JPH11224713A - コネクタハウジング - Google Patents

コネクタハウジング

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Publication number
JPH11224713A
JPH11224713A JP2361798A JP2361798A JPH11224713A JP H11224713 A JPH11224713 A JP H11224713A JP 2361798 A JP2361798 A JP 2361798A JP 2361798 A JP2361798 A JP 2361798A JP H11224713 A JPH11224713 A JP H11224713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lance
cavity
terminal fitting
connector housing
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2361798A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyobumi Ichida
清文 市田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2361798A priority Critical patent/JPH11224713A/ja
Publication of JPH11224713A publication Critical patent/JPH11224713A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子保持力を高めるべくランスを幅広に成形
できるようにする。 【解決手段】 コネクタハウジングHは、ランス15が
形成された本体部10に、キャビティ21が形成された
端子収容部20が装着されることにより構成されてい
る。このキャビティ21内には、雌側端子金具30が収
容され、ランス15により係止されるようになってい
る。後にキャビティ21の側壁22が装着されるスペー
スを利用して、ランス15を成形するようにしたため、
キャビティ21のほぼ全幅にわたる幅の広いランス15
を得ることができる。もって、ランス15の端子保持力
を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャビティ内に端
子金具に係止するランスを備えたコネクタハウジングに
関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコネクタハウジングの一般的な
構造は、例えば実開平2−16573号公報に記載され
たとおりであるが、これを模式的に示すと図4のように
なっている。すなわち、ハウジング本体1内には端子金
具5が挿入されるキャビティ2が形成される一方、この
キャビティ2の底面3に、端子金具5を抜け止め状態に
係止するためのランス4が撓み変形可能に設けられてい
る。そして、端子金具5がキャビティ2内に後面側から
挿入されると、ランス4が撓み変形しつつ押し込まれ、
正規位置に挿入されると、ランス4が復元変形しつつ端
子金具5に設けられたランスホールに嵌まることで、端
子金具5が抜け止め状態に係止されるようになってい
る。
【0003】ところで上記のようなコネクタハウジング
は、合成樹脂を素材として一対の金型内で成形される。
この場合、キャビティ2やランス4の撓み空間等の凹部
は、金型のパーティングラインに立てられたピンによっ
て形成されるのであるが、ランス4も撓み変形可能に配
される必要があることから、図5に示すように、キャビ
ティ2の側壁6との間に隙間7を設けて成形されねばな
らず、この隙間7も同様に金型に立てられたピンによっ
て形成されることになる。
【0004】その際、ランス4の両側の隙間7を形成す
るためのピンは、その強度確保のために一定の肉厚が必
要とされ、必然的にその肉厚に対応した隙間7がランス
4の両側に占められることになる。言い換えると、ラン
ス4の幅は、キャビティ2の全幅から両側の隙間7の部
分を除いた寸法に限られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方近年では、端子金
具5は小型化される傾向にあり、それに伴いキャビティ
2の幅も狭くなっている。しかしながら、狭いキャビテ
ィ2についても、上記のように最低限の隙間寸法は確保
しなければならないため、その分ランス4の幅を狭く成
形せざるを得ない。このようにランス4の幅が狭くなれ
ば、端子金具5の引き抜き力に抗しきれない、すなわち
端子保持力の点で問題が出るおそれがあった。本発明は
上記のような事情に基づいて完成されたものであって、
その目的は、端子保持力を高めるべくランスを幅広に成
形できるようにするところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、端子金具の挿入さ
れるキャビティ内に端子金具に係止する撓み変形可能な
ランスを設けたコネクタハウジングにおいて、前記キャ
ビティにおける前記ランスの幅方向の両側に位置する側
壁の部分を別体に形成し、この側壁部分を後から装着し
た構成としたところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>成形時に
は、後で側壁部分が装着されるスペースを両側に設けた
状態でランスが成形される。その後スペースに、別体と
して形成された側壁部分を装着することでキャビティが
形成される。これによりランスは、キャビティのほぼ全
幅にわたる幅寸法を保有することが可能になる。もって
ランスの端子保持力を高めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1ないし
図3に基づいて説明する。この実施形態では、雌側のコ
ネクタハウジングH(以下ではハウジングという)につ
いて適用した場合を例示している。ハウジングHは、図
1に示すように、本体部10と端子収容部20とに分け
て別体として形成されており、この本体部10に端子収
容部20を装着することで構成されている(図2参
照)。
【0009】本体部10は、合成樹脂を素材として成形
金型を用いて成形され、外形が略ブロック状をなしてい
る。本体部10の前面側には、端子収容部20を装着す
るための装着空間12が、所定の厚みの周縁部を残して
中央部よりも少し後方の位置まで凹み形成されている。
一方後面側には、雌側端子金具30が挿入される複数の
挿入孔13が整列して形成され、それぞれの前端側は装
着空間12に開口している。各挿入孔13の底面14の
前端部からは、装着空間12に向けてランス15が突出
して形成されている。
【0010】端子収容部20は、同じく合成樹脂材を素
材として別の成形金型によって成形され、上記の本体部
10の装着空間12内に嵌合可能なブロック状に形成さ
れている。端子収容部20内には、雌側端子金具30の
主に前端の接続部分を収容するための複数のキャビティ
21が、本体部10内に形成された挿入孔13に対応し
て形成されている。ここで各キャビティ21の左右の側
壁22の間の間隔は、図3に示すようにランス15の幅
よりも少し大きい寸法であり、言い換えると、ランス1
5の幅はキャビティ21の両側壁22との間に僅かな隙
間26を残す程度に幅広に形成されている。
【0011】各キャビティ21の奥側の底面には、ラン
ス15が下方に撓み変形することを許容する撓み空間2
3が形成されている。またキャビティ21の前面には、
図示しない相手の雄側端子金具のタブが挿入される挿入
開口24が形成されているとともに、その下方には、ラ
ンス15を下方に撓み変形させて雌側端子金具30に対
する係止を解除するための治具を挿入することが可能な
解除空間25が形成されている。
【0012】上記のような構造の端子収容部20が、図
1の矢線に示すように本体部10の装着空間12内に前
方から嵌合され、端子収容部20の外面と装着空間12
の内面との間に設けられた図示しないロック機構を介し
て、図2に示すように一体的に組み付けられる。ここ
で、端子収容部20の各キャビティ21は、本体部10
の対応する挿入孔13と前後に整合して連通される。ま
たランス15は、キャビティ21内の奥側に入り込んで
収容され、図3に示すように、ランス15とキャビティ
21の両側壁22との間には僅かな隙間26が構成さ
れ、ランス15が撓み空間23に向けて撓み変形可能な
状態となる。
【0013】したがって、挿入孔13の後面から雌側端
子金具30が挿入されると、ランス15を下方に向けて
撓み変形させつつ押し込まれ、図2の鎖線に示すよう
に、雌側端子金具30が正規位置まで押し込まれると、
ランス15が復元変形しつつ雌側端子金具30のアゴ部
に係止することで、雌側端子金具30が抜け止め状態で
収容されることになる。
【0014】ところで本体部10は、上記したように一
対の成形金型によって成形され、ランス15の両側に設
けられる隙間等は、一方の金型の接合面から突設された
成形ピンを抜き差しすることで形成される。このような
成形ピンは、成形作業を行う際に加わる力に耐え得る強
度を保つ等のために、ある程度の厚みを必要としてい
る。
【0015】そのため従来のように、キャビティ21と
ランス15とを同一金型内で一度に成形する場合には、
キャビティ21の両側に相応の厚みを持ったピンが挿入
されることになるので、ランス15とキャビティ21の
両側壁22の間にはピンの厚みに相当する隙間ができ、
言い換えると、ランス15の幅が狭くならざるを得な
い。
【0016】その点この実施形態では、キャビティ21
の側壁22を有する端子収容部20と、ランス15を有
する本体部10とをそれぞれ別の金型を用いて成形する
ようにしたため、本体部10のランス15を成形する際
に、後にキャビティ21の両側の側壁22が装着される
スペースにランス15を成形するための成形ピンを挿入
して、ランス15を成形することができる。そのためラ
ンス15を、後から構成されるキャビティ21のほぼ全
幅に匹敵する幅に成形することができるのである。
【0017】以上説明したように本実施形態によれば、
キャビティ21の側壁22を有する端子収容部20を、
ランス15を有する本体部10とは別体に成形するよう
にしたから、本体部10を成形する際に、後に装着され
るキャビティ21の側壁22のスペースに金型のピンを
挿入してランス15を成形できる。これにより、ランス
15は、キャビティ21のほぼ全幅にわたる幅寸法を保
有することができ、最大限の端子保持力を発揮すること
ができる。
【0018】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)端子収容部を本体部の装着空間に装着するには、
圧入する、もしくは接着剤を使用して接着する等の方法
を用いてもよい。 (2)本発明は、雄側のハウジングも含めて、要はキャ
ビティ内にランスを備えたコネクタハウジング全般に広
く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る組み付け前の状態の
断面図
【図2】組み付け後の断面図
【図3】図2のX−X線断面図
【図4】従来例の縦断面図
【図5】図4のy−y線断面図
【符号の説明】
10…本体部 15…ランス 20…端子収容部 21…キャビティ 22…側壁 23…撓み空間 H…コネクタハウジング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具の挿入されるキャビティ内に端
    子金具に係止する撓み変形可能なランスを設けたコネク
    タハウジングにおいて、 前記キャビティにおける前記ランスの幅方向の両側に位
    置する側壁の部分を別体に形成し、この側壁部分を後か
    ら装着したことを特徴とするコネクタハウジング。
JP2361798A 1998-02-04 1998-02-04 コネクタハウジング Pending JPH11224713A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2361798A JPH11224713A (ja) 1998-02-04 1998-02-04 コネクタハウジング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2361798A JPH11224713A (ja) 1998-02-04 1998-02-04 コネクタハウジング

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002131561A Division JP3714278B2 (ja) 2002-05-07 2002-05-07 コネクタハウジング

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11224713A true JPH11224713A (ja) 1999-08-17

Family

ID=12115578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2361798A Pending JPH11224713A (ja) 1998-02-04 1998-02-04 コネクタハウジング

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JP (1) JPH11224713A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6817900B2 (en) 2001-07-31 2004-11-16 Yazaki Corporation Electrical connector having terminal locking structure

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6817900B2 (en) 2001-07-31 2004-11-16 Yazaki Corporation Electrical connector having terminal locking structure

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