JPH11222677A - 成膜装置 - Google Patents

成膜装置

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JPH11222677A
JPH11222677A JP2187998A JP2187998A JPH11222677A JP H11222677 A JPH11222677 A JP H11222677A JP 2187998 A JP2187998 A JP 2187998A JP 2187998 A JP2187998 A JP 2187998A JP H11222677 A JPH11222677 A JP H11222677A
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JP
Japan
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pressure
gas
process chamber
exhaust
film forming
Prior art date
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Withdrawn
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JP2187998A
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English (en)
Inventor
Masaru Kitahara
大 北原
Masayasu Suzuki
正康 鈴木
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成膜装置において、プロセスガスの純度を下
げることなく圧力制御を行う。 【解決手段】 プロセスチャンバ1内の排気を行う排気
ポンプ(ターボ分子ポンプ2)の吸気部とプロセスチャ
ンバ1の排気部との間にガス流量制御可能なガス導入部
(5,6)と備えた構成とし、該ガス導入部(5,6)
はプロセスチャンバ1内の圧力に応じてガス流量制御を
行い、これによってプロセスチャンバ1内の圧力制御を
行う。プロセスチャンバ1内の圧力が変化すると、ガス
導入部(5,6)は、この圧力変化に応じて導入するガ
スの流量を制御し、プロセスチャンバ1内の放出ガスの
分圧を下げるとともに、排気ポンプの排気速度を実質的
に調整して、プロセスチャンバ1内の圧力を設定圧力に
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成膜装置に関し、
特にプロセスチャンバ内の圧力制御に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ヘッドやディスク等の半導体装置や
半導体素子のプロセス工程では、チャンバ内に配置した
基板上で種々の薄膜を形成する成膜装置が用いられてい
る。成膜装置としては種々の装置が知られており、例え
ば、プラズマ放電エネルギーを利用して化学反応を推進
することによって、熱的に励起されにくい分子を活性化
し、低温で膜形成を行うプラズマCVD装置があり、こ
のプラズマCVD装置として電子サイクロトロン共鳴
(ECR)を用いて膜形成を行うECRCVD装置が知
られている。
【0003】図3はECRCVD装置を説明するための
概略図である。図3において、ECRCVD装置はプラ
ズマチャンバ22とプロセスチャンバ21を備える。プ
ラズマチャンバ22内には、プラズマ発生用ガスを導入
するとともに、マイクロ波電源(図示していない)から
周波数2.45GHzのマイクロ波電力を導波管20を
介してプラズマチャンバ22に導入することによって放
電が励起される。
【0004】プラズマチャンバ22の周囲に設置した磁
場発生用のコイル23が発せする磁場は、プラズマ中の
電子をプラズマチャンバ22の内壁に沿って回転させ
る。この回転周波数をマイクロ波の周波数と一致させる
ことによって、マイクロ波のエネルギーを電子に効率良
く吸収させることができる。プラズマチャンバ22内で
形成されたイオン流は、プラズマ取り出し窓24を通し
てプロセスチャンバ21内に導入され、プロセスチャン
バ21内に設置された基板25を低エネルギーで衝撃し
て成膜反応を支援する。チャンバ21,22内の減圧
は、プロセスチャンバ21の排気口26に接続された排
気装置によって行われる。図4は、従来の成膜装置にお
けるプロセスチャンバ内の圧力制御を説明するための概
略ブロック図である。プロセスチャンバ1にはバルブ1
1及び圧力調整バルブ13を介してターボ分子ポンプ2
等の排気ポンプが接続され排気が行われる。なお、プロ
セスチャンバ内の排気を行う排気系として、低真空排気
ポンプと高真空排気ポンプと組み合わせた排気系を用い
ることによって大気圧から高真空までの排気を行う構成
とすることもできる。
【0005】圧力調整バルブ13は排気系の排気速度を
調節するものであり、これによってプロセスチャンバ内
の圧力制御を行う。この圧力制御は、真空計6で測定し
たプロセスチャンバ1内の圧力を圧力調整バルブ13に
フィードバックして行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の成膜装置では、
プロセスチャンバ内の圧力制御を、プロセスチャンバと
排気ポンプとの間に接続した圧力調整バルブによる排気
速度制御によって行っているため、プロセスチャンバの
内壁等から放出される放出ガスによる不純物の分圧が高
くなり、そのため、プロセスガスの純度が低下し、成膜
の膜質が低下するという問題がある。
【0007】従来の圧力調整バルブを用いた圧力制御
は、プロセスチャンバ内の全圧力を設定圧力に維持する
ものであり、このプロセスチャンバ内の全圧力はプロセ
スチャンバ内に存在する各ガス成分の分圧の和となる。
例えば、プロセスチャンバ内にプロセスガスとプロセス
チャンバから放出される放出ガスとが存在する場合に
は、プロセスガスの分圧と放出ガスの分圧がプロセスチ
ャンバ内の全圧力となる。したがって、放出ガスによる
分圧は、放出ガスの放出量に応じて増加することにな
る。
【0008】一般に、成膜プロセスにおいて、基板上に
成膜される薄膜の成分は、プロセスチャンバ内に存在す
るガス成分の分圧に応じて定まるため、成膜しようとす
る成分以外のガス成分は、成膜において不純物となる。
したがって、プロセスチャンバ内において放出ガスの分
圧が増加すると、相対的にプロセスガスの分圧が低下し
てプロセスガスの純度が下がり、薄膜の膜質が低下する
ことになる。
【0009】そこで、本発明は前記した従来の成膜装置
の問題点を解決し、プロセスガスの純度を下げることな
く圧力制御を行うことができる成膜装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の成膜装置は、プ
ロセスチャンバ内の排気を行う排気ポンプの吸気部とプ
ロセスチャンバの排気部との間にガス流量制御可能なガ
ス導入部と備えた構成とし、該ガス導入部はプロセスチ
ャンバ内の圧力に応じてガス流量制御を行い、これによ
ってプロセスチャンバ内の圧力制御を行う。
【0011】ガス導入部は、排気ポンプの吸気部とプロ
セスチャンバの排気部との間からガスを導入し、これに
よって、プロセスチャンバ内の放出ガスの分圧を下げる
とともに、排気ポンプの排気速度を実質的に調整して、
プロセスチャンバ内の圧力を制御する。
【0012】プロセスチャンバ内の圧力が変化すると、
本発明の成膜装置のガス導入部は、この圧力変化に応じ
て導入するガスの流量を制御し、プロセスチャンバ内の
圧力を設定圧力に制御する。
【0013】ガス導入部が導入するガスは、プロセスガ
スと同種のガス、あるいは膜質に影響を与えない任意の
ガスを用いることができる。
【0014】本発明の成膜装置の圧力制御によれば、プ
ロセスチャンバ内の放出ガスの分圧が低下するため、相
対的にプロセスガスの分圧を高めることができ、高純度
な環境で成膜を行うことができ、薄膜の膜質を向上させ
ることができる。
【0015】また、本発明の成膜装置は圧力調整バルブ
を要しない構成であるため、プロセスチャンバの排気部
と排気ポンプの吸気部との間において、圧力調整バルブ
によるコンダクタンスの低下を防止することができ、プ
ロセスチャンバの排気能力を向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の成膜装
置のプロセスチャンバ内の圧力制御を説明するための概
略ブロック図である。なお、図1では、排気系の主要な
部分のみを示し、成膜装置の他の構成については省略し
て示している。図1において、プロセスチャンバ1の排
気は、ターボ分子ポンプ2等の排気ポンプを備える排気
系によって行われる。ターボ分子ポンプ2の吸気部は、
バルブ11を介してプロセスチャンバ1の排気部に接続
される。また、バルブ11とターボ分子ポンプ2の吸気
部との間には、バルブ12を介してマスフローコントロ
ーラ5が接続される。このマスフローコントローラ5
は、プロセスチャンバの排気部と排気ポンプの吸気部と
の接続部分に、ガスを導入するガス導入部を構成すうも
のであり、制御部7によってガスの導入量の制御が行わ
れる。
【0017】該制御部7の制御は、真空計6で測定した
プロセスチャンバ1内の圧力をフィードバックさせ、該
圧力が設定圧力となるようにガスの導入量を調整するも
のであり、該設定圧力は成膜に適した圧力とする。
【0018】また、プロセスチャンバ1には通常の成膜
装置と同様にマスフローコントローラ4を介してプロセ
スガスが導入される。
【0019】次に、図2を用いて本発明の成膜装置によ
るプロセスチャンバ内の圧力制御のに動作について説明
する。図2は排気ポンプの排気能力を表す図であり、吸
引圧力Pとガス流量Qとの関係を表し、吸引圧力Pはプ
ロセスチャンバ内の圧力にほぼ対応する。なお、図中の
一点鎖線で示す傾斜線は排気速度が一定の線を表し、図
中では異なる大きさの排気速度について示している。
【0020】ここで、前記図1において、マスフローコ
ントローラ4を通してプロセスチャンバ1に導入される
プロセスガスのガス流量をQaとし、マスフローコント
ローラ5を通して導入されるガスのガス流量をQcと
し、プロセスチャンバ1内で放出される放出ガスのガス
流量をQbとする。
【0021】このとき、プロセスチャンバ1内でのガス
放出が無いとした場合(Qb=0)には、図2中におい
てAで示される曲線にしたがって圧力と流量の関係が定
まることになる。したがって、ガス放出が無い曲線Aの
特性によれば、プロセスチャンバ1内にガス流量Qaの
プロセスガスを導入する場合には、ガス導入部からガス
流量Qcαを導入することによって、このときの圧力を
設定圧力P0とすることができる。なお、この場合の圧
力設定は、図2中の点αで示している。
【0022】これに対して、プロセスチャンバ1内でガ
ス流量Qbの放出ガスが発生した場合に、ガス導入部か
ら導入されるガス流量がQcαのままとすると、曲線A
の特性から圧力はP’に上昇する。真空計6によってこ
の圧力上昇を測定して、ガス導入部の制御部7を介して
マスフローコントローラ4にフィードバックし、ガス導
入部から導入するガス流量をQcβに減少させ、設定圧
力P0となるように圧力制御を行うと、図2中において
Bで示される曲線で示される圧力と流量の関係となり、
圧力調整バルブを用いることなく、導入部から導入する
ガス流量を調整することによって圧力制御を行うことが
できる。なお、この場合の圧力設定は、図2中の点βで
示している。
【0023】この圧力制御において、図2中において破
線で示す傾斜線は排気速度が一定の線であり、上方の特
性曲線ほど排気速度の大きさが大きいことを表してい
る。したがって、本発明の成膜装置によれば、導入部か
ら導入するガス流量を調整することによって、排気速度
を実質的に調整できることを示している。
【0024】また、一般に分圧は流量を排気速度で除し
た値で評価することができる。本発明の成膜装置によれ
ば、排気ポンプの吸気部側から見たプロセスチャンバ側
の分圧は、放出ガスの分圧についてはガス流量Qbを排
気速度で除した値であり、一方、プロセスガス及び導入
ガスの分圧についてはガス流量(Qa+Qc)を排気速
度で除した値でとなる。したがって、放出ガスとプロセ
スガス及び導入ガスの全ガスによる圧力を一定に制御し
た場合には、放出ガスの分圧は導入ガスによって相対的
に減少し、逆にプロセスガスの分圧を高めることができ
る。これによって、高純度な環境で成膜を行うことがで
き、薄膜の膜質を向上させることができる。
【0025】また、前記図4に示す従来の成膜装置が備
える圧力調整バルブは、排気系のコンダクタンスを下
げ、排気ポンプの排気能力を低下させる。これに対し
て、本発明の成膜装置はこの圧力調整バルブを除いた構
成によって圧力制御を行うことができため、排気ポンプ
の排気能力を向上させることができる。
【0026】また、圧力調整バルブを要しない構成であ
るため、構成部品の削減によって、成膜装置の小型化や
費用の軽減化を図ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の成膜装置
によれば、プロセスガスの純度を下げることなく圧力制
御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成膜装置のプロセスチャンバ内の圧力
制御を説明するための概略ブロック図である。
【図2】本発明の成膜装置の動作を説明するための図で
ある。
【図3】ECRCVD装置を説明するための概略図であ
る。
【図4】従来の成膜装置のプロセスチャンバ内の圧力制
御を説明するための概略ブロック図である。
【符号の説明】
1,21…プロセスチャンバ、2…ターボ分子ポンプ、
3,23…コイル、4,5…マスフローコントローラ、
6…真空計、7…制御部、11,12…バルブ、13…
圧力調整バルブ、20…導波管、22…プラズマチャン
バ、24…プラズマ取り出し窓、25…基板、26…排
気口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセスチャンバ内の排気を行う排気ポ
    ンプの吸気部とプロセスチャンバの排気部との間にガス
    流量制御可能なガス導入部と備え、前記ガス導入部はプ
    ロセスチャンバ内の圧力に応じてガス流量制御を行い、
    プロセスチャンバ内の圧力を制御する成膜装置。
JP2187998A 1998-02-03 1998-02-03 成膜装置 Withdrawn JPH11222677A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005007283A2 (en) * 2003-07-08 2005-01-27 Sundew Technologies, Llc Apparatus and method for downstream pressure control and sub-atmospheric reactive gas abatement
US7431773B2 (en) 2002-03-11 2008-10-07 Micron Technology, Inc. Atomic layer deposition apparatus and method

Cited By (3)

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Effective date: 20050405