JPH11223087A - カッタヘッドの駆動方法 - Google Patents

カッタヘッドの駆動方法

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JPH11223087A
JPH11223087A JP32159698A JP32159698A JPH11223087A JP H11223087 A JPH11223087 A JP H11223087A JP 32159698 A JP32159698 A JP 32159698A JP 32159698 A JP32159698 A JP 32159698A JP H11223087 A JPH11223087 A JP H11223087A
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JP
Japan
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cutter head
torque
pole
motor
frequency
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JP32159698A
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English (en)
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Yoshito Minami
好人 南
Hidekazu Aoki
英和 青木
Shinichi Terada
紳一 寺田
Kyoichi Morioka
享一 森岡
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば弱層部では地山を乱さないように低回
転高トルクでカッタヘッドを回転させ、例えば硬岩部で
は高速掘進のために高回転低トルクでカッタヘッドを回
転させることができ、これによって地山状況に応じた掘
削が可能となるカッタヘッドの駆動方法を提供する。 【解決手段】 6ポールもしくは8ポールのインバータ
電動機の出力トルクによりカッタヘッドを回転させ、低
回転高トルクから高回転低トルクを連続的に制御する。
また、4ポールのインバータ電動機のコイル巻数を増や
すとともに、基底周波数を低くして低回転高トルクから
高回転低トルクを連続的に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル掘削機に
おけるカッタヘッドの駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トンネル掘削機におけるカッタヘ
ッドの駆動方法には、電動モータによる駆動方法と油圧
モータによる駆動方法とがある。このうち、油圧モータ
による駆動方法の場合は、油圧モータが図10(a)の
矢印Pで示されるように高トルク,低回転での使用に適
する特性を有していることから、高速回転までをその油
圧駆動でカバーしようとすると、油圧モータ自身が大き
くなるとともに、タンク,パワーユニット,バルブ,配
管などの後続装置が大がかりになったり、油圧ロスが発
生するために総合効率が悪い等の問題がある。
【0003】一方、電動モータによる駆動方法として
は、インバータ制御電動機(4ポールインバータ電動
機)によって回転数を無段階に変速させる駆動方法と、
極数変換電動機(ポールチェンジモータ)とクラッチと
を用いて回転数を2段階に切り換える駆動方法とが挙げ
られる。前記4ポールインバータ電動機のトルク−回転
数特性は図10(a)の矢印Qで示されるように、低回
転数領域においてトルクが一定となるようにされてい
る。また、図10(b)には、前記ポールチェンジモー
タ(4P,8P)のトルク−回転数特性が示されてい
る。この図10(b)に示されるように、ポールチェン
ジモータ(4P,8P)による駆動方法では、図10
(a)の矢印Qの2倍のトルクが発生可能であるという
利点を有する反面、回転数は倍数関係にある2種類
(N,2N)にしか変えることができないという問題点
がある。また、前記ポールチェンジモータ(4P,8
P)はソフトに起動させることができないため、起動電
流制御のためのクラッチが必要となり、駆動ユニットが
大きくなるとともに、メンテナンスが困難になるという
問題点がある。
【0004】これに対して、図10(a)に示されるよ
うに前記インバータ制御電動機(4ポールインバータ電
動機)による駆動方法では、起動電流を抑えることがで
きるとともに、回転数を多段に変更でき、さらにクラッ
チが不必要なため修理メンテナンスが比較的容易である
という利点を有する。しかし、この4ポールインバータ
電動機を岩盤掘削用トンネル掘削機(TBM)に用いる
場合、カッタヘッドの回転数を上げて硬岩層の掘削を行
っているときには、小さなトルクで掘進させることがで
きるが、この掘進時に軟弱層のように高トルクが必要な
地山に差しかかったときには、回転数を下げてもトルク
上限Ta(図10(a)参照)を越えるトルクを発生さ
せることができないという問題点がある。また、近年、
TBMの全地質対応性向上に伴い、従来ではTBMで掘
削することのなかったレベルの弱層部まで掘削する必要
性がある。
【0005】このような問題点に対処するために、本出
願人は特願平9−103068号(特開平10−303
95号公報)において、油圧モータと電動モータとを設
け、特性に応じて低トルク高速回転と高トルク低速回転
とに使い分けられるカッタヘッドの駆動方法を提案して
いる(図10(a))。この方法においては、通常掘削
時には電動モータが使用され、軟弱層に遭遇したときに
は油圧モータに切り替えられて高トルク低速回転の掘削
が行われるようにされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記先
願に記載のカッタヘッドの駆動方法では、油圧モータと
電動モータとが設けられているため取付けスペースが大
きくなるとともに、油圧モータと電動モータとの切替え
操作が必要となり、作業工程が増えるという問題点があ
る。また、図10(a)にも示されるように、油圧モー
タと電動モータとを切り替える際にトルクが連続的に変
更されないという問題点もある。
【0007】また、従来のインバータ制御電動機(4ポ
ールインバータ電動機)の減速機の減速比を2倍にし
て、トルクアップを図ることが考えられるが、このよう
にした場合には、できる限りコンパクトにしたい減速機
がさらに大きくなってしまうという問題点がある。ま
た、この場合、減速比を2倍にする以前の回転数と同じ
回転数を得るためにはモータを2倍の速度で回転させる
必要がある。しかし、モータの回転速度には限界があ
り、2倍の回転数で硬岩部の高速掘削に対応することは
困難であるという問題点がある。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、例えば弱層部では地山を乱さない
ように低回転高トルクでカッタヘッドを回転させ、例え
ば硬岩部では高速掘進のために高回転低トルクでカッタ
ヘッドを回転させることができ、これによって地山状況
に応じた掘削が可能となるカッタヘッドの駆動方法を提
供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前記目
的を達成するために、第1発明によるカッタヘッドの駆
動方法は、岩盤掘削用のディスクカッタを装備したカッ
タヘッドと、このカッタヘッドを支持するカッタヘッド
サポートと、グリッパジャッキにより坑壁に対して接離
自在のグリッパと、このグリッパとカッタヘッドおよび
カッタヘッドサポートとが相対的に近離移動するための
スラストジャッキとを備えるトンネル掘削機におけるカ
ッタヘッドの駆動方法であって、商用電源の周波数で最
大トルクを発生する6ポールもしくは8ポールの電動モ
ータを用いて、これら各モータをインバータ制御して前
記カッタヘッドを駆動することを特徴とするものであ
る。
【0010】本発明においては、商用電源の周波数(以
下、商用周波数という。)で最大トルクを発生する6ポ
ールもしくは8ポールの電動モータをインバータ制御し
てトンネル掘削機の前端部に配されるカッタヘッドを回
転駆動するようにしている。このように電動モータをイ
ンバータ制御するようにされているので、カッタヘッド
の回転数を無段階に設定することができる。また、商用
周波数で最大トルクを発生する6ポールもしくは8ポー
ルの電動モータを用いることにより低回転数域で高トル
クを得ることができる。
【0011】このように電動モータのみで低回転数域で
高トルクが得られるため、例えば切羽が自立しない程の
弱層部においては、地山を乱さないようにカッタヘッド
を低速回転させることができるとともに、カッタヘッド
に倒れ込んでくる切羽による抵抗やスクリュー排土する
場合のカッタヘッド内にずりを貯めて掘削するための抵
抗等に高トルクにより打ち勝つことができる。一方、硬
岩部では高速掘進のために高速回転させることができ
る。こうして、地山状況に応じた掘削が可能となるとい
う効果を奏する。また、岩盤等の硬岩部から切羽が自立
しない程の弱層部まで掘削することができるようにな
り、TBMの地質対応性を向上させることができるとい
う効果を奏する。
【0012】次に、第2発明によるカッタヘッドの駆動
方法は、岩盤掘削用のディスクカッタを装備したカッタ
ヘッドと、このカッタヘッドを支持するカッタヘッドサ
ポートと、グリッパジャッキにより坑壁に対して接離自
在のグリッパと、このグリッパとカッタヘッドおよびカ
ッタヘッドサポートとが相対的に近離移動するためのス
ラストジャッキとを備えるトンネル掘削機におけるカッ
タヘッドの駆動方法であって、商用電源の周波数より低
い周波数で最大トルクを発生する電動モータを用いて、
この電動モータをインバータ制御して前記カッタヘッド
を駆動することを特徴とするものである。
【0013】本発明においては、商用周波数より低い周
波数で最大トルクを発生する電動モータがその商用周波
数より低い周波数を基底周波数としてインバータ制御さ
れ、トンネル掘削機のカッタヘッドが回転駆動される。
このように基底周波数を商用周波数より低い周波数とす
ることにより、極数の少ない電動モータであっても基底
周波数を商用周波数とする多極数の電動モータと同等の
大きなトルクを得ることができる。すなわち、前記カッ
タヘッドの回転駆動を前記電動モータにより低回転高ト
ルクから高回転低トルクまで連続的に制御することがで
きる。
【0014】本発明によれば、前記発明と同様に、弱層
部においては地山を乱さないように大きなトルクでカッ
タヘッドを低速回転させて、硬岩部では高速掘進のため
に低トルクで高速回転させて効率よく掘削できる。こう
して、広範囲な地山状況に応じた掘削を効率よく行なう
ことができるという効果を奏する。
【0015】また、本発明において、前記電動モータ
は、4ポールの電動モータであるのが好ましい。こうす
ることにより、モータの極数が少なくても基底周波数を
商用周波数とする多極数の電動モータと同等のトルクを
得ることができ、低回転高トルクから高回転低トルクま
で連続的に制御することができる。また、極数が少ない
ため、前記多極数の電動モータに比べてその効率が良い
という効果を奏する。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明によるカッタヘッド
の駆動方法の具体的な実施の形態について、図面を参照
しつつ説明する。
【0017】図1には、本発明の第1実施例に係るカッ
タヘッド駆動方法を実施するカッタヘッド駆動部の背面
図が示されている。
【0018】第1実施例のトンネル掘削機においては、
岩盤掘削用のディスクカッタを前面に装備するカッタヘ
ッドが前面側に設けられ、このカッタヘッドの後方には
これを支持するカッタヘッドサポートが設けられてい
る。また、このカッタヘッドサポートの後方側には、ト
ンネル坑壁に対して伸縮自在なグリッパジャッキとこの
グリッパジャッキを伸長させることによりトンネル坑壁
に掘進反力をとるようにされるグリッパとが設けられる
とともに、前記グリッパとカッタヘッドおよびカッタヘ
ッドサポートとの間には、それぞれを相対的に近離移動
させるスラストジャッキが設けられている。なお、この
ように構成されるトンネル掘削機はそれ自体公知の構造
であるので図示は省略する。
【0019】第1実施例においては、カッタヘッド駆動
部1の支持体2に4個の8ポールインバータ電動機3が
取り付けられ、これら8ポールインバータ電動機3によ
って前面側に設けられるカッタヘッド(図示省略)が回
転駆動されるように構成されている。この8ポールイン
バータ電動機3の前部(カッタヘッド側)には、減速機
(図示省略)が配され、この減速機の出力軸がカッタヘ
ッドの駆動歯車(図示省略)に連結されるようになって
いる。なお、本実施例の電動機は、本発明における電動
モータに対応する。
【0020】前記8ポールインバータ電動機3のトルク
−回転数の特性が図2に示されている。これら8ポール
インバータ電動機3は、商用電源の周波数2f(50H
zもしくは60Hz;以下、商用周波数という。)で最
大トルク2Tを発生するものである。図示されるよう
に、前記8ポールインバータ電動機3は、図10(a)
の矢印Qで示される従来の4ポールインバータ電動機
(商用周波数で最大トルクを出力する4ポールインバー
タ電動機)に比べて、低速回転数域で2倍のトルクを得
ることができ回転数に応じてトルクを連続的に変更させ
ることができるとともに、前記従来の4ポールインバー
タ電動機の場合と同様の利点を引き継ぐものである。し
たがって、例えば切羽が自立しない程の弱層部を掘削す
る際にカッタヘッドを高トルク低速回転させることがで
き、硬岩部ではカッタヘッドを低トルク高速回転させる
ことができるという効果を奏する。また、このようなカ
ッタヘッド駆動部1を岩盤掘削用のトンネル掘削機(T
BM)に用いることにより、主に硬岩部の掘削に用いら
れるTBMの地質対応性を向上させることができる。
【0021】ところで、図3には、TBM(φ5.0
m)におけるカッタヘッド駆動部1により掘削される地
山圧縮強度σ(kg/cm)と前記カッタヘッドの前
面に設けられるディスクカッタ(図示省略)の貫入量P
e(cm/rev)との関係図が示されている。一方、
図4には、図3に示されるような地山圧縮強度σに対す
るカッタヘッドの貫入量Peを得るために必要なカッタ
ヘッドのトルクT(tfm)と地山圧縮強度σとの関係
図が示される。なお、この図4で表されるトルクTは、
図5に示される前記カッタヘッドの貫入量Peを得るた
めの岩盤掘削に必要なトルクTと、図6に示される地
山との摩擦により必要なトルクTとの合計により求め
られる。
【0022】また、図7には、TBM(φ5.0m)に
おける地山圧縮強度σ(kg/cm )とカッタヘッド
回転数N(rpm)との関係図が示される。このよう
に、カッタヘッドは弱層部では地山を乱さないように低
速回転され、硬岩部では掘進速度を稼ぐために高速回転
されるようにされる。
【0023】図8には、TBM(φ5.0)における地
山圧縮強度σ(kg/cm)と所要トルクT(tf
m),図7に示される回転数の時の4ポールインバータ
電動機のトルクT,6ポールインバータ電動機のトル
クT,8ポールインバータ電動機のトルクT,ポー
ルチェンジモータ(4P,8P)のトルクTとのそれ
ぞれの関係が示されている。この図8から明らかなよう
に、4ポールインバータ電動機のトルクTでは地山圧
縮強度が低い時に必要とされる所要トルクTに全く達し
ておらず、ポールチェンジモータのトルクTは所要ト
ルクTに比べてかなりの無駄が生じている。これに対し
て、8ポールインバータ電動機のトルクT のトルク線
図は所要トルクTのトルク線図と一致しており、8ポー
ルインバータ電動機が硬岩部から軟岩部に対応するカッ
タヘッドの回転駆動に最適であることが分かる。なお、
前記ポールチェンジモータ(4P,8P)は、従来の図
10(b)に示されるように2段変速しか行うことがで
きず、図7に示される回転数の多段変速を行うことは不
可能である。
【0024】ただし、図8に示されるように、6ポール
インバータ電動機のトルクTは、地山圧縮強度が低い
場合は若干トルクが足りないものの、所要トルクTにほ
ぼ等しいトルクを得ることができる。したがって、本実
施例においては、8ポールインバータ電動機が用いられ
ているが、6ポールインバータ電動機を用いてもよい。
さらに、トンネル掘削機内のカッタヘッド駆動部のスペ
ースおよび必要なトルクに応じて10ポールまたは12
ポールインバータ電動機等を用いることも可能である。
また、前述の各ポールインバータ電動機は、商用周波数
(50Hzもしくは60Hz)で最大トルクを発生する
ものであり、その商用電源の周波数が基底周波数とされ
ている。
【0025】次に、第2実施例のカッタヘッドの駆動方
法について説明する。第2実施例においては、第1実施
例と同様に、カッタヘッド駆動部1の支持体2に4個の
4ポールインバータ電動機(以下、高トルク4ポール電
動機という。)(図示省略)が取り付けられており、こ
れら高トルク4ポール電動機により前記カッタヘッドが
回転駆動するように構成されている。なお、第2実施例
のトンネル掘削機のその他の構造は、第1実施例のトン
ネル掘削機の構造と同一である。
【0026】これら高トルク4ポール電動機は、そのコ
イル巻き数が従来の4ポールインバータ電動機のコイル
巻数の2倍とされており、前記商用周波数2fより低い
周波数f(本実施例では30Hz)で最大トルク2Tを
発生するように構成されている。
【0027】これら高トルク4ポール電動機のトルク−
回転数の特性が図9に示されている。このように高トル
ク4ポール電動機は前記低周波数fを基底周波数とする
ことにより、低速回転数域で商用周波数2fを基底周波
数とする従来の4ポールインバータ電動機のトルクTに
対して2倍のトルク2Tを出力することができ、低速回
転高トルクから高速回転低トルクまで回転数に応じてト
ルクを連続的に制御することができる。したがって、第
1実施例と同様の効果を得ることができる。
【0028】さらに、前記高トルク4ポール電動機は、
商用周波数2fを基底周波数とする8ポールインバータ
電動機3と同等のトルク−回転数特性を有しており、そ
れら高トルク4ポール電動機はその極数が少ないため前
記8ポールインバータ電動機3と比較すると効率が良い
という効果を奏する。
【0029】第2実施例において、高トルク4ポール電
動機は、その基底周波数を30Hzとして商用周波数2
fを基底周波数とする8ポールインバータ電動機と同等
のトルクを出力可能に構成されているが、その基底周波
数およびコイル巻数を調整して6ポール,10ポールま
たは12ポールインバータ電動機と同等のトルクを出力
可能に構成されていてもよい。
【0030】第1実施例および第2実施例においては、
8ポールインバータ電動機3もしくは高トルク4ポール
電動機をTBMに搭載する場合を説明したが、これに限
らず、前記8ポールインバータ電動機3もしくは高トル
ク4ポール電動機をシールドトンネル掘削機に搭載する
こともできる。この場合においても、前述と同様の作用
効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例に係るカッタヘッ
ドの駆動方法を実施するカッタヘッド駆動部の背面図で
ある。
【図2】図2は、8ポールインバータ電動機のトルクと
回転数との関係図である。
【図3】図3は、TBM(φ5.0m)における地山圧
縮強度とディスクカッタの貫入量との関係図である。
【図4】図4は、TBM(φ5.0m)における地山圧
縮強度と岩盤掘削に必要なトルクとの関係図である。
【図5】図5は、TBM(φ5.0m)における地山圧
縮強度と摩擦により必要なトルクとの関係図である。
【図6】図6は、TBM(φ5.0m)における地山圧
縮強度と必要なカッタヘッドトルクとの関係図である。
【図7】図7は、TBM(φ5.0m)における地山圧
縮強度とカッタヘッドの回転数との関係図である。
【図8】図8は、TBM(φ5.0m)における地山圧
縮強度σ(kg/cm)と所要トルクT(tfm),
図7に示される回転数の時の4ポールインバータ電動機
のトルクT,6ポールインバータ電動機のトルク
,8ポールインバータ電動機のトルクT,ポール
チェンジモータ(4P,8P)のトルクTとの関係図
である。
【図9】図9は、高トルク4ポール電動機のトルクと回
転数との関係図である。
【図10】図10は、従来の油圧モータ(矢印P)と電
動モータ(矢印Q)とのトルク−回転数の特性を示す関
係図(a)およびポールチェンジモータ(4P,8P)
のトルク−回転数の特性を示す関係図(b)である。
【符号の説明】
1 カッタヘッド駆動部 2 支持体 3 8ポールインバータ電動機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森岡 享一 石川県小松市八日市町地方5 株式会社小 松製作所小松工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 岩盤掘削用のディスクカッタを装備した
    カッタヘッドと、このカッタヘッドを支持するカッタヘ
    ッドサポートと、グリッパジャッキにより坑壁に対して
    接離自在のグリッパと、このグリッパとカッタヘッドお
    よびカッタヘッドサポートとが相対的に近離移動するた
    めのスラストジャッキとを備えるトンネル掘削機におけ
    るカッタヘッドの駆動方法であって、 商用電源の周波数で最大トルクを発生する6ポールもし
    くは8ポールの電動モータを用いて、これら各モータを
    インバータ制御して前記カッタヘッドを駆動することを
    特徴とするカッタヘッドの駆動方法。
  2. 【請求項2】 岩盤掘削用のディスクカッタを装備した
    カッタヘッドと、このカッタヘッドを支持するカッタヘ
    ッドサポートと、グリッパジャッキにより坑壁に対して
    接離自在のグリッパと、このグリッパとカッタヘッドお
    よびカッタヘッドサポートとが相対的に近離移動するた
    めのスラストジャッキとを備えるトンネル掘削機におけ
    るカッタヘッドの駆動方法であって、 商用電源の周波数より低い周波数で最大トルクを発生す
    る電動モータを用いて、この電動モータをインバータ制
    御して前記カッタヘッドを駆動することを特徴とするカ
    ッタヘッドの駆動方法。
  3. 【請求項3】 前記電動モータは、4ポールの電動モー
    タである請求項2に記載のカッタヘッドの駆動方法。
JP32159698A 1997-12-02 1998-11-12 カッタヘッドの駆動方法 Pending JPH11223087A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112922628A (zh) * 2021-03-22 2021-06-08 安徽唐兴机械装备有限公司 顶管机刀盘驱动装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112922628A (zh) * 2021-03-22 2021-06-08 安徽唐兴机械装备有限公司 顶管机刀盘驱动装置
CN112922628B (zh) * 2021-03-22 2024-05-31 安徽唐兴装备科技股份有限公司 顶管机刀盘驱动装置

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