JPH11232255A - 光ディスク、情報表示装置及び情報表示方法 - Google Patents

光ディスク、情報表示装置及び情報表示方法

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JPH11232255A
JPH11232255A JP10028103A JP2810398A JPH11232255A JP H11232255 A JPH11232255 A JP H11232255A JP 10028103 A JP10028103 A JP 10028103A JP 2810398 A JP2810398 A JP 2810398A JP H11232255 A JPH11232255 A JP H11232255A
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JP10028103A
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English (en)
Inventor
Chisayo Shiga
智佐代 志賀
Tamaki Maeno
環 前野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、光ディスク、情報表示装置及び情報
表示方法に関し、例えばテキストデータを記録した小径
の光ディスクと、この光ディスクに記録された文字情報
を表示する再生システムに適用して、編集者の意図する
表示形態でテキストデータを表示できるようにする。 【解決手段】本発明は、所望の文字コードに制御コード
を設定して禁則処理を指示し、またこのように設定した
制御コードを基準にして禁則処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク、情報
表示装置及び情報表示方法に関し、例えばテキストデー
タを記録した小径の光ディスクと、この光ディスクに記
録されたテキストデータを表示する再生システムに適用
することができる。本発明は、所望の文字に制御コード
を設定して禁則処理を指示することにより、またこのよ
うに設定した制御コードを基準にして禁則処理すること
により、編集者の意図する表示形態でテキストデータを
表示できるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクを利用した電子出版物
においては、光ディスクに記録された辞書、辞典等があ
る。このような光ディスクにおいては、EB(Electron
ic Book )規格に従った構造によりテキストデータが記
録されるようになされており、専用の再生装置、パーソ
ナルコンピュータ等にセットして、種々の情報を検索で
きるようになされている。
【0003】すなわちこの種のCD−ROMは、一般の
CD−ROMと同様に最内周に管理データの記録領域が
形成され、この管理データの記録領域にこの光ディスク
のボリューム等のデータ、管理用テーブル(すなわちT
OCでなる)等が記録される。光ディスクは、この管理
データにより一般のCD−ROMと識別できるようにな
されている。
【0004】さらにこの種の光ディスクは、管理データ
により管理される漢字辞書、国語辞書、英和辞典等のフ
ァイルが記録される。ここで各ファイルは、表記型イン
デックス形式の見出し語と、この見出し語により指定さ
れる本文情報とにより構成される。また本文情報は、一
般にテキストデータにより構成される。これに対応して
再生装置は、例えばユーザーの入力した検索語を見出し
語より検索して対応する本文情報をアクセスすることに
より、ユーザーの所望する検索語について、その意味等
を表示するようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような出
版物においては、編集者の意図した表示形態によりテキ
ストデータを表示することが求められる。
【0006】すなわち書物による出版物においては、特
定の文字については、行頭に代えて直前の行末に配置
し、これにより文章を理解し易くする場合がある。また
これとは逆に、行末に代えて続く行頭に配置することに
より、続く文字と連続するように特定の文字を配置する
場合もある。
【0007】このような行頭禁則処理、行末禁則処理を
編集者の意図するように実行することができれば、この
種の光ディスクの使い勝手を一段と向上でき、また適用
範囲を一段と拡大できると考えられる。
【0008】ところがこの種の光ディスクは、パーソナ
ルコンピュータ等によっても再生でき、パーソナルコン
ピュータにおいては、表示装置の表示画面中に、ユーザ
ーにより設定された表示領域(ウインドウでなる)を形
成し、この表示領域の大きさに対応する1行の文字数に
よりテキストデータを表示する。
【0009】これによりテキストデータを構成する各文
字の表示位置が種々に変化し、これにより編集者の意図
した行頭禁則処理、行末禁則処理を実行できない問題が
あった。
【0010】因みに、従来、この種の光ディスクを再生
する専用の再生装置においては、文字コードを判定する
ことによ
り、「、」、「。」、「,」、「.」、「)」、「〕」
、「」」等の文字が行頭に表示される場合に限り、行頭
に代えて直前の行末に表示するようになされている。こ
れにより従来のシステムにおいては、如何なる形態でテ
キストデータが表示されるのかは、再生装置側の処理に
より決まることになっていた。
【0011】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、編集者の意図した表示形態によりテキストデータを
表示することができる光ディスク、情報表示装置及び情
報表示方法を提案しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、光ディスクに適用して、テキスト
データを構成する所望の文字コードに禁則処理を指示す
る制御コードを付加する。
【0013】また情報表示装置及び情報表示方法に適用
して、テキストデータを構成する文字の表示位置に応じ
て、この文字の文字コードに付加された制御コードを判
定して、この文字の表示位置を変更する。
【0014】光ディスクに適用して、テキストデータを
構成する所望の文字コードに禁則処理を指示する制御コ
ードを付加すれば、種々の1行文字数によりテキストデ
ータを表示する場合でも、行頭、行末に表示する文字コ
ードについて、制御コードを判定し、判定結果に基づい
て表示位置を変更して、光ディスクの編集段階で意図し
た禁則処理を実行することができる。
【0015】また情報表示装置及び情報表示方法に適用
して、テキストデータを構成する文字の表示位置に応じ
て、この文字の文字コードに付加された制御コードを判
定して、この文字の表示位置を変更すれば、光ディスク
を編集する段階で意図的に付加された制御コードにより
禁則処理を実行できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0017】(1−1)全体構成 図2は、本発明の実施の形態に係る光ディスクの再生装
置を示す斜視図である。この再生装置1は、所望の検索
語により光ディスクを検索してその検索結果を表示する
ようになされている。
【0018】すなわち再生装置1は、全体として薄型の
直方体形状に形成され、表蓋2が開閉できるように形成
されている。再生装置1は、この表蓋2の内側面に、液
晶表示パネル3が配置され、この液晶表示パネル3に検
索結果等を表示するようになされている。また液晶表示
パネル3に隣接してスピーカー4が配置され、例えばコ
ンパクトディスクを再生する場合にはこのスピーカー4
より再生音を出力するようになされている。
【0019】これに対して本体5側には、上面に種々の
操作子が配置され、これらの操作子を操作して、光ディ
スクに記録された国語辞典、漢和辞典、英和辞典等より
検索対象を切り換え得るように構成され、また検索語等
を入力できるようになされている。これに対して本体5
の側面には、矩形形状の開口でなる光ディスクの挿入口
6が形成される。ここでこの再生装置1では、所定の収
納ケース7に光ディスク8を収納した後、この収納ケー
ス7を挿入口6より挿入して光ディスク8を装填するよ
うになされている。
【0020】図3は、この再生装置1を示すブロック図
である。この再生装置1において、光ディスクドライブ
10は、スピンドルモータにより光ディスク8を線速度
一定の条件で回転駆動し、この状態でこの光ディスク8
に光ピックアップよりレーザービームを照射する。さら
に光ディスクドライブ10は、このレーザービームの戻
り光を光ピックアップで受光し、この受光結果に基づい
て、トラッキング制御、フォーカス制御及びスピンドル
制御の処理を実行する。また光ディスクドライブ10
は、中央処理ユニット(CPU)11より出力される制
御信号に応動して光ピックアップを移動させ、これによ
りシークの処理を実行する。
【0021】また光ディスクドライブ10は、この戻り
光の光量変化に応じて信号レベルの変化する再生信号を
生成し、この再生信号を2値化して再生クロックを生成
する。さらに光ディスクドライブ10は、この再生クロ
ックを基準にして2値化した信号を順次ラッチし、これ
によりシリアルデータを再生する。
【0022】データ処理部12は、CD−ROMと同一
のデータ処理手法等に従って、光ディスクドライブ10
で再生されたこのシリアルデータを復号化処理、誤り訂
正処理、デインターリーブ処理し、これにより光ディス
ク8に記録されたデータを再生する。データ処理部12
は、この再生したデータをインターフェース13を介し
て中央処理ユニット11に通知する。
【0023】キー入力部14は、本体5に配置された各
種操作子の操作を検出し、インターフェース13を介し
て中央処理ユニット11に通知する。
【0024】表示制御部15は、インターフェース13
を介して中央処理ユニット11より通知されるフォント
情報をビデオRAM(VRAM)16に展開する。さら
に表示制御部15は、このビデオRAM16に展開した
内容に従って液晶表示パネル3を駆動する。これにより
中央処理ユニット11の制御に従って、光ディスク8に
記録されたテキストデータを表示し、検索結果等を表示
するようになされている。
【0025】メインROM17は、中央処理ユニット1
1の処理プログラム、液晶表示パネル3の表示に使用す
るフォント情報を記録する。メインROM17は、光デ
ィスク8に記録されたテキストデータの文字コードに対
応して、各フォント情報を保持し、この実施の形態では
JIS(Japan Industrial Standard )コード及びIS
O(International Organization for Standardizatio
n)コードの各文字コードに対応してフォント情報を記
録するようになされている。
【0026】中央処理ユニット11は、メインRAM1
8にワークエリアを確保して、メインROM17に記録
された処理手順を実行することにより、この再生装置1
全体の動作を制御するコントローラを構成する。すなわ
ち中央処理ユニット11は、キー入力部14を介して検
出される操作子の操作に応動して光ディスクドライブ1
0を駆動して光ディスク8をアクセスし、その結果デー
タ処理部12で再生されるデータをインターフェース1
3を介して取り込む。またこの取り込んだデータに基づ
いてスピーカー4を駆動し、これにより音声データの再
生結果を出力する。また表示制御部15を介して取り込
んだデータにより直接ビデオRAM16の内容を更新す
ることにより、光ディスク8に記録されたグラフィック
データを表示する。また通常の検索時においては、取り
込んだデータよりメインROM17をアクセスしてフォ
ント情報をロードし、このロードしたフォント情報によ
りビデオRAM16の内容を更新し、これにより光ディ
スク8に記録されたテキストデータを表示する。
【0027】図4は、この中央処理ユニット11の処理
手順を示すフローチャートである。中央処理ユニット1
1は、電源が投入されると、又は光ディスク8が装填さ
れると、ステップSP1からステップSP2に移り、装
置全体を初期化する。続いて中央処理ユニット11は、
ステップSP3に移り、光ディスク8の管理データをロ
ードしてメインRAM18に展開することにより、装填
された光ディスク8をアクセスできるように各種処理変
数を初期化する。
【0028】続いて中央処理ユニット11は、ステップ
SP4に移り、ここで光ディスク8に記録された外字の
データ、検索等の処理に使用するページアドレスを光デ
ィスク8より獲得する。これらにより中央処理ユニット
11は、一連の初期化処理を実行すると、ステップSP
5に移り、操作子の操作により、再生する文献、この文
献の検索方法の入力を受け付ける。
【0029】続いて中央処理ユニット11は、ステップ
SP6に移り、入力された検索方法を判定する。ここで
前方一致検索、後方一致検索、条件検索、複合検索の何
れかが選択された場合、中央処理ユニット11は、ステ
ップSP7に移り、この検索方法と前後して入力された
検索語に従って、あいまい検索により光ディスク8に記
録された見出し語を検索し、検索した見出し語を一覧形
式により表示する。
【0030】続いて中央処理ユニット11は、続くステ
ップSP8において、この一覧形式による表示よりユー
ザが見出し語を指定すると、この指定した見出し語の内
容でなるテキストデータを光ディスク8より再生し、こ
の再生した内容を表示する。このとき光ディスク8に、
この見出し語に対してテキストデータに加えて音声デー
タが記録されている場合、この音声データをスピーカー
4より出力する。
【0031】これに対してメニュー検索が選択された場
合、中央処理ユニット11は、ステップSP6からステ
ップSP9に移り、光ディスク8に記録された見出し語
を階層形式により順次表示する。中央処理ユニット11
は、続くステップSP8において、このようにして表示
した見出し語の中からユーザが指定した見出し語の内容
を光ディスク8より再生し、この再生した内容を表示す
る。なおこの場合も中央処理ユニット11は、必要に応
じて音声データをスピーカー4より出力する。
【0032】これに対してグラフィック検索が選択され
た場合、中央処理ユニット11は、ステップSP6より
ステップSP10に移り、光ディスク8よりユーザーの
指定したグラフィックデータを再生して表示する。
【0033】このようにしてユーザーの意図する検索結
果を表示すると、中央処理ユニット11は、ステップS
P11に移り、文献、検索方法の変更がユーザーにより
入力されたか否か判断し、ここで肯定結果が得られる
と、ステップSP5に戻る。これに対してステップSP
11において否定結果が得られると、中央処理ユニット
11は、ステップSP12に移り、電源がオフ操作され
たか否か判断する。
【0034】ここで否定結果が得られると、中央処理ユ
ニット11は、ステップSP8に移り、ユーザーによる
操作子の操作に応動して表示画面を切り換えると共に、
続くユーザーの選択した見出し語について本文を表示す
る。なおグラフィック検索が選択されている場合、中央
処理ユニット11は、このステップSP8に代えてステ
ップSP10に戻り、同様にユーザーによる操作子の操
作に応動して表示画面を切り換えると共に、続くユーザ
ーの選択したグラフィックデータを再生して表示する。
【0035】これに対してステップSP12において肯
定結果が得られると、中央処理ユニット11は、ステッ
プSP13に移る。ここで中央処理ユニット11は、必
要に応じてメインRAM18等に記憶した内容を一時保
存した後、ステップSP14に移ってこの処理手順を終
了する。
【0036】(1−2)禁則処理 このようにして記録したテキストデータが再生装置1に
より表示される光ディスク8は、本文でなるテキストデ
ータにおいて、各文字コードに任意に制御コードを付加
できるようになされ、この制御コードにより編集者の意
図する表示形態を指示できるようになされている。
【0037】すなわち図5(A)に示すように、単に文
字コード(この場合文字コードに代えて、直接対応する
文字を表示して示す)を配置してテキストデータを構成
した場合、図5(B)に示すように、1行の文字数によ
っては、行頭に配置したくない文字までも、行頭に表示
される場合がある。なおこの図5(B)においては、細
線により囲って示す3行目の先頭の「・」の文字が該当
する文字であり、再生装置において一般に設定されてい
る禁則処理の文字には含まれない文字である。また編集
者によっては、このような「・」の文字だけでなく、種
々の文字について、行頭に配置したくないと考える場合
がある。
【0038】光ディスク8においては、図5(C)に示
すように、このような文字の文字コードについては、細
線により囲って示すように、編集者側において、該当す
る文字コードの先頭側4バイトに制御コードを付加して
作製される。
【0039】ここでこの制御コードは、制御コードであ
ることを示す「1F」の1バイトコードに続いて、行頭
に表示される場合は、直前の行末への表示を指示する
「21」の1バイトコードが配置されて形成される。な
おここで「1F21」は、テキストデータを構成するJ
ISコードにおいては、定義されていないコードであ
り、制御コード全体としては、JISコードに対応する
2バイトコードにより構成されるようになされている。
【0040】これにより図5(D)に示すように、光デ
ィスク8は、この制御コード「1F21」に続く文字コ
ードの文字が行頭に表示される場合、表示位置を直前の
行末に配置し直すことにより、編集者の意図する表示形
態でテキストデータを表示できるようになされている。
【0041】またこれとは逆に、図5との対比により図
6(A)及び(B)に示すように、単に文字コードを配
置してテキストデータを構成した場合、1行の文字数に
よっては、続く文字と連続するように配置したい文字ま
でも、行末に配置されて続く文字と分離して表示される
場合がある。なおこの図5(B)においては、細線によ
り囲って示す1行目の行末の「♪」の文字が該当する文
字であり、この文字も再生装置において一般に設定され
ている禁則処理の文字には含まれない文字である。また
編集者によっては、このような「♪」の文字だけでな
く、種々の文字について、行末に配置したくないと考え
る場合がある。
【0042】光ディスク8においては、図6(C)に示
すように、このような文字の文字コードについても、細
線により囲って示すように、編集者側において、該当す
る文字コードの先頭側4バイトに制御コードを付加して
作製される。
【0043】ここでこの制御コードは、制御コードであ
ることを示す「1F」の1バイトコードに続いて、行末
に表示される場合は、直後の行頭への表示を指示する
「22」の1バイトコードが配置されて形成される。な
お「1F22」のコードもJISコードでは定義されて
いないコードである。
【0044】これにより図6(D)に示すように、光デ
ィスク8は、この制御コード「1F22」に続く文字コ
ードの文字が行末に表示される場合、表示位置を直後の
行頭に配置し直すことにより、編集者の意図する表示形
態でテキストデータを表示できるようになされている。
なお以下において、「1F22」及び「1F22」より
表される制御コードを禁則コードと呼ぶ。
【0045】図1は、このようにして制御コードの付加
されたテキストデータを表示するために、中央処理ユニ
ット11が実行するファイル整形処理手順を示すフロー
チャートである。中央処理ユニット11は、図4につい
て上述した処理手順によりテキストデータを表示する場
合、一旦メインRAM18にロードした本文データをこ
の処理手順により処理して整形した後、液晶表示パネル
3に表示する。
【0046】すなわち中央処理ユニット11は、ステッ
プSP20からステップSP21に移り、表示に供する
テキストデータより2バイトの文字コードを読み出す。
続いて中央処理ユニット11は、ステップSP22に移
り、この2バイトのコードを判定することにより、図5
及び図6について上述した禁則コードか否か判断する。
【0047】ここで否定結果が得られると、中央処理ユ
ニット11はステップSP23に移り、この2バイトコ
ードに対応する処理を実行してステップSP21に戻
る。なおここでこの処理は、この2バイトコードが文字
コードの場合、この文字コードによる文字の表示位置が
行末か否か判断し、行末の場合、続いて改行のコードを
付与する処理である。またこの2バイトコードが他の制
御コードの場合、該当する処理を実行する処理である。
【0048】これに対してステップSP22において、
肯定結果が得られると、中央処理ユニット11は、ステ
ップSP24に移り、この2バイトのコードが図5につ
いて上述した行頭禁則コードか否か判断する。
【0049】ここで否定結果が得られると、この場合2
バイトのコードが図6について上述した行末禁則コード
でなることにより、中央処理ユニット11は、ステップ
SP25に移り、この制御コードにより表示形態が指示
されてなる次の2バイトのコードをテキストデータより
読み出す。
【0050】続いて中央処理ユニット11は、ステップ
SP26に移り、この読み出した2バイトコードによる
文字の表示位置が行末か否か判断し、ここで否定結果が
得られるとステップSP21に戻る。
【0051】これに対して読み出した2バイトコードに
よる文字の表示位置が行末の場合、ステップSP26に
おいて肯定結果が得られることにより、中央処理ユニッ
ト11は、ステップSP27に移り、該当する表示位置
に改行を指示するコードを設定する。これにより中央処
理ユニットは、この制御コードにより指示される文字に
ついては、続く行頭に配置し、ステップSP21に戻
る。
【0052】これらの処理により中央処理ユニット11
は、編集者が行末への表示を禁止した文字については、
行末への表示に代えて続く行の行頭に表示する。
【0053】これに対してステップSP21で読み出し
た2バイトのコードが図5について上述した行頭禁則コ
ードの場合、中央処理ユニット11は、ステップSP2
4において肯定結果が得られることにより、ステップS
P28に移る(図7)。
【0054】ここで中央処理ユニット11は、この制御
コードにより表示形態が指示されてなる次の2バイトの
コードをテキストデータより読み出す。
【0055】続いて中央処理ユニット11は、ステップ
SP29に移り、この読み出した2バイトコードによる
文字の表示位置が行頭か否か判断し、ここで否定結果が
得られると、ステップSP21に戻る。
【0056】これに対して読み出した2バイトコードに
よる文字の表示位置が行頭の場合、ステップSP29に
おいて肯定結果が得られることにより、中央処理ユニッ
ト11は、ステップSP30に移る。
【0057】ここで中央処理ユニット11は、前行の行
末に配置された禁則処理用のスペースが未使用か否か判
断する。ここでこの実施の形態において、中央処理ユニ
ット11は、1行の行末に全角文字分のスペースを確保
して液晶表示パネル3に文字情報を表示するようになさ
れ、この全角文字分のスペースを禁則処理用のスペース
として使用できるようになされている。
【0058】ここでこの禁則処理用のスペースに既に文
字が配置されて別途文字を配置するスペースを確保でき
ない場合、中央処理ユニット11は、ステップSP30
よりステップSP21に戻る。
【0059】これに対してステップSP30において、
肯定結果が得られると、中央処理ユニット11は、ステ
ップSP31に移り、この禁則処理用のスペースに全角
分のスペースが残されているか否か判断する。ここで半
角分のスペースしか残されていない場合、中央処理ユニ
ット11はステップSP32に移り、この制御コードに
より表示形態が指示される文字を半角文字に変換した
後、ステップSP33に移る。
【0060】これに対して全角文字分のスペースが残さ
れている場合、中央処理ユニット11は、ステップSP
31より直接ステップSP33に移る。
【0061】このステップSP33において、中央処理
ユニット11は、制御コードにより表示形態が指示され
る文字、又はステップSP32において変換した半角文
字を直前の行末に配置された禁則処理用のスペースに配
置するように、直前の文字コードに、続く文字コードを
続けて配置する。これらの処理により、中央処理ユニッ
ト11は、全角文字については1文字分について、半角
文字については2文字分、行頭への表示が禁止された場
合には、禁則処理により行末に表示するようになされて
いる。
【0062】このようにして行末に表示すると、中央処
理ユニット11は、ステップSP34に移り、見出し語
に対応すテキストデータを全て処理したか否か判断し、
ここで否定結果が得られると、ステップSP21に移っ
て続く2バイトのコードを同様に処理するのに対し、ス
テップSP34において肯定結果が得られると、ステッ
プSP35に移ってこの処理手順を終了する。
【0063】(2)実施の形態の動作 以上の構成において、光ディスク8は、(図2〜図
4)、再生装置1に装填されると中央処理ユニット11
の制御により、内周側領域より管理用データが読み出さ
れ、この管理用データを基準にしたアクセスにより、漢
和辞典、国語辞典等のファイルが選択され、またこの選
択されたファイルがユーザーの操作によりアクセスさ
れ、ユーザーの所望する本文が液晶表示パネル3に表示
される。
【0064】この本文でなるテキストデータの編集時、
光ディスク8は、編集者により、行頭の表示を禁止する
文字、行末の表示を禁止する文字については、それぞれ
対応する文字コードの先頭に、「1F21」、「1F2
2」の制御コードでなる禁則コードが配置される(図5
及び図6)。
【0065】これによりこの制御コードに従って、対応
する文字の表示位置を変更することにより、例えばパー
ソナルコンピュータにおいて、表示領域の大きさを可変
して1行の文字数が種々に変化する場合でも、編集者の
意図した表示形態によりテキストデータを表示すること
ができる。
【0066】また再生装置1においても、編集者の意図
した表示形態によりテキストデータを表示することがで
きる。
【0067】すなわち再生装置1においては、光ディス
ク8をアクセスして再生されたテキストデータがメイン
RAM18に保持された後、対応するフォント情報がメ
インROMより読み出されてビデオRAM16に展開さ
れ、これによりこのテキストデータが液晶表示パネル3
に表示される。
【0068】このとき再生装置1においては、このテキ
ストデータが2バイトの文字コードでなるJISコード
により構成され、また制御コードも2バイトコードによ
り構成されていることにより、テキストデータを構成す
るデータ群を、事前の処理により2バイト単位で処理し
てテキストデータが液晶表示パネル3に表示される(図
1及び図7)。
【0069】この2バイト単位の処理において、2バイ
トコードが行末への表示を禁止する制御コードの場合
(図6(C))、再生装置1においては、この制御コー
ドにより表示位置が指示される続く文字コードの文字に
ついては、行末か否か判断され、表示箇所が行末の場
合、改行して行頭に表示される(図6(D))。これに
より編集者が続く文字と連続した表示を意図する文字に
ついては、行末への表示に代えて続く文字と連続するよ
うに行頭より表示され、編集者の意図した表示形態によ
り文字情報が表示される。
【0070】これに対して2バイトコードが行頭への表
示を禁止する制御コードの場合(図5(C))、再生装
置1においては、この制御コードにより表示位置が指示
される続く文字コードの文字については、行頭か否か判
断され、表示箇所が行頭の場合、行末に形成された禁則
処理用のスペースにこの文字が配置される。これにより
編集者が行頭への配置を意図しない文字については、行
頭への表示に代えて行末に表示され、編集者の意図した
表示形態により文字情報が表示される。
【0071】このようにして行末に形成された禁則処理
用のスペースに文字を配置する際に、半角文字しか配置
できない場合、この文字については、半角に変換されて
表示される。これにより例えば半角文字が行中に配置さ
れた場合等にあっても、違和感なく禁則処理することが
できる。また禁則処理用のスペースに文字を配置できな
い場合、この文字については、行末への表示が禁止され
る。これにより無制限な禁則処理の連続が回避され、こ
れによっても違和感なく禁則処理することができる。
【0072】(3)実施の形態の効果 以上の構成によれば、テキストデータを構成する所望の
文字コードに禁則処理を指示する制御コードを付加する
ことにより、この制御コードに従って表示位置を変更し
て、編集者の意図した表示形態によりテキストデータを
表示することができる。
【0073】すなわち行頭への表示を禁止する制御コー
ドを付加することにより、行頭への表示を禁止する編集
者の意図に従って、また行末への表示を禁止する制御コ
ードを付加することにより、続く文字との連続した表示
等を意図する編集者の意図に従って、テキストデータを
表示することができる。
【0074】また再生装置においては、この制御コード
に従って、行末に表示される文字を行頭に表示すること
により、行頭に表示される文字を行末に表示することに
より、編集者の意図に従って、テキストデータを表示す
ることができる。
【0075】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、単に行末への表示が
禁止される文字が行末に配置される場合についてだけ行
頭に表示する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、編集者においては、例えば3文字による単語を連
続して表示したい場合もあることにより、続く文字コー
ドに行末への表示を禁止する制御コードが付加されてい
る場合であって、かつこの続く文字コードによる文字の
表示位置が行末の場合、行頭より表示するようにしても
よい。
【0076】また上述の実施の形態においては、単に文
字コードと制御コードの配列によるテキストデータを表
示する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
例えばHTML(Hyper Text Markup Language)ファイ
ルのように、グラフィックデータと一体化されてなるテ
キストデータ等を表示する場合にも広く適用することが
できる。
【0077】また上述の実施の形態においては、専用の
再生装置により光ディスクを再生する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えばパーソナルコンピ
ュータの表示用ドライバに適用して、表示領域の大きさ
を種々に変更して表示する場合にも広く適用することが
できる。
【0078】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、所望の文
字に制御コードを設定して禁則処理を指示することによ
り、またこのように設定した制御コードを基準にして禁
則処理することにより、編集者の意図する表示形態でテ
キストデータを表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る再生装置における中
央処理ユニットの処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図2】再生装置の全体構成を示す斜視図である。
【図3】図2の再生装置を示すブロック図である。
【図4】図2の中央処理ユニットの全体の処理手順を示
すフローチャートである。
【図5】行頭禁則処理の説明に供する図表である。
【図6】行末禁則処理の説明に供する図表である。
【図7】図1の続きの処理手順を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1……再生装置、3……液晶表示パネル、8……光ディ
スク、10……光ディスクドライブ、11……中央処理
ユニット

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テキストデータを記録した光ディスクにお
    いて、 前記テキストデータを構成する所望の文字コードに禁則
    処理を指示する制御コードが付加されたことを特徴とす
    る光ディスク。
  2. 【請求項2】前記禁則処理を指示する制御コードは、 該制御コードの付加された文字が行頭に表示される場合
    に、直前の行末への表示を指示する制御コードでなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光ディスク。
  3. 【請求項3】前記禁則処理を指示する制御コードは、 該制御コードの付加された文字が行末に表示される場合
    に、直後の行頭への表示を指示する制御コードでなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光ディスク。
  4. 【請求項4】前記テキストデータは、 検索用の見出し語に対応する説明用のデータでなること
    を特徴とする請求項1に記載の光ディスク。
  5. 【請求項5】光ディスクに記録されたテキストデータを
    再生して所望の表示装置に表示する情報表示装置におい
    て、 前記テキストデータを構成する文字の表示位置に応じ
    て、前記文字の文字コードに付加された制御コードを判
    定して、該文字の表示位置を変更することを特徴とする
    情報表示装置。
  6. 【請求項6】前記制御コードが、行頭への表示を禁止す
    る制御コードであって、かつ該制御コードの付加された
    文字が行頭に表示される場合、 該制御コードの付加された文字を直前の行末に表示する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報表示装置。
  7. 【請求項7】前記制御コードが、行末への表示を禁止す
    る制御コードであって、かつ該制御コードの付加された
    文字が行末に表示される場合、 該制御コードの付加された文字を直後の行頭に表示する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報表示装置。
  8. 【請求項8】前記テキストデータは、 検索用の見出し語に対応する説明用のデータでなり、 前記情報表示装置は、 所定の入力手段を介して入力された検索語を前記検索用
    の見出し語より検索し、前記見出し語の検索結果に基づ
    いて対応する説明用データをアクセスして表示すること
    を特徴とする請求項5に記載の情報表示装置。
  9. 【請求項9】光ディスクに記録されたテキストデータを
    再生して所望の表示装置に表示する情報表示方法におい
    て、 前記テキストデータを構成する文字の表示位置に応じ
    て、前記文字の文字コードに付加された制御コードを判
    定して、該文字の表示位置を変更することを特徴とする
    情報表示方法。
  10. 【請求項10】前記表示装置の表示画面中に、所定の入
    力手段により指定される表示領域を設定し、前記表示領
    域に、前記表示領域の大きさに対応する1行の文字数に
    より前記テキストデータを表示することを特徴とする請
    求項1に記載の情報表示方法。
  11. 【請求項11】前記制御コードが、行頭への表示を禁止
    する制御コードであって、かつ該制御コードの付加され
    た文字が行頭に表示される場合、 該制御コードの付加された文字を直前の行末に表示する
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報表示方法。
  12. 【請求項12】前記制御コードが、行末への表示を禁止
    する制御コードであって、かつ該制御コードの付加され
    た文字が行末に表示される場合、 該制御コードの付加された文字を直後の行頭に表示する
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報表示方法。
  13. 【請求項13】前記テキストデータは、 検索用の見出し語に対応する説明用のデータでなり、 前記情報表示方法は、 所定の入力手段を介して入力された検索語を前記検索用
    の見出し語より検索し、前記見出し語の検索結果に基づ
    いて対応する説明用データをアクセスして表示すること
    を特徴とする請求項10に記載の情報表示方法。
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