JPH11232271A - 文書管理装置および記録媒体 - Google Patents

文書管理装置および記録媒体

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JPH11232271A
JPH11232271A JP10032898A JP3289898A JPH11232271A JP H11232271 A JPH11232271 A JP H11232271A JP 10032898 A JP10032898 A JP 10032898A JP 3289898 A JP3289898 A JP 3289898A JP H11232271 A JPH11232271 A JP H11232271A
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JP10032898A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsunori Murakami
哲範 村上
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文書の特定の構成要素に対して付加情報を付
加する。 【解決手段】 文書記録装置管理手段1は、記録装置3
a〜3cに記録されている文書を管理する。関連情報記
録装置管理手段4は、記録装置に記録されている文書の
構成要素を特定するための特定情報と、特定された構成
要素に対して所定の情報を付加する付加情報とからなる
関連情報を記録した記録装置を管理する。関連情報編集
手段5は、記録装置に記録されている関連情報を編集す
る。文書選択手段6は、記録装置に記録されている所望
の文書を選択する。関連情報取得手段7は、文書選択手
段6によって選択された文書に対応する関連情報を記録
装置から取得する。参照文書生成手段8は、関連情報取
得手段7によって取得された関連情報と文書とを合成し
て参照文書を生成する。関連情報選択手段10は、入力
された条件に応じて、出力手段9が表示装置11に出力
する関連情報を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は文書管理装置および
記録媒体に関し、特に、文書と、その文書に関連づけら
れた関連情報とを管理する文書管理装置およびそのよう
な文書管理処理をコンピュータに実行させるプログラム
を記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】紙に記録された文書(以下、紙文書と略
記する)においては、その文書の内容についての関連情
報を利用者がその紙面に書き記す場合がある。
【0003】関連情報としては文書の内容に関する補足
事項や、文書に対する利用者の意見や考えなどの情報が
ある。関連情報を文書中に書き留める形態としては、関
連情報そのものを文書中に記す場合と、関連情報が記さ
れている他の文書を参照するための情報を記す場合とが
ある。
【0004】これらの関連情報は、他の利用者がその文
書を理解するための助けになったり、その文書を基に新
しい考えや意見、または、新しい文書などを作成するた
めの足掛かりともなる。
【0005】ところで、これらの関連情報は文書全体に
関連づけられている必要はない。文書中の特定の領域や
記述の一部、画像などといったあらゆる文書の構成要素
に対して、部分的に関連づけることができる。
【0006】また、これらの関連情報の多くは文書の本
来持っている情報とは区別できる形態(例えば、赤いペ
ンなど)で記述される。そのため、元の文書または関連
情報のどちらか一方のみが必要な場合であっても、元の
文書に対して特殊な処理を施すことなく、利用者の希望
する情報のみを区別して参照することができる。
【0007】更に、文書中に記された関連情報はグルー
プ内で共用されることにより別の効用を生み出す。即
ち、内容を補足するための情報は、ある利用者が一度作
成すれば、同じグループ内の他の利用者は、文書の内容
の理解を深めるためにその情報を利用することができ
る。特に、意見などの情報は、それを記述した利用者の
名前などと併記されることにより、グループ内の他の利
用者の意見を知る材料とすることもできる。
【0008】ところで、紙文書における場合と同様に、
電子化された文書に対しても関連情報を付加し、関連情
報が付加された文書をグループで共用する方法が種々提
案されている。
【0009】電子化された文書に対してその文書の関連
情報を付加する技術は、文書編集に関する。即ち、関連
情報を文書中に記述する方法には紙文書と同様に関連情
報そのものを文書中に記述する場合と、関連情報が記さ
れた文書を参照するための情報を文書中に記述する場合
とがある。
【0010】前者は、例えば、テキストや画像を文書中
に挿入したりといった一般的な文書編集に対応し、ま
た、後者は、例えば、ハイパー文書におけるリンクの作
成作業に対応している。
【0011】これらの文書編集作業は、一般に、編集対
象となる文書に対して編集権を持つ者しか行うことはで
きない。そのため、編集権を有しない文書に対して関連
情報を付加したい場合には、関連情報を付加しようとす
る文書の複製を作成し、複製された文書に対して関連情
報を付加する方法を採らざるを得ない。
【0012】しかしながら、そのような方法では、元と
なる文書と、複製されて関連情報が付加された文書(以
下、適宜複製文書と呼ぶ)とが関連づけて記録されてい
ないため、紙文書の場合のように、関連情報を誰もが簡
単に参照することができなかった。
【0013】また、複製文書のみを参照する場合には、
元の文書と関連情報とを区別することが不可能であるた
め、元の文書のみでの参照や、ある特定の利用者によっ
て付加された関連情報だけを参照することができないと
いう問題がある。
【0014】以上のような問題を解決する方法として、
元の文書と、関連情報とを別々に保存する方法が、特開
平9−179870号公報に開示されている。この方法
では、先ず、関連づけられた文書を特定するための情報
を関連情報に付加して記録しておく。そして、所定の文
書を参照する要求をシステムに対して行うと、システム
は要求された文書と、その文書と関連づけがなされてい
る関連情報とを読み出して合成し、利用者に提示するよ
うに構成されている。
【0015】しかしながら、このような方法で取り扱う
ことのできる文書はテキストデータや画像データなどの
ように、その表示される位置が常に一定なものに限られ
ている。従って、HTML(Hyper Text Markup Langua
ge)などで記述された構造化文書のように、文書を表示
する際に文書の構成要素が画面上のどの位置に表示され
るかを指定できない文書においては、関連情報を文書全
体に関連づけることはできるが、文書中のある特定の要
素に対してのみ関連づけることはできなかった。
【0016】また、特開平9−62657号公報には、
文書のバージョンを管理する方法が開示されている。こ
の方法では、文書の編集前と編集後の差分をファイルと
して記録することで、過去の任意の時点における文書内
容を復元することを可能としている。即ち、文書のバー
ジョン管理を行うと、元の文書に対してさまざまな編集
操作が加えられても、任意の時点における状態に文書を
即座に復元することができる。そのため、バージョン管
理された文書においては元の(編集前の)文書が失われ
ることがない。
【0017】しかしながら、このような方法では、複数
の利用者(または、編集者)が編集を行う場合が考慮さ
れていない。そのため、例えば、特定の利用者によって
作成された関連情報のみを参照するといった利用形態を
採ることができないという問題があった。
【0018】更に、特開平9−17150号公報に開示
されている方法では、文書の編集が行われた場合には、
その編集を行った者を特定するための情報や、編集を行
った日時などの情報などからなる編集情報を文書に付加
して記録するので、例えば、所定の利用者によって編集
された部分のみを表示することも可能となる。
【0019】このような方法を用いて関連情報を共有す
るようにすると、構造化文書も含めた文書の任意の位置
に、関連情報を付加するとともに、関連情報と元の文書
とを別々に保存することが可能となる。また、付加され
た関連情報にその関連情報を作成した利用者についての
情報も付加することができるので、特定の利用者によっ
て作成された関連情報のみを表示させることも可能とな
る。
【0020】しかしながら、このような方法では、元の
文書と利用者によって作成された関連情報とを分けて保
存することができないため、利用者が編集権を有する文
書に対してのみしか関連情報を付与することができない
という問題があった。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の技術の
問題点を要約すると、関連情報を付加したい文書に対し
て利用者が編集権を持たず、なおかつ、その文書が、H
TMLの様に、文書の記述からテキストや画像などの文
書構成要素の画面上における表示位置が一意に決定でき
ない構造化文書である場合において、次の問題を同時に
解決することができなかった。 (1)元の文書と利用者によって作成された関連情報と
を、過去の文書を復元するという目的以外で、別々に記
録することができない。 (2)構造化文書においては、関連情報を関連づけよう
とする文書の構成要素を一意に指定することができな
い。具体的にはインターネット上に存在する様々な構造
化文書に対して、複製を作成することなく関連情報を付
加するとともに、特定の利用者によって作成された関連
情報のみを参照することができなかった。
【0022】本発明は、以上のような点に鑑みてなされ
たものであり、元の文書と関連情報とを別々に記録する
とともに、文書の所望の構成要素に対して関連情報を付
与することを可能とする文書管理装置を提供することを
目的とする。
【0023】また、本発明は、元の文書と関連情報とを
別々に記録するとともに、文書の所望の構成要素に対し
て関連情報を付与することを可能とする文書管理プログ
ラムが記録された記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、文書と、その文書に関連づけられた関連
情報とを管理する文書管理装置において、前記文書を記
録した第1の記録装置を管理する文書記録装置管理手段
と、前記第1の記録装置に記録されている所定の文書の
任意の構成要素を特定するための特定情報と、前記特定
情報によって特定される構成要素に対して、所定の情報
を付加するための付加情報とを有する関連情報を記録し
た第2の記録装置を管理する関連情報記録装置管理手段
と、前記第1の記録装置に記録されている文書群の中か
ら所望の文書を選択する文書選択手段と、前記文書選択
手段によって選択された文書に対応する関連情報を、前
記第2の記録装置から取得する関連情報取得手段と、前
記関連情報取得手段によって取得された前記関連情報に
含まれている特定情報を参照して、前記文書の所定の構
成要素に対して前記付加情報を付加して参照文書を生成
する参照文書生成手段と、前記参照文書生成手段によっ
て生成された参照文書を表示装置に対して出力する出力
手段と、を有することを特徴とする文書管理装置。
【0025】ここで、文書記録装置管理手段は、文書を
記録した第1の記録装置を管理する。関連情報記録装置
管理手段は、第1の記録装置に記録されている所定の文
書の任意の構成要素を特定するための特定情報と、特定
情報によって特定される構成要素に対して、所定の情報
を付加するための付加情報とを有する関連情報を記録し
た第2の記録装置を管理する。文書選択手段は、第1の
記録装置に記録されている文書群の中から所望の文書を
選択する。文書選択手段によって選択された文書に対応
する関連情報を、第2の記録装置から取得する。参照文
書生成手段は、関連情報取得手段によって取得された関
連情報に含まれている特定情報を参照して、文書の所定
の構成要素に対して付加情報を付加して参照文書を生成
する。出力手段は、参照文書生成手段によって生成され
た参照文書を表示装置に対して出力する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態の構
成例を示すブロック図である。この図において、文書記
録装置管理手段1は、文書を記録した記録装置(記録装
置3a〜3cの何れか)に記録されている文書を管理す
る。
【0027】この実施の形態では、記録装置は、ネット
ワーク2を介して接続されているが、文書記録装置管理
手段1に直接接続してもよい。関連情報記録装置管理手
段4は、記録装置3a〜3cの何れかに記録されている
文書の任意の構成要素を特定するための特定情報と、特
定情報によって特定された構成要素に対して、所定の情
報を付加する付加情報とを有する関連情報を記録した記
録装置(記録装置3a〜3cの何れか)を管理する。
【0028】関連情報編集手段5は、記録装置3a〜3
cに記録されている関連情報を、関連情報記録装置管理
手段4を介して編集する。文書選択手段6は、記録装置
3a〜3cに記録されている文書群の中から所望の文書
を選択する。関連情報取得手段7は、文書選択手段6に
よって選択された文書に対応する関連情報を記録装置か
ら取得する。
【0029】参照文書生成手段8は、関連情報取得手段
7によって取得された関連情報に含まれている特定情報
を参照して、文書の構成要素に対して付加情報を付加し
て参照文書を生成する。
【0030】関連情報選択手段10は、関連情報に含ま
れている、作者を特定するための作者特定情報と、作成
日時または更新日時を特定するための日時特定情報とに
応じて、出力手段9が表示装置11に対して出力する関
連情報を選択する。
【0031】表示装置11は、例えば、CRT(Cathod
e Ray Tube)ディスプレイや、プリンタなどであり、出
力手段9から出力される参照文書を表示出力する。次
に、以上の実施の形態の動作について説明する。
【0032】図2は、記録装置3a〜3cに記録されて
いる構造化文書(例えば、HTML文書等)を、ノード
およびリンクを用いて示した図である。この図におい
て、円はノードであり、各円を連接する矢印はリンクを
示している。
【0033】図3は、図2に示す各ノード中に現れる記
号の意味を示している。例えば、「HTML」は、この
文書全体がHTMLによって記述されていることを示し
ており、また、「HEAD」は、文書のヘッダ部を示す
といった具合である。この図から、図2の文書は、テキ
ストと画像とから構成される文書であることが分かる。
【0034】なお、構造化されていない文書を処理の対
象とする場合には、図4に示すように文書全体を一つの
ノードとすることで、構造化文書に変換することができ
る。図4は構造化されていないテキストファイルを構造
化文書に変換した場合の例である。この例では元のテキ
ストファイルの内容はノード「TEXT」として扱わ
れ、ファイル名がページのタイトルとされている。
【0035】いま、図示せぬ入力装置から、所定の文書
を取得する要求が入力されたとすると、文書選択手段6
は、文書記録装置管理手段1を制御し、所望の文書を対
応する記録装置から取得する。
【0036】また、文書選択手段6は、取得要求がなさ
れた文書に対応する関連情報を取得するように、関連情
報取得手段7に制御信号を供給する。関連情報取得手段
7は、文書選択手段6からの制御信号に応じた関連情報
を、関連情報記録装置管理手段4を制御して取得させ
る。
【0037】図5は、このとき取得される関連情報の一
例を示している。なお、この図の詳細については後述す
る。文書選択手段6によって取得された文書と、関連情
報取得手段7によって取得された関連情報とは、参照文
書生成手段8に供給され、そこで、関連情報に含まれて
いる特定情報を参照して、これらを合成する処理が実行
される。
【0038】即ち、参照文書生成手段8は、供給された
文書の各ノードとリンクとに、一意に決まる固有の番号
を生成して付与する。図6は、図2に示す文書に対し
て、このような固有の番号を付与した場合の一例を示
す。この例では、ノード「HTML」に固有の番号「#
1」が付与され、このノード「HTML」から分岐する
リンクには、それぞれ「#1n」および「#1c」とい
う番号が付与されている(なお、この図の例では、簡略
化のために単に「n」(next)および「c」(content
s)と表記している)。あるノードにおいて、文字
「c」が付与されたリンクでは、そのノードにおいて指
定された属性が有効となる。一方、文字「n」が付与さ
れたリンクでは、そのノードにおいて指定された属性は
無効となる。
【0039】各ノードに付与される番号は、階層が下
(図の右方向)になるにつれ、最下位の桁に“1”が追
加されて番号の桁数が増加する。また、同一の階層にお
いて並置されるノードに対しては、図の下方に移動する
に従って最下位の桁の値が増加される。
【0040】次に、参照文書生成手段8は、以上のよう
にして付与された文書のノード番号を参照して、図5に
示す関連情報と、図6に示す文書とを合成する。なお、
この関連情報は、図5に示すように、「文書A」(図2
に示す文書)に関する関連情報であり、また、その作成
者は、「Sato」である。
【0041】文書を合成する場合において、参照文書生
成手段8は、先ず、ノード番号が「#Sato1」であ
るノード(新たに追加するノード)の挿入位置である
「#1211n」を関連情報から取得する。ここで「#
1211n」は、ノード「#1211」のリンク「n」
の位置を示している。
【0042】次に、参照文書生成手段8は、ノード「#
1211」のリンク「n」に、ノード番号が「#Sat
o1」であり、また、その種類が「MEMO」であるノ
ードを挿入する。なお、「MEMO」は、関連情報が挿
入されていることを示す制御コードである。
【0043】続いて、参照文書生成手段8は、図5に示
すノード「#Sato」のリンクcおよびリンクnを参
照して、新たに追加したノード「#Sato1」から分
岐するリンクの接続先を決定する。この例では、リンク
「c」には、ノード「#Sato2」(次に示すノー
ド)が接続され、また、リンク「n」には、ノード「#
1212」が接続されることになる。
【0044】次に、参照文書生成手段8は、図5の第2
番目の項目を参照して、ノード「#Sato2」を追加
する。この項目では、その挿入位置は、リンク「#Sa
to1c」の後であり、また、そのリンク「c」はノー
ド「#Sato3」に接続される。なお、このノード
「#Sato2」のノードの種類「A」は、「文書1」
へのアンカーを示している。
【0045】最後に、参照文書生成手段8は、図5の第
3番目の項目を参照して、ノード「#Sato3」を追
加する。この項目では、その挿入位置は、リンク「#S
ato2c」の後である。なお、このノード「#Sat
o3」のノードの種類「TEXT」はテキスト情報であ
ることを示し、文書「参考文献」がその内容であること
を示している。
【0046】以上のような処理の結果生成された文書を
図7に示す。この例では、ノード「#1211」とノー
ド「#1212」との間に、新たなノード「#Sato
1」が挿入され、「参考文献」という新たなテキストが
関連づけられている。
【0047】なお、このようにして関連づけられたノー
ドには、そのノードが作成された日時を示す「作成日
時」と、また、更新された場合には更新された日時を示
す「更新日時」とが付与される。
【0048】このようにして合成された参照文書は、出
力手段9に供給される。出力手段9に供給された参照文
書からは、関連情報選択手段10から供給される条件に
応じて、実際に表示する関連情報が選択される。即ち、
関連情報選択手段10は、「元の文書のみを参照す
る」、「全ての関連情報を参照する」、「Satoの作
成した関連情報のみを参照する」、「何月何日までに作
成された関連情報を参照する」といった条件を、出力手
段9に供給する。なお、このような条件は、利用者に入
力装置(図示せず)を介して入力させる。
【0049】出力手段9は、関連情報選択手段10から
供給された条件に応じて参照文書を生成する。図8は、
出力手段9が、ノード「MEMO」以外のノードを描画
する場合の処理の一例を説明するフローチャートであ
る。このフローチャートが開始されると、以下の処理が
実行されることになる。 [S1]出力手段9は、描画の対象となるノード固有の
描画処理、現在の属性保存処理、および、属性変更処理
などを実行する。 [S2]出力手段9は、cにリンクされたノードが存在
する場合には、ステップS3に進み、そうでない場合に
はステップS4に進む。 [S3]出力手段9は、cにリンクされたノードを描画
する処理を行う。 [S4]出力手段9は、過去の属性(変更される前の属
性)へ復元する。 [S5]出力手段9は、nにリンクされたノードが存在
する場合にはステップS6に進み、そうでない場合には
処理を終了する。 [S6]出力手段9は、nにリンクされたノードを描画
する。
【0050】以上の処理によれば、ノード「MEMO」
以外のノードを描画することが可能となる。なお、以上
の描画処理は、通常のHTML文書を表示する場合と同
様である。
【0051】図9は、出力手段9が参照文書を表示装置
11に対して出力する場合に実行される処理であって、
処理の対象がノード「MEMO」である場合の処理の一
例を示すフローチャートである。このフローチャートが
開始されると、以下のような処理が実行されることにな
る。 [S21]出力手段9は、cにリンクされたノードが描
画条件を満足する場合にはステップS22に進み、そう
でない場合にはステップS24に進む。
【0052】図7の文書の例において、ノード「MEM
O」が有する属性が関連情報選択手段10から供給され
た条件を満足している場合には、ステップS22に進
む。 [S22]出力手段9は、cにリンクされたノードが存
在する場合には、ステップS23に進み、そうでない場
合には処理を終了する。
【0053】図7の例では、ノード「MEMO」からは
ノード「c」が派生しているので、ステップS23に進
む。 [S23]出力手段9は、cにリンクされたノードを描
画する。
【0054】図7の例では、「参考文献」が描画され
る。 [S24]出力手段9は、nにリンクされたノードが存
在している場合には、ステップS25に進み、そうでな
い場合には、処理を終了する。 [S25]出力手段9は、nにリンクされているノード
の描画を実行する。
【0055】以上のような処理により、参照文書に挿入
されたノード「MEMO」を、関連情報選択手段10か
ら供給される条件に応じて描画することができる。即
ち、「MEMO」ノードに付加されている日時情報や作
者情報が、関連情報選択手段10から供給された条件を
満足している場合には、リンク「c」に連接されている
ノードを実行し、それ以外の場合にはリンク「n」に連
接されているノードを実行することにより、入力条件に
応じた参照情報を表示することができる。
【0056】図10は、以上のような処理によって表示
装置11に表示される画面の表示例である。この表示例
では、ウィンドウの上部に、図7のノード「#111
1」の内容である「文書の題名」が表示されている。ま
た、ウィンドウ内の最上行には、ノード「#1211
1」の内容である「段落の題名」が表示されている。そ
の下には、ノード「#Sato2」の内容である「文書
1」と、ノード「#Sato3」の内容である「参考文
献」が表示されている。更にその下には、ノード「#1
212」の内容である「段落の内容」と、ノード「#1
2131」の内容である画像データとが表示されてい
る。
【0057】「文書の題名」の下にあるメニュー「メ
モ」には、この文書に付加されている関連情報の種類が
表示される。この例では、関連情報は、図5に示す「S
ato」によって作成されたものだけであるので、プル
ダウンメニュー内には、「Sato」のみが表示されて
いる。なお、この例では、プルダウンメニュー内の項目
「Sato」がチェックされているので、図5に示す関
連情報が画面上に表示されているが、このチェックを外
すことにより、このような情報を画面上に表示させない
ようにすることもできる。
【0058】なお、「Sato」によって付加された
「参考文献」は、画面上の下線が施された「参考文献」
の部分を、図示せぬポインティングデバイスなどによっ
て指定することによって参照することが可能となる。
【0059】以上の例では、新たな文書(参考文献)を
リンクする場合について説明したが、文書の属性の一部
を変更することも可能である。図11は、文書の一部に
消線を示す横線を追加するための関連情報を示してい
る。この図において、「STRIKE」は、消線を施す
ことを示している。
【0060】図12は、図11の関連情報を、図2に示
す文書と合成した場合に得られる参照文書の一例を示
す。この例では、2つの「MEMO」と1つの「STR
IKE」とが挿入されている。
【0061】このような参照文書を描画する場合、先
ず、ノード「#Sato4」において、描画の条件を満
たす場合には、リンク「c」に接続されているノード
「#Sato5」の「STRIKE」が実行される。次
に、ノード「STRIKE」のリンク「c」に接続され
ているノード「#1212」が描画され、続いて、この
ノードのリンク「c」に接続されているノード「#Sa
to6」が実行される。
【0062】ノード「#Sato6」では、描画の条件
を満たすか否かが判定される。いま、描画の条件が満た
されているとしているので、リンク「c」に接続されて
いるノード「#Sato5」が実行される。そして、こ
のノード「#Sato5」では、リンク「n」が選択さ
れ、ノード「#1213」に移動することになる。
【0063】即ち、ノード「#1212」(段落の内
容)は、ノード「#Sato5」(STRIKE)によ
って囲繞されているので、この囲繞された部分に対し
て、消線を示す横線が施されることになる。
【0064】次に、1つのノードを分割して所定の属性
を付与する場合の例について説明する。図13は、1つ
のノードの文書の一部に対して消線を施す場合の関連情
報を示している。
【0065】この図に示す第1番目の項目では、挿入位
置が「#1212−c3」とされている。ここで、「c
3」は、ノード「#1212」の3文字目の後に挿入す
ることを示している。
【0066】このような関連情報が、図2に示す文書と
合成された場合に生成される参照文書の一例を図14に
示す。この例では、ノード「#1212」が3文字目を
境にして、ノード「#1212−0」と「#1212−
3」とに分割されている。そして、ノード「#1212
−3」の内容に対して消線を施すために、その前後にそ
の内容が「MEMO」であるノード「#Sato7」
と、ノード「#Sato9」とが挿入されている。
【0067】このような参照文書を描画する場合、先
ず、ノード「#1212−0」の内容である旧ノード
「#1212」の最初の3文字が表示された後、ノード
「#Sato7」へ移動する。ノード「#Sato7」
において、描画の条件を満たしている場合には、ノード
「#Sato8」(STRIKE)が実行される。そし
て、ノード「#1212−3」が描画された後、ノード
「#Sato9」に移動し、描画の条件を満足している
か否かが判定される。ここでは、満足しているとして説
明を行っているので、ノード「#Sato8」に進んで
「STRIKE」が実行される。その結果、ノード「#
Sato8」によって囲繞されたノード「#1212−
3」の内容に対して消線が施されることになる。
【0068】続いて、図15を参照して、関連情報の挿
入位置が画像の所定の領域である場合について説明す
る。図15は、画像の所定の領域に情報を挿入するため
の関連情報の一例を示す。この例において、ノード「M
AP」(#Sato11)は領域を定義する記述の論理
単位であり、ノード「AREA」(#Sato12)は
特定領域の持つ機能の定義である。このノード「ARE
A」に関連情報が挿入される画像上の領域や他の文書へ
の参照情報などが保持される。利用者「Sato」の
「IMAGE」ノード(#Sato13)は、図2に示
す文書の「IMAGE」ノード(#1213)とは異な
り、画像の領域の定義を参照する機能を保持している。
【0069】このような関連情報と、図7に示す文書と
が合成された結果を、図16に示す。この例では、ノー
ド「#1212」とノード「#1213」との間に、ノ
ード「#Sato10」が挿入されており、ノード「#
Sato10」のリンク「c」には、ノード「#Sat
o11」とノード「#Sato12」とが順に接続され
ている。また、ノード「#Sato11」のリンク
「n」には、ノード「#Sato13」が接続され、こ
のノード「#Sato13」は、ノード「#1213
1」に接続されている。
【0070】このような関連情報により、ノード「#1
2131」の画像の特定の領域に対して、例えば、テキ
ストや画像などを付加することができる。ところで、以
上のような関連情報は、関連情報編集手段5によって、
適宜変更することができる。
【0071】即ち、関連情報編集手段5は、図示せぬ入
力装置を介して入力された利用者の指令に従い、記録装
置3a〜3cに保持されている関連情報を読み出して編
集する。関連情報編集手段5によって関連情報が編集さ
れると、参照文書生成手段8は、参照文書を再度生成し
て表示装置に表示させる。関連情報編集手段5によって
実行可能な編集操作は、関連情報の各構成要素の新規作
成、属性の変更、削除などである。
【0072】以上のような実施の形態によれば、元の文
書と、その文書に付加された関連情報とを別々に保存す
ることが可能となるので、編集しようとする文書に対し
て編集権を有しない場合においても関連情報を付加する
ことが可能となる。
【0073】また、文書中の任意の位置に関連情報を挿
入することが可能となるとともに、文書の表示形式に拘
わらず、常に、一定の位置に関連情報を表示させること
が可能となる。
【0074】次に、図17を参照して、本発明の第2の
実施の形態の構成例について説明する。この実施の形態
においては、図1の場合に比較して、関連情報編集手段
5が除外され、その代わりに、参照文書記録装置管理手
段30、参照文書編集手段31、関連情報抽出手段3
2、および、供給手段33が新たに追加されている。そ
の他の構成は、図1の場合と同様であるので、その説明
は省略する。
【0075】参照文書記録装置管理手段30は、参照文
書生成手段8によって生成された参照文書を記録してい
る記録装置を管理する。なお、この例では、ネットワー
ク2を介して記録装置に接続するようにしたが、記録装
置を参照文書記録装置管理手段30に直接接続してもよ
い。
【0076】参照文書編集手段31は、参照文書記録装
置管理手段30を介して、参照文書生成手段8によって
生成された参照文書(または、記録装置に記録されてい
る参照文書)を編集する。関連情報抽出手段32は、参
照文書編集手段31によって編集された文書から、関連
情報を抽出して供給手段33に出力する。供給手段33
は、関連情報を、作者毎のファイルに分割して、関連情
報記録装置管理手段4に供給して管理させる。
【0077】なお、以上の実施の形態においては、関連
情報編集手段5を除いた構成としたが、これをそのまま
残した構成としてもよい。次に、図18を参照して、以
上の実施の形態の動作について説明する。図18に示す
フローチャートは、生成された参照文書を編集する場合
に実行される。このフローチャートが開始されると、以
下の処理が実行されることになる。 [S41]参照文書編集手段31は、参照文書が表示さ
れた画面上において、所定の領域が指定されたか否かを
判定する。その結果、領域が指定された(YES)と判
定した場合には、ステップS42に進み、また、領域が
指定されていない(NO)と判定した場合には、ステッ
プS43に進む。 [S42]参照文書編集手段31は、関連情報の挿入位
置を、選択された領域の始めと終わりとに設定する。 [S43]参照文書編集手段31は、関連情報の挿入位
置を、図示せぬポインティングデバイスなどに連動した
カーソルの位置とする。 [S44]参照文書編集手段31は、変数Nを値1に初
期設定する。 [S45]参照文書編集手段31は、挿入しようとする
文書(関連情報)の最初のノードをQとし、また、Qの
リンク先を、リンク「c」とリンク「n」とに設定す
る。 [S46]参照文書編集手段31は、PにN番目の挿入
位置を代入する。 [S47]参照文書編集手段31は、「MEMO」ノー
ドの挿入処理を実行する。なお、この処理の詳細につい
ては、図18を参照して後述する。 [S48]参照文書編集手段31は、ステップS41に
おいて、領域が選択されたか否かを判定する。その結
果、領域が選択されたと判定した場合にはステップS4
9に進み、それ以外の場合にはステップS51に進む。 [S49]参照文書編集手段31は、Rを挿入された
「MEMO」ノードとする。 [S50]参照文書編集手段31は、N番目のQ(挿入
しようとする関連情報)のリンク先として、R(挿入さ
れた「MEMO」ノード)のリンク「n」のリンク先を
指定する。 [S51]参照文書編集手段31は、変数Nの値を
“1”だけインクリメントする。 [S52]参照文書編集手段31は、変数Nの値が挿入
位置の数よりも大きい場合には処理を終了し、それ以外
の場合にはステップS46に戻る。
【0078】次に、図19を参照して、図18に示す
「MEMO」ノードの挿入処理の詳細について説明す
る。このフローチャートが開始されると、以下の処理が
実行されることになる。 [S71]参照文書編集手段31は、Pがノードの終端
または始端である場合にはステップS72に進み、それ
以外の場合にはステップS73に進む。 [S72]参照文書編集手段31は、Pにおいてノード
を2つに分割する。 [S73]参照文書編集手段31は、P1をPの直前の
ノードとし、また、P2をPの直後のノードとする。 [S74]参照文書編集手段31は、Mを新しい「ME
MO」ノードとする。 [S75]参照文書編集手段31は、P1のリンク
「n」をMとし、Mのリンク「c」をQとし、更に、M
のリンク「n」をP2とする。そして、図18に示す処
理に復帰(リターン)する。
【0079】以上の処理により、参照文書を直接編集し
て新たな参照文書を生成することが可能となる。次に、
図20〜図23を参照して、以上の処理を具体例を挙げ
て説明する。いま、図7に示す参照文書が、表示装置1
1に図20に示すように表示されているとする。
【0080】このとき、利用者(=Kato)が、テキ
スト「段落の内容」を、例えば、図示せぬポインティン
グデバイスなどにより指定した後、「メモ」メニューか
ら項目「新規作成」を選択すると、図20の右側に示す
ような「メモの作成」ウィンドウが表示される。
【0081】このウィンドウにおいて、メモの種類とし
て「リンク」を選択し、リンク先として「文書2」を入
力すると、図18および図19に示す処理が実行される
ことになる。
【0082】図21は、図18および図19の処理が実
行された結果、生成される参照文書の一例を示す図であ
る。この図に示すように、参照文書編集手段31は、図
20の画面上において選択された領域の始め(リンク
「#Sato1n」)と終り(リンク「1212n」)
に「MEMO」ノードを挿入し、また、ノード「#Ka
to1」のリンク「c」に対して、「文書2」を参照す
ることを示す「A」ノードを付加している。
【0083】このようにして作成された参照文書は、参
照文書記録装置管理手段30を介して、記録装置(記録
装置3a〜3cの何れか)に記録されるとともに、参照
文書生成手段8を介して出力手段9に供給され、表示装
置11に表示されることになる。従って、利用者は、参
照文書に対して行った編集結果をリアルタイムで確認す
ることが可能となる。
【0084】そして、編集した文書を保存する場合に
は、関連情報抽出手段32が、作成された参照文書から
関連情報を抽出して供給手段33に出力する。供給手段
33は、関連情報抽出手段32によって抽出された関連
情報を、利用者毎に分割し、参照文書記録装置管理手段
30に供給する。参照文書記録装置管理手段30は、利
用者毎の関連情報を、それぞれ1つのファイルとして、
対応する記録装置に記録させる。
【0085】いまの例では、利用者「Sato」と「K
ato」が生成した関連情報が抽出される。供給手段3
3は、抽出された関連情報を「Sato」および「Ka
to」のものに分割して、関連情報記録装置管理手段4
に供給する。そして、関連情報記録装置管理手段4は、
関連情報を利用者毎に1つのファイルとして、対応する
記録装置に記録させる。従って、いまの例では、利用者
「Sato」と「Kato」に対応する関連情報のファ
イルが、所定の記録装置に記録されることになる。図2
2に、抽出された「Kato」の関連情報を示す。
【0086】この様な編集作業において、ノードやリン
クの削除は、利用者が編集権を有する文書に対してしか
行うことはできない。つまり、元の文書が利用者「Ka
to」にとって編集権のない文書であるならば、削除す
ることができるノードやリンクは「Kato」によって
作成された関連情報のみとなる。
【0087】しかしながら、編集権のないノードやリン
クを、新たな関連情報によって「隠蔽」することはでき
る。図23は、他の利用者が作成した文書(または関連
情報)を隠蔽するための関連情報が付与された参照文書
の一例である。
【0088】この例では、ノード「#Sato1」とノ
ード「#1213」との間に、ノード「#1212」の
内容を隠蔽するための関連情報が挿入されている。即
ち、ノード「#Kato2」の内容である「OUT」
は、そのノードのリンク「c」に接続されているノード
「#1212」の内容を隠蔽し、表示装置11上に表示
されないようにする。
【0089】このような関連情報によれば、編集権を有
しない文書に対しても、その内容の一部をあたかも削除
するような編集処理を施すことが可能となる。なお、第
1の実施の形態では、関連情報を編集する度に、参照文
書作成手段8によって参照文書が再度作成されて表示さ
れるが、第2の実施の形態においては参照文書に対して
直接編集操作を行うため、編集操作の度に参照文書作成
手段8が機能する必要が無くなり、その結果、編集の効
率を向上させることが可能となる。
【0090】また、第1の実施の形態においては、編集
操作を適用できるのは関連情報だけであり、文書そのも
のを編集することは不可能であった。しかし第2の実施
の形態においては、関連情報抽出手段32によって、関
連情報が抽出された残りの文書を、文書記録装置管理手
段1に供給して記録させるようにすれば、編集権を有す
る文書に関連情報が付与された参照文書が表示されてい
る場合には、関連情報のみならず文書に対しても編集を
行うことができる。
【0091】なお、以上の実施の形態においては、編集
処理としては、消線処理や文書の追加等を例に挙げた
が、本発明はこれらのみに限定されるものではないこと
はいうまでもない。
【0092】また、上記の処理機能は、コンピュータに
よって実現することができる。その場合、文書管理装置
が有すべき機能の処理内容は、コンピュータで読み取り
可能な記録媒体に記録されたプログラムに記述されてお
り、このプログラムをコンピュータで実行することによ
り、上記処理がコンピュータで実現される。コンピュー
タで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置や
半導体メモリ等がある。
【0093】市場に流通させる場合には、CD−ROM
(Compact Disk Read Only Memory)やフロッピーディス
ク等の可搬型記録媒体にプログラムを格納して流通させ
たり、ネットワークを介して接続されたコンピュータの
記憶装置に格納しておき、ネットワークを通じて他のコ
ンピュータに転送することもできる。コンピュータで実
行する際には、コンピュータ内のハードディスク装置等
にプログラムを格納しておき、メインメモリにロードし
て実行するようにすればよい。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、文書記
録装置管理手段は、文書を記録した第1の記録装置を管
理し、関連情報記録装置管理手段は、第1の記録装置に
記録されている所定の文書の任意の構成要素を特定する
特定情報と、特定情報によって特定される構成要素に対
して、所定の情報を付加する付加情報とを有する関連情
報を記録した第2の記録装置を管理し、文書選択手段
は、第1の記録装置に記録されている文書群の中から所
望の文書を選択し、文書選択手段によって選択された文
書に対応する関連情報を、第2の記録装置から取得し、
参照文書生成手段は、関連情報取得手段によって取得さ
れた関連情報に含まれている特定情報を参照して、文書
の構成要素に対して付加情報を付加して参照文書を生成
し、出力手段は、参照文書生成手段によって生成された
参照文書を表示装置に対して出力するようにしたので、
編集権を有していない文書に対しても関連情報を付加す
ることが可能となる。
【0095】また、本発明によれば、文書の任意の構成
要素に対して関連情報を付加することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の構成例を示すブ
ロック図である。
【図2】 図1に示す実施の形態の記録装置に記録され
ている構造化文書の一例を示す図である。
【図3】 図2に示す構造化文書の各ノード名の意味を
示す図である。
【図4】 構造化されていない文書を構造化した場合の
一例を示す図である。
【図5】 図1に示す記録装置に記録されている関連情
報の一例を示す図である。
【図6】 図2に示す文書に対してノード番号を付与し
た場合の一例である。
【図7】 図6に示す文書に対して、図5に示す関連情
報を合成した結果生成される参照文書の一例を示す図で
ある。
【図8】 参照文書を表示する場合において、「MEM
O」ノード以外のノードに対する処理の一例を説明する
フローチャートである。
【図9】 参照文書を表示する場合において、「MEM
O」ノードに対する処理の一例を説明するフローチャー
トである。
【図10】 図7に示す参照文書を表示した場合の表示
例である。
【図11】 ノードを消去する関連情報の一例を示す図
である。
【図12】 図2に示す文書に対して、図11に示す関
連情報を合成した結果生成される参照文書の一例を示す
図である。
【図13】 ノードの一部を消去する関連情報の一例を
示す図である。
【図14】 図2に示す文書に対して、図13に示す関
連情報を合成した結果生成される参照文書の一例を示す
図である。
【図15】 画像の一部に対して情報を付加するための
関連情報である。
【図16】 図7に示す文書に対して、図15に示す関
連情報を合成した結果生成される参照文書の一例を示す
図である。
【図17】 本発明の第2の実施の形態の構成例を示す
ブロック図である。
【図18】 図17に示す実施の形態において実行され
る処理の一例を示すフローチャートである。
【図19】 図18に示す「MEMOノードの挿入」処
理の詳細を説明するフローチャートである。
【図20】 図17に示す実施の形態において、参照文
書を編集する場合の画面の表示例である。
【図21】 「文書2」が挿入された参照文書の一例で
ある。
【図22】 図21に示す参照文書に対応する関連情報
である。
【図23】 テキストのコメントを隠蔽する参照文書の
一例である。
【符号の説明】
1 文書記録装置管理手段 2 ネットワーク 3a〜3c 記録装置 4 関連情報記録装置管理手段 5 関連情報編集手段 6 文書選択手段 7 関連情報取得手段 8 参照文書生成手段 9 出力手段 10 関連情報選択手段 11 表示装置 30 参照文書記録装置管理手段 31 参照文書編集手段 32 関連情報抽出手段 33 供給手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書と、その文書に関連づけられた関連
    情報とを管理する文書管理装置において、 前記文書を記録した第1の記録装置を管理する文書記録
    装置管理手段と、 前記第1の記録装置に記録されている所定の文書の任意
    の構成要素を特定するための特定情報と、前記特定情報
    によって特定される構成要素に対して、所定の情報を付
    加するための付加情報とを有する関連情報を記録した第
    2の記録装置を管理する関連情報記録装置管理手段と、 前記第1の記録装置に記録されている文書群の中から所
    望の文書を選択する文書選択手段と、 前記文書選択手段によって選択された文書に対応する関
    連情報を、前記第2の記録装置から取得する関連情報取
    得手段と、 前記関連情報取得手段によって取得された関連情報に含
    まれている前記特定情報を参照して、前記文書の所定の
    構成要素に対して前記付加情報を付加して参照文書を生
    成する参照文書生成手段と、 前記参照文書生成手段によって生成された参照文書を表
    示装置に対して出力する出力手段と、 を有することを特徴とする文書管理装置。
  2. 【請求項2】 前記文書は構造化文書であり、 前記特定情報は、前記構造化文書を構成するノードとリ
    ンクに対して一意に決まる固有の情報であることを特徴
    とする請求項1記載の文書管理装置。
  3. 【請求項3】 前記関連情報は、その関連情報を作成し
    た作者を特定する作者特定情報と、その関連情報が作成
    された日時、または、更新された日時を特定する日時特
    定情報とを有し、 前記関連情報取得手段によって取得された関連情報に含
    まれている、前記作者特定情報と前記日時特定情報とに
    応じて、前記出力手段が、前記表示装置に対して出力す
    る関連情報を選択する関連情報選択手段を更に有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の文書管理装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の記録装置に記録されている関
    連情報を編集する関連情報編集手段を更に有することを
    特徴とする請求項1記載の文書管理装置。
  5. 【請求項5】 前記参照文書生成手段によって生成され
    た参照文書を記録する第3の記録装置を管理する参照文
    書記録装置管理手段と、 前記第3の記録装置に記録されている参照文書を編集す
    る参照文書編集手段と、 前記参照文書編集手段によって編集された文書から関連
    情報を抽出する関連情報抽出手段と、 前記関連情報抽出手段によって抽出された関連情報を、
    作者毎のファイルに分割して、前記関連情報記録装置管
    理手段に供給して管理させる供給手段と、を更に有する
    ことを特徴とする請求項1記載の文書管理装置。
  6. 【請求項6】 文書と、その文書に関連づけられた関連
    情報とを管理する文書管理プログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体において、 コンピュータを、 前記文書を記録した第1の記録装置を管理する文書記録
    装置管理手段、 前記第1の記録装置に記録されている所定の文書の任意
    の構成要素を特定するための特定情報と、前記特定情報
    によって特定される構成要素に対して、所定の情報を付
    加するための付加情報とを有する関連情報を記録した第
    2の記録装置を管理する関連情報記録装置管理手段、 前記第1の記録装置に記録されている文書群の中から所
    望の文書を選択する文書選択手段、 前記文書選択手段によって選択された文書に対応する関
    連情報を、前記第2の記録装置から取得する関連情報取
    得手段、 前記関連情報取得手段によって取得された関連情報に含
    まれている前記特定情報を参照して、前記文書の所定の
    構成要素に対して前記付加情報を付加して参照文書を生
    成する参照文書生成手段、 前記参照文書生成手段によって生成された参照文書を表
    示装置に対して出力する出力手段、 として機能させるプログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006051718A1 (ja) * 2004-11-12 2006-05-18 Justsystems Corporation 文書処理装置及び文書処理方法
JP2009026122A (ja) * 2007-07-20 2009-02-05 Konica Minolta Business Technologies Inc 文書処理装置、文書処理方法、および文書処理プログラム

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