JPH11224558A - 防水押しボタンスイッチ - Google Patents
防水押しボタンスイッチInfo
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- JPH11224558A JPH11224558A JP10023385A JP2338598A JPH11224558A JP H11224558 A JPH11224558 A JP H11224558A JP 10023385 A JP10023385 A JP 10023385A JP 2338598 A JP2338598 A JP 2338598A JP H11224558 A JPH11224558 A JP H11224558A
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- JP
- Japan
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- waterproof
- pressed
- button switch
- opening
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- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
- Push-Button Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 操作性と組立作業性に優れる防水押しボタン
スイッチを得る。 【構成】 防水機器のボディの外表面と内面を連通する
開口;この開口内に移動可能に支持された操作部材;お
よび、この操作部材より内側に位置し該操作部材を介し
て押圧操作される軸部と、この軸部とボディの間に膜状
に介在して該軸部を所定位置に保持し、軸部が押圧操作
されたとき弾性変形してボディ内側のスイッチ部材を操
作する方向へ該軸部を移動させる弾性支持部の一体構造
からなり、上記操作部材の内側で上記開口を水密に塞ぐ
防水被押圧部材;を備えた防水押しボタンスイッチ。
スイッチを得る。 【構成】 防水機器のボディの外表面と内面を連通する
開口;この開口内に移動可能に支持された操作部材;お
よび、この操作部材より内側に位置し該操作部材を介し
て押圧操作される軸部と、この軸部とボディの間に膜状
に介在して該軸部を所定位置に保持し、軸部が押圧操作
されたとき弾性変形してボディ内側のスイッチ部材を操
作する方向へ該軸部を移動させる弾性支持部の一体構造
からなり、上記操作部材の内側で上記開口を水密に塞ぐ
防水被押圧部材;を備えた防水押しボタンスイッチ。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、防水押しボタンスイッチに関す
る。
る。
【0002】
【従来技術及びその問題点】防水押しボタンスイッチに
は、ひとつの押しボタン部材に防水構造と移動支持構造
を持たせて構造を簡略化したものがある。この種の防水
押しボタンスイッチの一例を図2に示した。この押しボ
タンスイッチは、防水機器のボディ51に穿設した開口
52に、ボタン部材53を支持してなっている。ボタン
部材53は全体がゴムなどの非通水性の弾性材料で形成
され、円柱状の本体部54の外周面からは、ボディ51
の内側に向けて広がる部分円錐状の弾性支持部55が延
設されている。弾性支持部55の外縁部56は、ボディ
51内面側に突設した環状リブ57に接着剤で固定され
ている。同図に符号58で示す箇所が接着面であり、こ
の接着により開口52が水密に塞がれる。また、ボタン
部材53の本体部分54には、ボディ51の内方に臨む
側の端面に導電部59が設けられている。ボタン部材5
3の本体部54は、押圧しない状態では弾性支持部55
によって図2の位置に保持されている。そして本体部5
4の押圧操作面54aを外部から押圧操作すると、弾性
支持部55が弾性変形して本体部54がボディ51の内
方に移動する。これにより導電部59がボディ51内に
設けた電気接点60に接触してスイッチが入る。押圧操
作を解除すれば、弾性支持部55が復元して本体部54
は図2の位置に戻る。
は、ひとつの押しボタン部材に防水構造と移動支持構造
を持たせて構造を簡略化したものがある。この種の防水
押しボタンスイッチの一例を図2に示した。この押しボ
タンスイッチは、防水機器のボディ51に穿設した開口
52に、ボタン部材53を支持してなっている。ボタン
部材53は全体がゴムなどの非通水性の弾性材料で形成
され、円柱状の本体部54の外周面からは、ボディ51
の内側に向けて広がる部分円錐状の弾性支持部55が延
設されている。弾性支持部55の外縁部56は、ボディ
51内面側に突設した環状リブ57に接着剤で固定され
ている。同図に符号58で示す箇所が接着面であり、こ
の接着により開口52が水密に塞がれる。また、ボタン
部材53の本体部分54には、ボディ51の内方に臨む
側の端面に導電部59が設けられている。ボタン部材5
3の本体部54は、押圧しない状態では弾性支持部55
によって図2の位置に保持されている。そして本体部5
4の押圧操作面54aを外部から押圧操作すると、弾性
支持部55が弾性変形して本体部54がボディ51の内
方に移動する。これにより導電部59がボディ51内に
設けた電気接点60に接触してスイッチが入る。押圧操
作を解除すれば、弾性支持部55が復元して本体部54
は図2の位置に戻る。
【0003】この押しボタンスイッチでは、ボタン部材
53が径方向に広がる弾性支持部55を有するため、ボ
ディ51における一定の配置スペースに対して、本体部
54の径サイズは小さくならざるを得ない。本体部54
が小さいと外部に露出する押圧操作面54aが狭くなる
ため押しにくい。また、ボタン部材53自体が弾性材料
からなっているのでスイッチのクリック感が吸収されや
すく、押し切った感触を得にくい。さらに図2の例で
は、ボタン部材53とボディ51の接着面がボディ51
の内外のいずれからも見えないため、接着剤の塗布状態
を確認できず、組立工程において必要な防水性が得られ
ているか否かの確認が難しい。
53が径方向に広がる弾性支持部55を有するため、ボ
ディ51における一定の配置スペースに対して、本体部
54の径サイズは小さくならざるを得ない。本体部54
が小さいと外部に露出する押圧操作面54aが狭くなる
ため押しにくい。また、ボタン部材53自体が弾性材料
からなっているのでスイッチのクリック感が吸収されや
すく、押し切った感触を得にくい。さらに図2の例で
は、ボタン部材53とボディ51の接着面がボディ51
の内外のいずれからも見えないため、接着剤の塗布状態
を確認できず、組立工程において必要な防水性が得られ
ているか否かの確認が難しい。
【0004】
【発明の目的】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされ
たものであり、操作性と組立作業性に優れる防水押しボ
タンスイッチを得ることを目的とする。
たものであり、操作性と組立作業性に優れる防水押しボ
タンスイッチを得ることを目的とする。
【0005】
【発明の概要】本発明の防水押しボタンスイッチは、防
水機器のボディの外表面と内面を連通する開口;この開
口内に移動可能に支持された操作部材;および、この操
作部材より内側に位置し該操作部材を介して押圧操作さ
れる軸部と、この軸部とボディの間に膜状に介在して該
軸部を所定位置に保持し、軸部が押圧操作されたとき弾
性変形してボディ内側のスイッチ部材を操作する方向へ
該軸部を移動させる弾性支持部の一体構造からなり、上
記操作部材の内側で上記開口を水密に塞ぐ防水被押圧部
材;を備えたことを特徴としている。操作部材と防水被
押圧部材を別に設けたため、操作性を向上させることが
可能である。
水機器のボディの外表面と内面を連通する開口;この開
口内に移動可能に支持された操作部材;および、この操
作部材より内側に位置し該操作部材を介して押圧操作さ
れる軸部と、この軸部とボディの間に膜状に介在して該
軸部を所定位置に保持し、軸部が押圧操作されたとき弾
性変形してボディ内側のスイッチ部材を操作する方向へ
該軸部を移動させる弾性支持部の一体構造からなり、上
記操作部材の内側で上記開口を水密に塞ぐ防水被押圧部
材;を備えたことを特徴としている。操作部材と防水被
押圧部材を別に設けたため、操作性を向上させることが
可能である。
【0006】操作性を向上させるため、操作部材は、防
水被押圧部材の軸部よりも開口平面方向に大きいことが
望ましい。また操作部材と防水被押圧部材は異なる材料
からなっていることが望ましい。
水被押圧部材の軸部よりも開口平面方向に大きいことが
望ましい。また操作部材と防水被押圧部材は異なる材料
からなっていることが望ましい。
【0007】防水被押圧部材の弾性支持部は、ボディの
内面に当接する外縁フランジを有し、ボディ内面にはこ
の外縁フランジを囲む環状壁が突設され、この環状壁の
内周面と外縁フランジの間が接着剤で水密に固定される
ことが好ましい。これにより接着箇所がボディ内側に露
出し、接着状態の確認が容易で作業性が向上する。この
場合、防水被押圧部材は、軸部が押圧操作されないとき
該軸部のボディ内方の端部が上記外縁フランジとほぼ同
じ面位置にあり、環状壁は該面位置よりもボディ内側方
向に多く突出していることが好ましい。
内面に当接する外縁フランジを有し、ボディ内面にはこ
の外縁フランジを囲む環状壁が突設され、この環状壁の
内周面と外縁フランジの間が接着剤で水密に固定される
ことが好ましい。これにより接着箇所がボディ内側に露
出し、接着状態の確認が容易で作業性が向上する。この
場合、防水被押圧部材は、軸部が押圧操作されないとき
該軸部のボディ内方の端部が上記外縁フランジとほぼ同
じ面位置にあり、環状壁は該面位置よりもボディ内側方
向に多く突出していることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施形態を示
す。防水機器のボディ11には、その外表面と内面を連
通する開口12が穿設されている。同図中では上方がボ
ディ11の外側、下方がボディ11の内側である。図1
は断面であるため表れていないが開口12は円形開口で
あり、その内周面の一部が軸線方向に切除されて一対の
移動案内溝13が形成されている。
す。防水機器のボディ11には、その外表面と内面を連
通する開口12が穿設されている。同図中では上方がボ
ディ11の外側、下方がボディ11の内側である。図1
は断面であるため表れていないが開口12は円形開口で
あり、その内周面の一部が軸線方向に切除されて一対の
移動案内溝13が形成されている。
【0009】ボディ11の内面側には、開口12の周囲
に該開口12の内周面と略直交する環状の内支持面14
が形成され、この環状の内支持面14の周囲には、ボデ
ィ11の内側方向(図1の下方)へ環状壁15が突設さ
れている。環状壁15の内周には、上記の内支持面14
に略直交する円筒内面15aと、この円筒内面15aに
連続してボディ11の内側に向けて広がる傾斜面15b
が形成されている。
に該開口12の内周面と略直交する環状の内支持面14
が形成され、この環状の内支持面14の周囲には、ボデ
ィ11の内側方向(図1の下方)へ環状壁15が突設さ
れている。環状壁15の内周には、上記の内支持面14
に略直交する円筒内面15aと、この円筒内面15aに
連続してボディ11の内側に向けて広がる傾斜面15b
が形成されている。
【0010】操作部材16は、押圧操作面16aを外部
に臨ませて略円形の開口12に支持される。操作部材1
6は、開口12の内径よりわずかに小さい外径の円筒状
部材であり、その下端付近の側面から一対の被案内突起
17が突出されている。一対の被案内突起17は、上記
の一対の移動案内溝13にスライド可能に嵌まってお
り、これにより操作部材16はボディ11に対して開口
12の軸線方向に移動可能に支持される。操作部材16
は、一対の被案内突起17が移動案内溝13の上端部に
当接する位置で外部方向に抜け止めされ、この抜け止め
された移動位置が操作部材16の外方への最大突出位置
(図1)となる。また、操作部材16には、押圧操作面
16aの裏側に円筒状の押圧突起18が突設されてい
る。本実施形態において、操作部材16は硬質のプラス
チック成形品である。
に臨ませて略円形の開口12に支持される。操作部材1
6は、開口12の内径よりわずかに小さい外径の円筒状
部材であり、その下端付近の側面から一対の被案内突起
17が突出されている。一対の被案内突起17は、上記
の一対の移動案内溝13にスライド可能に嵌まってお
り、これにより操作部材16はボディ11に対して開口
12の軸線方向に移動可能に支持される。操作部材16
は、一対の被案内突起17が移動案内溝13の上端部に
当接する位置で外部方向に抜け止めされ、この抜け止め
された移動位置が操作部材16の外方への最大突出位置
(図1)となる。また、操作部材16には、押圧操作面
16aの裏側に円筒状の押圧突起18が突設されてい
る。本実施形態において、操作部材16は硬質のプラス
チック成形品である。
【0011】開口12内において、操作部材16より内
側には該操作部材16によって押圧操作される防水被押
圧部材20が配置されている。防水被押圧部材20は、
弾性と非通水性を兼ね備えたゴム材料からなっていて、
円柱状の軸部21と、この軸部21の外周面からボディ
11の内側に向けて広がる部分円錐形状の弾性支持部2
2を有している。軸部21は上記の操作部材16よりも
外径が小さく、弾性支持部22は、この軸部21の周囲
の開口12内を塞ぐような膜状に形成されている。弾性
支持部22は、操作部材16を押圧操作しないときには
軸部21を図1の位置に保持しているが、操作部材16
を介して軸部21に押圧力が作用したときには弾性変形
して軸部21を該押圧方向に移動させることが可能であ
る。軸部21の下側の端部には導電材料からなる導電部
24が設けられており、この導電部24の下方には、ボ
ディ11内に固定された電気接点(スイッチ部材)27
が設けられている。電気接点27は、フレキシブル基板
27aの一部として形成されている。
側には該操作部材16によって押圧操作される防水被押
圧部材20が配置されている。防水被押圧部材20は、
弾性と非通水性を兼ね備えたゴム材料からなっていて、
円柱状の軸部21と、この軸部21の外周面からボディ
11の内側に向けて広がる部分円錐形状の弾性支持部2
2を有している。軸部21は上記の操作部材16よりも
外径が小さく、弾性支持部22は、この軸部21の周囲
の開口12内を塞ぐような膜状に形成されている。弾性
支持部22は、操作部材16を押圧操作しないときには
軸部21を図1の位置に保持しているが、操作部材16
を介して軸部21に押圧力が作用したときには弾性変形
して軸部21を該押圧方向に移動させることが可能であ
る。軸部21の下側の端部には導電材料からなる導電部
24が設けられており、この導電部24の下方には、ボ
ディ11内に固定された電気接点(スイッチ部材)27
が設けられている。電気接点27は、フレキシブル基板
27aの一部として形成されている。
【0012】弾性支持部22は、ボディ11の内支持面
14に当接する外縁フランジ23を有している。外縁フ
ランジ23の外径は、上記の環状壁15の円筒内面15
aの内径よりも小さく、外縁フランジ23が内支持面1
4に当接したとき、その周縁と円筒内面15aとの間に
若干の隙間がある。なお、環状壁15の円筒内面15a
の高さは、この外縁フランジ23の厚みと略等しい。
14に当接する外縁フランジ23を有している。外縁フ
ランジ23の外径は、上記の環状壁15の円筒内面15
aの内径よりも小さく、外縁フランジ23が内支持面1
4に当接したとき、その周縁と円筒内面15aとの間に
若干の隙間がある。なお、環状壁15の円筒内面15a
の高さは、この外縁フランジ23の厚みと略等しい。
【0013】弾性支持部22の外縁フランジ23は、接
着剤25によってボディ11に固定される。この接着剤
25は、環状壁15内周の傾斜面15bに沿って塗布さ
れ、外縁フランジ23と円筒内面15aの隙間にも流入
する。この接着剤25により防水被押圧部材20はボデ
ィ11に固定される。
着剤25によってボディ11に固定される。この接着剤
25は、環状壁15内周の傾斜面15bに沿って塗布さ
れ、外縁フランジ23と円筒内面15aの隙間にも流入
する。この接着剤25により防水被押圧部材20はボデ
ィ11に固定される。
【0014】接着剤25は、固まった状態で非通水性を
有し、外縁フランジ23とボディ11(環状壁15)の
間を水密に塞ぐ。前述したように、防水被押圧部材20
は全体が非通水性材料からなっており、軸部21の周囲
の開口12内を膜状の弾性支持部22が塞いでいる。従
って弾性支持部22の外縁フランジ23を接着剤25で
水密に固定することにより、防水被押圧部材20から下
方のボディ11内部は防水構造となる。
有し、外縁フランジ23とボディ11(環状壁15)の
間を水密に塞ぐ。前述したように、防水被押圧部材20
は全体が非通水性材料からなっており、軸部21の周囲
の開口12内を膜状の弾性支持部22が塞いでいる。従
って弾性支持部22の外縁フランジ23を接着剤25で
水密に固定することにより、防水被押圧部材20から下
方のボディ11内部は防水構造となる。
【0015】次に以上の防水押しボタンスイッチの動作
を説明する。弾性支持部22は、操作部材16を押圧し
ない状態において、防水被押圧部材20を図1に示す位
置に保持している。このとき、防水被押圧部材20の軸
部21の上端面が操作部材16の押圧突起18に当接し
て、操作部材16を前述の最大突出位置に保持してい
る。ボディ11内では、操作部材16を押圧しないとき
には防水被押圧部材20の導電部24は電気接点27か
ら離間している。
を説明する。弾性支持部22は、操作部材16を押圧し
ない状態において、防水被押圧部材20を図1に示す位
置に保持している。このとき、防水被押圧部材20の軸
部21の上端面が操作部材16の押圧突起18に当接し
て、操作部材16を前述の最大突出位置に保持してい
る。ボディ11内では、操作部材16を押圧しないとき
には防水被押圧部材20の導電部24は電気接点27か
ら離間している。
【0016】図1から明らかなように、操作部材16を
押圧しないとき、防水被押圧部材20の導電部24は外
縁フランジ23とほぼ同じ面位置にあって、ボディ11
の環状壁15はこの導電部24よりもボディ内側方向に
突出している。電気接点27を有するフレキシブル基板
27aは、例えば両面テープでボディ11内に固定され
るが、固定が十分でない場合に浮き上がってしまい、電
気接点27が導電部24に近くなりすぎる可能性があ
る。すると操作部材16を押圧していないにもかかわら
ず導電部24と電気接点27が接触したり、操作部材1
6が所定のストロークに達する前に該接触が生じたりす
る。そこで本実施形態では、環状壁15を導電部24よ
りもボディ内方に突出させることでフレキシブル基板2
7aの浮き上がりを抑え、導電部24と電気接点27が
接触するまでのストローク量を一定以上に確保してい
る。
押圧しないとき、防水被押圧部材20の導電部24は外
縁フランジ23とほぼ同じ面位置にあって、ボディ11
の環状壁15はこの導電部24よりもボディ内側方向に
突出している。電気接点27を有するフレキシブル基板
27aは、例えば両面テープでボディ11内に固定され
るが、固定が十分でない場合に浮き上がってしまい、電
気接点27が導電部24に近くなりすぎる可能性があ
る。すると操作部材16を押圧していないにもかかわら
ず導電部24と電気接点27が接触したり、操作部材1
6が所定のストロークに達する前に該接触が生じたりす
る。そこで本実施形態では、環状壁15を導電部24よ
りもボディ内方に突出させることでフレキシブル基板2
7aの浮き上がりを抑え、導電部24と電気接点27が
接触するまでのストローク量を一定以上に確保してい
る。
【0017】図1の状態から操作部材16の押圧操作面
16aを指などで押圧すると、操作部材16は一対の被
案内突起17が一対の移動案内溝13に案内されて下方
(ボディ11の内側方向)に移動する。すると操作部材
16の押圧突起18を介して防水被押圧部材20に同方
向への押圧力が加わり、この押圧力を受けて弾性支持部
22が弾性変形されて軸部21がボディ11内側方向へ
移動される。弾性支持部22が弾性変形するとき、操作
者には操作部材16を介してクリック感が伝わる。
16aを指などで押圧すると、操作部材16は一対の被
案内突起17が一対の移動案内溝13に案内されて下方
(ボディ11の内側方向)に移動する。すると操作部材
16の押圧突起18を介して防水被押圧部材20に同方
向への押圧力が加わり、この押圧力を受けて弾性支持部
22が弾性変形されて軸部21がボディ11内側方向へ
移動される。弾性支持部22が弾性変形するとき、操作
者には操作部材16を介してクリック感が伝わる。
【0018】軸部21が一定量移動されると、その下端
部の導電部24が電気接点27に接触し通電される。操
作部材16の押圧操作を解除すると、弾性支持部22が
復元して防水被押圧部材20と操作部材16は図1の位
置に戻り、次の押圧操作の待機状態になる。
部の導電部24が電気接点27に接触し通電される。操
作部材16の押圧操作を解除すると、弾性支持部22が
復元して防水被押圧部材20と操作部材16は図1の位
置に戻り、次の押圧操作の待機状態になる。
【0019】本実施形態ではボディ11は防水防滴カメ
ラのカメラボディであり、導電部24と電気接点27は
撮影モードの切換スイッチを構成している。この撮影モ
ード切換スイッチは、導電部24と電気接点27が通電
する毎に所定の撮影モードが順次選択されるように電気
回路が構成されている。
ラのカメラボディであり、導電部24と電気接点27は
撮影モードの切換スイッチを構成している。この撮影モ
ード切換スイッチは、導電部24と電気接点27が通電
する毎に所定の撮影モードが順次選択されるように電気
回路が構成されている。
【0020】以上の防水押しボタンスイッチでは、防水
被押圧部材20は、軸部21を弾性的に支持するととも
に開口12内を水密に塞ぐため、径方向に弾性支持部2
2が張り出す形状となり、軸部21の径方向サイズが限
定される。一方、操作部材16は、開口12の軸線方向
に移動可能であればよく、開口12とほぼ同じ投影面積
を持たせることが可能であるから、防水被押圧部材20
の軸部21に比して押圧操作面16aを大きくすること
ができる。また、指で触れる操作部材16は硬質の材料
で形成できるから、押圧操作したときのクリック感を得
やすい。つまり防水被押圧部材20の外側に別体の操作
部材16を設けることによって、押圧操作が行いやすく
なり、その操作感もよくなる。
被押圧部材20は、軸部21を弾性的に支持するととも
に開口12内を水密に塞ぐため、径方向に弾性支持部2
2が張り出す形状となり、軸部21の径方向サイズが限
定される。一方、操作部材16は、開口12の軸線方向
に移動可能であればよく、開口12とほぼ同じ投影面積
を持たせることが可能であるから、防水被押圧部材20
の軸部21に比して押圧操作面16aを大きくすること
ができる。また、指で触れる操作部材16は硬質の材料
で形成できるから、押圧操作したときのクリック感を得
やすい。つまり防水被押圧部材20の外側に別体の操作
部材16を設けることによって、押圧操作が行いやすく
なり、その操作感もよくなる。
【0021】また以上の押しボタンスイッチは、組立作
業性にも優れている。接着剤はボディ11内を水密に塞
ぐための防水手段であるから、接着剤が不足して隙間が
できるなどの接着不良があってはならない。本実施形態
ではボディ11に設けた環状壁15の内周面に沿って接
着剤25を塗布するようにしたので、防水被押圧部材2
0とボディ11の接着固定箇所がボディ11の内面側に
露出され、外観を損なうことなく接着剤の塗布状態を容
易に確認することができる。よって接着作業が簡単かつ
確実になる。
業性にも優れている。接着剤はボディ11内を水密に塞
ぐための防水手段であるから、接着剤が不足して隙間が
できるなどの接着不良があってはならない。本実施形態
ではボディ11に設けた環状壁15の内周面に沿って接
着剤25を塗布するようにしたので、防水被押圧部材2
0とボディ11の接着固定箇所がボディ11の内面側に
露出され、外観を損なうことなく接着剤の塗布状態を容
易に確認することができる。よって接着作業が簡単かつ
確実になる。
【0022】本発明は、以上の実施形態に限定されな
い。防水機器はカメラで以外のものであってもよいし、
防水ボタンスイッチは撮影モード切換スイッチ以外でも
よい。また操作部材と被押圧部材の材料は、プラスチッ
クやゴム以外のものであってもよい。また防水被押圧部
材の軸部に導電部を設けず、該軸部の進退によって接離
操作される一対の弾性スイッチ接片をボディ内に設ける
ことも可能である。
い。防水機器はカメラで以外のものであってもよいし、
防水ボタンスイッチは撮影モード切換スイッチ以外でも
よい。また操作部材と被押圧部材の材料は、プラスチッ
クやゴム以外のものであってもよい。また防水被押圧部
材の軸部に導電部を設けず、該軸部の進退によって接離
操作される一対の弾性スイッチ接片をボディ内に設ける
ことも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば操作性と
組立作業性に優れる防水押しボタンスイッチを得ること
ができる。
組立作業性に優れる防水押しボタンスイッチを得ること
ができる。
【図1】本発明の防水押しボタンスイッチの一実施形態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】従来の防水押しボタンスイッチの一例を示す断
面図である。
面図である。
11 ボディ 12 開口 13 移動案内溝 14 内支持面 15 環状壁 16 操作部材 17 被案内突起 20 防水被押圧部材 21 軸部 22 弾性支持部 23 外縁フランジ 24 導電部 25 接着剤 27 電気接点
Claims (5)
- 【請求項1】 防水機器のボディの外表面と内面を連通
する開口;この開口内に移動可能に支持された操作部
材;およびこの操作部材より内側に位置し該操作部材を
介して押圧操作される軸部と、この軸部とボディの間に
膜状に介在して該軸部を所定位置に保持し、軸部が押圧
操作されたとき弾性変形してボディ内側のスイッチ部材
を操作する方向へ該軸部を移動させる弾性支持部の一体
構造からなり、上記操作部材の内側で上記開口を水密に
塞ぐ防水被押圧部材;を備えたことを特徴とする防水押
しボタンスイッチ。 - 【請求項2】 請求項1記載の防水ボタンスイッチにお
いて、上記操作部材は、上記防水被押圧部材の軸部より
も開口平面方向に大きい防水押しボタンスイッチ。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の防水押しボタン
スイッチにおいて、操作部材と防水被押圧部材は異なる
材料からなっている防水押しボタンスイッチ。 - 【請求項4】 請求項1記載の防水押しボタンスイッチ
において、上記防水被押圧部材の弾性支持部は、ボディ
の内面に当接する外縁フランジを有し、ボディ内面には
この外縁フランジを囲む環状壁が突設され、この環状壁
の内周面と外縁フランジの間が接着剤で水密に固定され
る防水押しボタンスイッチ。 - 【請求項5】 請求項4記載の防水押しボタンスイッチ
において、上記防水被押圧部材は、軸部が押圧操作され
ないとき該軸部のボディ内方の端部が上記外縁フランジ
とほぼ同じ面位置にあり、上記環状壁は該面位置よりも
ボディ内側方向に多く突出している防水押しボタンスイ
ッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10023385A JPH11224558A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 防水押しボタンスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10023385A JPH11224558A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 防水押しボタンスイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11224558A true JPH11224558A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12109067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10023385A Pending JPH11224558A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 防水押しボタンスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11224558A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101685716A (zh) * | 2008-09-25 | 2010-03-31 | 深圳富泰宏精密工业有限公司 | 防水按钮 |
WO2013004094A1 (zh) * | 2011-07-06 | 2013-01-10 | 深圳市福智软件技术有限公司 | 防水开关结构及具有该结构的影像拍摄装置 |
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CN104779095A (zh) * | 2015-03-26 | 2015-07-15 | 安徽智瑞电气有限公司 | 一种新型防水开关 |
CN112447428A (zh) * | 2019-08-27 | 2021-03-05 | 神讯电脑(昆山)有限公司 | 具有防水结构的按键模块 |
-
1998
- 1998-02-04 JP JP10023385A patent/JPH11224558A/ja active Pending
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CN112447428B (zh) * | 2019-08-27 | 2024-05-14 | 神讯电脑(昆山)有限公司 | 具有防水结构的按键模块 |
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