JPH11221028A - 易吸収性葉酸製剤、その製造方法及びそれを含む飼料 - Google Patents

易吸収性葉酸製剤、その製造方法及びそれを含む飼料

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JPH11221028A
JPH11221028A JP10039582A JP3958298A JPH11221028A JP H11221028 A JPH11221028 A JP H11221028A JP 10039582 A JP10039582 A JP 10039582A JP 3958298 A JP3958298 A JP 3958298A JP H11221028 A JPH11221028 A JP H11221028A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた安定性と高い溶解性を有する新規な易
吸収性の葉酸製剤を提供すること。 【解決手段】 葉酸と、カゼイン及び/又はカゼイン含
有物の共沈物を含む葉酸製剤を提供した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、易吸収性葉酸製
剤、その製造方法及びそれを含む飼料に関する。本発明
の易吸収性葉酸製剤は、葉酸の安定性及び家畜による葉
酸の吸収性に優れるので、家畜やペットの飼料への配合
剤として有用である。
【0002】
【従来の技術】葉酸及びその関連化合物は、ヒト、サ
ル、ヒナの抗貧血性ビタミン、すなわち、酵母エキスや
肝エキス中に存在するヒト、サルの食餌性巨赤芽球性貧
血の予防・治療因子として、また、ヒナやある種の乳酸
菌の成育因子として見出されてきたB群ビタミンの1つ
であり、医薬品、食品、飼料添加物として化学合成した
葉酸が使用されている。
【0003】しかし、葉酸は他の栄養成分と比較してそ
の配合量が極めて微量であり、均一に配合するために微
細な結晶粉末として使用されることが多く、光、湿度、
温度及び同時に配合されるミネラル等のたの成分により
化学的変化を受けやすい。また、葉酸は、極めて水に難
溶性のためブタなどでは吸収性が悪く、化学的に安定
で、吸収性の優れた葉酸製剤が望まれている。
【0004】従来、葉酸を安定化する方法として、融点
の高い油脂等により被覆する方法(特公昭59−768
5号公報)、有機溶媒を使用した「相分離法」によりマ
イクロカプセル化する方法(特開昭53−81387号
公報)、シクロデキストリンにより包接化合物とする方
法(特開昭62−281855号公報)、デキストリ
ン、ゼラチン等で被覆する方法(特開平6−19773
3号公報)等が開示されているが、これらの技術は、安
定性と溶解性の両方を改善するものは少なく、また、有
毒で有害な有機溶媒を使用する方法は、家畜等への安全
性に問題があり、コスト的にも実用性が低い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、優れ
た安定性と高い溶解性を有する新規な易吸収性の葉酸製
剤、その製造方法及びそれを含有する飼料を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明者等は、葉酸の
バイオアベイラビリティ改善のため鋭意研究した結果、
有毒で有害な有機溶媒等を一切使用しない、安全で新規
な葉酸とカゼインの共沈物の製造方法を見出すととも
に、この共沈物はバイオアベイラビリティが著しく高
く、かつ、安定性の良いものであることを見出し、本発
明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、葉酸と、カゼイン及
び/又はカゼイン含有物の共沈物を含む葉酸製剤を提供
する。また、本発明は、葉酸と、カゼイン及び/又はカ
ゼイン含有物を少なくとも含むアルカリ性溶液に酸を添
加し、葉酸とカゼインを共沈させる工程を含む、上記本
発明の葉酸製剤の製造方法を提供する。さらに、本発明
は、上記本発明の葉酸製剤を含む飼料を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】上記のように、本発明の葉酸製剤
は、葉酸と、カゼイン及び/又はカゼイン含有物の共沈
物を含む。ここで用いられる葉酸としては、通常入手し
得る粉末、結晶又は乾燥前のスラリー状の最終合成品の
いずれでも用いることができ、特に制限はない。また、
カゼイン及び/又はカゼイン含有物は、葉酸と共沈させ
て共沈物とし、それによって葉酸の少なくとも一部、好
ましくは50%以上、さらに好ましくは90%以上、最
も好ましくは全量を非結晶状態に維持するために使用さ
れるが、カゼイン含有物としては、カゼインナトリウ
ム、牛乳、脱脂粉乳、発酵乳、ヨーグルト等が使用でき
る。
【0009】共沈物中の葉酸とカゼイン及び/又はカゼ
イン含有物との比率は特に限定されないが、葉酸があま
りに多すぎると葉酸の分散が不十分となって結晶性の葉
酸が含まれることになり、安定性及び吸収性が低下する
ので好ましくない。従って、葉酸とカゼイン及び/又は
カゼイン含有物との配合比率は、葉酸とカゼインの比率
で、葉酸1重量部に対しカゼインとして1重量部以上、
さらに好ましくは2重量部以上である。一方、葉酸の配
合量の下限については全く制限はないが、葉酸があまり
に少なすぎると必要量の葉酸を投与するために多量の葉
酸製剤を投与することが必要となって不経済であるの
で、通常、葉酸とカゼインの配合比率は、葉酸1重量部
に対してカゼインとして1000重量部以下、好ましく
は200重量部以下である。
【0010】上記共沈物は、葉酸と、カゼイン及び/又
はカゼイン含有物のアルカリ性溶液に酸を添加し、葉酸
とカゼインを共沈させることにより製造することができ
る。例えば、葉酸とカゼイン及び/又はカゼイン含有物
の1又は2以上の配合物にアルカリ溶液を添加し、pH
を8以上、好ましくは10以上として葉酸とカゼインを
溶解させた後、酸(好ましくは水溶液)を添加し、pH
を5以下、好ましくは4以下にして葉酸とカゼインを共
沈させることにより製造することができる。葉酸とカゼ
イン及び/又はカゼイン含有物のアルカリ性溶液を調製
する方法としては、葉酸とカゼイン及び/又はカゼイン
含有物をそれぞれ個別にアルカリ溶液又は水に溶解又は
分散したものを混合し、アルカリ水溶液を添加してpH
を8以上として葉酸とカゼインを溶解させてもよいし、
また、葉酸とカゼイン及び/又はカゼイン含有物の混合
物にアルカリ水溶液を添加して溶解させてもよい。ま
た、調製したアルカリ性溶液中の葉酸とカゼインの合計
濃度は、特に限定されないが、通常、1〜15重量%程
度である。
【0011】ここで用いられるアルカリは、葉酸とカゼ
インの両方を溶解するものであれば特に制限はなく、好
ましい例として水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのよ
うなアルカリ金属水酸化物及びアルカリ土類金属水酸化
物、並びに炭酸ナトリウムのようなアルカリ金属炭酸塩
を挙げることができる。また、用いられる酸としては、
特に制限はなく、塩酸、硫酸等の無機酸、クエン酸、乳
酸、酢酸等の有機酸を好ましく用いることができ、有機
酸は化学合成品、微生物発酵等により調製された天然の
酸の双方とも使用することができる。
【0012】共沈物の製造工程は、好ましくは0℃〜4
0℃で行うことができるが、全て室温で行うことができ
るので、室温で行うことが最も経済的で好ましい。ま
た、沈殿の核となるケイ酸、ケイソウ土、カオリン等の
不活性の担体を添加することもできる。これらの不活性
担体の使用量は、特に限定されないが、酸を加えた後の
混合物の重量を基準として、通常0.1〜10%程度が
好ましい。
【0013】共沈物を乾燥させるためには適当な方法、
例えば噴霧乾燥法や、ろ過、遠心分離等の方法により沈
殿物を取出した後、常圧又は減圧下で加熱乾燥する方法
等を採用することができる。
【0014】本発明の葉酸製剤は、上記した共沈物のみ
から成っていてもよいし、常法により、粉末化、顆粒
化、錠剤化、丸剤化等、経口投与に適した剤形に調製す
ることもでき、また、必要に応じて、着色剤、矯味剤、
矯臭剤、賦形剤等の適当な添加剤を含んでいてもよい。
【0015】本発明の葉酸製剤は、溶解性、吸収性に優
れるとともに保存安定性が高く、流動性も良く各種粉末
薬剤との混合性に優れ、飼料や食品の添加剤として有用
である。家畜やペットの飼料の添加剤として用いる場
合、本発明の葉酸製剤の配合量は特に限定されず、家畜
やペットの種類や状態により異なるが、通常、葉酸量と
して、家畜又はペットの体重1kg、1日当りの摂取量
が1μg〜250μg程度になる量配合することが好ま
しい。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づきさらに具体的
に説明する。もっとも、本発明は下記実施例に限定され
るものではない。
【0017】実施例1 葉酸1gとカゼイン99gの混合物を水1500mlに
分散させた液に、約1Nの水酸化ナトリウム水溶液20
0mlを添加してpHを約12とし、葉酸とカゼインを
溶解した後、約1Nの塩酸溶液220mlを加えてpH
を約3とし、葉酸とカゼインを共沈させた。次に沈殿物
をろ過、乾燥し、葉酸−カゼイン共沈物約98gを得
た。得られた共沈物中で、葉酸は実質的に全量が非結晶
状態であった。
【0018】実施例2 葉酸2gとカゼイン98gの混合物を水1500mlに
分散させた液に、約1Mの水酸化カリウム水溶液180
mlを添加し、葉酸とカゼインを溶解した後、約1Nの
塩酸溶液210mlを加え、葉酸とカゼインを共沈させ
た。次に沈殿物をろ過、乾燥し、葉酸−カゼイン共沈物
約95gを得た。得られた共沈物中で、葉酸は実質的に
全量が非結晶状態であった。
【0019】実施例3 葉酸2gとカゼイン98gの混合物を水1500mlに
分散させた液に、約1Mの炭酸ナトリウム水溶液100
0mlを添加し、葉酸とカゼインを溶解した後、約1N
の塩酸溶液1000mlを加え、葉酸とカゼインを共沈
させた。次に沈殿物をろ過、乾燥し、葉酸−カゼイン共
沈物約99gを得た。得られた共沈物中で、葉酸は実質
的に全量が非結晶状態であった。
【0020】実施例4 脱脂粉乳99gを水1500mlに分散させた液に、葉
酸1gを約1Nの水酸化ナトリウム水溶液20mlに溶
解した液を加え、さらに約1Nの水酸化ナトリウム溶液
180mlを添加し、葉酸とカゼインを溶解した後、約
1Nの塩酸溶液220mlを加え、葉酸とカゼインを共
沈させた。次に沈殿物をろ過、乾燥し、葉酸−カゼイン
共沈物約40gを得た。得られた共沈物中で、葉酸は実
質的に全量が非結晶状態であった。
【0021】実施例5 葉酸2gとカゼイン98gの混合物を水1500mlに
分散させた液に、約1Nの水酸化ナトリウム水溶液20
0mlを添加し、葉酸とカゼインを溶解した後、発酵乳
酸水溶液350mlを加え、葉酸とカゼインを共沈させ
た。次に沈殿物をろ過、乾燥し、葉酸−カゼイン共沈物
約97gを得た。得られた共沈物中で、葉酸は実質的に
全量が非結晶状態であった。
【0022】実施例6 ヨーグルト999gに、葉酸1gを約1Nの水酸化ナト
リウム水溶液20mlに溶解した液を加え、さらに約1
Nの水酸化ナトリウム水溶液180mlを添加し、葉酸
とカゼインを溶解した後、約1Nの塩酸溶液220ml
を加え、葉酸とカゼインを共沈させた。次に沈殿物をろ
過、乾燥し、葉酸−カゼイン共沈物約45gを得た。得
られた共沈物中で、葉酸は実質的に全量が非結晶状態で
あった。
【0023】実施例7 葉酸5gとカゼイン95gの混合物を水1500mlに
分散させた液に、約1Nの水酸化ナトリウム水溶液21
0mlを添加し、葉酸とカゼインを溶解した後、約1N
の塩酸溶液240mlを加え、葉酸とカゼインを共沈さ
せた。次に沈殿物をろ過、乾燥し、葉酸−カゼイン共沈
物約97gを得た。得られた共沈物中で、葉酸は実質的
に全量が非結晶状態であった。
【0024】実施例8 葉酸20gとカゼイン80gの混合物を水1500ml
に分散させた液に、約1Mの水酸化カリウム水溶液25
0mlを添加し、葉酸とカゼインを溶解した後、約1N
の塩酸溶液260mlを加え、葉酸とカゼインを共沈さ
せた。次に沈殿物をろ過、乾燥し、葉酸−カゼイン共沈
物約96gを得た。得られた共沈物中で、葉酸は実質的
に全量が非結晶状態であった。
【0025】実施例9 実施例1及び実施例7で得られた共沈物と、比較例とし
てこれらの共沈物の製造に使用した葉酸原末を添加した
ビタミン・ミネラル混合物中の葉酸の安定性を試験し
た。
【0026】(1) 配合割合 各成分の配合割合は、下記表1に示す通りであった。
【0027】
【表1】
【0028】(2) 安定性試験条件 試料各500gをポリエチレン袋に入れ密封し、温度4
0℃、相対湿度75%条件で保存した。
【0029】(3) 葉酸の定量法 飼料分析基準註解(第二版)10.17葉酸定量法によ
る(社団法人日本飼料協会発行)。
【0030】(4) 試験結果 保存後の葉酸の残存率(%)を下記表2に示す。
【0031】
【表2】
【0032】以上の結果から、本発明の葉酸製剤は、比
較例の葉酸原末に比べ保存安定性がはるかに優れている
ことがわかる。
【0033】実施例10 実施例1及び実施例7で得られた共沈物と、比較例とし
てこれらの共沈物の製造に使用した葉酸原末の人工胃液
での溶出率を試験した。
【0034】(1) 溶解性試験条件 日本薬局方(第十三改正)崩壊試験法の試験液第一液に
100mlに試料3gを加え、20℃の恒温槽の中で一
時間振盪した後、懸濁液を遠心分離(10000rp
m、30分間)し、上澄液中の葉酸含量を測定した。
【0035】(2) 葉酸の定量法 飼料分析基準註解(第二版)10.17葉酸定量法によ
る(社団法人日本飼料協会発行)。
【0036】(3) 試験結果 各例における葉酸の溶出量を下記表3に示す。
【0037】
【表3】
【0038】以上の結果から、本発明の葉酸製剤は、溶
出性が極めて良好であるため葉酸の吸収率が高く、バイ
オアベイラビリティが優れていることが明らかである。
【0039】実施例11 実施例1で得られた共沈物と、比較例としてこの共沈物
の製造に使用した葉酸原末をブタに経口投与し、血中濃
度の推移を調べた。
【0040】(1) 血中濃度の試験条件 一日絶食させたブタ(体重85〜100kg)3頭に各
試料を約300gの配合飼料と混合して経口投与し、投
与後1時間、2時間、4時間、6時間、8時間、10時
間及び24時間後について血漿中の総葉酸濃度をマイク
ロバイオアッセイ法により測定した。
【0041】(2) 葉酸の定量法 Lactobacillus casei ATCC7469を用いたマイクロバイオ
アッセイ法によった。
【0042】(3) 試験結果 結果を図1及び図2に示す。これらの結果から、最高血
漿中濃度、血漿中濃度曲線下面積ともに、本発明の葉酸
製剤は、対照の葉酸製剤よりもはるかに優れていること
が判明した。すなわち、葉酸とカゼインを共沈し、葉酸
をカゼイン中に実質的に非結晶状態に存在させることに
より、溶解性及び血中への移行性が著しく改善され、バ
イオアベイラビリティが大きく向上することが明かとな
った。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、溶解性、吸収性に優れ
るとともに保存安定性が高く、流動性も良く各種粉末薬
剤との混合性に優れ、飼料や食品の添加剤として有用な
葉酸製剤が提供された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の葉酸製剤又は対照として葉酸
原末をブタに経口投与した場合の血漿中総葉酸濃度の経
時的変化を示す図である。
【図2】図1に示す血漿中総葉酸濃度曲線の下側の面積
を比較して示す図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 葉酸と、カゼイン及び/又はカゼイン含
    有物の共沈物を含む葉酸製剤。
  2. 【請求項2】 前記共沈物は、葉酸と、カゼイン及び/
    又はカゼイン含有物のアルカリ性溶液に酸を添加し、葉
    酸とカゼインを共沈させることにより製造されたもので
    ある請求項1記載の葉酸製剤。
  3. 【請求項3】 前記共沈物中の葉酸とカゼインとの重量
    比が1:1ないし1:1000である請求項1又は2記
    載の葉酸製剤。
  4. 【請求項4】 前記カゼイン含有物は、カゼインナトリ
    ウム、牛乳、脱脂粉乳、発酵乳又はヨーグルトである請
    求項1ないし3のいずれか1項に記載の葉酸製剤。
  5. 【請求項5】 葉酸と、カゼイン及び/又はカゼイン含
    有物を少なくとも含むアルカリ性溶液に酸を添加し、葉
    酸とカゼインを共沈させる工程を含む、請求項1記載の
    葉酸製剤の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の葉酸製剤を含む飼料。
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