JPH11229696A - 車両用のドアチェック装置 - Google Patents

車両用のドアチェック装置

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JPH11229696A
JPH11229696A JP3847898A JP3847898A JPH11229696A JP H11229696 A JPH11229696 A JP H11229696A JP 3847898 A JP3847898 A JP 3847898A JP 3847898 A JP3847898 A JP 3847898A JP H11229696 A JPH11229696 A JP H11229696A
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door
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check
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Shigenobu Taga
重宣 多賀
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Mitsui Kinzoku ACT Corp
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数や組立工数を増やさないで、ドア開閉
時にチェックリンクに付着する雨水を完全に排除して、
雨水の侵入を完全に防止することができ、作動不良や耐
久性の低下の要因をなくすことができる車両用のドアチ
ェック装置を提供する。 【解決手段】ドア本体20を開いたとき、ドア開口の側
縁部22とドア本体の側縁部との間にあって、一対のカ
バー片55により覆われないで外部に露出したチェック
リンク30の露出部分に付着する雨水は、ドア本体20
を閉じると、凸状部58によってチェックリンク30の
一端側に追い出すようにして、チェックリンク30に付
着する雨水が例えばドア本体20の内部へ侵入するのを
防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体のドア開口の
側縁部にドア本体が開閉可能に支持され、チェックリン
クがドア開口の側縁部とドア本体の側縁部との一方に揺
動可能に枢支されており、ドア本体の開閉動作に応じ
て、チェックリンクがドア開口の側縁部とドア本体の側
縁部との他方の内部から出没する車両用のドアチェック
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用のドアチェック装置として
は、例えば、実公平7−5175号公報に開示されたも
のがある。すなわち、チェックリンクであるメールプレ
ートの一端が、車体に回動自在に支持され、他端がドア
内に収納され、ドア開閉に応じて、メールプレートの他
端部がドアパネルの出没用の孔を通ってドア内から出没
し、ドア内にはドアチェック機構が設けられ、ドアチェ
ック機構の一対のガイドがメールプレートを摺動自在に
挟持し、前記開口部にカバーが設けられ、カバーの開口
は上下一対のひれ部で塞がれるようになっていて、一対
のひれ部がメールプレートの両面に摺接していて、ドア
内へのダストの侵入を防止するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両用のドアチェック装置では、ドア開扉時
などに、ドア内から突出したメールプレートに雨水が降
りかかって付着し、ドア閉扉時に、一対のひれ部がメー
ルプレートの両面に摺接し、付着した雨水を除外する効
果がある程度あるものの、除外しきれない雨水がメール
プレートと共にカバーの開口を通ってドア内に侵入して
しまい、雨水の侵入を完全に防止することができない
で、侵入する雨水に起因して、装置の作動不良が生じた
り、耐久性が低下するという問題点があった。
【0004】また、雨水侵入防止用の部品を設けると、
部品点数や組立工数が増え、コストが嵩むという問題が
ある。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、部品点数や組立工数を増やすこと
なく、ドア開閉時にチェックリンクに付着する雨水を完
全に排除して、雨水の侵入を完全に防止することがで
き、作動不良や耐久性の低下の要因をなくすことができ
る車両用のドアチェック装置を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]車体のドア開口の側縁部(12)にドア本体(2
0)が開閉可能に支持され、チェックリンク(30)の
一端側がドア開口の側縁部(12)とドア本体の側縁部
(22)との一方に揺動可能に枢支されており、ドア本
体(20)の開閉動作に応じて、チェックリンク(3
0)の他端側がドア開口の側縁部(12)とドア本体の
側縁部(22)との他方の内部から出没する車両用のド
アチェック装置であって、前記他方の側縁部の内部は、
ドアチェック機構を有し、前記ドアチェック機構は、ハ
ウジング(26)、一対の当接部材(27)および、一
対の支持部材(50)を有し、前記一対の支持部材(5
0)は、弾性を有し、前記ハウジング(26)内に相互
に対向するよう配されていて、前記チェックリンク(3
0)の上面および下面に押し付けられる前記各当接部材
(27)を支持しており、前記各支持部材(50)はカ
バー片(55)をそれぞれ有し、前記カバー片(55)
は、前記他方の側縁部の内部と外部とを連通する出没用
の孔(23)を通り、前記チェックリンク(30)に沿
って外部へ延設されており、前記一対のカバー片(5
5)は、略U字状断面形状にそれぞれ形成されていて底
面である主片(56)および両側面である副片(57)
をそれぞれ有し、その開放口が向かい合うように配され
て前記チェックリンク(30)を外部から覆い、前記カ
バー片(55)の主片(56)は、凸状部(58)を有
し、前記主片(56)の凸状部(58)は、前記チェッ
クリンク(30)の上面および下面に弾撥的にそれぞれ
当接していることを特徴とする車両用のドアチェック装
置。
【0007】[2]前記カバー片(55)の主片(5
6)の凸状部(58)は、該カバー片(55)の先端部
に形成されていて、ショベル部(58a)およびトップ
ベンド部(58b)を有し、前記ショベル部(58a)
は、湾曲面形状に凸設されていて、前記カバー片(5
5)の復元力によって前記チェックリンク(30)の上
面および下面に弾撥的に当接しており、前記トップベン
ド部(58b)は、前記チェックリンク(30)の上面
および下面から離れるように折り返されていることを特
徴とする[1]に記載の車両用のドアチェック装置。
【0008】[3]前記カバー片(55)の各副片(5
7)は、前記チェックリンク(30)の側面に摺接して
おり、前記一対のカバー片(55)の副片(57)同志
は、向かい合っていて、相互に近接する方向に付勢され
ていることを特徴とする[1]または[2]に記載の車
両用のドアチェック装置。
【0009】次に、前記各項に記載された発明の作用を
説明する。
【0010】本発明の一つの構成では、ドア本体(2
0)が閉じられているとき、チェックリンク(30)の
一端側はドア開口の側縁部(12)とドア本体の側縁部
(22)との一方に揺動可能に枢支されており、チェッ
クリンク(30)の他端側はドア開口の側縁部(12)
とドア本体の側縁部(22)との他方の側縁部の内部に
没入している。
【0011】ドア本体(20)を開くと、チェックリン
ク(30)がその一端を中心にして揺動し、その他端側
が前記他方の側縁部の内部から外部へ突出する。このと
き、チェックリンク(30)の他端側が一対のカバー片
(55)の間を通り抜け、通り抜ける際に、チェックリ
ンク(30)の上面および下面にはカバー片(55)の
主片(56)の凸状部(58)が相対的にそれぞれ摺接
していく。チェックリンク(30)の上面および下面が
チェック用の凹凸面に形成されている場合でも、カバー
片(55)の弾性により凸状部(58)がチェックリン
ク(30)の凹凸面の形状に追従して凹凸面に摺接す
る。
【0012】ドア本体(20)が開かれていて、ドア開
口の側縁部(12)とドア本体の側縁部(22)との間
にあって、一対のカバー片(55)により覆われないで
外部に露出したチェックリンク(30)の露出部分に
は、降りかかる雨水が付着する場合が生じる。
【0013】再び、ドア本体(20)を閉じると、チェ
ックリンク(30)の他端側が前記他方の側縁部の内部
へ没入する。このとき、チェックリンク(30)の露出
部分に付着した雨水も、前記他方の側縁部の内部へ侵入
しようとするが、チェックリンク(30)の上面および
下面には、カバー片(55)の主片(56)の凸状部
(58)が弾撥的に当接しているため、凸状部(58)
は、チェックリンク(30)の上面に付着した雨水をチ
ェックリンク(30)の一端側に追い出し、前記他方の
側縁部の内部へ侵入することがない。また、跳ね返りな
ど何らかの要因でチェックリンク(30)の下面に付着
した雨水を、同じく凸状部(58)が追い出し、前記他
方の側縁部の内部へ侵入することがない。
【0014】この雨水侵入防止のためのカバー片(5
5)は、支持部材(50)から一体的に延設されたもの
であるので、また、カバー片(55)を支持部材(5
0)と一緒に取り扱って、支持部材(50)とカバー片
(55)とを同時に組み立てられるので、部品点数や組
立工数が増えないで済む。
【0015】また本発明の別の構成では、ドア本体(2
0)が開かれているときに、チェックリンク(30)の
露出部分に雨水が付着する。ドア本体(20)を閉じる
と、チェックリンク(30)の他端側が前記他方の側縁
部の内部へ没入する。このとき、チェックリンク(3
0)の露出部分に付着した雨水も、前記他方の側縁部の
内部へ侵入しようとするが、チェックリンク(30)の
上面および下面には、カバー片(55)の主片(56)
の先端部に設けられた湾曲面形状のショベル部(58
a)が弾撥的に当接しているため、凸状部(58)のシ
ョベル部(58a)がチェックリンク(30)の上面お
よび下面に付着した雨水をチェックリンク(30)の一
端側へ追い出す。
【0016】凸状部(58)のショベル部(58a)に
より追い出された雨水は、凸状部(58)のトップベン
ド部(58b)が折り返されているため、雨水の逃げ場
になり、そのトップベンド部(58b)に次々に逃げ込
んで集められ、雨水がある程度集まると、チェックリン
ク(30)の上面および下面からその自重で流下し、チ
ェックリンク(30)上から排水される。
【0017】さらに本発明の別の構成では、ドア本体
(20)が開かれているときに、チェックリンク(3
0)の露出部分に雨水が付着する。このとき、チェック
リンク(30)の側面にも雨水が付着する。ドア本体
(20)を閉じると、チェックリンク(30)の他端側
が前記他方の側縁部の内部へ没入する。このとき、チェ
ックリンク(30)の側面に付着した雨水も、前記他方
の側縁部の内部へ侵入しようとするが、チェックリンク
(30)の側面には、カバー片(55)の副片(57)
が摺接しているため、副片(57)がチェックリンク
(30)の側面に付着した雨水をそぎ取るようにして流
下させる。それにより、チェックリンク(30)の側面
に付着した雨水も、前記他方の側縁部の内部へ侵入する
ことはない。
【0018】また、一対のカバー片(55)の副片(5
7)同志は、向かい合っていて、相互に近接する方向に
付勢されているので、副片(57)同志の間の隙間が広
がったままにならないで、副片(57)が覆うべきチェ
ックリンク(30)の側面の露出部分をなくすことがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。図1〜図4は本発明の一実施の形
態を示している。図1から図3に示すように、車体のド
ア開口の側縁部12にはドア本体20がドアヒンジの枢
軸(図示省略)を中心にして開閉可能に支持されてい
る。ドア本体20の開閉動作に応じて、ドア本体20の
側縁部22の内部から出没し、その出没動作によってド
ア本体20の開閉状態を検出可能なようにチェックリン
ク30が設けられている。実施例においては、ドア本体
20がフロントドアであり、ドア開口の側縁部はフロン
トピラーに成っている。
【0020】ドア開口の側縁部12の外側には水平方向
へ突出する枢支ブラケット40が固着され、枢支ブラケ
ット40の端面には連結ブラケット41がネジ止めさ
れ、連結ブラケット41の下孔47には上下方向から枢
支ピン48が嵌合されている。枢支ピン48にはチェッ
クリンク30の一端部が揺動可能に枢支されている。
【0021】ドア本体20の側縁部22にはチェックリ
ンク30がその孔を通って出没する出没用の孔23が穿
設されている。チェックリンク30の他端部がドア本体
20の側縁部22に穿設した出没用の孔23に出没可能
に挿通していて、側縁部22の内面側にはドアチェック
機構25が設けられている。ドアチェック機構25の本
体を成すハウジング26内には、一対の当接部材27、
一対の支持部材50および、一対の弾性部材40が配さ
れている。ハウジング26は、その開口を出没用の孔2
3に合わせて取り付けられている。
【0022】上下一対の当接部材27は、チェックリン
ク30の上面および下面に当接している。同じく上下一
対の支持部材50は、弾性を有する樹脂材によって成形
されていて、当接部材27を相対転動可能に支持する円
弧状断面形の凹部51を有している。弾性部材52は、
支持部材50の背後にあって支持部材50を介して各当
接部材27を当接する方向に付勢している。
【0023】チェックリンク30の他端にはピン部材3
2が嵌着され、ピン部材32が当接して、チェックリン
ク30の抜け止めをするためのストッパ部材29が設け
られている。
【0024】上下一対の支持部材50は、カバー片55
をそれぞれ有している。各カバー片55は、支持部材5
0の側縁部からハウジング26の開口および出没用の孔
23を通って、チェックリンク30の上面および下面に
沿って外部に延ばされている。
【0025】一対のカバー片55は、略U字状断面形状
にそれぞれ形成され、底部に相当する主片56および、
両側壁に相当する副片57を有している。主片56は、
チェックリンク30の上面を外部から覆い、副片57
は、チェックリンク30の側面を外部から覆って、その
側面に摺接している。
【0026】カバー片55の主片56の先端部に形成さ
れる凸状部58は、スキー板のトップ部に相当するよう
に形成されている。凸状部58は滑走面であるチェック
リンク30の上面および下面を滑るようにして摺接す
る。すなわち、主片56は、湾曲面形状に凸設されるシ
ョベル部58aと、反るように折り返されるトップベン
ド部58bとを有している。
【0027】ショベル部58aおよびトップベンド部5
8bは、カバー片55の復元力を高めて、凸状部58を
チェックリンク30の上面および下面に大きな弾撥力で
当接させても、チェックリンク30の上面および下面と
の摺動抵抗を小さく抑えた形状になっている。
【0028】次に作用を説明する。図3に示すように、
ドア本体20が閉じられているとき、チェックリンク3
0の一端側はドア開口の側縁部12側にあり、チェック
リンク30の他端側はドア本体20の側縁部22の内部
に没入している。
【0029】ドア本体20を開くと、チェックリンク3
0の一端部が枢支ピン48を中心にして揺動し、チェッ
クリンク30の他端側がドア本体20の側縁部22の内
部から出没用の孔23を通って外部(ドア開口部)へ露
出する。このとき、チェックリンク30の他端側が一対
のカバー片55の間を通り抜けていく。チェックリンク
30が通り抜ける際に、カバー片55の主片56の凸状
部58がチェックリンク30の上面および下面に相対的
にそれぞれ摺接し、カバー片55の副片57がチェック
リンク30の側面に相対的に摺接していく。
【0030】このとき、凸状部58の湾曲面形状のショ
ベル部58aがチェックリンク30の上面および下面に
摺接し、折り返されるトップベンド部58bがチェック
リンク30から離れていて、接しない状態であるので、
摺動抵抗が少なく、ドアの開き操作に支障はない。
【0031】また、チェックリンク30の上面および下
面が凹凸面(被チェック面)に形成されている場合で
も、カバー片55の復元力により凸状部58がチェック
リンク30の上面及び下面の凹凸面の形状に追従して摺
接するようになる。
【0032】ドア本体20が開扉しているとき、チェッ
クリンク30がドア本体20の側縁部22の内部から露
出していて、ドア開口の側縁部12とドア本体20の側
縁部22との間のドア開口の空間にチェックリンク30
が露出しているが、カバー片55は、露出しているチェ
ックリンク30を部分的に外部から覆っていて、カバー
片55で覆われない他の部分が外部に露出する露出部分
となる。
【0033】チェックリンク30の露出部分には、雨水
が降りかかって付着する。付着した雨水は、チェックリ
ンク30の上面から側面を経てやがて下面へと回り込ん
で、全部の面に付着するようになる。また、雨水は、跳
ね返りなどによって直接的にチェックリンクの側面や下
面に付着する。
【0034】ドア本体20を閉じると、チェックリンク
30の他端側が出没用の孔23を通って、ドア本体20
の側縁部22の内部へ没入する。このとき、チェックリ
ンク30の露出部分に付着した雨水も、ドア本体20の
側縁部22の内部へ侵入しようとするが、チェックリン
ク30の上面および下面には、カバー片55の主片56
の凸状部58のショベル部58aが弾撥的に当接してい
るため、凸状部58のショベル部58aがチェックリン
ク30の上面および下面に付着した雨水をチェックリン
ク30の一端側へ追い出す。
【0035】すなわち、凸状部58のショベル部58a
が弾撥的に当接しているチェックリンク30の上面およ
び下面の位置において雨水の侵入が阻止され、その阻止
される位置からチェックリンク30の他端側へ雨水が侵
入してくることがなくなる。
【0036】凸状部58のショベル部58aにより追い
出された雨水は、凸状部58のトップベンド部58bが
折り返されているため、トップベンド部58bが雨水の
逃げ場になり、トップベンド部58bに次々に逃げ込ん
で集められる。雨水がある程度トップベンド部58bに
溜まると、溜まった雨水の重さにより、チェックリンク
30の上面の側縁から押し出されて流下し、またチェッ
クリンク30の下面から流下する。すなわち、チェック
リンク30の上面および下面上から雨水が排除される。
【0037】また、ドア本体20を閉じるとき、チェッ
クリンク30の側面に付着した雨水も、ドア本体20の
側縁部22の内部へ侵入しようとするが、チェックリン
ク30の側面には、カバー片55の副片56が摺接して
いるため、副片56がチェックリンク30の側面に付着
した雨水をそぎ取るようにして流下させる。それによ
り、チェックリンク30の側面上から雨水が排除され、
ドア本体20の側縁部22の内部へ侵入することはな
い。
【0038】また、一対のカバー片55の副片57同志
は、向かい合うように配されている。ドアを開閉する際
に、凸状部58がチェックリンク30の上面および下面
の凹凸面(被チェック面)の形状に追従する。凸状部5
8が凸面に追従して、カバー片55が互いに離れる方向
に振れると、一対のカバー片55の副片57同志も離間
して、副片57同志の間の隙間が広がるが、カバー片5
5の復元力により、副片57同志が相互に即座に近接し
て、広がった状態のままにならないで、チェックリンク
の側面の露出部分をなくすことができる。
【0039】さらに、ドアを開閉する際に、チェックリ
ンク30の上面および下面に摺接するのは、凸状部58
の湾曲面形状のショベル部58aであり、トップベンド
部58bは折り返されていて、チェックリンク30から
離れて接していないので、凸状部58がチェックリンク
30の上面および下面を円滑に摺動し、支持部材50に
弾性の高い樹脂材を用いて、カバー片55の復元力を大
きくし、凸状部58をチェックリンク30の上面および
下面に強く当接させても、摺動抵抗を小さく抑えること
ができ、ドアの開閉操作に支障を来すおそれはない。
【0040】なお、前記実施の形態においては、ドア開
口の側縁部12の外側にチェックリンク30の一端側を
枢支する一方、ドア本体20の側縁部22の内部からチ
ェックリンク30の他端側が出没可能にしたドアチェッ
ク装置に本発明の構成を適用したものを示したが、逆の
態様のドアチェック装置に適用してもよい。
【0041】また、前記実施の形態においては、ドアチ
ェック装置は、チェックリンクに付着した雨水の侵入を
防止する機能を主に説明したが、塵埃などの侵入を防止
する機能も同時に有することはいうまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の一つの構
成によれば、ドア本体を開いたとき、ドア開口の側縁部
とドア本体の側縁部との間にあって、一対のカバー片に
より覆われないで外部に露出したチェックリンクの露出
部分に付着する雨水は、ドア本体を閉じると、凸状部に
よってチェックリンクの一端側に追い出すようにしたの
で、チェックリンクに付着した雨水が例えばドア本体の
内部へ侵入するのを防止することができる。また、部品
点数や組立工数が増えないで、コストが嵩まないで済ま
すことができる。
【0043】また、本発明の別の構成によれば、ドア本
体を閉じると、カバー片の凸状部のショベル部がチェッ
クリンクの上面および下面に付着した雨水をチェックリ
ンクの一端側へ追い出し、追い出された雨水が、凸状部
のトップベンド部に次々に逃げ込んで集められるように
したので、集められた雨水をチェックリンクの上面およ
び下面からその自重で流下させ、チェックリンク上から
排水することができる。
【0044】さらに、本発明の別の構成によれば、カバ
ー片の副片がチェックリンクの側面に付着した雨水をそ
ぎ取るようにして流下させるので、チェックリンクの側
面に付着した雨水が、例えばドア本体の側縁部の内部へ
侵入するのを防止することができる。また、一対のカバ
ー片の付勢力により、副片同志の間の隙間が広がったま
まにならずに、チェックリンクの側面の露出部分をなく
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す車両用のドアチェック
装置の斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示す車両用のドアチェック
装置の分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施例を示す車両用のドアチェック
装置の要部断面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【符号の説明】 12…ドア開口の側縁部 14…挿通口 20…ドア本体 22…ドア本体の側縁部 23…出没用の孔 27…当接部材 30…チェックリンク 40…弾性部材 50…支持部材 51…凹部 55…カバー片 56…主片 57…副片 58…凸状部 58a…ショベル部 58b…トップベンド部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体のドア開口の側縁部にドア本体が開閉
    可能に支持され、チェックリンクの一端側がドア開口の
    側縁部とドア本体の側縁部との一方に揺動可能に枢支さ
    れており、ドア本体の開閉動作に応じて、チェックリン
    クの他端側がドア開口の側縁部とドア本体の側縁部との
    他方の内部から出没する車両用のドアチェック装置であ
    って、 前記他方の側縁部の内部は、ドアチェック機構を有し、 前記ドアチェック機構は、ハウジング、一対の当接部材
    および、一対の支持部材を有し、 前記一対の支持部材は、弾性を有し、前記ハウジングに
    相互に対向するよう配されていて、前記チェックリンク
    の上面および下面に押し付けられる前記各当接部材を支
    持しており、 前記各支持部材はカバー片をそれぞれ有し、 前記カバー片は、前記他方の側縁部の内部と外部とを連
    通する出没用の孔を通り、前記チェックリンクに沿って
    外部へ延設されており、 前記一対のカバー片は、略U字状断面形状にそれぞれ形
    成されていて底面である主片および両側面である副片を
    それぞれ有し、その開放口が向かい合うように配されて
    前記チェックリンクを外部から覆い、 前記カバー片の主片は、凸状部を有し、 前記主片の凸状部は、前記チェックリンクの上面および
    下面に弾撥的にそれぞれ当接していることを特徴とする
    車両用のドアチェック装置。
  2. 【請求項2】前記カバー片の主片の凸状部は、該カバー
    片の先端部に形成されていて、ショベル部およびトップ
    ベンド部を有し、 前記ショベル部は、湾曲面形状に凸設されていて、前記
    カバー片の復元力によって前記チェックリンクの上面お
    よび下面に弾撥的に当接しており、 前記トップベンド部は、前記チェックリンクの上面およ
    び下面から離れるように折り返えされていることを特徴
    とする請求項1に記載の車両用のドアチェック装置。
  3. 【請求項3】前記カバー片の各副片は、前記チェックリ
    ンクの側面に摺接しており、 前記一対のカバー片の副片同志は、向かい合っていて、
    相互に近接する方向に付勢されていることを特徴とする
    請求項1または2に記載の車両用のドアチェック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030041335A (ko) * 2001-11-19 2003-05-27 기아자동차주식회사 도어 개폐력 조절장치
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