JPH11222462A - 高純度(メタ)アクリル酸エステルの製造方法 - Google Patents
高純度(メタ)アクリル酸エステルの製造方法Info
- Publication number
- JPH11222462A JPH11222462A JP10021049A JP2104998A JPH11222462A JP H11222462 A JPH11222462 A JP H11222462A JP 10021049 A JP10021049 A JP 10021049A JP 2104998 A JP2104998 A JP 2104998A JP H11222462 A JPH11222462 A JP H11222462A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meth
- mol
- oxyl
- compound
- acrylate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(メタ)アクリル酸エステルを製造する方法の提供。 【解決手段】 メチル(メタ)アクリレートとC3〜2
0のアルコールを、触媒としてテトラメチルチタネー
ト、重合防止剤として一般式1のN−オキシル化合物を
用い反応させて(メタ)アクリル酸エステルを製造す
る。 (R1〜R4はアルキル基、R5はH、OH、OR、O
COR、NHCORまたはO−[(EO)n+(PO)
m]−H、R6はH、またはR5とR6は一緒に=Oを
表わす。RはC1〜18のアルキル基、アルケニル基ま
たはアリール基であり、アルキル基は直鎖状でも分岐し
てもよく、アリール基はアルキル基が置換してもよく、
EOはエチレンオキシ基、POはプロピレンオキシ基を
示し、nとmは同一または異なる0〜10の整数を示
す。)
Description
エステルのエステル交換法による製造方法に関する。
酸エステルの製造法としては、チタン系触媒やスズ系触
媒を使用する方法などが知られている。テトラアルキル
チタネート触媒を用いる方法として、例えば特開平1−
258642号公報には立体障害フェノールを重合防止
剤として組み合わせる方法が開示され、特開平4−66
555号公報にはアルコールのアルキル基と同一のアル
キル基を持つテトラアルキルチタネートを用いる方法が
開示されている。また、特開平5−320205号公報
および特開平5−320217号公報では、特定のN−
オキシル化合物が単独であるいはその他の重合防止剤と
併せて用いる重合防止方法が提案されている。
1−258642号記載の方法は高い反応率で反応を行
うと、触媒由来のアルコール又はそのエステルが反応系
に混入するという問題があった。また、特開平4−66
555号記載の方法は、原料アルコールに応じて触媒を
用意する必要があり、アルコールの種類によっては市販
品が存在しないために、その都度触媒から製造しなけれ
ばならないという問題があった。
て高い反応率で高純度の(メタ)アクリル酸エステルを
製造する方法を提供することにある。
な問題点を解決すべく、鋭意検討した結果、原料のエス
テルにメチル(メタ)アクリレートを使用し、触媒にテ
トラメチルチタネート、重合防止剤として特定のN−オ
キシル化合物を用いることにより、高純度の(メタ)ア
クリル酸エステルを重合することなく容易に得られるこ
とを見いだし、本発明に到達した。
リレートと炭素数3〜20のアルコールとを反応させて
(メタ)アクリル酸エステルを製造する際に、触媒とし
てテトラメチルチタネートを用い、かつ重合防止剤とし
て下記一般式(1)で示されるN−オキシル化合物を用
いることを特徴とする高純度(メタ)アクリル酸エステ
ルの製造方法である。
OH、OR、OCOR、NHCORまたはO−[(E
O)n+(PO)m]−H、R6はH、またはR5とR 6は
一緒になって=Oを表わす。ただし、Rは炭素数1〜1
8のアルキル基、アルケニル基またはアリール基であ
り、アルキル基は直鎖状であっても分岐していてもよ
く、アリール基はアルキル基が置換したものであっても
よく、EOはエチレンオキシ基を、POはプロピレンオ
キシ基を示し、nおよびmは同一または異なる0〜10
の整数を示す。)
の重合触媒としても用いられるため、使用量が少ないこ
とが好ましい。テトラメチルチタネートは、他のテトラ
アルキルチタネートと比較して分子量が最も小さいた
め、同一モル比で反応した場合、テトラメチルチタネー
ト(分子量172)は最も少ない量で反応する利点を有
する。例えば2−エチルヘキシルメタクリレートを製造
する場合、特開平4−66555号公報によれば、テト
ラ(2−エチルヘキシル)チタネート(分子量565)
を製造し反応させる必要があるが、テトラ(2−エチル
ヘキシル)チタネートを使用する場合はテトラメチルチ
タネートの約3倍量必要とし、触媒量が多くなる。
ラアルキルチタネートを使用した場合、触媒に由来する
アルコールまたはそのエステルが不純物として生成する
が、テトラメチルチタネートを使用した場合、触媒に由
来するメタノールはエステル交換反応の副生物でもあ
り、メチル(メタ)アクリレートとの共沸により系外に
取り除くため、触媒に由来する不純物が発生しない利点
を有し、以下に示すすべてのアルコール類とメチル(メ
タ)アクリレートとのエステル交換反応に触媒として供
することができる。一方、ここで用いられる重合防止剤
N−オキシル化合物は系内に過剰にあるメチル(メタ)
アクリレートと反応しても、いささかも重合防止効果を
損なうことがないため、特開平1−258642号公報
のようにバルキーな基を導入して反応性を少なくした立
体障害フェノールを用いる必要がない。また、少量で優
れた重合防止効果が期待される。従って、チタン系の中
で、分子量が最も小さい触媒テトラメチルチタネートと
重合防止剤N−オキシル化合物を組み合わせた本発明
は、反応、重合防止を通して優れた利点を併せ持つ組み
合わせである。
テルの製造方法において原料であるメチル(メタ)アク
リレートとは、慣用されるようにメチルアクリレートま
たはメチルメタクリレートをいう。また、原料として用
いる炭素数3〜20のアルコールとしては、アルカノー
ル類、アルコキシアルカノール類、アルケノキシアルカ
ノール類、アルケノール類、フェノキシアルカノール
類、シクロアルカノール類、アルキルシクロアルカノー
ル類、シクロアルキルアルカノール類、フェニルアルカ
ノール類、アルキルフェニルアルカノール類、ハロアル
カノール類、シアノアルカノール類、アミノアルカノー
ル類などが挙げられるが、アルカノール類、アルケノー
ル類、アミノアルケノール類が好ましく、アルカノール
が特に好ましい。具体的には、n−プロパノール、イソ
プロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、ター
シャリーブタノール、n−ペンタノール、n−ヘキサノ
ール、n−ヘプタノール、n−オクタノール、2−エチ
ルヘキサノール、ラウリルアルコール、ステアリルアル
コール、トリデカノール、ジメチルアミノエタノール、
ジエチルアミノエタノ−ル、シクロヘキサノール、3,
3,5−トリメチルシクロヘキサノール、4−ターシャ
リーブチルシクロヘキサノール、フェノール、ベンジル
アルコール、1−フェニルエチルアルコール、2−フェ
ニルエチルアルコール、フェノキシエタノール、メトキ
シエタノール、エトキシエタノール、ブトキシエタノー
ル、アリルアルコール、メタリルアルコールなどが挙げ
られるがこれに限定されるものではない。
との仕込み混合比率は、アルコール1モルに対して、通
常メチル(メタ)アクリレート1.0〜4.0モル、好
ましくは1.2〜3.0モルである。
メチルチタネートは市販品を用いることができる。テト
ラメチルチタネートの使用量は、仕込みアルコール1モ
ルに対して、通常0.0001〜0.1モル、好ましく
は0.0004〜0.03モル、より好ましくは0.0
005〜0.01モルである。0.0001モル未満で
は(メタ)アクリル酸エステルの収率が低下したり、未
反応物の回収量が増えたり、反応時間が長くなって生産
性を低下させるなどの欠点がある。また、0.1モルを
越えても、(メタ)アクリル酸エステルの収率や、反応
時間等が大きく変化することはなく、ただ単に触媒使用
量の増大をもたらすばかりでなく、釜残成分の増大を招
くだけである。
般式(1)で表わされるN−オキシル化合物としては、
例えば2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−N−
オキシル、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン−N−オキシル、4−アセチルオキシ−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−N−オキシ
ル、4−アクリロイルオキシ−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジン−N−オキシル、4−メタクリロイル
オキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−N
−オキシル、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−
テトラメチル−ピペリジン−N−オキシル、4−メトキ
シ−2,2,6,6−テトラメチルピペラジン−N−オ
キシル、4−エトキシ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン−N−オキシル、4−フェノキシ−2,2,
6,6−ピペリジン−N−オキシル、4−ベンジルオキ
シ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−N−オ
キシル、4−アセチルアミノ−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジン−N−オキシル、4−アクリロイルア
ミノ−2,2,6,6ーテトラメチルピペリジン−N−
オキシル、4−メタクリロイルアミノ−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン−N−オキシル、4−ベンゾ
イルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
−Nーオキシル、4−シンナモイルアミノ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン−N−オキシル、4−
クロトニルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジン−N−オキシル、4−プロピオニルアミノ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン−N−オキシル、
4−ブチリルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン−N−オキシル、2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリドン−N−オキシル、4−[H−(E
O)2−O]−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン−N−オキシル、4−[H−(EO)4−O]−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン−N−オキシル、
4−[H−(EO)6−O]−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジン−N−オキシル、4−[H−(EO)
8−O]−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−
N−オキシル、4−[H−(EO)10−O]−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン−N−オキシル、4−
[H−[(EO)2+(PO)4]−O]−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン−N−オキシル、4−[H
−[(EO)4+(PO)3]−O]−2,2,6,6−
テトラメチルピペリジン−N−オキシル、4−[H−
[(EO)6+(PO)3]−O]−2,2,6,6−テ
トラメチルピペリジン−N−オキシル、4−[H−(P
O)10−O]−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン−N−オキシル、4−[H−(PO)6−O]−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン−N−オキシル、
4−[H−[(EO)5+(PO)10]−O]−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン−N−オキシル等
が挙げられるがこれに限定されるものではない。表1お
よび表2にこれら及びその他のオキシル化合物の代表例
を示した。
O)n+(PO)m]−Hについては、エチレンオキシ基
とプロピレンオキシ基の配列は自由に選択することがで
きる。
が、2種類以上の併用も可能であり、さらに、他の重合
防止剤を併用することによって、これらの重合防止剤に
よる相乗効果により、より優れた重合防止効果が得られ
ることもある。
ル(メタ)アクリレートに対して30〜5000pp
m、好ましくは50〜3000ppm、より好ましくは
100〜800ppmであり、反応原料と混合して用い
られる。N−オキシル化合物が30ppm未満では充分
な重合防止効果を得るのが困難となり、製品である(メ
タ)アクリル酸エステルの収率が低下する。一方、50
00ppmを超えて使用しても重合防止効果に大きな差
は認められない。
してメチル(メタ)アクリレートを使用するので、反応
の進行とともにメタノールが副生するが、この副生メタ
ノールはメチル(メタ)アクリレートとの共沸混合物と
して反応系外に取り出される。反応の終了はさらに共沸
混合物が留出しなくなることによって知ることができる
が、反応系内の仕込みアルコールが完全に消費されるこ
とによって知ることもできる。その後さらに反応を進行
させ、完結に至らしめる。上記反応で得られた反応生成
物中には、(メタ)アクリル酸エステルと未反応のメチ
ル(メタ)アクリレート、触媒及び重合防止剤が含ま
れ、減圧下に蒸留精製または水洗することにより(メ
タ)アクリル酸エステルを高純度、高品質で得ることが
できる。
明する。使用した重合防止剤は表1に示す化合物の番号
で表示した。なお、メチルメタクリレートはMMA、メ
チルアクリレートはMA、テトラメチルチタネート触媒
はTMTと略記する。
を備えた還流装置を用い、1L容の側管付き四つ口フラ
スコに、MMA400g(4モル)、アリルアルコール
116g(2モル)、TMT 0.17g(0.001
モル)及び化合物1、0.08g(200ppm対MM
A)をフラスコ内に仕込み、空気気流下に攪拌して5時
間エステル交換反応を行った。この間、反応で生成する
メタノールはMMAとの共沸で系外に除去した。このと
き反応液の温度は89℃から115℃まで上昇した。次
にこの反応液を減圧下で蒸留し、純度100%(ガスク
ロマトグラフでの分析結果)のアリルメタクリレート2
40gが得られた。また、得られたアリルメタクリレー
ト中の重金属及び窒素化合物を分析した結果、これらの
物質は全く含まれなかった。また、釜及び塔の重合も認
められなかった。
0.08g用いた以外は実施例1と同様に反応、蒸留を
行い、アリルメタクリレート242gを得た。また、得
られたアリルメタクリレート中の重金属及び窒素化合物
を分析した結果、これらの物質は全く含まれなかった。
釜及び塔の重合も認められなかった。
0.08g用いた他は、実施例1と同様にしてアリルメ
タクリレート241gを得た。また、得られたアリルメ
タクリレート中の重金属及び窒素化合物を分析した結
果、これらの物質は全く含まれなかった。釜及び塔の重
合も認められなかった。
ターシャリーブチル−4−ヒドロキシトルエンを0.0
8g(200ppm対MMA)用いた他は、実施例1と
同様にして空気気流下に攪拌してエステル交換反応を行
った。この間、反応で生成するメタノールをMMAとの
共沸で系外に除去しようとしたが、反応2時間で釜液が
重合して粘性が増大したため、反応を継続することがで
きなくなった。
キシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンを0.
08g(200ppm対MMA)用いた他は、実施例1
と同様にして空気気流下に攪拌し、エステル交換反応を
行った。この間、反応で生成するメタノールをMMAと
の共沸で系外に除去しようとしたが、反応0.5時間で
釜液が重合して粘性が増大したため、反応を継続するこ
とができなくなった。
−ブチルアルコールを148g(2モル)、また化合物
1に代えて化合物5を0.08g(200ppm対MM
A)用いた他は、実施例1と同様にして5時間エステル
交換反応を行った。このとき反応液の温度は100℃か
ら135℃まで上昇した。次にこの反応液を減圧下で蒸
留し純度100%(ガスクロマトグラフでの分析結果)
のn−ブチルメタクリレート262gを得た。また、得
られたn−ブチルメタクリレート中の重金属及び窒素化
合物を分析した結果、これらの物質は全く含まれなかっ
た。釜及び塔の重合も全く認められなかった。
g(2モル)、MA258g(3モル)、TMT0.1
7g(0.001モル)及び化合物4、0.10g(4
00ppm対MA)を実施例4と同様に反応させた結
果、純度100%のn−ブチルアクリレート238gが
得られ、重金属及び窒素化合物は全く含まれなかった。
釜及び塔の重合も認められなかった。
g(2モル)、MMA300g(3モル)、TMT0.
17g(0.001モル)及び化合物13、0.09g
(300ppm対MMA)を実施例4と同様に反応させ
た結果、純度100%のn−ブチルメタクリレート26
6gが得られ、重金属及び窒素化合物は全く含まれなか
った。釜及び塔の重合も認められなかった。
8モル)とし、化合物5に代えてトリス(3,5−ジタ
ーシャリーブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシア
ヌレートを0.084g(300ppm対MMA)用い
た他は、実施例4と同様にして空気気流下に攪拌してエ
ステル交換反応を行った。この間、反応で生成するメタ
ノールはMMAとの共沸で系外に除去しようとしたが、
反応1.5時間で釜液が重合して粘性が増大したため、
反応を継続することができなくなった。
(2モル)、MMA400g(4モル)、TMT0.6
9g(0.004モル)及び化合物8、0.12g(3
00ppm対MMA)を実施例4と同様に仕込み、若干
の減圧下で反応させた。この間、反応温度は100℃か
ら115℃まで上昇した。得られた反応液を減圧下で蒸
留し、純度100%のシクロヘキシルメタクリレート3
19gが得られ、製品中には、重金属及び窒素化合物は
全く含まれなかった。また、釜及び塔の重合も認められ
なかった。
(2モル)、MMA400g(4モル)、TMT0.1
4g(0.0008モル)及び化合物20、0.12g
(300ppm対MMA)を実施例7と同様に若干の減
圧下で反応させた結果、純度100%のベンジルメタク
リレート336gが得られ、重金属及び窒素化合物は全
く含まれなかった。釜及び塔の重合も認められなかっ
た。
1g(2モル)、MA344g(4モル)、TMT0.
34g(0.002モル)及び化合物20、0.138
g(300ppm対MA)を実施例7と同様に若干の減
圧下で反応させた結果、純度100%の2−エチルヘキ
シルアクリレート339gが得られ、重金属及び窒素化
合物は全く含まれなかった。釜及び塔の重合も認められ
なかった。
ール261g(2.0モル)、MMA400g(4モ
ル)、TMT0.17g(0.001モル)及び化合物
20、0.12g(300ppm対MMA)を実施例7
と同様に若干の減圧下で反応させた結果、純度100%
の2−エチルヘキシルメタクリレート373gが得ら
れ、重金属及び窒素化合物は全く含まれなかった。釜及
び塔の重合も認められなかった。
1g(2モル)、MMA400g(4モル)、TMT
0.17g(0.001モル)及び1,3,5−トリメ
チル−2,4,6−トリス(3,5−ジターシャリーブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン0.12g
(300ppm対MMA)を実施例7と同様に若干の減
圧下で反応させた。反応温度112℃になった時点で、
釜液が重合して粘性が増大したため、反応を継続するこ
とができなくなった。
g(2モル)、MMA400g(4モル)、TMT0.
17g(0.001モル)及び化合物21、0.12g
(300ppm対MMA)を実施例7と同様に減圧下で
反応させた結果、純度100%のラウリルメタクリレー
ト462gが得られ、重金属及び窒素化合物は全く含ま
れなかった。釜及び塔の重合も認められなかった。
g(2モル)、MMA400g(4モル)、TMT、
0.17g(0.001モル)及び化合物28、0.1
2g(300ppm対MMA)を実施例7と同様に減圧
下で反応させた結果、純度100%のラウリルメタクリ
レート451gが得られ、重金属及び窒素化合物は全く
含まれなかった。釜及び塔の重合も認められなかった。
1g(1モル)、MMA300g(3モル)、TMT、
0.17g(0.001モル)及び化合物28、0.0
9g(300ppm対MMA)を実施例7と同様に減圧
下で反応させた結果、純度100%のステアリルメタク
リレート315gが得られ、重金属及び窒素化合物は全
く含まれなかった。釜及び塔の重合も認められなかっ
た。
g(1モル)、MMA300g(3モル)、テトラステ
アリルチタネート1.11g(0.001モル)及び化
合物28、0.09g(300ppm対MMA)を実施
例7と同様に減圧下で反応させた結果、純度100%の
ステアリルメタクリレート240gが得られたが、釜残
量が多くなり、これ以上の製品取り出しは困難であっ
た。
合防止能の優れたN−オキシル化合物を併用することに
より、高い反応率で、高純度の(メタ)アクリル酸エス
テルを製造することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 メチル(メタ)アクリレートと炭素数3
〜20のアルコールとを反応させて(メタ)アクリル酸
エステルを製造する際に、触媒としてテトラメチルチタ
ネートを用い、かつ重合防止剤として下記一般式(1)
で示されるN−オキシル化合物を用いることを特徴とす
る高純度(メタ)アクリル酸エステルの製造方法。 【化1】 (式中、R1、R2、R3、R4はアルキル基、R5はH、
OH、OR、OCOR、NHCORまたはO−[(E
O)n+(PO)m]−H、R6はH、またはR5とR 6は
一緒になって=Oを表わす。ただし、Rは炭素数1〜1
8のアルキル基、アルケニル基またはアリール基であ
り、アルキル基は直鎖状であっても分岐していてもよ
く、アリール基はアルキル基が置換したものであっても
よく、EOはエチレンオキシ基を、POはプロピレンオ
キシ基を示し、nおよびmは同一または異なる0〜10
の整数を示す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02104998A JP3529613B2 (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | 高純度(メタ)アクリル酸エステルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02104998A JP3529613B2 (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | 高純度(メタ)アクリル酸エステルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11222462A true JPH11222462A (ja) | 1999-08-17 |
JP3529613B2 JP3529613B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=12044075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02104998A Expired - Lifetime JP3529613B2 (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | 高純度(メタ)アクリル酸エステルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3529613B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003034666A (ja) * | 2001-07-18 | 2003-02-07 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | メタクリル酸アリルの製造方法 |
US6710204B2 (en) | 2001-03-26 | 2004-03-23 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Decreasing method of N-oxyl compound |
WO2018221314A1 (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-06 | 大阪有機化学工業株式会社 | 重合禁止剤および当該重合禁止剤を用いた(メタ)アクリル酸エステルの製造方法、精留物 |
-
1998
- 1998-02-02 JP JP02104998A patent/JP3529613B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6710204B2 (en) | 2001-03-26 | 2004-03-23 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Decreasing method of N-oxyl compound |
JP2003034666A (ja) * | 2001-07-18 | 2003-02-07 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | メタクリル酸アリルの製造方法 |
WO2018221314A1 (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-06 | 大阪有機化学工業株式会社 | 重合禁止剤および当該重合禁止剤を用いた(メタ)アクリル酸エステルの製造方法、精留物 |
JPWO2018221314A1 (ja) * | 2017-05-31 | 2020-04-02 | 大阪有機化学工業株式会社 | 重合禁止剤および当該重合禁止剤を用いた(メタ)アクリル酸エステルの製造方法、精留物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3529613B2 (ja) | 2004-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2374221C2 (ru) | Способ непрерывного получения алкиламино(мет)акриламидов | |
JP2006206590A (ja) | (メタ)アクリレートエステルモノマーを製造するためのエステル交換方法 | |
EP0902017A1 (en) | Transesterification process | |
JP2818640B2 (ja) | アルキルイミダゾリドン(メタ)アクリレートの製造方法 | |
JP2005506958A (ja) | (メタ)アクリル酸エステルの製造法 | |
US6706887B2 (en) | Process for the preparation of alkylimidazolidone (meth)acrylates | |
JPH11222462A (ja) | 高純度(メタ)アクリル酸エステルの製造方法 | |
JPH0466555A (ja) | (メタ)アクリル酸エステルの製造法 | |
JP2000063371A (ja) | オキセタン環含有(メタ)アクリル酸エステルの製法 | |
JP2002234859A (ja) | (メタ)アクリル酸エステルの製造方法 | |
JP4065676B2 (ja) | (メタ)アクリル酸エステルの製造方法および(メタ)アクリル酸エステル製造用触媒 | |
JP2000072718A (ja) | (メタ)アクリル酸ピペリジン−1−オキシルエステル誘導体からなる(メタ)アクリル酸エステル用重合防止剤およびその製造方法 | |
JP2000169429A (ja) | 高純度(メタ)アクリル酸エステルの製造方法 | |
JP2001163831A (ja) | (メタ)アクリル酸エステルの製造方法 | |
JP2009274986A (ja) | (メタ)アクリル酸アルキルエステルの製造方法 | |
CN101622228B (zh) | 制备n-羟烷基化内酰胺的(甲基)丙烯酸酯的催化法 | |
JP3524791B2 (ja) | 含フッ素(メタ)アクリル酸エステルの製造方法 | |
JP2001187763A (ja) | (メタ)アクリル酸エステルの製造方法 | |
JP2005015398A (ja) | (メタ)アクリル酸エステルの製造方法 | |
JP2001039925A (ja) | (メタ)アクリル酸エステルの製造方法 | |
JP2632984B2 (ja) | 不飽和カルボン酸イソシアナトアルキルエステルの製造法 | |
JPH02160809A (ja) | ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート用重合防止剤 | |
JP6957875B2 (ja) | 2−メチル−2−ヒドロキシ−1−プロピル(メタ)アクリレートおよび/または3−メチル−3−ヒドロキシ−1−ブチル(メタ)アクリレートの製造方法ならびに組成物 | |
WO1998016495A1 (fr) | Processus de preparation de monoesters d'acide dicarboxylique | |
JP2002128772A (ja) | 2−グリシジルオキシエチル(メタ)アクリレートの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040225 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120305 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305 Year of fee payment: 9 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305 Year of fee payment: 9 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140305 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |