JPH11226243A - 商品払出し機構及び景品獲得ゲーム装置 - Google Patents

商品払出し機構及び景品獲得ゲーム装置

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JPH11226243A
JPH11226243A JP10035187A JP3518798A JPH11226243A JP H11226243 A JPH11226243 A JP H11226243A JP 10035187 A JP10035187 A JP 10035187A JP 3518798 A JP3518798 A JP 3518798A JP H11226243 A JPH11226243 A JP H11226243A
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hooks
game device
hook
acquisition game
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Takashi Matsuda
隆志 松田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は多数の商品又は景品が並べられると
共に商品又は景品の払出しを行う駆動部の負担を軽減で
きることを課題とする。 【解決手段】 景品獲得ゲーム装置11は、縦型の筐体
12の上部13にガラス扉14及び上部のガラス窓15
に囲まれた景品収納室16内に景品陳列棚17が収納さ
れている。景品陳列棚17は、景品支持ベース18と、
景品支持ベース18の取付部18a〜18cに取り付け
られた景品支持ブロック19とからなる。また、取付部
18a〜18cは、夫々高さ位置が上下方向に所定間隔
でずらしてあると共に、前後方向にも所定間隔ずつずら
して設けられている。景品支持ブロック19は、前面及
び後面には複数のフック21が1列に配設されている。
各フック21は、夫々回動可能に支持されており、ハウ
ジングの内部には各フック21を一つずつ順次回動させ
る景品払出し機構が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は筐体内に商品又は景
品の払出し機構が内蔵され、商品又は景品の払出し機構
に吊下された景品をゲーム結果に応じて獲得する商品払
出し機構及び景品獲得ゲーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動販売機等には、投入された
料金に応じて指定された商品を払出しするよう構成され
た商品払出し機構が設けられている。また、ゲームセン
タ等に設置されるゲーム装置の一種に上記商品払出し機
構と同様な構成の景品払出し機構が設けられた景品獲得
ゲーム装置がある。
【0003】上記のような景品を獲得するゲーム装置と
しては、クレーンを前後、左右に移動させて目的の景品
を掴むクレーンゲーム装置等の他に、例えばルーレット
の当たり方により一の景品が払い出される景品獲得ゲー
ム装置がある。この種の景品獲得ゲーム装置では、ガラ
ス窓を有する筐体内に景品払出し機構を設けた構成であ
り、外部から景品が並んでいる状態が見れるように構成
されている。
【0004】また、筐体内に収納される景品払出し機構
としては、例えば螺旋状(コイル状)に形成された景品
吊下部材が前後方向に延在する向きに取り付けられてい
る。そして、景品吊下部材には、例えばキーホルダ等の
景品がリング状に形成された紐又は鎖等を介して吊下さ
れる。各景品吊下部材によって、吊下される景品の金額
が異なっており、ルーレットの当たり方によって高い景
品が払い出されたり、あるいは安い景品が払い出され
る。
【0005】また、螺旋状に形成された景品吊下部材
は、筐体奥部に設けられたモータにより回転駆動される
ため、例えばルーレットが当たると回転駆動されて最も
前面側ガラスに近い位置の景品が落下することになる。
そして、落下した景品は、払出し口へ導かれる。この払
出し口の途中には、光センサ等からなる景品検出センサ
が設けられており、景品吊下部材から景品が落下したこ
とを検出するよう構成されている。
【0006】そのため、景品検出センサから検出信号が
出力されると、モータへの通電が停止して景品吊下部材
の回転駆動を停止させることにより、景品1個のみが払
い出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の景品獲得ゲ
ーム装置では、景品払出し機構が螺旋状(コイル状)に
形成された景品吊下部材が前後方向に延在する向きに取
り付けられた構成であるので、景品吊下部材に多くの景
品を並べてしまうと、吊下された景品の間隔が狭すぎて
しまい、景品検出センサが景品を検出する間に次の景品
が落下して2個の景品を払い出してしまうことがあり、
ゲーム店側が不利となる。
【0008】また、片持ち梁で支持された景品吊下部材
は、景品の荷重が限度以上となると先端部分が撓んでし
まうため、キーホルダ以外の大きな景品(例えば、台紙
付き景品等)を吊るすことができず、景品に新鮮味がな
くなってゲーム自体の魅力が半減するといった問題があ
る。さらに、螺旋状(コイル状)の景品吊下部材に多数
の景品を吊下させた場合、各景品を吊るす紐や鎖との摩
擦が増大するため、景品吊下部材を回転駆動するモータ
の負荷が増大するといった問題も生じる。
【0009】そのため、モータの負荷が増大するといっ
た面からも重量のある大きな景品を景品吊下部材に吊る
すことができなかった。また、自動販売機等に組み込ま
れる商品払出し機構では、各商品が収納された収納部毎
にソレノイドや駆動モータ、スイッチ等が設けられてい
るので、構成が複雑化しているといった問題がある。
【0010】そこで、本発明は上記課題を解決した商品
払出し機構及び景品獲得ゲーム装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、下記の手段を講じたことを特徴とするも
のである。上記請求項1記載の発明は、複数の商品が吊
り下げられ、該複数の商品のうち任意の商品を落下させ
る商品払出し機構において、前記商品が吊下される複数
のフックと、該複数のフックのうち一のフックを回動さ
せて前記商品を落下させるフック回動部と、を備えてな
ることを特徴とするものである。
【0012】従って、上記請求項1記載の発明によれ
ば、商品が吊下される複数のフックのうち一のフックを
回動させて商品を落下させることにより商品を払出しで
きるので、比較的小さな駆動力で商品を払出しすること
ができる。すなわち、一つの商品が吊下された一のフッ
クのみを回動させる駆動力があれば良いので、駆動部の
負担を軽減することができると共に構成の簡略化を図る
ことができる。
【0013】上記請求項2記載の発明は、複数の景品が
吊り下げられ、ゲーム結果に応じて一の景品を落下させ
る景品払出し機構を有する景品獲得ゲーム装置におい
て、前記景品払出し機構は、前記景品が吊下される複数
のフックと、該複数のフックのうち一のフックを回動さ
せて前記景品を落下させるフック回動部と、を備えてな
ることを特徴とするものである。
【0014】従って、請求項2記載の発明によれば、景
品が吊下される複数のフックのうち一のフックを回動さ
せて景品を落下させることにより景品を払出しできるの
で、比較的小さな駆動力で景品を払出しすることができ
る。すなわち、一つの景品が吊下された一のフックのみ
を回動させる駆動力があれば良いので、駆動部の負担を
軽減することができる。これにより、従来よりも重量の
ある大きな景品をフックに吊下させることができ、景品
の種類を増やしてゲームの景品を魅力的なものとするこ
とができる。
【0015】また、請求項3記載の発明は、前記請求項
2記載の景品獲得ゲーム装置であって、前記複数のフッ
クは、ゲーム装置正面に対し水平方向に並設されたこと
を特徴とするものである。従って、請求項3記載の発明
によれば、水平方向に並設された複数のフックに各景品
が吊下されるため、ゲーム装置正面から景品が見やす
く、プレイヤが獲得可能な景品の確認が容易に行える。
【0016】また、請求項4記載の発明は、前記請求項
2及び請求項3記載の景品獲得ゲーム装置であって、前
記複数のフックは、高さ位置に異なる複数段の各支持部
材に並設されたことを特徴とするものである。従って、
請求項4記載の発明によれば、高さ位置に異なる複数段
の各支持部材に複数のフックが並設されるため、より多
くの景品を吊るすことが可能になり、しかも多数の景品
が見やすい状態に吊るすことができる。
【0017】また、請求項5記載の発明は、前記請求項
2乃至請求項4記載の景品獲得ゲーム装置であって、前
記複数のフックは、前記支持部材の取付面からの水平方
向への突出位置が異なるように形成されたことを特徴と
するものである。従って、請求項5記載の発明によれ
ば、支持部材の取付面からの水平方向への突出位置が異
なる複数のフックを有するため、比較的小さな景品と大
きな景品を選択的に吊るすことができ、景品の種類を増
やしてゲームの景品を魅力的なものとすることができ
る。
【0018】また、請求項6記載の発明は、前記請求項
4及び請求項5記載の景品獲得ゲーム装置であって、前
記複数のフックは、前記支持部材の前面及び後面に取り
付けられたことを特徴とするものである。従って、請求
項6記載の発明によれば、支持部材の前面及び後面に複
数のフックが取り付けられるため、より多くの景品を吊
るすことができ、ゲーム店側での景品の補充回数を減ら
して景品管理を容易にすることができる。
【0019】また、請求項7記載の発明は、前記請求項
4乃至請求項6記載の景品獲得ゲーム装置であって、前
記複数のフックは、前記支持部材の所定取付位置に取り
外し可能に取り付けられたことを特徴とするものであ
る。従って、請求項7記載の発明によれば、複数のフッ
クが支持部材の所定取付位置に取り外し可能に取り付け
られているので、景品の大きさに応じてフックの種類を
変更したり、あるいはフックの取り付け間隔を任意の間
隔に変更することもの可能となる。
【0020】また、請求項8記載の発明は、前記請求項
4乃至請求項7記載の景品獲得ゲーム装置であって、前
記複数のフックは、前記支持部材の内部を移動する移動
体の移動位置に連動して順次回動することを特徴とする
ものである。従って、請求項8記載の発明によれば、複
数のフックが支持部材の内部を移動する移動体の移動位
置に連動して順次回動するため、景品の払出しが容易に
行えると共に駆動部の負担を軽減することができる。
【0021】また、請求項9記載の発明は、前記請求項
4乃至請求項8記載の景品獲得ゲーム装置であって、前
記複数のフックは、前記支持部材の内部を設けられた駆
動部材の動作により個別に回動することを特徴とするも
のである。従って、請求項9記載の発明によれば、複数
のフックが支持部材の内部を設けられた駆動部材の動作
により個別に回動するため、景品の払出しが容易に行え
ると共に駆動部の負担を軽減することができる。
【0022】また、請求項10記載の発明は、前記請求
項2記載の景品獲得ゲーム装置であって、前記景品払出
し機構は、筐体の扉の開動作により前記筐体の外部に引
き出されるように移動可能に取り付けられていることを
特徴とするものである。
【0023】従って、請求項10記載の発明によれば、
景品払出し機構が筐体の扉の開動作により筐体の外部に
引き出されるように移動可能に取り付けられているの
で、景品の補充作業が簡単に行える。そのため、景品補
充時間を短縮して景品補充の作業効率を高めることがで
きる。また、請求項11記載の発明は、前記請求項2記
載の景品獲得ゲーム装置であって、前記景品払出し機構
は、ゲームの結果に応じて複数のフックのうち一のフッ
クを回動させて前記景品を落下させることを特徴とする
ものである。
【0024】従って、請求項11記載の発明によれば、
景品払出し機構がゲームの結果に応じて複数のフックの
うち一のフックを回動させて景品を落下させるため、ゲ
ームの結果が当たりとでるか、あるいはハズレとでるか
によって景品を獲得できたり、獲得できない場合もある
ので、ゲーム結果がでるまで楽しむことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。図1は本発明になる商品払出し
機構が適用された景品獲得ゲーム装置の一実施例の斜視
図である。また、図2は景品獲得ゲーム装置の正面図で
ある。また、図3は景品獲得ゲーム装置の左側面図であ
る。また、図4は景品獲得ゲーム装置の平面図である。
【0026】図1乃至図4において、景品獲得ゲーム装
置11は、発電式のゲーム装置であり、ルーレットゲー
ムのゲーム結果に応じた景品を払出しするよう構成され
ている。尚、本実施例では、本発明になる商品払出し機
構が景品獲得ゲーム装置11に適用された場合の構成を
一例として以下説明するが、これ以外の装置(例えば自
動販売機等)にも適用できるのは勿論である。
【0027】景品獲得ゲーム装置11は、縦型の筐体1
2の上部13にガラス扉14及び上部のガラス窓15に
囲まれた景品収納室16内に景品陳列棚17が収納され
ている。ガラス扉14は、上下方向に開閉可能に支持さ
れており、景品補充作業の際に上方に回動されて景品収
納室16を開放するように取り付けられている。景品陳
列棚17は、景品収納室16の内部に収納された景品支
持ベース18と、景品支持ベース18の前面に形成され
た取付部18a〜18c(但し、取付部18cは隠れて
見えない)に取り付けられた景品支持ブロック19とか
らなる。また、景品支持ブロック19は、後述するよう
に景品払出し機構(商品払出し機構)が内蔵された構成
であり、左端側が景品支持ベース18の取付部18a〜
18cに水平方向に回動可能に支持されている。
【0028】また、取付部18a〜18cは、夫々高さ
位置が上下方向に所定間隔でずらしてあると共に、前後
方向にも所定間隔ずつずらして設けられている。そのた
め、各景品支持ブロック19に吊るされる景品20は、
夫々が前後方向及び上下方向で重なることがないように
配置されている。これにより、景品払出し動作による景
品20の落下がスムーズに行える。
【0029】さらに、3段の景品支持ブロック19が設
けられているので、各景品支持ブロック19によって景
品20の種類を変えることが可能となる。例えば、最も
目立つ位置に設けられた最下段の景品支持ブロック19
には比較的高価な景品(例えば、台紙付きの時計や液晶
表示のミニゲーム機等)が吊るされ、中段の景品支持ブ
ロック19には普通の景品(例えば、キーホルダ等)が
吊るされ、中段の景品支持ブロック19には比較的安価
な景品(例えば、キーチェンマスコット等)が吊るされ
る。
【0030】尚、本実施例では、景品支持ブロック19
を3段としているが、これに限らず、2段あるいは4段
としても良いのは勿論である。また、景品支持ブロック
19は、前面及び後面には複数のフック21が1列に配
設されている。複数のフック21には、夫々景品20が
1つずつ吊るされている。そして、筐体12の正面から
みて水平方向(左右方向)に延在形成されているので、
各景品支持ブロック19に吊るされた景品20の種類が
見やすくなっている。そのため、プレイヤは、希望する
景品20が景品陳列棚17にあるかどうかを簡単に確認
できる。
【0031】また、景品獲得ゲーム装置11では、各景
品支持ブロック19の前後面に景品20を吊るすことが
できるので、より多くの景品20を同時に陳列すること
が可能となる。そのため、景品獲得ゲーム装置11にお
いては、1回の補充作業でより多数の景品20を吊るす
こと可能となり、これにより景品補充作業回数を減らす
ことができるので、ゲーム店側の景品管理に要する労力
を軽減することができる。
【0032】景品収納室16の左側には、例えばルーレ
ットゲーム22が配設されている。このルーレットゲー
ム22は、LED(発光ダイオード)からなる多数の電
球23がジグザグ状に配置されており、所定間隔おいて
電球23の側方には「ラッキー」と記載された表示部2
4と「当たり」と記載された表示部25とが交互に設け
られている。そして、表示部24と25との間が「ハズ
レ」となる。尚、本実施例では、ルーレットゲーム22
のゲーム結果に応じて景品の払出し動作が行われるが、
此れ以外のゲームにより景品の払出しの有無を判定する
構成とすることもできる。
【0033】このルーレットゲーム22は、スタート釦
26がオンに操作されると、電球23の点灯位置が上か
ら順に下へ移動するのと同時にタイマが作動し、所定時
間経過したときに停止した点灯位置によって「ラッキ
ー」「当たり」「ハズレ」等のゲーム結果が得られるよ
うになっている。このゲーム結果が「当たり」の場合に
は、回数によって払出しされる景品の種類が異なるよう
に設定されており、「ハズレ」の場合には景品20の払
出しが行われない。また、ゲーム結果が「ラッキー」の
場合には、リプレイできる。
【0034】景品収納室16の下方には、操作部27が
設けられている。この操作部27は、景品収納室16よ
りも前方に突出しており、操作しやすいように形成され
ている。そして、操作部27の上面中央には、発電用の
ハンドル28が設けられ、ハンドル28の左側には、上
記スタート釦スイッチ26が設けられている。また、ハ
ンドル28の左側には、コイン投入口29が設けられて
いる。
【0035】プレイヤは、景品収納室16に収納された
景品20を獲得したい場合、まず、所定の金額のコイン
をコイン投入口29に投入する。そして、発電用のハン
ドル28を回動操作する。このとき、ハンドル28の回
動速度、回転数に応じた電力がコンデンサ(図示せず)
に蓄電される。その後、スタート釦スイッチ26がオン
に操作されると、発電された電力によりルーレットゲー
ム22の電球23が点灯開始され、点灯位置が順に移動
する。そして、電球23の点灯停止位置が「ラッキー」
の表示部24であるときはリプレイが可能となり、電球
23の点灯停止位置が「当たり」の表示部25であると
き、景品支持ブロック19に吊るされた一の景品20が
払出される。
【0036】操作部27の下方には、景品受取口30が
設けられている。この景品受取口30は、景品ガイド用
ダクト43(図5中、破線で示す)を介して景品収納室
16と連通されており、景品20が景品支持ブロック1
9のフック21から落下されると、景品ガイド用ダクト
43を通過した景品20が景品受取口30に導かれる構
成となっている。そして、景品ガイド用ダクト43の両
側壁には、光センサ等からなる景品検出センサ36が設
けられている。この景品検出センサ36は、景品20が
通過すると、センサ間の光が遮断されて景品20の払出
しが完了したことを検出し、その検出信号を出力する。
また、景品受取口30の右側には、コイン返却口31が
設けられている。
【0037】図5は景品獲得ゲーム装置の右側面図であ
る。また、図6は景品獲得ゲーム装置の背面図である。
また、図7は景品獲得ゲーム装置の底面図である。図5
乃至図7に示されるように、筐体12は、底部32の底
面後部に移動用キャスタ33が設けられ、底部32の底
面前部に固定用脚部34が設けられている。また、筐体
12の背面側は、パネル35により塞がれている。
【0038】次に、景品20が吊るされるフック21及
び景品支持ブロック19の内部に設けられた景品払出し
機構46の構成について説明する。図8はフック21の
構成を説明するための図である。図8(A)〜(C)に
示されるように、フック21は、円柱状のフック本体3
7と、フック本体37の前面より角度α(α=30°)
で傾斜された丸棒状の掛止部38が突出している。景品
20は、キーチェーン又は台紙の孔を掛止部38の端部
から通すことにより吊るされて掛止状態となる。
【0039】また、フック本体37は、軸方向に形成さ
れた軸孔39と有し、且つ軸孔39と直交する方向に形
成されたロック用孔40が設けられている。軸孔39に
挿通された軸41は、ロック用孔40に螺入されたビス
42によりロックされて抜け防止される。また、軸孔3
9は、フック本体37の中心線から下方に寸法Laだけ
ずれた位置に設けられている。そのため、フック本体3
7は、フック21に掛止された景品20を払出すとき、
軸孔39に挿通された軸41が所定角度(90°以上)
回転駆動されることにより偏心回転して掛止部38の先
端が下方を向くように動作する。
【0040】図9は突出位置の異なるフック21’の構
成を説明するための図である。図9(A)〜(C)に示
されるように、フック21’は、フック本体37’の軸
方向の突出長さがLcと長くなっている。図8に示すフ
ック21は、フック本体37の軸方向の突出長さがLb
と通常のキーチェン式の景品を吊るすように短く形成さ
れている(Lb<Lc)。
【0041】このように、フック21’では、掛止部3
8がフック21よりも前方にLc−Lbだけ突出するた
め、その分景品20の位置も前側となる。そのため、フ
ック21’の両側にフック21が取り付けられていて
も、フック21’の掛止部38に掛止された台紙付き景
品が隣接されたフック21に接触することが防止され。
よって、フック21’が所定間隔毎に配置されることに
より、後述するように横幅寸法の大きい台紙付き景品あ
るいは袋入り景品を吊るすことが可能となる。
【0042】図10は景品支持ブロック19の構成を示
す斜視図である。また、図11は景品払出し機構46の
構成を示す斜視図である。また、図12はフック21の
回動角度を示す正面図である。図10に示されるよう
に、景品支持ブロック19は、水平方向に延在する長方
形状のハウジング45の前面に複数のフック21が一列
に並設されている。そのため、各フック21に吊るされ
た複数の景品20は、水平方向に所定間隔毎に並んだ状
態で掛止されており、正面から各景品20の種類が一目
で確認できる。
【0043】また、各フック21は、夫々回動可能に支
持されており、ハウジング45の内部には各フック21
を一つずつ順次回動させる景品払出し機構(商品払出し
機構)46が設けられている。複数のフック21は、夫
々景品取付前は掛止部38の先端が上方を向くように取
り付けられており、図11に示す景品払出し機構46の
動作により右側のフック21から順次回動されることに
より景品20の払出しを行う。
【0044】また、ハウジング45の前面の右端には、
リセット用つまみ45aが設けられ、ハウジング45の
上面には、長手方向に延在するスリット47に沿って移
動するマーカ48が突出している。このマーカ48の移
動位置により複数のフック21のうち最後に回動された
フック21の位置を示している。尚、景品補充作業を行
う際には、リセット用つまみ45aを時計方向に回動操
作すると、マーカ48が右端のスタート位置に戻すこと
ができる。
【0045】また、景品支持ブロック19の左端後部に
は、景品払出し機構46を駆動するためのステッピング
モータ等からなる駆動部49が設けられている。図11
に示されるように、景品払出し機構46は、複数のフッ
ク21と、複数のフック21を順次回動させるフック回
動部58とからなる。フック回動部58は、駆動部49
に駆動されるタイミングベルト50と、タイミングベル
ト50に連結された移動体51と、移動体51の前面か
ら突出するレバー52と、レバー52に押圧されて回動
する扇形ギヤ53と、扇形ギヤ53に噛合するギヤ54
とから構成されている。尚、扇形ギヤ53とギヤ54と
を有するギヤ機構57は、各フック21毎に設けられて
いる。
【0046】タイミングベルト50は、左端側が駆動部
49により駆動される駆動ギヤ(図示せず)に巻き掛け
され、右端側がリセット用つまみ46を有するギヤ55
に巻き掛けされている。また、移動体51は、締結部材
56によりタイミングベルト50に締結されているた
め、タイミングベルト50が巻き取られる方向に駆動さ
れる。
【0047】そして、移動体51から前方に突出するレ
バー52が移動体51の移動方向(X方向)に扇形ギヤ
53の突部53aを押圧する。これにより、扇形ギヤ5
3は、軸53bを中心に回動する。そのため、扇形ギヤ
53のギヤ部53cに噛合するギヤ54は、扇形ギヤ5
3のギヤ部53cが形成された周方向角度に応じた所定
角度だけ回動される。
【0048】ギヤ54は、フック21の軸41に支持さ
れており、軸41を介してフック21を時計方向に回動
させる。本実施例では、フック21が時計方向に135
°回動するように扇形ギヤ53のギヤ部53cが形成さ
れている。すなわち、図12に示されるように、フック
21は、掛止部38が鉛直方向に向いた動作前の景品吊
下状態から時計方向に135°回動して停止する。これ
により、フック21の掛止部38に吊るされていた景品
20は、自重で下方に落下して景品受取口30に至る。
【0049】尚、フック21の回動角度は、上記角度に
限るものではなく、90°以上回動させて掛止部38の
先端が斜め下方を向くようにすれば良い。また、駆動部
49のモータは、ルーレットゲーム22のゲーム結果が
「当たり」であるとき、所定時間駆動され、景品検出セ
ンサ36が景品受取口30に景品20が落下したことを
検出すると、その時点で停止される。
【0050】このように、駆動部49は、景品20が吊
るされた一のフック21のみを回動させる構成であるの
で、従来のもの比べて、景品払出し時の負荷が軽減され
ている。そのため、駆動部49に大型モータを用いなく
ても景品20を落下させることが可能となり、重量のあ
る大きい景品をフック21に吊るすことができる。ま
た、上記景品払出し機構46では、移動体51がX方向
に所定距離移動するのに連動して各フック21が順次時
計方向に回動して景品20を落下させるため、各フック
21毎に駆動手段を設ける必要がなく、部品点数が少な
くて済むので構成の簡略化が図られている。
【0051】図13は景品獲得ゲーム装置11の制御シ
ステム構成を示すブロック図である。図13に示される
ように、制御回路60には、上記スタート釦スイッチ2
6、景品獲得センサ36、コイン投入口29に設けられ
たコイン検出スイッチ61から夫々の検出信号が供給さ
れると共に、ルーレットゲーム22及び景品払出し機構
46の駆動部49を駆動制御する。また、ルーレットゲ
ーム22には、ハンドル28の回動操作により駆動され
る発電機62からの電力が供給される。
【0052】図14は制御回路60が実行する制御処理
を説明するためのフローチャートである。図14に示さ
れるように、制御回路60は、ステップS11(以下
「ステップ」を省略する)でコイン検出スイッチ61が
オンになったかどうかをチェックする。ここで、コイン
投入口29にコインが投入されると、S12に進み、発
電機62の発電が完了したことを確認する。すなわち、
プレイヤによるハンドル28の回動操作が完了すると、
S13に進み、スタート釦スイッチ26がオンに操作さ
れたかどうかをチェックする。
【0053】ここで、スタート釦スイッチ26がオンに
操作されると、S14でルーレットゲーム22がゲーム
開始する。次のS15において、ルーレットゲーム22
がゲーム結果が、「ラッキー」であるときは、S16で
リプレイを設定する。この後は、上記S12以降の処理
を繰り返す。また、ルーレットゲーム22がゲーム結果
が「当たり」であるときは、上記S15からS17に移
行する。そして、S18で景品払出し処理を実行して今
回の処理を終了する。
【0054】また、ルーレットゲーム22がゲーム結果
が「ハズレ」であるときは、S17からS19に移行し
て「ハズレ」であることを表示して今回の処理を終了す
る。図15は上記S16,20の景品払出し処理のサブ
ルーチンを説明するためのフローチャートである。図1
5に示されるように、景品払出し処理が実行されると、
先ずS22で景品払出し機構46の駆動部49を駆動し
て移動体51をX方向に移動させる。次のS23では、
移動体51が移動開始してから隣接するフック21の扇
形ギヤ53の取付位置に達するまでの所要時間が経過し
たか否かをチェックする。
【0055】従って、所要時間が経過するまで移動体5
1がX方向に移動され、所要時間が経過した時点でS2
4に進み、景品獲得センサ36からの検出信号が出力さ
れたかどうかをチェックする。前述したように、景品払
出し機構46のタイミングベルト50が巻き取られて移
動体51がX方向に移動してレバー52が扇形ギヤ53
の突部53aを押圧する。これにより、扇形ギヤ53の
回動がギヤ54を介してフック21に伝達され、フック
21が時計方向に回動する。
【0056】そして、フック21は、掛止部38が鉛直
方向に向いた動作前の景品吊下状態から時計方向に13
5°回動する。これにより、フック21の掛止部38に
吊るされていた景品20は、景品受取口30に落下す
る。この景品獲得センサ36により景品20が景品受取
口30に到着したことが検出されると、S25に進み、
移動体51を停止させて今回の景品払出し処理を終了す
る。
【0057】また、上記S24において、景品獲得セン
サ36が景品20を検出できないときは、今回のフック
21には景品20が吊るされていなかったものと判断し
て上記S22以降の処理を再度実行する。例えば、比較
的大きな景品が複数のフック21のひとつおきに吊るさ
れている場合がある。このような場合には、S22〜S
24の処理を繰り返す。
【0058】そして、S22〜S24の処理を繰り返し
た後、景品獲得センサ36により景品20が検出される
と、今回の景品払出し処理を終了する。図16はフック
21に各種の景品が選択的の吊るされる様子を説明する
ための図である。また、図17はフック21から景品を
落下させる様子を説明するための図である。
【0059】図16に示されるように、フック21に
は、従来から使用されているキーチェーンマスコット2
0aの他にも台紙付き景品20b、袋もの景品20cを
選択的に吊るすことができる。例えば、キーチェーンマ
スコット20aの場合には、鎖65をフック21の掛止
部38に掛止させる。また、袋もの景品20bの場合に
は、袋66の上部に通された紐67にフック21の掛止
部38を挿通させて掛止させる。また、台紙付き景品2
0cの場合には、台紙68の上部に設けられた孔68a
にフック21の掛止部38を挿通させて掛止させる。
【0060】そのため、各景品支持ブロック19には、
大きさの異なる景品20a〜20cを吊るすことが可能
となる。そのため、景品収納室16に収納される景品2
0の種類が増えることにより、ゲームに対する魅力が高
まり、景品獲得ゲーム装置11の売上げ増が期待でき
る。このようにフック21の掛止部38に掛止された各
景品20a〜20cは、通常、掛止部38に掛止された
状態に保持される。そして、ルーレットゲーム22のゲ
ーム結果が「当たり」であるとき、駆動部49のモータ
が所定時間駆動され、フック21を時計方向に135°
回動させる。
【0061】これにより、フック21の掛止部38に吊
るされていた景品20は、図14に示されるように自重
で下方に落下して景品受取口30に至る。図18は大き
さの異なる景品をフック21に吊るす場合の配置パター
ンを示す図である。図18(A)に示されるように、比
較的小型のキーチェーンマスコット20aは、一列に並
設された各フック21の全てに吊るすことができる。
【0062】また、図15(B)に示されるように、中
位の大きさに袋もの景品20bは、一列に並設された各
フック21のうち一つおきに吊るすことができる。ま
た、図15(C)(D)に示されるように、大きい台紙
付き景品20cは、一列に並設された各フック21のう
ち2つおきに吊るすことができる。この場合、台紙付き
景品20cは、台紙68の横幅が大きいので、隣接する
フック21に重なる。そのため、台紙付き景品20cが
吊るされる位置には、通常のフック21に代えて突出寸
法と大きいフック21’(図9に示す)を軸41に取り
付ける。
【0063】これにより、台紙付き景品20cは、両側
に隣接するフック21に接触することなく吊るされ、景
品払い出し時にもフック21に引っ掛かることなくスム
ーズに落下する。尚、フック21からフック21’への
交換は、ビス42を弛めるだけで簡単に取り外し、取付
け作業を行うことができる。従って、突出寸法の大きい
フック21’の配置は、上記図15(C)(D)に示す
パターンに限らず、例えばフック21の3つおきにフッ
ク21’を取り付けることもできる。
【0064】また、本実施例では、突出長さの異なる2
種類のフック21,21’を用意した場合を一例として
挙げたが、これに限らず、突出長さの異なる3種類以上
にフックを予め用意しておくことにより複数段階に景品
支持位置をずらすことが可能となる。次に上記各景品支
持ブロック19の前面及び後面に設けられた各フック2
1に景品20を吊るす景品補作業について説明する。
【0065】図19は景品獲得ゲーム装置11のガラス
扉14が閉じた状態を示す斜視図である。また、図20
は景品獲得ゲーム装置11のガラス扉14が開いた状態
を示す斜視図である。また、図21は景品獲得ゲーム装
置11の各景品支持ブロック19を回動させた状態を示
す斜視図である。図19に示されるように、景品獲得ゲ
ーム装置11のガラス扉14は、筐体12の上面に取り
付けられたヒンジ70により上下方向に回動可能に支持
されている。通常、ガラス扉14は、いたずら防止のた
め閉蓋状態でロックされている。
【0066】次に、図20に示されるように、ガラス扉
14のロックを解除した後、ガラス扉14全体を上方に
持ち上げる。そのため、ガラス扉14は、ヒンジ70を
中心としてA方向に回動して景品収納室16を開放状態
とする。ガラス扉14は、前面のガラス14aと両側の
ガラス14b,14cとが一体化されているので、景品
収納室16の前側だけでなく両側も同時に開放すること
ができる。
【0067】また、ガラス扉14は、ヒンジ60の負荷
により図17に示す回動位置で停止しており、手を離し
ても自重で閉じない構成となっている。次に、図21に
示されるように、景品支持ベース18の取付部18a〜
18cに回動可能に支持された各景品支持ブロック19
を水平方向(B方向)に回動させる。これにより、各景
品支持ブロック19は、景品収納室16から前方に移動
して作業しやすい位置となる。
【0068】そして、各景品支持ブロック19の右端側
に設けられたつまみ45aを時計方向に回動操作する
と、タイミングベルト50が逆方向に巻き取られ、移動
体51が動作前のスタート位置に復帰する。この復帰動
作過程で、移動体51に設けたられたレバー52が扇形
ギヤ53aの突部53aを逆方向から押圧してフック2
1の掛止部38を垂立状態に復帰させる。
【0069】各景品支持ブロック19のフック21が全
て掛止状態に復帰した後、各景品支持ブロック19の前
面及後面に設けられた各フック21の夫々に景品20を
吊るす。このように、各景品支持ブロック19が景品収
納室16から前方に移動された状態で各フック21に景
品20を吊るすことができるので、景品補充作業が容易
となり、景品補充作業に要する時間を短縮することがで
きる。また、フック21を突出長さの異なるフック2
1’への交換作業も容易に行える。
【0070】尚、景品補充作業が終了した後は、上記各
景品支持ブロック19を水平方向に回動させて景品支持
ベース18に係止された元の状態に戻した後、ガラス扉
14を下げて景品収納室16を密閉する。図22は本発
明の変形例1を示す図である。図22に示されるよう
に、景品支持ブロック72は、円盤状に形成されてお
り、その前面には複数のフック21が周方向に配置され
ている。各フック21は、所定間隔毎に設けられた軸受
(図示せず)により回動可能に支持されて、景品支持ブ
ロック72の回動動作に連動して常に掛止部38が上方
を向くように回動方向が調整される。また、景品払出し
機構46は、景品支持ブロック62の最位下位位置の裏
側に設けられている。そして、景品支持ブロック72の
最位下位位置にあるフック21が回動されて景品20を
払出しする。
【0071】そのため、ルーレットゲーム22で当たり
のとき、最下位に位置するフック21のみが景品支持ブ
ロック72の回動動作に連動して時計方向に回動されて
掛止していた景品20を落下させる。このように、景品
支持ブロック72が観覧車のように回動する構成とする
ことにより、プレイヤは視覚的に楽しむことができる。
【0072】図23は本発明の変形例2を示す図であ
る。図23に示されるように、景品払出し機構74は、
ソレノイド75と、ソレノイド75を景品支持ブロック
19の長手方向に摺動可能にガイドするガイドレール7
6と、からなる構成となっている。ソレノイド75に駆
動されるプランジャ77は、フック78の背面を押圧し
うる位置でソレノイド75の移動方向(X方向)と直交
するY方向に摺動可能に取り付けられている。
【0073】フック78は、景品支持ブロック19の長
手方向に延在する軸79により回動可能に支持され、且
つ軸79に巻装されたトーションバネ80によりC方向
に付勢されている。そして、フック78は、トーション
バネ80のバネ力によりストッパ(図示せず)に当接し
て垂立状態に保持されている。そのため、フック78の
前面に設けられた掛止部81は、上方を向いた状態で景
品20を掛止している。ここで、ソレノイド75へ通電
されると、プランジャ77がY方向に駆動されてフック
78を押圧する。軸79により回動可能に支持されたフ
ック78は、軸79を中心にD方向に回動して掛止部8
1を下方に向ける。これにより、掛止部81に掛止され
ていた景品20が落下する。そして、ソレノイド75へ
の通電が停止されると、フック78はトーションバネ8
0のバネ力により垂立状態に復帰する。
【0074】尚、上記景品払出し機構74は、図22に
示す円盤状の景品支持ブロック72にも適用することが
できるのは勿論である。
【0075】
【発明の効果】上述の如く、上記請求項1記載の発明に
よれば、商品が吊下される複数のフックのうち一のフッ
クを回動させて商品を落下させることにより商品を払出
しできるので、比較的小さな駆動力で商品を払出しする
ことができる。すなわち、一つの商品が吊下された一の
フックのみを回動させる駆動力があれば良いので、駆動
部の負担を軽減することができると共に構成の簡略化を
図ることができる。
【0076】また、請求項2記載の発明によれば、景品
が吊下される複数のフックのうち一のフックを回動させ
て景品を落下させることにより景品を払出しできるの
で、比較的小さな駆動力で景品を払出しすることができ
る。すなわち、一つの景品が吊下された一のフックのみ
を回動させる駆動力があれば良いので、駆動部の負担を
軽減することができる。これにより、従来よりも重量の
ある大きな景品をフックに吊下させることができ、景品
の種類を増やしてゲームの景品を魅力的なものとするこ
とができる。また、多数の景品を吊るすことが可能とと
なるが、景品を掛止する一のフックを回動させて景品を
払出しするため、駆動部を大型化せず、コンパクトな構
成とすることができる。
【0077】また、請求項3記載の発明によれば、水平
方向に並設された複数のフックに各景品が吊下されるた
め、ゲーム装置正面から景品が見やすく、プレイヤが獲
得可能な景品の確認が容易に行える。また、請求項4記
載の発明によれば、高さ位置に異なる複数段の各支持部
材に複数のフックが並設されるため、より多くの景品を
吊るすことが可能になり、しかも多数の景品が見やすい
状態に吊るすことができる。
【0078】また、請求項5記載の発明によれば、支持
部材の取付面からの水平方向への突出位置が異なる複数
のフックを有するため、比較的小さな景品と大きな景品
を選択的に吊るすことができ、景品の種類を増やしてゲ
ームの景品を魅力的なものとすることができる。また、
請求項6記載の発明によれば、支持部材の前面及び後面
に複数のフックが取り付けられるため、より多くの景品
を吊るすことができ、ゲーム店側での景品の補充回数を
減らして景品管理を容易にすることができる。
【0079】また、請求項7記載の発明によれば、複数
のフックが支持部材の所定取付位置に取り外し可能に取
り付けられているので、景品の大きさに応じてフックの
種類を変更したり、あるいはフックの取り付け間隔を任
意の間隔に変更することもの可能となる。また、請求項
8記載の発明によれば、複数のフックが支持部材の内部
を移動する移動体の移動位置に連動して順次回動するた
め、景品の払出しが容易に行えると共に駆動部の負担を
軽減することができる。
【0080】また、請求項9記載の発明によれば、複数
のフックが支持部材の内部を設けられた駆動部材の動作
により個別に回動するため、景品の払出しが容易に行え
ると共に駆動部の負担を軽減することができる。また、
請求項10記載の発明によれば、景品払出し機構が筐体
の扉の開動作により筐体の外部に引き出されるように移
動可能に取り付けられているので、景品の補充作業が簡
単に行える。そのため、景品補充時間を短縮して景品補
充の作業効率を高めることができる。
【0081】また、請求項11記載の発明によれば、景
品払出し機構がゲームの結果に応じて複数のフックのう
ち一のフックを回動させて景品を落下させるため、ゲー
ムの結果が当たりとでるか、あるいはハズレとでるかに
よって景品を獲得できたり、獲得できない場合もあるの
で、ゲーム結果がでるまで楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる商品払出し機構が適用された景品
獲得ゲーム装置の一実施例の斜視図である。
【図2】景品獲得ゲーム装置の正面図である。
【図3】景品獲得ゲーム装置の左側面図である。
【図4】景品獲得ゲーム装置の平面図である。
【図5】景品獲得ゲーム装置の右側面図である。
【図6】景品獲得ゲーム装置の背面図である。
【図7】景品獲得ゲーム装置の底面図である。
【図8】フック21の構成を説明するための図である。
【図9】突出位置の異なるフック21’の構成を説明す
るための図である。
【図10】景品支持ブロック19の構成を示す斜視図で
ある。
【図11】景品払出し機構46の構成を示す斜視図であ
る。
【図12】フック21の回動角度を示す正面図である。
【図13】景品獲得ゲーム装置11の制御システム構成
を示すブロック図である。
【図14】制御回路60が実行する制御処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図15】S16,20の景品払出し処理のサブルーチ
ンを説明するためのフローチャートである。
【図16】フック21に各種の景品が選択的の吊るされ
る様子を説明するための図である。
【図17】フック21から景品を落下させる様子を説明
するための図である。
【図18】大きさの異なる景品をフック21に吊るす場
合の配置パターンを示す図である。
【図19】景品獲得ゲーム装置11のガラス扉14が閉
じた状態を示す斜視図である。
【図20】景品獲得ゲーム装置11のガラス扉14が開
いた状態を示す斜視図である。
【図21】景品獲得ゲーム装置11の各景品支持ブロッ
ク19を回動させた状態を示す斜視図である。
【図22】本発明の変形例1を示す図である。
【図23】本発明の変形例2を示す図である。
【符号の説明】 11 景品獲得ゲーム装置 12 筐体 14 ガラス扉 16 景品収納室 17 景品陳列棚 18 景品支持ベース 19 景品支持ブロック 20 景品 20a キーチェーンマスコット 20b 袋もの景品 20c 台紙付き景品 21,21’ フック 22 ルーレットゲーム 26 スタート釦スイッチ 27 操作部 28 ハンドル 30 景品受取口 36 景品検出センサ 37,37’ フック本体 38 掛止部 41 軸 45 ハウジング 46 景品払出し機構 48 マーカ 49 駆動部 50 タイミングベルト 51 移動体 52 レバー 53 扇形ギヤ 54 ギヤ 57 ギヤ機構 58 フック回動部 60 制御回路 70 ヒンジ 72 景品支持ブロック 74 景品払出し機構 75 ソレノイド 76 ガイドレール 77 プランジャ 78 フック 79 軸 80 トーションバネ 81 掛止部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の商品が吊り下げられ、該複数の商
    品のうち任意の商品を落下させる商品払出し機構におい
    て、 前記商品が吊下される複数のフックと、 該複数のフックのうち一のフックを回動させて前記商品
    を落下させるフック回動部と、 を備えてなることを特徴とする商品払出し機構。
  2. 【請求項2】 複数の景品が吊り下げられ、ゲーム結果
    に応じて一の景品を落下させる景品払出し機構を有する
    景品獲得ゲーム装置において、 前記景品払出し機構は、 前記景品が吊下される複数のフックと、 該複数のフックのうち一のフックを回動させて前記景品
    を落下させるフック回動部と、 を備えてなることを特徴とする景品獲得ゲーム装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項2記載の景品獲得ゲーム装置
    であって、 前記複数のフックは、ゲーム装置正面に対し水平方向に
    並設されたことを特徴とする景品獲得ゲーム装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項2及び請求項3記載の景品獲
    得ゲーム装置であって、 前記複数のフックは、高さ位置に異なる複数段の各支持
    部材に並設されたことを特徴とする景品獲得ゲーム装
    置。
  5. 【請求項5】 前記請求項2乃至請求項4記載の景品獲
    得ゲーム装置であって、 前記複数のフックは、前記支持部材の取付面からの水平
    方向への突出位置が異なるように形成されたことを特徴
    とする景品獲得ゲーム装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項4及び請求項5記載の景品獲
    得ゲーム装置であって、 前記複数のフックは、前記支持部材の前面及び後面に取
    り付けられたことを特徴とする景品獲得ゲーム装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項4乃至請求項6記載の景品獲
    得ゲーム装置であって、 前記複数のフックは、前記支持部材の所定取付位置に取
    り外し可能に取り付けられたことを特徴とする景品獲得
    ゲーム装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項4乃至請求項7記載の景品獲
    得ゲーム装置であって、 前記複数のフックは、前記支持部材の内部を移動する移
    動体の移動位置に連動して順次回動することを特徴とす
    る景品獲得ゲーム装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項4乃至請求項8記載の景品獲
    得ゲーム装置であって、 前記複数のフックは、前記支持部材の内部を設けられた
    駆動部材の動作により個別に回動することを特徴とする
    景品獲得ゲーム装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項2記載の景品獲得ゲーム装
    置であって、 前記景品払出し機構は、 筐体の扉の開動作により前記筐体の外部に引き出される
    ように移動可能に取り付けられていることを特徴とする
    景品獲得ゲーム装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項2記載の景品獲得ゲーム装
    置であって、 前記景品払出し機構は、 ゲームの結果に応じて複数のフックのうち一のフックを
    回動させて前記景品を落下させることを特徴とする景品
    獲得ゲーム装置。
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