JPH11231948A - 増大した電力線雑音を除外したバンドギャップ基準回路 - Google Patents

増大した電力線雑音を除外したバンドギャップ基準回路

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JPH11231948A
JPH11231948A JP10325498A JP32549898A JPH11231948A JP H11231948 A JPH11231948 A JP H11231948A JP 10325498 A JP10325498 A JP 10325498A JP 32549898 A JP32549898 A JP 32549898A JP H11231948 A JPH11231948 A JP H11231948A
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transistor
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Jeffrey E Koelling
イー.コーリング ジェフリー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体メモリデバイス用の基準電圧を発生す
るためのバンドギャップ基準回路を提供する。 【解決手段】 バンドギャップ基準回路(500)は基
準ステージ(502)、第1および第2スタートアップ
回路(504、506)を含み、第1および第2のフィ
ルタノード(526、528)から電力を受信する。基
準ステージは基準電圧(Vref)を発生する。両スタ
ートアップ回路は基準ステージ内のバイアスノードへ電
圧を供給し、それは基準ステージが低いほうの電圧で機
能することを許容する。雑音による電力供給電圧の変動
に対するバンドギャップ基準回路の感受性を低下させる
ために、第1フィルタ(532)が第1の電力供給電圧
(Vcc)を濾過して、濾過された電圧(Vccf)を
第1フィルタノードへ供給する。第2フィルタ(52
8)は第2の電力供給電圧(Vss)を濾過して、濾過
された電圧(Vssf)を第2フィルタノードへ供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に半導体デバイ
スに関するものであって、更に詳細には半導体メモリデ
バイス用の基準電圧を発生するための回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリデバイスは、予想可能な動
作を確立するために信頼できる基準電圧をしばしば必要
とする。数多くのタイプの安定化電圧の中に、低減され
た内部電力供給電圧がある。この低減内部電力供給電圧
は、「高い」外部供給電圧、あるいは「低減された」外
部供給電圧のいずれかにおいて動作できる半導体メモリ
デバイスを作製するために用いることができる。メモリ
デバイス内のほとんどの回路は、低減外部供給電圧に等
しい電位で動作するように設計される。しかしメモリデ
バイスは、高電位外部電力供給電圧を受け取り、それか
ら低減外部供給電圧に等しい内部供給電圧を発生できる
電圧調整器デバイスをも含んでいる。メモリデバイスが
低減供給電圧へつながれる時は、電圧調整器は停止され
バイパスされる。低減内部電力供給電圧はまた信頼性の
観点からも使用される。ほんの1つの例として、金属・
絶縁体・半導体(MOS)トランジスタのゲート酸化物
は供給電圧レベルの全幅に信頼性良く耐えることができ
ない可能性があり、そのため低減内部電力供給電圧が必
要とされる。
【0003】半導体デバイスで使用される別の1つの基
準電圧は低減されたアレイ電圧である。半導体メモリデ
バイスはアレイ部分を含むのが一般的であり、そこには
メモリセルと、メモリセルにアクセスするために必要な
構造、例えば、ビットラインおよびワードラインが含ま
れており、その他にアレイ部分との間でデータの入力あ
るいはデータの出力を行うために必要なタイミング、論
理およびドライバーの回路を含む周辺部分が含まれてい
る。低減アレイ電圧はメモリデバイスのアレイ部分に低
いほうの電圧レベルを確立するために使用され、他方、
メモリデバイスの周辺部分では高いほうの電圧が使用さ
れる。低減アレイ電圧は電力消費を節約でき、またアレ
イ部分の信頼性を改善できる。
【0004】いくつかのタイプの半導体メモリデバイ
ス、特にダイナミックランダムアクセスメモリ(DRA
M)に対して、メモリセルへデータを書き込むために低
減アレイ電圧が使用される。従って、信頼できる低減ア
レイ電圧を有することが好ましい。もしメモリセルが特
定の電圧で動作するように設計されていれば、低減アレ
イ電圧のずれは基準から外れたメモリセル特性をもたら
すことになろう。
【0005】別の1つの重要な基準電圧はビットライン
基準(BLR)電圧である。多くのランダムアクセスメ
モリ設計の中で、メモリセルのデータはビットラインへ
つながれて、ビットライン上へデータ信号を発生するよ
うになっている。データ信号の電位がBLR電圧と比較
されて、そのメモリセルが論理“1”と論理“0”のど
ちらを記憶しているかが決定される。BLR電圧がドリ
フトを起こすような状況では、誤ったデータ検出動作が
起こるであろう。BLR電圧は電圧分割器回路、あるい
は“ダイオード”接続されたMOSトランジスタなどの
その他の電圧ステップダウン方式によって低減アレイ電
圧から生成できる。
【0006】DRAM中に見いだされる別の基準電圧は
“電極”電圧である。DRAMメモリセルは通常、それ
ぞれが第1電極および第2電極を有する蓄積コンデンサ
を含んでいる。1つのアレイ中のメモリセルのすべて、
あるいは一部分の第2電極を一緒につないで電極ノード
を形成する。この電極ノードは低電位電力供給よりも大
きい電圧に保持することができる。従来技術において、
この電極ノードをBLR電圧に保持することは知られて
いる。
【0007】上で述べたように、基準電圧はダイオード
接続されたMOSトランジスタを用いて生成できる。ダ
イオード接続MOSトランジスタはそれのゲートをそれ
のソース(あるいはドレイン)へつながれており、それ
のソース・ドレイン電圧がトランジスタのスレッショル
ド電圧を超えない限り導通しないようになっている。こ
のような基準回路の欠点は、それが供給する基準電圧が
温度とともにドリフトする可能性があることである。
【0008】MOSトランジスタのみに基づく基準回路
のこの欠点を克服する1つの方法は、“バンドギャッ
プ”基準回路を採用することである。バンドギャップ基
準回路は、バイポーラトランジスタのベース・エミッタ
電圧(VBE)が負の温度係数を有するという事実を利
用する。すなわち、温度上昇とともに、バイポーラトラ
ンジスタのVBEは増大する。同時に、バイポーラトラ
ンジスタの熱電圧(VT)は、抵抗値と同じく、正の温
度係数を有しており、そのためVBE値のドリフトを補
償するために使用できる。かなり広い温度変化に亘っ
て、安定な直流の基準電圧が保持できる出力電圧は+
1.25ボルトの範囲にあることが判明した。バンドギ
ャップ基準回路は、それがシリコンのバンドギャップ電
圧に近いことから、この電圧にちなんで命名された。
【0009】好適実施例の動作を理解するために、従来
技術のバンドギャップ基準回路について詳細に説明する
ことにしよう。ここで図1を参照すると、従来技術のバ
ンドギャップ基準回路が一般的な参照符号100で示さ
れており、それは基準ステージ102、第1のスタート
アップ回路104、および第2のスタートアップ回路1
06を含むように示されている。この基準ステージ10
2は、pチャンネルトランジスタP100およびP10
2の第1対、pチャンネルトランジスタP104および
P106の第2対、およびnチャンネルトランジスタN
100およびN102の対を含んでいる。トランジスタ
P100およびP102のドレインはトランジスタP1
04およびP106のソースへつながれている。トラン
ジスタP104のドレインはトランジスタN100のド
レインへつながれている。
【0010】基準ステージ102は更に、抵抗体R10
0、抵抗体R102、および2個のpnpバイポーラト
ランジスタQ100およびQ102を含んでいる。抵抗
体R100は、トランジスタP106のドレインとトラ
ンジスタN102のドレインとの間につながれている。
トランジスタQ100は、トランジスタN100のソー
スへつながれたエミッタ、低電位電力供給Vssへつな
がれたベース、および基板108へつながれたコレクタ
を有する。抵抗体R102は、トランジスタN102の
ソースとトランジスタQ102のエミッタとの間につな
がれている。トランジスタQ102のベースは低電位電
力供給Vssへつながれ、コレクタは基板108へつな
がれている。
【0011】図1に示される基準ステージ102の最後
の部分は第3脚であり、それはpチャンネルトランジス
タP108およびP110、抵抗体R104およびpn
pバイポーラトランジスタQ104の直列接続を含む。
トランジスタP108はトランジスタP102のゲート
へつながれたゲートを有し、トランジスタP110はト
ランジスタP106のゲートへつながれたゲートを有
し、更にトランジスタQ104は低電位電力供給Vss
へつながれたベースを有する。トランジスタP110の
ドレインと抵抗体R104との間の接続は出力ノード1
10を形成している。出力ノード110と低電位電力供
給電圧Vssとの間にコンデンサC100がつながれて
いる。
【0012】トランジスタP100、P102、P10
4、P106、P108、およびP110は同じ仕様で
ある。トランジスタP100、P102およびP108
は第1電流ミラーステージを形成する。同様に、トラン
ジスタP104、P106およびP110は第2電流ミ
ラーステージを形成する。第1および第2のステージは
カスコード接続に配置されている。従来のカスコード電
流ミラー構成と違って、トランジスタP100、P10
2およびP108の共通のゲートはトランジスタP10
6のドレインへつながれている。同様に、トランジスタ
P104、P106およびP110の共通のゲートは、
トランジスタP106のドレインへ直接つながれずに、
その代わり抵抗体R100を介してP106のドレイン
へつながれている。トランジスタ対P100/P10
2、P104/P106、およびP108/P110の
ドレインからソースへの接続によって、それらトランジ
スタのゲートはそれぞれのドレインから下方へスレッシ
ョルド電圧約1個分下がったところに保持される結果と
なる。こうして、トランジスタP100、P102、P
104、P106、P108およびP110は低いほう
の供給電圧において飽和に達し、基準ステージ102が
低いほうの供給電圧で動作することを可能にする。
【0013】トランジスタN100およびN102もま
た電流ミラーを形成する。トランジスタN100および
N102の共通のゲートは従来の構成においてトランジ
スタN100のドレインへつながれる。
【0014】基準ステージ102を作り上げるデバイス
は3つの電流脚を形成している。第1脚112はトラン
ジスタP100、P104、N100のソース・ドレイ
ン経路、およびQ100のエミッタ・コレクタ経路を含
む。第2脚114はトランジスタP102、P106、
N102のソース・ドレイン経路、およびQ102のエ
ミッタ・コレクタ経路を含む。第3脚116はトランジ
スタP108、P110のソース・ドレイン経路、およ
びQ104のエミッタ・コレクタ経路を含む。上で述べ
たように、トランジスタP100、P102、P10
4、P106、P108、およびP110は同じ仕様な
ので、3つの脚112、114および116の各々の電
流量は同じになる。
【0015】トランジスタQ100およびQ104は同
じ仕様を有する。それに対して、トランジスタQ102
は、各々がトランジスタQ100およびQ104の仕様
である8個のバイポーラトランジスタを並列に使用して
作られる。抵抗体R102の値とトランジスタ仕様の違
いとのために、トランジスタQ102とQ100と間に
VBEの違いが生じ、各脚(112、114および11
6)を通って流れる電流の値が決まる。このようにし
て、出力ノード110における電圧は、各脚(112、
114および116)を通って流れる電流、抵抗体R1
04の値、およびトランジスタQ104のVBEによっ
て決まる。
【0016】第1および第2のスタートアップ回路(1
04および106)は、電力が回路100へ最初に印加
された時に、基準ステージ102が電力供給とともにラ
ンプ状に上昇することを許容する。第1スタートアップ
回路104は、高電位電力供給Vccとスターターノー
ド118との間に直列に配置されたpチャンネルMOS
スタータートランジスタP112およびP114を含む
ように示されている。トランジスタP114のゲートは
低電位電力供給Vssへつながれ、トランジスタP11
2のゲートはパワーアップノード120へつながれてい
る。2個のpチャンネルMOS停止トランジスタP11
6およびP118は、パワーアップノード120と供給
電圧Vccとの間に直列につながれている。充電コンデ
ンサC102と第3のpチャンネルMOSスタータート
ランジスタP120が、パワーアップノード120と供
給電圧Vssとの間につながれている。
【0017】このデバイスのパワーアップ時には、スタ
ーターノード118における電圧は、トランジスタN1
00およびN102をターンオンさせるのに十分ではな
い。そのため、基準ステージ102はランプ状に上昇す
る電力供給電圧に追随する基準電圧を供給することがで
きない。第1スタートアップ回路104はスターターノ
ード118を高電位へプルアップして、電力供給がラン
プ上昇する時に、スターターノード118における電圧
をトランジスタN100およびN102のソースよりも
スレッショルド電圧Vth1個分以上高く設定するよう
に働く。最初、パワーアップノード120は低く、トラ
ンジスタP112およびP114はターンオンして、ス
ターターノード118を高電位へプルアップするであろ
う。高電位電力供給電圧が上昇すると、トランジスタP
116およびP118はターンオンされ、コンデンサC
102は充電されて、トランジスタP112をターンオ
フする。スターターノード118における電位は上昇し
て、トランジスタP120を停止させる。
【0018】第2スタートアップ回路106は、pチャ
ンネルMOSトランジスタP122とnチャンネルMO
SトランジスタN104とを含む相補型MOS(CMO
S)スタートアップ・インバータを含むように示されて
いる。トランジスタP122およびN104の共通のゲ
ート、およびトランジスタN104のソースは供給電圧
Vssへつながれている。トランジスタP122のソー
スは、“ダイオード”構成をなすpチャンネルMOSト
ランジスタP124によって供給電圧Vccへつながれ
ている。トランジスタP124のソースは供給電圧Vc
cへつながれ、トランジスタP124のゲートおよびド
レインはトランジスタP122のソースへつながれてい
る。トランジスタN104およびP124の共通のドレ
インは停止ノード122へつながれている。
【0019】コンデンサC104が停止ノード122と
電力供給Vssとの間につながれている。停止ノード1
22は更に、pチャンネルMOSトランジスタP126
およびnチャンネルMOSトランジスタN106を含む
CMOS停止インバータへの入力としても機能する。ト
ランジスタP126およびN106の共通のゲートが停
止ノード122へつながれている。トランジスタN10
6のソースは電力供給電圧Vssへつながれ、またトラ
ンジスタP126のソースは電力供給電圧Vccへつな
がれている。トランジスタP126およびN106の共
通のドレインは制御ノード124へつながれている。帰
還pチャンネルMOSトランジスタP128は、制御ノ
ード124へつながれたゲート、電力供給Vccへつな
がれたソース、および停止ノード122へフィードバッ
クされたドレインを有する。プルダウントランジスタN
108およびコンデンサC106もまた、制御ノード1
24へつながれている。トランジスタN108は、制御
ノード124へつながれたゲート、電力供給電圧Vss
へつながれたソース、および基準ステージ102内のト
ランジスタP100およびP102の共通ゲート(およ
びトランジスタP106のドレインへも)へつながれた
ドレインを有する。コンデンサC106は制御ノード1
24と電力供給電圧Vccとの間につながれている。
【0020】第2スタートアップ回路106は第1スタ
ートアップ回路104と類似の機能を実行する。回路1
00に対して最初に電力が供給されると、基準ステージ
102内のトランジスタP100およびP102は第2
スタートアップ回路106によってターンオンされて、
迅速に基準電圧を確立する。トランジスタN100およ
びN102の場合のように、トランジスタP100およ
びP102は、それらのゲートが各々のソースよりも下
方へスレッショルド電圧(Vtp)1個分以上低くなる
までは、電力供給がかなり高い電圧まで上昇しなければ
ならないために、最初は許可されないであろう。第2ス
タートアップ回路106は、回路100のパワーアップ
時に、P100およびP102のゲートを低いほうの電
圧へプルダウンする手助けをする。
【0021】最初、コンデンサC104は放電され、停
止ノード122は低電位にある。停止ノード122が低
電位にあるため、トランジスタP126は電力供給電圧
が上昇するとターンオンされよう。この結果、制御ノー
ド124は電力供給とともに上昇し、トランジスタN1
08をターンオンさせる。トランジスタN108がター
ンオンすると、それはトランジスタP100およびP1
02の共通ゲートを供給電圧Vssへ放電させる。この
構成は、電力供給がランプ状に上昇する時に、トランジ
スタP100およびP102の共通ゲートをそれらのソ
ースよりも少なくともスレッショルド電圧(Vtp)1
個分だけ低いところに保持する。制御ノード124にお
いて立ち上がるこの電圧と、停止ノード122における
低電圧は帰還トランジスタP128をオフ状態に保持す
る。
【0022】正の電力供給Vccが上昇し続けると、ダ
イオード接続トランジスタP124はターンオンして、
トランジスタP122およびN104を含むCMOSイ
ンバータへ正の供給電圧を供給する。トランジスタP1
22およびN104の共通ゲートは供給電圧Vssへつ
ながれているので、トランジスタP122はターンオン
され、停止ノード122へつながれたコンデンサC10
4を充電し始めるであろう。停止ノード122の電位が
上昇するにつれて、トランジスタP126はターンオフ
し、トランジスタN106はターンオンし始めるであろ
う。
【0023】トランジスタN106がターンオンすれ
ば、コンデンサC106は充電を開始し、そして制御ノ
ード124は供給電圧Vssへ放電される。制御ノード
124における電位が低下すると、トランジスタN10
8はターンオフし、トランジスタP128はターンオン
する。トランジスタP128はN108のゲートを低電
位電力供給電圧にラッチする。
【0024】
【発明の解決しようとする課題】従来技術のバンドギャ
ップ基準回路100とその動作について説明してきた
が、ここで回路100に付随するいくつかの欠点につい
て説明することにしよう。
【0025】説明したバンドギャップ基準回路100は
安定した基準電圧を一定の電力供給で供給することがで
きるが、この回路によって提供される基準電圧は電力供
給ライン上の雑音のせいで変動することがある。このこ
とはメモリデバイスの動作速度が高くなり、入力/出力
(I/O)ビット幅が増大するにつれて益々重要な問題
となり得る。そして電力供給ライン上へより多くの雑音
をもたらす可能性がある。
【0026】ここで図2を参照すると、雑音によって生
成されたものなど、電力供給電圧の変動に対する、バン
ドギャップ基準回路100内の選ばれたノードおよびデ
バイスの応答を示す一連の波形が示されている。
【0027】波形Vccは周期的に変化する供給電圧を
示す。波形120はノード120の電位を示す。波形1
18はノード118の電位を示す。波形Vrefは出力
ノード108の電位を表す。波形IP112はトランジ
スタP112を通って流れる電流を表す。
【0028】トランジスタP114は供給電圧Vssへ
つながれたゲートを有するので、オンのままに留まる。
Vcc電圧が(例えば、雑音のせいで)上昇すると、ト
ランジスタP114はそれに沿ってトランジスタP11
2のソースをプルアップする。トランジスタP112の
ソースにおける電圧が上昇すると、ゲート・ソース電圧
の大きさが増大し、トランジスタP112はターンオン
し始める。この作用は図2の電流波形IP112に示さ
れている。
【0029】トランジスタP112がターンオンすれ
ば、スターターノード118の電位は上昇する。図1に
示されるように、スターターノード118はトランジス
タN100およびN102の共通ゲートへつながれてい
る。スターターノードの電位が上昇すると、トランジス
タN100およびN102のバイアスが増大する。この
ことは、pチャンネルトランジスタP104、P10
6、およびP110のゲート電位の低下につながる。こ
のようにして、出力ノード108におけるVref電圧
は増大する。トランジスタP112は、整流的な応答を
有し、雑音が電力供給電圧Vccの高電位化を強制する
時はターンオンし、Vcc電位が再び下方へ低下する時
はターンオフするということを指摘しておく。
【0030】雑音による電位の変動はパワーアップノー
ド120にも反映される。トランジスタP104、P1
06およびP110の共通ゲートにおける電位が低下
し、Vcc電圧が上昇すると、トランジスタP116お
よびP118の伝導度が増大して、パワーアップノード
120の電位が上昇する。
【0031】こうして、バンドギャップ基準回路100
の正の電力供給に対する雑音は、Vref電位の増大に
結びつき、回路100の有効性を減退させる効果を持
つ。
【0032】図1のバンドギャップ回路100の低電位
電力供給電圧Vssの変動は、基準電圧の変化につなが
る可能性がある。ここで図3を参照すると、低電圧電力
供給Vss中のディップを示す波形が示されている。こ
のようなディップはVss電力供給ライン上の雑音の結
果として発生するかもしれない。示されるディップは1
20ナノ秒周期で、5と15ナノ秒との間に発生してい
る。各種の大きさのディップおよび電力供給電圧に対し
て、バンドギャップ回路100に対する結果による効果
が図4に表の形で示されている。Vref最終電圧は、
図3に示される波形のサイクルが繰り返された後のVr
ef電圧レベルを表す。
【0033】電力供給電圧上の雑音に敏感でないバンド
ギャップ基準回路を提供することが望まれる。
【0034】
【課題を解決するための手段】好適実施例に従えば、バ
ンドギャップ基準回路は高電位電力供給電圧と低電位電
力供給電圧との間につながれる。バンドギャップ基準回
路はまた、外部の高、低の電力供給電圧を受け取るため
のフィルタ回路も含む。フィルタ回路はバンドギャップ
基準回路の電力供給ノード上の雑音量を減らし、またそ
れに付随する悪影響を減らす。
【0035】好適実施例の1つの態様に従えば、バンド
ギャップ基準回路は、バンドギャップ基準回路がパワー
アップされる時に、バンドギャップ基準回路内のnチャ
ンネル絶縁ゲート電界効果トランジスタ(IGFET)
のゲートへのバイアス電圧を増加させるための第1のパ
ワーアップ回路を含む。第1パワーアップ回路は濾過さ
れた高、低の電力供給電圧間につながれる。
【0036】好適実施例の別の態様に従えば、バンドギ
ャップ基準回路は、バンドギャップ基準回路がパワーア
ップされる時に、バンドギャップ基準回路内のpチャン
ネルIGFETのゲートへのバイアス電圧を減少させる
ための第2のパワーアップ回路を含む。第2パワーアッ
プ回路もまた、濾過された高、低の電力供給電圧間につ
ながれる。
【0037】好適実施例の別の態様に従えば、バンドギ
ャップ基準回路は相補型の金属・酸化物・半導体(CM
OS)集積回路上に含まれ、フィルタは集積回路上のC
MOS回路のスイッチングによって生ずるスパイクやデ
ィップを減らすように設計される。
【0038】好適実施例の別の態様に従えば、バンドギ
ャップ基準回路のフィルタは一次の抵抗体・コンデンサ
フィルタである。
【0039】
【発明の実施の形態】ここで図5を参照すると、好適実
施例を示す模式図が提示されている。好適実施例はバン
ドギャップ基準回路であって、一般的な参照符号500
で示されている。好適実施例の回路500は、図1に示
される従来技術のバンドギャップ基準回路と同じ回路部
品を数多く含むように示されている。その点で、図5の
同様な回路部品には同じ参照符号が用いられているが、
頭の数字は“1”の代わりに“5”にしてある。例え
ば、従来技術の回路100は第1脚112を含み、それ
はpチャンネルの金属・酸化物・半導体(MOS)トラ
ンジスタP100およびP104のソース・ドレイン経
路、nチャンネルトランジスタN100のソース・ドレ
イン経路、およびpnpバイポーラトランジスタQ10
0のエミッタ・コレクタ経路を含んでいる。好適実施例
500は対応する第1脚512を含み、それはpチャン
ネルの金属・酸化物・半導体(MOS)トランジスタP
500およびP504のソース・ドレイン経路、nチャ
ンネルトランジスタN500のソース・ドレイン経路、
およびpnpバイポーラトランジスタQ500のエミッ
タ・コレクタ経路を含んでいる。
【0040】好適実施例の回路500は、従来技術の回
路100の基準ステージ102と同じ一般的構成を有す
る基準ステージ502を含んでいる。トランジスタP5
00、P502、P504、P506、P508、P5
10、N500およびN502が電流ミラーを形成し、
それが第1脚512、第2脚514、および第3脚51
6中に同一電流を設定する。バイポーラトランジスタQ
500およびQ502、および抵抗体R502と組み合
わされたこれら電流ミラーが電流値を決定する。確立さ
れた電流は抵抗体R504を通って流れ、出力ノード5
10における基準電圧VrefをコンデンサC500両
端に生成する。
【0041】好適実施例の回路500は更に、第1スタ
ートアップ回路504および第2スタートアップ回路5
06を含む。第1スタートアップ504は好適実施例1
00の第1スタートアップ回路104と同じ一般的構成
を有する。パワーアップノード520は、電力が最初に
好適実施例に印加される時、最初は低い。パワーアップ
ノード520が低電圧状態なので、デバイスがパワーア
ップされると、スタートアップトランジスタP514お
よびP512はスターターノード518をプルアップす
るであろう。正の電力供給が増大すると、トランジスタ
P516およびP518がターンオンし始め、コンデン
サC502を充電し、それによってトランジスタP51
2をターンオフする。スターターノード518は、ノー
ドの電位が電流ミラーを作り上げるデバイスの動作を引
き起こすので、基準ステージ502のバイアスノードと
考えることができる。こうして、デバイスが最初にパワ
ーアップされる時、スターターノード518が回路50
0の高電位供給電圧の上昇を追随するにつれて、スター
トアップ回路504は初期にはスタート電圧(Vcc
f)をバイアスノードへ供給する。その後、スタートア
ップ回路はバイアス電圧をバイアスノードへ供給する。
このバイアス電圧は、第1スタートアップ回路504が
停止されて、好適実施例の回路500に対して濾過され
た電力供給電圧(Vccf)の全幅が供給された時に生
ずる電圧である。
【0042】第2スタートアップ回路506は、第2ス
タートアップ回路106と同じ一般的構成を有する。最
初は停止ノード522は放電されており、デバイスが初
期にパワーアップされると、トランジスタP526はタ
ーンオンされる。これにより、制御ノード524の電圧
が上昇し、トランジスタN508をターンオンさせる。
電力供給電圧が増大するにつれて、トランジスタP52
2は許可されて、トランジスタP524を介して制御ノ
ード524(およびコンデンサC504)を充電する。
トランジスタP526は次にターンオフされ、トランジ
スタN506がターンオンされて、トランジスタN50
8を停止させる。こうして、第1スタートアップ回路と
同じように、トランジスタP500およびP502の共
通ゲートはまた、基準ステージ502の第2バイアスノ
ードと考えることができる。
【0043】高電位電力供給電圧Vccと低電位電力供
給電圧Vssとの間につながれていた従来技術のバンド
ギャップ基準回路100と違って、好適実施例の回路5
00は高電位フィルタノード526と低電位フィルタノ
ード528との間につながれる。高電位の濾過された電
圧Vccfが第1フィルタ530によって高電位フィル
タノード526上へ供給される。第1フィルタ530
は、高電位電力供給電圧Vccを受信する入力ノード5
32、入力ノード532と高電位フィルタノード526
との間につながれた抵抗体R506、および高電位フィ
ルタノード526と基板508との間につながれた第1
フィルタコンデンサC508を含む。
【0044】第2フィルタ534によって低電位フィル
タノード528上へ低電位の濾過された電圧Vssfが
供給される。第2フィルタ534は、低電位電力供給電
圧Vssを受信する入力ノード536、入力ノード53
6と低電位フィルタノード528との間につながれた抵
抗体R508、および低電位フィルタノード528と基
板508との間につながれたコンデンサC510を含
む。
【0045】第1および第2フィルタ(530および5
34)は、望ましくない電圧スパイクおよび電圧ディッ
プの振幅を減らすことで、電力供給電圧(Vccおよび
Vss)上の雑音に対するバンドギャップ基準回路50
0の感受性を低下させる。好適実施例の第1および第2
フィルタ(530および534)は一次の抵抗体・コン
デンサのRCフィルタであるように示されている。その
他のフィルタタイプを採用してもよいことは理解され
る。
【0046】好適実施例では、第1および第2フィルタ
(530および534)のコンデンサ(C508および
C510)および抵抗体(R506およびR508)の
値は同じである。抵抗体は5キロオームに選ばれ、コン
デンサは8.25ピコファラッドに選ばれる。この結
果、時定数は41.25ナノ秒となって、CMOSデバ
イスのスイッチングによって引き起こされる典型的な電
圧スパイクやディップを減らすことが目的となる。第1
および第2フィルタ(530および534)は、基板雑
音の源となる恐れのある基板コンタクトやその他の回路
から遠ざけられる。更に、第1および第2フィルタ(5
30および534)は回路500のその他の部分から遠
ざけられる。
【0047】好適実施例の回路500において、第1お
よび第2フィルタ(530および534)の抵抗体(R
506およびR508)はp形基板中へn形ドーパント
を拡散させることによって構築される。第1および第2
フィルタ(530および534)のコンデンサ(C50
8およびC510)はp形基板中へn形ドーパントを拡
散させて1つの電極を形成することで構築される。コン
デンサ誘電体は好適実施例の回路500のMOSトラン
ジスタの形成に使用されるのと同じ二酸化シリコンゲー
ト誘電体から形成される。他方の電極はMOSトランジ
スタの形成に使用されるのと同じ導電性ゲート材料を用
いて形成される。n形ドーパントの拡散によって形成さ
れるコンデンサ電極は基板へつながれる。好適実施例の
回路500のその他の抵抗体(R500、R502およ
びR504)はn形ウエル中へp形ドーパントを拡散さ
せることによって形成される。ここでn形ウエルはp形
基板中に形成されている。その他の実施例ではトランジ
スタから形成される抵抗性要素を含むことができること
は理解される。
【0048】雑音によって引き起こされるような、電力
供給電圧の変動に対する好適実施例の回路500の応答
が図6および図7に示されている。図6は、高電位電力
供給電圧Vccの変動に対する好適実施例の回路500
の応答を示している。“Vcc”として示される波形は
3.3ボルトの正の供給電圧を示しており、それはプラ
ス・マイナス200mVの変化をする。“Vccf”と
して示される波形は第1フィルタノード526上に得ら
れる第1の濾過された電圧を示している。図6に示され
るように、第1フィルタ530はVcc電圧中の変動を
減衰させ、3.3ボルト、プラス・マイナス12mVと
いうVccf電圧をもたらす。
【0049】図6において、波形“Vref”で示され
る結果の基準電圧は、従来技術の回路100の場合のよ
うに大きさが増大することはない。その代わり、Vre
f電圧は1.27ボルトを中心に、プラス・マイナス3
mVの変動を有する。低電位電力供給電圧Vssがゼロ
ボルトに保持される一方で、第2フィルタノード528
上の電圧はゼロボルトを中心としてプラス・マイナス3
mVの変動をするように示されている。このようにフィ
ルタを使用することで、高電位電力供給電圧変動の悪影
響が低減される。
【0050】図7は低電位電力供給電圧Vssの変動に
対する好適実施例の回路500の応答を示している。
“Vss”として示される波形はゼロボルトレベルの周
りに200mVの変化をするように示されている。波形
“Vssf”によって示される第2フィルタノード52
8上の電圧は、変化する低電位電力供給電圧に対する第
2フィルタ534の濾過効果を示している。第2フィル
タの効果によって、Vssf波形はゼロボルトレベル周
りにプラス・マイナス7.5mVだけ変動する。
【0051】図7では、好適実施例の回路500の出力
である波形“Vref”は、1.27ボルトを中心とし
て、プラス・マイナス2.5mVだけ変化するように示
されている。これは、好ましい1.27ボルトレベルよ
りも低いVref値をもたらす、図4に示される従来技
術の応答と対照的である。図7の場合の高電位電力供給
電圧が3.3ボルトに保持されている一方で、波形Vc
cfで示される第1フィルタノード526の電圧は3.
3ボルトの周りにプラス・マイナス3mVだけ変化す
る。
【0052】好適実施例の回路500と同じ概念の別の
やり方は、基準ステージ502をバンドギャップ回路と
考えて、それに対して第1および第2のスタートアップ
回路(504および506)がスタートアップバイアス
電圧を供給するものである。従って、本発明について詳
細に説明してきたが、特許請求の範囲に定義された本発
明の精神および展望から外れることなく、各種の変更、
置換、および修正がなし得ることを理解されるべきであ
る。
【0053】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1)半導体基板中に形成される電圧基準回路であっ
て、第1の電力供給電圧、前記第1の電力供給電圧と第
1フィルタノードとの間につながれる第1フィルタ、お
よび前記第1フィルタノードと第2の電力供給ノードと
の間につながれるバンドギャップ基準回路、を含む電圧
基準回路。
【0054】(2)第1項記載の電圧基準回路であっ
て、ここにおいて、前記第1フィルタが、前記第1の電
力供給電圧と前記第1フィルタノードとの間につながれ
る第1のフィルタ抵抗体を含んでいる電圧基準回路。
【0055】(3)第2項記載の電圧基準回路であっ
て、ここにおいて、前記第1フィルタ抵抗体が前記基板
中の拡散領域によって形成されている電圧基準回路。
【0056】(4)第1項記載の電圧基準回路であっ
て、ここにおいて、前記第1フィルタが、前記第1フィ
ルタノードと前記基板との間につながれる第1のフィル
タコンデンサを含んでいる電圧基準回路。
【0057】(5)第4項記載の電圧基準回路であっ
て、ここにおいて、前記第1フィルタが更に、前記第1
の電力供給電圧と前記第1フィルタノードとの間につな
がれる第1のフィルタ抵抗体を含んでいる電圧基準回
路。
【0058】(6)第5項記載の電圧基準回路であっ
て、ここにおいて、前記第1フィルタの応答が約41.
25ナノ秒の時定数を有している電圧基準回路。
【0059】(7)第1項記載の電圧基準回路であっ
て、ここにおいて、前記バンドギャップ基準回路が、共
通に接続されたベースを有する第1および第2のバイポ
ーラトランジスタを含んでいる電圧基準回路。
【0060】(8)第6項記載の電圧基準回路であっ
て、ここにおいて、前記第1および第2のバイポーラト
ランジスタがpnpトランジスタであって、コレクタを
前記基板へつながれ、共通に接続されたベースを前記第
2の電力供給ノードへつながれ、前記第1バイポーラト
ランジスタのエミッタを第1の電流ミラーノードへつな
がれ、前記第2バイポーラトランジスタのエミッタを第
2の電流ミラーノードへ抵抗体を介してつながれている
電圧基準回路。
【0061】(9)第1項記載の電圧基準回路であっ
て、ここにおいて、前記第1の電力供給電圧が高電位電
力供給電圧である電圧基準回路。
【0062】(10)第1項記載の電圧基準回路であっ
て、ここにおいて、前記第1の電力供給電圧が低電位電
力供給電圧である電圧基準回路。
【0063】(11)第1項記載の電圧基準回路であっ
て、更に、第2の電力供給電圧、および前記第2の電力
供給電圧と前記第2の電力供給ノードとの間につながれ
る第2フィルタ、を含む電圧基準回路。
【0064】(12)第11項記載の電圧基準回路であ
って、ここにおいて、前記第2フィルタが、前記第2の
電力供給電圧と前記第2の電力供給ノードとの間につな
がれる第2のフィルタ抵抗体を含んでいる電圧基準回
路。
【0065】(13)第12項記載の電圧基準回路であ
って、ここにおいて、前記第2のフィルタ抵抗体が前記
基板中の拡散領域によって形成されている電圧基準回
路。
【0066】(14)第11項記載の電圧基準回路であ
って、ここにおいて、前記第2フィルタが、前記第2の
電力供給ノードと前記基板との間につながれるコンデン
サを含んでいる電圧基準回路。
【0067】(15)第14項記載の電圧基準回路であ
って、ここにおいて、前記第2フィルタが、更に、前記
第2の電力供給電圧と前記第2の電力供給ノードとの間
につながれる第2のフィルタ抵抗体を含んでいる電圧基
準回路。
【0068】(16)第15項記載の電圧基準回路であ
って、ここにおいて、前記第2フィルタの応答が約4
1.25ナノ秒の時定数を有している電圧基準回路。
【0069】(17)集積回路基準電圧発生器であっ
て、第1の濾過された供給電圧および第2の供給電圧を
受信して、バイポーラトランジスタのベース・エミッタ
電圧および熱電圧に依存する基準電圧を発生するバンド
ギャップ基準回路、および第1の電力供給電圧を受信し
て、前記第1の濾過された供給電圧を発生する第1フィ
ルタ、を含む集積回路基準電圧発生器。
【0070】(18)第17項記載の集積回路基準電圧
発生器であって、ここにおいて、前記バンドギャップ基
準回路が、少なくとも第1のバイアスノードを有する電
流ミラー回路、および前記集積回路に対して電力が供給
される時に、前記第1の濾過された供給電圧へ前記第1
のバイアスノードをつなぐための第1スタートアップ回
路、を含んでいる集積回路基準電圧発生器。
【0071】(19)第18項記載の集積回路基準電圧
発生器であって、ここにおいて、前記第1スタートアッ
プ回路が、前記集積回路へ電力が供給される時に、最初
は放電され、また前記第1の濾過された供給電圧が最大
値に到達した時には充電されるようになった第1スター
トアップコンデンサデバイスを含んでいる集積回路基準
電圧発生器。
【0072】(20)第18項記載の集積回路基準電圧
発生器であって、更に、第2の電力供給電圧を受信し
て、前記第2フィルタによって濾過された前記第2の供
給電圧を発生する第2フィルタ、を含み、ここにおい
て、前記バンドギャップ基準回路が、第2のバイアスノ
ードを有する前記電流ミラー回路、および前記集積回路
に対して電力が供給される時に、前記第2のバイアスノ
ードを前記第2の供給電圧へつなぐための第2スタート
アップ回路、を含んでいる集積回路基準電圧発生器。
【0073】(21)第20項記載の集積回路基準電圧
発生器であって、ここにおいて、前記第2スタートアッ
プ回路が、前記集積回路に対して電力が供給される時
に、最初は放電されて、前記第1の濾過された供給電圧
が最大値に到達した時に充電されるようになった第2ス
タートアップコンデンサデバイスを含んでいる、集積回
路基準電圧発生器。
【0074】(22)第17項記載の電圧基準回路であ
って、ここにおいて、前記第1フィルタが一次の抵抗体
・コンデンサ(RC)フィルタである電圧基準回路。
【0075】(23)第17項記載の電圧基準回路であ
って、更に、第2の電力供給電圧を受信して、それから
前記第2フィルタで濾過された前記第2の供給電圧を発
生するための第2フィルタ、を含む電圧基準回路。
【0076】(24)第23項記載の電圧基準回路であ
って、ここにおいて、前記第2フィルタが一次の抵抗体
・コンデンサ(RC)フィルタである電圧基準回路。
【0077】(25)電力ライン雑音に対する敏感さを
減らした基準電圧を発生するための回路であって、基準
電圧を発生するための、バイアスノードを含む基準ステ
ージ、第1の濾過された供給電圧と第2の供給電圧との
間につながれるスタートアップ回路であって、前記第1
の濾過された供給電圧がパワーアップ時に上昇する時に
前記バイアスノードを前記第1の濾過された供給電圧へ
つなぎ、前記第1の濾過された供給電圧が予め定められ
た値に到達した後にバイアス電圧を前記バイアスノード
へ供給するためのスタートアップ回路、および第1の電
力供給電圧を濾過して、前記第1の濾過された供給電圧
を発生するための第1フィルタ、を含む回路。
【0078】(26)第25項記載の回路であって、こ
こにおいて、前記第1フィルタが第1の抵抗体・コンデ
ンサ(RC)回路網を含んでいる、回路。
【0079】(27)第26項記載の回路であって、こ
こにおいて、前記第1のRC回路網が一次のRC回路網
である、回路。
【0080】(28)第25項記載の回路であって、こ
こにおいて、前記基準ステージが前記第1の濾過された
供給電圧へつながれている、回路。
【0081】(29)第25項記載の回路であって、更
に、第2の電力供給電圧を濾過して、前記第2の供給電
圧を発生するための第2フィルタ、を含む回路。
【0082】(30)第29項記載の回路であって、こ
こにおいて、前記第2フィルタが第2の抵抗体・コンデ
ンサ(RC)回路網を含んでいる、回路。
【0083】(31)第30項記載の回路であって、こ
こにおいて、前記第2のRC回路網が一次のRC回路網
である、回路。
【0084】(32)第29項記載の回路であって、こ
こにおいて、前記基準ステージが前記第2の電圧へつな
がれている、回路。
【0085】(33)第25項記載の回路であって、こ
こにおいて、前記基準ステージがバンドギャップ基準回
路を含んでいる、回路。
【0086】(34)バンドギャップ基準回路(50
0)が開示されており、それは第1フィルタノード(5
26)および第2フィルタノード(528)から電力を
受信する。好適実施例では、バンドギャップ基準回路
(500)は基準ステージ(502)、第1スタートア
ップ回路(504)、および第2スタートアップ回路
(506)を含む。基準ステージ(502)は基準電圧
(Vref)を発生する。スタートアップ回路(504
および506)は基準ステージ(502)内のバイアス
ノードへ電圧を供給し、それは基準ステージ(502)
が好適実施例(500)のパワーアップ時に低いほうの
電圧で機能することを許容する。電力供給電圧の、例え
ば雑音から生ずるような変動に対するバンドギャップ基
準回路(500)の感受性を低下させるために、第1フ
ィルタ(532)は第1の電力供給電圧(Vcc)を濾
過して、濾過された電圧(Vccf)を第1フィルタノ
ード(526)へ供給する。第2フィルタ(528)は
第2の電力供給電圧(Vss)を濾過して、その濾過さ
れた電圧(Vssf)を第2フィルタノード(528)
へ供給する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のバンドギャップ基準回路を示す模式
図。
【図2】図1に示されるバンドギャップ基準回路の高電
位電力供給電圧の変動効果を示すタイミング図。
【図3】図1に示されるバンドギャップ基準回路の低電
位電力供給電圧の変動例を示すタイミング図。
【図4】図1のバンドギャップ基準回路の基準電圧に対
する、低電位電力供給電圧の変動の効果を示す表。
【図5】好適実施例を示す模式図。
【図6】高電位電力供給電圧の変動に対する好適実施例
の応答を示すタイミング図。
【図7】低電位電力供給電圧の変動に対する好適実施例
の応答を示すタイミング図。
【符号の説明】
100 バンドギャップ基準回路 102 基準ステージ 104 第1スタートアップ回路 106 第2スタートアップ回路 108 基板 110 出力ノード 112 第1脚 114 第2脚 116 第3脚 118 スターターノード 120 パワーアップノード 122 停止ノード 124 制御ノード 500 バンドギャップ基準回路 502 基準ステージ 504 第1スタートアップ回路 506 第2スタートアップ回路 508 基板 510 出力ノード 512 第1脚 514 第2脚 516 第3脚 518 スターターノード 520 パワーアップノード 522 停止ノード 524 制御ノード 526 高電位フィルタノード 528 低電位フィルタノード 530 第1フィルタ 532 入力ノード 534 第2フィルタ 536 入力ノード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板内に形成される電圧基準回路
    であって、 第1の電力供給電圧と、 前記第1の電力供給電圧と第1フィルタノードとの間に
    結合された第1フィルタと、 前記第1フィルタノードと第2の電力供給ノードとの間
    に結合されたバンドギャップ基準回路と、を備えた電圧
    基準回路。
JP10325498A 1997-11-14 1998-11-16 増大した電力線雑音を除外したバンドギャップ基準回路 Pending JPH11231948A (ja)

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