JPH11225011A - 携帯無線機 - Google Patents

携帯無線機

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JPH11225011A
JPH11225011A JP10025979A JP2597998A JPH11225011A JP H11225011 A JPH11225011 A JP H11225011A JP 10025979 A JP10025979 A JP 10025979A JP 2597998 A JP2597998 A JP 2597998A JP H11225011 A JPH11225011 A JP H11225011A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shield case
antenna
conductor plate
radiation conductor
wireless device
Prior art date
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Pending
Application number
JP10025979A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Kuroda
慎一 黒田
Yoshitaka Kanayama
佳貴 金山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アンテナの基本的な性能を維持しながら携帯無
線機を薄型化する。 【解決手段】この携帯無線機では、シールドケースの一
方の面(正面)と対向するように、シールドケースの他
方の面(背面)の略同一面上に放射導体板15が構成さ
れ、この放射導体板15とこれと対向するシールドケー
ス11の一方の面とが短絡導体16によって接続され
る。したがって、アンテナ22自体をシールドケース1
1の厚みと同程度まで確保することができ、たとえ携帯
無線機20を薄型化しても、アンテナ22の厚みを十分
に確保することができる。したがって、有効な周波数帯
域幅の確保や放射効率の維持などのアンテナの基本的な
性能を維持しながら携帯無線機20を薄型化することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば携帯電話
に適用して好適な携帯無線機に関する。詳しくは、シー
ルドケースの一方の面と対向するように、シールドケー
スの他方の面の略同一面上に放射導体板を構成し、この
放射導体板とこれと対向するシールドケースの一方の面
とを短絡導体によって接続することによって、周波数帯
域幅の確保や放射効率の維持などのアンテナの基本性能
を維持しながら、携帯無線機本体を薄型化できるように
したものである。
【0002】
【従来の技術】携帯無線機などに内蔵されるアンテナと
しては2つの導電性板材が対向するように配設されて構
成されたものがある。図4は従来の携帯無線機10に内
蔵されたアンテナ周辺の構成を示す。同図に示すよう
に、携帯無線機10は箱状のシールドケース11、これ
の外側(この例では背面側)に取り付けられた送信又は
受信用のアンテナ12及びこれらが内装される筐体13
を有している。
【0003】図4及び図5に示すように、アンテナ12
は無線回路14に接続された放射導体板15、シールド
ケース11と放射導体板15とを電気的に接続するため
の短絡導体16及び放射導体板15の任意の箇所に接続
され、放射導体板15と無線回路14の間で信号を伝送
するための給電導線18とを有している。
【0004】放射導体板15は非導電性の材質で形成さ
れた3個の支持棒17によってシールドケース11から
所定の距離を保持するように取り付けられている。これ
により、このアンテナ12では、図4及び図5のように
放射導体板15とシールドケース11の一部が互いに対
向するような位置関係となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4、図5
に示したような携帯無線機10では、携帯無線機10を
薄型に構成するためには、放射導体板15とシールドケ
ース11の間隔を狭めてアンテナ12を薄型に構成する
ことが考えられる。
【0006】しかしながら、アンテナ12の厚みを所定
の厚さより薄くしてしまうと、有効な周波数帯域幅の確
保や放射効率の維持などといったアンテナ12の基本的
な性能が著しく低下し、安定した性能が得られなくなる
という問題が生じる。
【0007】そこで、この発明は、上述した問題を解決
したものであって、アンテナの基本性能を維持しなが
ら、無線機本体を薄型化できる携帯無線機を提供するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明に係る携帯無線機では、アンテナと、該ア
ンテナに接続された無線回路と、無線回路をシールドす
るシールドケースとを備え、アンテナは、無線回路が設
けられた基板の一方の側を覆うシールドケースの面を第
1面とし、第1面に対向した無線回路の基板の他方の側
を覆うシールドケースの面を第2面としたときに、第1
面と略同一面に隔離して配された放射導体板と、放射導
体板に接続されると共に、シールドケースの第1面と第
2面との間に配された短絡導電体とを有することを特徴
とするものである。
【0009】この発明によれば、シールドケースの一方
の面と対向するように、シールドケースの他方の面の略
同一面上に放射導体板が構成され、この放射導体板とこ
れと対向するシールドケースの一方の面とが短絡導体に
よって接続される。したがって、アンテナ自体をシール
ドケースの厚みと同程度まで確保することができ、たと
え携帯無線機を薄型化しても、アンテナの厚みを十分に
確保することができる。したがって、有効な周波数帯域
幅の確保や放射効率の維持などのアンテナの基本的な性
能を維持しながら携帯無線機を薄型化することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る携帯無線
機の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0011】図1はこの発明に係る第1の実施の形態で
ある携帯無線機20の構成を示す。この第1の実施の形
態では、2つの導電性板材が対向配置されることで構成
されたアンテナを金属や導電性樹脂などで構成された箱
状のシールドケースのほぼ同一面上に配置したものであ
る。
【0012】同図に示すように、携帯無線機20はケー
ス内部をシールドするためのシールドケース11、無線
信号の送信や受信をするためのアンテナ22及びこれら
が内装される筐体13とを有している。
【0013】図1及び図2に示すように、アンテナ22
はこの例では真鍮などの金属板で構成された放射導体板
15及び銅やアルミなどの導電性材料で構成された短絡
導体16を有している。放射導体板15はシールドケー
ス11の背面(第1面)にこれに略同一面となるような
位置に配設されている。
【0014】この放射導体板15はシールドケース11
と電気的に絶縁される必要があるため、この第1の実施
の形態では、シールドケース11の一部が取り除かれ、
そこに、放射導体板15がシールドケース11と接触し
ないように配される。この場合、シールドケース11は
図1のように背面、上面及び側面の一部が取り除かれる
が、シールドケース11内の無線回路14(図2)等を
シールドできるように密閉された構造になっている。
【0015】また、図1に示すように、放射導体板15
は導電性の材質で構成された板状の部材と対向するよう
に配される必要があるため、シールドケース11の正面
(第2面)は取り除かれずにそのまま残されたような形
状となっている。そして、この残された部分に放射導体
板15が非導電性のこの例では樹脂材で形成された3個
の支持棒17によって取付固定されている。放射導体板
15とシールドケース11の間は放射効率の低下等を防
ぐために空間になっており、その間隔は使用する周波数
範囲に対応して5〜6mm程度に設定されている。
【0016】また、図1及び図2のように放射導体板1
5とこれと対向するシールドケース11の間には短絡導
体16が支持棒17と並んで固定され、放射導体板15
とシールドケース11が電気的に接続されている。
【0017】そして、放射導体板15の任意の箇所と無
線回路14との間に給電導線18が接続され、これによ
り、放射導体板15と無線回路14の間で信号が伝送さ
れる。
【0018】以上のように、この第1の実施の形態で
は、アンテナ22自体をシールドケース11の厚みと同
程度まで確保することができ、たとえ携帯無線機20を
薄型化しても、アンテナ22の厚みを十分に確保するこ
とができる。したがって、有効な周波数帯域幅の確保や
放射効率の維持などのアンテナ22の基本的な性能を維
持しながら携帯無線機20を薄型化することができる。
【0019】続いて、この発明の第2の実施の形態につ
いて説明する。
【0020】図3は第2の実施の形態である携帯無線機
30の構成を示す。ここでは、放射導体板15がシール
ドケース11に一体化されて形成される。なお、第1の
実施の形態と同様の部分は同一符号を付しその詳細な説
明は省略する。
【0021】この携帯無線機30はシールドケース1
1、アンテナ22及びこれらが内装される筐体13とで
構成されている。アンテナ22は放射導体板15と短絡
導体16とを有している。
【0022】携帯無線機30におけるシールドケース1
1は非導電性の樹脂材で箱状に形成されており、これに
導電性のメッキを施してシールド部11aを構成するこ
とでケースとしてのシールド効果を得ている。このよう
なシールドケース11において、その背面(他方の面)
に略同一面となるように放射導体板15が同じくメッキ
処理によって構成される。
【0023】そのため、図3Bのようにシールドケース
11の放射導体板15が配される部分にはシールド用の
メッキは施されてなく、非導電性の樹脂材がむき出しに
なっており、この部分にメッキ処理が施されて放射導体
板15がシールドケース11に接触しないような状態で
構成される。さらに、放射導体板15にはメッキ処理に
より給電導線18が延設され、これが無線回路14に接
続されている。そして、放射導体板15とこれと対向す
るシールドケース11が短絡導体16によって電気的に
接続される。
【0024】このように、この第2の実施の形態では、
シールドケース11にメッキ処理を施すことで放射導体
板15を一体的に形成しているので、アンテナ22の構
成を簡単にすることができ、組み立て時の手間を省くこ
とができる。
【0025】また、シールドケース11の背面(他方の
面)上に放射導体板15を構成することで、この放射導
体板15とシールドケース11とを対向させているの
で、第1の実施の形態と同様に、有効な周波数帯域幅の
確保や放射効率の維持などのアンテナ22の基本的な性
能を維持しながら携帯無線機30を薄型化することがで
きる。
【0026】なお、この実施例では、放射導体板15と
シールドケース11は5〜6mm程度の間隔を保持する
ように設定されていると説明したが、これに限定される
ことはなく、放射導体板15とシールドケース11の間
隔は使用する周波数範囲に対応して適宜設定することが
できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る携
帯無線機では、シールドケースの一方の面と対向するよ
うに、シールドケースの他方の面の略同一面上に放射導
体板を構成し、この放射導体板とこれと対向するシール
ドケースの一方の面とを短絡導体によって接続したもの
である。
【0028】これにより、アンテナ自体をシールドケー
スの厚みと同程度まで確保することができ、たとえ携帯
無線機を薄型化しても、アンテナの厚みを十分に確保す
ることができる。
【0029】したがって、有効な周波数帯域幅の確保や
放射効率の維持などのアンテナの基本的な性能を維持し
ながら携帯無線機を薄型化することができる。
【0030】この発明は携帯電話などに適用して極めて
好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態である携帯無線機
20の要部を示す斜視図である。
【図2】携帯無線機20の側面図及び背面図である。
【図3】この発明の第2の実施の形態である携帯無線機
30の側面図及び背面図である。
【図4】従来の携帯無線機10の要部を示す斜視図であ
る。
【図5】従来の携帯無線機10の側面図及び背面図であ
る。
【符号の説明】
10,20,30・・・携帯無線機、11・・・シール
ドケース、12,22・・・アンテナ、13・・・筐
体、14・・・無線回路、15・・・放射導体板、16
・・・短絡導体、17・・・支持棒、18・・・給電導
線、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナと、該アンテナに接続された無
    線回路と、前記無線回路をシールドするシールドケース
    とを備え、 前記アンテナは、 前記無線回路が設けられた基板の一方の側を覆うシール
    ドケースの面を第1面とし、 前記第1面に対向した前記無線回路の基板の他方の側を
    覆うシールドケースの面を第2面としたときに、 前記第1面と略同一面に隔離して配された放射導体板
    と、 前記放射導体板に接続されると共に、前記シールドケー
    スの第1面と第2面との間に配された短絡導電体とを有
    することを特徴とする携帯無線機。
  2. 【請求項2】 前記放射導体板は前記シールドケースに
    一体的に設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の携帯無線機。
JP10025979A 1998-02-06 1998-02-06 携帯無線機 Pending JPH11225011A (ja)

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JP10025979A JPH11225011A (ja) 1998-02-06 1998-02-06 携帯無線機

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6603431B2 (en) 2000-08-29 2003-08-05 Nokia Mobile Phones Ltd. Mobile station and antenna arrangement in mobile station
JP2008011020A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Kyocera Corp 無線通信端末
JP2009004875A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Toshiba Corp 電子機器

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