JPH11220371A - トランジスタスイッチ回路 - Google Patents

トランジスタスイッチ回路

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JPH11220371A
JPH11220371A JP10018497A JP1849798A JPH11220371A JP H11220371 A JPH11220371 A JP H11220371A JP 10018497 A JP10018497 A JP 10018497A JP 1849798 A JP1849798 A JP 1849798A JP H11220371 A JPH11220371 A JP H11220371A
Authority
JP
Japan
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impedance
switch circuit
jfet
circuit
transistor switch
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10018497A
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English (en)
Inventor
Kazuo Iwao
一男 岩尾
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な制御回路を必要としない高電力トラン
ジスタスイッチ回路を得る。 【解決手段】 50Ω伝送路aに並列接続されたキャパ
シタ成分C1と、直列接続されたインダクタ成分L1と
は、低インピーダンス変換回路を構成し、スイッチ部の
インピーダンスを例えば12.5Ωに変換する。インピ
ーダンスが50Ω→12.5Ωに変化して、高周波電圧
値は1/2となる。従って、JFETのオフ時の許容電
圧値は2倍となる。しかし逆に、高周波電流値は2倍と
なるため、JFETのオン時の許容電流値は1/2とな
る。このJFETのオン時の許容電流値の低下を補うた
め、JFET1,3及び2,4はそれぞれ並列接続され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトランジスタスイッ
チ回路に関し、特に高周波伝送路における高電力電界効
果トランジスタスイッチ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高電力電界効果トランジスタを使
用した単極双投(SPDT;Single Port Dual Transfe
r )スイッチ回路の一例を図4に示す。図4において、
従来の高電力トランジスタSPDTスイッチ回路は、例
えば2個のジャンクション型電界効果トランジスタ(J
FET;Junction Field Effect Transistor)1,5及
び2,6をそれぞれ直列接続した2個のスイッチ素子に
よって構成され、50Ω同軸伝送路aを50Ω同軸伝送
路cあるいはdに接続する。
【0003】なお、スイッチ素子として使用されるJF
ETのドレイン及びソースは全く等価であるので、特に
区別しては表示しない。ゲートには、アイソレーション
抵抗Rを介して制御電圧(例えば0電位でオン、負;−
電位でオフ)を印加する。
【0004】例えば、制御電圧eが0電位、制御電圧f
が負電位であると、50Ω伝送路aとcとが接続され、
50Ω伝送路aとdとは開放される。制御電圧eが負電
位、制御電圧fが0電位であると、50Ω伝送路aとd
とが接続され、50Ω伝送路aとcとは開放される。こ
れによってSPDTスイッチが完成される。
【0005】JFETのスイッチ特性は、オン時にはド
レイン/ソース間オン抵抗値Rds:オン(順方向高周波
電圧降下)、オフ時にはドレイン/ソース間オフ容量値
Cds:オフ(高周波電圧漏洩)により定まる。
【0006】従って、JFETスイッチ素子の許容電力
は、オン時はRds:オンによるロス電力耐量、オフ時は
Cds:オフの耐電圧量により定まる。従って、図4に示
す従来例においては、JFETを直列接続することによ
り、それぞれのJFETに対する印加電圧を半減させ、
総合的な許容電力を改善している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、JFETはオ
フ時の耐電圧量が必ずしも充分でないので、何段か直列
接続する必要がある。JFETは、オフ時は各JFET
のゲート/ソース間に負電圧を印加する必要がある。
【0008】しかし、JFETを直列接続した場合、段
数が増すにつれて、各JFETのゲート/ソース間の印
加負電圧のバランスが崩れ、フローティング(オン/オ
フのはっきりしない)状態となるJFETが発生し、そ
れぞれのJFETに対する印加高周波電圧のバランスが
崩れて、オフ時の総合的な許容電圧(電力)が低下する
という問題が発生する。
【0009】この問題を解決する方法として、それぞれ
のJFET毎に個別制御回路を設ける方法があるが、制
御回路が複雑になることは避けられない。
【0010】本発明の目的は、複雑な制御回路を必要と
しないトランジスタスイッチ回路を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、入力あ
るいは出力同軸伝送路を選択する半導体スイッチ素子を
使用したトランジスタスイッチ回路であって、前記入力
及び出力同軸伝送路との接続部に夫々設けられ、前記半
導体スイッチ素子を複数並列接続した並列構成のスイッ
チと、前記半導体スイッチ素子部の所要周波数帯におけ
る信号伝送インピーダンスを前記入力及び出力同軸伝送
路の特性インピーダンスより低く変換するインピーダン
ス変換手段とを含むことを特徴とするトランジスタスイ
ッチ回路が得られる。
【0012】そして、前記インピーダンス変換手段が、
前記同軸伝送路に対しシャント方向に接続したキャパシ
タ及び直列方向に接続したインダクタにより構成される
ことを特徴とし、また、前記半導体スイッチ素子はジャ
ンクション型電界効果トランジスタ素子であることを特
徴とする。
【0013】本発明の作用を述べる。伝送路インピーダ
ンスを下げるLC回路を設け、伝送路高周波電圧を下げ
ることによって、オフ時のJFETに印加される高周波
電圧を低下させてJFETの直列接続を不要とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
【0015】図1は本発明による高電力トランジスタス
イッチ回路の実施例の構成を示す回路図であり、図4と
同等部分は同一符号にて示している。
【0016】図1において、本発明による高電力電界効
果トランジスタSPDTスイッチ回路は、例えば2個の
ジャンクション型電界効果トランジスタ(JFET)
1,3及び2,4をそれぞれ並列接続した2個のスイッ
チ素子によって構成され、50Ω同軸伝送路aを、
(低)インピーダンス変換回路を構成するLC回路(イ
ンダクタL1及びキャパシタC1により構成される)及
びLC回路(L2,C2)あるいはLC回路(L3,C
3)を介して50Ω同軸伝送路cあるいはdに接続す
る。
【0017】例えば、制御電圧eが0電位、制御電圧f
が負電位であると、50Ω伝送路aとcとが接続され、
50Ω伝送路aとdとは開放される。制御電圧eが負電
位、制御電圧fが0電位であると、50Ω伝送路aとd
とが接続され、50Ω伝送路aとcとは開放される。こ
れによってSPDTスイッチが完成される。
【0018】本発明の実施例の低インピーダンス変換回
路の動作を図2により説明する。50Ω(同軸)伝送路
a,c,dに夫々並列(シャント)接続された(等価)
キャパシタ成分C1,C2,C3と、直列接続された
(等価)インダクタ成分L1,L2,L3とにより構成
されるLC回路は、低インピーダンス変換回路を構成
し、スイッチ部(JFET1〜4により構成される)の
インピーダンス及び高周波電圧を低下させる。
【0019】図2は低インピーダンス変換回路のインピ
ーダンス関係を、スミスチャート上に表現したものであ
る。例えば、50Ω伝送路の出力点aにおける特性(規
格化)インピーダンスは実軸(抵抗軸)上のP点(50
Ω)にあり、キャパシタC1を接続するとP´点に移動
する。インダクタL1を通過してスイッチ(素子)部b
に達すると、実軸上に戻りP”点(例えば12.5Ω)
に至る。このP”点がスイッチ部の(規格化)インピー
ダンスとなる。
【0020】ただし、この低インピーダンス変換はごく
狭い周波数帯域についてのみ成立する。また、この低イ
ンピーダンス変換は可逆的であって、出力点c,dにお
いては50Ωに戻る。
【0021】例えば、スイッチ部のインピーダンスを1
2.5Ωと仮定すると、通過電力(W)は、同軸伝送路
のインピーダンスをRL (50Ω)、ここを流れている
高周波電流をIL 、高周波電圧をEL とすると、 W=IL 2 RL =EL 2 /RL が成立する。
【0022】スイッチ部の通過電力も同じくWとする
と、インピーダンスが50Ω→12.5Ω(1/4)に
変化して、高周波電圧値は1/2となる。従って、JF
ETのオフ時の許容電圧値は2倍(許容電力値は4倍)
となる。しかし逆に、高周波電流値は2倍となるため、
JFETのオン時の許容電流値は1/2(許容電力値は
1/4)となる。スイッチ部の(規格化)インピーダン
スに対するJFETのオン時許容電力及びオフ時許容電
力のグラフ(実測値)を図3に示す。
【0023】図1に示す本発明による高電力トランジス
タスイッチにおいては、このJFETのオン時の許容電
流値の低下を補うため、JFET1,3及び2,4はそ
れぞれ並列接続されている。なお、上述のように、JF
ETのオフ時の許容電圧値には余裕があるので、図4に
示すようにJFETを直列に接続する必要はない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、インピー
ダンス変換回路を設けることにより、スイッチ部の高周
波印加電圧を低減した高電力トランジスタスイッチが得
られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の回路図である。
【図2】インピーダンス変換回路のインピーダンス特性
説明図である。
【図3】規格化インピーダンスに対するJFETのオン
時及びオフ時許容電力のグラフである。
【図4】従来の高電力トランジスタスイッチ回路の一例
の回路図である。
【符号の説明】
1〜4 JFET C1〜C3 キャパシタ L1〜L3 インダクタ R アイソレーション抵抗器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力あるいは出力同軸伝送路を選択する
    半導体スイッチ素子を使用したトランジスタスイッチ回
    路であって、前記入力及び出力同軸伝送路との接続部に
    夫々設けられ、前記半導体スイッチ素子を複数並列接続
    した並列構成のスイッチと、前記半導体スイッチ素子部
    の所要周波数帯における信号伝送インピーダンスを前記
    入力及び出力同軸伝送路の特性インピーダンスより低く
    変換するインピーダンス変換手段とを含むことを特徴と
    するトランジスタスイッチ回路。
  2. 【請求項2】 前記インピーダンス変換手段が、前記同
    軸伝送路に対しシャント方向に接続したキャパシタ及び
    直列方向に接続したインダクタにより構成されることを
    特徴とする請求項1記載のトランジスタスイッチ回路。
  3. 【請求項3】 前記半導体スイッチ素子は、ジャンクシ
    ョン型電界効果トランジスタ素子であることを特徴とす
    る請求項1あるいは2記載のトランジスタスイッチ回
    路。
JP10018497A 1998-01-30 1998-01-30 トランジスタスイッチ回路 Withdrawn JPH11220371A (ja)

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