JPH112193A - スクロール形流体機械 - Google Patents
スクロール形流体機械Info
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- JPH112193A JPH112193A JP15505497A JP15505497A JPH112193A JP H112193 A JPH112193 A JP H112193A JP 15505497 A JP15505497 A JP 15505497A JP 15505497 A JP15505497 A JP 15505497A JP H112193 A JPH112193 A JP H112193A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 組立時において各部品の高精度加工および高
価な芯出し組立設備の不要な、かつ溶接の熱処理による
歪のないスクロール形流体機械を提供する。 【解決手段】 モータＭの下側にてクランク軸６を支持
する下部主軸受は、クランク軸６を回転可能に支持する
軸受部材４と、この軸受部材４を支持するハウジング３
と、密閉容器１に取付固定されたフレーム２とを有して
いる。このフレーム２と下部ハウジング３とは、下部ハ
ウジング３がフレーム２に対して位置調整可能なように
ボルト５によって締結されている。
価な芯出し組立設備の不要な、かつ溶接の熱処理による
歪のないスクロール形流体機械を提供する。 【解決手段】 モータＭの下側にてクランク軸６を支持
する下部主軸受は、クランク軸６を回転可能に支持する
軸受部材４と、この軸受部材４を支持するハウジング３
と、密閉容器１に取付固定されたフレーム２とを有して
いる。このフレーム２と下部ハウジング３とは、下部ハ
ウジング３がフレーム２に対して位置調整可能なように
ボルト５によって締結されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクロール形流体
機械に関するものである。
機械に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】以下、特開平８−６１２５５号公報に示
された構成を従来のスクロール形流体機械として説明す
る。
された構成を従来のスクロール形流体機械として説明す
る。
【０００３】図７は、従来のスクロール形流体機械の構
成を概略的に示す断面図である。図７を参照して、ケー
シング１０１内には、モータＭと、圧縮要素ＣＦとが主
に配設されている。
成を概略的に示す断面図である。図７を参照して、ケー
シング１０１内には、モータＭと、圧縮要素ＣＦとが主
に配設されている。
【０００４】モータＭは、ケーシング１０１の内周面に
取付固定されたステータ１１２と、ステータ１１２に間
隔をもって対向するロータ１１１とを有している。この
ロータ１１１には、クランク軸１０６が連結されてお
り、このクランク軸１０６の回転により連動するように
圧縮要素ＣＦが配設されている。
取付固定されたステータ１１２と、ステータ１１２に間
隔をもって対向するロータ１１１とを有している。この
ロータ１１１には、クランク軸１０６が連結されてお
り、このクランク軸１０６の回転により連動するように
圧縮要素ＣＦが配設されている。
【０００５】圧縮要素ＣＦは、可動スクロール１２１
と、固定スクロール１２２とを有している。可動スクロ
ール１２１は、鏡板１２１ｂと、その鏡板１２１ｂの前
面に設けられた渦巻状歯部１２１ａと、鏡板１２１ｂの
背面に設けられたボス部１２１ｃとを有している。この
ボス部１２１ｃはクランク軸１０６の偏心軸部１０６ａ
を受け入れており、これにより可動スクロール１２１は
クランク軸１０６の回転力を受けて旋回可能である。固
定スクロール１２２は、鏡板１２２ｂと、その鏡板１２
２ｂから突出しかつ可動スクロール１２１の渦巻状歯部
１２１ａに噛み合う渦巻状歯部１２２ａとを有してい
る。また固定スクロール１２２は、ケーシング１０１の
内周面に取付固定されたハウジング１２３に締結固定さ
れている。
と、固定スクロール１２２とを有している。可動スクロ
ール１２１は、鏡板１２１ｂと、その鏡板１２１ｂの前
面に設けられた渦巻状歯部１２１ａと、鏡板１２１ｂの
背面に設けられたボス部１２１ｃとを有している。この
ボス部１２１ｃはクランク軸１０６の偏心軸部１０６ａ
を受け入れており、これにより可動スクロール１２１は
クランク軸１０６の回転力を受けて旋回可能である。固
定スクロール１２２は、鏡板１２２ｂと、その鏡板１２
２ｂから突出しかつ可動スクロール１２１の渦巻状歯部
１２１ａに噛み合う渦巻状歯部１２２ａとを有してい
る。また固定スクロール１２２は、ケーシング１０１の
内周面に取付固定されたハウジング１２３に締結固定さ
れている。
【０００６】クランク軸１０６の上方端部は、上部ハウ
ジング１２３と、この上部ハウジング１２３に設けられ
た軸受部材１２４とからなる上部主軸受によって支持さ
れている。またクランク軸１０６の下方端部は、下部ハ
ウジング１０３と、この下部ハウジング１０３に設けら
れた軸受部材１０４とからなる下部主軸受によって支持
されている。
ジング１２３と、この上部ハウジング１２３に設けられ
た軸受部材１２４とからなる上部主軸受によって支持さ
れている。またクランク軸１０６の下方端部は、下部ハ
ウジング１０３と、この下部ハウジング１０３に設けら
れた軸受部材１０４とからなる下部主軸受によって支持
されている。
【０００７】この下部主軸受を構成する下部ハウジング
１０３は、ケーシング１０１の内周面に溶接により直接
固定されている。
１０３は、ケーシング１０１の内周面に溶接により直接
固定されている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例では、下
部ハウジング１０３がケーシング１０１に直接固定され
ている。このため、上部主軸受と下部主軸受１０４とを
精度よく同芯を確保した上で、ケーシング１０１に下部
ハウジング１０３を固定する必要がある。したがって、
各部品の高精度加工のみならず、高価な芯出し組立設備
が必要になるという問題点があった。
部ハウジング１０３がケーシング１０１に直接固定され
ている。このため、上部主軸受と下部主軸受１０４とを
精度よく同芯を確保した上で、ケーシング１０１に下部
ハウジング１０３を固定する必要がある。したがって、
各部品の高精度加工のみならず、高価な芯出し組立設備
が必要になるという問題点があった。
【０００９】また、高価な芯出し組立て設備を用いない
組立方法、構造も存在する。しかし、この方法では、下
部ハウジングを溶接により固定しているため、溶接時の
熱影響により下部ハウジングなどの各部品に歪などが発
生し、せっかく調整した芯がずれるという問題点もあっ
た。
組立方法、構造も存在する。しかし、この方法では、下
部ハウジングを溶接により固定しているため、溶接時の
熱影響により下部ハウジングなどの各部品に歪などが発
生し、せっかく調整した芯がずれるという問題点もあっ
た。
【００１０】さらに、モータＭのステータ１１２とロー
タ１１１とのエアギャップの確保または確認をすること
ができないという問題点もあった。
タ１１１とのエアギャップの確保または確認をすること
ができないという問題点もあった。
【００１１】それゆえ、本発明の一の目的は、組立時に
おいて各部品の高精度加工および高価な芯出し組立設備
が不要で、かつ溶接時の熱影響を受けないスクロール形
流体機械を提供することである。
おいて各部品の高精度加工および高価な芯出し組立設備
が不要で、かつ溶接時の熱影響を受けないスクロール形
流体機械を提供することである。
【００１２】本発明の他の目的は、モータのステータと
ロータとのエアギャップの確保および確認の可能なスク
ロール形流体機械を提供することである。
ロータとのエアギャップの確保および確認の可能なスク
ロール形流体機械を提供することである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載のスクロ
ール形流体機械は、駆動手段と、その駆動手段の駆動力
を軸を介して伝達されることで動作するスクロール形圧
縮／膨張要素とを密閉容器内に有するスクロール形流体
機械であって、軸受部材と、ハウジングと、フレームと
を備えている。軸受部材は、駆動手段を挟んでスクロー
ル形圧縮／膨張要素と逆側において軸を回転可能に支持
する。ハウジングは、軸受部材を支持可能である。フレ
ームは、密閉容器に固定されている。このハウジング
は、フレームに対して位置調整可能なように締結され
る。
ール形流体機械は、駆動手段と、その駆動手段の駆動力
を軸を介して伝達されることで動作するスクロール形圧
縮／膨張要素とを密閉容器内に有するスクロール形流体
機械であって、軸受部材と、ハウジングと、フレームと
を備えている。軸受部材は、駆動手段を挟んでスクロー
ル形圧縮／膨張要素と逆側において軸を回転可能に支持
する。ハウジングは、軸受部材を支持可能である。フレ
ームは、密閉容器に固定されている。このハウジング
は、フレームに対して位置調整可能なように締結され
る。
【００１４】請求項１に記載のスクロール形流体機械に
よれば、ハウジングがフレームに対して位置調整可能な
ように締結されるため、このハウジングを位置調整する
ことで軸の芯出し調整が容易にできる。これにより、上
部主軸受と下部主軸受との精度の高い同芯が確保される
ため、各部品の高精度加工および高価な芯出し組立設備
が不要となる。また、ハウジングがフレームに対して締
結されるため、溶接による熱影響の歪がハウジングに生
じることはない。
よれば、ハウジングがフレームに対して位置調整可能な
ように締結されるため、このハウジングを位置調整する
ことで軸の芯出し調整が容易にできる。これにより、上
部主軸受と下部主軸受との精度の高い同芯が確保される
ため、各部品の高精度加工および高価な芯出し組立設備
が不要となる。また、ハウジングがフレームに対して締
結されるため、溶接による熱影響の歪がハウジングに生
じることはない。
【００１５】請求項２に記載のスクロール形流体機械で
は、ハウジングとフレームとを締結するための締結手段
がさらに備えられている。この締結手段は、ハウジング
に設けられた通し孔に挿通されて、フレームに設けられ
た孔に螺合されることでハウジングとフレームとを締結
する。
は、ハウジングとフレームとを締結するための締結手段
がさらに備えられている。この締結手段は、ハウジング
に設けられた通し孔に挿通されて、フレームに設けられ
た孔に螺合されることでハウジングとフレームとを締結
する。
【００１６】請求項２に記載のスクロール形流体機械に
よれば、ハウジングに通し孔を設け、その通し孔に締結
手段を挿通しているため、ハウジングをフレームに対し
て位置調節することができる。
よれば、ハウジングに通し孔を設け、その通し孔に締結
手段を挿通しているため、ハウジングをフレームに対し
て位置調節することができる。
【００１７】請求項３に記載のスクロール形流体機械で
は、フレームには孔とは別個に駆動手段を観察するため
の貫通孔が設けられている。
は、フレームには孔とは別個に駆動手段を観察するため
の貫通孔が設けられている。
【００１８】請求項３に記載のスクロール形流体機械に
よれば、貫通孔を通じて駆動手段を観察しながら、芯出
し調整をすることができる。また、フレームに貫通孔を
設けたことによりケーシング底部の油溜まりの油面を静
かに保って、油上がりを防止することができる。
よれば、貫通孔を通じて駆動手段を観察しながら、芯出
し調整をすることができる。また、フレームに貫通孔を
設けたことによりケーシング底部の油溜まりの油面を静
かに保って、油上がりを防止することができる。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図に基づいて説明する。
て図に基づいて説明する。
【００２０】実施の形態１ 図１は本発明の実施の形態１におけるスクロール圧縮機
の構成を概略的に示す部分断面図であり、図２は図１の
領域Ｒ1 を拡大して示す部分拡大断面図である。
の構成を概略的に示す部分断面図であり、図２は図１の
領域Ｒ1 を拡大して示す部分拡大断面図である。
【００２１】図１と図２とを参照して、本実施の形態の
スクロール圧縮機では、モータＭの図中下側に配置され
た下部主軸受の構成に特徴があり、この下部主軸受は、
フレーム２と、下部ハウジング３と、軸受部材４との３
部材を有している。フレーム２は、ケーシング１の内周
面にたとえば溶接によって固定されており、ボルトと螺
合可能なねじ孔２ａを有している。下部ハウジング３
は、貫通孔である通し孔３ａを有し、かつクランク軸６
を回転可能に支持する軸受部材４を支持している。
スクロール圧縮機では、モータＭの図中下側に配置され
た下部主軸受の構成に特徴があり、この下部主軸受は、
フレーム２と、下部ハウジング３と、軸受部材４との３
部材を有している。フレーム２は、ケーシング１の内周
面にたとえば溶接によって固定されており、ボルトと螺
合可能なねじ孔２ａを有している。下部ハウジング３
は、貫通孔である通し孔３ａを有し、かつクランク軸６
を回転可能に支持する軸受部材４を支持している。
【００２２】このフレーム２と下部ハウジング３とは、
たとえばボルトよりなる締結手段５によって締結されて
いる。この締結は、たとえばボルト５を下部ハウジング
３の通し孔３ａに挿通させてフレーム２のねじ孔２ａに
螺合することにより行なわれる。この下部ハウジング３
の通し孔３ａは、ボルト径よりも広い径を有している。
たとえばボルトよりなる締結手段５によって締結されて
いる。この締結は、たとえばボルト５を下部ハウジング
３の通し孔３ａに挿通させてフレーム２のねじ孔２ａに
螺合することにより行なわれる。この下部ハウジング３
の通し孔３ａは、ボルト径よりも広い径を有している。
【００２３】また軸受部材４には、たとえばころがり軸
受が用いられるが、すべり軸受が用いられてもよい。
受が用いられるが、すべり軸受が用いられてもよい。
【００２４】なお、モータＭの図中上方の構成について
は、たとえば図７に示した従来の構成と同じであっても
よいため、その説明は省略する。
は、たとえば図７に示した従来の構成と同じであっても
よいため、その説明は省略する。
【００２５】本実施の形態では、ボルト５を挿通する通
し孔３ａは、ボルト５の径よりも大きい径を有してい
る。このため、下部ハウジング３をフレーム２に対して
位置調整して締結することが可能となる。このように位
置調整することができるため、クランク軸６の芯出し調
整が容易となり、これによりモータＭの上側にある上部
主軸受（図示せず）と下側の下部主軸受との精度の高い
同芯が確保できる。したがって、同芯を確保するための
各部品の高精度加工および高価な芯出し組立設備は不要
となる。
し孔３ａは、ボルト５の径よりも大きい径を有してい
る。このため、下部ハウジング３をフレーム２に対して
位置調整して締結することが可能となる。このように位
置調整することができるため、クランク軸６の芯出し調
整が容易となり、これによりモータＭの上側にある上部
主軸受（図示せず）と下側の下部主軸受との精度の高い
同芯が確保できる。したがって、同芯を確保するための
各部品の高精度加工および高価な芯出し組立設備は不要
となる。
【００２６】また下部ハウジング３をフレーム２に対し
てボルトなどの締結手段５によって締結するため、下部
ハウジング３に溶接の熱影響による歪は生じない。
てボルトなどの締結手段５によって締結するため、下部
ハウジング３に溶接の熱影響による歪は生じない。
【００２７】実施の形態２ 図３は本発明の実施の形態２におけるスクロール圧縮機
の構成を概略的に示す部分断面図であり、図４は図３の
領域Ｒ2 を拡大して示す部分拡大断面図である。
の構成を概略的に示す部分断面図であり、図４は図３の
領域Ｒ2 を拡大して示す部分拡大断面図である。
【００２８】図３と図４とを参照して、本実施の形態の
スクロール圧縮機では、モータＭの下側でクランク軸６
を支持する下部主軸受は、上述した実施の形態１と同
様、フレーム５２と、下部ハウジング３と、軸受部材４
との３部材を有しており、かつフレーム５２と下部ハウ
ジング３とがたとえばボルトよりなる締結手段５によっ
て締結されている。
スクロール圧縮機では、モータＭの下側でクランク軸６
を支持する下部主軸受は、上述した実施の形態１と同
様、フレーム５２と、下部ハウジング３と、軸受部材４
との３部材を有しており、かつフレーム５２と下部ハウ
ジング３とがたとえばボルトよりなる締結手段５によっ
て締結されている。
【００２９】これにより、上述した実施の形態１と同
様、下部ハウジング３をフレーム２に対して位置調整し
て締結することが可能となりクランク軸６の芯出し調整
が容易となるため、同芯を確保するための各部品の高精
度加工および高価な芯出し組立設備は不要となる。ま
た、下部ハウジング３がフレーム２に対して締結手段５
によって締結されるため、下部ハウジング３に溶接の熱
影響による歪は生じない。
様、下部ハウジング３をフレーム２に対して位置調整し
て締結することが可能となりクランク軸６の芯出し調整
が容易となるため、同芯を確保するための各部品の高精
度加工および高価な芯出し組立設備は不要となる。ま
た、下部ハウジング３がフレーム２に対して締結手段５
によって締結されるため、下部ハウジング３に溶接の熱
影響による歪は生じない。
【００３０】加えて、本実施の形態では、このフレーム
５２は、図５に示すようにボルト５に螺合するねじ孔５
２ａ以外に、モータＭのステータ１２とロータ１１との
エアギャップを観察するための覗き窓用貫通孔５２ｂを
有している。なお、フレーム５２の中心に設けられた貫
通孔は、クランク軸６を挿通するためのものである。
５２は、図５に示すようにボルト５に螺合するねじ孔５
２ａ以外に、モータＭのステータ１２とロータ１１との
エアギャップを観察するための覗き窓用貫通孔５２ｂを
有している。なお、フレーム５２の中心に設けられた貫
通孔は、クランク軸６を挿通するためのものである。
【００３１】なお、これ以外の構成については、上述し
た実施の形態１とほぼ同じであるため、その説明は省略
する。
た実施の形態１とほぼ同じであるため、その説明は省略
する。
【００３２】本実施の形態では、フレーム５２にエアギ
ャップを観察するための貫通孔５２ｂが設けられている
ため、この貫通孔５２ｂを通じてエアギャップを観察し
ながら芯出し調整をすることができる。また、フレーム
５２に貫通孔５２ａを設けたため、ケーシング１底部の
油溜まりの油面を静かに保つことができ、油上がりを防
止することが可能となる。
ャップを観察するための貫通孔５２ｂが設けられている
ため、この貫通孔５２ｂを通じてエアギャップを観察し
ながら芯出し調整をすることができる。また、フレーム
５２に貫通孔５２ａを設けたため、ケーシング１底部の
油溜まりの油面を静かに保つことができ、油上がりを防
止することが可能となる。
【００３３】実施の形態３ 図６は、本発明の実施の形態３におけるスクロール圧縮
機の構成を概略的に示す部分断面図である。図６を参照
して、本実施の形態では、上部ハウジング２１が密閉容
器１の内壁に圧入固定によって取付けられている点に特
徴がある。
機の構成を概略的に示す部分断面図である。図６を参照
して、本実施の形態では、上部ハウジング２１が密閉容
器１の内壁に圧入固定によって取付けられている点に特
徴がある。
【００３４】この上部ハウジング２１は、軸受部材２２
とともにクランク軸６の上方端部を支持する上部主軸受
を構成するものである。この軸受部材２２は、たとえば
ころがり軸受よりなっており、すべり軸受からなってい
てもよい。
とともにクランク軸６の上方端部を支持する上部主軸受
を構成するものである。この軸受部材２２は、たとえば
ころがり軸受よりなっており、すべり軸受からなってい
てもよい。
【００３５】なお、この上部ハウジング２１には固定ス
クロール２４が締結固定されており、この固定スクロー
ル２４とともに圧縮要素ＣＦを構成する可動スクロール
２３はクランク軸６の回転によって旋回可能なように配
設されている。
クロール２４が締結固定されており、この固定スクロー
ル２４とともに圧縮要素ＣＦを構成する可動スクロール
２３はクランク軸６の回転によって旋回可能なように配
設されている。
【００３６】本実施の形態では、上部ハウジング２１が
密閉容器１に圧入固定されているため、密閉容器１の円
筒内壁を基準面として上部ハウジング２１と下部ハウジ
ング３（図１、３）を芯出し組立することができる。こ
れにより、さらに安価な芯出し組立が可能となる。
密閉容器１に圧入固定されているため、密閉容器１の円
筒内壁を基準面として上部ハウジング２１と下部ハウジ
ング３（図１、３）を芯出し組立することができる。こ
れにより、さらに安価な芯出し組立が可能となる。
【００３７】また、このように上部ハウジング２１を密
閉容器１の内壁に圧入して上部ハウジング２１と密閉容
器１の同芯を出した後、実施の形態１および２で説明し
たように下部主軸受をボルトにて締結固定することで、
容易に芯出し組立をすることが可能となる。
閉容器１の内壁に圧入して上部ハウジング２１と密閉容
器１の同芯を出した後、実施の形態１および２で説明し
たように下部主軸受をボルトにて締結固定することで、
容易に芯出し組立をすることが可能となる。
【００３８】なお、上述した実施の形態１および２で
は、締結手段５としてたとえばボルトについて説明した
が、これ以外の締結手段であってもよい。またフレーム
２は、密閉容器１に溶接により取付けたものについて説
明したが、密閉容器１に一体となったものであってもよ
く、かつ別体を密閉容器１に取付けたものであってもよ
い。
は、締結手段５としてたとえばボルトについて説明した
が、これ以外の締結手段であってもよい。またフレーム
２は、密閉容器１に溶接により取付けたものについて説
明したが、密閉容器１に一体となったものであってもよ
く、かつ別体を密閉容器１に取付けたものであってもよ
い。
【００３９】なお、実施の形態１〜３については、スク
ロール圧縮機について説明したが、本発明はスクロール
膨張機に適用されてもよい。
ロール圧縮機について説明したが、本発明はスクロール
膨張機に適用されてもよい。
【００４０】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【００４１】
【発明の効果】請求項１に記載のスクロール形流体機械
によれば、ハウジングがフレームに対して位置調整可能
なように締結されるため、このハウジングを位置調整す
ることで軸の芯出し調整が容易にできる。これにより、
上部主軸受と下部主軸受との精度の高い同心が確保され
るため、各部品の高精度加工および高価な芯出し組立設
備が不要となる。また、ハウジングがフレームに対して
締結されるため、溶接による熱影響の歪がハウジングに
生じることはない。
によれば、ハウジングがフレームに対して位置調整可能
なように締結されるため、このハウジングを位置調整す
ることで軸の芯出し調整が容易にできる。これにより、
上部主軸受と下部主軸受との精度の高い同心が確保され
るため、各部品の高精度加工および高価な芯出し組立設
備が不要となる。また、ハウジングがフレームに対して
締結されるため、溶接による熱影響の歪がハウジングに
生じることはない。
【００４２】請求項２に記載のスクロール形流体機械に
よれば、ハウジングに通し孔を設け、その通し孔に締結
手段を挿通して螺合しているため、ハウジングをフレー
ムに対して位置調節することができる。
よれば、ハウジングに通し孔を設け、その通し孔に締結
手段を挿通して螺合しているため、ハウジングをフレー
ムに対して位置調節することができる。
【００４３】請求項３に記載のスクロール形流体機械に
よれば、貫通孔を通じて駆動手段を観察しながら、芯出
し調整をすることができる。また、フレームに貫通孔を
設けたことによりケーシング底部の油溜まりの油面を静
かに保って、油上がりを防止することができる。
よれば、貫通孔を通じて駆動手段を観察しながら、芯出
し調整をすることができる。また、フレームに貫通孔を
設けたことによりケーシング底部の油溜まりの油面を静
かに保って、油上がりを防止することができる。
【図１】本発明の実施の形態１におけるスクロール圧縮
機の構成を概略的に示す部分断面図である。
機の構成を概略的に示す部分断面図である。
【図２】図１の領域Ｒ1 を拡大して示す部分拡大断面図
である。
である。
【図３】本発明の実施の形態２におけるスクロール圧縮
機の構成を概略的に示す部分断面図である。
機の構成を概略的に示す部分断面図である。
【図４】図３の領域Ｒ2 を拡大して示す部分拡大断面図
である。
である。
【図５】本発明の実施の形態２におけるスクロール圧縮
機に用いられるフレームの構成を概略的に示す正面図で
ある。
機に用いられるフレームの構成を概略的に示す正面図で
ある。
【図６】本発明の実施の形態３におけるスクロール圧縮
機の構成を概略的に示す部分断面図である。
機の構成を概略的に示す部分断面図である。
【図７】従来のスクロール圧縮機の構成を概略的に示す
断面図である。
断面図である。
１ 密閉容器 ２ フレーム ２ａ ねじ孔 ３ 下部ハウジング ３ａ 通し孔 ４ 軸受部材 ５ ボルト ６ クランク軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 健 大阪府堺市築港新町３丁12番地 ダイキン 工業株式会社堺製作所臨海工場内 (72)発明者 橋本 健一 大阪府堺市築港新町３丁12番地 ダイキン 工業株式会社堺製作所臨海工場内
Claims (3)
- 【請求項１】 駆動手段（Ｍ）と、その駆動手段の駆動
力を軸（６）を介して伝達されることで動作するスクロ
ール形圧縮／膨張要素（ＣＦ）とを密閉容器（１）内に
有するスクロール形流体機械であって、 前記駆動手段を挟んで前記スクロール形圧縮／膨張要素
と逆側において前記軸を回転可能に支持する軸受部材
（４）と、 前記軸受部材を支持可能なハウジング（３）と、 前記密閉容器に固定されたフレーム（２、５２）とを備
え、 前記ハウジングは、前記フレームに対して位置調整可能
なように締結される、スクロール形流体機械。 - 【請求項２】 前記ハウジング（３）と前記フレーム
（２、５２）とを締結するための締結手段（５）をさら
に備え、 前記締結手段は、前記ハウジングに設けられた通し孔
（３ａ）に挿通されて、前記フレームに設けられた孔
（２ａ、５２ａ）に螺合されることで、前記ハウジング
と前記フレームとを締結する、請求項１に記載のスクロ
ール形流体機械。 - 【請求項３】 前記フレーム（５２）には、前記孔（５
２ａ）とは別個に前記駆動手段（Ｍ）を観察するための
貫通孔（５２ｂ）が設けられている、請求項２に記載の
スクロール形流体機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15505497A JPH112193A (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | スクロール形流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15505497A JPH112193A (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | スクロール形流体機械 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH112193A true JPH112193A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15597671
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15505497A Pending JPH112193A (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | スクロール形流体機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH112193A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100383398C (zh) * | 2003-05-22 | 2008-04-23 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 密闭型旋转式压缩机轴承连接结构 |
| JP2011196247A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Orion Machinery Co Ltd | 二軸回転ポンプ及びその製造方法 |
| CN104074754A (zh) * | 2013-03-29 | 2014-10-01 | 阿耐思特岩田株式会社 | 回旋涡旋体以及使用了它的涡旋流体机械 |
-
1997
- 1997-06-12 JP JP15505497A patent/JPH112193A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100383398C (zh) * | 2003-05-22 | 2008-04-23 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 密闭型旋转式压缩机轴承连接结构 |
| JP2011196247A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Orion Machinery Co Ltd | 二軸回転ポンプ及びその製造方法 |
| CN104074754A (zh) * | 2013-03-29 | 2014-10-01 | 阿耐思特岩田株式会社 | 回旋涡旋体以及使用了它的涡旋流体机械 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031007 |