、/C/c1の端子から端子δと同じ名前の端
子βを取得する。端子βの上の階層をたどり、機能ブロ
ックCの端子αを認識する。端子αの名前を端子γに付
ける。これにより端子γの名前が復元された。上記操作
を全ての階層の端子に対して行えば、端子名を復元する
ことができる。この時、上記端子αがバスならば、端子
γがバス端子を作成し、端子γがバスであることを認識
しておき、ビット数など必要な情報を記憶しておく。上
記ステップS6及びS7において復元された階層構造、
インスタンス、端子名及びバス名をディスプレイ6に表
示する(ステップS8)。
【0025】上記処理によって、レイアウト設計により
得られるレイアウトパターンより抽出される非階層ネッ
トリストから、レイアウト設計実行前の未展開の階層ネ
ットリストと同じ階層構造、インスタンス、端子名及び
バス名の割り当てられたネットリストを得ることができ
る。
【0026】(2)実施の形態2 以下、実施の形態2にかかるネットリストの階層構造の
復元装置について説明する。なお、当該復元装置の構成
は、上記実施の形態1にかかる復元装置100と同じで
あるため、ここでの重複した説明は省く。
【0027】図10は、ネットリストのインスタンスの
変更処理のフローチャートである。まず、レイアウト設
計に用いる前、即ち展開前の階層ネットリストの読み込
みを行う(ステップS10)。読み込んだ階層ネットリ
ストを展開する(ステップS11)。階層ネットリスト
を展開する際、展開後の各インスタンスの名前を所定の
規則に従う文字、あるいは文字列(例えば’−’)で区
切った名前に変更する。なお、当該処理は、実施の形態
2にかかる復元装置の備えるCPUにより実行しても良
いし、自動配置配線ツールによるレイアウト設計時に実
行しても良い。
【0028】図11の(a)〜(c)は、上記階層ネッ
トリストの展開(図10、ステップS11)における各
インスタンスの名前の変更について説明するための図で
ある。ここでは(a)に示すように、インスタンス/A
/a1を展開する場合について考察する。(b)に示す
ように、インスタンス/A/a1が機能ブロックAに属
することを表すため、展開後のインスタンスにA−a1
と言う名前を付ける。非階層のネットリストに展開した
場合、上記インスタンスA−a1は、最終的には最上層
TOPの下に属することを表すため(c)に示すよう
に、−A−a1と表される。図12は、以上の手順に従
いインスタンスの変更を行いつつ階層ネットリストの展
開を行った結果を示す。
【0029】図13は、実施の形態2にかかる復元装置
の備えるCPU(復元装置100の備えるCPU3に相
当する)の実行するネットリストの階層復元処理のフロ
ーチャートである。まず、レイアウト設計により得られ
たレイアウトパターンより得られる非階層ネットリスト
を読み込む(ステップS12)。展開前の階層ネットリ
ストを読み込み、当該階層ネットリストと同じ階層(ツ
リー構造のみ)をRAM2上に作成する(ステップS1
3)。上記ステップS12において読み込んだ非階層ネ
ットリストの追加されたセルに所定のインスタンス、例
えばAdd1,Add2,…を割り当てた後、全てのイ
ンスタンスを上記ステップS13で作成した階層にマッ
ピングする(ステップS14)。各セルに割り当てられ
たインスタンスより、上層に位置するインスタンスを認
識し、各インスタンスの端子間の接続を行いネットリス
トの階層構造を復元する(ステップS15)。この際、
Add1,Add2,…の割り当てられたインスタンス
は最上層TOPのすぐ下の層に設ける。例えば図5に示
す回路からは、図9に示すよう階層構造のネットリスト
が復元される。元の階層ネットリスト、復元した階層構
造及び各インスタンスより各セル間の端子名及びバス名
を復元する(ステップS16)。以下に上記ステップS
13において作成した階層の各端子名を復元する際の具
体的手順を示す。まず、図5に示す端子γを復元する。
端子γの下の階層をたどり、基本セルの端子δを認識す
る。端子δからインスタンスの名前e5を取得する。図
12に示すように、展開時に各インスタンスに付けられ
た名前からインスタンスe5に対応する階層ネットリス
トのインスタンス−C−c1を取得する。図3の(b)
に示すように、−C−c1の端子から端子δと同じ名前
の端子βを取得する。端子βの上の階層をたどり、機能
ブロックCの端子αを認識する。端子αの名前を端子γ
に付ける。これにより端子γの名前が復元された。上記
操作を全ての階層の端子に対して行えば、端子名を復元
することができる。この時、上記端子αがバスならば、
端子γがバス端子を作成し、端子γがバスであることを
認識しておき、ビット数など必要な情報を記憶してお
く。このようにして階層構造、インスタンス、端子名及
びバス名の復元されたネットリストをディスプレイ6に
表示する(ステップS17)。
【0030】上記処理によって、レイアウト設計により
得られるレイアウトパターンより抽出される非階層ネッ
トリストから、レイアウト設計実行前の未展開の階層ネ
ットリストと同じ階層構造、インスタンス、端子名及び
バス名の割り当てられたネットリストを得ることができ
る。
【0031】
【発明の効果】本発明の第1のネットリストの階層構造
の復元装置は、階層ネットリストの各インスタンスと、
当該階層ネットリストを展開して得られる非階層ネット
リストの各インスタンスとの対応ファイルを利用して、
新たに複数のインスタンスの追加された非階層ネットリ
ストの対応する各インスタンスに、展開前の階層ネット
リストで使用していた名前を割り当てる。これにより、
例えばレイアウト設計時に、新たな回路(インスタン
ス)が追加されても、当該新たな回路の追加された回路
の非階層ネットリストより、元の階層ネットリストと同
じ階層構造及び同じインスタンスの割り当てられたネッ
トリストを得ることができる。これにより、レイアウト
設計後、即ち実配置配線後の回路に対するシミュレーシ
ョン実行時における回路のデバックを容易にすることが
できる。
【0032】本発明の第2のネットリストの階層構造の
復元装置は、第2の記憶装置より対応ファイルを読み込
み、読み込んだ対応ファイルを利用して、レイアウトパ
ターンより得られる非階層ネットリストの対応する各イ
ンスタンスに、展開前の階層ネットリストで使用してい
た名前を割り当てる。これにより、例えばレイアウト設
計時に、新たな回路が追加されても、当該新たな回路が
追加された回路の非階層ネットリストより、元の階層ネ
ットリストと同じ階層構造及び同じインスタンスの割り
当てられたネットリストを得ることができる。これによ
り、レイアウト設計後、即ち実配置配線後の回路に対す
るシミュレーション実行時における回路のデバックを容
易にすることができる。
【0033】本発明の第3のネットリストの階層構造の
復元装置は、上記取得手段おいて、対応ファイルを作成
し、作成した対応ファイルを利用して、レイアウトパタ
ーンより得られる非階層ネットリストの対応する各イン
スタンスに、展開前の階層ネットリストで使用していた
名前を割り当てる。これにより、例えばレイアウト設計
時に、新たなインスタンスが追加されても、当該新たな
インスタンスの追加された回路の非階層ネットリストよ
り、元の階層ネットリストと同じ階層構造及び同じイン
スタンスの割り当てられたネットリストを得ることがで
きる。これにより、所定数のインスタンスの追加後の回
路に対するシミュレーション実行時における回路のデバ
ックを容易にすることができる。
【0034】本発明の第4のネットリストの階層構造の
復元装置は、階層ネットリストを展開する際に、下層の
インスタンスを上層に位置するインスタンスが解る名前
に変更したネットリストを利用し、レイアウトパターン
より得られる非階層ネットリストの各インスタンスに上
記変更後のインスタンスを割り当てる。このようにして
各インスタンスに割り当てられた名前より上の層のイン
スタンスを認識し、階層構造を復元することができる。
これにより、元の階層ネットリストと同じ階層構造及び
同じインスタンスの割り当てられたネットリストを得る
ことができる。これにより、所定数のインスタンスの追
加後の回路に対するシミュレーション実行時における回
路のデバックを容易にすることができる。
【0035】本発明の第5のネットリストの階層構造の
復元装置は、レイアウトパターンより得られる非階層の
ネットリストより、元の階層ネットリストと同じ階層構
造で、同じインスタンスのネットリストを復元すると共
に、復元された階層構造のネットリスト及び記憶手段に
記憶されている階層ネットリストより、所定数のインス
タンスが追加される前の階層ネットリストの各端子名及
びバス名を復元する。これにより、所定数のインスタン
スの追加後の回路に対するシミュレーション実行時にお
ける回路のデバックを一層容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 復元装置の全体図である。
【図2】 階層ネットリストの階層構造の簡単な一例を
示す図である。
【図3】 階層ネットリストの展開する際の工程図であ
る。
【図4】 ツリー構造のクロック回路について説明する
ための図である。
【図5】 レイアウト設計後のレイアウトパターンに基
づいて構成されれる回路の一例を示す図である。
【図6】 対応ファイル作成処理のフローチャートであ
る。
【図7】 対応ファイルの一例を示す図である。
【図8】 CPUの実行する制御処理のフローチャート
である。
【図9】 復元されたネットリストの階層構造を示す図
である。
【図10】 階層ネットリストの展開処理のフローチャ
ートである。
【図11】 階層ネットリストを展開する際に実行する
インスタンスの変更について説明するための図である。
【図12】 インスタンス変更後の回路図である。
【図13】 実施の形態2の復元装置の備えるCPUの
実行する制御処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 ROM、2 RAM、3 CPU、4 外部記憶装
置、5 キーボード、6 ディスプレイ、100,10
1 バッファ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の回路の接続状態を表す階層ネット
    リスト及び、当該階層ネットリストを展開して得られる
    非階層ネットリストに所定数のインスタンスを加えた非
    階層ネットリストを記憶する記憶手段と、 上記階層ネットリストの各インスタンスと、当該階層ネ
    ットリストを展開して得られる非階層ネットリストの各
    インスタンスとの対応を記述した対応ファイルを取得す
    る対応ファイル取得手段と、 上記記憶手段に記憶されている非階層ネットリストの各
    インスタンスに、上記対応ファイル取得手段により取得
    された対応ファイルに基づいて特定される上記記憶手段
    に記憶されている階層ネットリストの各インスタンスの
    名前を割り当てると共に、追加された上記所定数のイン
    スタンスには別々の名前を割り当てる名前割り当て手段
    と、 上記名前割り当て手段により名前の割り当てられたイン
    スタンスの上層に位置するインスタンスを上記対応ファ
    イルより調べて階層構造を復元する階層構造の復元手段
    とを備えることを特徴とするネットリストの階層構造の
    復元装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のネットリストの階層構
    造の復元装置において、 上記対応ファイル取得手段は、対応ファイルを外部より
    読み込むことを特徴とするネットリストの階層構造の復
    元装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のネットリストの階層構
    造の復元装置において、 上記対応ファイル取得手段は、上記記憶手段に記憶され
    ている階層ネットリストの各インスタンスと、当該階層
    ネットリストを展開して得られる非階層ネットリストの
    各インスタンスとの対応を記述した対応ファイルを作成
    することを特徴とするネットリストの階層構造の復元装
    置。
  4. 【請求項4】 所定の回路の接続状態を表す階層ネット
    リストを記憶する記憶手段と、 上記階層ネットリストを展開して得られる非階層ネット
    リストに所定数のインスタンスを加えた非階層ネットリ
    ストであって、各インスタンスには、上記階層ネットリ
    ストの対応するインスタンスと該インスタンスの上層に
    位置するインスタンスを特定できる名前が付され、か
    つ、追加された所定数のインスタンスには別々の名前が
    付された非階層ネットリストを取得する取得手段と、 上記取得手段により取得された非階層ネットリストの各
    インスタンスの名前から上層に位置するインスタンスを
    認識して階層構造を復元する階層構造の復元手段とを備
    えることを特徴とするネットリストの階層構造復元装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の
    ネットリストの階層構造の復元装置であって、 階層構造の復元手段は、復元した階層構造のネットリス
    ト及び上記記憶手段に記憶する階層ネットリストより、
    復元した階層ネットリストの各端子名を復元する端子情
    報抽出手段を備えることを特徴とするネットリストの階
    層構造の復元装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6588000B2 (en) 2001-08-09 2003-07-01 International Business Machines Corporation Method of partitioning large transistor design to facilitate transistor level timing
JP2010170418A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Nec Corp 半導体集積回路の設計装置、その設計方法、プログラム及び記録媒体

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