JPH11228357A - 養毛料 - Google Patents
養毛料Info
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- JPH11228357A JPH11228357A JP10054275A JP5427598A JPH11228357A JP H11228357 A JPH11228357 A JP H11228357A JP 10054275 A JP10054275 A JP 10054275A JP 5427598 A JP5427598 A JP 5427598A JP H11228357 A JPH11228357 A JP H11228357A
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- JP
- Japan
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- hair
- extract
- eleusine indica
- ethanol
- dried
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた脱毛防止効果および発毛促進効果を有
する養毛料を提供する。 【解決手段】 イネ科オヒシバ属オヒシバ(Eleusine i
ndica)由来の抽出物を有効成分として含有する養毛
料。
する養毛料を提供する。 【解決手段】 イネ科オヒシバ属オヒシバ(Eleusine i
ndica)由来の抽出物を有効成分として含有する養毛
料。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の植物抽出物
を有効成分とする養毛料に関する。本発明の養毛料は、
医薬品、医薬部外品、化粧品分野等において利用され
る。
を有効成分とする養毛料に関する。本発明の養毛料は、
医薬品、医薬部外品、化粧品分野等において利用され
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、禿や脱毛の原因として、毛
根、皮脂腺等の器官における男性ホルモンの活性化、毛
包への血流量の低下、皮脂の分泌過剰、過酸化物の生成
等による頭皮の異常等が考えられている。このため従来
の養毛料には、前記の原因を取り除いたり、あるいは軽
減する作用を持つ化合物が一般に配合されている。例え
ば、ビタミンB、ビタミンE等のビタミン類、セリン、
メチオニン等のアミノ酸類、センブリエキス、アセチル
コリン誘導体等の血管拡張剤、紫根エキス、ヒノキチオ
ール等の抗炎症剤、エストラジオール等の女性ホルモン
剤、セファランチン等の皮膚機能亢進剤などが配合さ
れ、脱毛症の予防および治療に用いられている。
根、皮脂腺等の器官における男性ホルモンの活性化、毛
包への血流量の低下、皮脂の分泌過剰、過酸化物の生成
等による頭皮の異常等が考えられている。このため従来
の養毛料には、前記の原因を取り除いたり、あるいは軽
減する作用を持つ化合物が一般に配合されている。例え
ば、ビタミンB、ビタミンE等のビタミン類、セリン、
メチオニン等のアミノ酸類、センブリエキス、アセチル
コリン誘導体等の血管拡張剤、紫根エキス、ヒノキチオ
ール等の抗炎症剤、エストラジオール等の女性ホルモン
剤、セファランチン等の皮膚機能亢進剤などが配合さ
れ、脱毛症の予防および治療に用いられている。
【0003】また、上記以外に天然物成分を利用するも
のとして、コショウ(胡椒)、シマツリシ(紫茉莉
子)、フヒョウ(浮萍)等の薬用植物に由来する抽出物
を配合した皮脂抑制剤(特開平3−220129号公
報)や、胡椒および地黄等をはじめとする15種の薬用
天然物を特定の割合で混合し、エタノールおよび酢酸含
有水溶液に浸して調製した養毛剤(特開平3−4431
2号公報)等も提案されている。
のとして、コショウ(胡椒)、シマツリシ(紫茉莉
子)、フヒョウ(浮萍)等の薬用植物に由来する抽出物
を配合した皮脂抑制剤(特開平3−220129号公
報)や、胡椒および地黄等をはじめとする15種の薬用
天然物を特定の割合で混合し、エタノールおよび酢酸含
有水溶液に浸して調製した養毛剤(特開平3−4431
2号公報)等も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように種々の試みがなされているにもかかわらず、従来
の養毛剤ではその脱毛防止、発毛効果等の養毛作用は必
ずしも十分に満足し得るものでなかった。これはおそら
く、脱毛の原因がさまざまであり、また発毛の機構も非
常に複雑であるためと考えられている。このような脱毛
の原因の多様性から、さらなる新規な養毛料の提供が望
まれている。
ように種々の試みがなされているにもかかわらず、従来
の養毛剤ではその脱毛防止、発毛効果等の養毛作用は必
ずしも十分に満足し得るものでなかった。これはおそら
く、脱毛の原因がさまざまであり、また発毛の機構も非
常に複雑であるためと考えられている。このような脱毛
の原因の多様性から、さらなる新規な養毛料の提供が望
まれている。
【0005】また、毛髪の分化において、毛根根幹部に
位置する毛乳頭が大きな役割を担っていることも明らか
にされている。すなわち毛乳頭細胞を活性化することに
より、毛周期における成長期を延長させたり、休止期毛
から成長期への移行を促進し、これにより優れた育毛効
果の他、発毛誘導効果、毛髪伸長促進効果を発揮するこ
とが可能であると考えられる。本発明者らはすでに、in
vitroで毛乳頭における育毛効果を簡便に検定すること
ができる育毛検定方法を確立している(特願平9−49
900号明細書)。したがってこの育毛検定方法を用い
ることにより、毛乳頭に直接働きかける成分を見出し、
これを有効成分として含む毛乳頭活性化剤を得ることも
可能である。
位置する毛乳頭が大きな役割を担っていることも明らか
にされている。すなわち毛乳頭細胞を活性化することに
より、毛周期における成長期を延長させたり、休止期毛
から成長期への移行を促進し、これにより優れた育毛効
果の他、発毛誘導効果、毛髪伸長促進効果を発揮するこ
とが可能であると考えられる。本発明者らはすでに、in
vitroで毛乳頭における育毛効果を簡便に検定すること
ができる育毛検定方法を確立している(特願平9−49
900号明細書)。したがってこの育毛検定方法を用い
ることにより、毛乳頭に直接働きかける成分を見出し、
これを有効成分として含む毛乳頭活性化剤を得ることも
可能である。
【0006】本発明の目的は、上述のような多様な脱毛
の原因に対処すべく、優れた脱毛防止効果および発毛促
進効果を有する養毛料、さらには毛乳頭活性化剤を提供
することにある。
の原因に対処すべく、優れた脱毛防止効果および発毛促
進効果を有する養毛料、さらには毛乳頭活性化剤を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記観点
から有効物質の探索対象を広く海外にも求めて検討を行
ってきた。その結果、イネ科オヒシバ属オヒシバ(Eleu
sine indica)由来の抽出物が優れた脱毛防止効果およ
び発毛促進効果を有することを見出し、本発明を完成す
るに至った。
から有効物質の探索対象を広く海外にも求めて検討を行
ってきた。その結果、イネ科オヒシバ属オヒシバ(Eleu
sine indica)由来の抽出物が優れた脱毛防止効果およ
び発毛促進効果を有することを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0008】すなわち本発明は、イネ科オヒシバ属オヒ
シバ(Eleusine indica)由来の抽出物を有効成分とし
て含有する養毛料に関する。
シバ(Eleusine indica)由来の抽出物を有効成分とし
て含有する養毛料に関する。
【0009】また本発明は、イネ科オヒシバ属オヒシバ
(Eleusine indica)由来の抽出物を有効成分として含
有する毛乳頭活性化剤に関する。
(Eleusine indica)由来の抽出物を有効成分として含
有する毛乳頭活性化剤に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
【0011】本発明に用いられるイネ科オヒシバ属オヒ
シバ(Eleusine indica)由来の抽出物は、常法により
得ることができ、例えば、オヒシバ(E. indica)を生
のまま、または必要により乾燥した後、そのまま若しく
は粉砕して溶媒抽出に供することにより得ることができ
る。なお、オヒシバ(E. indica)の使用部位は、本発
明の効果を奏する有効成分を含むものであれば、全草ま
たはそのいずれの構成部分に由来するものも使用するこ
とができる。上記抽出溶媒としては、通常植物抽出等に
用いられる溶媒であれば任意に用いることができ、例え
ば熱水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、
n−ブタノール等の低級アルコール、プロピレングリコ
ール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコー
ル、あるいはこれらアルコール類の含水物、n−ヘキサ
ン、トルエン等の炭化水素系溶媒等が挙げられ、それぞ
れ単独あるいは組み合わせて用いることができる。中で
もメタノールやエタノール等の低級アルコールが好まし
く用いられる。これらの低級アルコールを使用する場
合、得られる抽出液をそのまま本発明養毛料に含有させ
ることができるが、抽出溶媒を留去し、必要により乾燥
した後に含有させてもよい。
シバ(Eleusine indica)由来の抽出物は、常法により
得ることができ、例えば、オヒシバ(E. indica)を生
のまま、または必要により乾燥した後、そのまま若しく
は粉砕して溶媒抽出に供することにより得ることができ
る。なお、オヒシバ(E. indica)の使用部位は、本発
明の効果を奏する有効成分を含むものであれば、全草ま
たはそのいずれの構成部分に由来するものも使用するこ
とができる。上記抽出溶媒としては、通常植物抽出等に
用いられる溶媒であれば任意に用いることができ、例え
ば熱水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、
n−ブタノール等の低級アルコール、プロピレングリコ
ール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコー
ル、あるいはこれらアルコール類の含水物、n−ヘキサ
ン、トルエン等の炭化水素系溶媒等が挙げられ、それぞ
れ単独あるいは組み合わせて用いることができる。中で
もメタノールやエタノール等の低級アルコールが好まし
く用いられる。これらの低級アルコールを使用する場
合、得られる抽出液をそのまま本発明養毛料に含有させ
ることができるが、抽出溶媒を留去し、必要により乾燥
した後に含有させてもよい。
【0012】こうして得られるオヒシバ(E. indica)
の抽出物は、優れた養毛作用(脱毛防止および発毛促
進、並びにふけ、痒み防止、等の作用)を奏する。
の抽出物は、優れた養毛作用(脱毛防止および発毛促
進、並びにふけ、痒み防止、等の作用)を奏する。
【0013】したがって、上記抽出物を有効成分として
含有する本発明の養毛料は、頭髪の育毛用薬用化粧料な
どを包含する皮膚外用組成物の有効成分として用いるこ
とができる。
含有する本発明の養毛料は、頭髪の育毛用薬用化粧料な
どを包含する皮膚外用組成物の有効成分として用いるこ
とができる。
【0014】なお、本発明にいう「養毛」とは、上述の
ように、発毛促進、脱毛防止、さらにはふけ、痒み抑制
作用などを包含する概念で用いられる。
ように、発毛促進、脱毛防止、さらにはふけ、痒み抑制
作用などを包含する概念で用いられる。
【0015】本発明養毛料におけるオヒシバ(E. indic
a)抽出物の配合量は、養毛料組成物の剤型や施用方法
等に応じて適宜選択し得るが、養毛料組成物全量中に抽
出物(乾燥重量)として0.0001〜20.0重量%
程度が好ましく、特には0.001〜10.0重量%程
度である。0.0001重量%未満では、本発明の所期
の効果である発毛促進、脱毛防止等の効果を十分に活性
化することが困難となり、一方、20.0重量%を超え
て配合しても配合量の増加に見合った効果の増大を見込
めず、また製剤化の点からも好ましくない。
a)抽出物の配合量は、養毛料組成物の剤型や施用方法
等に応じて適宜選択し得るが、養毛料組成物全量中に抽
出物(乾燥重量)として0.0001〜20.0重量%
程度が好ましく、特には0.001〜10.0重量%程
度である。0.0001重量%未満では、本発明の所期
の効果である発毛促進、脱毛防止等の効果を十分に活性
化することが困難となり、一方、20.0重量%を超え
て配合しても配合量の増加に見合った効果の増大を見込
めず、また製剤化の点からも好ましくない。
【0016】上述したように、毛髪の分化に関して、毛
乳頭細胞が中心的な役割を担っている。毛周期における
成長期は毛髪分化が行われている時期であり、同退行期
および休止期はこれが鈍化して休止する時期である。つ
まり、毛乳頭細胞の活動を活発化させる物質は、毛周期
における退行期および休止期への移行を防ぎ、成長期を
延長させると考えられる。また、毛乳頭細胞を刺激する
ことで毛乳頭が増大して、太い毛髪が形成されることが
期待される。
乳頭細胞が中心的な役割を担っている。毛周期における
成長期は毛髪分化が行われている時期であり、同退行期
および休止期はこれが鈍化して休止する時期である。つ
まり、毛乳頭細胞の活動を活発化させる物質は、毛周期
における退行期および休止期への移行を防ぎ、成長期を
延長させると考えられる。また、毛乳頭細胞を刺激する
ことで毛乳頭が増大して、太い毛髪が形成されることが
期待される。
【0017】このような毛乳頭活性化効果については、
例えば、本発明者らがすでに見出した培養毛乳頭細胞の
増殖活性を指標としたin vitroにおける検定法(特願平
9−49900号明細書)等を用いて確認することがで
きる。本発明に用いられるオシヒバ抽出物は、この検定
法により毛乳頭細胞の活動を活発化させることが確認さ
れた。したがってオシヒバ抽出物を含む本発明組成物は
毛周期における成長期の促進作用を有するものと考えら
れる。
例えば、本発明者らがすでに見出した培養毛乳頭細胞の
増殖活性を指標としたin vitroにおける検定法(特願平
9−49900号明細書)等を用いて確認することがで
きる。本発明に用いられるオシヒバ抽出物は、この検定
法により毛乳頭細胞の活動を活発化させることが確認さ
れた。したがってオシヒバ抽出物を含む本発明組成物は
毛周期における成長期の促進作用を有するものと考えら
れる。
【0018】本発明養毛料の剤型は、頭皮に適用可能な
ものであれば特に限定されず、例えば液状、乳液、軟膏
等、適宜選択可能である。具体的には、例えばトニッ
ク、ヘアークリーム、ムース、シャンプー、リンス等の
形態をとることができるが、これらに限定されるもので
ないことはもちろんである。
ものであれば特に限定されず、例えば液状、乳液、軟膏
等、適宜選択可能である。具体的には、例えばトニッ
ク、ヘアークリーム、ムース、シャンプー、リンス等の
形態をとることができるが、これらに限定されるもので
ないことはもちろんである。
【0019】本発明の養毛料は、上記必須成分以外に、
使用目的に応じて、本発明の効果を損なわない範囲内
で、化粧品、医薬部外品、医薬品等に一般に用いられる
各種成分を任意に配合することができる。特に育毛用組
成物の補助成分として、具体的には、例えば高級脂肪
酸、固形パラフィン、流動パラフィン、シリコーン油、
スクワラン等の油分;ヒアルロン酸、プロピレングリコ
ール、マルチトール、アテロコラーゲン、乳酸ナトリウ
ム等の保湿剤;マルメロ粘質物、カルボキシビニ−ルポ
リマー、キサンタンガム等の増粘剤等が挙げられる。こ
れら以外の他の活性成分として、例えばモノオレイン酸
グリセリル等の油分;ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベ
ンジル、ビタミンEアセテート、センブリ抽出物、塩化
カルプロニウム、センブリエキス、アセチルコリン誘導
体等の血管拡張剤;セリン、メチオニン等のアミノ酸
類;ビタミンB6、ビタミンEおよびその誘導体、ビオ
チン等のビタミン類;パントテン酸およびその誘導体、
グリチルレチン酸およびその誘導体、ニコチン酸、ニコ
チン酸メチル、ニコチン酸トコフェロール等のニコチン
酸エステル類;セファランチン等の皮膚機能亢進剤;エ
ストラジオ−ル等の女性ホルモン剤;等が挙げられる。
さらに、通常、養毛料に用いられる添加剤、例えばヒノ
キチオ−ル、ヘキサクロロフェン、ベンザルコニウムク
ロリド、セチルピリジニウムクロリド、ウンデシレン
酸、トリクロロカルバニリドおよびビチオノール等の抗
菌剤;メントール等の清涼剤;サリチル酸、亜鉛および
その誘導体、乳酸およびそのアルキルエステル等の薬
剤;クエン酸等の有機酸類;アルギニン等のアミノ酸
類;オリーブ油、スクワラン、流動パラフィン、イソプ
ロピルミリステート、高級脂肪酸、高級アルコール等の
油分;グリセリン、プロピレングリコール等の多価アル
コール;香料;酸化防止剤;紫外線吸収剤;色素;エタ
ノール;水;保湿剤;増粘剤等が挙げられる。
使用目的に応じて、本発明の効果を損なわない範囲内
で、化粧品、医薬部外品、医薬品等に一般に用いられる
各種成分を任意に配合することができる。特に育毛用組
成物の補助成分として、具体的には、例えば高級脂肪
酸、固形パラフィン、流動パラフィン、シリコーン油、
スクワラン等の油分;ヒアルロン酸、プロピレングリコ
ール、マルチトール、アテロコラーゲン、乳酸ナトリウ
ム等の保湿剤;マルメロ粘質物、カルボキシビニ−ルポ
リマー、キサンタンガム等の増粘剤等が挙げられる。こ
れら以外の他の活性成分として、例えばモノオレイン酸
グリセリル等の油分;ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベ
ンジル、ビタミンEアセテート、センブリ抽出物、塩化
カルプロニウム、センブリエキス、アセチルコリン誘導
体等の血管拡張剤;セリン、メチオニン等のアミノ酸
類;ビタミンB6、ビタミンEおよびその誘導体、ビオ
チン等のビタミン類;パントテン酸およびその誘導体、
グリチルレチン酸およびその誘導体、ニコチン酸、ニコ
チン酸メチル、ニコチン酸トコフェロール等のニコチン
酸エステル類;セファランチン等の皮膚機能亢進剤;エ
ストラジオ−ル等の女性ホルモン剤;等が挙げられる。
さらに、通常、養毛料に用いられる添加剤、例えばヒノ
キチオ−ル、ヘキサクロロフェン、ベンザルコニウムク
ロリド、セチルピリジニウムクロリド、ウンデシレン
酸、トリクロロカルバニリドおよびビチオノール等の抗
菌剤;メントール等の清涼剤;サリチル酸、亜鉛および
その誘導体、乳酸およびそのアルキルエステル等の薬
剤;クエン酸等の有機酸類;アルギニン等のアミノ酸
類;オリーブ油、スクワラン、流動パラフィン、イソプ
ロピルミリステート、高級脂肪酸、高級アルコール等の
油分;グリセリン、プロピレングリコール等の多価アル
コール;香料;酸化防止剤;紫外線吸収剤;色素;エタ
ノール;水;保湿剤;増粘剤等が挙げられる。
【0020】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例によりなんら限定され
るものでない。なお、配合量は特記しない限り重量%で
示す。
明するが、本発明はこれら実施例によりなんら限定され
るものでない。なお、配合量は特記しない限り重量%で
示す。
【0021】まず、発毛効果、育毛効果、培養毛乳頭細
胞を用いた細胞増殖に関する試験方法とその結果につい
て説明する。
胞を用いた細胞増殖に関する試験方法とその結果につい
て説明する。
【0022】I.オヒシバ(E. indica)抽出物の発毛
効果試験 (1)抽出物の調製(調製例1) オヒシバ(E. indica)乾燥物500gを、7.5リッ
トルのメタノールに室温で5日間浸漬し、抽出を行い、
抽出液を得た。この抽出液から溶媒を留去し、次いで乾
燥してオヒシバ(E. indica)のメタノール抽出物(乾
燥物)43.0gを得た。
効果試験 (1)抽出物の調製(調製例1) オヒシバ(E. indica)乾燥物500gを、7.5リッ
トルのメタノールに室温で5日間浸漬し、抽出を行い、
抽出液を得た。この抽出液から溶媒を留去し、次いで乾
燥してオヒシバ(E. indica)のメタノール抽出物(乾
燥物)43.0gを得た。
【0023】(2)発毛試験 実験動物として毛周期の休止期にあるC3H/HeNC
rjマウスを使用し、小川らの方法("Normal and Abno
rmal Epidermal Differentiation"、M. SeijiおよびI.
A. Bernstein編集、pp.159-170、1982年、東大出版会)
により行った。
rjマウスを使用し、小川らの方法("Normal and Abno
rmal Epidermal Differentiation"、M. SeijiおよびI.
A. Bernstein編集、pp.159-170、1982年、東大出版会)
により行った。
【0024】すなわち、マウスを1群6匹とし、それぞ
れ被検物質用(上記調製例1で得た乾燥抽出物をそれぞ
れ1重量%、2重量%含有する75%エタノール溶
液)、対照試料用(75%エタール溶液)、比較対照用
(0.1重量%クロトン油75%エタノール溶液)の4
群に分けた。バリカンでマウスの背部を剃毛し、それぞ
れ各群の試料を1日1回、0.1mlずつ背部(剃毛
部)に30日間塗布を続けた後、毛の再生面積を測定し
た。
れ被検物質用(上記調製例1で得た乾燥抽出物をそれぞ
れ1重量%、2重量%含有する75%エタノール溶
液)、対照試料用(75%エタール溶液)、比較対照用
(0.1重量%クロトン油75%エタノール溶液)の4
群に分けた。バリカンでマウスの背部を剃毛し、それぞ
れ各群の試料を1日1回、0.1mlずつ背部(剃毛
部)に30日間塗布を続けた後、毛の再生面積を測定し
た。
【0025】上記の抽出物1重量%含有75%エタノー
ル溶液(試料1)および抽出物2重量%含有75%エタ
ノール溶液(試料2)の施用30日後の毛の再生面積
は、以下のとおりであった。
ル溶液(試料1)および抽出物2重量%含有75%エタ
ノール溶液(試料2)の施用30日後の毛の再生面積
は、以下のとおりであった。
【0026】
【表1】
【0027】表1の結果から明らかなように、オヒシバ
抽出物は、マウスの発毛試験において優れた発毛効果を
示すことがわかる。
抽出物は、マウスの発毛試験において優れた発毛効果を
示すことがわかる。
【0028】II.トリコグラム試験 本発明養毛料の脱毛防止、発毛効果等の養毛作用を調べ
るために、以下の実施例1〜3、比較例1、および対照
として70%エタノールを用い、ヒトに対して以下の方
法でトリコグラム試験を行った。
るために、以下の実施例1〜3、比較例1、および対照
として70%エタノールを用い、ヒトに対して以下の方
法でトリコグラム試験を行った。
【0029】 (実施例1) 液状養毛料 (配合成分) (重量%) (1)調製例1で得たオヒシバ抽出物乾燥物 0.1 (2)70%エタノール 90.0 (3)レイン酸ナトリウム 0.01 (4)ドデシルベンゼンスルホン酸 0.49 (5)硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 0.5 (6)イオン交換水 残 余 (製法)(1)を(2)〜(5)、および(6)の一部
と混合撹拌して溶解させた。さらに(6)の残部(10
重量%)を添加混合して、液状養毛料を得た。
と混合撹拌して溶解させた。さらに(6)の残部(10
重量%)を添加混合して、液状養毛料を得た。
【0030】(比較例1)実施例1において、オヒシバ
の抽出(エタノール抽出)乾燥物に代えて、ニンジンの
エタノール抽出乾燥物を0.1重量%添加したものを比
較例1とした。なお、ニンジンのエタノール抽出乾燥物
は、ニンジン(乾燥物)500gを、7.5リットルの
エタノールに室温で5日間浸漬し、抽出を行った後、溶
媒を留去、乾燥して得た。
の抽出(エタノール抽出)乾燥物に代えて、ニンジンの
エタノール抽出乾燥物を0.1重量%添加したものを比
較例1とした。なお、ニンジンのエタノール抽出乾燥物
は、ニンジン(乾燥物)500gを、7.5リットルの
エタノールに室温で5日間浸漬し、抽出を行った後、溶
媒を留去、乾燥して得た。
【0031】 (実施例2) O/W乳液型養毛料 (A相) オヒシバ抽出(エタノール抽出)乾燥物 1.0 ポリオキシエチレン(60モル)付加硬化ヒマシ油 2.0 グリセリン 10.0 ジプロピレングリコール 10.0 1,3−ブチレングリコール 5.0 ポリエチレングリコール(1500) 5.0 (B相) セチルイソオクタネート 10.0 スクワラン 5.0 ワセリン 2.0 プロピルパラペン 2.0 (C相) カルボキシビニルポリマー1%水溶液 30.0 ヘキサメタリン酸ソーダ 0.03 イオン交換水 8.35 (D相) イオン交換水 4.5 (E相) カセイカリ 0.12 イオン交換水 5.0 (製造法)オヒシバ抽出物は、実施例1で用いたメタノ
ール抽出物に代え、70%エタノールを用いて抽出して
調製したものを用いた。
ール抽出物に代え、70%エタノールを用いて抽出して
調製したものを用いた。
【0032】A相、B相をそれぞれ60℃で加熱溶解
し、混合してホモミキサー処理しゲルをつくり、これに
D相を徐々に添加しホモミキサーで分散した。
し、混合してホモミキサー処理しゲルをつくり、これに
D相を徐々に添加しホモミキサーで分散した。
【0033】次にこれに溶解したC相を加え、最後に溶
解したE相を添加しホモミキサーで乳化してO/W乳液
型の養毛料を得た。
解したE相を添加しホモミキサーで乳化してO/W乳液
型の養毛料を得た。
【0034】 (実施例3) クリーム状養毛料 (A相) 流動パラフィン 5.0 セトステアリルコール 5.5 グリセリルモノステアレート 3.0 EO(20モル)−2−オクチルドデシエーテル 8.0 プロピルパラペン 3.0 香料 0.1 (B相) オヒシバ抽出(70%エタノール抽出)乾燥物 5.0 グリセリン 8.0 シプロピレングリコール 20.0 ポリエチレングリコール(4000) 5.0 ドデシル硫酸ナトリウム 0.1 ヘキサメタリン酸ソーダ 0.005 イオン交換水 残 余 (製造法)オヒシバ抽出物は、実施例1で用いたメタノ
ール抽出物に代え、70%エタノールを用いて抽出して
調製したものを用いた。
ール抽出物に代え、70%エタノールを用いて抽出して
調製したものを用いた。
【0035】A相、B相をそれぞれ加熱溶解して混合
し、ホモミキサーで乳化してクリーム状養毛料を得た。
し、ホモミキサーで乳化してクリーム状養毛料を得た。
【0036】(トリコグラム試験法)各試料の使用前と
使用後の抜去毛髪の毛根を顕微鏡下で観察し、その毛根
の形態から毛周期の休止期毛根数を計数し、その割合の
増減によって試料の養毛効果を比較した。
使用後の抜去毛髪の毛根を顕微鏡下で観察し、その毛根
の形態から毛周期の休止期毛根数を計数し、その割合の
増減によって試料の養毛効果を比較した。
【0037】すなわち被験試料および対照試料を、それ
ぞれ男性被験者10名の頭皮に1日2回、1回2mlず
つ6ヵ月連続して塗布し、塗布直前および6ヵ月間の塗
布終了直後に被験者1名につき100本ずつ毛髪を抜去
して、それぞれの毛根を調べ、実使用テストを行った。
結果を表2に示す。
ぞれ男性被験者10名の頭皮に1日2回、1回2mlず
つ6ヵ月連続して塗布し、塗布直前および6ヵ月間の塗
布終了直後に被験者1名につき100本ずつ毛髪を抜去
して、それぞれの毛根を調べ、実使用テストを行った。
結果を表2に示す。
【0038】なお、休止期毛根とは、毛周期の休止期に
ある毛髪の毛根で、成長の止まった毛髪の毛根であり、
脱毛を訴える人はそうでない人よりもこの休止期毛根の
割合が多いことが認められている。すなわちこの試験に
おいては、休止期毛根の割合が多いほど、脱毛の程度が
進行していることを表す。
ある毛髪の毛根で、成長の止まった毛髪の毛根であり、
脱毛を訴える人はそうでない人よりもこの休止期毛根の
割合が多いことが認められている。すなわちこの試験に
おいては、休止期毛根の割合が多いほど、脱毛の程度が
進行していることを表す。
【0039】
【表2】
【0040】表2の結果から明らかなように、オヒシバ
の抽出物を配合した本発明養毛料は、育毛作用が認めら
れているニンジンの抽出物を大量に配合した比較例1よ
りも養毛効果として優れていることが判明した。
の抽出物を配合した本発明養毛料は、育毛作用が認めら
れているニンジンの抽出物を大量に配合した比較例1よ
りも養毛効果として優れていることが判明した。
【0041】III.培養毛乳頭細胞を用いた細胞増殖
試験 本発明に用いられるオヒシバ抽出物の育毛作用を評価す
るためのin vitroの細胞増殖試験について説明する。
試験 本発明に用いられるオヒシバ抽出物の育毛作用を評価す
るためのin vitroの細胞増殖試験について説明する。
【0042】(1)毛乳頭細胞の採取 整形外科手術によって摘出された32歳男性の後頭部皮
膚(5mm×1.5cm)から、脂肪組織を分離して、
そこから毛包を摘出し、毛球部より毛乳頭細胞を単離し
た。単離した毛乳頭細胞を20%ウシ胎児血清(FB
S)を含む最少必須培地(MEM)で2週間培養した
(37℃、5%CO2)。毛乳頭細胞から細胞のアウト
グロースが確認された時点で、培地を10%FBSを含
むMEM(MEM+10%FBS)に交換して同様の条
件で培養した。以降、1週間に2回の割合で培養液(M
EM+10%FBS)を交換して細胞を維持した。
膚(5mm×1.5cm)から、脂肪組織を分離して、
そこから毛包を摘出し、毛球部より毛乳頭細胞を単離し
た。単離した毛乳頭細胞を20%ウシ胎児血清(FB
S)を含む最少必須培地(MEM)で2週間培養した
(37℃、5%CO2)。毛乳頭細胞から細胞のアウト
グロースが確認された時点で、培地を10%FBSを含
むMEM(MEM+10%FBS)に交換して同様の条
件で培養した。以降、1週間に2回の割合で培養液(M
EM+10%FBS)を交換して細胞を維持した。
【0043】培養開始より4週間後に継代培養を行い、
以後細胞が十分増殖した時点で再度継代して、この継代
を繰り返した。
以後細胞が十分増殖した時点で再度継代して、この継代
を繰り返した。
【0044】(2)試験方法 継代数3代目の毛乳頭細胞を用い、MEM+10%FB
S培地で、10000細胞/mlの細胞密度の細胞懸濁
液を調製した。この細胞懸濁液を200μlずつ、96
ウエルのマイクロプレートに分注し(つまり、2000
細胞/ウエル)、37℃、5%CO2で3日間培養を行
い細胞を付着させた。次いで、対照として、培養液を無
血清のMEMに交換した。被検体系は、対象物質である
オヒシバの抽出物と、コウチャの抽出物、ケイヒの抽出
物を各々0.1〜1ppm含む無血清のMEMに交換し
た。対照および被検体系をいずれもさらに4日間培養し
た。
S培地で、10000細胞/mlの細胞密度の細胞懸濁
液を調製した。この細胞懸濁液を200μlずつ、96
ウエルのマイクロプレートに分注し(つまり、2000
細胞/ウエル)、37℃、5%CO2で3日間培養を行
い細胞を付着させた。次いで、対照として、培養液を無
血清のMEMに交換した。被検体系は、対象物質である
オヒシバの抽出物と、コウチャの抽出物、ケイヒの抽出
物を各々0.1〜1ppm含む無血清のMEMに交換し
た。対照および被検体系をいずれもさらに4日間培養し
た。
【0045】培養終了後、それぞれの系にアラマーブル
ー(alamar blue)(BIOSOURSE社製)を20μl添加
後、さらに8時間培養し、マイクロプレートリーダーで
570nmと595nmの吸光度を測定した。添付の使
用説明書に従って、吸光度の測定結果によりアラマーブ
ルーの還元率を算出した。この還元率は細胞数と相関す
ることから対照および被検体系での増殖率を比較した。
ー(alamar blue)(BIOSOURSE社製)を20μl添加
後、さらに8時間培養し、マイクロプレートリーダーで
570nmと595nmの吸光度を測定した。添付の使
用説明書に従って、吸光度の測定結果によりアラマーブ
ルーの還元率を算出した。この還元率は細胞数と相関す
ることから対照および被検体系での増殖率を比較した。
【0046】なお、オヒシバの抽出物の調製は以下の手
順で行った。
順で行った。
【0047】すなわち、オヒシバ乾燥物500gを、5
リットルの70%エタノールに室温で3日間浸漬し、こ
のアルコール抽出液を分離して溶媒を留去して、最後に
乾燥して、オヒシバ抽出乾燥物を得た。このようにして
得たオヒシバ抽出乾燥物を、ジメチルスルホキシド(D
MSO)で0.2重量%の溶液に調製して、これを希釈
して用いた。
リットルの70%エタノールに室温で3日間浸漬し、こ
のアルコール抽出液を分離して溶媒を留去して、最後に
乾燥して、オヒシバ抽出乾燥物を得た。このようにして
得たオヒシバ抽出乾燥物を、ジメチルスルホキシド(D
MSO)で0.2重量%の溶液に調製して、これを希釈
して用いた。
【0048】なお、コウチャ、ケイヒの各抽出物は、そ
れぞれ育毛成分として知られており、いずれも市販品を
用いた。
れぞれ育毛成分として知られており、いずれも市販品を
用いた。
【0049】結果を表3に表す。
【0050】
【表3】 表3の結果から明らかなように、オヒシバの抽出物(濃
度:0.1ppm、1ppm)には、有意な培養毛乳頭
細胞の増殖促進作用があることが認められた。一方、コ
ウチャの抽出物およびケイヒの抽出物にはこの作用は認
められなかった。
度:0.1ppm、1ppm)には、有意な培養毛乳頭
細胞の増殖促進作用があることが認められた。一方、コ
ウチャの抽出物およびケイヒの抽出物にはこの作用は認
められなかった。
【0051】以下に、さらに本発明の処方例を示す。
【0052】 (実施例4) ヘアートニック (配合成分) (重量%) オヒシバのエタノール抽出乾燥物 0.001 70%エタノール 90.0 オレイン酸ナトリウム 0.01 ドデシルベンゼンスルホン酸 0.49 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 0.5 イオン交換水 残 余 (製法)オヒシバ(乾燥物)500gを、5リットルの
70%エタノールに室温で3日間浸漬し、このアルコー
ル抽出物液を分離して溶媒を留去して、最後に乾燥して
オヒシバのエタノール抽出乾燥物を得た。このようにし
て得たオヒシバのエタノール抽出乾燥物を、上記各成分
とともに混合攪拌した。
70%エタノールに室温で3日間浸漬し、このアルコー
ル抽出物液を分離して溶媒を留去して、最後に乾燥して
オヒシバのエタノール抽出乾燥物を得た。このようにし
て得たオヒシバのエタノール抽出乾燥物を、上記各成分
とともに混合攪拌した。
【0053】(実施例5)実施例4のヘアートニック1
00に対して10(重量比)のイオン交換水を添加した
ものを調製し、実施例5とした。
00に対して10(重量比)のイオン交換水を添加した
ものを調製し、実施例5とした。
【0054】 (実施例6) O/W型乳液状組成物 (配合成分) (重量%) (A相) オヒシバメタノール抽出乾燥物 1.0 ポリオキシエチレン(60モル)付加硬化ヒマシ油 2.0 グリセリン 10.0 ジプロピレングリコール 10.0 1,3−ブチレングリコール 5.0 ポリエチレングリコール(1500) 5.0 (B相) セチルイソオクタネート 10.0 スクワラン 5.0 ワセリン 2.0 プロピルパラベン 2.0 (C相) カルボキシビニルポリマー1%水溶液 30.0 ヘキサメタリン酸ソーダ 0.03 イオン交換水 8.35 (D相) イオン交換水 4.5 (E相) 水酸化カリウム 0.12 イオン交換水 5.0 (製法)A相の「オヒシバメタノール抽出乾燥物」は、
実施例4のオヒシバのエタノール抽出乾燥物の製造工程
において、エタノールに代えて同濃度のメタノールでオ
ヒシバを浸漬して調製したものを用いた。
実施例4のオヒシバのエタノール抽出乾燥物の製造工程
において、エタノールに代えて同濃度のメタノールでオ
ヒシバを浸漬して調製したものを用いた。
【0055】A相およびB相をそれぞれ60℃で加熱溶
解し、これを混合してホモミキサー処理を施しゲルを調
製した。このゲルにD相を徐々に添加して、さらにホモ
ミキサーで分散させた。これにC相、E相を添加し、ホ
モミキサーで分散させて、O/W型の乳液状組成物を得
た。
解し、これを混合してホモミキサー処理を施しゲルを調
製した。このゲルにD相を徐々に添加して、さらにホモ
ミキサーで分散させた。これにC相、E相を添加し、ホ
モミキサーで分散させて、O/W型の乳液状組成物を得
た。
【0056】 (実施例7) クリーム状組成物 (配合成分) (重量%) (A相) 流動パラフィン 5.0 セトステアリルアルコール 5.5 グリセリルモノステアレート 3.0 EO(20モル)−2−オクチルドデシルエーテル 8.0 プロピルパラベン 0.3 香料 0.1 (B相) オヒシバのエタノール抽出物 2.0 グリセリン 8.0 ジプロピレングリコール 20.0 ポリエチレングリコール4000 5.0 ドデシル硫酸ナトリウム 0.1 ヘキサメタリン酸ソーダ 0.005 イオン交換水 残 余 (製法)B相の「オヒシバのエタノール抽出乾燥物」
は、実施例4で用いたものと同様にして調製したものを
用いた。
は、実施例4で用いたものと同様にして調製したものを
用いた。
【0057】A相およびB相をそれぞれ加熱溶解して混
合し、ホモミキサーで乳化して、クリーム状毛組成物を
得た。
合し、ホモミキサーで乳化して、クリーム状毛組成物を
得た。
【0058】 (実施例8) ローション (配合成分) (重量%) オヒシバのエタノール抽出乾燥物 0.0005 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 2.0 95%エタノール 55.0 イオン交換水 残 余 (製法)「オヒシバのエタノール抽出乾燥物」は、実施
例4で用いたものと同様にして調製したものを用いた。
これを上記各成分とともに混合し、ローションを得た。
例4で用いたものと同様にして調製したものを用いた。
これを上記各成分とともに混合し、ローションを得た。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、優
れた脱毛防止効果、発毛促進効果等の養毛作用およびフ
ケ痒み抑制作用を有する養毛料と、さらに、毛乳頭細胞
を活性化することにより優れた育毛作用を有する毛乳頭
活性化剤が提供される。
れた脱毛防止効果、発毛促進効果等の養毛作用およびフ
ケ痒み抑制作用を有する養毛料と、さらに、毛乳頭細胞
を活性化することにより優れた育毛作用を有する毛乳頭
活性化剤が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真柄 綱夫 神奈川県横浜市港北区新羽町1050 株式会 社資生堂第一リサーチセンター内
Claims (2)
- 【請求項1】 イネ科オヒシバ属オヒシバ(Eleusine i
ndica)由来の抽出物を有効成分として含有する養毛
料。 - 【請求項2】 イネ科オヒシバ属オヒシバ(Eleusine i
ndica)由来の抽出物を有効成分として含有する毛乳頭
活性化剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10054275A JPH11228357A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 養毛料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10054275A JPH11228357A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 養毛料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11228357A true JPH11228357A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12966033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10054275A Pending JPH11228357A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 養毛料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11228357A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002087937A (ja) * | 2000-09-11 | 2002-03-27 | Shiseido Co Ltd | 男性型脱毛に対する抑制剤 |
WO2021113885A1 (en) * | 2019-12-04 | 2021-06-10 | Sunstar Joint Stock Company | Herb hair dye preparations |
-
1998
- 1998-02-19 JP JP10054275A patent/JPH11228357A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002087937A (ja) * | 2000-09-11 | 2002-03-27 | Shiseido Co Ltd | 男性型脱毛に対する抑制剤 |
WO2021113885A1 (en) * | 2019-12-04 | 2021-06-10 | Sunstar Joint Stock Company | Herb hair dye preparations |
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