JPH11220340A - 演算増幅器構成 - Google Patents

演算増幅器構成

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JPH11220340A
JPH11220340A JP10325308A JP32530898A JPH11220340A JP H11220340 A JPH11220340 A JP H11220340A JP 10325308 A JP10325308 A JP 10325308A JP 32530898 A JP32530898 A JP 32530898A JP H11220340 A JPH11220340 A JP H11220340A
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JP
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operational amplifier
switch
terminal
amplifier
coupled
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JP10325308A
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English (en)
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Der Voorde Lucas Emiel E Van
ルーカス・エミール・エリー・フアンデル・フオールデ
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Alcatel CIT SA
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Alcatel CIT SA
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45076Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier
    • H03F3/45475Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier using IC blocks as the active amplifying circuit
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45479Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of common mode signal rejection
    • H03F3/45928Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of common mode signal rejection using IC blocks as the active amplifying circuit

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オフセットの小さい演算増幅器構成を提供す
る。 【解決手段】 演算増幅器構成は、二段演算増幅器の他
に、構成の通常動作を定期的に中断するオフセット補償
中に第一の段の入力オフセットを追跡し、保持する第三
の段を含む。そのために、四つのスイッチにクロックが
供給され、これにより第一の段がオフセット補償中に第
二の段から減結合され、これにより第三の段のフィード
バックループが通常モード中に遮断される。これにより
オフセット補償中に入力が構成から減結合され、同時に
両方の入力端子が短絡する。第二の段の両端間のミラー
コンデンサは、出力がオフセット補償モード中にドリフ
トすることを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の前提部
分に記載の演算増幅器構成に関する。
【0002】
【従来の技術】このような演算増幅器構成は、例えば論
文「MOS OperationalAmplifie
r Design−A Tutorial Overv
iew」、Paul R.Gray及びRobert
G.Meyer著、IEEEJournal of S
olid State Circuits、Vol.S
C−17、Nr6、December 1982、pp
969−982から当技術分野ですでに知られている。
上記論文のp971には基本的な二段CMOS演算増幅
器の概略図が図4に示されている。この図は請求項1の
非特徴部分に記載されている構成に対応する。実際、ト
ランジスタM5及びM8から構成されたバイアス段なら
びに電流源バイアスと一緒に、抵抗性負荷としてそれぞ
れトランジスタM3及びM4を有するトランジスタM1
及びM2によって形成された差動入力対は請求項1の非
特徴部分の第一の演算増幅器を構成し、トランジスタM
6及びM7によって形成されたインバータ出力段は請求
項1の非特徴部分の第二の演算増幅器を構成する。請求
項1の非特徴部分で言及した第二の演算増幅器のDC基
準電圧は、記載の従来技術では、入力段のダイナミック
レンジの値の半分に等しいドレインソース電圧に対して
トランジスタM7によって供給されるDC電流をシンク
するためにトランジスタM6のゲート上に必要なDC電
圧に等しい。記載の従来技術の図のコンデンサは、構成
の出力と第一の演算増幅器段の出力との間に結合され
た、請求項1の非特徴部分に記載の補償コンデンサに対
応する。
【0003】上記のような演算増幅器構成には、両方の
増幅器を実現するために使用される特定の回路に応じ
て、低出力インピーダンス及び高い駆動能力を有する利
点がある。しかし、この構成には、例えば第一の演算増
幅器の差動入力対の不整合によるオフセットにこの構成
の全利得を掛けたものがこの構成の出力に現れるので、
オフセット問題が発生する。これは、この構成を微弱な
入力信号の正確な測定を実施するために使用するときに
は許容されない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
のオフセット問題が大幅に軽減される上記の知られてい
るタイプの演算増幅器構成を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的は、前記演算増幅器構成が更に請求項1の特徴部分に
記載されているように構成されることにより達成され
る。
【0006】
【発明の実施の形態】これにより、第一の段を第一のス
イッチの存在によって第二の段から減結合することがで
きる。そのような減結合またはオフセット補償期間中、
演算増幅器からの入力信号を減結合した後で第二のスイ
ッチを閉じることによって第一の演算増幅器の両方の入
力は短絡する。同時に、第一の演算増幅器の出力は、こ
のオフセット補償期間中に閉じられる第三のスイッチを
含む単一フィードバックループを介して第三の演算増幅
器の入力に結合される。更に、第二の増幅器の両端間の
補償容量は、構成全体の出力を前の通常モードに対して
変化させないことを確保する。同時に、第一増幅器入力
オフセット電圧は第三増幅器出力電圧に加えられ、フィ
ードバックにより、第三増幅器出力も第一増幅器オフセ
ットに依存する。この構成の通常動作モードに対応する
第二の期間中、第二の段が再び第一の段に結合され、且
つ第二のスイッチを開き、入力信号を第一の演算増幅器
の入力端子に再結合することによって第一の増幅器が再
び通常モードで動作し、且つ第三の段のフィードバック
ループが第三のスイッチを開くことによって遮断された
場合、第一増幅器出力に現れるオフセットは、以下に詳
述するようにこの第三の増幅器のオープンループ利得に
ほとんど等しいファクタだけ減少する。これは、この第
三の増幅器の入力電圧を、それが前のオフセット補償モ
ード中に有していた値に保持するホールドコンデンサが
第三の増幅器の入力に存在するためである。
【0007】本発明の他の特徴は、前記DC電圧及び前
記DC基準電圧が請求項2に従って選択されることであ
る。
【0008】このようにすると、両方のDC電圧間の差
のために生じることがあるシステム誤差が回路中に現れ
ることがなくなり、構成全体のよりよい挙動が保証され
る。
【0009】本発明の他の特徴は請求項3に記載されて
いる。
【0010】従って、前に説明したように、第三の演算
増幅器のオープンループ利得の大きさは、第一の段の入
力に現れるオフセットに対応する得られたオフセット減
少の量を決定する。あるいは、第一の段の入力の所与の
オフセット及びこの値に対する第一の最大ターゲットに
対して、第三の演算増幅器のオープンループ利得に対す
る第一の境界条件が与えられる。
【0011】本発明の他の特徴は請求項4に記載されて
いる。
【0012】実際、オフセットが接合点の電圧に及ぼす
影響が、第三の演算増幅器の入力の通常差動入力電圧の
影響よりも小さくなければ、オフセットは補償できない
ことは明らかである。これは請求項4に要約されてお
り、同時に第一及び第三の演算増幅器のオープンループ
利得の第二の境界条件を構成する。
【0013】本発明の他の特徴は請求項5に記載されて
いる。
【0014】これは、第一の演算増幅器と第三の演算増
幅器のオープンループ利得の積に関連する他の境界条件
を提示する。この条件が満たされるとき、二つの他の等
価入力オフセット成分、すなわち第三の演算増幅器の固
有のオフセットによる第一の成分、第三の演算増幅器の
有限の利得による第二の成分が回避される。
【0015】本発明の他の特徴は請求項6に記載されて
いる。
【0016】固有のMOS容量を有する、以下MOSト
ランジスタと略す第一の金属酸化物半導体から構成され
る第三のスイッチの場合、クロックフィードスルーによ
る電荷再分配ならびにソース端子またはドレイン端子中
の漏れなどの効果は余分の等価オフセット成分をもたら
すことがあり、その等価入力値はこの場合も正確なオフ
セット減少を保証するために第三のターゲット最大オフ
セット値よりも低くなければならない。
【0017】本発明の他の特徴は請求項7に記載されて
いる。
【0018】同様に、第一のスイッチを構成する第二の
MOSトランジスタの場合、漏れ及びクロックフィード
スルーに対して同じ考察が行われる。第三のスイッチに
対する違いは、第一のスイッチは第二の演算増幅器の両
端間のフィードバックループ中の補償コンデンサに結合
され、従って寄生効果の一部が構成全体の出力にも現れ
ることである。
【0019】本発明の他の特徴は請求項8に記載されて
いる。
【0020】このようにすると、すべての個々のオフセ
ット寄与の和が一つの所定の絶対最大ターゲット入力オ
フセット値によって制限され、適切なオフセット減少、
従って構成の適切な機能が保証される。
【0021】本発明の他の特徴は請求項9に記載されて
いる。
【0022】実際、理想的でない第二及び第三のスイッ
チを含む構成の実施形態の場合、第一の増幅器の出力端
子をホールドコンデンサに接続する前に、まず第一の増
幅器の入力を短絡させるよう注意する必要がある。これ
は、オフセット補償中にオフセット蓄積コンデンサの働
きをするホールドコンデンサでの不要な振幅をできるだ
け少なくするためである。従って、第二及び第三のスイ
ッチの開き及び閉じに対する上述の考察が適用されるよ
うに、一つの反転クロック信号の代わりに、第一の反転
クロック信号及び第二の反転クロック信号が互いに若干
の所定の遅延によって特徴付けられたクロック生成手段
によって生成される。
【0023】本発明の他の特徴は請求項10に記載され
ている。
【0024】同様に、理想的でない第一及び第四のスイ
ッチの場合、第二の演算増幅器段がまず減結合され、そ
の後入力信号が第一の演算増幅器の入力から減結合され
る。これは、オフセット補償中、出力の電圧は直前の通
常出力電圧にできるだけ近いことが望まれるので重要で
ある。第一の演算増幅器が減結合され、その後短絡し、
且つ第二の段がまだ第一の段に結合されている場合、構
成全体の出力はその通常出力電圧から離れて駆動される
ことがある。従って、第四及び第一のスイッチが互いに
若干の所定の遅延とともに開かれ、閉じられるように第
一及び第二のクロック信号がクロック生成手段によって
生成される。
【0025】本発明の他の特徴は請求項11に記載され
ている。
【0026】入力信号を入力から分離し、同時に第一の
演算増幅器の入力を短絡させるときに入力信号が妨害さ
れることを防止するために、入力信号を入力端子から分
離する動作と、両方の入力端子を短絡させる動作との間
に若干の遅延が加えられる。これは、第二のクロック信
号と第一の反転クロック信号がもはや反転信号でないば
かりでなく、反転信号の立上りエッジと立下りエッジが
第二のスイッチの閉じと第四のスイッチの開きとの間で
五分の一の所定の遅延時間だけ互いにシフトされ、且つ
第二のスイッチの開きと第四のスイッチの閉じとの間で
六分の一の所定の遅延時間だけ互いにシフトされるよう
にクロック生成回路を適合させることによって実現され
る。
【発明の実施の形態】添付の図面を参照して行う一実施
形態についての以下の説明を読めば、本発明の上記その
他の目的及び特徴がより明らかになり、また本発明自体
が最もよく理解されよう。
【0027】図1に示される演算増幅器構成は、例え
ば、自動車用途や通信用途に必要とされるような正確な
測定に使用される。一つの自動車用途では、この構成
は、感知抵抗の両端間の小さい電圧差を測定するために
使用され、従ってこの測定では、測定した入力信号がそ
れに加えられる演算増幅器のオフセットに非常に敏感で
ある。
【0028】図1に示される本発明の演算増幅器構成は
基本的に、例えば、すでに言及したP.Grayの従来
技術の論文のような様々な文献に詳しく記載されている
よく知られた二段演算増幅器から構成される。基本的
に、そのような二段構成は、INN1で示される第一の
入力端子とINP1で示される第二の入力端子とを有す
る図1で第一の演算増幅器OA1と呼ばれる前置増幅器
段から構成される。この図で、INN1は負の極性型の
ものであり、INP1は正の極性型のものである。しか
しながら、他の実施形態では、両方のタイプを交換する
ことができる。この第一の演算増幅器の第一の入力端子
INN1はIN1で示される第一の構成入力端子に結合
され、この第一の演算増幅器の第二の入力端子INP1
はIN2で示される第二の構成入力端子に結合される。
両方の構成入力端子IN1及びIN2間には、vinで
示される差動入力信号が加えられる。第一の演算増幅器
OA1は更にOUT1で示される第一増幅器出力端子を
有し、この第一増幅器出力端子は第二の演算増幅器OA
2の第二増幅器負入力端子INN2に結合される。この
第二の演算増幅器OA2は更にINP2で示される第二
増幅器正入力端子を有し、これにVref2で示される
DC電圧が印加される。一般にミラーコンデンサと呼ば
れ、図1にCcで示される補償フィードバックコンデン
サは、第二の演算増幅器の第二増幅器出力端子OUT2
とINN2で示される第二増幅器負入力端子との間に結
合される。第二増幅器出力端子OUT2はOUTで示さ
れる構成出力端子に結合される。
【0029】この一般に知られている二段増幅器構成の
他に、演算増幅器構成OOAは更にOA3で示される第
三の演算増幅器を含む。この第三の演算増幅器OA3は
INP3で示される第三増幅器正入力端子を有し、これ
にVref3で示される他のDC電圧が印加される。こ
の第三の演算増幅器は更にINN3で示される第三増幅
器負入力端子を含み、これはChで示されるホールドコ
ンデンサを介して接地電位に結合される。OUT3で示
される第三増幅器出力端子は、Jで示される共通の接合
点で第一の演算増幅器OA1の第一増幅器出力端子OU
T1に結合される。
【0030】更に、本発明の演算増幅器構成はそれぞれ
SW1、SW2、SW3及びSW4で示される四つのス
イッチを含む。第一のスイッチSW1の直列端子は第二
増幅器負入力端子INN2と接合点Jの間に結合され
る。第二のスイッチSW2の直列端子は第一の演算増幅
器OA1の二つの入力端子INN1とINP1の間に結
合される。第三のスイッチSW3の直列端子は第三増幅
器出力端子OUT3と第三増幅器負入力端子INN3と
の間に結合される。最後に、第四のスイッチSW4の直
列端子は第一の構成入力端子IN1と第一の演算増幅器
OA1の第一の入力端子INN1との間に結合される。
【0031】これら四つの各スイッチSW1〜SW4
は、それぞれ図1でPHl1、PHl2、PHl3、及
びPHl4で示される四つのクロック信号によって制御
される。これら四つのクロック信号はCGで示されるク
ロック生成手段によって生成され、このクロック生成手
段は、演算増幅器構成の構成クロック入力端子clki
nに結合されたクロック入力端子clkを含み、且つ一
般にマスタクロックとも呼ばれる入力クロック信号がそ
れに加えられる。クロック生成手段CGは四つの適切な
各クロック信号PHl1、PHl2、PHl3、及びP
Hl4を生成し、且つそれらをそれぞれclk1、cl
k2、clk3、及びclk4で示されるCGの四つの
各出力端子に供給するように構成される。
【0032】次に、この構成の動作について、まず遅延
なしに開き、また閉じ、且つ直列端子での漏れなど寄生
効果や電荷再分配などを伴わないスイッチを意味する理
想的なスイッチを含む実施形態について説明する。本明
細書の後のパラグラフでは、以下MOSと略す金属酸化
物半導体、スイッチとしてのトランジスタを含む他の実
施形態について説明する。
【0033】四つの理想的なスイッチの場合、演算増幅
器構成の適切な動作のためには、二つの反転クロック信
号のみが必要である。この場合、PHl1はPHl4に
等しく、PHl2はPHl3に等しく、一方PHl1は
PHl2の反転信号であり、逆もまた同様である。これ
は、PHl1とPHl2が加えられるスイッチをそれら
が反対に制御していることを意味する。SW2など、P
Hl2が加えられるスイッチをPHl2が閉じている場
合、同時にSW1など、PHl1が同時に加えられるス
イッチは開き、逆もまた同様である。
【0034】この場合、クロック生成手段は、入力また
はマスタクロック信号から二つの反対のクロックを生成
するだけでよく、PHl1は、図1で第一のクロック出
力端子clk1及び第二のクロック出力端子clk4に
よって構成されるCGのクロック出力に供給されるCG
のクロック信号に対応する。PHl2は、図1で第一の
反転クロック出力端子clk2及び第二の反転クロック
出力端子clk3によって構成されるCGの反転クロッ
ク出力に供給されたCGのクロック信号に対応する。
【0035】差動クロック位相に関連する、二つの反転
クロック信号の二つの位相は、この構成の動作中に弁別
される。オフセット補償相とも呼ばれる第一の相では、
第二のスイッチSW2及び第三のスイッチSW3は閉じ
られ、SW4及びSW1は開く。第二のスイッチを閉じ
ることによって、OA1に現れる唯一の入力信号はVo
ffで示される固有のオフセットになる。
【0036】接合点Jの電圧Vjは、第一の演算増幅器
によって供給される出力電圧と、第三の演算増幅器によ
って供給される出力電圧との和である。第一の演算増幅
器によって供給される出力電圧は、そのオープンループ
利得A1と固有のオフセットVoffとの積のマイナス
として与えられる。このモードで第三の演算増幅器によ
って供給される出力電圧は、その各オープンループ利得
A3と、Vref3であるその正の入力端子に印加され
る電圧と、Vjであるその負の入力端子に印加される電
圧との間の差との積に等しい。第一の近似では、OA3
の固有のオフセットは無視されることに留意されたい。
【0037】従って、Vjocで示されるこのモード中
のVjでの電圧は式(1)で与えられる。
【0038】
【数1】 これを再計算すると
【0039】
【数2】 となる。
【0040】通常モードとも呼ばれるこの構成の動作の
第二の相では、第二のスイッチSW2及び第三のスイッ
チSW3は開き、第一のスイッチSW1及び第二のスイ
ッチSW4は閉じられる。ホールドコンデンサChのた
めに、第三増幅器負入力端子INN3の電圧は、式
(2)で与えられたように前の相のVjoc電圧のまま
である。
【0041】Vjnで示される通常モード中の接合点J
の電圧は、
【0042】
【数3】 あるいは、Vjocを式(2)の第2項で置き換えると
【0043】
【数4】 となる。
【0044】式(4)から、第1項は所望のものであ
り、第三の増幅器のオープンループ利得A3を十分大き
くなるように選択することによって第一の増幅器のオフ
セットの影響を小さし、非補償演算増幅器と比較して第
一の増幅器の入力のオフセットの影響をファクタ(1+
A3)で小さくできることが分かる。Voffmax1
が非補償回路の第一のターゲット最大入力オフセット値
を表し、Voffが構成入力の通常現れるオフセットを
表すものとして、第一のターゲットオフセット減少が第
一のターゲット比Voff/Voffmax1として得
られた場合、これは
【0045】
【数5】 を意味する。
【0046】式(5)は、第三の演算増幅器のオープン
ループ利得A3が満たす必要のある第一の境界条件を表
す。
【0047】式(1)からも理解される通り、項「A
1.Voffset」が絶対値で項「A3.(Vref
3−Vj)よりも小さくなければオフセットは補償でき
ないことに留意する必要がある。後者の項は、それ自体
そのダイナミックレンジに関連する第三の演算増幅器の
最大差動入力電圧振幅によって制限される。Vinma
x3がこの最大差動入力電圧振幅を表す場合、以下の式
が適用される。
【0048】
【数6】 これは、構成の適切な動作を保証する場合、第一及び第
三の演算増幅器のオープンループ利得A1及びA3の他
の境界条件を表す。
【0049】式(4)は更に、通常モード中、接合点J
の第三の増幅器によって供給される電圧は、予想される
ように、Vref3に等しくなく、この値からファクタ
A3/(1+A3)だけわずかにずれることを示す。こ
の効果は、第三の演算増幅器の有限の利得A3のために
余分のシステム等価オフセット寄与とも考えられる。こ
れは、OA1の入力に戻って計算した場合、
【0050】
【数7】 によって与えられる等価オフセット値を有する。
【0051】この値も第二のターゲット最大入力オフセ
ットVoffmax2を超えない場合、
【0052】
【数8】 が成り立つ。
【0053】従って、DC基準電圧Vref3が大きく
なるにつれ、オープンループ利得A1と1+オープンル
ープ利得A3との積はこの効果を小さくするために大き
くなる必要がある。
【0054】前の計算中、第三の演算増幅器の固有のオ
フセットVoff3の影響は考慮されていない。当業者
であれば、通常モード中の接合点Jの電圧に対するこの
効果をVoff3/(A3+1)に等しくなるように容
易に計算することができる。これも第二のターゲット最
大入力オフセット値Voffmax2によって制限され
る構成の入力の等価オフセットに戻って計算すると、両
方の式の第1項が等しいので、
【0055】
【数9】 が得られる。
【0056】一般に、Voff3またはVref3は、
式(8)または(9)の最も厳密な方を満たせば、他方
はそれに応じて満たされるような最大値を有する。従っ
て、Voff3とVref3の間の最大値を選択し、且
つA3またはA1の値を最も厳密な式に従って選択すれ
ば十分である。
【0057】以上、本構成の機能的挙動について第二の
演算増幅器OA2を考慮せずに説明した。この出力段の
機能は、余分の利得を全回路に加えること、及び出力を
低インピーダンスにすることである。この第二の演算増
幅器の両端間のフィードバックコンデンサとして結合さ
れた補償コンデンサまたはミラーコンデンサCcは、第
一のスイッチSW1を開いている間、従ってオフセット
補償の相に進むとき、出力電圧が通常モード中に有する
値からずれるのを防ぐ。それにより、構成の適切な機能
が保証される。従って、補償コンデンサCcを有するこ
の第二の段は補償中のホールド段とも言える。
【0058】第二増幅器正入力端子INP2に供給され
るDC電圧Vref2の値は以下の考察から得られる。
【0059】オフセット補償モード中、SW1が開いて
いるとき、第二増幅器負入力端子INN2に現れる電圧
VINN2と、第二増幅器正入力端子INP2に現れる
電圧Vref2と、Vout2で示される第二増幅器出
力電圧との間の関係は
【0060】
【数10】 で与えられる。
【0061】同時に、オフセット補償モード中、接合点
J、従ってスイッチの反対側の電圧は式(2)によって
与えられ、Vref3に近づく。
【0062】他方、スイッチSW1を閉じる瞬間に、構
成の出力が大きく妨害されないようにスイッチの両側の
電圧が等しくなることが好ましい。これは、式(2)に
よって与えられ、オフセット補償モード中、Vref3
にほぼ等しい接合点Jの電圧も式11の第1項によって
表されるように式(10)からVINN2に等しくなら
なければならないことを意味する。
【0063】
【数11】 Vref3がVref2にほぼ等しい場合のみ、スイッ
チを閉じる間、大きな過渡は起こらない。これは、この
場合、対応するDC出力電圧Vout2がゼロになり、
切替動作中に一定に保たれるためである。
【0064】DC電圧Vref2とVref3の間に差
が生じる場合、この差はこの場合も、式(12)によっ
て与えられるように、ターゲット最大システム入力オフ
セット値Voffsysmaxを超えない等価入力オフ
セットに関連する。
【0065】
【数12】 以上、理想的なスイッチを含む構成について説明した。
以下では、スイッチとしてMOSトランジスタを有する
実施形態について考察する。この場合、スイッチの直列
端子は対応するMOSトランジスタのソース端子及びド
レイン端子に対応し、スイッチの制御端子は対応するM
OSトランジスタのゲート端子に対応する。
【0066】このようなMOSトランジスタは固有のM
OSゲート容量を有し、従って例えばChと直列なSW
3やCcと直列なSW1などの、トランジスタと直列な
コンデンサに蓄積された電荷の一部は、それ自体及びト
ランジスタのMOS容量に分配される。この電荷再分配
は、主としてスイッチの開きまたは閉じ中に起こり、一
般にクロックフィードスルーと呼ばれ、それぞれ接合点
J及び第二の演算増幅器の負の入力端子INN2の電圧
降下をもたらす。後者の端子INN2の電圧はまた構成
の出力の電圧に影響を及ぼす。
【0067】クロックフィードスルーの他に、コンデン
サに直列のMOSトランジスタに関連する他の効果は、
MOSトランジスタのソース端子またはドレイン端子を
介するコンデンサに蓄積された電荷の漏れである。どち
らの効果も、通常は小さいが、この場合も以下に示すよ
うに超えられることのない等価最大入力オフセットとし
て再計算できる。
【0068】スイッチSW3の場合、第三増幅器負入力
端子INN3の電圧のクロックフィードスルーの効果は
【0069】
【数13】 で表される。上式で、ΔVcfはクロックフィードスル
ー電圧成分を表し、∝は「比例」を表し、VjswはS
W3を構成するMOSトランジスタのゲートの電圧振幅
を表し、Chはホールドコンデンサの容量の値を表し、
Csw3は第三のスイッチSW3を構成するMOSトラ
ンジスタのゲート容量を表す。
【0070】通常動作期間、即ちSW3が開いていると
きの、MOSスイッチSW3のソース領域またはドレイ
ン領域からの漏れ電流を合計すれば、ホールドコンデン
サChから漏れ出た電荷が表される。この電荷をホール
ドコンデンサ自体で割ると、正常モード中にINN3の
電圧から引かれるべきΔVl(t)で示される漏れ補正
ファクタが得られる。
【0071】
【数14】 上式で、∝は比例を示し、Isleakは第三のスイッ
チSW3を構成するMOSトランジスタのソースまたは
ドレイン端子のソースまたはドレイン漏れ電流を表し、
Chはホールドコンデンサを表す。
【0072】当業者であれば、再び両方の項が正常モー
ド中に式(4)に及ぼす効果を計算することは容易であ
り、これにより接合点Jの電圧VJを得ることが可能で
あり、それにより再びこれらの項の影響に対するオープ
ンループ利得A3、A1の境界条件を推定し、式(1
5)で与えられる等価の第三のターゲット最大オフセッ
ト値Voffmaxに関連付けることができる。
【0073】
【数15】 この式から、比A1/A3を大きくすればこれらの効果
が最小限に抑えられることが推定される。他方、短いゲ
ート長及び幅を有する小さいMOSトランジスタを使用
すれば、ゲート容量ならびにソース及びドレイン漏れ電
流に直接関連するソース及びドレイン領域がより小さい
寸法の使用によってかなり小さくなるのでこれらの効果
はまたかなり小さくなる。
【0074】通常モードからオフセット補償モードまた
はホールドモードへの切替え中、Qicfで表される小
量の電荷は同様に第一のスイッチSW1と直列のミラー
容量または補償容量Cc中に注入される。この電荷は、
SW1を構成するトランジスタのゲートの電圧ステップ
及びこのトランジスタCsw1のゲート容量に比例す
る。
【0075】他方、いくらかの電荷は、SW1を構成す
るMOSトランジスタのソースまたはドレイン漏れ電流
によって補償コンデンサから漏れ出る。この電荷は−Q
il(t)で示され、この場合もオフセット補償時間及
びソースまたはドレイン漏れ電流に比例する。
【0076】両方の電荷成分の和は、Cc中に注入され
た全電荷Qi(t)に対応し、全電荷Qi(t)自体は
等価電圧ステップVstep(t)=Qi(t)/Cc
に関連する。第二の演算増幅器OA2及びそのミラー容
量Ccから構成される積分器の機能によって、この等価
電圧ステップは、入力端子INN2でVstep(t)
/(A2+1)として得られ、第二の増幅器出力端子O
UT2.A2でVstep(t).A2/(1+A2)
として得られ、それにより第二の演算増幅器OA2のオ
ープンループ利得を表す。
【0077】第二の増幅器出力端子は構成出力端子OU
Tに結合されるので、後者の電圧成分も構成の出力に得
られる。
【0078】構成全体の出力電圧のDC誤差のみが重要
であり、従ってこの誤差はオフセット補償モード中にの
み発生することを仮定すれば、構成の出力電圧に対する
全体の効果は
【0079】
【数16】 で表される。
【0080】上式でVerrorは構成の出力電圧のD
C誤差を表し、Tocはオフセット補償持続時間を表
し、Tperiodは全期間(オフセット補償+通常モ
ード)を表す。
【0081】Aが構成全体の全利得を表す場合、等価オ
フセットは、この場合もDC誤差電圧から計算され、式
(17)で与えられる第四のターゲット最大オフセット
によって制限される。
【0082】
【数17】 この場合もクロックフィードスルーならびに漏れの影響
は、SW1を構成するMOSトランジスタの寸法を十分
小さくすればかなり小さくすることができる。
【0083】従って、式(5)、(8)及び(9)、
(12)、(15)及び(17)はすべて、オープンル
ープ利得、クロック期間、DC電圧などをそれぞれVo
ffmax1、Voffmax2、Voffsmaxs
ys、Voffmax3、及びVoffmax4である
構成の入力の等価ターゲットオフセット値を超えないよ
うに選択することができる境界条件を表す。これら六つ
の式は、OA1の入力オフセットVoffに関連する六
つの等価オフセット寄与項、すなわち制限された利得A
3によるシステムオフセット及びOA3のオフセットV
off3、Vref2とVref3との差、及び理想的
でないスイッチSW3及びSW1に関連するクロックフ
ィードスルー及び漏れの効果に対応する。それらのすべ
ての和は、Voffmaxで示されるある所定の絶対最
大ターゲットオフセット値を超えない。その値は例えば
周囲のシステム考慮事項によって与えられる。この場
合、安全且つ控えめな近似は、六つのすべてのファクタ
のすべての境界上限を加えることにより得られる。これ
は次式の第2項であり、得られる和は、ここでもVof
fmaxを超えず、構成設計パラメータを決定すること
ができる最終的な被覆境界条件を表す。
【0084】 この式で、第二のターゲット最大入力オフセット値は二
回現れる。これは、第三の演算増幅器のオフセットVo
ff3によるオフセット及びこの同じ演算増幅器OA3
の有限の利得によるオフセット寄与の上限を表すからで
ある。
【0085】留意すべき最後の点はスイッチのタイミン
グまたはクロッキングに関するものである。上記では二
つの対向するクロック信号PHl1とPHl2のみを使
用している。スイッチとしてMOSトランジスタを使用
する場合、スイッチの開きまたは閉じの間に若干の遅延
が生じる。前に説明したように、この開きまたは閉じは
更に電荷注入を伴うことがあるので、良好なオフセット
補償を得るためには正確なタイミングが不可欠である。
以下の事項が考慮される。
【0086】オフセット補償中、出力の電圧は直前の正
常出力電圧にできるだけ近くなることが望まれる。従っ
て、第二の演算増幅器がホールド状態に入った後で、第
一の段の入力端子が入力信号から減結合され、その後短
絡されなければならない。これは、SW1が開いた後
で、SW4が開き、SW2が閉じなければならないこと
を意味する。そうでないと、各スイッチが開くか、また
は閉じるときの遅延のために、出力がその通常出力電圧
から離れて駆動されることがある。
【0087】SW1を開いた後で、通常モードからオフ
セット補償モードに切り替えるとき、SW4は開き、そ
の後SW2が閉じる。SW3は最後に閉じられる。これ
はホールドコンデンサChでの不要な電圧振幅を防ぐた
めである。
【0088】オフセット補償モードが終わると、シーケ
ンスは逆になる。まずChを分離し、次にSW2を開
き、SW4を閉じ、最後にSW1を閉じる。
【0089】以上から、二つの反対のクロック信号はも
はや使用できないことは明らかである。従って、図1に
示すように、上述の条件を満たすクロック信号を有する
異なる四つのクロックを使用する実施形態が必要にな
る。しかしながら、最も重要でないシーケンスはSW4
及びSW2からのシーケンスであるので、PHl2及び
PHl4が反対のクロックまたは反転したクロックであ
る実施形態は正しく動作する。
【0090】図1で、各スイッチSW1、SW2、SW
3、及びSW4を制御するクロックはそれぞれPHl
1、PHl2、PHl3、及びPHl4で示される。ス
イッチが論理「1」値を有するクロック信号によって閉
じられる場合、及びスイッチが論理「0」を有するクロ
ック信号によって開く場合について、構成の一実施形態
のクロックのタイミング挙動を図2に概略的に示す。こ
の図から、PHl2及びPHl4は、単なる反転クロッ
ク信号であり、PHl1はまず論理「0」に低下し、そ
の結果スイッチSW1が開き、その後PHl2が高にな
り、同時にPHl4が低になり、その結果SW4が開
き、SW2が閉じることが分かる。SW1の開きとSW
2の閉じとの間の時間遅延を図2にd3で示す。この所
定の時間遅延はスイッチSW4及びSW1用に使用され
る特定の実施形態に依存する。従って、これらのスイッ
チがMOSトランジスタである場合、この所定の遅延
は、これらのトランジスタの固有切替遅延及びそれらが
どの程度互いに関連するかによる。それにより、固有切
替遅延は、一般に当業者によく知られているように、形
状、使用する技術、更にはゲート電圧振幅の影響を受け
る。図2にd1で示される他の所定の時間遅延の後、P
Hl3は高にセットされ、その結果スイッチSW3が閉
じる。
【0091】オフセット補償モードから通常モードに進
むとき、d2及びd4でそれぞれ表される、PHl2と
PHl3との間の遅延、PHl1とPHl4との間の遅
延を前述のように考慮に入れる必要がある。
【0092】遅延d1及びd2にもかかわらず、第二の
反転クロック信号PHl3は、例えばPHl4に対し
て、またはPHl1に対しても実質的に反転していると
考えることができるので、大部分の時間にわたって、こ
れらの信号は依然それらが加えられるスイッチを反対に
制御していることに留意されたい。同じことはPHl
2、またPHl3に対するPHl1についても当てはま
る。
【0093】当業者であれば、一つのマスタクロックか
ら、図2に示すように、適切な制御クロック信号を生成
するクロック生成手段CGの一実施形態を実現すること
ができる。同様に、第四のスイッチの開きと第二のスイ
ッチの閉じとの間の第五の遅延、ならびに第二のスイッ
チの開きと第四のスイッチの閉じとの間の第六の遅延が
必要とされるより一般的な場合、これらのクロック信号
を実現する適切な回路は良く知られている。これらの回
路は本発明の重要な部分をなさないので、より詳細な実
施態様または実施形態についてはそれ以上説明しない。
【0094】本発明の原理について特定の装置に関連し
て述べたが、この説明は例としてのみ行ったものであ
り、請求の範囲に定義されている本発明の範囲を限定す
るものではないことは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による演算増幅器構成を概略的に示す図
である。
【図2】図1の構成の一実施形態の異なるスイッチ用の
制御信号の働きをする差動クロック入力信号を概略的に
示す図である。
【符号の説明】
Cc 補償コンデンサ CG クロック生成手段 Ch ホールドコンデンサ OA1 第一の演算増幅器 OA2 第二の演算増幅器 OA3 第三の演算増幅器 OAA 演算増幅器構成

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差動入力電圧(vin)が印加される第
    一の構成入力端子(IN1)と第二の構成入力端子(I
    N2)とを含み、更に出力電圧を供給する構成出力端子
    (OUT)を含む演算増幅器構成(OAA)であって、
    該演算増幅器機成は更に、 第一の極性型(−)の第一の入力端子(INN1)を有
    し、且つ前記第一の構成入力端子(IN1)に結合さ
    れ、前記第一の極性型と反対の第二の極性型(+)の第
    二の入力端子(INP1)及び第一増幅器出力端子(O
    UT1)を有する第一の演算増幅器(OA1)と、 第二増幅器負入力端子(INN2)を有しており前記第
    一の演算増幅器(OA1)の第一増幅器出力端子(OU
    T1)に結合された演算増幅器であって、DC電圧(V
    ref2)が供給される第二演算増幅器正入力端子(I
    NP2)を有しており、前記構成出力端子(OUT)に
    結合されており、更に補償コンデンサ(Cc)を介して
    前記第二増幅器負入力端子(INN2)に結合された第
    二増幅器出力端子(OUT2)を含む第二の演算増幅器
    (OA2)とを含み、該演算増幅器機成は更に、 ホールドコンデンサ(Ch)を介して接地電位に結合さ
    れた第三増幅器負入力端子(INN3)を有しており、
    更にDC基準電圧(Vref3)が供給される第三増幅
    器正入力端子(INP3)を有しており更に共通の接合
    点(J)で前記第一増幅器出力端子(OUT1)に結合
    された第三増幅器出力端子(OUT3)を有する第三の
    演算増幅器(OA3)と、 入力クロック信号が加えられる構成クロック入力端子
    (clkin)に結合されたクロック入力端子(cl
    k)、クロック出力及び反転クロック出力を含み、前記
    クロック出力に供給すべきクロック信号及び前記クロッ
    ク信号に対して実質的に反転した前記反転クロック出力
    に供給すべき反転クロック信号を前記入力クロック信号
    から生成するように構成されたクロック生成手段(C
    G)と、 前記接合点(J)にそれぞれ結合され、且つ前記第二増
    幅器負入力端子(INN2)にそれぞれ結合された直列
    端子と、前記クロック生成手段(CG)の前記クロック
    出力に結合された第一スイッチ制御端子とを有する第一
    のスイッチ(SW1)と、 前記第一の入力端子(INN1)にそれぞれ結合され、
    且つ前記第一の演算増幅器(OA1)の前記第二の入力
    端子(INP1)にそれぞれ結合された直列端子と前記
    クロック生成手段(CG)の前記反転クロック出力に結
    合された第二スイッチ制御端子とを有する第二のスイッ
    チ(SW2)と、 前記第三増幅器負入力端子(INN3)にそれぞれ結合
    され、且つ前記第三増幅器出力端子(OUT3)にそれ
    ぞれ結合された直列端子と、前記クロック生成手段(C
    G)の前記反転クロック出力に結合された第三スイッチ
    制御端子とを有する第三のスイッチ(SW3)と、 前記第一の構成入力端子(IN1)にそれぞれ結合さ
    れ、且つ前記第一の演算増幅器(OA1)の前記第一の
    入力端子(INN1)にそれぞれ結合された直列端子
    と、前記クロック生成手段(CG)の前記クロック出力
    に結合された第四スイッチ制御端子とを有する第四のス
    イッチ(SW4)とを含むことを特徴とする演算増幅器
    構成。
  2. 【請求項2】 前記DC電圧(Vref2)と前記DC
    基準電圧(Vref3)との差が、前記第一の演算増幅
    器のオープンループ利得(A1)にターゲット最大シス
    テム入力オフセット値を掛けた値よりも小さいことを特
    徴とする請求項1に記載の演算増幅器構成。
  3. 【請求項3】 前記第三の演算増幅器(OA3)のオー
    プンループ利得に加えられるものが前記第一の演算増幅
    器(OA1)の入力のオフセットと第一のターゲット最
    大入力オフセット値との間の比よりも大きいことを特徴
    とする請求項1に記載の演算増幅器構成。
  4. 【請求項4】 前記第一の演算増幅器(OA1)の入力
    のオフセットに前記第一の演算増幅器(OA1)のオー
    プンループ利得を掛けた値が前記第三の演算増幅器(O
    A3)の前記オープンループ利得に前記第三の演算増幅
    器(OA3)の最大差動入力電圧を掛けた値よりも小さ
    いことを特徴とする請求項3に記載の演算増幅器構成。
  5. 【請求項5】 前記第三の演算増幅器(OA3)の前記
    オープンループ利得に加えられるものに、前記第一の演
    算増幅器(OA1)の前記オープンループ利得と第二の
    ターゲット最大入力オフセット値とを掛けた値が、前記
    DC基準電圧(Vref3)と前記第三の演算増幅器
    (OA3)の最大オフセット値との間の最大値よりも小
    さくなり得ないことを特徴とする請求項1に記載の演算
    増幅器構成。
  6. 【請求項6】 前記第三のスイッチ(SW3)を構成す
    る第一のMOSトランジスタにおいて、 前記第一の演算増幅器(OA1)の前記オープンループ
    利得と前記第三の演算増幅器(OA3)の前記オープン
    ループ利得との比に第三のターゲット最大入力オフセッ
    ト値を掛けた値が、前記第三のスイッチ(SW3)を構
    成する前記第一のMOSトランジスタと前記ホールドコ
    ンデンサ(Ch)との間の電荷再分配による第一の電圧
    降下と、前記ホールドコンデンサ(Ch)に結合された
    前記第一のMOSトランジスタの直列端子の漏れによる
    第二の電圧降下との和よりも小さくなり得ないことを特
    徴とする請求項1に記載の演算増幅器構成。
  7. 【請求項7】 前記第一のスイッチ(SW1)を構成す
    る第二のMOSトランジスタとミラーコンデンサ(C
    c)との間の電荷再分配による第三の電圧降下と前記第
    二のMOSトランジスタ及び前記補償コンデンサ(C
    c)の直列端子の漏れによる第四の電圧降下との和に、
    前記第一のスイッチが開いている持続時間と前記第一の
    スイッチを開き、閉じる期間の全持続時間との比を掛
    け、更に前記第二の演算増幅器(OA2)のオープンル
    ープ利得と前記第二の演算増幅器(OA2)の前記オー
    プンループ利得に加えられたものとの比を掛け、更に前
    記演算増幅器構成(OAA)の全利得で割った値が、 第四のターゲット最大入力オフセット値を超え得ないこ
    とを特徴とする請求項1に記載の演算増幅器構成。
  8. 【請求項8】 前記ターゲット最大システム入力オフセ
    ット値、前記第一のターゲット最大入力オフセット値、
    前記第二のターゲット最大入力オフセット値×2、前記
    第三のターゲット最大入力オフセット値、及び前記第四
    のターゲット最大入力オフセット値の和が、前記構成の
    所定の絶対最大ターゲット入力オフセット値を超え得な
    いことを特徴とする請求項2、4、5、6及び7のいず
    れか一項に記載の演算増幅器構成。
  9. 【請求項9】 前記クロック生成手段(CG)の前記反
    転クロック出力が、前記第二スイッチ制御端子に結合さ
    れた第一の反転クロック出力端子(clk2)及び前記
    第三スイッチ制御端子に結合された第二の反転クロック
    出力端子(clk3)を含み、 前記反転クロック信号が第一の反転クロック信号(PH
    l2)及び第二の反転クロック信号(PHl3)から構
    成され、 前記クロック生成手段(CG)が前記第一の反転クロッ
    ク出力端子(clk2)に供給すべき前記第一の反転ク
    ロック信号(PHl2)及び前記第二の反転クロック出
    力端子(clk3)に供給すべき前記第二の反転クロッ
    ク信号(PHl3)を前記入力クロック信号から生成す
    るように構成され、それにより前記第三のスイッチ(S
    W3)の閉じが前記第二のスイッチ(SW2)の閉じよ
    りも第一の所定の遅延時間(d1)だけ遅れて起こり、
    且つ前記第二のスイッチ(SW2)の開きが前記第三の
    スイッチ(SW3)の開きよりも第二の所定の遅延時間
    (d2)だけ遅れて起こるように前記第一の反転クロッ
    ク信号(PHl2)が前記第二のスイッチ(SW2)を
    制御し、且つ前記第二の反転クロック信号(PHl3)
    が前記第三のスイッチ(SW3)を制御することを特徴
    とする請求項1に記載の演算増幅器構成。
  10. 【請求項10】 前記クロック生成手段(CG)の前記
    クロック出力が、前記第一スイッチ制御端子に結合され
    た第一のクロック出力端子(clk1)及び前記第四ス
    イッチ制御端子に結合された第二のクロック出力端子
    (clk4)を含み、 前記クロック信号が第一のクロック信号(PHl1)及
    び第二のクロック信号(PHl4)から構成され、 前記クロック生成手段(CG)が前記第一のクロック出
    力端子(clk1)に供給すべき前記第一のクロック信
    号(PHl1)及び前記第二のクロック出力端子(cl
    k4)に供給すべき前記第二のクロック信号(PHl
    4)を前記入力クロック信号から生成するように構成さ
    れ、それにより前記第四のスイッチの開きが前記第一の
    スイッチ(SW1)の開きよりも第三の所定の遅延時間
    (d3)だけ遅れて起こり、且つ前記第一のスイッチ
    (SW1)の閉じが前記第四のスイッチ(SW4)の閉
    じよりも第四の所定の遅延時間(d4)だけ遅れて起こ
    るように前記第一のクロック信号(PHl1)が前記第
    一のスイッチ(SW1)を制御し、且つ前記第二のクロ
    ック信号(PHl4)が前記第四のスイッチ(SW4)
    を制御することを特徴とする請求項1に記載の演算増幅
    器構成。
  11. 【請求項11】 前記クロック生成手段(CG)が更
    に、前記第二のスイッチの閉じが前記第四のスイッチの
    開きよりも第五の所定の遅延時間だけ遅れて起こり、且
    つ前記第四のスイッチ(SW4)の閉じが前記第二のス
    イッチ(SW2)の開きよりも第六の所定の遅延時間だ
    け遅れて起こるように前記第二のクロック信号(PHl
    4)及び前記第一の反転クロック信号(PHl2)を生
    成するように構成されることを特徴とする請求項9及び
    10に記載の演算増幅器構成。
JP10325308A 1997-12-16 1998-11-16 演算増幅器構成 Withdrawn JPH11220340A (ja)

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