JPH11229766A - シールド掘進機カッター駆動装置の冷却装置 - Google Patents

シールド掘進機カッター駆動装置の冷却装置

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JPH11229766A
JPH11229766A JP3108198A JP3108198A JPH11229766A JP H11229766 A JPH11229766 A JP H11229766A JP 3108198 A JP3108198 A JP 3108198A JP 3108198 A JP3108198 A JP 3108198A JP H11229766 A JPH11229766 A JP H11229766A
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lubricating oil
speed reducer
clutch
shield
cooling device
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Hitoshi Takahashi
均 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド掘進機カッター駆動装置の冷却装置
において、冷却効率が良く、構造も簡単になるようにす
る。 【解決手段】 循環回路20は、減速機12a〜12e
から戻された潤滑油を溜めるオイルタンク21と、この
オイルタンク21内の潤滑油を減速機12a〜12eに
供給するポンプユニット22と、このポンプユニット2
2から吐出された潤滑油を冷却するオイルクーラー24
とを含む開回路で構成されている。ポンプユニット22
により吐出された潤滑油は、オイルクーラー24によっ
て冷却された後、順次、減速機12a〜12eの下部ポ
ートP1から減速機12a〜12e内に流入し、減速機
12a〜12eを潤滑、冷却した後、上部ポートP2よ
り流出し、オイルタンク21に戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド掘進機の
カッターを回転駆動するシールド掘進機カッター駆動装
置の冷却装置に係り、特に、シールド掘進機が高負荷で
掘進するときに発熱するカッター駆動装置を冷却するシ
ールド掘進機カッター駆動装置の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にシールド掘進機のカッター駆動装
置は、駆動モーター(電動モーターもしくは油圧モータ
ー)と減速機とを有し、駆動モーターのトルクを減速機
で増大し、シールド掘進機のカッターを回転駆動してい
る。また、駆動モーターとして電動モーターを使用する
場合には、電動モーターと減速機の間にクラッチを装備
し、急激な負荷変動や過負荷を防止するのが一般的であ
り、この場合クラッチとしては湿式多板式が用いられる
ことが多い。
【0003】このようなカッター駆動装置において、負
荷が高い状態でシールド掘進機の運転を行うと、減速機
内部やクラッチの温度が上昇するので、シールド掘進機
の連続運転ができなくなる。また、一旦減速機内部やク
ラッチの温度が上昇すると、その冷却に多大の時間を費
やす必要がある。そこで、このような温度上昇を防止す
るため、従来においては、送風により減速機やクラッチ
を外部から冷却したり、減速機やクラッチの内部に水ジ
ャケット等の水冷装置を設け冷却していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来技術
では、カッター駆動装置を送風により冷却したり、水冷
装置により冷却していた。しかし、送風により冷却する
方法では、坑内雰囲気温度が上昇した場合には冷却効率
が悪く、冷却に時間を要する欠点がある。
【0005】一方、水ジャケット等の水冷装置を設け冷
却する方法では、減速機やクラッチの内部に水冷装置を
設ける必要があるため、減速機やクラッチ自体の構造が
複雑になる。また、個々の減速機やクラッチへ水を循環
させる水配管が必要となり、この水配管から水が洩れる
と、シールド掘進機内の電気機器類がさびたり漏電する
ことがある。このため、水配管の水洩れ対策が必要とな
り、製造原価が大幅に上昇する。
【0006】本発明の目的は、冷却効率が良く、構造も
簡単なシールド掘進機カッター駆動装置の冷却装置を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)上記の目的を達成
するため、本発明は、駆動モーターと減速機とを有し、
駆動モーターのトルクを減速機で増大し、シールド掘進
機のカッターを回転駆動するシールド掘進機カッター駆
動装置の冷却装置において、前記減速機の内部を潤滑す
る潤滑油を減速機の外部に引き出して強制循環させる循
環回路を設け、この循環回路により潤滑油を減速機の外
部で冷却する構成とする。
【0008】このように減速機用の潤滑油の循環回路を
設け、潤滑油を減速機の外部で冷却することにより、坑
内雰囲気温度に影響されることなく減速機を効率良く冷
却できる。また、従来の水冷式の場合のように減速機内
に水ジャケット等の水冷装置を設けたり、水洩れ対策を
施す必要がなく、潤滑油の循環回路を設けるだけでよい
ので、構造も簡単になる。
【0009】(2)また、上記の目的を達成するため、
本発明は、駆動モーターとクラッチと減速機とを有し、
駆動モーターのトルクをクラッチを介して減速機に伝
え、減速機でそのトルクを増大し、シールド掘進機のカ
ッターを回転駆動するシールド掘進機カッター駆動装置
の冷却装置において、前記クラッチの内部を潤滑する潤
滑油をクラッチの外部に引き出して強制循環させる循環
回路を設け、この循環回路により潤滑油をクラッチの外
部で冷却する構成とする。
【0010】このようにクラッチ用の潤滑油の循環回路
を設け、潤滑油をクラッチの外部で冷却することによ
り、坑内雰囲気温度に影響されることなくクラッチを効
率良く冷却できる。また、上記と同様に潤滑油の循環回
路を設けるだけでよいので、構造も簡単になる。
【0011】(3)上記(1)又は(2)において、好
ましくは、前記循環回路にオイルクーラーを設け、この
オイルクーラーを通すことで前記潤滑油を冷却する。こ
れにより減速機又はクラッチをよりいっそう効率良く冷
却できる。
【0012】(4)また、上記(1)又は(2)におい
て、好ましくは、前記循環回路を、前記減速機又はクラ
ッチから戻された潤滑油を溜めるオイルタンクと、この
オイルタンク内の潤滑油を前記減速機又はクラッチに供
給するポンプユニットとを含む開回路で構成する。
【0013】これにより減速機又はクラッチ内から潤滑
油と共に排出されたガスはオイルタンクで大気に放出さ
れる。また、潤滑油の洩れが生じたとしても、オイルタ
ンクから必要な潤滑油が供給されるため、潤滑油が不足
することはない。
【0014】(5)また、上記(1)又は(2)におい
て、前記循環回路を、前記減速機又はクラッチから戻さ
れた潤滑油を直接減速機又はクラッチに供給するポンプ
ユニットを含む閉回路で構成してもよい。これによりオ
イルタンクを設けない分だけ循環回路の構成が簡単にな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。まず、本発明の第1の実施形態を図
1〜図3により説明する。図1において、本実施形態の
カッター駆動装置の冷却装置はシールド掘進機に搭載さ
れるものであり、このシールド掘進機はシールド本体2
を有し、シールド本体2の前部には、地山を掘削するカ
ッター3と、カッター3を回転駆動するカッター駆動装
置1と、カッター駆動装置1の回転をカッター3に伝え
るピニオン4aとギヤ4bとからなる歯車機構4とが設
けられている。
【0016】シールド本体2の後部には、セグメントリ
ング5を順次組み立てるエレクタ6と、そのセグメント
リング5に反力をとってシールド本体2を掘進させる複
数本のシールドジャッキ7とが設けられている。また、
シールド本体2には連結ビーム8を介して後方台車9が
連結されており、この後方台車9はレール10上をシー
ルド本体2の前進に追従して移動する。また、後方台車
9には後述するオイルタンク21やポンプユニット22
等の油圧機器が搭載されている。
【0017】カッター駆動装置1は、シールド周方向に
配置された複数(ここでは5個)の電動モーター11a
〜11e(図3参照)と、これらの電動モーター11a
〜11eのトルクをそれぞれ増大して出力する減速機1
2a〜12eと、電動モーター11a〜11eと減速機
12a〜12eとの間にそれぞれ配置され、電動モータ
ー11a〜11eのトルクの伝達を断続させる湿式多板
のクラッチ13a〜13e(クラッチ13b〜13dに
ついては図示せず)とを有している。
【0018】図2にカッター駆動装置1の構造を示す。
図2において、クラッチ13aは電動モーター11aと
減速機12aにそれぞれボルト結合されている。また、
減速機12aの出力軸には前述のピニオン4aが取り付
けられている。なお、電動モーター11b〜11e、減
速機12b〜12e、クラッチ13b〜13eについて
も、上記と同様の構造である。
【0019】以上のようなカッター駆動装置1に本実施
形態の冷却装置が設けられている。この冷却装置は、減
速機12a〜12eの内部を潤滑する潤滑油を減速機1
2a〜12eの外部に引き出して強制循環させる循環回
路20を設け、減速機12a〜12eの外部で潤滑油を
冷却するものである。以下、本実施形態の冷却装置の詳
細を図2及び図3を用いて説明する。
【0020】図2において、減速機12aのクラッチ1
3a側端部の下部及び上部には、ポートP1,P2がそ
れぞれ設けられている。また、減速機12b〜12eに
も同様のポートP1,P2が設けられている。
【0021】図3において、循環回路20は、オイルタ
ンク21と、ポンプユニット22と、ポンプユニット2
2のポンプ吐出口と減速機12aの下部ポートP1とを
接続する配管15aと、この配管15aに設けられた水
冷式のオイルクーラー24と、減速機12aの上部ポー
トP2と減速機12bの下部ポートP1とを接続する配
管15bと、減速機12bの上部ポートP2と減速機1
2cの下部ポートP1とを接続する配管15cと、減速
機12cの上部ポートP2と減速機12dの下部ポート
P1とを接続する配管15dと、減速機12dの上部ポ
ートP2と減速機12eの下部ポートP1とを接続する
配管15eと、減速機12eの上部ポートP2とオイル
タンク21とを接続する配管15fとを含む開回路で構
成されている。また、23はオイルタンク21内から吸
い上げられた潤滑油中の異物を除去するサクションフィ
ルターであり、25は減速機12a〜12e内の圧力が
設定値以上になると開くリリーフバルブである。
【0022】オイルクーラー24は水タンク29内の冷
却水を内部に通すことによりポンプユニット22から吐
出された潤滑油を冷却する。なお、水タンク29内の冷
却水は定期的に新しい水に交換される。
【0023】上記のオイルタンク21、ポンプユニット
22、オイルクーラー24、サクションフィルター2
3、リリーフバルブ25及び水タンク29は、後方台車
9に搭載されている。
【0024】以上のように構成した本実施形態におい
て、ポンプユニット22を駆動すると、オイルタンク2
1内の潤滑油がサクションフィルター23を介して吸い
上げられ、ポンプユニット22より吐出される。このポ
ンプユニット22から吐出された潤滑油はオイルクーラ
ー24で冷却された後、減速機12aの下部ポートP1
から減速機12a内に流入し、減速機12aを潤滑、冷
却した後、上部ポートP2より流出し、次いで減速機1
2bの下部ポートP1から減速機12b内に流入し、減
速機12bを潤滑、冷却した後、上部ポートP2より流
出し、同様に減速機12c〜12eに対しても順次流
入、潤滑、冷却、流出を繰り返した後、減速機12eの
上部ポートP2から流出した潤滑油はオイルタンク21
に戻され、貯留される。このオイルタンク21に貯留さ
れた潤滑油は再びポンプユニット22で吸い上げられ、
減速機12a〜12eの潤滑、冷却に供される。
【0025】このとき、潤滑油は減速機12a〜12e
の下部ポートP1より流入して上部ポートP2から流出
されるため、減速機12a〜12e内で発生したガスは
減速機12a〜12e内にたまることなく、潤滑油と共
に搬出され、このガスはオイルタンク21で大気に放出
される。
【0026】以上のように本実施形態にあっては、減速
機12a〜12e用の潤滑油を強制循環させる循環回路
20を設け、オイルクーラー24で冷却された潤滑油を
減速機12a〜12eに供給することにより減速機12
a〜12eを冷却するようにしたので、従来の空冷式の
場合のように坑内の雰囲気温度に影響されることなく、
減速機12a〜12eを効率良く冷却できる。また、従
来の水冷式の場合のように減速機12a〜12e内部に
水ジャケット等の水冷装置を設けなくて済むとともに、
オイルクーラー24及びこれに送る冷却水を溜める水タ
ンク29は共に後方台車9に配置されるため、電気機器
類の多いシールド掘進機内に水洩れ対策を施す必要もな
く、これにより従来の水冷式の場合に比べて構造が簡単
になり、安価な設備となる。
【0027】また、潤滑油を減速機12a〜12eの下
部ポートP1より取り込み上部ポートP2から排出する
とともに、循環回路20をオイルタンク21を含む開回
路で構成したので、潤滑油と共に排出されたガスをオイ
ルタンク21において大気に放出分離できる。また、配
管15a〜15f等から潤滑油の洩れが生じたとして
も、オイルタンク21から必要な潤滑油が供給されるた
め、潤滑油が不足することはない。
【0028】本発明の第2の実施形態を図4により説明
する。図中、図3に示したものと同等の部材には同じ符
号を付し、その説明を省略する。図4において、本実施
形態の冷却装置は、図3で示した循環回路20の代わり
に循環回路20Aを有している。この循環回路20A
は、ポンプユニット22と、ポンプユニット22のポン
プ吐出口と減速機12aの下部ポートP1とを接続する
配管15aと、この配管15aに設けられたオイルクー
ラー24と、減速機12aの上部ポートP2とポンプユ
ニット22のポンプ吸入口とを接続する配管15gと、
配管15aのオイルクーラー24と減速機12aとの間
と減速機12b〜12eの下部ポートP1とをそれぞれ
並列に接続する配管15h〜15kと、減速機12b〜
12eの上部ポートP2と配管15gとをそれぞれ並列
に接続する配管15l〜15oとを含む閉回路で構成さ
れている。
【0029】ポンプユニット22を駆動すると、ポンプ
ユニット22から吐出された潤滑油はオイルクーラー2
4で冷却された後、減速機12a〜12eの下部ポート
P1から減速機12a〜12e内にそれぞれ流入し、減
速機12a〜12eを潤滑、冷却した後、各上部ポート
P2より流出する。この減速機12a〜12eの上部ポ
ートP2から流出された潤滑油は再びポンプユニット2
2から吐出され、減速機12a〜12eの潤滑、冷却に
供される。
【0030】このように本実施形態においては、循環回
路20Aにより減速機12a〜12e用の潤滑油を循環
させ、オイルクーラー24を通した潤滑油を減速機12
a〜12eに供給するので、第1の実施形態と同様に、
減速機12a〜12eの冷却効率が良く、構造も簡単で
ある。
【0031】また、循環回路20Aをオイルタンクを含
まない閉回路で構成したので、第1の実施形態よりも循
環回路の構成が簡単になる。
【0032】本発明の第3の実施形態を図5及び図6に
より説明する。図中、図2及び図3に示したものと同等
の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。図5
において、本実施形態の冷却装置はカッター駆動装置1
Aに設けられるものであり、このカッター駆動装置1A
は図2で示したクラッチ13a〜13eの代わりにクラ
ッチ13Aa〜13Aeを有している(図6参照)。
【0033】本実施形態の冷却装置は、前述の循環回路
20に加えて、クラッチ13Aa〜13Aeの内部を潤
滑する潤滑油をクラッチ13Aa〜13Aeの外部に引
き出して強制循環させる循環回路30を設け、その潤滑
油をクラッチ13Aa〜13Aeの外部で冷却するもの
である。
【0034】クラッチ13Aaの減速機12a側端部の
下部及び軸方向中央部の上部には、ポートQ1,Q2が
それぞれ設けられている。また、クラッチ13Ab〜1
3Aeにも同様のポートQ1,Q2が設けられている。
循環回路30は、図6に示すように、図3で示した循環
回路20と同様の開回路で構成されており、その詳細な
説明については省略する。
【0035】本実施形態においては、循環回路30によ
りクラッチ13Aa〜13Ae用の潤滑油を循環させ、
オイルクーラー34を通った潤滑油をクラッチ13Aa
〜13Aeに供給するので、クラッチ13Aa〜13A
eの冷却効率が良く、構造も簡単になる。
【0036】なお、本実施形態においては、循環回路3
0をオイルタンク31を含む開回路で構成したが、特に
これに限らず、図4に示すようなオイルタンクを含まな
い閉回路で構成してもよい。
【0037】また、減速機12a〜12e用の潤滑油及
びクラッチ13Aa〜13Ae用の潤滑油の両方を冷却
することとしたが、クラッチ13Aa〜13Ae用の潤
滑油のみを冷却してもよい。
【0038】また、以上説明したいくつかの実施形態に
おいては、潤滑油をオイルクーラー24;34に通すこ
とで冷却することとしたが、カッター駆動装置1;1A
はシールド本体2の前部に配置され、オイルタンク2
1;31及びポンプユニット22;32はシールド本体
2より後方の後方台車9に配置されており、カッター駆
動装置1とポンプユニット22;32とを接続する配管
は比較的長くなるため、オイルクーラーを通さなくても
潤滑油はある程度冷却される。したがって、オイルクー
ラーは必ずしも設ける必要はなく、潤滑油を減速機12
a〜12e又はクラッチ13Aa〜13Aeの外部に引
き出して循環させるだけでもよい。
【0039】更に、カッター3を回転させる駆動モータ
ーとして電動モーターを用いたが、電動モーターの代わ
りに油圧モーターを使用してもよく、この場合には油圧
モーターと減速機の間にはクラッチは不要となる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、坑内の雰囲気温度に影
響されることなく減速機又はクラッチを冷却できるの
で、従来の空冷式の方法に比べて冷却効率が向上する。
また、減速機又はクラッチの内部に水ジャケット等の水
冷装置を設けたり、水洩れ対策を施す必要がなく、潤滑
油の循環回路を設けるだけでよいので、従来の水冷式の
方法に比べて構造が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が関わるシールド掘進機を簡略化して示
した図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による冷却装置が設け
られたカッター駆動装置の構造図である。
【図3】図2に示すカッター駆動装置の冷却装置の構成
図である。
【図4】本発明の第2の実施形態によるカッター駆動装
置の冷却装置の構成図である。
【図5】本発明の第3の実施形態による冷却装置が設け
られたカッター駆動装置の構造図である。
【図6】図5に示すカッター駆動装置の冷却装置の構成
図である。
【符号の説明】
1 カッター駆動装置 1A カッター駆動装置 3 カッター 11a 電動モーター 12a 減速機 13a クラッチ 13Aa クラッチ 20,20A 循環回路 21 オイルタンク 22 ポンプユニット 24 オイルクーラー 30 循環回路 31 オイルタンク 32 ポンプユニット 34 オイルクーラー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動モーターと減速機とを有し、駆動モー
    ターのトルクを減速機で増大し、シールド掘進機のカッ
    ターを回転駆動するシールド掘進機カッター駆動装置の
    冷却装置において、 前記減速機の内部を潤滑する潤滑油を減速機の外部に引
    き出して強制循環させる循環回路を設け、この循環回路
    により潤滑油を減速機の外部で冷却することを特徴とす
    るシールド掘進機カッター駆動装置の冷却装置。
  2. 【請求項2】駆動モーターとクラッチと減速機とを有
    し、駆動モーターのトルクをクラッチを介して減速機に
    伝え、減速機でそのトルクを増大し、シールド掘進機の
    カッターを回転駆動するシールド掘進機カッター駆動装
    置の冷却装置において、 前記クラッチの内部を潤滑する潤滑油をクラッチの外部
    に引き出して強制循環させる循環回路を設け、この循環
    回路により潤滑油をクラッチの外部で冷却することを特
    徴とするシールド掘進機カッター駆動装置の冷却装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のシールド掘進機カッ
    ター駆動装置の冷却装置において、前記循環回路にオイ
    ルクーラーを設け、このオイルクーラーを通すことで前
    記潤滑油を冷却することを特徴とするシールド掘進機カ
    ッター駆動装置の冷却装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載のシールド掘進機カッ
    ター駆動装置の冷却装置において、前記循環回路は、前
    記減速機又はクラッチから戻された潤滑油を溜めるオイ
    ルタンクと、このオイルタンク内の潤滑油を前記減速機
    又はクラッチに供給するポンプユニットとを含む開回路
    で構成されていることを特徴とするシールド掘進機カッ
    ター駆動装置の冷却装置。
  5. 【請求項5】請求項1又は2記載のシールド掘進機カッ
    ター駆動装置の冷却装置において、前記循環回路は、前
    記減速機又はクラッチから戻された潤滑油を直接減速機
    又はクラッチに供給するポンプユニットを含む閉回路で
    構成されていることを特徴とするシールド掘進機カッタ
    ー駆動装置の冷却装置。
JP3108198A 1998-02-13 1998-02-13 シールド掘進機カッター駆動装置の冷却装置 Pending JPH11229766A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003056284A (ja) * 2001-08-20 2003-02-26 Shinko Electric Co Ltd シールド掘進機用油圧クラッチユニットの緩衝起動装置
CN105507920A (zh) * 2015-12-31 2016-04-20 卢兴耐 十字形隧道挖掘机

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