JPH11231229A - 光学部材収容パッケージ - Google Patents

光学部材収容パッケージ

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JPH11231229A
JPH11231229A JP10033125A JP3312598A JPH11231229A JP H11231229 A JPH11231229 A JP H11231229A JP 10033125 A JP10033125 A JP 10033125A JP 3312598 A JP3312598 A JP 3312598A JP H11231229 A JPH11231229 A JP H11231229A
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JP
Japan
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package
package body
flux
optical member
flux leakage
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JP10033125A
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Inventor
Takao Yamaguchi
貴夫 山口
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光学系を収容する金属製のパッケージ本体と蓋
体とを半田接合するとき、パッケージ本体内部にフラッ
クスが侵入するのを防止した光学部材収容パッケージを
提供すること。 【解決手段】光学部材収容パッケージ5は、金属製のパ
ッケージ本体50と、このパッケージ本体50の開口部
を塞ぐ蓋体とからなるガラスユニット60と、コネクタ
70とで構成されており、パッケージ本体50と蓋体と
の嵌入面にはフラックス漏洩防止手段であるフラックス
漏洩防止溝51,52が設けられ、このフラックス漏洩
防止溝51,52にOリング26を配置してパッケージ
本体内部にフラックスが侵入することを防止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学機器内部に光
学系を気密的に収容する光学部材収容パッケージに関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開平8−280610号公報にはオー
トクレーブ耐性を備え、かつピント調整が可能で、内視
鏡の観察倍率の切り換えが容易に行えるように、内視鏡
と、固体撮像素子が内蔵されたTVカメラヘッドと、前
記内視鏡による像を前記固体撮像素子上に結像せしめる
ための光学系が内蔵されたTV撮像アダプターと、から
なる内視鏡装置において、少なくともTVカメラヘッド
又は前記TV撮影アダプターの何れかが耐湿部材により
封止されている内視鏡装置が開示されている。この内視
鏡装置においては単体でオートクレーブ処理が可能なよ
うにレンズやCCDなどの光学部材を収容する気密パッ
ケージを、サファイアカバーガラスを囲むカバーガラス
枠をアダプター外枠に半田付けして構成している。この
半田付けを行う際、金属と半田との接合力を向上させる
ため下地としてフラックスを塗布していた。
【0003】また、本出願人は特願平9−109672
号に安価でかつ簡単な構成により、塵埃などの侵入を確
実に防止し所望の光学部材を着脱自在とするため内視鏡
像を撮像する内視鏡用撮像装置において、前記内視鏡像
を撮像する撮像手段と、前記撮像手段に前記内視鏡像を
結像させるカメラヘッド部とを備え、前記カメラヘッド
部の少なくとも一部の光学部材は、着脱自在に構成さ
れ、前記光学部材が取り外されていた前記カメラヘッド
部及び前記光学部材の開口部はそれぞれ耐熱光学素材に
て気密封止した構成の内視鏡用撮像装置を提案してい
る。この内視鏡用撮像装置においてはカメラヘッド本体
へのCCDの固定方法として、CCD後端面をCリング
によって固定することが開示されており、また一般的な
固定方法としてカメラヘッド本体へのビス止めや、本体
内周に対して螺合してCCD後端面にリング状に当接す
るナットによる手法が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平8−280610号公報に開示された内視鏡装置で
は、カバーガラス枠とアダプタ外枠とを半田で接合する
際、下地としたフラックスが熱によって膨張した半田
と、半田とフラックスとの間の空気に押されて、接合面
の隙間から内部に押し込まれてレンズなどの光学系を汚
してしまうという作業の問題があった。そして、万一、
レンズをフラックスで汚してしまった場合には半田接合
部を溶かしてレンズを交換する等の作業が繁雑なため、
レンズやCCDなどの光学系を収容したままの状態で廃
棄していたのでコスト増の要因になっていた。
【0005】一方、前記特願平9−109672号で提
案した内視鏡用撮像装置に示されている固定方法では枠
体の先端部付近に配置されたCCDを固定するとき工具
を、枠体の後端から先端側まで導いて作業を行わなけれ
ばならないので、小型化されている内視鏡機器における
組立て作業性が悪かった。また、CCD後端と、気密パ
ッケージ後端のパッケージ外部とのインターフェース部
とを接続するためにフレキシブル基板を使用する際に
は、金属製のパッケージ枠とフレキシブル基板との接触
によるショートを防止するため、前記パッケージと基板
との間に通常は円筒状の樹脂材料で形成した絶縁材料を
介在させていたが、部品点数が増加して作業性を煩雑に
していた。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、光学系を収容する金属製のパッケージ本体と蓋体
とを半田接合するときにフラックスが侵入してレンズに
汚れが付くことを防止する共に、部品点数の削減、組立
て作業性の向上を図って歩留りの向上及びコストダウン
を図った光学部材収容パッケージを提供することを目的
にしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光学部材収容パ
ッケージは、内視鏡観察用機器内に収容され、内部に光
学系を収容する管状で少なくとも一開口部側にガラス部
材を配設した金属製のパッケージ本体の開口部に、蓋体
をろう付けで気密的に接合する光学部材収容パッケージ
であって、前記パッケージ本体又は蓋体の少なくとも一
方に、前記蓋体と前記パッケージ本体とをろう付けする
際、蓋体とパッケージ本体との間に塗布したフラックス
がパッケージ内部へ侵入することを防止するフラックス
漏洩防止手段を設けている。
【0008】この構成によれば、フラックス漏洩防止手
段を設けたことによって、熱によって膨張した半田と、
半田とフラックスとの間の空気に押されてフラックスが
パッケージ本体の内部に侵入することがなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1及び図2は本発明の第1実施
形態に係り、図1は内視鏡装置の概略構成を示す説明
図、図2はTVカメラヘッド内の光学部材収容パッケー
ジの構成を示す断面図ある。
【0010】図1に示すように本実施形態では、内視鏡
1の挿入部2の基端部3に設けられている接眼部4に
は、アダプタパッケージ11内に複数の焦点レンズ12
を配置したTVカメラアダプタ(以下TVアダプタと略
記する)10が着脱自在に取付け可能になっており、こ
のTVアダプタ10には光学部材収容パッケージ5内に
CCD22や複数の光学レンズ23などの光学系で構成
されたCCDユニット24を配置したTVカメラヘッド
20が接続されるようになっている。
【0011】前記内視鏡1の基端部の側面部からはライ
トガイドケーブル6が延出しており、このライトガイド
ケーブル6の基端部は内視鏡1に照明光を供給する光源
装置7に接続されている。また、前記TVカメラヘッド
20の基端部からはCCD22の駆動電源の供給や、こ
のCCD22で光電変換された電気信号等を伝送する信
号ケーブル8が延出しており、この信号ケーブル8の基
端部には前記CCD22から伝送された電気信号を画像
信号に生成するビデオプロセッサ9が接続されるように
なっており、このビデオプロセッサ9で生成した画像信
号がTVモニタ上に表示されるようになっている。
【0012】図2に示すようにTVカメラヘッド20内
に配設される光学部材収容パッケージ5は、中空な略管
状で外周面を前記TVカメラヘッド20内に保持固定で
きるように形作った金属製のパッケージ本体50と、こ
のパッケージ本体50の先端側開口部を気密的に塞ぐサ
ファイアガラス61及びNiメッキされたFe−Ni−
Co合金製のガラス枠62がAu−Niろう付け固定さ
れた蓋体である金属製のガラスユニット60と、前記パ
ッケージ本体50の後端側開口部を気密的に塞ぎCCD
ユニット24の後端より延出するフレキシブル基板25
に接続された複数の電気接点ピン27が配設される蓋体
である金属製のコネクタ70とで主に構成されている。
なお、前記サファイアガラス61の周辺にはMo−Mn
でメタライズされNiメッキ処理が施されている。
【0013】前記パッケージ本体50の先端側には前記
ガラスユニット60の内周面に嵌入する先端段差部53
が形成されており、この先端段差部53の外周面にはフ
ラックス漏洩防止手段である第1フラックス漏洩防止溝
51及びOリング26が設けられており、この第1フラ
ックス漏洩防止溝51に配置したOリング26が前記ガ
ラスユニット60の内周面に密着してパッケージ本体内
部にフラックスが侵入することを防止している。
【0014】また、前記コネクタ70の先端面から突出
する突出部71が嵌入するパッケージ本体50の後端側
開口部内周面には前述と同様にフラックス漏洩防止手段
である第2フラックス漏洩防止溝52及びOリング26
が設けられており、この第2フラックス漏洩防止溝52
に配置したOリング26が前記突出部71の外周面に密
着してパッケージ本体内部にフラックスが侵入すること
を防止している。
【0015】さらに、前記ガラスユニット60の内周面
に前記先端段差部53を嵌入したとき当接するガラスユ
ニット60の後端面エッジ部及び前記先端段差部53の
段差面エッジ部にはそれぞれ半田溜まりとなる第1三角
溝15を形成する面取り部が設けられ、前記パッケージ
本体50の内周面に前記突出部71を嵌入したとき当接
するパッケージ本体50の後端面エッジ部及びコネクタ
70の平面部エッジ部には半田溜まりとなる第2三角溝
16を形成する面取り部が設けられている。なお、この
面取り部は当接する部材の必ずしも両方に設ける必要は
なく、必要な半田溜まりを形成することが可能であれば
当接する部材の一方だけに設ける構成であってもよい。
【0016】前記コネクタ70にはフレキシブル基板2
5に電気的に接続され長手方向に対して平行に配設され
た複数の電気接点ピン27が固定されるようになってお
り、これら電気接点ピン27は、この電気接点ピン27
とコネクタ70との間の隙間を気密封止するために流し
込んだ溶融したガラス材72が固化することによって、
コネクタ70に一体的に固定される。
【0017】一方、前記パッケージ本体50の内周面に
は先端側から順に、光学系である光学フィルタ28を保
持するフィルタ枠29の位置決めを行う位置決め段部5
4が形成され、この位置決め段部54の後方には前記C
CDユニット24が係合する係合段部55が形成されて
おり、前記フィルタ枠29の後端部の位置決め部30と
ともに、CCDユニット24の位置決めを行えるように
なっている。
【0018】前記係合段部55の後方には樹脂やセラミ
ックなどの絶縁材料で形成されたCCD固定部材32の
有する雄ネジ部と螺合するネジ部56が形成されてい
る。このネジ部56に前記CCD固定部材32の雄ネジ
部を螺合して先端側に進めていくことによって、この固
定部材32の先端面が前記CCDユニット24の後端面
を押圧して前記CCDユニット24を所定位置に固定す
る。このとき、この絶縁材料で形成された固定部材32
は、パッケージ本体50とフレキシブル基板25との間
に介在して絶縁を行う。なお、この固定部材32は細長
で、後端面がパッケージ本体開口部側まで延出してお
り、この後端面に固定部材32を螺合するときに使用す
る工具が係入可能な係合部33が形成されている。
【0019】上述のようにCCDユニット24や光学フ
ィルタ28を配設した状態のパッケージ本体50と前記
サファイアガラス61を配設したガラスユニット60と
を接合する際、半田溜まりである第1三角溝15にフラ
ックスを塗布した状態で半田を流し込む。このとき、熱
によって膨張した半田と、半田とフラックスとの間の空
気によってフラックスがパッケージ本体50の内部に流
れ込もうとするが前記第1フラックス漏洩防止溝51に
配置されてガラスユニット60の内周面に密着している
Oリング26によって内部への侵入が阻止される。そし
て、前記パッケージ本体50とコネクタ70とを接合す
るために、半田溜まりである第2三角溝16にフラック
スを塗布した状態で半田を流し込むときも、パッケージ
本体50の内部に流れ込もうとするフラックスは前記第
2フラックス漏洩防止溝52に配置されてコネクタ70
の突出部71の外周面に密着しているOリング26によ
って内部への侵入が阻止される。
【0020】このように、パッケージ本体と蓋体との嵌
合面にフラックス漏洩防止溝を設け、この溝にOリング
を配置して嵌合面を密着させたことにより、半田溜まり
に塗布されているフラックスが半田を溶かした際にTV
カメラヘッドを構成するパッケージ本体内部に侵入する
ことを確実に阻止することができる。このことによっ
て、パッケージ本体と蓋体との接合作業性が大幅に向上
するとともに、フラックスのパッケージ本体内部への流
れ込みをなくして光学部材収容パッケージの歩留りの向
上を図って安価な製品の提供を可能にする。
【0021】また、CCDパッケージをパッケージ本体
内部の所定位置に配置固定する際、パッケージ本体開口
部側まで延出した絶縁部材で形成された固定部材の係合
部に工具を配置してパッケージ本体に螺合して押圧保持
する構成にしたことにより、CCDパッケージのパッケ
ージ本体内部への固定を容易に行うことができるととも
に、パッケージ本体とフレキシブル基板との絶縁をこの
固定部材で確実に行うことができる。このことによっ
て、CCDパッケージのパッケージ本体への固定作業性
及びパッケージ本体とフレキシブル基板との間の絶縁作
業を固定部材の装着作業で同時に行うことが可能になっ
て作業性が大幅に向上する。
【0022】なお、上述した実施形態において、フラッ
クス漏洩防止溝をパッケージ本体側に設けているが、こ
のフラックス漏洩防止溝はパッケージ本体と蓋体とが嵌
合する面であればパッケージ本体又は蓋体のどちらに設
ける構成であってもよい。
【0023】図3は本発明の第2実施形態に係るTVカ
メラアダプタ内の光学部材収容パッケージの構成を示す
説明図である。図に示す本実施形態はTVカメラアダプ
タ10内に収容される光学部材収容パッケージ80であ
り、この光学部材収容パッケージ80は中空な略管状で
外周面を前記TVカメラアダプタ10内に保持固定され
るように形作った金属製のパッケージ本体83と、この
パッケージ本体83の先端側開口部を気密的に塞ぐ蓋体
となる金属製の第1ガラス枠81と、前記パッケージ本
体83の後端側開口部を気密的に塞ぐ蓋体となる金属製
の第2ガラス枠82とで構成されており、前記第1ガラ
ス枠81にはサファイアガラス84がろう付け固定さ
れ、前記第2ガラス枠82にもサファイアガラス85が
ろう付け固定されている。
【0024】前記パッケージ本体83の先端側には前記
第1ガラス枠81の内周面に嵌入する先端段差部86が
形成されており、この先端段差部86の外周面にはフラ
ックス漏洩防止手段である第1フラックス漏洩防止溝8
7及びOリング26が設けられており、この第1フラッ
クス漏洩防止溝87に配置したOリング26がパッケー
ジ本体83の外周面に密着してパッケージ本体内部にフ
ラックスが侵入することを防止している。
【0025】また、前記パッケージ本体83の後端側に
は前記第2ガラス枠82の内周面に嵌入する後端段差部
88が設けられており、前記後端段差部88の段差面に
は前述と同様にフラックス漏洩防止手段である第2フラ
ックス漏洩防止溝89及びOリング26が設けられてお
り、この第2フラックス漏洩防止溝89に配置したOリ
ング26が第2ガラス枠82の先端面に密着してパッケ
ージ本体内部にフラックスが侵入することを防止してい
る。
【0026】前記第1ガラス枠81の内周面に前記先端
段差部86を嵌入したとき当接する第1ガラス枠81の
後端面エッジ部及び前記先端段差部86の段差面エッジ
部には半田溜まりとなる第1三角溝15を形成する面取
り部が設けられ、前記第2ガラス枠82の内周面に前記
後端段差部88が嵌入したとき当接する前記第2ガラス
枠の先端面エッジ部及び前記後端段差部88の段差面エ
ッジ部には半田溜まりとなる第2三角溝16を形成する
面取り部が設けられている。
【0027】一方、前記パッケージ本体83の内周面に
は光学系である焦点レンズ90の先端側の位置決め固定
を行う突出部94が形成されており、この突出部94の
後方には複数の焦点レンズ90及びスペーサー91が配
置される。これら焦点レンズ90及びスペーサー91
は、前記パッケージ本体83の後端部内周面に形成され
ているネジ部に螺合する雄ネジ部を有する固定枠92に
よってパッケージ本体83の所定位置に押圧保持され
る。なお、この固定枠92の後端面には固定枠92を螺
合するときに使用する工具が係入可能な係合部93が形
成されている。その他の構成及び作用は前記第1実施形
態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略
する。
【0028】このように、パッケージ本体と蓋体との嵌
合面にフラックス漏洩防止溝を設けこの溝にOリングを
配置して嵌合面を密着させたことにより、半田溜まりに
塗布されているフラックスが半田を溶かした際にTVカ
メラアダプタを構成するパッケージ本体内部に侵入する
ことを確実に阻止することができる。
【0029】また、焦点レンズ及びスペーサーをパッケ
ージ本体内部の所定位置に配置固定する際、パッケージ
本体開口部側に位置する固定枠の係合部に工具を配置し
てパッケージ本体に螺合する構成としたことにより、光
学系のパッケージ本体内部への固定を容易に行うことが
できる。その他の効果は前記第1実施形態と同様であ
る。
【0030】図4は本発明の第3実施形態に係るTVカ
メラアダプタ内の光学部材収容パッケージの他の構成例
を示す説明図である。図に示すように本実施形態の光学
部材収容パッケージ80を構成する前記パッケージ本体
83の先端側には前記第1ガラス枠81の内周面に嵌入
する先端段差部86が形成されており、第1ガラス枠8
1の内周面にはフラックス漏洩防止手段である第1フラ
ックス漏洩防止溝87が設けられている。そして、本実
施形態においてはこの第1フラックス漏洩防止溝87内
に接着剤、充填剤などのシール材99を充填して、この
第1フラックス漏洩防止溝87に充填したシール材99
によってパッケージ本体内部にフラックスが侵入するこ
とを防止している。
【0031】また、前記パッケージ本体83の後端側に
は前記第2ガラス枠82の内周面に嵌入する後端段差部
88が設けられており、前記後端段差部88の段差面に
は前述と同様にフラックス漏洩防止手段である第2フラ
ックス漏洩防止溝89が設けられている。そして、前述
と同様にこの第2フラックス漏洩防止溝89に接着剤、
充填剤などのシール材99を充填して、パッケージ本体
内部にフラックスが侵入することを防止している。その
他の構成及び作用・効果は前記第2実施形態と同様であ
り、同部材には同符号を付して説明を省略する。
【0032】図5は第4実施形態に係るTVカメラアダ
プタ内の光学部材収容パッケージの別の構成例を示す説
明図である。図に示すように本実施形態の光学部材収容
パッケージ80を構成する前記パッケージ本体83の先
端側には前記第1ガラス枠81の内周面に嵌入する先端
段差部86が形成されており、第1ガラス枠81の内周
面にはフラックス漏洩防止手段である第1フラックス漏
洩防止溝87が設けられている。本実施形態においては
この第1フラックス漏洩防止溝87内にフラックスを溜
めることによって、パッケージ本体内部にフラックスが
侵入することを防止している。
【0033】また、前記パッケージ本体83の後端側に
は前記第2ガラス枠82の内周面に嵌入する後端段差部
88が設けられており、前記後端段差部88の段差面に
は前述と同様にフラックス漏洩防止手段である第2フラ
ックス漏洩防止溝89が設けられている。そして、前述
と同様にこの第2フラックス漏洩防止溝89内にフラッ
クスを溜めることによって、パッケージ本体内部にフラ
ックスが侵入することを防止している。その他の構成及
び作用・効果は前記第2実施形態と同様であり、同部材
には同符号を付して説明を省略する。
【0034】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0035】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0036】(1)内視鏡観察用機器内に収容され、内
部に光学系を収容する管状で少なくとも一開口部側にガ
ラス部材を配設した金属製のパッケージ本体の開口部
に、蓋体をろう付けで気密的に接合する光学部材収容パ
ッケージにおいて、前記パッケージ本体又は蓋体の少な
くとも一方に、前記蓋体と前記パッケージ本体とをろう
付けする際、蓋体とパッケージ本体との間に塗布したフ
ラックスがパッケージ内部へ侵入することを防止するフ
ラックス漏洩防止手段を設けた光学部材収納パッケー
ジ。
【0037】(2)前記フラックス漏洩防止手段は、前
記パッケージ本体と前記蓋体との嵌入面に設けたフラッ
クス漏洩防止溝と、このフラックス漏洩防止溝に配置さ
れるOリングで構成される付記1記載の光学部材収容パ
ッケージ。
【0038】(3)前記フラックス漏洩防止手段は、前
記パッケージ本体と前記蓋体との嵌入面に設けたフラッ
クス漏洩防止溝と、このフラックス漏洩防止溝に充填さ
れるシール材で構成される付記1記載の光学部材収容パ
ッケージ。
【0039】(4)前記フラックス漏洩防止手段は、前
記パッケージ本体と前記蓋体との嵌入面に設けたフラッ
クスを溜めるフラックス漏洩防止溝である付記1記載の
光学部材収容パッケージ。
【0040】(5)前記パッケージ本体と前記蓋体との
当接面のエッジ部の少なくとも一方に面取り部を設け、
この面取り部を半田溜まり溝とした付記1記載の光学部
材収容パッケージ。
【0041】(6)内視鏡観察用機器内に収容され、内
部にCCDを備えたCCDパッケージが配設される金属
製のパッケージ本体とこのCCDから延出するフレキシ
ブル基板と有する光学部材収容パッケージにおいて、前
記CCDパッケージを押圧固定するとともに、前記パッ
ケージ本体とフレキシブル基板とを絶縁する固定部材を
設けた光学部材収容パッケージ。
【0042】(7)前記固定部材は、樹脂製である付記
6記載の光学部材収容パッケージ。
【0043】(8)前記固定部材は、セラミック製であ
る付記6記載の光学部材収容パッケージ。
【0044】(9)前記固定部材は、前記パッケージ本
体に形成したネジ部に噛合する雄ネジ部を有する付記6
記載の光学部材収容パッケージ。
【0045】(10)前記固定部材の後端面に作業用工
具が係入可能な係合部を形成した付記9に記載の光学部
材収容パッケージ。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
学系を収容する金属製のパッケージ本体と蓋体とを半田
接合するとき、パッケージ本体内部にフラックスが侵入
してレンズに汚れが付くことを防止する共に、組立て作
業性の向上を図って歩留りの向上を図った光学部材収容
パッケージを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1及び図2は本発明の第1実施形態に係り、
図1は内視鏡装置の概略構成を示す説明図
【図2】TVカメラヘッド内の光学部材収容パッケージ
の構成を示す断面図
【図3】本発明の第2実施形態に係るTVカメラアダプ
タ内の光学部材収容パッケージの構成を示す説明図
【図4】本発明の第3実施形態に係るTVカメラアダプ
タ内の光学部材収容パッケージの他の構成例を示す説明
【図5】第4実施形態に係るTVカメラアダプタ内の光
学部材収容パッケージの別の構成例を示す説明図
【符号の説明】
5…光学部材収容パッケージ 26…Oリング 50…パッケージ本体 51…第1フラックス漏洩防止溝 52…第2フラックス漏洩防止溝 60…ガラスユニット(蓋体) 70…コネクタ(蓋体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/225 H04N 5/225 D C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡観察用機器内に収容され、内部に
    光学系を収容する管状で少なくとも一開口部側にガラス
    部材を配設した金属製のパッケージ本体の開口部に、蓋
    体をろう付けで気密的に接合する光学部材収容パッケー
    ジにおいて、 前記パッケージ本体又は蓋体の少なくとも一方に、前記
    蓋体と前記パッケージ本体とをろう付けする際、蓋体と
    パッケージ本体との間に塗布したフラックスがパッケー
    ジ内部へ侵入することを防止するフラックス漏洩防止手
    段を設けたことを特徴とする光学部材収納パッケージ。
JP10033125A 1998-02-16 1998-02-16 光学部材収容パッケージ Withdrawn JPH11231229A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10033125A JPH11231229A (ja) 1998-02-16 1998-02-16 光学部材収容パッケージ

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