JPH11221985A - カード作成システム用の撮像装置及び撮像処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、搬送系の故障等の機器異常が発生
した場合においても、申請者を待たせることなくカード
の作成業務を続行することが可能なカード作成システム
用の撮像装置を提供する。 【解決手段】 申請書Ｐにおける前記ＩＤ番号を読み取
るオプティカルキャラクタリーダ１０と、このオプティ
カルキャラクタリーダ１０の次段において申請書を取り
込んで搬送する搬送ユニット７と、申請書全体の画像を
読み取る読取センサ部８とからなる搬送読取手段９と、
前記申請書Ｐに係る申請者Ｍの顔画像を撮像するカメラ
２１と、この装置自体の動作状態を表示する動作表示ラ
ンプ４と、前記搬送読取手段９の故障の有無を判断し、
故障有の場合にこの搬送読取手段９の読取センサ部を切
り離し状態に制御するとともに、前記動作表示ランプ４
に搬送読取手段９の故障状態を表示させ、前記オプティ
カルキャラクタリーダ１０、カメラ２１の動作の継続制
御を行う制御部２０とを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、各種のカードを作
成するカード作成システム用の撮像装置及び撮像処理方
法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、個々の申請者に対応する各種のカ
ードを作成するカード作成システムにおいては、申請者
の顔を直接カメラ等で撮像して顔画像を収集し画像デー
タ得るとともに、申請書全体の画像を電子ファイル化す
るために、個々の申請者に対応する申請書を搬送し、こ
の申請書に記載されている申請者のＩＤ（Ｉｄｅｎｔｆ
ｉｅｒ）番号の部分を切り出してＯＣＲ（オプティカル
キャラクタリーダ）により文字データとし、さらに、申
請書のＩＤ番号以外の記載情報も読み取り文字データに
する機能を具備する撮像装置が用いられている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の撮像装置において、カードを作成する申請者が
多数並んで顔の撮像を待っている状態で、もし、搬送系
の故障等の機器異常が発生した場合には、申請書に記載
されているＩＤ番号や申請書全体の画像が読み取れなく
なり、カードの作成業務が中断してしまうという課題が
あった。

【０００４】そして、この場合には、操作員が個々の申
請者に対応するＩＤ番号等をキーボード等から手入力し
てカードの作成業務だけを行うという操作が必要とな
り、カード作成システムの円滑な運用が図れないという
課題があった。

【０００５】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、搬送系の故障等の機器異常が発生した場合にお
いても、少なくともカード作成に必須の申請者の特定情
報及び顔画像の撮像を行うことができ、申請者を待たせ
ることなくカードの作成業務を続行することが可能なカ
ード作成システム用の撮像装置及び撮像処理方法を提供
することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明に係
るカード作成システム用の撮像装置は、カード作成用の
申請書の停止状態でこの申請書における申請者を特定す
るために必須の特定情報を読み取る第１の読取手段と、
この第１の読取手段から申請書を取り込み搬送する搬送
部と、搬送される申請書全体の画像を読み取る第２の読
取手段とを有する搬送読取手段と、前記申請書に係る申
請者の顔画像を撮像する撮像手段と、前記搬送読取手段
の故障の有無を判断し、故障無の場合には申請書の画像
の読み取りモードを設定して前記撮像手段による申請者
の顔画像の撮像制御及び前記第２の読取手段による申請
書の画像の読み取り制御を行い、故障有の場合には申請
書の画像の非読み取りモードを設定して前記第２の読取
手段の動作切り離し制御を実行する制御手段とを有する
ことを特徴とするものである。

【０００７】請求項２記載の発明に係るカード作成シス
テム用の撮像処理方法は、第１の読取手段により、カー
ド作成用の申請書の停止状態でこの申請書における申請
者を特定するために必須の特定情報を読み取り、制御手
段により前記搬送読取手段の故障の有無を判断し、故障
無の場合には申請書の画像の読み取りモードを設定して
前記撮像手段による申請者の顔画像の撮像及び前記第２
の読取手段による申請書の画像の読み取りを行い、前記
搬送読取手段の故障有の場合には申請書の画像の非読み
取りモードを設定して前記第２の読取手段の動作の切り
離しと、前記撮像手段による申請者の顔画像の撮像を実
行することを特徴とするものである。

【０００８】請求項１記載の発明に係るカード作成シス
テム用の撮像装置を使用して請求項２記載の発明のよう
に申請者のカード作成用の申請書及び顔画像の撮像につ
いての撮像処理を行う場合には、まず、前記第１の読取
手段により、カード作成用の申請書の停止状態でこの申
請書における申請者を特定するために必須の特定情報を
読み取り、制御手段により前記搬送読取手段の故障の有
無を判断し、故障無の場合には申請書の画像の読み取り
モードを設定して前記撮像手段による申請者の顔画像の
撮像及び前記第２の読取手段による申請書の画像の読み
取りを行い、また、前記搬送読取手段の故障有の場合に
は申請書の画像の非読み取りモードを設定して前記第２
の読取手段の動作の切り離しと、前記撮像手段による申
請者の顔画像の撮像を実行するものである。従って、搬
送系の故障等の機器異常が発生した場合においても、少
なくともカード作成に必須の申請者の特定情報の読取り
及び顔画像の撮像を行うことができ、申請者を待たせる
ことなくカードの作成業務の続行が可能となる。

【０００９】請求項３記載の発明に係るカード作成シス
テム用の撮像装置は、カード作成用の申請書の停止状態
でこの申請書における申請者を特定するために必須の特
定情報を読み取る第１の読取手段と、この第１の読取手
段から申請書を取り込み搬送する搬送部と、搬送される
申請書全体の画像を読み取る第２の読取手段とを有する
搬送読取手段と、この搬送読取手段における第１の読取
手段に臨む搬送路入口領域に挿脱可能に配置され、前記
搬送読取手段の故障時に搬送路入口領域に挿入されて前
記申請書の進入を阻止する申請書進入阻止手段と、前記
申請書に係る申請者の顔画像を撮像する撮像手段と、搬
送される申請書全体の画像の読み取りモード又は非読み
取りモードを設定するモード設定手段と、前記第１の読
取手段、第２の読取手段及び撮像手段からの各情報を記
憶する記憶手段と、前記モード設定手段による読み取り
モード又は非読み取りモードの設定に対応して前記搬送
読取手段の第２の読取手段を動作可能又は動作切り離し
状態に制御する制御手段とを有することを特徴とするも
のである。

【００１０】請求項４記載の発明に係るカード作成シス
テム用の撮像処理方法は、第１の読取手段により、カー
ド作成用の申請書の停止状態でこの申請書における申請
者を特定するために必須の特定情報を読み取り、前記搬
送読取手段の正常動作時には、モード設定手段による読
み取りモードの設定に対応して、前記搬送読取手段の搬
送部により、前記第１の読取手段で読み取られた申請書
を取り込んで搬送しつつ搬送される申請書全体の画像を
第２の読取手段で読み取り、撮像手段により前記申請書
に係る申請者の顔画像を撮像し、前記搬送読取手段の故
障時には、モード設定手段による非読み取りモードの設
定に対応して搬送路入口領域に申請書進入阻止手段を挿
入して申請書の取り込みを阻止するとともに、前記第２
の読取手段を動作切り離し状態にすることを特徴とする
ものである。

【００１１】請求項３記載の発明に係るカード作成シス
テム用の撮像装置を使用して請求項４記載の発明のよう
に申請者のカード作成用の申請書及び顔画像の撮像につ
いての撮像処理を行う場合には、第１の読取手段によ
り、カード作成用の申請書の停止状態でこの申請書にお
ける申請者を特定するために必須の特定情報を読み取
り、前記搬送読取手段の正常動作時には、モード設定手
段による読み取りモードの設定に対応して、前記搬送読
取手段の搬送部により、前記第１の読取手段で読み取ら
れた申請書を取り込んで搬送しつつ搬送される申請書全
体の画像を第２の読取手段で読み取り、撮像手段により
前記申請書に係る申請者の顔画像を撮像し、前記搬送読
取手段の故障時には、モード設定手段による非読み取り
モードの設定に対応して搬送路入口領域に申請書進入阻
止手段を挿入して申請書の取り込みを阻止するととも
に、前記第２の読取手段を動作切り離し状態にするもの
である。

【００１２】従って、前記モード設定手段による非読み
取りモードの設定に対応する前記搬送読取手段の故障時
においては、前記申請書進入阻止手段により申請書が故
障中の搬送読取手段に進入することが阻止されるととも
に、故障中の第２の読取手段は動作切り離し状態となる
が、この状態で、撮像手段により前記申請書に係る申請
者の顔画像の撮像は実行されるので、顔画像の撮像のた
めに待機中の申請者を待たせることなくカードの作成業
務の続行が可能となる。

【００１３】請求項５記載の発明に係るカード作成シス
テム用の撮像装置は、カード作成用の申請書の停止状態
でこの申請書における申請者を特定するために必須の特
定情報を読み取る第１の読取手段と、この第１の読取手
段から申請書を取り込み搬送する搬送部と、搬送される
申請書全体の画像を読み取る第２の読取手段とを有する
搬送読取手段と、搬送読取手段における第１の読取手段
に臨む搬送路入口領域に挿脱可能に配置され、前記搬送
読取手段の故障時に搬送路入口領域に挿入されて前記申
請書の進入を阻止する申請書進入阻止手段と、前記申請
書に係る申請者の顔画像を撮像する撮像手段と、前記第
１の読取手段、第２の読取手段及び撮像手段からの各情
報を記憶する記憶手段と、前記搬送読取手段の故障の有
無を判断し、故障有の場合にこの搬送読取手段の第２の
読取手段を切り離し状態に制御するとともに前記第１の
読取手段、撮像手段の動作の継続制御を行う制御手段と
を有することを特徴とするものである。

【００１４】請求項６記載の発明に係るカード作成シス
テム用の撮像処理方法は、第１の読取手段により、カー
ド作成用の申請書の停止状態でこの申請書における申請
者を特定するために必須の特定情報を読み取り、前記搬
送読取手段の正常動作時には、前記搬送読取手段の搬送
部により、前記第１の読取手段で読み取られた申請書を
取り込んで搬送しつつ搬送される申請書全体の画像を第
２の読取手段で読み取り、撮像手段により前記申請書に
係る申請者の顔画像を撮像し、記憶手段により、前記第
１の読取手段、第２の読取手段及び撮像手段からの各情
報を記憶し、前記搬送読取手段の故障時には、搬送路入
口領域に申請書進入阻止手段を挿入して申請書の取り込
みを阻止するとともに、前記第２の読取手段を動作切り
離し状態にすることを特徴とするもである。

【００１５】請求項５記載の発明に係るカード作成シス
テム用の撮像装置を使用して請求項６記載の発明のよう
に申請者のカード作成用の申請書及び顔画像の撮像につ
いての撮像処理を行う場合には、第１の読取手段によ
り、カード作成用の申請書の停止状態でこの申請書にお
ける申請者を特定するために必須の特定情報を読み取
り、前記搬送読取手段の正常動作時には、モード設定手
段による読み取りモードの設定に対応して、前記搬送読
取手段の搬送部により、前記第１の読取手段で読み取ら
れた申請書を取り込んで搬送しつつ搬送される申請書全
体の画像を第２の読取手段で読み取り、撮像手段により
前記申請書に係る申請者の顔画像を撮像して、これら申
請書の前記特定情報、申請書全体の情報、申請者の顔画
像の情報を遅滞なく記憶手段に記憶でき、一方、前記搬
送読取手段の故障時には、モード設定手段による非読み
取りモードの設定に対応して搬送路入口領域に申請書進
入阻止手段を挿入して申請書の取り込みを阻止するとと
もに、前記第２の読取手段を動作切り離し状態にするの
で、前記申請書進入阻止手段により申請書が故障中の搬
送読取手段に進入することが阻止されるとともに、故障
中の第２の読取手段は動作切り離し状態となるが、この
状態で、撮像手段により前記申請書に係る申請者の顔画
像の撮像は実行されるので、顔画像の撮像のために待機
中の申請者を待たせることなくカードの作成業務の続行
が可能となる。

【００１６】請求項７記載の発明に係るカード作成シス
テム用の撮像装置は、カード作成用の申請書の停止状態
でこの申請書における申請者を特定するために必須の特
定情報を読み取る第１の読取手段と、この第１の読取手
段から申請書を取り込み搬送する搬送部と、搬送される
申請書全体の画像を読み取る第２の読取手段とを有する
搬送読取手段と、この搬送読取手段における第１の読取
手段に臨む搬送路入口領域に挿脱可能に配置され、前記
搬送読取手段の故障時に搬送路入口領域に挿入されて前
記申請書の進入を阻止する申請書進入阻止手段と、前記
申請書に係る申請者の顔画像を撮像する撮像手段と、前
記第１の読取手段、第２の読取手段及び撮像手段からの
各情報を記憶する記憶手段と、この装置自体の動作状態
を表示する動作表示手段と、前記搬送読取手段の故障の
有無を判断し、故障有の場合にこの搬送読取手段の第２
の読取手段を切り離し状態に制御するとともに前記動作
表示手段に搬送読取手段の故障状態を表示させ、前記第
１の読取手段、撮像手段の動作の継続制御を行う制御手
段とを有することを特徴とするものである。

【００１７】請求項８記載の発明に係るカード作成シス
テム用の撮像処理方法は、第１の読取手段により、カー
ド作成用の申請書の停止状態でこの申請書における申請
者を特定するために必須の特定情報を読み取り、前記搬
送読取手段の正常動作時には、前記搬送読取手段の搬送
部により、前記第１の読取手段で読み取られた申請書を
取り込んで搬送しつつ搬送される申請書全体の画像を第
２の読取手段で読み取り、撮像手段により前記申請書に
係る申請者の顔画像を撮像し、記憶手段により、前記第
１の読取手段、第２の読取手段及び撮像手段からの各情
報を記憶し、前記搬送読取手段の故障時には、搬送路入
口領域に申請書進入阻止手段を挿入して申請書の取り込
みを阻止するとともに、第２の読取手段を動作切り離し
状態にし、前記動作表示手段に搬送読取手段の故障状態
を表示することを特徴とするものである。

【００１８】請求項７記載の発明に係るカード作成シス
テム用の撮像装置を使用して請求項８記載の発明のよう
に申請者のカード作成用の申請書及び顔画像の撮像につ
いての撮像処理を行う場合には、上述した請求項５、６
記載の発明の作用を発揮することに加え、前記動作表示
手段に、搬送読取手段の故障状態が表示されるので、作
業者は前記搬送読取手段の故障状態を認識して、第２の
読取手段による申請書の画像読み取りを故障回復後等に
おいて別途に行う等の処置が可能となる。

【００１９】請求項９記載の発明に係るカード作成シス
テム用の撮像装置は、申請者を特定するために必須のＩ
Ｄ番号及び氏名等の付帯情報が記載された申請書の停止
状態で、この申請書における前記ＩＤ番号を読み取るオ
プティカルキャラクタリーダと、このオプティカルキャ
ラクタリーダの次段においてこの装置の筐体に対して開
閉可能に取り付けられ、前記申請書を取り込んで搬送す
る搬送ユニットと、この搬送ユニットにより搬送される
申請書全体の画像を読み取る読取センサ部とを有する搬
送読取手段と、この搬送読取手段における搬送ユニット
の前記オプティカルキャラクタリーダに臨む搬送路入口
領域に挿脱可能に配置され、前記搬送ユニットの故障時
に搬送路入口領域に挿入されて前記申請書の進入を阻止
する申請書ストッパと、前記申請書に係る申請者の顔画
像を撮像するカメラと、前記オプティカルキャラクタリ
ーダ、読取センサ部及びカメラからの各情報を記憶する
ファイリング部と、この装置自体の動作状態を表示する
動作表示ランプと、前記搬送読取手段の故障の有無を判
断し、故障有の場合にこの搬送読取手段の読取センサ部
を切り離し状態に制御するとともに、前記動作表示ラン
プに搬送読取手段の故障状態を表示させ、前記オプティ
カルキャラクタリーダ、カメラの動作の継続制御を行う
制御部とを有することを特徴とするものである。

【００２０】請求項１０記載の発明に係るカード作成シ
ステム用の撮像処理方法は、オプティカルキャラクタリ
ーダにより停止状態の申請書に記載された申請者を特定
するために必須のＩＤ番号を読み取り、前記搬送読取手
段の正常動作時には、このオプティカルキャラクタリー
ダの次段において、この装置の筐体に対して開閉可能に
取り付けられた搬送ユニットにより前記申請書を搬送し
つつ読取センサ部により申請書全体の画像を読み取り、
カメラにより前記申請書に係る申請者の顔画像を撮像
し、ファイリング部により、前記オプティカルキャラク
タリーダ、読取センサ部及びカメラからの各情報を記憶
し、前記搬送読取手段の故障時には、搬送路入口領域に
申請書ストッパを挿入して申請書の取り込みを阻止する
とともに、前記読取センサ部を動作切り離し状態にし、
前記動作表示ランプに搬送読取手段の故障状態を表示す
ることを特徴とするものである。

【００２１】請求項９記載の発明に係るカード作成シス
テム用の撮像装置を使用して請求項１０記載の発明のよ
うに申請者のカード作成用の申請書及び顔画像の撮像に
ついての撮像処理を行う場合には、オプティカルキャラ
クタリーダにより、カード作成用の申請書の停止状態で
この申請書における申請者を特定するために必須のＩＤ
番号を読み取り、前記搬送読取手段の正常動作時には、
前記搬送読取手段の搬送部により、前記第１の読取手段
で読み取られた申請書を取り込んで搬送しつつ搬送され
る申請書全体の画像を読取センサ部で読み取り、カメラ
により前記申請書に係る申請者の顔画像を撮像して、こ
れら申請書の前記ＩＤ番号、申請書全体の情報、申請者
の顔画像の情報を遅滞なくファイリング部に記憶でき
る。

【００２２】一方、前記搬送読取手段の故障時には、前
記搬送路入口領域に申請書ストッパを挿入して申請書の
取り込みを阻止するとともに、前記読取センサ部を動作
切り離し状態にするので、前記申請書進入ストッパによ
り申請書が故障中の搬送読取手段に進入することが阻止
されるとともに、故障中の読取センサ部は動作切り放し
状態となるが、この状態で、カメラにより前記申請書に
係る申請者の顔画像の撮像は実行されるので、顔画像の
撮像のために待機中の申請者を待たせることなくカード
の作成業務の続行が可能となる。

【００２３】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。

【００２４】図１は、本実施の形態のカード作成装置用
の撮像装置を示す外観斜視図、図２は本実施の形態の撮
像装置の搬送路ユニットを開けた状態の拡大斜視図、図
３は本実施の形態の撮像装置における読取センサ部の拡
大斜視図、図４は本実施の形態の撮像装置における制御
系の構成を示す概略ブロック図、図５は本実施の形態の
撮像装置の動作を示す概略ブロック図である。

【００２５】本実施の形態のカード作成装置用の撮像装
置は、図１に示すように、筐体１の前面に、カード作成
用で、申請者Ｍを特定するために必須の特定情報である
ＩＤ番号及び氏名、所属部署、年齢等の付帯情報が記載
された申請書Ｐを挿入するための縦配置の申請書ガイド
２と、この申請書ガイド２に沿った申請書挿入口３と、
この撮像装置の動作状態を表示する動作表示手段である
動作表示ランプ４と、各種の情報を表示するＣＲＴ等か
らなる表示部５とを備えるとともに、申請書ガイド２の
側部には、モード設定情報等の各種の情報を入力するキ
ーボード６を配置している。

【００２６】また、申請書挿入口３の下部には、筐体１
に対して前方に開閉可能に取り付けられ、前記申請書Ｐ
を取り込んで搬送する搬送ユニット７と、図３に示すよ
うに、この搬送ユニット７により搬送される申請書Ｐ全
体の画像を読み取る例えばラインスキャナ等からなる第
２の読取手段としての読取センサ部（以下、スキャナ」
ともいう）８とを有する搬送読取手段９が設けられてい
る。

【００２７】また、搬送ユニット７の内部の申請書挿入
口３側の領域には、第１の読取手段としてのオプティカ
ルキャラクタリーダ（ＯＣＲ）１０が設けられ、申請書
挿入口３に挿入される申請書Ｐの停止状態において、こ
の申請書Ｐの記載情報のうちの申請者Ｍを特定するため
に必須のＩＤ番号を読み取るようになっている。

【００２８】また、前記搬送ユニット７の外面には、取
手部７ａが設けられているとともにその内側には、図２
に示すように、前記オプティカルキャラクタリーダ１０
の次段となる配置で、前記搬送ユニット７が形成する申
請書Ｐの搬送路に対してレバー１５の手動操作にて挿脱
可能な申請書進入阻止手段である申請書ストッパ１２が
配置されている。

【００２９】前記搬送ユニット７の下部には、申請書Ｐ
を収容するストッカ１３が配置されている。

【００３０】図４は、本実施の形態の撮像装置の制御系
の概略を示すものであり、この撮像装置は、全体の制御
を行う制御部２０を有し、この制御部２０により、前記
動作表示ランプ４と、表示部５と、キーボード６と、申
請書Ｐに係る申請者Ｍの顔画像を撮像するカメラ２１
と、搬送読取手段９の読取センサ部８と、オプティカル
キャラクタリーダ１０と、各種情報を記憶する記憶手段
であるファイリング部２２とからなる各要素の動作制御
を各々行い、また、前記搬送読取手段９の搬送系や読取
センサ部８の故障の有無等を判断するようになってい
る。

【００３１】この本実施の形態の撮像装置を使用して、
個々の申請者ＭのカードＣを作成するための申請書Ｐ及
び顔画像の撮像に関する撮像処理について図５乃至図９
を参照して以下に説明する。

【００３２】図５に示すように、この撮像装置の業務が
終了状態でなく（ステップＳ１）、業務継続状態におい
て、操作員の手動操作にて申請書Ｐを申請書挿入口３に
挿入し読取り位置にセットすると（ステップＳ２）、前
記オプティカルキャラクタリーダ１０は、申請書Ｐの停
止状態でこの申請書Ｐにおける申請者Ｍを特定するため
に必須のＩＤ番号を読み取り、ＩＤ番号の情報を前記制
御部２０に送る（ステップＳ３）。

【００３３】この時、前記制御部２０は、搬送ユニット
７、読取センサ部８の動作状態を確認してこれらが正常
動作している時には、画像の読み取りモードとして（ス
テップＳ４）、前記搬送ユニット７により、前記オプテ
ィカルキャラクタリーダ１０で読み取られた申請書Ｐを
取り込んで搬送しつつ搬送される申請書Ｐの氏名等の付
帯情報の画像を読取センサ部８で読み取り（ステップＳ
７）、また、並行して前記カメラ２１により前記申請書
Ｐに係る申請者Ｍの顔画像を撮像し、これら申請書Ｐの
前記ＩＤ番号、申請書Ｐの付帯情報の画像情報、申請者
Ｍの顔画像の情報を遅滞なくファイリング部２２に記憶
する。

【００３４】読み取られた申請書Ｐは、前記ストッカ１
３に排出される。

【００３５】このような動作を個々の申請書Ｐ、個々の
申請者Ｍに対して次々と実行する。

【００３６】そして、ファイリング部２２の記憶した前
記各情報をカード作成機３０に送ることで、個々の申請
者Ｍ用のカードＣを次々と作成することが可能となる。

【００３７】一方、前記搬送ユニット７、読取センサ部
８の動作状態を確認してこれらが正常動作せず、搬送ユ
ニット７の搬送ジャム又は読取センサ部８の異常等が発
生していると判断した時には、制御部２０は、申請書Ｐ
の画像の読み取りモードの設定はせず（ステップＳ
４）、前記カメラ２１により前記申請書Ｐに係る申請者
Ｍの顔画像を撮像した後（ステップＳ５）、申請書Ｐの
画像の非読み取りモードとして（ステップＳ６）ステッ
プＳ１に戻る。

【００３８】このような読取センサ部８等の故障中の場
合には、前記制御部２０の制御により、この読取センサ
部８は動作切り放し状態となるが、前記カメラ２１によ
り申請書Ｐに係る申請者Ｍの顔画像の撮像は実行される
ので、顔画像の撮像のために待機中の後続の申請者Ｍを
待たせることなくカードＣの作成業務の続行が可能とな
る。

【００３９】また、搬送ユニット７の搬送ジャム等の異
常等が発生した場合には、前記制御部２０の制御によ
り、動作表示ランプ４が点灯する。これにより、操作員
は取手部７ａを持ってこの搬送ユニット７を開け、図２
に示すように申請書Ｐの搬送路に対してレバー１３の手
動操作にて申請書ストッパ１２を挿入して、申請書Ｐが
故障中の搬送ユニット７内へ進入することを阻止し、上
述したオプティカルキャラクタリーダ１０による読み取
りのみを行い、読み取り処理の後、申請書Ｐを手作業で
除去する。

【００４０】そして、搬送ユニット７の故障回復後にお
いて、申請書ストッパ１２を搬送路から離脱させ、全体
画像を撮像できなかった申請書Ｐの撮像処理を改めて実
行する。故障中の撮像装置以外の他の撮像装置により申
請書Ｐの撮像処理を実行してもよいことはもちろんであ
る。

【００４１】次に、上述した本実施の形態の撮像装置を
使用しての撮像処理を実行する場合において前記表示部
５に表示される各種の操作画面について図６乃至図９を
参照して説明する。

【００４２】図６上欄は、業務選択画面を示すものであ
り、撮影作成業務、申込書（申請書）読込専用業務、運
用管理業務、補助業務等が番号付けされて表示される。
この業務選択画面において、補助業務を選択すると、図
６下欄に示す業務番号の入力画面になり、ここで、２．
スキャナ（読取センサ部８）接続／切り離しを選択する
と、図７上欄に示すスキャナ接続状態を示す画面が表示
され、ここで、操作員が前記キーボード６から実行キー
を操作することで、図７下欄に示すように、既述した申
請書Ｐの画像の非読み取りモードであるスキャナ切り離
し操作を実行できる。

【００４３】逆に、図８上欄に示すスキャナ切り離し状
態を示す画面が表示された場合、ここで、操作員が前記
キーボード６から実行キーを操作すると、図８下欄右側
に示すようなスキャナ接続不能の画面、又は、前記読取
センサ部８等の故障が無い又は回復後の場合に対応する
図８下欄左側に示すようなスキャナ接続状態を示す画面
が表示される。

【００４４】また、前記読取センサ部８等の故障が生じ
ているような場合には、図９上欄に示すようにスキャナ
で障害が発生したことを示す画面が表示され、スキャナ
切り離し操作を促す。ここで、操作員が前記キーボード
６から実行キーを操作することで、図９下欄に示すよう
に、既述した申請書Ｐに記載されているＩＤ番号の入力
画面となる。これにより、操作員は、手入力によるＩＤ
番号の入力操作が可能となる。

【００４５】

【発明の効果】本発明によれば、搬送系の故障等の機器
異常が発生した場合においても、少なくともカード作成
に必須の申請者の特定情報の読取り及び顔画像の撮像を
行うことができ、申請者を待たせることなく、また、特
定情報の入力の手間も不要で、カードの作成業務の円滑
な続行が可能なカード作成システム用の撮像装置及びこ
の撮像装置を使用した効率のよい撮像方法を提供するこ
とができる。

【００４６】また、本発明によれば、搬送ジャムや読取
センサ部の故障等の機器異常が発生した場合において
も、少なくともオプティカルキャラクタリーダによりカ
ード作成に必須の申請者のＩＤ番号の読取り及び顔画像
の撮像を行うことができ、申請者を待たせることなく、
また、ＩＤ番号の入力の手間も不要で、カードの作成業
務の円滑な続行が可能なカード作成システム用の撮像装
置及びこの撮像装置を使用した効率のよい撮像方法を提
供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態のカード作成装置用の撮像
装置を示す外観斜視図である。

【図２】本実施の形態の撮像装置における搬送路ユニッ
トを開けた状態の拡大斜視図である。

【図３】本実施の形態の撮像装置の読取センサ部の拡大
斜視図である。

【図４】本実施の形態の撮像装置における全体構成を示
す概略ブロック図である。

【図５】本実施の形態の撮像装置の動作を示すフローチ
ャートである。

【図６】本実施の形態の撮像装置における表示部に表示
される業務選択画面を示す説明図である。

【図７】本実施の形態の撮像装置における表示部に表示
されるスキャナ接続状態の画面を示す説明図である。

【図８】本実施の形態の撮像装置における表示部に表示
されるスキャナ切り離し状態の画面を示す説明図であ
る。

【図９】本実施の形態の撮像装置における表示部に表示
される故障発生状態の画面を示す説明図である。

【符号の説明】

１ 筐体 ２ 申請書ガイド ３ 申請書挿入口 ４ 動作表示ランプ ５ 表示部 ６ キーボード ７ 搬送ユニット ８ 読取センサ部 ９ 搬送読取手段 １０ オプティカルキャラクタリーダ １２ 申請書ストッパ １３ ストッカ ２０ 制御部 ２１ カメラ ２２ ファイリング部 ３０ カード作成機

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カード作成用の申請書の停止状態でこの
   申請書における申請者を特定するために必須の特定情報
   を読み取る第１の読取手段と、 この第１の読取手段から申請書を取り込み搬送する搬送
   部と、搬送される申請書全体の画像を読み取る第２の読
   取手段とを有する搬送読取手段と、 前記申請書に係る申請者の顔画像を撮像する撮像手段
   と、 前記搬送読取手段の故障の有無を判断し、故障無の場合
   には申請書の画像の読み取りモードを設定して前記撮像
   手段による申請者の顔画像の撮像制御及び前記第２の読
   取手段による申請書の画像の読み取り制御を行い、故障
   有の場合には申請書の画像の非読み取りモードを設定し
   て前記第２の読取手段の動作切り離し制御を実行する制
   御手段と、 を有することを特徴とするカード作成システム用の撮像
   装置。
2. 【請求項２】 第１の読取手段により、カード作成用の
   申請書の停止状態でこの申請書における申請者を特定す
   るために必須の特定情報を読み取り、 制御手段により前記搬送読取手段の故障の有無を判断
   し、故障無の場合には申請書の画像の読み取りモードを
   設定して前記撮像手段による申請者の顔画像の撮像及び
   前記第２の読取手段による申請書の画像の読み取りを行
   い、 前記搬送読取手段の故障有の場合には申請書の画像の非
   読み取りモードを設定して前記第２の読取手段の動作の
   切り離しと、前記撮像手段による申請者の顔画像の撮像
   を実行すること、 を特徴とするカード作成システム用の撮像処理方法。
3. 【請求項３】 カード作成用の申請書の停止状態でこの
   申請書における申請者を特定するために必須の特定情報
   を読み取る第１の読取手段と、 この第１の読取手段から申請書を取り込み搬送する搬送
   部と、搬送される申請書全体の画像を読み取る第２の読
   取手段とを有する搬送読取手段と、 この搬送読取手段における第１の読取手段に臨む搬送路
   入口領域に挿脱可能に配置され、前記搬送読取手段の故
   障時に搬送路入口領域に挿入されて前記申請書の進入を
   阻止する申請書進入阻止手段と、 前記申請書に係る申請者の顔画像を撮像する撮像手段
   と、 搬送される申請書全体の画像の読み取りモード又は非読
   み取りモードを設定するモード設定手段と、 前記第１の読取手段、第２の読取手段及び撮像手段から
   の各情報を記憶する記憶手段と、 前記モード設定手段による読み取りモード又は非読み取
   りモードの設定に対応して前記搬送読取手段の第２の読
   取手段を動作可能又は動作切り離し状態に制御する制御
   手段と、 を有することを特徴とするカード作成システム用の撮像
   装置。
4. 【請求項４】 第１の読取手段により、カード作成用の
   申請書の停止状態でこの申請書における申請者を特定す
   るために必須の特定情報を読み取り、 前記搬送読取手段の正常動作時には、モード設定手段に
   よる読み取りモードの設定に対応して、前記搬送読取手
   段の搬送部により、前記第１の読取手段で読み取られた
   申請書を取り込んで搬送しつつ搬送される申請書全体の
   画像を第２の読取手段で読み取り、 撮像手段により前記申請書に係る申請者の顔画像を撮像
   し、 前記搬送読取手段の故障時には、モード設定手段による
   非読み取りモードの設定に対応して搬送路入口領域に申
   請書進入阻止手段を挿入して申請書の取り込みを阻止す
   るとともに、前記第２の読取手段を動作切り離し状態に
   すること、 を特徴とするカード作成システム用の撮像処理方法。
5. 【請求項５】 カード作成用の申請書の停止状態でこの
   申請書における申請者を特定するために必須の特定情報
   を読み取る第１の読取手段と、 この第１の読取手段から申請書を取り込み搬送する搬送
   部と、搬送される申請書全体の画像を読み取る第２の読
   取手段とを有する搬送読取手段と、 搬送読取手段における第１の読取手段に臨む搬送路入口
   領域に挿脱可能に配置され、前記搬送読取手段の故障時
   に搬送路入口領域に挿入されて前記申請書の進入を阻止
   する申請書進入阻止手段と、 前記申請書に係る申請者の顔画像を撮像する撮像手段
   と、 前記第１の読取手段、第２の読取手段及び撮像手段から
   の各情報を記憶する記憶手段と、 前記搬送読取手段の故障の有無を判断し、故障有の場合
   にこの搬送読取手段の第２の読取手段を切り離し状態に
   制御するとともに前記第１の読取手段、撮像手段の動作
   の継続制御を行う制御手段と、 を有することを特徴とするカード作成システム用の撮像
   装置。
6. 【請求項６】 第１の読取手段により、カード作成用の
   申請書の停止状態でこの申請書における申請者を特定す
   るために必須の特定情報を読み取り、 前記搬送読取手段の正常動作時には、前記搬送読取手段
   の搬送部により、前記第１の読取手段で読み取られた申
   請書を取り込んで搬送しつつ搬送される申請書全体の画
   像を第２の読取手段で読み取り、 撮像手段により前記申請書に係る申請者の顔画像を撮像
   し、 記憶手段により、前記第１の読取手段、第２の読取手段
   及び撮像手段からの各情報を記憶し、 前記搬送読取手段の故障時には、搬送路入口領域に申請
   書進入阻止手段を挿入して申請書の取り込みを阻止する
   とともに、前記第２の読取手段を動作切り離し状態にす
   ること、 を特徴とするカード作成システム用の撮像処理方法。
7. 【請求項７】 カード作成用の申請書の停止状態でこの
   申請書における申請者を特定するために必須の特定情報
   を読み取る第１の読取手段と、 この第１の読取手段から申請書を取り込み搬送する搬送
   部と、搬送される申請書全体の画像を読み取る第２の読
   取手段とを有する搬送読取手段と、 この搬送読取手段における第１の読取手段に臨む搬送路
   入口領域に挿脱可能に配置され、前記搬送読取手段の故
   障時に搬送路入口領域に挿入されて前記申請書の進入を
   阻止する申請書進入阻止手段と、 前記申請書に係る申請者の顔画像を撮像する撮像手段
   と、 前記第１の読取手段、第２の読取手段及び撮像手段から
   の各情報を記憶する記憶手段と、 この装置自体の動作状態を表示する動作表示手段と、 前記搬送読取手段の故障の有無を判断し、故障有の場合
   にこの搬送読取手段の第２の読取手段を切り離し状態に
   制御するとともに前記動作表示手段に搬送読取手段の故
   障状態を表示させ、前記第１の読取手段、撮像手段の動
   作の継続制御を行う制御手段と、 を有することを特徴とするカード作成システム用の撮像
   装置。
8. 【請求項８】 第１の読取手段により、カード作成用の
   申請書の停止状態でこの申請書における申請者を特定す
   るために必須の特定情報を読み取り、 前記搬送読取手段の正常動作時には、前記搬送読取手段
   の搬送部により、前記第１の読取手段で読み取られた申
   請書を取り込んで搬送しつつ搬送される申請書全体の画
   像を第２の読取手段で読み取り、 撮像手段により前記申請書に係る申請者の顔画像を撮像
   し、 記憶手段により、前記第１の読取手段、第２の読取手段
   及び撮像手段からの各情報を記憶し、 前記搬送読取手段の故障時には、搬送路入口領域に申請
   書進入阻止手段を挿入して申請書の取り込みを阻止する
   とともに、前記第２の読取手段を動作切り離し状態に
   し、前記動作表示手段に搬送読取手段の故障状態を表示
   すること、 を特徴とするカード作成システム用の撮像処理方法。
9. 【請求項９】 申請者を特定するために必須のＩＤ番号
   及び氏名等の付帯情報が記載された申請書の停止状態
   で、この申請書における前記ＩＤ番号を読み取るオプテ
   ィカルキャラクタリーダと、 このオプティカルキャラクタリーダの次段においてこの
   装置の筐体に対して開閉可能に取り付けられ、前記申請
   書を取り込んで搬送する搬送ユニットと、この搬送ユニ
   ットにより搬送される申請書全体の画像を読み取る読取
   センサ部とを有する搬送読取手段と、 この搬送読取手段における搬送ユニットの前記オプティ
   カルキャラクタリーダに臨む搬送路入口領域に挿脱可能
   に配置され、前記搬送ユニットの故障時に搬送路入口領
   域に挿入されて前記申請書の進入を阻止する申請書スト
   ッパと、 前記申請書に係る申請者の顔画像を撮像するカメラと、 前記オプティカルキャラクタリーダ、読取センサ部及び
   カメラからの各情報を記憶するファイリング部と、 この装置自体の動作状態を表示する動作表示ランプと、 前記搬送読取手段の故障の有無を判断し、故障有の場合
   にこの搬送読取手段の読取センサ部を切り離し状態に制
   御するとともに、前記動作表示ランプに搬送読取手段の
   故障状態を表示させ、前記オプティカルキャラクタリー
   ダ、カメラの動作の継続制御を行う制御部と、 を有することを特徴とするカード作成システム用の撮像
   装置。
10. 【請求項１０】 オプティカルキャラクタリーダにより
    停止状態の申請書に記載された申請者を特定するために
    必須のＩＤ番号を読み取り、 前記搬送読取手段の正常動作時には、このオプティカル
    キャラクタリーダの次段において、この装置の筐体に対
    して開閉可能に取り付けられた搬送ユニットにより前記
    申請書を搬送しつつ読取センサ部により申請書全体の画
    像を読み取り、 カメラにより前記申請書に係る申請者の顔画像を撮像
    し、 ファイリング部により、前記オプティカルキャラクタリ
    ーダ、読取センサ部及びカメラからの各情報を記憶し、 前記搬送読取手段の故障時には、搬送路入口領域に申請
    書ストッパを挿入して申請書の取り込みを阻止するとと
    もに、前記読取センサ部を動作切り離し状態にし、前記
    動作表示ランプに搬送読取手段の故障状態を表示するこ
    と、 を特徴とするカード作成システム用の撮像処理方法。