JPH11227219A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JPH11227219A
JPH11227219A JP3694998A JP3694998A JPH11227219A JP H11227219 A JPH11227219 A JP H11227219A JP 3694998 A JP3694998 A JP 3694998A JP 3694998 A JP3694998 A JP 3694998A JP H11227219 A JPH11227219 A JP H11227219A
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JP
Japan
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ink
electrode
cutting
acceleration
accelerating
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3694998A
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English (en)
Inventor
Masahiro Oda
将宏 織田
Hiroyuki Takeyama
啓之 竹山
Yoshisuke Nakamura
善亮 中村
Masanori Ota
政典 太田
Tadao Yamamoto
忠夫 山本
Eiichi Takeuchi
榮一 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11227219A publication Critical patent/JPH11227219A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2002/14395Electrowetting

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  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】目詰まりの起きにくい複数のインク射出口を有
するインクジェットプリンタを提供する。 【解決手段】印字ヘッド2は、基板8−1の共通電極7
aと基板8−2の切断電極7b及び加速電極7cとが対
向して、内壁が撥水性皮膜14−1、14−2に覆われ
たインク通路9を形成している。インクタンク3のイン
ク11は親水性のインク待機部12から、切断電極7b
に引き出されて切断され、複数の加速電極7cにより順
次吐出口16側へ形成される電場によるマックスウェル
の応力により、撥水性のインク通路9内をインク滴とな
ってX方向へ加速され、吐出口16から記録紙面に射出
されて1ドットを形成する。共通電極7aと切断電極7
b及び加速電極7cとの組をY方向(用紙幅方向)複数
並べて配置すれば複数ドットを一度に印字する印字ヘッ
ドを容易に構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のインク射出
口を有しこれらのインク射出口間に隔壁を持たないイン
クジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年におけるパーソナルコンピュータの
急速な普及に伴い、その周辺機器であるプリンタにおい
ても、その印字方式等においては大きな変化を見せてい
る。中でも印字に必要なだけのインクをインク滴として
射出するインクジェット方式が印字方式の現在の主流と
なっている。
【0003】このインクジェット方式による印字方式に
は、気泡の発生する力でインク滴を飛ばす方式や、ピエ
ゾ抵抗素子(圧電素子)の変形によってインク滴を飛ば
す方式等がある。そして、これらの印字方式は、プリン
タやワープロ等への適用において多様な展開が期待され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のイン
クジェット方式による記録(印字、印刷)は、記録によ
って再現される画像の高画質化や高速化に伴い、インク
滴の射出状態をさらに安定にすることが要求されてい
る。このために、特に高速記録のために、インク滴を射
出するノズルを複数設けて、インク射出部をマルチノズ
ル化しているが、これまでのインクジェット方式では、
マルチノズルの1ドットのインク滴を射出するノズル毎
に隔壁が必要であり、このため目詰まりなどの問題が発
生して、インク滴射出状態の安定化の妨げとなってい
た。
【0005】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
複数のインク射出口を有し且つ目詰まりの起きないイン
クジェットプリンタを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明のインク
ジェットプリンタの構成を述べる。本発明のインクジェ
ットプリンタは、インクを収容しインクとの接触面が親
水性材料で構成されるインクタンクと、該インクタンク
からインク吐出口へ連通するインク通路と、該インク通
路の一壁に設けられた共通電極と、上記インク通路の他
壁に上記インクタンクに連接して設けられた切断電極
と、該切断電極からインク吐出口方向へ所定の距離を隔
てて設けられた複数の加速電極と、上記インク通路の一
壁に上記共通電極を覆って設けられた撥水性皮膜と、上
記インク通路の他壁に上記切断電極及び上記複数の加速
電極を覆って設けられた撥水性皮膜と、上記共通電極と
上記切断電極及び上記共通電極と上記加速電極間に制御
電圧を印加する印加手段と、を有し、該印加手段は、外
部から送られる印字信号に従って上記共通電極と上記切
断電極間に制御電圧を印加した後、上記共通電極と上記
加速電極間への制御電圧を上記切断電極に近い加速電極
から上記インク吐出口に近い加速電極へと順次印加する
ように構成される。
【0007】上記切断電極は、例えば請求項2記載のよ
うに、上記インク吐出口側の幅よりも上記インクタンク
側の幅のほうが狭く形成されている。また、上記印加手
段は、例えば請求項3記載のように、上記共通電極と上
記加速電極間に印加する制御電圧の印加時間を上記イン
ク吐出口に近い加速電極ほど短く設定する。また、上記
インク通路は、例えば請求項4記載のように、上記共通
電極と上記加速電極の電極間距離において上記インクタ
ンク側よりも上記インク吐出口側のほうが広く形成され
る。
【0008】また、上記加速電極は、例えば請求項5記
載のように、上記インク吐出口に近いものほど上記イン
ク通路に沿って長く形成され、そして、上記印加手段
は、例えば請求項6記載のように、上記共通電極と上記
加速電極間に印加する制御電圧の印加時間を各加速電極
に対し同一に設定する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、第1の実施の形態に
おけるインクジェット方式による画像形成装置(インク
ジェットプリンタ)の概略断面図である。同図に示すよ
うに、インクジェットプリンタ1は、印字ヘッド2、イ
ンクを収容したインクタンク3、記録紙4の搬送機構
5、および不図示の印字ドライバ等で構成されている。
【0010】この基本動作を簡単に説明すると、先ず、
記録紙4が、搬送機構5によって図の矢印Aで示すよう
に装置内部の印字エリア6に搬送される。この搬送に対
応して印字ヘッド2がその先端から、印字ドライバによ
って制御された印字データに基づいてインク滴を記録紙
4に対し連続的に射出して、記録紙4の表面に印字画像
を形成する。表面に画像を形成された記録紙4は搬送機
構5によって図の矢印Bで示すように機外に排出され
る。
【0011】図2(a) 〜(e) は、上記の印字ヘッド2の
構成を示す図であり、同図(a) はインク通路の上部の壁
を構成する基板の平面図、同図(b) はその側面図、同図
(c)は印字ヘッド2及びインクタンク3の側断面図、同
図(d) はインク通路の下部の壁を構成する基板の側面
図、同図(e) はその平面図である。
【0012】図3(a) は、図2(c) の破線Cの近傍の構
成を拡大して再掲した図であり、同図(b) はその平面図
(だだし共通電極7aを除いて示している)、同図(c)
は同図(a) のH−H′矢視図である。
【0013】上記の図2(c) において、印字ヘッド2
は、表面に電極パタ−ン7aを有する基板8−1及び電
極パターン7b及び7cを有する基板8−2が、その電
極パターン(7a、又は7b及び7c)の配設された面
を夫々内側にし、所定の間隔で対向して、インク通路9
を形成している。インクタンク3に収容されているイン
ク11は、基板8−1及び基板8−2とがインクタンク
3に接合する端部のインク待機部12を介して、インク
通路9に供給される。
【0014】上記の一方の基板8−1は、図2(c) では
図示を省略しているが、同図(a),(b) に示すように、絶
縁性材料からなる絶縁層13−1に、電極パターン7a
(以下、共通電極7aという)が積層される。これらの
表面は、撥水性材料(例えば、PTFEなどのフッ素系
化合物などインク滴の接触角が90度より大きくなる材
料)からなる撥水性皮膜14−1によって覆われてい
る。また、共通電極7aの後端とインクタンク3の間の
インク待機部12に対応する部分は、親水性材料(例え
ば、ポリエチレンテレフタレートなどインク滴の接触角
が90度未満となる材料)からなる親水性層15−1が
形成されている。また、インクタンク3の内面も親水性
材料で被覆されている。
【0015】他方の基板8−2は、これも同図(c) では
図示を省略しているが、同図(d),(e) に示すように、絶
縁性材料からなる絶縁層13−2に、電極パターン7b
(以下、切断電極7bという)及び電極パターン7c
(以下、加速電極7cという)が積層される。これらの
表面は撥水性材料からなる撥水性皮膜14−2によって
覆われている。また、切断電極7bの後端とインクタン
ク3の間のインク待機部12に対応する部分は親水性材
料からなる親水層15−2が形成されている。
【0016】上記の構成において、同図(c) に破線Cで
示す境界からインクタンク3側となる左方の部分、つま
りインク待機部12はインク11と接する面が親水性で
あり、破線Cの境界から吐出口16に向かう右方側は撥
水性である。したがって、インク11は、破線Cで示す
境界の左方領域で保持され、この領域から先(破線Cの
境界から右方側)には進入しようとしない。
【0017】その境界に接する切断電極7bは、図3
(a),(b),(c) に示すように、吐出口16(図2(c) 参
照)側の部分7b−2の幅よりも、インクタンク3側の
部分7b−1の幅のほうが狭く形成されている。
【0018】そして、このような共通電極7a、切断電
極7b、加速電極7cの図2(c) に示した配置におい
て、電圧の印加によって破線Cで示す境界の右方領域に
引き出されたインクが切断電極7bにより切断されてイ
ンク滴となり、このインク滴が複数の加速電極7cによ
って図2(c) に矢印Xで示すように吐出口16に向けて
加速され、吐出口16から射出されて、記録紙4の紙面
に1ドットの画像を形成する。
【0019】ここで、インク11に、上記のように作用
する力の基本原理について説明する。一般に画像記録に
用いられるインク材としては、水性インクや油性インク
が知られている。両インクとも物理学的には誘電体であ
り、任意の誘電率に制御することが可能である。このよ
うな誘電体が電場内に置かれたとき、この誘電体に作用
する力は、電磁気学ではマックスウェルの応力として知
られている。この力は誘電体の界面に作用するベクトル
力であるが、説明を簡素化するために、以下の説明では
界面に平行な電場と垂直な電場に分けて考える。
【0020】図4(a) は、電場が誘電体界面に平行な場
合の説明図であり、同図(b) は、電場が誘電体界面に垂
直な場合の説明図である。同図(a) は接地電極17と、
これと対向して配設されて電圧Vを印加されている電極
18との間に、誘電率εi の誘電体19(インク11)
がある場合に相当する。この場合、誘電体19の界面の
内側(右端面)と外側(左端面)の界面に平行な電場を
E0 とすると、誘電体19の界面に単位面積あたり作用
する力fv はマックスウェルの応力から
【0021】
【数1】
【0022】と計算される。この力は電場の方向(電圧
Vの極性)に関係なく誘電率の大きい側から小さい側に
作用するため、図4(a) では、同図の矢印fv で示すよ
うに誘電体19を両電極間内に引っ張り込む方向に働
く。
【0023】また、同図(b) は、同一面(通路20を形
成する上下の壁面の一方の壁面)に形成した接地電極1
7′と電圧Vを印加された電極18′との間に、誘電率
εiの誘電体19′(インク11)がある場合に相当す
る。この場合、誘電体19′の界面を貫く界面に垂直な
電束密度をDとすると、誘電体19′の界面に単位面積
あたり作用する力fh はマックスウェルの応力から
【0024】
【数2】
【0025】と計算される。この力も電場の方向(電圧
Vの極性)に関係なく誘電率の大きい側から小さい側に
作用するため、図4(b) では、同図の矢印fh で示すよ
うに誘電体19′を通路20内に引っ張り込む方向に働
く。
【0026】以上が本発明のインク11に作用する力の
基本原理であるが、上記に説明したように電場が誘電体
界面に略平行になるような電極配置(図4(a) 参照)で
も、あるいは電場が誘電体界面に略垂直になる電極配置
(図4(b) 参照)でも、あるいは両電極配置を複合した
ものでも、本発明のインクジェットプリンタを構成する
ことは可能である。
【0027】続いて、上述した切断電極7bによるイン
ク滴の切断のメカニズムについて説明する。尚、以下、
本実施の形態におけるインクジェットプリンタとして
は、電場が誘電体界面に略平行になる電極配置で構成さ
れたもの(図2(c) に示した構成を基本構成とするも
の)を取り上げて説明する。また、以下の説明におい
て、共通電極7aと切断電極7b及び加速電極7cとの
電極間ギャップ(この場合はインク通路9の間隙をい
う)は、解像度を300dpi(ドット/インチ)で印
字する場合の構成として、10μm〜50μm(マイク
ロ・メータ)の間であり、好ましくはおよそ20μmと
している。そして、切断電極7bに印加する電圧の波形
はパルス波形であり、その印加時間は5μsec〜20
μsec(好ましくはおよそ10μsec)であり、印
加電圧は50V〜100V(好ましくはおよそ70V)
である。また、加速電極7cに印加する電圧も略同様で
ある。
【0028】図5(a),(b) 及び図6(a),(b) は、前述の
図3(a),(b),(c) とともに、インク滴を切断する行程を
時間と共に順を追って示す図である。また、図6(c)
は、同図(a) のときのインクの表面積を近似して示す図
である。
【0029】まず、インク11が切断電極7bに引き込
まれる行程を説明する。先の図3(a),(b),(c) に示す状
態は、切断電極7bに電圧が印加される前の状態であ
り、矢印Xで示すように吐出口16(図2(c) 参照)方
向をX方向とする。この状態で、切断電極7bに電圧を
印加すると、インク11と空気の境界面(以下、単にイ
ンク11の界面という)のうち、切断電極7bに対応し
た破線Cで示す境界のZ領域で電界が発生する。そし
て、図3(a) に示すように、マックスウェルの応力によ
り、Z領域にX方向に力fが働く。これにより、Z領域
に対応したインク11の界面がX方向に引っ張られて電
界の発生している方向へ移動する。
【0030】すなわち、図5(a) に示すように、インク
待機部12の領域aに保持されていたインク11が、切
断電極7bのインクタンク側部分7b−1の領域b内に
突出した状態となって、その先端は切断電極7bの吐出
側部分7b−2の領域cへと達する。
【0031】電界の発生する範囲が領域bと異なる領域
cにおいては、領域c内に進入したインク11の界面全
体に力が働き、切断電極7bの形状に沿って、図5(b)
に示すようにX方向以外にも広がった状態となる。
【0032】続いて、上記の図5(b) のように親水領域
(領域a)から撥水領域(領域b及び領域c)へ突出し
たインク11が、切断されてインク滴が形成される行程
を説明する。
【0033】図6(a) に示すように、親水領域αから撥
水領域βに突出した部分のインク11の表面エネルギー
をWとし、図6(b) のような切断後のインク滴21の表
面エネルギーをT、切断に必要なエネルギーをEとする
と、切断前の表面エネルギーWが切断エネルギーEと切
断後の表面エネルギーTを加えた値より大きくなるとこ
ろでインク11が切断される。
【0034】そこで、図6(a) と図6(b) とで表面エネ
ルギーW,T及び切断エネルギーEを計算して、それら
を比較すると、切断エネルギーEは切断面積とインク1
1の表面張力(エネルギー)γの積の2倍したものと、
切断後の運動エネルギーKであるから
【0035】
【数3】
【0036】である。ここで、表面エネルギーTと前述
の切断エネルギーEを合わせた値を合成エネルギーT′
として、図6(a) のときの表面積を図6(c) で近似する
と、
【0037】
【数4】
【0038】
【数5】
【0039】となる。上記の式において、r2 は切断電
極7bのインクタンク側部分7b−1の幅で決るもので
あり、ほぼ一定である。また、切断後の運動エネルギー
Kは、引き出されるインク11の領域bに対応する部分
の長さL及び領域cに対応する部分に近似されるインク
滴21′の半径r1 に対してほぼ一定である。一方、切
断時には長さL、半径r1 はどちらも大きくなるので、
切断前の表面エネルギーWは、長さLおよび半径r1
比例して増加する。
【0040】図7は、上記切断前の表面エネルギーW及
び合成エネルギーT′と、長さL及び半径r1 との関係
を示すグラフである。同図のグラフに示すように、長さ
L及び半径r1 の増加とともに切断前の表面エネルギー
Wは増加する。そして、合成エネルギーT′と比較した
とき、その合成エネルギーT′よりも大きくなるところ
がある。
【0041】上記のグラフにおいて、インク11の突出
部のエネルギーは、2つの直線W及び直線T′のエネル
ギーが低い方をとるから、長さL及び半径r1 の増加に
対して、同図の範囲、、の値をとらずに、範囲
、、の値をとる。これは、つまり図6(b) に示す
ような状態へ移行して、インク11が切断され、自身の
表面張力により液滴形状(インク滴21)になることを
意味している。尚、これによって、インク11の切断は
終了する。さらに、このインク滴21はX方向へ切断し
たのであるから、このインク滴21は切断直後にX方向
への運動量をもっている。
【0042】次に、上記インク滴21の加速工程のメカ
ニズムを説明する。図8(a) 〜(e) は、インク滴21の
加速工程を時間とともに順を追って示す図である。同図
に示すように、切断電極7bから吐出口16の間に、3
個の加速電極7c(7c−1、7c−2、7c−3)
が、所定の間隔で配置されている。インク滴21への加
速は、3個の加速電極7c−1、7c−2、及び7c−
3に、順に電圧を印加することによって行われる。
【0043】先ず、図8(a) は、インク滴21が切断さ
れた時点の状態(以下、加速初期状態という)を示して
いる。このとき、インク滴21は、上述したようにX方
向に或る運動量をもっている。この加速初期状態の時点
で切断電極7bをオフにし、加速電極7c−1をオンに
する。すると、インク滴21は、その接触するインク通
路9の壁面が撥水性のため、X方向への運動に対してほ
とんど抵抗を受けず、加速初期状態の速度がほぼ維持さ
れ、図8(b) に示すように加速電極7c−1まで到達す
る。
【0044】ところで加速電極7c−1をオンにして他
の電極(切断電極7b、加速電極7c−2、7c−3)
をオフにすると、X方向に対して、図8(c) に示すよう
に、加速電極7c−1の中心で最も低くその前後では高
くなる静電場のポテンシャルエネルギーが形成される。
【0045】よって、その対称性から、切断電極7bか
ら出たインク滴21は、加速電極7c−1の中心までは
加速されるが、そのままの状態では、その先で逆方向に
力を受けるので減速されてしまう。そこで、同図(d) に
示すように、インク滴21が加速電極7c−1の中心の
位置まで到達したところで、その加速電極7c−1をオ
フすることにより、インク滴21は効率よく加速され
る。
【0046】さらに、ここで、次の加速電極7c−2を
オンにすることにより、インク滴21と加速電極7c−
1及び加速電極7c−2との状態配置が、上述した加速
初期状態のインク滴21と切断電極7b及び加速電極7
c−1との状態配置と同じになり、これにより、ここま
での加速行程を繰り返すことになって、連続してインク
滴21を加速することができるようになる。
【0047】すなわち、インク滴21が加速電極7c−
1、7c−2及び7c−3それぞれの中心に達した時点
で、そのインク滴21が達した加速電極をオフにし、次
の加速電極をオンにすることによって、インク滴21を
加速し続けることが出来、必要な運動量を持たせること
ができる。
【0048】図9(a),(b) は、上記の加速電極7c−
1、7c−2及び7c−3をオン・オフするタイミング
を示す図である。本実施の形態においては、切断電極7
bに対して加速電極7c−1、7c−2及び7c−3
は、同図(a) に示すように、X方向に等しい間隔m1、
m2及びm3(m1=m2=m3)をもって配置されて
いる。このように、各電極の間隔(区間)m1、m2及
びm3が同じ距離であるので、インク滴21が加速電極
7c−1、7c−2及び7c−3で夫々加速されると、
区間m1を通過する時間よりも区間m2を通過する時間
が短くなり、さらに区間m2を通過する時間よりも区間
m3を通過する時間が短くなる。
【0049】したがって、そのように区間毎に順次短く
なる通過時間に対応して、加速電極7c−1、7c−2
及び7c−3の制御パルス幅を、同図(b) に示すように
順次短くする必要がある。こうして、加速電極7c−
1、7c−2及び7c−3の制御パルス幅を順次短くな
るように電圧を印加してインク滴21を加速して、同図
(b) に示すよぅに、時刻T3で最後の加速電極7c−3
をオフにすると、インク滴21はそれまでに加速された
運動量をもって印字ヘッド2から記録紙4(図1参照)
に向かって飛び出し、記録紙4に着弾して1ドットを形
成する。
【0050】尚、インク滴21を吐出口16から連続し
て射出する場合は、先行するインク滴21の運動を妨げ
ない領域で各電極に電圧を印加することが望ましいか
ら、図8(d) に示したインク滴21が加速電極7c−1
に到達した時点、つまり、加速電極7c−1をオフに
し、次の加速電極7c−2をオンにするときに、切断電
極7bをオンにして、その後、前述した行程を繰り返す
と、連続してインク滴21を吐出口16から噴出するこ
とができる。
【0051】図10は、第2の実施の形態における印字
ヘッドの主要部の構成を示す図である。同図に示すよう
に、この印字ヘッド22は、第1の実施の形態における
印字ヘッド2のインク通路9の内面のY方向(記録紙4
の幅方向)に、上述した切断電極7bと加速電極7c−
1、7c−2及び7c−3からなるインク滴切断・加速
部を、複数組(同図では3組)配置したものである。
【0052】尚、同図には図示を省略しているが、これ
らのインク滴切断・加速部に対向配置される共通電極
や、これらの電極パターンを配置した基板の絶縁層、親
水性層、撥水性皮膜等の構成及びインクタンクの構成
は、図2(a) 〜(e) で説明したものと同様の構成となっ
ている。また、図10に示す3組(3組と限らずY方向
に任意の数だけ配置することが可能である)のインク滴
切断・加速部がそれぞれ1ドットを形成する動作メカニ
ズムは、第1の実施の形態の場合と同様である。
【0053】この第2の実施の形態によれば、Y方向に
複数ドットを同時に形成する(インク滴を吐出する)の
に、インク通路に1ドット毎の隔壁を必要とせず、図1
0に示すように、印字ヘッド25のインク通路の内面に
複数組のインク滴切断・加速電極を配置するだけでよ
い。このように、本発明によれば、1度に複数ドットの
印字をY方向に行うことのできる印字ヘッドを容易に構
成することができる。
【0054】図11は、第3の実施の形態における印字
ヘッドの主要部の構成を示す図である。同図に示す印字
ヘッド24は、インク通路9′の撥水性表面を有する部
分が吐出口16′方向(X方向)に末広がり状に徐々に
開く形状をとっている。この構成において、同図のイン
ク通路9′内に示すインク滴25の内部には、切断電極
側(図の左方)に圧力P1、吐出口16′側に圧力P2
が発生している。
【0055】同図のように、共通電極7aと加速電極7
cとの間の間隙が吐出口16′方向に末広がりである
と、インク滴25内部の圧力P1及びP2間に、P1>
P2の圧力差が生じる。この圧力差は、圧力の高い方か
ら低い方へ、すなわち吐出口16′方向へとインク滴2
5を移動させる力となる。
【0056】この印字ヘッドの構成を図2及び図10の
構成に用いると、インク滴の形成・加速を一層円滑に行
うことができる。尚、図11に示す印字ヘッド24のイ
ンク通路9′に形成される電極間のテーパ付きの間隙
は、狭い方が5μm程度、広い方が50μm程度であ
る。
【0057】上述した第1〜第3の実施の形態では、い
ずれも切断電極及び各加速電極の間隔を、図9(a) に示
したように等間隔に設定しているが、切断電極及び各加
速電極の配置間隔はこれに限るものではない。
【0058】図12(a) は、第4の実施の形態における
印字ヘッドの主要部の構成を示す図であり、同図(b)
は、その加速電極をオン・オフするタイミングを示す図
である。同図(a) に示すように、この印字ヘッド26
は、共通電極27に対向してX方向に並んで配置される
切断電極28、加速電極29−1、29−2及び29−
3の形状が、吐出口16″側の電極ほど順次X方向に長
く形成されている。
【0059】したがって、各電極間の区間n1、n2、
n3も、n1<n2<n3の関係をもって順次長く形成
されている。この区間n1、n2、n3の各距離は、加
速電極29−1、29−2、29−3により順次加速さ
れていくインク滴がいずれの区間をも等しい通過時間で
通過する距離として設定されている。
【0060】これにより、各加速電極29−1、29−
2及び29−3を制御する電圧のパルス幅を、図12
(b) に示すように、いずれも同じ幅にすることができ
る。したがって、加速電極への制御の負担を軽減するこ
とができ、また、吐出するまでのインク滴への加速時間
が、図9(b) に示した場合よりも長くなり、その分だけ
一つの加速電極で加速される速度が大きくなり、インク
滴への加速効率が向上する。尚、このような加速電極の
制御以外の動作メカニズムは、他の実施の形態の場合と
同様である。
【0061】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、切断電極で形成したインク滴を通路内壁の撥水性
と加速電極の電圧印加とによって加速制御するので、Y
方向に複数ドットを一度に吐出(噴出)する構成とした
場合でもインク通路及び吐出口に隔壁を持たない構成と
することができ、したがって、従来の複数ドットを一度
に印字するインクジェットプリンタの印字ヘッドよりも
部品点数を少なくすることができ、これにより、印字ヘ
ッドの構成が簡単で製造コストの低減に貢献することが
できる。
【0062】また、印字ヘッドのインク滴切断と加速と
を単極性の電圧で容易に駆動できるので、消費電力が少
なくて済み、したがって、使用経費の少ないインクジェ
ットプリンタを提供することが可能となる。
【0063】また、複数ドットのインク通路及び吐出口
に隔壁が無いので、インク通路の目詰まりが起きにくく
なり、したがって、保守作業が軽減されて使い勝手のよ
りインクジェットプリンタの提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるインクジェット方式
による画像形成装置(インクジェットプリンタ)の概略
断面図である。
【図2】印字ヘッドの構成を示す図であり、(a) はイン
ク通路の上部の壁を構成する基板の平面図、(b) はその
側面図、(c) は印字ヘッド及びインクタンクの側断面
図、(d) はインク通路の下部の壁を構成する基板の側面
図、(e) はその平面図である。
【図3】インク滴を切断する行程を時間と共に順を追っ
て示す図(その1)であり、(a) は図2(c) の破線Cの
近傍の構成を拡大して再掲した図、(b) はその平面図、
(c) はH−H′矢視図である。
【図4】マックスウェルの応力を説明する図であり、
(a) は電場が誘電体界面に平行な場合の説明図、(b) は
電場が誘電体界面に垂直な場合の説明図である。
【図5】(a),(b) はインク滴を切断する行程を時間と共
に順を追って示す図(その2)である。
【図6】(a),(b) はインク滴を切断する行程を時間と共
に順を追って示す図(その3)であり、(c) は(a) の表
面積を近似する図である。
【図7】切断前の表面エネルギーW及び合成エネルギー
T′と長さL及び半径r1 との関係を示すグラフであ
る。
【図8】(a),(b),(c),(d),(e) はインク滴の加速工程を
時間とともに順を追って示す図である。
【図9】(a),(b) は複数(3個)の加速電極をオン・オ
フするタイミングを示す図である。
【図10】第2の実施の形態における印字ヘッドの主要
部の構成を示す図である。
【図11】第3の実施の形態における印字ヘッドの主要
部の構成を示す図である。
【図12】(a) は第4の実施の形態における印字ヘッド
の主要部の構成を示す図、(b) はその加速電極をオン・
オフするタイミングを示す図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置(インクジェットプリンタ) 2 第1の実施の形態における印字ヘッド 3 インクタンク 4 記録紙 5 搬送機構 6 印字エリア 7a 電極パタ−ン(共通電極) 7b 電極パタ−ン(切断電極) 7b−1 インクタンク側部分 7b−2 吐出口側部分 7c(7c−1、7c−2、7c−3) 電極パタ−ン
(加速電極) 8−1、8−2 基板 9、9′ インク通路 11 インク 12 インク待機部 13−1、13−2 絶縁層 14−1,14−2 撥水性皮膜 15−1、15−2 親水層 16、16′、16″ 吐出口 17、17′ 接地電極 18、18′ 電圧印加電極 19、19′ 誘電体 20 通路 21、25 インク滴 22 第2の実施の形態における印字ヘッド 24 第3の実施の形態における印字ヘッド 26 第4の実施の形態における印字ヘッド 27 共通電極 28 切断電極 29−1、29−2、29−3 加速電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 政典 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 山本 忠夫 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 竹内 榮一 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを収容しインクとの接触面が親水
    性材料で構成されるインクタンクと、 該インクタンクからインク吐出口へ連通するインク通路
    と、 該インク通路の一壁に設けられた共通電極と、 前記インク通路の他壁に前記インクタンクに連接して設
    けられた切断電極と、 該切断電極からインク吐出口方向へ所定の距離を隔てて
    設けられた複数の加速電極と、 前記インク通路の一壁に前記共通電極を覆って設けられ
    た撥水性皮膜と、 前記インク通路の他壁に前記切断電極及び前記複数の加
    速電極を覆って設けられた撥水性皮膜と、 前記共通電極と前記切断電極及び前記共通電極と前記加
    速電極間に制御電圧を印加する印加手段と、 を有し該印加手段は、外部から送られる印字信号に従っ
    て前記共通電極と前記切断電極間に制御電圧を印加した
    後、前記共通電極と前記加速電極間への制御電圧を前記
    切断電極に近い加速電極から前記インク吐出口に近い加
    速電極へと順次印加することを特徴とするインクジェッ
    トプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記切断電極は、前記インク吐出口側の
    幅よりも前記インクタンク側の幅のほうが狭く形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のインクジェット
    プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記印加手段は、前記共通電極と前記加
    速電極間に印加する制御電圧の印加時間を前記インク吐
    出口に近い加速電極ほど短く設定することを特徴とする
    請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記インク通路は、前記共通電極と前記
    加速電極の電極間距離において前記インクタンク側より
    も前記インク吐出口側のほうが広く形成されることを特
    徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記加速電極は、前記インク吐出口に近
    いものほど前記インク通路に沿って長く形成されること
    を特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記印加手段は、前記共通電極と前記加
    速電極間に印加する制御電圧の印加時間を各加速電極に
    対し同一に設定することを特徴とする請求項5記載のイ
    ンクジェットプリンタ。
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