JPH11220489A - 通信制御装置及びその方法、コンピュータ可読メモリ - Google Patents

通信制御装置及びその方法、コンピュータ可読メモリ

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JPH11220489A
JPH11220489A JP10019720A JP1972098A JPH11220489A JP H11220489 A JPH11220489 A JP H11220489A JP 10019720 A JP10019720 A JP 10019720A JP 1972098 A JP1972098 A JP 1972098A JP H11220489 A JPH11220489 A JP H11220489A
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JP10019720A
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Toru Ikeda
徹 池田
Akiyoshi Nishimaki
明美 西巻
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 公衆回線とコンピュータネットワークが混在
して構成されるネットワーク環境に接続される通信装置
間の通信を容易に実行することができ、かつ通信コスト
を削減することができる通信制御装置及びその方法、コ
ンピュータ可読メモリを提供す。 【解決手段】 送信元の通信装置より送信されるデータ
の送信先を示す送信先データを含む画像データを回線I
/F8ー6より受信する。受信した送信先データが電子
メールアドレスを示すデータであるか、電話番号を示す
データであるかを解析部8ー13で判定する。判定結果
に基づいて、画像データの送信先に対する通信をCPU
8−3で制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公衆回線とコンピ
ュータネットワークが混在して構成されるネットワーク
環境に接続される通信装置間での通信を制御する通信制
御装置及びその方法、コンピュータ可読メモリに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】今日、ネットワーク環境の整備がすす
み、LAN間をインターネットで接続した環境での通信
が盛んになってきている。インターネットを介した通信
では、通信料金がかからず、ファクシミリにおいてもイ
ンターネットを介した通信が適用されることが期待され
ている。
【0003】ファクシミリの通信においても従来より、
中継局に対して画像を送信し、中継局より受信した画像
を同報送信先に同報することで、送信元より同報送信先
に必要となる通信コストの削減を目指したものがあっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、以下のような問題点があった。
【0005】つまり、送信元と中継局、中継局と同報先
のファクシミリの通信コストがかかっていたし、中継送
信先が1つの場合には通信コストが削減しないという欠
点があった。
【0006】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、公衆回線とコンピュータネットワークが混在
して構成されるネットワーク環境に接続される通信装置
間の通信を容易に実行することができ、かつ通信コスト
を削減することができる通信制御装置及びその方法、コ
ンピュータ可読メモリを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による通信制御装置は以下の構成を備える。
即ち、公衆回線とコンピュータネットワークが混在して
構成されるネットワーク環境に接続される通信装置間で
の通信を制御する通信制御装置であって、送信元の通信
装置より送信されるデータの送信先を示す送信先データ
を含む画像データを受信する受信手段と、前記受信手段
が受信した送信先データが電子メールアドレスを示すデ
ータであるか、電話番号を示すデータであるかを判定す
る判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて、前
記画像データの前記送信先に対する通信を制御する制御
手段とを備える。
【0007】また、好ましくは、前記判定手段によって
前記送信先データが電子メールアドレスを示すデータと
判定された場合、前記制御手段は、前記画像データを電
子メールで送信可能なファイル形式の画像データに変換
する。
【0008】また、好ましくは、前記判定手段によって
前記送信先データが電子メールアドレスを示すデータと
判定された場合、前記制御手段は、前記画像データの送
信モードを電子メール中継送信に設定し、一方、該送信
先データが電話番号であると判定された場合、該制御手
段は、前記画像データの送信モードをファクシミリ送信
に設定する。
【0009】また、好ましくは、前記制御手段は、前記
画像データの中継先を示す中継先情報を管理する中継先
テーブルを記憶する記憶手段を備え、前記判定手段の判
定結果と前記中継先テーブルを照合し、その照合結果に
基づいて、前記画像データの送信先に対する通信を制御
する。
【0010】また、好ましくは、前記中継先情報は、少
なくとも中継先の国を示す国情報、その国内のエリアを
示すエリア情報、対応する電子メールアドレスを含む。
【0011】また、好ましくは、前記制御手段は、前記
送信先データから送信先の国を示す国情報を獲得し、そ
の獲得された国情報を有する中継先を前記中継先テーブ
ルより取得し、その取得された中継先への送信モードを
電子メール中継送信に設定する。
【0012】また、好ましくは、前記制御手段は、前記
獲得された国情報を有する中継先が前記中継先テーブル
に複数存在する場合、更に、該中継先が有する各エリア
情報に基づいて中継先を1つ決定し、その決定された中
継先への送信モードを電子メール中継送信に設定する。
【0013】また、好ましくは、前記制御手段は、前記
中継先情報が示す中継先が当該通信制御装置である場
合、前記送信先データが示す送信先へ前記画像データを
ファクシミリ送信する。
【0014】また、好ましくは、前記受信手段は、前記
送信先データをファクシミリ通信の手順で受信する。
【0015】また、好ましくは、前記ファクシミリ通信
の手順は、ITU−T T30で規定されるサブアドレ
スを用いる。
【0016】上記の目的を達成するための本発明による
通信制御方法は以下の構成を備える。即ち、公衆回線と
コンピュータネットワークが混在して構成されるネット
ワーク環境に接続される通信装置間での通信を制御する
通信制御方法であって、送信元の通信装置より送信され
るデータの送信先を示す送信先データを含む画像データ
を受信する受信工程と、前記受信工程が受信した送信先
データが電子メールアドレスを示すデータであるか、電
話番号を示すデータであるかを判定する判定工程と、前
記判定工程の判定結果に基づいて、前記画像データの前
記送信先に対する通信を制御する制御工程とを備える。
【0017】上記の目的を達成するための本発明による
コンピュータ可読メモリは以下の構成を備える。即ち、
公衆回線とコンピュータネットワークが混在して構成さ
れるネットワーク環境に接続される通信装置間での通信
を制御する通信制御のプログラムコードが格納されたコ
ンピュータ可読メモリであって、送信元の通信装置より
送信されるデータの送信先を示す送信先データを含む画
像データを受信する受信工程のプログラムコードと、前
記受信工程が受信した送信先データが電子メールアドレ
スを示すデータであるか、電話番号を示すデータである
かを判定する判定工程のプログラムコードと、前記判定
工程の判定結果に基づいて、前記画像データの前記送信
先に対する通信を制御する制御工程のプログラムコード
とを備える。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な一実施形態を詳細に説明する。
【0019】図1、図2は本発明の実施形態の電子メー
ル・ファクシミリ変換機能を有するファクシミリ装置
(以下、電子メールファクシミリ装置と称する)のネッ
トワークとの接続形態を示す図である。
【0020】図1において、本店(東京)のローカルエ
リアネットワーク(以下、LANと称する)1−1に
は、電子メールファクシミリ装置1−2、電子メールサ
ーバ1−3、電子メールクライアント1−5及び福岡支
店と専用線1−6でLAN接続するためのリモートルー
タ1−4が接続されている。更に、電子メールファクシ
ミリ装置1−2は、統合サービスデジタル網(ISD
N)又は公衆電話網(PSTN)1−18と接続され、
東京都内営業所のファクシミリ装置1−17とファクシ
ミリ通信が可能である。
【0021】一方、福岡支店のLAN1−7には、本店
とLAN間接続するためのリモートルータ1−8、電子
メールファクシミリ装置1−11、電子メールサーバ1
−10及び電子メールクライアント1−9が接続されて
いる。更に、電子メールファクシミリ装置1−11は、
ISDN又はPSTN1−12と接続され、福岡支店管
轄の営業所のファクシミリ装置1−13、1−14とフ
ァクシミリ通信が可能である。
【0022】また、図2において、アメリカのNY(ニ
ューヨーク)支店のLAN1−30には、本店とLAN
間接続するためのリモートルータ1−31、電子メール
ファクシミリ装置1−32、電子メールサーバ1−33
及び電子メールクライアント1−34が接続されてい
る。更に、電子メールファクシミリ装置1−32は、I
SDN又はPSTN1−12aと接続され、NY支店管
轄の営業所のファクシミリ装置1−35、1−36とフ
ァクシミリ通信が可能である。
【0023】また、アメリカのロス(ロスアンゼルス)
支店のLAN1−40には、本店とLAN間接続するた
めのリモートルータ1−41、電子メールファクシミリ
装置1−42、電子メールサーバ1−43及び電子メー
ルクライアント1−44が接続されている。更に、電子
メールファクシミリ装置1−42は、ISDN又はPS
TN1−12bと接続され、ロス支店管轄の営業所のフ
ァクシミリ装置1−45、1−46とファクシミリ通信
が可能である。
【0024】また、フランスのパリ支店のLAN1−5
0には、本店とLAN間接続するためのリモートルータ
1−51、電子メールファクシミリ装置1−52、電子
メールサーバ1−53及び電子メールクライアント1−
54が接続されている。更に、電子メールファクシミリ
装置1−52は、ISDN又はPSTN1−12cと接
続され、ロス支店管轄の営業所のファクシミリ装置1−
55、1−56とファクシミリ通信が可能である。
【0025】また、フランスのリヨン支店のLAN1−
60には、本店とLAN間接続するためのリモートルー
タ1−61、電子メールファクシミリ装置1−62、電
子メールサーバ1−63及び電子メールクライアント1
−64が接続されている。更に、電子メールファクシミ
リ装置1−62は、ISDN又はPSTN1−12dと
接続され、リヨン支店管轄の営業所のファクシミリ装置
1−65、1−66とファクシミリ通信が可能である。
【0026】本実施形態では、東京都内営業所のファク
シミリ装置1−17からファクシミリ送信を行う際、本
店の電子メールファクシミリ装置1−2、パリ支店の電
子メールファクシミリ装置1−52を介してパリ支店管
轄の営業所のファクシミリ装置1−55に通信する場合
を示す。
【0027】まず、中継指示局である東京都内営業所の
ファクシミリ装置1−17の構成について、図3を用い
て説明する。
【0028】図3は本発明の実施形態のファクシミリ装
置の構成を示すブロック図である。尚、ファクシミリ装
置1ー17は、G3規格のファクシミリ装置とするが、
G4規格のファクシミリ装置を用いることもできる。
【0029】図3において、ROM3−2はCPU3−
3により実行されるコンピュータプログラム(装置全体
を制御するためのソフトウエア)を格納したリードオン
リーメモリである。CPU3−3は、ROM3−2に格
納されているプログラムを実行することにより装置の制
御を行う。
【0030】RAM3−4は、制御に必要な各種データ
や、後述する図5に示すような登録管理テーブルを記憶
するためのランダムアクセスメモリである。蓄積メモリ
3−5は、ファクシミリ通信するために符号化されたフ
ァクシミリデータ、電子メールのデータやスキャン、プ
リント画像データを記憶するためのメモリである。
【0031】回線I/F3−6は、ISDN回線やPS
TN回線を介して通信を行うためのCCU(通信制御ユ
ニット)、モデム、NCU(網制御ユニット)等を有
し、CPU3−3による制御に従って、回線への発呼動
作、通信動作を行う。プリンタ部3−7は、CPU3−
3による制御に従って、受信した画像データの記録、コ
ピー記録動作、PCからのプリント要求に対する動作等
を行う。読取部3−8は、CPU3−3による制御に従
って、送信する画像のスキャン、コピー読み取り動作、
PCからのスキャン要求に対する動作等を行う。
【0032】操作部3−9は、送信先の電話番号あるい
は電子メールアドレスの入力、送信指示等の各種操作を
行うためのキー群を有し、CPU3−3による制御に従
って、入力されたキー入力情報に応じた表示を行う表示
部を有する。また、後述する電子メール中継送信を指示
する中継ボタンを有する。線密度変換部3−10は、画
像データの解像度変換、画像データサイズの変換及びミ
リ/インチのスケール変換等の各種データ変換を行う。
圧縮伸長部3−11は、読取部3−8により読み取られ
た画像データを符号化(MH、MR、MMR等)した
り、また、受信した符号化データを復号化したりする。
【0033】また、上述した本ファクシミリ装置の各構
成要素は、バス3ー1を介して相互に接続される。
【0034】次に、上述した登録管理テーブルについ
て、図5を用いて説明する。
【0035】図5は本発明の実施形態の登録管理テーブ
ルの一例を示す図である。
【0036】尚、登録管理テーブルは、本発明の電子メ
ールファクシミリ装置間での通信を制御するためのデー
タを登録管理しておくテーブルであり、各ファクシミリ
装置において管理されている。ここでは、一例として、
中継指示局であるファクシミリ装置1−17が、第1中
継局である電子メールファクシミリ装置1−2と、第2
中継局である電子メールファクシミリ1−52を経由し
て、パリ支店管轄の営業所(例えば、モンマルトル営業
所)のファクシミリ装置1−55に送信を行う場合に、
登録管理テーブルに登録されるデータを示す。
【0037】図5に示す登録管理テーブル5−1で管理
されるデータは、送信先入力がワンタッチダイヤルもし
くは短縮ダイヤルの時に使用されるデータ群であり、送
信先の略称を示す送信先略称データ5−2、送信先の電
話番号あるいは電子メールアドレスを示す送信先データ
5−3、送信方法の種類(電子メール中継送信モード、
あるいはファクシミリ送信モード)を示す送信モードデ
ータ5−4、送信モードが電子メール中継送信モードの
場合の第1中継局の電話番号を示す第1中継局データ5
−5で構成される。
【0038】尚、電子メール中継送信モードとは、第1
中継局が送信先に対する送信を電子メールデータ形式で
データを送信するモードであり、ファクシミリ送信モー
ドとは、第1中継局が送信先に対する送信をファクシミ
リデータ形式でデータを送信するモードである。
【0039】第1中継局とは、例えば、本店送信先の電
子メールファクシミリ装置1−18のようなISDNや
PSTNを介してファクシミリ受信を行い、専用線やイ
ンターネットを介して電子メールを送信する中継局であ
る。また、第2中継局はパリ支店の電子メールファクシ
ミリ装置1−52のような専用線やインターネットを介
して電子メールを受信し、ISDNやPSTNを介して
ファクシミリ送信を行う中継局である。また、第1、2
中継局は共に、電子メールファクシミリ装置でなくては
ならない。
【0040】尚、第1中継局では、第1中継局データ5
−5が指定され、送信先データ5ー3から第2中継局を
決定し、ファクシミリ画像データを電子メールで送信可
能なファイル形式に変換して送信する。また、この第1
中継局データ5ー5が示す電話番号は送信先に用いられ
る。
【0041】本発明では、ITU−T T30で規定さ
れているサブアドレスを利用して以下説明する電子メー
ルファクシミリ装置間での通信を行う。そこで、本実施
形態におけるサブアドレスの内容を決定するためのワー
クエリア(以下、サブアドレス格納バッファと称する)
及びサブアドレス格納バッファに格納されるデータ(以
下、サブアドレスデータと称する)について、図6を用
いて説明する。
【0042】図6は本発明の実施形態のサブアドレス格
納バッファの構成を示す図である。尚、サブアドレス格
納バッファは、例えば、RAM3−4において構成さ
れ、送信先が電話番号で指定されている場合には、その
電話番号がサブアドレスデータとして格納され、電子メ
ールアドレスで指定されている場合には、その電子メー
ルアドレスがサブアドレスデータとして格納される。ま
た、これは、図5に示した送信先データ5ー3に対応す
るものである。
【0043】図6において、サブアドレス格納バッファ
6−1は、サブアドレスデータを構成する文字数nを示
す文字数データ(6−2)と、その文字数をカウントす
るために文字の最後尾を示す格納アドレスポインタ6−
3で構成される。
【0044】本実施形態では、送信先がファクシミリ装
置1−55であるので、例えば、図7(a)に示すよう
な電話番号からなるサブアドレスデータが、サブアドレ
ス格納バッファ6ー1に格納される。また、電子メール
アドレスがサブアドレスデータである場合には、図7
(b)に示すように、その電子メールアドレスがサブア
ドレス格納バッファ6ー1に格納される。
【0045】次に、中継指示局であるファクシミリ装置
1−17が送信モードとして電子メール中継送信モード
を指示し、電子メールファクシミリ装置1−2を経由し
て送信するための動作について、図4を用いて説明す
る。
【0046】図4は中継指示局が中継送信を指示し、電
子メールファクシミリ装置を経由して送信するための動
作を示すフローチャートである。
【0047】まず、図4(a)に、操作部3ー9による
中継ボタンを用いた第1中継局への通信を行う場合の動
作について説明する。
【0048】まず、中継指示局(ファクシミリ装置17
ー1)の操作部3ー9のキーオペレーションによって、
電子メール中継送信を指示する中継ボタンが押下された
か否かを判定する(ステップS4ー1)。中継ボタンが
押下されていない場合(ステップS4ー1でNO)、押
下されるまで待機する。一方、中継ボタンが押下された
場合(ステップS4ー1でYES)、電子メール中継送
信モードに移行し、ステップS4−2に進む。
【0049】電子メール中継送信モードに移行したら、
サブアドレス格納バッファ6ー1の内容をNULLクリ
アし、文字数データ、格納アドレスポインタの管理デー
タを初期化する(ステップS4−2)。そして、送信先
に対するサブアドレスデータを入力する(ステップS4
−3)。サブアドレスデータは、上述したように相手先
の電話番号あるは電子メールアドレスであり、これらの
入力はいずれも、操作部3ー9によるテンキー入力、ワ
ンタッチダイヤル、短縮ダイヤル等を用いて行う。ま
た、送信先の内容は電話番号と電子メールアドレスのど
ちらでもよい。
【0050】次に、その入力されたサブアドレスデータ
をサブアドレス格納バッファ6ー1に書き込む(ステッ
プS4−4)。そして、第1中継局(電子メールファク
シミリ装置1−2)に発呼し、送信対象の原稿読み込み
を行い電子メール中継送信を指示する(ステップS4−
8)。
【0051】また、操作部3ー9のワンタッチキーに、
相手先のサブアドレスデータと送信モードが登録された
状態で、第2中継局が指定された場合の動作について、
図4(b)を用いて説明する。
【0052】スタンバイ状態で、操作部3ー9でワンタ
ッチキーが押下されたか否かを判定する(ステップS4
−9)。ワンタッチキーが押下されていない場合(ステ
ップS4−9でNO)、ワンタッチキーが押下されるま
で待機する。一方、ワンタッチーが押下された場合(ス
テップS4ー9でYES)、ワンタッチキーの登録内容
を参照して、送信モードが電子メール中継送信モードに
設定されているか否かを判定する(ステップ4−1
0)。電子メール中継送信モードが設定されていなかっ
た場合(ステップS4ー10でNO)、ステップS4ー
11に進み、通常のG3送信を行う。一方、電子メール
中継送信モードが設定されていた場合(ステップS4−
11でYES)、図4(a)のステップS4ー2に進
み、上述した動作を実行する。
【0053】次に、本実施形態の第1中継局となる電子
メールファクシミリ装置1ー2の構成について、図8を
用いて説明する。
【0054】図8は本発明の実施形態の電子メールファ
クシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【0055】図8において、ROM8−2はCPU8−
3により実行されるコンピュータプログラム(装置全体
を制御するためのソフトウエア)を格納したリードオン
リーメモリである。CPU8−3は、ROM8−2に格
納されているプログラムを実行することにより装置の制
御を行う。
【0056】RAM8−4は、制御に必要な各種データ
や、図13、14、15に示すようなテーブルを記憶す
るためのランダムアクセスメモリである。蓄積メモリ8
−5は、ファクシミリ通信するために符号化されたファ
クシミリデータ、電子メールデータやスキャン、プリン
ト画像データを記憶するためのメモリである。
【0057】回線I/F8−6は、ISDN回線やPS
TN回線を介して通信を行うためのCCU(通信制御ユ
ニット)、モデム、NCU(網制御ユニット)等を有
し、CPU8−3による制御に従って、回線への発呼動
作、通信動作を行う。プリンタ部8−7は、CPU8−
3による制御に従って、受信した画像データの記録、コ
ピー記録動作、PCからのプリント要求に対する動作等
を行う。読取部8−8は、CPU8−3による制御に従
って、送信する画像のスキャン、コピー読み取り動作、
PCからのスキャン要求に対する動作等を行う。
【0058】操作部8−9は、CPU8−3による制御
に従って、入力されたキー入力情報、表示する各種の情
報から他の制御部へ情報を伝達し、動作内容に応じた表
示を行う。線密度変換部8−10は、画像データの解像
度変換、ページサイズの変換及びミリ/インチの変換等
の各種データ変換を行う。圧縮伸長部8−11は、読取
部8−8により読み取られた画像データを符号化(M
H、MR、MMR等)したり、また、受信した符号化デ
ータを復号化したりする。LANI/F部8−12は、
LANに接続するためのインタフェースである。尚、電
子メールデータのテキスト部分を画像データに変換する
際、文字コードからビットマップイメージデータに変換
するためのビットマップデータは、ROM8−2に格納
されているものとする。
【0059】解析部8ー13は、上述したファクシミリ
装置のサブアドレス格納バッファ6ー1に格納されてい
るサブアドレスデータ及び送信モードを受信して解析す
る。ここでの解析手順を図10を用いて説明する。解析
部8ー13には、サブアドレス格納バッファと同等の機
能を果たすサブアドレス格納バッファ10ー1を有し、
受信したサブアドレスデータをサブアドレス格納バッフ
ァ10−1に格納する。このサブアドレス格納バッファ
10ー1に文字が格納される毎に、サブアドレスポイン
タ10−2が順次インクリメントされ、格納された文字
の最後尾が示される。次に、格納されたサブアドレスデ
ータは、中継先アドレスとして中継先アドレスバッファ
10ー4に格納される。また、サブアドレスデータの内
容に応じて“電子メール中継送信”や“ファクシミリ送
信”のいずれかの送信モードが送信モード格納変数バッ
ファ10ー5に格納される。つまり、サブアドレスデー
タの内容が電子メールアドレスの場合には送信モードを
“電子メール中継送信”、電話番号の場合には送信モー
ドを“ファクシミリ送信”に設定する。
【0060】また、上述した本電子メールファクシミリ
装置の各種構成要素は、バス8ー1を介して相互に接続
される。
【0061】尚、第2中継局となるパリ支店の電子メー
ルファクシミリ装置1−52の構成も第1中継局と同
様、上述した図8の構成からなる。
【0062】次に、第1中継局で実行される動作につい
て、図9を用いて説明する。
【0063】図9は本発明の実施形態の第1中継局で実
行される動作を示すフローチャートである。
【0064】中継指示局であるファクシミリ装置1−1
7からサブアドレスデータを受信し、送信モードが電子
メール中継送信モードによる中継受信であるか否かを判
定する(ステップS100)。中継受信でない場合(ス
テップS100でNO)、ファクシミリ装置1ー17か
らデータをファクシミリ受信し、受信したデータに対応
する画像をプリント出力する(ステップS200)。一
方、中継受信である場合(ステップS100でYE
S)、ステップS101に進み、受信したサブアドレス
データに基づいて、送信先の電話番号あるいは電子メー
ルアドレスをRAM8ー4に格納する。
【0065】次に、図14に示した国際電話識別番号テ
ーブルを参照して、RAM8ー4に格納された送信先の
電話番号あるいは電子メールアドレスに対応する国際電
話識別番号があるか否かを判定する(ステップS10
2)。国際電話識別番号がない場合(ステップS102
でNO)、ステップS103に進み、送信先の電話番号
あるいは電子メールアドレスの国際電話識別番号は、中
継指示局と同一であると判定する。一方、国際電話識別
番号がない場合(ステップS102でYES)、ステッ
プS104に進む。
【0066】尚、図14に示す国際識別電話番号テーブ
ルでは、日本の国際電話識別番号である「001」「0
041」、アメリカの国際電話識別番号である「01
1」がデフォルトとして登録されている。また、ユーザ
か別途契約した国際電話会社の国際電話識別番号(例え
ば、0120−**−****)は、操作部8ー9を用
いて、随時、国際電話識別番号テーブルに登録すること
ができる。
【0067】さて、送信先の電話番号あるいは電子メー
ルアドレスに対応する国際電話識別番号がある場合に
は、その国コードを抽出する(ステップS104)。次
に、抽出した国コードと、図13に示す中継先テーブル
とを照合し、中継先テーブルと一致する国コードがある
か否かを判定する(ステップS105)。
【0068】ここで、第1中継局が送信手段及び中継経
路を決定するための中継先テーブルの構成について、図
13を用いて説明する。
【0069】図13は本発明の実施形態の中継先テーブ
ルの構成の一例を示す図である。
【0070】図13に示すように、中継先テーブルに
は、中継局の国際電話の国コード、エリアコードを含む
電話番号、電子メールアドレスが登録されている。ま
た、中継局を担当する近隣国の国コードやエリアコード
を登録することもできる。
【0071】また、この中継先テーブルは、この中継先
テーブルに登録されている電子メールアドレス以外から
の電子メールアドレスによる中継指示は拒否したり、照
合の際に暗証番号を要求して、中継局能を外部のものに
悪用されないような機能を付加しても良い。
【0072】再び、図9の説明に戻る。
【0073】ステップS105の判定において、中継先
テーブルと一致する国コードがない場合(ステップS1
05でNO)、ステップS110に進み、中継を担当す
る国コードがあるか否かを判定する。中継を担当する国
コードがない場合(ステップS110でNO)、ステッ
プS114に進み、サブアドレスデータが示す送信先
へ、通常のG3送信を行う。一方、中継を担当する国コ
ードがある場合(ステップS110でYES)、ステッ
プS111へ進み、その国コードに該当する電子メール
ファクシミリ装置を第2中継局として選択する。
【0074】一方、ステップS105の判定において、
中継先テーブルと一致する国コードがある場合(ステッ
プS105でYES)、ステップS106に進み、一致
する国コードの数から第2中継局となる候補が1つであ
るか否かを判定する。第2中継局となる候補が1つであ
る場合(ステップS106でYES)、その候補を第2
中継局として選択し、ステップS112に進む。一方、
第2中継局となる候補が1つでない場合(ステップS1
06でNO)、ステップS107に進み。第2中継局と
なる各候補のエリアコードを含む電話番号を抽出する。
次に、抽出されたエリアコードを含む電話番号と、受信
したサブアドレスデータより決定される電話番号が一致
するか否かを判定する(ステップS108)。一致する
場合(ステップS108でYES)、その電話番号を有
する候補を第2中継局として選択し、ステップS112
に進む。一方、一致しない場合(ステップS108でN
O)、ステップS109に進み、抽出された電話番号か
ら、受信したサブアドレスデータより決定される電話番
号に一番近い電話番号を決定する(ステップS10
8)。
【0075】ステップ105からステップ111によっ
て、図15に示すような予め登録された第1中継局テー
ブルを参照して、第2中継局の候補を1つに絞り込よう
に選択された第2中継局の候補と第1中継局が一致する
か否かを判定する(ステップS112)。一致する場合
(ステップS112でYES)、ステップS114に進
む、サブアドレスデータが示す送信先へ、通常のG3送
信を行う。一方、一致しない場合(ステップS112で
NO)、ステップS113に進み、選択された第2中継
局の候補を第2中継局として決定し、後述する手順でサ
ブアドレスデータが示す送信先の電話番号あるいは電子
メールアドレスを添付した電子メールを送信する。
【0076】以上説明した処理の具体例について、図1
2を用いて説明する。
【0077】例えば、送信先のファクシミリ装置のファ
クシミリ番号が[001−33−1−49−39−**
**」である場合、ステップS102で国際電話識別番
号「001」を抽出し、ステップS103で国コード
「33」を抽出することにより、中継先テーブルの中か
ら「fr」の電子メールアドレスを有するものを第2中
継局の候補として選択する。
【0078】また、ファクシミリ番号が「093−22
2−3333」である場合、国際電話識別番号が無いの
で、送信先は中継指示局と同一の国であると判定する。
この場合は、「日本」であると判定され、中継先テーブ
ルの中から「jp」の電子メールアドレスを有するもの
を第2中継局の候補として選択する。また、第2中継局
の候補が複数存在する場合は、エリアコードを含む電話
番号を用いて第2中継局の絞り込みを行う。
【0079】また、ファクシミリ番号が「090−22
2−3333」のように、中継先テーブルにないファク
シミリ番号が指定された場合は、「090」に一番近い
エリアコードを含む電話番号に対応する電子メールアド
レスを有するものを第2中継局の候補として中継先テー
ブルから選択する。また、別の方法として、あらかじめ
エリアコードを含む電話番号とその電話番号に近いエリ
アコードを含む電話番号を対応づけて中継先テーブルに
持たせ、その中から第2中継局の候補を選択するように
してもよい。また、これら二つの方法を組み合わせて、
第2中継局の候補を選択してもかまわない。
【0080】また、電子メールファクシミリ装置のない
スペイン営業所内のファクシミリ装置1−75が送信先
に選択された場合は、近隣のパリ支店管轄の営業所のフ
ァクシミリ装置を指定し、これを介して送信するように
する。これにより、近距離の国際通信回線でデータを送
信することができる。
【0081】次に、第2中継局が決定された後の動作に
ついて、説明する。
【0082】上述した図9の動作によって第2中継局が
決定されると、まず、第1中継局(電子メールファクシ
ミリ装置1ー2)は中継指示局(ファクシミリ装置1ー
17)から受信した画像データをTIFF形式の画像デ
ータに変換する。画像データの送信内容は、IETFが
勧告している電子メールデータフォーマットであるMI
ME(Multipurpose Internet Mail Extentions)で記
述されたテキストデータと、それに添付するTIFF形
式の画像データである。
【0083】MIMEで記述された画像データのコマン
ド(command)部分の指示を電子メール中継送信(rela
y)に設定し、かつ中継先アドレスバッファ10−4の
内容を中継先アドレスとして設定する。また、この時の
コマンドの例を図11に示す。尚、中継先アドレスは、
パリ支店管轄の営業所群のファクシミリ装置1−55、
1ー56のように複数個設定してもよい。また、送信す
る画像データが電子メールの場合には、MIMEで記述
された画像データのコマンド(command)部分の指示を
送信に設定する。
【0084】そして、画像データは、IETFが勧告し
ている電子メール転送プロトコロルの1つであるSMT
P(Simple Mail Transfer Protocol)でリモートルー
タ1ー4、専用線1ー6、リモートルータ1ー8を経由
して、パリ支店の電子メールサーバ1ー53に送信され
る。また、専用線1ー6のような専用線がない場合に
は、インターネットを経由してパリ支店の電子メールサ
ーバ1ー53に送信するような構成にしても良い。
【0085】次に、第2中継局で実行される動作につい
て、図12を用いて説明する。
【0086】図12は本発明の実施形態の第2中継局で
実行される動作を示すフローチャートである。
【0087】尚、本実施形態の第2中継局となる電子メ
ールファクシミリ装置1ー52は、電子メールサーバ1
ー53に対してポーリングにより、電子メールデータの
有無の問合せ及び電子メールデータの引き出し処理を定
期的に実行する。また、ポーリングは、IETFが勧告
している電子メール転送プロトコロルの1つであるPO
P3(Post Office Protocol Ver.3」)を用いて行う。
【0088】まず、電子メールデータの受信があるか否
かを判定する(ステップS12−1)。電子メールデー
タの受信がない場合(ステップS12ー1でNO)、受
信するまで待機する。一方、電子メールデータの受信が
あった場合(ステップS12ー1でYES)、ステップ
S12ー2に進む。次に、電子メールサーバ1ー53か
ら電子メールデータを引き出す(ステップS12−
2)。次に、引き出された電子メールデータのコマンド
部分から、その送信モードが電子メール中継送信モード
(relay)であるか否かを判定する(ステップS12−
3)、電子メール中継送信モードでない場合(ステップ
S12ー3でNO)、処理を終了する。一方、電子メー
ル中継送信モードである場合(ステップS12ー3でY
ES)、ステップS12ー4に進む。
【0089】次に、送信先となるサブアドレスデータを
抜き出す(ステップS12−4)。次に、電子メールデ
ータにTIFF形式で添付されている画像データをMM
R等のT.30圧縮形式の画像データに変換する(ステ
ップS12−5)。次に、サブアドレスデータが示す送
信先へ発呼する(ステップS12−6)。そして、圧縮
された画像データを含む画像データを送信先へファクシ
ミリ送信する(ステップS12−7)。尚、送信先が複
数指定されている場合は、同報送信する。また、ファク
シミリ送信の手順は、ITU−T勧告のT.30手順に
従うものとする。
【0090】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ISDNやPSTN等の公衆回線あるいはインター
ネット上に接続されたいずれの端末にも、ファクシミリ
受信した画像データを中継できるようになった。また、
中継送信する場合でも、接続されるネットワークの違い
をオペレータに認識させることなく自動的に送信するこ
とができるようになった。更に、送信先によって接続さ
れるネットワークを識別するので、あらたな手順を追加
する必要もない。
【0091】また、送信先が電子メールアドレスである
ことが判別された場合は、画像データを電子メールで送
信可能なファイル形式に変換することで、インターネッ
ト上の電子メールアドレスを有する送信先へもファクシ
ミリ画像を送信できるようになった。
【0092】また、ISDNやPSTN等の公衆回線あ
るいはインターネット上に接続されたいずれ端末に対し
ても、ファクシミリ受信した画像データを転送する中継
局能を提供できる。また、送信先が公衆回線上なのかイ
ンターネット上なのかを中継局のオペレータに意識させ
ることなく相手にファクシミリ受信した画像データを転
送できるようになった。
【0093】また、インターネット等の公衆回線と異な
る異種のネットワークを利用して公衆回線に接続された
送信側端末と受信側端末間での通信を行うので、その通
信にかかる通信料金を削減することができるようになっ
た。
【0094】また、送信元のファクシミリ装置から画像
データを受信し、受信した画像データを中継局に中継す
る場合、サブアドレスデータにより第2中継局が含まれ
るか否かを判定することで、第2中継局に画像データの
送信ができるようになった。更に、第1中継局が、中継
経路等を管理するための複雑な情報をもたなくてもよい
簡便な中継システムが提供できるようになった。
【0095】また、サブアドレスデータに第2中継局が
含まれるか否かを判定することで、ネットワークが異な
る場合でも第1中継局のオペレータの手をわずらわせる
ことなく、第2中継局に対して電子メール中継送信モー
ドでの送信の指示ができるようになった。また、サブア
ドレスデータにより接続されるネットワークを識別する
ので、ネットワークを識別するためのあらたな送信元よ
り送られる第2中継局の送信先や、受信側のファクシミ
リ装置の送信先をファクシミリ装置の手順で受信するこ
とで、第1中継局のオペレータにわずらわしい送信先の
受信動作や第2中継局への送信先指示動作をさせないで
すむことができるようになった。
【0096】また、第2中継局と受信側ファクシミリ装
置間の通信をITU−T T30で規定される勧告を用
いることで非標準の手順をあらたに設計する手間も必要
なくなった。また、標準機能をもったファクシミリ装置
と広く通信できるようになった。
【0097】また、第2中継局がインターネット等の電
子メールアドレスで管理されている場合、第2中継局に
対して電子メール中継送信モードであること、第2中継
局の電子メールアドレス、最終送信先の電話番号等をM
IME形式に変換することにより、電話回線等の公衆回
線を介して指示された内容を、インターネット上の第2
中継局に伝達できるようになった。また、IETFの規
定するMIME形式に変換することで電子メールとし
て、既存の電子メール端末とも通信できるようになっ
た。更に、第1中継局が、中継経路等を管理するための
複雑な情報をもたなくともよい簡便な中継システムが構
築できるようになった。
【0098】尚、本発明は、複数の機器(例えばホスト
コンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ
など)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置な
ど)に適用してもよい。
【0099】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0100】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0101】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0102】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0103】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
公衆回線とコンピュータネットワークが混在して構成さ
れるネットワーク環境に接続される通信装置間の通信を
容易に実行することができ、かつ通信コストを削減する
ことができる通信制御装置及びその方法、コンピュータ
可読メモリを提供できる。
【0105】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の電子メールファクシミリ装
置のネットワークとの接続形態を示す図である。
【図2】本発明の実施形態の電子メールファクシミリ装
置のネットワークとの接続形態を示す図である。
【図3】本発明の実施形態のファクシミリ装置の構成を
示すブロック図である。
【図4】中継指示局が中継送信を指示し、電子メールフ
ァクシミリ装置を経由して送信するための動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】本発明の実施形態の登録管理テーブルの一例を
示す図である。
【図6】本発明の実施形態のサブアドレス格納バッファ
の構成を示す図である。
【図7】本発明の実施形態のサブアドレス格納バッファ
に格納するサブアドレスデータの一例を示す図である。
【図8】本発明の実施形態の電子メールファクシミリ装
置の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施形態の第1中継局で実行される動
作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施形態の第1中継局で実行される
サブアドレスデータの解析手順を説明するための図であ
る。
【図11】本発明の実施形態のコマンドの例を示す図で
ある。
【図12】本発明の実施形態の第2中継局で実行される
動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施形態の中継先テーブルの構成の
一例を示す図である。
【図14】本発明の国際電話識別番号テーブルの構成の
一例を示す図である。
【図15】本発明の実施形態の第1中継局テーブルの構
成の一例を示す図である。
【符号の説明】
8ー1 バス 8ー2 ROM 8ー3 CPU 8ー4 RAM 8ー5 蓄積メモリ 8ー6 回線I/F 8ー7 プリンタ部 8ー8 読取部 8ー9 操作部 8ー10 線密度変換部 8ー11 圧縮伸長部 8ー12 LANI/F部 8ー13 解析部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆回線とコンピュータネットワークが
    混在して構成されるネットワーク環境に接続される通信
    装置間での通信を制御する通信制御装置であって、 送信元の通信装置より送信されるデータの送信先を示す
    送信先データを含む画像データを受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した送信先データが電子メールアド
    レスを示すデータであるか、電話番号を示すデータであ
    るかを判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づいて、前記画像データの
    前記送信先に対する通信を制御する制御手段とを備える
    ことを特徴とする通信制御装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段によって前記送信先データ
    が電子メールアドレスを示すデータと判定された場合、
    前記制御手段は、前記画像データを電子メールで送信可
    能なファイル形式の画像データに変換することを特徴と
    する請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段によって前記送信先データ
    が電子メールアドレスを示すデータと判定された場合、
    前記制御手段は、前記画像データの送信モードを電子メ
    ール中継送信に設定し、一方、該送信先データが電話番
    号であると判定された場合、該制御手段は、前記画像デ
    ータの送信モードをファクシミリ送信に設定することを
    特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記画像データの中継
    先を示す中継先情報を管理する中継先テーブルを記憶す
    る記憶手段を備え、 前記判定手段の判定結果と前記中継先テーブルを照合
    し、その照合結果に基づいて、前記画像データの送信先
    に対する通信を制御することを特徴とする請求項1に記
    載の通信制御装置。
  5. 【請求項5】 前記中継先情報は、少なくとも中継先の
    国を示す国情報、その国内のエリアを示すエリア情報、
    対応する電子メールアドレスを含むことを特徴とする請
    求項4に記載の通信制御装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記送信先データから
    送信先の国を示す国情報を獲得し、その獲得された国情
    報を有する中継先を前記中継先テーブルより取得し、そ
    の取得された中継先への送信モードを電子メール中継送
    信に設定することを特徴とする請求項5に記載の通信制
    御装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記獲得された国情報
    を有する中継先が前記中継先テーブルに複数存在する場
    合、更に、該中継先が有する各エリア情報に基づいて中
    継先を1つ決定し、その決定された中継先への送信モー
    ドを電子メール中継送信に設定することを特徴とする請
    求項5に記載の通信制御装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記中継先情報が示す
    中継先が当該通信制御装置である場合、前記送信先デー
    タが示す送信先へ前記画像データをファクシミリ送信す
    ることを特徴とする請求項4に記載の通信制御装置。
  9. 【請求項9】 前記受信手段は、前記送信先データをフ
    ァクシミリ通信の手順で受信することを特徴とする請求
    項1に記載の通信制御装置。
  10. 【請求項10】 前記ファクシミリ通信の手順は、IT
    U−T T30で規定されるサブアドレスを用いること
    を特徴とする請求項6に記載の通信制御装置。
  11. 【請求項11】 公衆回線とコンピュータネットワーク
    が混在して構成されるネットワーク環境に接続される通
    信装置間での通信を制御する通信制御方法であって、 送信元の通信装置より送信されるデータの送信先を示す
    送信先データを含む画像データを受信する受信工程と、 前記受信工程が受信した送信先データが電子メールアド
    レスを示すデータであるか、電話番号を示すデータであ
    るかを判定する判定工程と、 前記判定工程の判定結果に基づいて、前記画像データの
    前記送信先に対する通信を制御する制御工程とを備える
    ことを特徴とする通信制御方法。
  12. 【請求項12】 前記判定工程によって前記送信先デー
    タが電子メールアドレスを示すデータと判定された場
    合、前記制御工程は、前記画像データを電子メールで送
    信可能なファイル形式の画像データに変換することを特
    徴とする請求項11に記載の通信制御方法。
  13. 【請求項13】 前記判定工程によって前記送信先デー
    タが電子メールアドレスを示すデータと判定された場
    合、前記制御工程は、前記画像データの送信モードを電
    子メール中継送信に設定し、一方、該送信先データが電
    話番号であると判定された場合、該制御工程は、前記画
    像データの送信モードをファクシミリ送信に設定するこ
    とを特徴とする請求項11に記載の通信制御方法。
  14. 【請求項14】 前記制御工程は、前記画像データの中
    継先を示す中継先情報を管理する中継先テーブルを記憶
    媒体に記憶する記憶工程を備え、 前記判定工程の判定結果と前記中継先テーブルを照合
    し、その照合結果に基づいて、前記画像データの送信先
    に対する通信を制御することを特徴とする請求項11に
    記載の通信制御方法。
  15. 【請求項15】 前記中継先情報は、少なくとも中継先
    の国を示す国情報、その国内のエリアを示すエリア情
    報、対応する電子メールアドレスを含むことを特徴とす
    る請求項14に記載の通信制御方法。
  16. 【請求項16】 前記制御工程は、前記送信先データか
    ら送信先の国を示す国情報を獲得し、その獲得された国
    情報を有する中継先を前記中継先テーブルより取得し、
    その取得された中継先への送信モードを電子メール中継
    送信に設定する ことを特徴とする請求項15に記載の
    通信制御方法。
  17. 【請求項17】 前記制御工程は、前記獲得された国情
    報を有する中継先が前記中継先テーブルに複数存在する
    場合、更に、該中継先が有する各エリア情報に基づいて
    中継先を1つ決定し、その決定された中継先への送信モ
    ードを電子メール中継送信に設定することを特徴とする
    請求項15に記載の通信制御方法。
  18. 【請求項18】 前記制御工程は、前記中継先情報が示
    す中継先が当該通信制御装置である場合、前記送信先デ
    ータが示す送信先へ前記画像データをファクシミリ送信
    することを特徴とする請求項14に記載の通信制御方
    法。
  19. 【請求項19】 公衆回線とコンピュータネットワーク
    が混在して構成されるネットワーク環境に接続される通
    信装置間での通信を制御する通信制御のプログラムコー
    ドが格納されたコンピュータ可読メモリであって、 送信元の通信装置より送信されるデータの送信先を示す
    送信先データを含む画像データを受信する受信工程のプ
    ログラムコードと、 前記受信工程が受信した送信先データが電子メールアド
    レスを示すデータであるか、電話番号を示すデータであ
    るかを判定する判定工程のプログラムコードと、 前記判定工程の判定結果に基づいて、前記画像データの
    前記送信先に対する通信を制御する制御工程のプログラ
    ムコードとを備えることを特徴とするコンピュータ可読
    メモリ。
JP10019720A 1997-12-25 1998-01-30 通信制御装置及びその方法、コンピュータ可読メモリ Withdrawn JPH11220489A (ja)

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Cited By (3)

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