JPH11222283A - 農産物包装用トレイパック及び該トレイパックの容器内への移載嵌挿方法 - Google Patents
農産物包装用トレイパック及び該トレイパックの容器内への移載嵌挿方法Info
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- JPH11222283A JPH11222283A JP10036728A JP3672898A JPH11222283A JP H11222283 A JPH11222283 A JP H11222283A JP 10036728 A JP10036728 A JP 10036728A JP 3672898 A JP3672898 A JP 3672898A JP H11222283 A JPH11222283 A JP H11222283A
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Abstract
一枚ずつ安定かつ正確に取り出し得ると共に、容器内に
確実に移載嵌挿し得る農産物包装用トレイパック及び該
トレイパックの容器内への移載嵌挿方法を提供する。 【解決手段】農産物を吸着保持してトレイパックに詰め
るための吸着体を備えた農産物の箱詰装置で用いられる
農産物包装用トレイパックであって、該トレイパックの
外周縁の対向する少なくとも2箇所に吸着体が吸着し得
る平面状の吸着しろとしての突出部が形成されているこ
とを特徴とする。また、トレイパックの外周縁の外側に
形成した所定形状の平面状の突出部と、突出部に連設し
たトレイパックの外周縁でかつ収納凹部以外の平面状の
余剰部とで、吸着体が吸着し得る吸着しろが形成されて
いることを特徴とする。
Description
ンゴ、メロン等の農産物を選別仕分して箱詰め包装する
際に用いられるトレイパックに係わり、詳しくは、積層
トレイパック群から各トレイパックを一枚ずつ取り出す
ことのできる農産物包装用トレイパック及びこのトレイ
パックの段ボール箱等の容器内への移載嵌挿方法に関す
る。
れるトレイパックは、農産物を一個ずつ収納する収納凹
部が多数形成された発泡プラスチックシート製または紙
製のもで構成されている。このトレイパックは、段ボー
ル箱の内寸に合わせて納められるため、その外形寸法は
一定に設定されているが、収納凹部に収納する農産物の
大きさ(種類及び等階級別)により、その多数の収納凹
部が例えば千鳥状に配列されたりマトリックス状に配列
される等、様々な形態にレイアウトされている。
は、段ボール箱に詰める農産物の大きさとトレイパック
の規制される外形寸法(段ボール箱の内寸)とから、収
納凹部以外の平面状の余剰部ができるだけ少なくなる、
すなわち農産物が最大数収容できる配列でレイアウトさ
れている。
例えば実公平3−8630号公報、実公昭62−184
43号公報及び特公平6−29063号公報に開示され
ている。これらのトレイパックは、その外形形状が長方
形状に形成されて多数の収納凹部が前述した如く様々な
配列でレイアウトされており、実際の農産物の箱詰め作
業においては、箱詰め包装作業部において、上下方向に
多数枚積層された積層トレイパック群として待機されて
いるのが一般的である。
ては、この積層トレイパック群から各トレイパックを一
枚ずつ分離して取り出す必要があるが、このトレイパッ
クの分離取出装置としては、例えば特開平8−2648
4号公報、特開平5−338805号公報、特開平3−
187817号公報及び特許第2518105号公報に
開示されている。
の分離取出装置に上記トレイパックを使用した場合、次
のような問題点があった。先ず、特開平8−26484
号公報及び特開平5−338805号公報に開示の分離
取出装置は、トレイパックの長手方向の両端部(短辺
部)を挟持する挟持機構の上方に積層トレイパック群を
載置し、この積層トレイパック群のうちの最下位のトレ
イパックを、吸引式の分離装置で挟持機構を乗り越えて
下方に取り出す構造であるため、農産物の箱詰め包装に
用いる上記トレイパックの取り出しには適していない。
した如く包装玉数(収納凹部の数)や収納凹部の配列パ
ターンが異なるのが一般的であることから、トレイパッ
クの底面に形成される各収納凹部に対応した凸部の配列
パターンも様々で、吸引式の分離装置をこの底面の所定
の収納凹部に対応した凸部に正確に吸着させることが難
しく、トレイパックを一枚ずつ安定かつ正確に分離して
取り出すことが困難となる。
示の分離取出装置(箱詰装置)は、トレイパックの収納
凹部以外の平らな部分に複数の吊り上げ用の突起を設け
たものであるが、この分離取出装置にあっては、トレイ
パックの取り上げのみの場合には効果的ではあるもの
の、分離取出装置がトレイパックの取り上げに専用化し
てしまう。そのため、農産物を自動箱詰めする際に、農
産物を吸着保持するための吸着体(吸着パッド)をトレ
イパックの分離取出装置とは別体で設置する必要が生じ
る等、分離取出装置の構造が複雑化してコスト高になり
易い。
示の分離取出装置(箱詰装置)は、基盤に農産物を吸着
する吸着体とトレイパックを吸着(支持)するパック吸
着体を複数個それぞれ設けたもので、農産物用の吸着体
とは別個に構造の全く異なるトレイパック専用のパック
吸着体が必要となって、上記特開平3−187817号
公報に開示の分離取出装置と同様に、その構造が複雑化
してコスト高になり易い。
もので、請求項1記載の発明の目的は、積層トレイパッ
ク群から分離取出装置によって一枚ずつ安定かつ正確に
取り出し得る農産物包装用トレイパックを提供すること
にある。また、請求項2記載の発明の目的は、積層トレ
イパック群から分離取出装置によって一枚ずつ安定かつ
正確に取り出し得ると共に、収納凹部以外の余剰部を有
効活用し得る農産物包装用トレイパックを提供すること
にある。また、請求項3記載の発明の目的は、請求項1
または2記載の発明の目的に加え、農産物の収容効率を
向上させ得る農産物包装用トレイパックを提供すること
にあり、また、請求項4記載の発明の目的は、請求項1
ないし3記載の発明の目的に加え、容器内に詰められた
農産物入りのトレイパックを容易に取り出し得る農産物
包装用トレイパックを提供することにある。また、請求
項5及び6記載の発明の目的は、トレイパックを一枚ず
つ安定かつ正確に分離して容器内に確実に嵌挿すること
ができて農産物の箱詰め作業の作業効率を向上させ得る
と共に、トレイパックの分離取出装置の構成を簡略化さ
せて安価に形成し得るトレイパックの容器内への移載嵌
挿方法を提供することにある。
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、農産物を吸着
保持してトレイパックに詰めるための吸着体を備えた農
産物の箱詰装置で用いられる農産物包装用トレイパック
であって、トレイパックの外周縁の対向する少なくとも
2箇所に吸着体が吸着し得る平面状の突出部が形成され
ていることを特徴とする。
トレイパックが積層された積層トレイパック群の最上位
のトレイパックは、その外周縁に形成された突出部の平
面状の上面に分離取出装置の吸着体が吸着することによ
って、一枚ずつ分離されて取り上げられる。吸着体は、
平面状の突出部に確実に吸着するため、積層トレイパッ
ク群から各トレイパックが分離取出装置によって一枚ず
つ安定かつ正確に取り出される。
待機している複数の農産物を複数の吸着体によって吸着
保持し、所定の詰め位置で待機しているトレイパックの
各収納凹部に詰める農産物の箱詰装置で用いられる農産
物包装用トレイパックであって、トレイパックの外周縁
の外側に形成した所定形状の平面状の突出部と、該突出
部に連設したトレイパックの外周縁でかつ収納凹部以外
の平面状の余剰部とで、吸着体が吸着し得る吸着しろを
形成したことを特徴とする。
ックの農産物の収納凹部以外の平面状の余剰部に平面状
の突出部を連設することによって吸着しろが形成され、
この吸着しろに分離取出装置の吸着体が吸着することに
よって、積層トレイパック群からトレイパックが一枚ず
つ取り出される。吸着体はトレイパックの平面状の吸着
しろに確実に吸着するため、積層トレイパック群から各
トレイパックが分離取出装置によって一枚ずつ安定かつ
正確に取り出されると共に、トレイパックの余剰部の有
効活用が図れ、突出部の突出量が少なくなる。
クが、複数の農産物を収納し得る複数の収納凹部を有す
ることを特徴とする。このように構成することにより、
トレイパックへの農産物の収納効率が向上すると共に、
複数の収納凹部以外の部分に形成される余剰部を吸着し
ろとして利用することができ、トレイパックの外周縁上
面の空き領域の一層の有効活用が図れる。
クの外周縁に形成した突出部が、容器内に収納した際に
容器の内面に沿って上方に折れ曲がることができること
を特徴とする。このように構成することにより、トレイ
パックを段ボール箱等の容器内に嵌挿した際に、突出部
が上方に折れ曲がるため、この折れ曲がった突出部を手
で掴むことができ、農産物入りトレイパックの容器内か
らの取り出しが容易になる。
いし4のいずれかに記載のトレイパックを複数の吸着体
を一列に備えた取上手段で容器内に移載して嵌挿する農
産物包装用トレイパックの容器内への移載嵌挿方法であ
って、一列に並んだ複数の吸着体のうち所定位置の吸着
体を積層トレイパック群の最上位のトレイパックの平面
状の吸着しろに対応させてこれを吸着し、この吸着され
たトレイパックを取上手段で上方に持ち上げることによ
り積層トレイパック群から一枚取り上げた後に容器上に
移載し、この容器上に移載されたトレイパックの吸着体
による吸着状態を解除すると共に、この吸着体を除く他
の吸着体の少なくとも一つが下方に突出することによっ
て吸着しろが上方に折れ曲がりトレイパックを容器内に
嵌挿させることを特徴とする。
載されたトレイパックを容器内に嵌挿させ得る吸着体と
して、農産物を吸着保持してトレイパックの収納凹部に
収納させる吸着体が使用されることを特徴とする。
イパック群の最上位の各トレイパックは、その平面状の
吸着しろに取上手段の吸着体が吸着して持ち上げられ
て、容器上で吸着体による吸着状態が解除される。この
吸着状態が解除されたトレイパックは、下方に落下しそ
の突出部が容器の上縁に移載された状態となり、この状
態で吸着しろに対応した吸着体以外の吸着体が下方に突
出して、容器の上縁に移載されているトレイパックを容
器内に嵌挿させる。この容器内への嵌挿でトレイパック
の突出部が容器の内面に沿って上方に折れ曲がる。これ
により、トレイパックを一枚ずつ安定かつ正確に分離し
て容器内に確実に嵌挿することができ、農産物の箱詰め
作業の作業効率が向上すると共に、請求項6記載の発明
のように、トレイパックを容器内に嵌挿する吸着体とし
て農産物の吸着保持用の吸着体を使用することにより、
分離取出装置の構成が簡略化される。
を図面に基づいて詳細に説明する。図1及び図2は、本
発明に係わる農産物包装用トレイパックの第1実施例を
示し、図1がその平面図、図2が図1のA−A線に沿っ
た一部切欠きした拡大断面図である。図1及び図2にお
いて、トレイパック1は、例えばパルプ材の成型によっ
て全体形状が平面視略長方形状に形成され、横方向に6
個で縦方向に4個のマトリックス状に配置された合計2
4個の略半球形状の下方に窪んだ収納凹部2を有してい
る。
両辺1a、1bの前後方向の中央部分には、外側に所定
寸法h突出した突出部3、4が、横方向の収納凹部2の
列と平行になる如く対向した状態でトレイパック1に一
体的に設けられている。この突出部3、4は平面視台形
形状を呈すると共に、上面側の左右両辺1a、1bに沿
った部分には、断面三角形状の切り込み溝からなる折曲
部5がそれぞれ形成されている。
点鎖線で示す)として機能し、後述する如く吸着体とし
ての吸着パッド8が吸着して、多数枚積層された積層ト
レイパック群1A(図7参照)からトレイパック1が一
枚ずつ分離して取り出されると共に、トレイパック1を
段ボール箱9に移載嵌挿する際に、折曲部5によって突
出部3、4が図2の二点鎖線で示す如く上方に折れ曲が
る。
は所定値以上の力が図2の矢印イ方向に作用した場合に
のみ折れ曲がり、農産物Wの選果場等に納入される積層
トレイパック群1Aの状態や、この積層トレイパック群
1Aの状態から後述する如くトレイパック1を一枚ずつ
分離して取り上げる場合等には、折れ曲がることがな
い。そして、この折曲部5の形状は、断面三角形状の溝
に限らず、断面半円弧形状、断面方形状等の溝を採用し
ても良いし、これらの溝を設けることなく、材質硬度等
によって所定方向に折り曲がり易く構成する(曲がり癖
を設ける)こともできる。
装用トレイパックの第2〜第7実施例を示す平面図であ
る。なお、上記第1実施例と同一部位には同一符号を付
し、その詳細な説明は省略する。図3(a)〜(d)に
示す第2〜第5実施例のトレイパック1は、一対の突出
部3、4が横方向の収納凹部2の列と平行になる如く対
向するもので、図4(a)、(b)に示す第6、第7実
施例のトレイパック1は、一対の突出部3、4が横方向
の収納凹部2の列と斜めになる如く対向するものであ
る。
トレイパック1は、横方向に5個で縦方向に4個の合計
20個の収納凹部2が千鳥状に配置され、トレイパック
1の左右両辺1a、1bの前後方向の中央部分で、トレ
イパック1の外周縁の平らな空き領域としての余剰部6
の外側に突出部3、4を一体的に設けたものである。こ
のトレイパック1によれば、突出部3、4とこれに連設
する余剰部6とによって平面状の吸着しろ7が形成され
ることになり、余剰部6の一部を利用することができ
て、突出部3、4の突出寸法hを第1実施例の突出寸法
hより小さくすることができる。
イパック1は、横方向に5個と4個の収納凹部2を縦方
向に交互に4列配置することにより合計18個の収納凹
部2が千鳥状に配置され、トレイパック1の左右両辺1
a、1bの前後方向の中央部分よりやや前方側の余剰部
6の外側に突出部3、4を一体的に設けたものである。
この第3実施例のトレイパック1の場合は、吸着しろ7
に比較的広い面積の余剰部6を利用することができて、
突出部3、4の突出寸法hをより小さくすることができ
る。
イパック1は、横方向に5個で縦方向に3個の合計15
個の収納凹部2がマトリックス状に配置され、トレイパ
ック1の左右両辺1a、1bの前後方向の中央部分より
やや前方側(もしくは後方側)の余剰部6の外側に突出
部3、4を一体的に設けたものである。また、図3
(d)に示す第5実施例のトレイパック1は、横方向に
4個で縦方向に3個の合計12個の収納凹部2が千鳥状
に配置され、トレイパック1の左右両辺1a、1bの前
後方向の中央部分よりやや前方側の余剰部6の外側に突
出部3、4を一体的に設けたものである。
においても、余剰部6の一部を吸着しろ7とすることが
でき、突出部3、4の突出寸法hを上記第1実施例のト
レイパック1の突出寸法hより小さくすることができ
る。
イパック1は、横方向に5個で縦方向に4個の合計20
個の収納凹部2が千鳥状に配置され、突出部3は左辺1
aの後方側に形成され突出部4は右辺1bの前方側に形
成、すなわち、突出部3、4がトレイパック1の左右両
辺1a、1bにおいて斜め方向に対向する如く設けられ
ている。また、図4(b)に示す第7実施例のトレイパ
ック1は、第6実施例のトレイパック1の突出部3、4
の形状を台形形状ではなく、半円弧形状に形成したもの
である。
ろ7として余剰部6の一部を利用することができると共
に、特に第7実施例においては、突出部3、4の形状を
吸着しろ7の形状(円形)に対応させることができ、余
剰部6をより有効活用できることになる。なお、本発明
に係わるトレイパック1は、上記各実施例のそれぞれに
限定されるものでもなく、各実施例を適宜に組み合わせ
ることもできるし、各トレイパック1の収納凹部2の個
数も農産物Wの大きさ等に応じて所定数に設定すること
ができる。
箱詰装置の一例を図5〜図10について説明する。な
お、図5は箱詰装置を使用した選別梱包装置の分岐箱詰
ラインの平面図を、図6はトレイパックの分離取出装置
の一部を破断した拡大平面図を、図7は分離取出装置の
リフト台の正面図を、図8はトレイパックの取り出し状
態を示す要部正面図を、図9はトレイパックの段ボール
箱への嵌挿状態を示す要部正面図を、図10は農産物の
箱詰め手順の説明図を示している。
岐箱詰ライン11は、選別コンベア12からフリートレ
イ13を排出する排出装置14と、排出されたフリート
レイ13を貯留する貯留コンベア15と、貯留コンベア
15からフリートレイ13を送り出すトレイ送出装置1
6と、箱詰待機位置に設けられた箱詰レーン17と、箱
詰レーン17の近傍に設けられた箱詰装置18等を具備
している。
848号公報で開示されている仕分排出装置を用いて構
成され、一つの排出装置14で二条の貯留コンベア15
にフリートレイ13を振り分ける機能を有している。貯
留コンベア15は、ベルトコンベアあるいはローラコン
ベア等によって構成され、排出されたフリートレイ13
を下流側に搬送するようになっている。そして、排出装
置14及び貯留コンベア15は上下の選別コンベア12
に対してそれぞれ独立して設けられており、一つの分岐
箱詰ライン11に、貯留コンベア15は上下に各四条、
排出装置14は上下に各2個配置されることになる。
り出す切替式のトレイ送出装置で構成され、いずれかの
貯留コンベア15から箱詰レーン17にフリートレイ1
3を送り込むために、上下揺動式に設けられた四条の送
出コンベア16aを有している。また、箱詰レーン17
は、一つの分岐箱詰ライン11に含まれる複数の貯留コ
ンベア15のいずれかのラインから、トレイ送出装置1
6を介して送り込まれた所定個数のフリートレイ13
を、箱詰めのために一列に整列させて待機させるもので
ある。
1Aから最上位のトレイパック1を分離して取り出す分
離取出装置19と、この分離取出装置19で取り出した
トレイパック1を段ボール箱9内に移載して嵌挿すると
共に、箱詰レーン17上に待機しているフリートレイ1
3上の農産物Wを吸着保持して段ボール箱9内のトレイ
パック1の収納凹部2内に収納する取上手段としての箱
詰ロボット20(図8及び図9参照)等を具備してい
る。
の空間上部に配置され、図6及び図7に示すように、固
定基台22にモータ23及びギア24、25を介して回
転可能に配置された回転台26を有している。この回転
台26上の外周部十字位置には垂直ネジ軸27がそれぞ
れ立設されており、この回転台26はモータ23が回転
することにより、図5の矢印ロ方向に例えば90度ステ
ップで回転し、所定形状の後述するリフト台28上の積
層トレイパック群1Aを分離取出位置S1にセットする
如く構成されている。
27に対応して四群の積層トレイパック群1Aが載置さ
れる4つの上記リフト台28が上下動可能に配設されて
いる。このリフト台28は、その端部のナット板29の
中央に設けたナット部が垂直ネジ軸27にそれぞれ螺合
すると共に、ナット板29の両端部が一対のガイド30
で上下方向に案内されることによって、対応する垂直ネ
ジ軸27に昇降可能に支持されている。なお、リフト台
28は平面視略八角形状に形成され、左右及び前後の4
辺に相当する位置には、載置される積層トレイパック群
1Aのリフト台28上での移動を防止するガイド板31
が上方に突出してそれぞれ設けられている。
支持枠32の上端には天井板33が固定され、この天井
板33の下面には、各リフト台28に対応して昇降用モ
ータ34が組み付けられている。そして、昇降用モータ
34は、ギア35、36を介して垂直ネジ軸27の上端
にそれぞれ連結され、昇降用モータ34が回転すること
によって、該モータ34に対応した垂直ネジ軸27が回
転して、リフト台28のナット板29が垂直ネジ軸27
に沿って上下方向に移動、すなわちリフト台28が昇降
動作することになる。
ト台28の最下端位置を検出する最下端検出センサー、
リフト台28上に積層トレイパック群1Aの補給が必要
になったことを検出する補給時期検出センサー、リフト
台28上の分離取出位置S1にトレイパック1が無いこ
とを検出するトレイパック検出センサー等の各種センサ
ーが設けられている。
た対向位置のガイド板31上方には、抵抗部材37がそ
れぞれ設けられている。この抵抗部材37は、図8に示
すように、先端側に三角形状(鋸歯形状)の例えば上下
方向に5個の係合部37aが形成され、図8に示す動作
位置と、回動させることにより、係合部37aを後退さ
せてリフト台28上に積層トレイパック群1Aをセット
する非動作位置とに設定され得るように構成されてい
る。この抵抗部材37の係合部37a先端間のピッチ
は、リフト台28上に載置された積層トレイパック群1
Aの上下方向の積層ピッチと略同等に設定されている。
ように、回転台26にステー38を介して連結された平
面視略L字形状の抵抗部材取付板39の両端部にそれぞ
れ3個ずつ取り付けられている。抵抗部材取付板39の
両端部には、トレイパック1の突出部3、4に対応して
台形形状の凹部39aがそれぞれ形成されている。この
凹部39aの三つの辺に抵抗部材37が鉛直線方向にそ
れぞれ突出して設けられ、動作位置(トレイパック1の
分離取出位置)において、抵抗部材37の係合部37a
先端がトレイパック1の突出部3、4の三つの辺に所定
寸法でそれぞれ係合している。
1の近傍には、図8及び図9に示すように、上記箱詰ロ
ボット20が設置されている。この箱詰ロボット20
は、例えば特開平9−301304号公報に開示されて
いる垂直多関節型ロボットを用いて構成することがで
き、アーム41の先端リンク機構42の先端にヘッド回
転用モータ43が設けられると共に、このヘッド回転用
モータ43の回転軸には、ブラケット44を介して吸着
パッドホルダー45が連結されている。この吸着パッド
ホルダー45は、その上面にレール46が設けられてお
り、このレール46にブラケット44に設けた一対のガ
イド47が水平方向に移動可能に滑合されている。
シリンダ装置48が配置され、このエアシリンダ装置4
8のピストンロッド48aの先端がブラケット44に固
定されている。これにより、エアシリンダ装置48の作
動でピストンロッド48aが進退して、吸着パッドホル
ダー45が図8の矢印ハの如くX−Y方向に移動する。
また、吸着パッドホルダー45の下部には、吸着パッド
ホルダー45の下面に設けたレール49に、X−Y方向
に移動可能に滑合された例えば7個の移動パッド吊り体
50a〜50c(移動パッド吊り体50cは図9参照)
が設けられている。この移動パッド吊り体50a〜50
cは、いずれも上下動されるピストンロッド51aを下
方に有するエアシリンダ装置51と、ピストンロッド5
1aの下端に取り付けられた例えば柔軟なベローズを有
する上記吸着パッド8とを備えている。
パッド吊り体50aは、トレイパック1の吸着用に使用
され、両端部以外の4個の移動パッド吊り体50bは、
農産物Wの吸着用及びトレイパック1の段ボール箱9内
への嵌挿用に使用され、また、図9において移動パッド
吊り体50cは、例えば使用するトレイパック1の収納
凹部2の一列の数が7個の場合等に使用される。
は、サーボモータ(図示せず)を駆動源としたパンタグ
ラフ機構52によってその間隔、すなわち吸着パッド8
間の間隔を可変できるように構成されている。なお、吸
着パッド8は、図示しない通気管を介してブロワーに接
続されており、このブロワーの作動により吸着パッド8
内が吸引されることによって、吸着パッド8の下端縁が
吸着保持物としてのトレイパック1の突出部3、4や農
産物Wの表面に密着する。
るトレイパック1が上記第1実施例のトレイパック1で
ある場合を例にして説明する。先ず、選別梱包装置の等
階級選別により仕分区分が判定された農産物Wが載せら
れたフリートレイ13は、選別コンベア12により移送
されながら、排出装置14によって所定の分岐箱詰ライ
ン11の貯留コンベア15に送り込まれて集積される。
この貯留コンベア15に一つの段ボール箱9に箱詰めす
る際の一箱分のフリートレイ13が集積された時点で、
トレイ送出装置16の送出コンベア16aを介して箱詰
レーン17に一箱分のフリートレイ13が送り込まれ
る。
3が送り込まれると、箱詰装置18の上記箱詰ロボット
20によって箱詰め作業が行われる。この箱詰め作業
は、先ず箱詰ロボット20のエアシリンダ装置51を作
動させ、ピストンロッド51aを下方に伸ばして吸着パ
ッド8を下降させ、この吸着パッド8で分離取出装置1
9の分離取出位置S1のリフト台28上に載置された積
層トレイパック群1Aの、最上位のトレイパック1を吸
着する。
ド8のうち、両側の移動パッド吊り体50aの吸着パッ
ド8が、トレイパック1の平らな突出部3、4や余剰部
6からなる吸着しろ7の上面に接触して吸着しろ7を吸
着する。また、移動パッド吊り体50bの4個の吸着パ
ッド8は、トレイパック1の収納凹部2内に所定距離進
入するだけで、収納凹部2に吸着することはない。そし
て、両側の吸着パッド8でトレイパック1の吸着しろ7
を吸着したら、エアシリンダ装置51の作動によりピス
トンロッド51aを後退させて吸着パッド8を最上位の
トレイパック1と共に持ち上げて、最上位のトレイパッ
ク1を積層トレイパック群1Aから分離して取り出す。
は、分離取出装置19の抵抗部材37が図8に示す動作
位置に設定されていることから、抵抗部材37の係合部
37aの先端が、トレイパック1の左右両辺1a、1b
に設けられた突出部3、4の内側に位置している。した
がって、この状態でトレイパック1の吸着しろ7を吸着
パッド8でそれぞれ吸着して上方に持ち上げると、トレ
イパック1は、その台形形状の突出部3、4の三辺が対
向する各抵抗部材37の係合部37aにそれぞれ係合し
て、変形動作を繰り返しつつ持ち上げられるため、収納
凹部2で互いに嵌合している最上位と直下(2番目)の
トレイパック1の嵌合状態が確実に解かれ、最上位のト
レイパック1のみが図8の位置まで持ち上げられる。
位置S1のリフト台28上から分離されて取り出された
トレイパック1は、図9に示すように、箱詰ロボット2
0の動作により段ボール箱9に移載嵌挿される。この段
ボール箱9へのトレイパック1の移載嵌挿は、先ず、段
ボール箱9の上方に移動した各吸着パッド8のうち、移
動パッド吊り50aに対応する吸着パッド8の吸着状態
を解除すると共に、移動パッド吊り体50bに対応する
エアシリンダ装置51を同時に作動させて、4個の吸着
パッド8を下方に突出させる。
ッド8の吸着状態が解除されたトレイパック1は、その
自重で落下して左右両辺1a、1bの突出部3、4が段
ボール箱9の上縁に移載された状態となり、この状態
で、4個の吸着パッド8の下降による突出力で段ボール
箱9内に押し込まれる。この時、トレイパック1の突出
部3、4は、吸着パッド8の突出力によりその折曲部5
で上方に折れ曲がり、段ボール箱9の内面に接触した状
態で収容される。これにより、積層トレイパック群1A
の最上位のトレイパック1が分離取出装置19で分離し
て取り出され、これが段ボール箱9に移載嵌挿されたこ
とになる。
最上位のトレイパック1を分離して取り出す場合は、6
個の吸着パッド8が同時に動作するものの、移動パッド
吊り体50aに対応した2個の吸着パッド8のみが分離
取り出し動作に関与し、他の4個の吸着パッド8は何ら
関与しない。また、取り出したトレイパック1の段ボー
ル箱9への嵌挿時には、移動パッド吊り体50bのみが
作動してこれに対応した吸着パッド8が嵌挿に関与し、
他の2個の吸着パッド8は動作せず嵌挿には何ら関与し
ないことになる。なお、トレイパック1の段ボール箱9
への嵌挿は、移動パッド吊り体50bに対応した4個の
吸着パッド8を全て動作させる必要はなく、3個、2個
あるいは1個の吸着パッド8の動作(下方への突出)に
よって行うこともできる。
れたトレイパック1の各列の収納凹部2内に、箱詰ロボ
ット20によって農産物Wを箱詰めする。この箱詰め作
業は、図10に示すように、箱詰レーン17のフリート
レイ13上方に移動している箱詰ロボット20の、例え
ば移動パッド吊り体50bに対応した吸着パッド8を矢
印ニの如く下降させて、フリートレイ13上に載置され
ている農産物Wを吸着保持し、この農産物Wを矢印ホの
如く持ち上げると共に、矢印ヘの如く移動させ、さらに
矢印トの如く下降させて吸着パッド8による農産物Wの
吸着状態を解除する。
移動させて、元の位置に戻す。これにより、段ボール箱
9のトレイパック1の一列(図10の最も左側の列)の
収納凹部2内に農産物Wが6個同時に収納され、この作
業を矢印a〜dに示す如く繰り返すことにより、トレイ
パック1の縦方向の4列の収納凹部2に農産物Wがそれ
ぞれ収納される。
パック1の収納凹部2内の全てに農産物Wが収納される
と、例えばリフト台28にセットされている積層トレイ
パック群1Aの次の(2番目の)トレイパック1を、最
上位のトイレパック1と同様に箱詰ロボット20により
分離して取り出し、このトレイパック1を、例えば段ボ
ール箱9に農産物Wを一段積みする場合は、新たにセッ
トされている段ボール箱9内に移載嵌挿し、複数段積み
の場合は、一段目の農産物Wが収納されている段ボール
箱9内のトレイパック1上に移載嵌挿する。
のトレイパック1が持ち上げられた後の分離取出装置1
9は、次のように動作する。すなわち、箱詰ロボット2
0の動作によってトレイパック1がリフト台28上から
分離されて取り出されると、支持枠32に設けられてい
る上記トレイパック検出センサーがこの状態を検出し、
図示しない制御装置等を介して対応するリフト台28の
昇降用モータ34を所定時間作動させる。この昇降用モ
ータ34の作動により、対応する垂直ネジ軸27が回転
して分離取出位置S1のリフト台28が1ピッチ分上昇
し、2番目のトレイパック1が最上段のトレイパック1
としてセットされる。
下位のトレイパック1が上記補給時期検出センサーで検
出されると、その検出信号により例えば作業通路上に設
けたランプを点灯させて作業者に分離取出位置S1の積
層トレイパック群1Aが補給時期であることを知らせ
る。また、最下位のトレイパック1が分離されて取り出
されると、すなわちリフト台28上に載置された全ての
トレイパック1が取り出されると、例えばパック検出セ
ンサーの検出信号と補給時期検出センサーの検出信号と
により、ランプ等が点滅して積層トレイパック群1Aが
無くなったことを作業者に知らせると共に、昇降用モー
タ34が例えば逆転してリフト台28を下降させる。こ
のリフト台28は上記最下端検出センサーで検出される
ことにより、最下端位置で停止する。
記第1実施例のトレイパック1を使用した場合について
説明したが、第2〜第7実施例のトレイパック1につい
ても同様にして使用することができる。しかし、第6及
び第7実施例のトレイパック1の場合には、吸着しろ7
がトレイパック1の左右両辺1a、1bにおいて斜め方
向に対向して設けられているため、トレイパック1を分
離して取り出す際に、箱詰ロボット20のヘッド回転用
モータ43を作動させて、吸着パッドホルダー45を所
定角度回転制御して行うことになる。
あっては、左右両辺1a、1bに外側に所定寸法h突出
した突出部3、4からなる平面状の一対の吸着しろ7
や、突出部3、4と余剰部6からなる平面状の一対の吸
着しろ7を設けているため、この吸着しろ7に吸着パッ
ド8を当接させることができ、吸着パッド8をトレイパ
ック1の吸着しろ7の上面に確実に吸着させることがで
きて、積層トレイパック群1Aからの各トレイパック1
の分離取り出しを安定かつ正確に行うことができる。そ
の結果、特に箱詰ロボット20の吸着パッドホルダー4
5に設けた複数の吸着パッド8によって、各トレイパッ
ク1の分離操作を効率良く行うことができて、農産物W
の箱詰作業の効率アップを図ることが可能になる。
両辺1a、1bに設けた突出部3、4に折曲部5がそれ
ぞれ設けられ、取り出されたトレイパック1の段ボール
箱9への移載嵌挿時に突出部3、4を上方に折り曲げる
ことができるため、この上方に折り曲げられた突出部
3、4を、段ボール箱9内に嵌挿され農産物が収容され
ているトレイパック1を取り出す際に手で掴むことがで
きて、農産物入りトレイパック1の段ボール箱9からの
取り出しを容易に行うことができる。
着する吸着パッド8を、農産物吸着保持用の吸着パッド
8が設けられている箱詰ロボット20の吸着パッドホル
ダー45に一体的に付設することができるため、トレイ
パック1を吸着する専用の吸着装置等を別体で設ける必
要がなくなる。また、トレイパック1を吸着する移動パ
ッド吊り体50aと、農産物Wを吸着する移動パッド吊
り体50bを同一の構成とすることができると共に、そ
の動作等も略同一にし得る等、箱詰装置18の構成を簡
略化することができて、安価な箱詰装置18が得られ
る。
出部3、4(吸着しろ7)に、農産物Wの品質や個数等
をラベル表示したり印刷することができ、段ボール箱9
内に収容されている農産物Wの店頭販売時における表示
を明確にすることができる。またさらに、トレイパック
1を第2〜第7実施例に示す如く構成することにより、
吸着しろ7として、収納する農産物Wの種類や等階級に
よってトレイパック1の外周縁に必然的に形成される余
剰部6の一部を利用することができるため、突出部3、
4の突出寸法hを極力小さくすることができる。その結
果、トレイパック1の外形形状があまり大きくなること
がなく、従来と略同様の方法で積層トレイパック群1A
の運搬や保管を行うことができて取り扱いが容易になる
と共に、材料費のアップを極力抑えることが可能にな
る。
ック1の左右両辺1a、1bに突出部3、4(吸着しろ
7)を一個ずつ形成したが、本発明はこれに限定される
ものでもなく、例えば左右両辺1a、1bに複数の突出
部をそれぞれ形成して複数対の吸着しろを設けるように
してもよい。また、上記実施例における分岐箱詰ライン
11の各構成、箱詰装置18の分離取出装置19や箱詰
ロボット20の構成、容器の形態等も一例であって、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更し得るこ
とはいうまでもない。
明によれば、トレイパックの外周縁に平面状の突出部が
形成されているため、この突出部に分離取出装置の吸着
体を確実に吸着させることができ、積層トレイパック群
から各トレイパックを、分離取出装置によって一枚ずつ
安定かつ正確に分離して取り出すことができ、例えば農
産物の箱詰作業の効率アップを図ることができる。
イパックの外周縁に形成された突出部と、この突出部に
連設された余剰部とによって平面状の吸着しろが形成さ
れるため、この吸着しろに分離取出装置の吸着体を確実
に吸着させることができ、積層トレイパック群から各ト
レイパックを、分離取出装置によって一枚ずつ安定かつ
正確に分離して取り出すことができると共に、収納凹部
を有するトレイパックに必然的に形成される余剰部の有
効活用が図れ、突出部の突出量をより少なくでき、トレ
イパックの取り扱い等が容易となる。
項1または2記載の発明の効果に加え、トレイパックへ
の農産物の収納効率が向上すると共に、複数の収納凹部
以外の部分に形成される余剰部を吸着しろとして利用す
ることができるため、トレイパックの外周縁上面の空き
領域の一層の有効活用を図ることができる。
項1ないし3記載の発明の効果に加え、トレイパックを
容器内に嵌挿した際に、突出部が上方に折れ曲がるた
め、この折れ曲がった突出部を手で掴むことができ、農
産物入りトレイパックの容器内からの取り出しを容易に
行うことができる。
ば、各トレイパックに設けた吸着しろを利用して所定の
吸着体を吸着させると共に、吸着により取り出したトレ
イパックを容器上に移載し、このトレイパックを例えば
農産物吸着用の吸着体の下方への突出で容器内に嵌挿さ
せることができるため、積層トレイパック群から各トレ
イパックを一枚ずつ安定かつ正確に分離して容器内に確
実に嵌挿することができ、例えばトレイパックの分離取
り出しから容器内への移載嵌挿が自動化され、農産物の
箱詰め作業の作業効率の大幅な向上を図ることができ
る。また、トレイパックの容器への移載嵌挿時に農産物
を吸着保持するための吸着体を利用することができるた
め、嵌挿専用の吸着体を別途設ける必要がなくなり、箱
詰装置の構成を簡略化することができて、箱詰装置等を
安価に形成することができる等の効果を奏する。
1実施例を示す平面図
断面図
2〜第5実施例を示す平面図
6及び第7実施例を示す平面図
別梱包装置の分岐箱詰ラインの平面図
断した拡大平面図
図
す要部正面図
Claims (6)
- 【請求項1】農産物を吸着保持してトレイパックに詰め
るための吸着体を備えた農産物の箱詰装置で用いられる
農産物包装用トレイパックであって、該トレイパックの
外周縁の対向する少なくとも2箇所に前記吸着体が吸着
し得る平面状の突出部が形成されていることを特徴とす
る農産物包装用トレイパック。 - 【請求項2】待機位置で待機している複数の農産物を複
数の吸着体によって吸着保持し、所定の詰め位置で待機
しているトレイパックの各収納凹部に詰める農産物の箱
詰装置で用いられる農産物包装用トレイパックであっ
て、該トレイパックの外周縁の外側に形成した所定形状
の平面状の突出部と、該突出部に連設したトレイパック
の外周縁でかつ前記収納凹部以外の平面状の余剰部と
で、前記吸着体が吸着し得る吸着しろを形成したことを
特徴とする農産物包装用トレイパック。 - 【請求項3】前記トレイパックは、複数の農産物を収納
し得る複数の収納凹部を有することを特徴とする請求項
1または2記載の農産物包装用トレイパック。 - 【請求項4】前記トレイパックの外周縁に形成した突出
部は、容器内に収納した際に容器の内面に沿って上方に
折れ曲がることができることを特徴とする請求項1ない
し3のいずれかに記載の農産物包装用トレイパック。 - 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載のトレ
イパックを複数の吸着体を一列に備えた取上手段で容器
内に移載して嵌挿する農産物包装用トレイパックの容器
内への移載嵌挿方法であって、一列に並んだ複数の吸着
体のうち所定位置の吸着体を積層トレイパック群の最上
位のトレイパックの平面状の吸着しろに対応させてこれ
を吸着し、この吸着されたトレイパックを前記取上手段
で上方に持ち上げることにより積層トレイパック群から
一枚取り上げた後に容器上に移載し、この容器上に移載
されたトレイパックの吸着体による吸着状態を解除する
と共に、この吸着体を除く他の吸着体の少なくとも一つ
が下方に突出することによって前記吸着しろが上方に折
れ曲がりトレイパックを容器内に嵌挿させることを特徴
とするトレイパックの容器内への移載嵌挿方法。 - 【請求項6】前記容器上に移載されたトレイパックを容
器内に嵌挿させ得る吸着体として、農産物を吸着保持し
てトレイパックの収納凹部に収納させる吸着体が使用さ
れることを特徴とする請求項5記載のトレイパックの容
器内への移載嵌挿方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03672898A JP3733234B2 (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | 農産物包装用トレイパック及び該トレイパックの容器内への移載嵌挿方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11222283A true JPH11222283A (ja) | 1999-08-17 |
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Country Status (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105083708A (zh) * | 2015-05-26 | 2015-11-25 | 努比亚技术有限公司 | 包装盒 |
JP2020001788A (ja) * | 2018-06-29 | 2020-01-09 | 日本協同企画株式会社 | 吸上げ方法、吸上げ装置、イチゴ自動パック詰め方法、及びイチゴ自動パック詰め装置 |
CN114834694A (zh) * | 2022-05-20 | 2022-08-02 | 上海创灵包装机械制造有限公司 | 一种全自动填放吸水垫的叠盒整理装置 |
-
1998
- 1998-02-02 JP JP03672898A patent/JP3733234B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN105083708B (zh) * | 2015-05-26 | 2018-07-31 | 努比亚技术有限公司 | 包装盒 |
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CN114834694A (zh) * | 2022-05-20 | 2022-08-02 | 上海创灵包装机械制造有限公司 | 一种全自动填放吸水垫的叠盒整理装置 |
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