JPH11220431A - 最適受信周波数選択方法 - Google Patents

最適受信周波数選択方法

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JPH11220431A
JPH11220431A JP1866398A JP1866398A JPH11220431A JP H11220431 A JPH11220431 A JP H11220431A JP 1866398 A JP1866398 A JP 1866398A JP 1866398 A JP1866398 A JP 1866398A JP H11220431 A JPH11220431 A JP H11220431A
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JP1866398A
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Yutaka Ito
裕 伊藤
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信スペースダイバーシチ、受信周波数ダイ
バーシチ方式において、送信スペースダイバーシチの利
用方法を改善し、通信品質を向上させる。 【解決手段】 受信手段を送信アンテナ毎に設置し、誤
りのない受信手段があるとそれを含む2受信手段の出力
をダイバーシチ回路13で合成するとともに、残りの受
信手段をサーチ用として周波数チャネルを順次切り替え
て受信状態を調べるというサーチモードとする。また、
どの受信手段出力にも誤りがあるときは、上記サーチ用
受信手段で調べた受信状態から最も誤りの少ない周波数
チャネルを当該サーチ用としていた受信手段に設定し、
3受信手段の出力をダイバーシチ合成しながら3系の受
信状態を監視し、一定時間の監視後、一番誤りの多い系
を再びサーチ用として前記サーチモードへ移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる位置に設置
された複数の送信用アンテナの各々から、1つの情報を
予め定めた複数の周波数チャネルを用いて送信し、受信
側では1つのアンテナを使用して、複数の受信系で受信
し合成するようにした送信スペースダイバーシチ、受信
周波数ダイバーシチ方式を用いたシステムにおける最適
受信周波数の選択方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動無線システムでは、送信用アンテナ
と送信装置を複数の場所に設置し、各送信用アンテナか
ら予め用意した複数の周波数チャネルでもって同時に同
一情報を送信する、そして、受信側(移動機)では、1
つのアンテナで上記の各送信アンテナからの複数の周波
数チャネルで送信されてきた信号を受信し、各送信アン
テナ対応に設けられた受信手段の各々で1つの周波数チ
ャネルを選択受信した後ダイバーシチ合成を行うとい
う、送信スペースダイバーシチ、受信周波数ダイバーシ
チ方式が用いられることがある。図3は、そのようなシ
ステムの受信装置の回路構成例を示すブロック図であ
り、3個の受信手段を持った受信装置にて最適受信周波
数選択を実施するものである。このシステムでは、受信
手段の内の1つを各周波数チャネルの受信状況確認用に
使用し、残り2系にて最適受信周波数による復調を実施
していた。
【0003】図3において、各受信手段は上から順に1
系、2系、3系とする。周波数切替回路1〜3は制御回
路10より指示された受信周波数の切替えを行う。復調
回路4〜6は受信した変調信号をディジタル信号に復調
し、誤り検出回路7〜9の各々に出力する。誤り検出回
路7〜9は復調回路よりの復調データの1バイト毎の誤
り数を検出し、ダイバーシチ回路11には1バイト毎の
復調データとそれに対する誤り数を出力し、制御回路1
0には1バイト毎の誤り数のみを出力する。
【0004】上記の3系の受信手段のうち、例えば1
系、2系は実際の受信手段として用いられ、3系はどの
周波数チャネルを用いると受信状態がよいかを調べるた
めのサーチ用受信手段として用いられる。このための制
御回路10の制御動作は図4に示されている。今、使用
可能な周波数チャネルをf1、f2、…fnのn周波数と
すると(正確にはこの周波数を中心とする周波数チャネ
ルであるが、誤解の恐れのない場合はこのように省略し
た表現を用いる)、上記サーチのために制御回路10
は、一定時間毎に周波数チャネルf1、f2、…fnを順
に選択して所定時間幅の間のその周波数チャネルを受信
するように周波数切替回路3に対して周波数切替指示を
出力する(ステップ401、404、405、406、
408)。そしてその各周波数チャネルに対して誤り検
出出力回路9で検出された誤り数を累積して記録してお
く(ステップ407)。さらに、図4では、ステップ4
02、403、409により、上記の周波数チャネルを
一巡するサーチ動作をk=1、2、…km回繰り返すよ
うにしているが、この繰り返しはなくてもよい。こうし
て各周波数チャネルに対する誤り数がわかると、最も誤
り数の少ない周波数チャネル及びその次に誤り数の少な
い周波数チャネルを選び出し、その周波数チャネルを1
系及び2系受信手段が受信するように周波数切替回路1
及び2へ切替信号を出力する(ステップ410)。この
ようにして選択された1系及び2系受信手段の受信信号
は、ダイバーシチ回路11へその1バイト毎の誤り数と
ともに入力され、誤り数の少ない方の受信手段による受
信信号が1バイト毎に取り出されて復調データとして出
力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術で
は、受信状況がよい(誤りがない)周波数チャネルが2
波以上存在している場合は問題ないが、どの受信周波数
チャネルにも誤りが存在しているときには送信地点が異
なる系をすべて用いて送信スペースダイバーシチ効果を
利用したい。しかし、3系の受信手段は上記のようにし
て各周波数チャネルの受信状況確認用に使用しているた
め、2つの系のスペースダイバーシチ効果しか有効活用
できないという問題があった。
【0006】本発明の目的は、送信スペースダイバーシ
チ、受信周波数ダイバーシチ方式の複数の受信手段を持
った受信装置にて最適受信周波数選択を実施する場合、
受信状態により、3受信手段を効率よく利用してダイバ
ーシチ効果を高め、誤り数をより少なくすることのでき
る、最適受信周波数の選択方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、3ないしそれ以上の位置に設置された
送信アンテナの各々から、予め定められた複数の周波数
チャネルの全てを用いて同一情報の送信を行い、受信側
では1つの受信アンテナで受信した前記各送信アンテナ
からの受信波を、前記送信アンテナ毎に設けられた受信
手段で1つの周波数チャネルを選択して受信したのち、
その復調データのダイバーシチ合成を行うようにしたシ
ステムにおける最適受信周波数の選択方法であって、1
つの前記受信手段をサーチ用受信手段としてその受信周
波数チャネルを順次切り替えることにより各周波数チャ
ネルにおける受信状態をその受信データの誤り数により
検出するとともに、前記サーチ用受信手段以外の受信手
段の復調データをダイバーシチ合成するというサーチモ
ードを、前記サーチ用受信手段以外の受信手段の少なく
とも1つの復調データに誤りがない間はくり返し実行
し、前記サーチモードの実行中に前記サーチ用受信手段
以外の受信手段のどの復調データにも誤りが生じたとき
は、前記サーチモードにおいて検出された誤り数が最も
少ない周波数チャネルを当該サーチ用受信手段に設定し
て全ての受信手段の復調データをダイバーシチ合成する
とともに、前記全ての受信手段の各々の誤り数を検出し
て記録するという全チャネル受信モードへ移行し、前記
全チャネル受信モードによる受信が開始されて予め定め
られた制御時間が経過すると、前記全チャネル受信モー
ドの間に検出・記録された誤り数が最も多い受信手段を
サーチ用受信手段として前記サーチモードへ移行する、
という処理をくり返すことを特徴とする最適受信周波数
の選択方法を開示する。
【0008】また、本発明は、3ないしそれ以上の位置
に設置された送信アンテナの各々から、予め定められた
複数の周波数チャネルの全てを用いて同一情報の送信を
行い、受信側では1つの受信アンテナで受信した前記各
送信アンテナからの受信波を、前記送信アンテナ毎に設
けられた受信手段で1つの周波数チャネルを選択して受
信したのち、その復調データのダイバーシチ合成を行う
ようにしたシステムにおける最適受信周波数の選択方法
であって、1つの前記受信手段をサーチ用受信手段とし
てその受信周波数チャネルを順次切り替えることにより
各周波数チャネルにおける受信状態をその受信データの
誤り数により検出するとともに、前記サーチ用受信手段
以外の受信手段の復調データをダイバーシチ合成すると
いうサーチモードを第1の期間実行し、前記サーチモー
ドにおいて検出された誤り数が最も少ない周波数チャネ
ルを当該サーチ用受信手段に設定して全ての受信手段の
復調データをダイバーシチ合成するとともに、前記全て
の受信手段の各々の誤り数を検出して記録するという全
チャネル受信モードを前記第1の期間に続く第2の期間
実行するとともに、前記全チャネル受信モードの間に検
出・記録された誤り数が最も多い受信手段をサーチ用受
信手段として前記サーチモードへ移行することを特徴と
する最適受信周波数の選択方法を開示する。
【0009】さらに、本発明は、3ないしそれ以上の位
置に設置された送信アンテナの各々から、予め定められ
た複数の周波数チャネルの全てを用いて同一情報の送信
を行い、受信側では1つの受信アンテナで受信した前記
各送信アンテナからの受信波を、前記送信アンテナ毎に
設けられた受信手段で1つの周波数チャネルを選択して
受信したのち、その復調データのダイバーシチ合成を行
うようにしたシステムにおける最適受信周波数の選択方
法であって、1つの前記受信手段をサーチ用受信手段と
してその受信周波数チャネルを順次切り替えることによ
り各周波数チャネルにおける受信状態をその受信データ
の誤り数により検出するとともに、前記サーチ用受信手
段以外の受信手段の復調データをダイバーシチ合成する
というサーチモードを第1の期間実行し、前記サーチモ
ードにおいて検出された誤り数が最も少ない周波数チャ
ネルを当該サーチ用受信手段に設定して全ての受信手段
の復調データをダイバーシチ合成するとともに、前記全
ての受信手段の各々の誤り数を検出して記録するという
全チャネル受信モードを前記第1の期間に続く第2の期
間実行するとともに、前記全チャネル受信モードの間に
検出・記録された各受信手段の誤り数を比較し、最も誤
り数の多い受信手段が直前のサーチモードにおけるサー
チ用受信手段であった直前サーチ用受信手段とは異なっ
ているときは、もっとも誤り数の多かった受信手段を新
たにサーチ用受信手段として前記サーチモードへ移行
し、最も誤り数の多い受信手段が前記直前サーチ用受信
手段であったときには、前記直前サーチ用受信手段以外
の各々について当該受信手段の周波数チャネルを前記全
チャネル受信モードの間に前記直前サーチ用受信手段が
最も少ない誤り率を示した周波数チャネルに切り替えて
みて、その切り替え前後でより誤り数のすくない方の周
波数チャネルを設定し、その後前記直前サーチ用受信手
段を新たにサーチ用受信手段として前記サーチモードへ
移行することを特徴とする最適受信周波数の選択方法を
開示する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は、本発明になる最適受信周波数の選択方法
を具備したダイバーシチ受信回路の構成例を示すもの
で、従来技術の場合と同様に3つの受信手段を備えた場
合である。各受信手段の周波数切替回路1〜3、復調回
路4〜6、及び誤り検出回路7〜9は図3の従来回路と
同じもので、同様な動作機能を持っている。図3と異な
っている点は、1系、2系、3系の各受信手段とも、そ
の誤り検出回路から復調データと1バイト毎の誤り数は
ダイバーシチ回路13へ入力されており、また各受信手
段の上記誤り数が全て制御回路12へ入力されている点
である。
【0011】図2は、図1に示した受信回路の制御回路
12による最適受信周波数の選択制御のフローチャート
を示したもので、以下、この動作を説明する。図2にお
いて、最初の3ステップは電源投入時の初期処理であっ
て、まず各受信手段の周波数チャネルをf1、f2、…f
nと所定時間T毎に順次切り替え、その時の各周波数チ
ャネル毎の誤り数を記録する(ステップ201)。この
処理は図4のステップ404〜408のループを3つの
チャネルで順次実行することに相当する。次に各受信手
段毎に、最も誤り数の少なかった周波数チャネルとその
誤り数を取り出し、この取り出した誤り数がより少ない
2つの受信手段にその誤り数を与えた周波数チャネルを
セットして受信を開始する(ステップ202)。これに
よってとりあえず2系を用いてのダイバーシチ受信が開
始される。これと同時に残りの系、即ち残りの受信手段
はサーチ用受信手段とされ(ステップ203)、以下の
定常ループ処理へ移る。
【0012】ステップ203でサーチ用受信手段が決ま
ると定常ループ処理が開始され、まず、上記サーチ用受
信手段の周波数チャネルをf1、f2、…fnと所定時間
T毎に順次切り替えてその時の各周波数チャネル毎の誤
り数を記録する(ステップ204)。この処理も図4の
ステップ404〜408のループに相当する。次に、サ
ーチ用受信手段以外の、現在のダイバーシチ受信を行っ
ている2つの受信手段の出力データの少なくとも一方が
誤り数が0であれば(ステップ205で“YES”)、
ステップ204に戻り、2つの受信手段による受信を行
うとともに、サーチ用受信手段を用いてのサーチをくり
返している。これは、誤り数が0の系があれば、特にサ
ーチ用受信手段をダイバーシチ受信に組み込んで利用す
る必要はないからである。一方、ステップ205で“N
O”、即ちいずれの受信手段の出力データも誤り数が0
でないときは、ステップ204で記録したサーチ用受信
手段の各周波数チャネルにおける誤り数を調べ、それが
最小の周波数チャネルを選んでこれをサーチ用受信手段
にセットし、このサーチ用受信手段もダイバーシチ受信
状態とする(ステップ206)。即ちこの状態では、ダ
イバーシチ回路13は、3つのチャネルからの入力の
内、その誤り数が最も少ない復調データを選択して出力
する、という動作をデータ1バイト毎にくり返す。こう
して3つのチャネルが全て受信ダイバーシチの状態とな
って、以降の予め定められた制御期間の間、制御回路1
2は各チャネルの誤り数を累積カウントし(ステップ2
07)、上記制御期間がすぎるとカウントした誤り数の
最も多い受信手段をサーチ用受信手段として残りの2つ
の受信手段による受信状態に戻し(ステップ208)、
ステップ204へ戻ってサーチ用受信手段のサーチを開
始する。
【0013】以上に説明した本発明の最適受信周波数の
選択方法によれば、受信状態が良好で、少なくとも1つ
の受信手段が誤り数0で受信できているときはその受信
手段を含む2つの受信手段によりダイバーシチ受信が行
われ、その2つの受信手段の双方で誤りが発生している
ときは3つの受信手段を用いたダイバーシチ受信状態と
なるので、各系用の送信位置を異なったものとすること
による送信スペースダイバーシチの効果をより有効に利
用することができる。
【0014】なお、以上の説明において、誤り検出回路
に於ける誤り検出方法については特に説明していない
が、これは送信側で誤り検出・訂正用の符号化を行い、
この受信処理によって検出する、という既知の方法が利
用できる。また、ダイバーシチ回路は1バイト毎の復調
データをその誤り数に基づいて切り替えるものとした
が、これは別の長さのデータであってもよいことは明ら
かである。また、図1の構成例は3個の受信系の場合を
示して本発明を説明したが、これは3個以上、いくつあ
っても本発明が適用できることは明らかである。
【0015】次に、本発明の方法の別の実施の形態につ
いて説明する。図2のフローチャートで説明した本発明
の選択方法は、受信状態良好で誤り数0の系があれば2
つの受信手段によるダイバーシチ受信を行い、受信状態
が悪くなったときに3受信手段による受信を行うものと
したが、この切り替えの判定を行う図2のステップ20
5を取り除き、サーチ用受信手段の設定、そのサーチ、
サーチ結果に基づくサーチ用受信手段の周波数チャネル
セット、3受信手段の受信と監視、その監視結果に基づ
くサーチ用受信手段の設定、…という動作を周期的にく
り返すことによっても同様な効果が得られることは明ら
かである。
【0016】図5は、さらに別の実施の形態を示すフロ
ーチャートである。図5の初期動作(ステップ501)
は、図2のステップ201〜203をまとめたもので、
これによって1つのサーチ用受信手段が定められ、他の
受信手段の出力がダイバーシチ回路11により選択受信
される状態となる。このステップ501でサーチ用受信
手段が決まると定常ループ処理が開始され、まず、上記
サーチ用受信手段の周波数チャネルをf1、f2、…fn
と所定時間T毎に順次切り替えてその時の各周波数チャ
ネル毎の誤り数を記録する(ステップ502)。この処
理も図4のステップ404〜408のループに相当し、
図2のステップ204と同じ処理である。続いてステッ
プ502で記録したサーチ用受信手段の各周波数チャネ
ルにおける誤り数を調べ、それが最小の周波数チャネル
を選んでこれをサーチ用受信手段にセットし、このサー
チ用受信手段もダイバーシチ受信状態とする(ステップ
503)。即ちこの状態では、ダイバーシチ回路13
は、3つのチャネルからの入力の内、その誤り数が最も
少ない復調データを選択して出力する、という動作をデ
ータ1バイト毎にくり返す。こうして3つのチャネルが
全て受信ダイバーシチの状態となって、以降の予め定め
られた制御期間の間、制御回路12は各チャネルの誤り
数を累積カウントする(ステップ504)。ここでのス
テップ503,504も図2のステップ206,207
とそれぞれ同じ処理である。
【0017】ステップ504で1制御期間が経過する
と、そこでカウントした各受信手段の累積誤り数を比較
することによって、直前のサーチモードにおけるサーチ
用受信手段(以下、直前サーチ用受信手段という)の誤
り数が他の受信手段のそれよりも大きいかを調べる(ス
テップ505)。ここでもし直前サーチ用受信手段の誤
り数よりも大きい誤り数の受信手段があれば、それをサ
ーチ用受信手段として(ステップ506)、ステップ5
02へ戻る。一方、ステップ505での判断で直前サー
チ用受信手段の誤り数の方がより大きかったときは、直
前サーチ用受信手段以外の各受信手段について以下のス
テップ508〜510を実行する(ステップ507,5
11)。即ち、まず1つの指定した受信手段の周波数
を、直前サーチ用受信手段で誤り数が最小であった周波
数に変更し(ステップ508)、この変更の前後での誤
り数を比較し(ステップ509)、変更により誤り数が
増大したら周波数を元へ戻す(ステップ510)。こう
して指定する受信手段がなくなると、直前サーチ用受信
手段はそのままサーチ用受信手段とされ、ステップ50
2へと戻る。
【0018】図5に示した方法は、前述のサーチ用受信
手段の設定、そのサーチ、サーチ結果に基づくサーチ用
受信手段の周波数チャネルセット、3受信手段の受信と
監視、その監視結果に基づくサーチ用受信手段の設定、
…という動作を周期的に繰り返す方法と同様に、3つの
受信手段のうちの一番誤り数の多いものをサーチ用受信
手段とすることで、3受信系を効率よく利用できるとと
もに、サーチ用受信手段がサーチモードにある間、他の
受信手段をより誤りの少ない周波数チャネルで動作させ
る可能性があるときに、それを実行するようにしてい
る。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、誤りが存在する場合に
は2重周波数ダイバーシチを3重周波数ダイバーシチと
することにより、受信状態に応じて3受信系を効率よく
利用し、総合的な誤り数を少なくすることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の最適受信周波数の選択方法を具備した
受信回路の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の回路における最適受信周波数選択のため
の処理例を示すフローチャートである。
【図3】従来の最適受信周波数の選択方法を用いた受信
回路の構成例を示すブロック図である。
【図4】図3の回路における最適受信周波数選択のため
の処理方法を示すフローチャートである。
【図5】図1の回路における最適受信周波数選択のため
の別の処理例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、2、3 周波数切替回路 4、5、6 復調回路 7、8、9 誤り検出回路 12 制御回路 13 ダイバーシチ回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3ないしそれ以上の位置に設置された送
    信アンテナの各々から、予め定められた複数の周波数チ
    ャネルの全てを用いて同一情報の送信を行い、受信側で
    は1つの受信アンテナで受信した前記各送信アンテナか
    らの受信波を、前記送信アンテナ毎に設けられた受信手
    段で1つの周波数チャネルを選択して受信したのち、そ
    の復調データのダイバーシチ合成を行うようにしたシス
    テムにおける最適受信周波数の選択方法であって、 1つの前記受信手段をサーチ用受信手段としてその受信
    周波数チャネルを順次切り替えることにより各周波数チ
    ャネルにおける受信状態をその受信データの誤り数によ
    り検出するとともに、前記サーチ用受信手段以外の受信
    手段の復調データをダイバーシチ合成するというサーチ
    モードを、前記サーチ用受信手段以外の受信手段の少な
    くとも1つの復調データに誤りがない間はくり返し実行
    し、 前記サーチモードの実行中に前記サーチ用受信手段以外
    の受信手段のどの復調データにも誤りが生じたときは、
    前記サーチモードにおいて検出された誤り数が最も少な
    い周波数チャネルを当該サーチ用受信手段に設定して全
    ての受信手段の復調データをダイバーシチ合成するとと
    もに、前記全ての受信手段の各々の誤り数を検出して記
    録するという全チャネル受信モードへ移行し、 前記全チャネル受信モードによる受信が開始されて予め
    定められた制御時間が経過すると、前記全チャネル受信
    モードの間に検出・記録された誤り数が最も多い受信手
    段をサーチ用受信手段として前記サーチモードへ移行す
    る、という処理をくり返すことを特徴とする最適受信周
    波数の選択方法。
  2. 【請求項2】 3ないしそれ以上の位置に設置された送
    信アンテナの各々から、予め定められた複数の周波数チ
    ャネルの全てを用いて同一情報の送信を行い、受信側で
    は1つの受信アンテナで受信した前記各送信アンテナか
    らの受信波を、前記送信アンテナ毎に設けられた受信手
    段で1つの周波数チャネルを選択して受信したのち、そ
    の復調データのダイバーシチ合成を行うようにしたシス
    テムにおける最適受信周波数の選択方法であって、 1つの前記受信手段をサーチ用受信手段としてその受信
    周波数チャネルを順次切り替えることにより各周波数チ
    ャネルにおける受信状態をその受信データの誤り数によ
    り検出するとともに、前記サーチ用受信手段以外の受信
    手段の復調データをダイバーシチ合成するというサーチ
    モードを第1の期間実行し、 前記サーチモードにおいて検出された誤り数が最も少な
    い周波数チャネルを当該サーチ用受信手段に設定して全
    ての受信手段の復調データをダイバーシチ合成するとと
    もに、前記全ての受信手段の各々の誤り数を検出して記
    録するという全チャネル受信モードを前記第1の期間に
    続く第2の期間実行するとともに、前記全チャネル受信
    モードの間に検出・記録された誤り数が最も多い受信手
    段をサーチ用受信手段として前記サーチモードへ移行す
    ることを特徴とする最適受信周波数の選択方法。
  3. 【請求項3】 3ないしそれ以上の位置に設置された送
    信アンテナの各々から、予め定められた複数の周波数チ
    ャネルの全てを用いて同一情報の送信を行い、受信側で
    は1つの受信アンテナで受信した前記各送信アンテナか
    らの受信波を、前記送信アンテナ毎に設けられた受信手
    段で1つの周波数チャネルを選択して受信したのち、そ
    の復調データのダイバーシチ合成を行うようにしたシス
    テムにおける最適受信周波数の選択方法であって、 1つの前記受信手段をサーチ用受信手段としてその受信
    周波数チャネルを順次切り替えることにより各周波数チ
    ャネルにおける受信状態をその受信データの誤り数によ
    り検出するとともに、前記サーチ用受信手段以外の受信
    手段の復調データをダイバーシチ合成するというサーチ
    モードを第1の期間実行し、 前記サーチモードにおいて検出された誤り数が最も少な
    い周波数チャネルを当該サーチ用受信手段に設定して全
    ての受信手段の復調データをダイバーシチ合成するとと
    もに、前記全ての受信手段の各々の誤り数を検出して記
    録するという全チャネル受信モードを前記第1の期間に
    続く第2の期間実行するとともに、 前記全チャネル受信モードの間に検出・記録された各受
    信手段の誤り数を比較し、 最も誤り数の多い受信手段が直前のサーチモードにおけ
    るサーチ用受信手段であった直前サーチ用受信手段とは
    異なっているときは、もっとも誤り数の多かった受信手
    段を新たにサーチ用受信手段として前記サーチモードへ
    移行し、 最も誤り数の多い受信手段が前記直前サーチ用受信手段
    であったときには、前記直前サーチ用受信手段以外の各
    々について当該受信手段の周波数チャネルを前記全チャ
    ネル受信モードの間に前記直前サーチ用受信手段が最も
    少ない誤り率を示した周波数チャネルに切り替えてみ
    て、その切り替え前後でより誤り数のすくない方の周波
    数チャネルを設定し、その後前記直前サーチ用受信手段
    を新たにサーチ用受信手段として前記サーチモードへ移
    行することを特徴とする最適受信周波数の選択方法。
JP1866398A 1998-01-30 1998-01-30 最適受信周波数選択方法 Pending JPH11220431A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008011047A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Hitachi Kokusai Electric Inc 無線基地局装置
JP2022131567A (ja) * 2021-02-26 2022-09-07 株式会社光電製作所 通信システム

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