JPH11229059A - エンジンバルブ用耐熱合金 - Google Patents

エンジンバルブ用耐熱合金

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JPH11229059A
JPH11229059A JP2697198A JP2697198A JPH11229059A JP H11229059 A JPH11229059 A JP H11229059A JP 2697198 A JP2697198 A JP 2697198A JP 2697198 A JP2697198 A JP 2697198A JP H11229059 A JPH11229059 A JP H11229059A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐硫化性および高温強度に優れ、かつ高温長
時間加熱後において強度の低下が少ないエンジンバルブ
用合金を提供する。 【解決手段】 本発明は重量%でC0.01〜0.15
%、Si1%以下、Mn1%以下、Ni50〜60%、
Cr15〜20%、Mo+1/2Wが2〜5%、Al
1.6〜3%、Ti1.5〜3.5%、Nb+Taが
0.3〜2.0%を含有し、残部が実質的Feからな
り、かつ各元素が原子%で下記関係式を満たすことを特
徴とするエンジンバルブ用耐熱合金。 5.5≦[Al]+[Ti]+[Nb]+[Ta]≦8 0.45≦[Al]/([Al]+[Ti]+[Nb]
+[Ta])≦0.7 19≦[Cr]+[Mo]+[W]≦23 [ ]は原子%を表す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主に自動車のエンジ
ンバルブに用いられる合金材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用エンジンバルブにはSU
H11、SUH35等の耐熱鋼が広く用いられてきた
が、一部使用温度の高温化に伴ってNi基超耐熱合金で
あるNCF751(Ni−15.5Cr−1Nb−2.
3Ti−1.2Al−7Fe)が用いられるようになっ
てきた。しかし、NCF751はNiを70%も含むた
め高価であり、NCF751に近い高温強度と耐熱性を
有する省資源型の合金開発が行われてきた。本出願人
も、上述した観点から研究を行い、Ni量を50%未満
と少なくした場合の長時間使用時における組織安定化に
着目して、Al量を1.6〜3.0%に高め、かつT
i,Zr,Hf,V,Nb,TaとAl量比を適正化す
ることでγ'(ガンマプライム)の安定化を達成するこ
とを特開平7−109539号にて提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、本願出願
人が提案した特開平7−109539号における特性を
評価したところ、NiがNCF751に比べて20%以
上も低い合金では、高温強度の低下が避けられないとい
う問題がある。また、従来のNCF751においては、
高温強度は高いものの、硫黄を含む腐食環境での耐食性
が劣化するという新たな問題があることを知見した。ガ
ソリンや軽油等の化石原料を精製した燃料においては、
硫黄は低減はされるものの含有されており、硫黄存在化
での耐食性(耐硫化性と称する)の低下は問題である。
本発明の目的は上記問題点に鑑み、耐硫化性および高温
強度に優れ、かつ高温長時間加熱後において強度の低下
が少なく、さらには製造性の良好なエンジンバルブ用合
金を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、NCF75
1の耐硫化性の向上とともに、高温強度および疲労強度
の確保を兼ね備えた合金を検討し、Ni量を50〜60
%と従来の省資源型合金よりも高めに設定し、かつAl
量を1.6〜3.0%に高め、かつTi,Zr,Hf,
V,Nb,TaとAl量比を適正化、Mo,Wの適正化
することでγ'(ガンマプライム)の安定化を達成した
合金が、NCF751の耐硫化性を大幅を向上でき、耐
硫化性を確保した上で、高温強度に優れ、かつ高温長時
間加熱後において強度の低下が少なく、さらには製造性
を向上できることを見いだし本発明に到達した。
【0005】すなわち本発明は、本発明は重量%でC
0.01〜0.15%、Si1%以下、Mn1%以下、
Ni50〜60%、Cr15〜20%、Mo+1/2W
が2〜5%、Al1.6〜3%、Ti1.5〜3.5
%、Nb+Taが0.3〜2.0%を含有し、残部が実
質的Feからなり、かつ各元素が原子%で下記関係式を
満たすエンジンバルブ用耐熱合金。 5.5≦[Al]+[Ti]+[Nb]+[Ta]≦8 0.45≦[Al]/([Al]+[Ti]+[Nb]
+[Ta])≦0.7 19≦[Cr]+[Mo]+[W]≦23 [ ]は原子%を表す。
【0006】本発明においては、Feは重量%で16%
以上含有することが望ましく、また重量%でB0.01
5%以下、Mg0.02%以下、Ca0.02%以下の
一種または二種以上を含有することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明においてCはTiやNbと
結びついてMC炭化物を形成し、結晶粒の粗大化防止や
クリープ破断強度の改善に効果があり、少量添加する必
要がある。しかし、0.15%を超える添加は高温長時
間加熱後にMC炭化物からM236炭化物への分解反応
が生じて結晶粒界の延性を低下させ、さらに被研削性も
低下するためにCは0.15%以下とする。好適なCの
範囲は0.08%以下である。
【0008】SiとMnは脱酸元素として添加される
が、いずれも過度の添加は高温強度の低下を招くために
Si、Mnは各々1%以下とする。好適にはSi、Mn
共に0.5%以下であり、さらに望ましくは0.2%以
下である。
【0009】Niはオ−ステナイト相を安定化させ、高
温強度を高める。さらにγ’相の構成元素でもある。5
0%未満では高温強度が低下し、60%を超えると耐硫
化性が低下し、さらにNCF751の低価格材としての
コストメリットがなくなるためにNi量は重量%で、5
0〜60%の範囲に限定する。より望ましいNiの範囲
は50.5〜54%である。
【0010】Crは合金の耐食性を向上させる元素であ
り、不可欠な元素である。エンジン内での腐食劣化を抑
制するためには重量%で15%以上必要であるが、20
%を超えると高温長時間加熱後に有害析出物のα’相が
析出して延性を低下させるのでCrは15〜20%とす
る。より好適なCr量は16.5〜19%である。
【0011】本発明ではMoおよびWの含有量も重要と
なる。MoおよびWはオーステナイト基地を固溶強化
し、高温疲労強度および高温クリープ強度を著しく高め
る元素であり、従って、MoおよびWは高く含有した方
が高温強度に有利である。WはMoより比重が2倍近い
ために含有量はMo+1/2Wで規定する(以下Mo当
量という)ことが必要であり、Mo当量は高温強度を高
めるために最低2%以上必要である。しかし、Mo当量
を高くすると高温で長時間加熱後に有害析出物のα’相
が析出して常温での延性を低下させるのでMo当量は5
%以下とする必要がある。一般にエンジンバルブでは高
温疲労強度が最も重要視される。本発明に示す合金の特
徴はNCF751より高強度であることであり、このよ
うに高いMoおよびW量は本発明の特徴と言える。
【0012】さらに長時間加熱後にα’相の析出を防い
で高温延性を有するためには原子%で換算した場合のC
r、Mo、Wの総量を規定することが必要である。この
総量は19〜23%の範囲にあることにより有害なα’
相の析出を抑制することができる。上述した範囲に規定
することにより長時間加熱後に特性の劣化を抑制し、高
い高温疲労強度を有することができることも大きな特徴
である。より好適にはCr、Mo、Wの総量は原子%で
20〜22%である。
【0013】Alは安定なγ’相を析出させて所要の高
温強度を得るのに不可欠な元素であり、高温長時間加熱
後の強度低下を防ぐためには重量%で最低1.6%必要
である。しかし、3%を超えると熱間加工性が低下する
ために1.6〜3%に限定する。より好適な範囲は1.
7〜2.2%である。
【0014】TiはNbと同様にCと結びついてMC炭
化物を生成する一方、Al、Nb、Taと共にNiと結
びついてγ’相を形成し、高温強度を向上させる効果が
あり、重量%で最低1.5%必要である。しかし、Ti
を3.5%を越えて添加すると、高温においてγ’相か
らη相への変態が起こりやすくなって、高温強度を低下
させる。さらにTiの過度の添加はγ’量を増加させて
熱間加工性を低下させる。従って、Tiは1.5〜3.
5%に限定する。より好適な範囲は2.0〜3.0%で
ある。
【0015】NbおよびTaは、MC炭化物を生成する
一方でγ’相を形成して高温強度を向上させる効果があ
るが、Tiと比較して高温におけるγ’相をより安定化
させる効果があるために高温長時間加熱後において高温
強度の低下を抑制する。従って、重量%の合計で最低
0.3%以上添加することが必要であるが、過度の添加
は高温においてγ’相からδ相への変態を起こし易くな
るためにNbとTaは合計で0.3〜2.0%に限定す
る。より好適な範囲は0.5〜1.5%である。
【0016】本発明では高温強度およぼ長時間加熱後の
強度低下の抑制のためにγ’相の生成元素であるAl、
Ti、Nb、Taにおいて各々の組成を単独に規定する
以外にこれらの総量および総量に対するAlの比率を規
定する必要がある。即ち、γ’相生成元素であるAl、
Ti、Nb、Taは高温強度を向上させるためには原子
%の総量が5.5%以上である必要があり、その総量が
8%を超えると熱間加工性を低下させるために5.5〜
8%に限定する。より好適な範囲は6.5〜7.5%で
ある。
【0017】また、原子%で[Al]/([Al]+
[Ti]+[Nb]+[Ta])で表される総量に対す
るAlの比は高温長時間加熱後においてγ’相がη相や
δ相へ変態するのを抑制して高温強度低下を防ぐには
0.45以上であることが必要であり、0.7を超える
と高温長時間加熱後の特性劣化は抑制できるものの高温
強度そのものが低下し、さらにAlが高くなることによ
り熱間加工性が低下するために上記Alの比は0.45
〜0.7に限定する必要がある。より好適な範囲は0.
5〜0.6である。
【0018】従来においても特開平7−109539号
にてγ’相の生成元素であるAl、Ti、Nb、Taに
おいて総量および総量に対するAlの比率の規定を行っ
ており、ほぼ同様な範囲にある。しかし、特開平7−1
09539号に示されるFe−Ni−Cr基超合金はN
i量が50%未満と低い範囲にある。Ni量が特開平7
−109539号に示される範囲では、Al比率を高く
して高温長時間加熱後に高温強度の低下を抑制が可能で
あるとしても、Al比率を高く規定した分だけTi、N
bおよびTaの比率が低下し、短時間での高温強度が低
下してNCF751より若干値が劣ってくるため、NC
F751を使用した時よりさらにエンジンを高性能化さ
せることができない。
【0019】本発明の最大の特徴はNi量が低くて低価
格であるにもかかわらずに、NCF751より耐硫化性
および高温強度に優れ、かつ高温長時間加熱後において
強度の低下が少ないことにあり、そのためにはNiが5
0〜60%含有される範囲においてγ’生成量およびA
l比率を規定することにより始めて達成することが可能
となる。Ni量が50%未満では耐硫化性、高温長時間
加熱後の強度低下抑制が可能であるものの短時間高温強
度に劣り、Ni量が60%を越えてしまうと短時間高温
強度、高温長時間加熱後の強度抑制が可能となるものの
耐硫化性に劣る。また、Ni量が50〜60%含有され
たとしてもγ’量に対する上記Al比率が0.45未満
では高温長時間加熱後に高温強度が低下する。然るにN
i量およびγ’生成量に対するAl比率は上記の範囲に
あることが必要不可欠となる。
【0020】FeはNiと共にオーステナイト基地を形
成する元素であるが、Niと比較して安価であるために
NCF751より低価格材とするためにはより多く含有
することが望まれる。また、FeはNiより高温領域で
基地を軟化させるので上記の添加元素を含有しても熱間
加工性が向上する。従って、Feは16%以上であるこ
とが望ましい。
【0021】Bは粒界強化作用により高温強度および高
温延性を高めるのに有効であり、適量添加することで本
発明合金の高温強度をより向上させることができる。し
かし、添加量が重量%で0.015%を超えると粒界の
初期溶融温度が低下して熱間加工性が低下するので0.
015%以下添加するのが良い。MgとCaは脱酸、脱
硫元素として合金の清浄度を高めると共にMgSおよび
CaSとして粒界に存在し、低融点のNiSの生成を抑
制するためにクリープ延性の改善および熱間加工性の改
善に効果がある。しかし、各々過度の添加は粒界の初期
溶融温度を低下させるために重量%で0.02%以下の
添加とするのが良い。また、Zrも、Bと同様の高価を
有しており、重量%で0.1%までなら熱間加工性を低
下させないので添加しても良い。
【0022】Coはオーステナイト基地に固溶して、熱
間加工域ではγ’相の固溶を促進させ加工性を良好にす
る一方、実温度領域ではγ’相の析出量を増加させるの
で必要に応じて添加することが可能である。しかし、C
oはNiと比較して高価であるためにその添加量は5%
以下とするのが良い。
【0023】さらに本発明合金の高温での耐酸化性を向
上させるためにYおよびREMを添加することもでき
る。その効果は少量添加することより始まるがその合計
が0.1%を超えると初期溶融温度を低下させて熱間加
工性を低下させるために0.1%以下添加するのが良
い。また、不純物のうち、下記元素については以下に示
す範囲であれば本発明合金に含まれても良い。 P≦0.04%、S≦0.02%、O≦0.02%、N
≦0.05% より望ましくは以下の範囲である。 P≦0.02%、S≦0.005%、O≦0.01%、
N≦0.01%
【0024】
【実施例】表1に示す組成の合金を真空誘導溶解炉にて
10kgのインゴットにした後に熱間加工によって30
mm角の棒材を作製した。これに1050℃×30分保
持後水冷の固溶化処理と750℃×4時間保持後の空冷
の時効処理を行い、この標準処理ままおよびさらにこの
状態から800℃×400時間保持した後の常温硬さ、
常温および800℃の引張試験、800℃−343MP
aの条件下で回転曲げ疲労試験を実施した。さらに標準
処理後において耐硫化性試験を行った。常温硬度はビッ
カース硬度計により測定した。引張試験はASTM法に
より、平行部直径6.35mm、伸び4Dにて測定し
た。回転曲げ疲労試験はJIS Z2274号に従い、
平行部直径8mmの試験片を用いて、回転数3300r
pmで試験片が破断するまでの回転数を求めた。耐硫化
試験はCaSO455%、BaSO430%、NaSO4
10%、C5%の割合で混合した試薬中に870℃×8
0時間浸漬した後に腐食減量を評価した。各種試験結果
を表2に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】表1のNo.1〜19は本発明合金、N
o.21〜25は比較合金、No.31はNCF75
1、No.32は特開平7−109539号に開示され
た合金である。表1より本発明合金はNCF751と比
較して標準時効後の引張特性は劣るものの標準時効後の
疲労強度、過時効後の引張特性、疲労強度において大き
く上回っており、また、耐硫化特性においても大きく向
上していることが分かる。エンジンバルブには一般に機
械的特性では疲労強度が重要であり、また、ディーゼル
エンジンに使用される場合には耐硫化性が重要とされる
ことから、本発明合金はエンジンバルブ材としてNCF
751より大きく性能が向上していることが分かる。ま
た、本発明合金はNo.32と比較すると高温強度にお
いて大幅に高い値を示しており、高い性能を有している
ことが分かる。
【0028】一方、比較合金の内、No.21はCr量
が20.68%と高く、[Cr]+[Mo]+[W]量
が23.9%と高い値を示していることから過時効後に
おいてα’相が析出し、過時効後での常温の引張延性が
低く、エンジンバルブ用合金には適さない。No.22
はAl量が1.30%と低く、かつ[Al]/([A
l]+[Ti]+[Nb]+[Ta])量が0.39と
低いので過時効後にη相が析出して引張強度、疲労強度
が低くなり、好ましくない。No.23はMoが低いた
めに標準時効後、過時効後での疲労強度が低く、好まし
くない。No.24はAl量が1.32%と低く、[A
l]+[Ti]+[Nb]+[Ta]量が5.14%と
低いために機械的特性が低く、好ましくない。No.2
5はTi量が1.26%と低く、かつ[Al]/([A
l]+[Ti]+[Nb]+[Ta])量が0.73と
高いために標準時効後での機械的特性が低く、高温長時
間過時効後でも機械的特性が低いために好ましくない。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、エンジ
ンバルブ用耐熱合金として70%以上Niを含むNCF
751よりも標準時効後での疲労強度および長時間過時
効後での機械的特性に優れ、耐食性においてもNCF7
51より大幅に良好な特性を有し、かつ省資源で安価な
エンジンバルブ用耐熱合金が得られ、自動車エンジンの
エンジンバルブに使用することによりエンジンの性能を
大幅に向上させることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%でC0.01〜0.15%、Si
    1%以下、Mn1%以下、Ni50〜60%、Cr15
    〜20%、Mo+1/2Wが2〜5%、Al1.6〜3
    %、Ti1.5〜3.5%、Nb+Taが0.3〜2.
    0%を含有し、残部が実質的Feからなり、かつ各元素
    が原子%で下記関係式を満たすことを特徴とするエンジ
    ンバルブ用耐熱合金。 5.5≦[Al]+[Ti]+[Nb]+[Ta]≦8 0.45≦[Al]/([Al]+[Ti]+[Nb]+[Ta])
    ≦0.7 19≦[Cr]+[Mo]+[W]≦23 [ ]は原子%を表す。
  2. 【請求項2】 重量%でFeが16%以下含有すること
    を特徴とする請求項1に記載のエンジンバルブ用耐熱合
    金。
  3. 【請求項3】 重量%でB0.015%以下、Mg0.
    02%以下、Ca0.02%以下の一種または二種以上
    を含有することを特徴とする請求項1または2のいずれ
    かに記載のエンジンバルブ用耐熱合金。
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