JPH1121938A - 振動ローラ - Google Patents

振動ローラ

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JPH1121938A
JPH1121938A JP18774297A JP18774297A JPH1121938A JP H1121938 A JPH1121938 A JP H1121938A JP 18774297 A JP18774297 A JP 18774297A JP 18774297 A JP18774297 A JP 18774297A JP H1121938 A JPH1121938 A JP H1121938A
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bucket
vibrating
roller
vibration
vibration roller
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JP18774297A
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Osamu Mori
修 森
Satoshi Miyaoka
諭 宮岡
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Yutani Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来より油圧ショベルの作業機のバケットに
ローラを取付けて、地盤の締固め作業を行わせる装置が
勘案されている。しかし前記ローラには起振部がそなえ
られず、作業機自体の重量、作業機用油圧シリンダなど
の押圧力による転圧を行うので、その転圧力が弱く、埋
戻した後の例えば路面が陥没する等のトラブルが発生し
ていた。本発明は、掘削と十分な締固めを支障なく行う
ことのできる振動ローラを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明では振動ローラが、左右に分割し
て形成された転輪用の外筒体と,前記左右の外筒体の内
側に挿嵌されかつ作業機側の支持部に係止された内筒体
と、前記内筒体に設けられた起振モータと、前記起振モ
ータによって駆動される起振ウエイト付軸とを有するよ
うにし、前記振動ローラが、作業機のバケットの背部に
一体形に構成されるようにした。そして前記振動ローラ
の外周が、バケットの掘削軌跡範囲より外側に突出しな
いように設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地盤の掘削と締固
めを行わせるために油圧ショベルなど建設機械,作業車
両の作業機のバケットに一体形に構成されている振動ロ
ーラに関する。
【0002】
【従来の技術】図9は実開平6−4161号公報に記載
されている一実施例掘削機械の側面図である。図9に示
す掘削機械では、アーム6の先端部に連結したバケット
8の裏板に、ローラ14を有するヨーク13装置のブラ
ケット16をボルト19締付けしている。
【0003】また図10は、実開昭53−71902号
公報に記載されている一実施例バケット装置を示す斜視
図である。図10に示すバケット装置では、バケット本
体1の背面下部にローラ3を着脱可能に軸支している。
【0004】また図11は、実公平5−38090号公
報に記載されている一実施例締固め装置を取付けた油圧
ショベルを示す斜視図である。図11に示す油圧ショベ
ルでは、アーム11の先端部に、起振部をそなえた締固
め装置を取付けている。なお符号9は、前記締固め装置
の底面の地盤締固め用ベースプレートである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来より油圧ショベル
の作業機のバケットにローラを取付けて、地盤の締固め
作業を行わせる装置(実施例として図9及び図10に示
す)が勘案されている。そして前記油圧ショベルが上下
水道,又はガス管,電線等の埋設工事を行う場合には、
前記埋設物敷設用の溝(トレンチ)をバケットで掘削
し、前記埋設物の敷設された溝の埋戻し土砂の締固めに
前記ローラを用いるようにしている。しかし前記ローラ
には起振部がそなえられず、作業機自体の重量、ブーム
シリンダ,アームシリンダ,バケットシリンダ等の押圧
力による転圧を行うので、その転圧力は振動を用いた転
圧力に比べてかなり弱い。そのために地盤がよく締固め
られないことがあり、埋戻した後の例えば路面が陥没す
る等のトラブルが発生する。なお図9に示す一実施例掘
削機械では、掘削を行うときにはローラ14をそなえた
ヨーク13装置を取外し、締固めを行うときには再びヨ
ーク13装置を取付けるので、その手間がわずらわし
く、作業能率が悪い。また図11に示す油圧ショベルで
は起振部をそなえた締固め装置を取付けているが、振動
するベースプレート16の面圧によって締固めを行うの
で、その面圧による締固め力は、例えば図示していない
振動ローラによる線圧よりかなり弱く、締固めが十分に
行われないことがある。本発明は、作業機のバケットと
一体形に構成され、掘削と十分な締固めを支障なく行う
ことのできる振動ローラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、振動ローラ
が、左右に分割して形成された転輪用の外筒体と、前記
左右の外筒体の内側に挿嵌されかつ作業機側の支持部に
係止された内筒体と、前記内筒体に設けられた起振モー
タと、前記起振モータによって駆動される起振ウエイト
付軸とを有するようにし、前記振動ローラが、作業機の
バケットの背部に一体形に構成されるようにした。そし
て前記の場合、前記作業機のアーム先端部のバケット基
部連結ピンを中心としたバケット爪先の曲率半径より外
側に、前記振動ローラの外周が突出しないように、また
前記バケットの底面の側面視延長戦より、前記振動ロー
ラの外周が上側に位置するようにした。また前記バケッ
トの左右の外幅より外側に、前記振動ローラが突出しな
いように設定した。また前記バケットの左右の側板を前
記バケットの背板より下方に延設し、前記側板に対して
前記振動ローラを緩衝部材を介して軸支せしめるととも
に、前記緩衝部材を側面視丸形の環状に形成するか、又
は側面視で軸穴を有しかつ外周が角形となるように形成
した。
【0007】本発明では作業機による掘削時にアーム,
バケットを回動させたとき、前記バケットの掘削軌跡範
囲より外側に前記振動ローラの外周が突出しないので、
前記振動ローラが地盤の土質と衝突をおこすことなく、
前記バケットによる円滑な正常の掘削を行うことができ
る。また前記バケットの左右の側板に対して前記振動ロ
ーラを緩衝部材を介して軸支しているので、前記振動ロ
ーラの振動が前記バケット,アーム,ブームに伝播する
のを低減させることができる。また前記緩衝部材は、作
業に対応して側面視丸形の環状のものか、或いは側面視
で軸穴を有しかつ外周が角形のものを選択して、所要の
形状の緩衝部材を組付けることが可能である。なお前記
内筒体を作業機側の支持部に係止せしめているブラケッ
トに対しても、緩衝部材を設けている。そして前記振動
ローラによる転圧は、前記振動ローラの発する起振力と
前記作業機の自重にて加圧し、大なる線圧として地盤に
対し作用するので、例えば深溝等の埋戻し土砂の締固め
を確実かつ十分に行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形
態を示す振動ローラ2を取付けた油圧ショベル4の側面
図である。図において、5は油圧ショベル4の下部走行
体、7は下部走行体5の上部に連設した上部旋回体、1
0は上部旋回体7のフロント部に装着した作業機、12
は作業機10のブーム、15はアーム,18は振動ロー
ラ2と一体形に構成されたバケット、21はバケット1
8に固設されている係止用ブラケット、22は振動ロー
ラ20側に設けられている連結用ブラケット、23は係
止用ブラケット21と連結用ブラケット22とを互いに
係止している連結ピン、24はブームシリンダ、25は
アームシリンダ、26はバケットシリンダ、27はアー
ム15先端部とバケット18の基ブラケット28とを連
結しているバケット基部連結ピン、29はバケット18
の爪である。図2は、図1における振動ローラ2付近の
拡大詳細図である。図において、30L ,30R はバケ
ット18の左右側面のそれぞれ側板(右側板30R は左
側板30L の向う側にあるので図示では見えない)、3
1はバケット18底面の底板、32はバケット18背面
の背板、45は振動ローラ2の内部に設けられている起
振ウエイト付軸、34は振動ローラ2内部の軸封室(図
2には図示されていないが後述する)へ潤滑油を供給す
るための給油口パイプ、35は給油口パイプ34のプラ
グである。図3は、図2のAより見た一部切開後面図で
ある。図において、36は振動ローラ2の左右両端面部
の中心に突出設されている支軸、37L ,37R は左右
の支軸36,36(右側の支軸36は図示では見えな
い)を支承するために側板30L ,30R にそれぞれ構
成された軸支部、38は軸支部37L (軸支部37L
37R は互いに対称に構成されているので軸支部37L
の側を代表して説明する)のハウジング、39は支軸3
6の外周に嵌着されているベアリング(本実施例では調
心形複列ボールベアリングを使用している)、40はハ
ウジング38の内周面とベアリング39の外周面との間
に嵌合されている振動緩動用の緩衝部材(通常、インシ
ュレータと呼ばれている)である。
【0009】図4は図2のB−Bより見た要部断面図で
あるが、給油口パイプ34の説明を容易にするために給
油口パイプ34の断面図を記載している。図において、
41L ,41R は振動ローラ2の転輪である左右のそれ
ぞれ外筒体、42L ,42Rは外筒体41L ,41R
それぞれ外側の端面に締付固定されている支軸用面板、
43は内筒体、44は外筒体41L ,41R 内周面と内
筒体43外周面との間に嵌合されているベアリング部材
(本実施例ではニードルベアリングを使用している)、
33は起振ウエイト付軸45の偏心マスを有する起振ウ
エイト、46,46’は内筒体43の内側に溶着された
隔壁板、47,47’は隔壁板46,46’に設けられ
た起振ウエイト付軸45の両端側の各軸受部、48,4
8は軸受部47,47’に嵌合されているベアリング
(本実施例では調心形複列ボールベアリングを使用して
いる)、49,50はそれぞれオイルシール、51はロ
ーラ軸45を回転駆動する油圧式(電動式等も含む)の
起振モータ、52は隔壁板46と46’との間に溶着さ
れ内側に軸封室53を形成する円筒部、54は内筒体4
3に固設された連結用ブラケット22の先端ボス、55
は先端ボス54のボス穴内周面と連結ピン23外周面と
の間に設けられているゴム材等の緩衝部材である。
【0010】図5は、図3及び図4における緩衝部材4
0の拡大図である。図において、56は緩衝部材40の
外枠リング、57は内枠リング、58は外枠リング56
と内枠リング57との間に焼付固着されたゴム材等の弾
性体である。図6は、図5のC−Cより見た断面図であ
る。図7は、角形の緩衝部材40’をそなえた振動ロー
ラ2’を示す一部切開側面図である。図において、図2
〜図4に示す振動ローラ2と同一構成要素を使用してい
るものに対しては同符号を付す。37’L は左側の支軸
36を支承する軸支部(右側の支軸36を支承する軸支
部37’R は左側の軸支部37’L の向う側にあるの
で、図示では見えない)であって、側板30’L に設け
られている。なお右側の軸支部37’R が設けられてい
る側板30’R は、図示していない。
【0011】図8は、本発明の一実施形態の振動ローラ
2(図7に示す振動ローラ2’も含む)をそなえた作業
機10に係る一実施例油圧シリンダ回路図である。図に
おいて、59はバケットシリンダ26制御用の方向切換
弁、60は起振モータ51回転信号(図示していないが
起振モータ51回転操作信号、運転席からの起振モータ
用切換弁の切換信号等を含む)によって切換作動する切
換弁、61はメインポンプ、62は作動油タンクであ
る。
【0012】次に、本発明の一実施形態の振動ローラ2
の構成を図1〜図8について述べる。本実施形態の振動
ローラ2では、左右に分割して形成された転輪用の外筒
体41L ,41R と、前記左右の外筒体41L ,41R
の内側に挿嵌されかつ作業機10のバケット18の係止
用ブラケット21に係止された内筒体43と、前記内筒
体43に設けられた起振モータ51と、前記起振モータ
51によって駆動される起振ウエイト付軸45とを有す
るようにし、前記振動ローラ2が、前記バケット18の
背部に一体形に構成されるようにした。そして前記の場
合、前記作業機10のアーム15先端部のバケット基部
連結ピン27の軸心0(図2に示す)を中心としたバケ
ット爪先(爪29の先端)の曲率半径R1 より外側に、
前記振動ローラ2の外周が突出しないように、また前記
バケット18の左右の底面(底板31の外面)の側面視
延長線より、前記振動ローラ2の外周が寸法Hだけ上側
に位置するようにした。また前記バケット18の左右の
外側(図3に示すように外幅は寸法W1 である)より外
側に、前記振動ローラ2(振動ローラ2の外幅は寸法W
2 であるがW2 <W1 )が突出しないように設定した。
また前記バケット18の側板30L ,30R を前記背板
32より下方に延設し、前記側板30L ,30R に対し
て前記振動ローラ2を緩衝部材を介して軸支(振動ロー
ラ2の左右両端面部に突設した支軸36を支持する)せ
しめるとともに、前記緩衝部材を図5及び図6に示すよ
うな側面視丸形の緩衝部材40に形成するか、又は図7
に示すような側面視角形(本実施例では長方形であるが
図示していない他の多角形でもよい)の緩衝部材40’
に形成した。また前記内筒体43の外周面部に連結用ブ
ラケット22を設け、前記連結用ブラケット22を前記
左外筒体41L と右外筒体41との間より延設せしめ、
前記連結用ブラケット22の先端ボス54(図4に示
す)を、ゴム材等の緩衝部材55を介して前記バケット
18の係止用ブラケット21に連結(連結ピン23の枢
着による)した。
【0013】また前記内筒体43の内側に前記起振ウエ
イト付軸45の軸受部47及び47’をともに油密に包
囲する軸封室53を形成し、前記軸封室53に潤滑油を
充填した。また、前記起振モータ51に接続される配
管,配線等(図4において符号イなる仮想線で示すが、
起振モータ51として油圧モータ以外に電動モータを使
用する場合を含む)は前記左外筒体41L と右外筒体4
R との間を通すようにした。
【0014】また図8に示すように、前記作業機10を
構成するブーム12、アーム15、バケット18(バケ
ット18は振動ローラ2と一体形である)をそれぞれ駆
動するブームシリンダ24、アームシリンダ25、バケ
ットシリンダ26のうち少くとも一つの油圧シリンダ例
えばバケットシリンダ26と、前記バケットシリンダ2
6を制御する方向切換弁59とを連通する給排回路(6
3−63’,64−64’)に、前記バケットシリンダ
26のボトム側油室65とロッド側油室66とを短絡切
換する切換弁60を設けている。
【0015】次に、本発明の一実施形態の振動ローラ2
の作用について述べる。本実施形態では作業機10によ
る掘削時にアーム15、振動ローラ2を回動させたと
き、バケット18の掘削軌跡範囲(図2に示す曲率半径
1 の範囲をいう)より外側に振動ローラ2の外周が突
出しないので、前記振動ローラ2が地盤の土質と衝突を
おこすことなく、前記バケット18による円滑な正常の
掘削を行うことができる。また前記バケット18の左右
の側板30L ,30R に対して前記振動ローラ2を、緩
衝部材(図5及び図6に示す緩衝部材40、又は図7に
示す緩衝部材40’などをいう)を介して軸支するとと
もに、前記振動ローラ2の内筒体43の外周面部に設け
た連結用ブラケット22を緩衝部材55を介して前記バ
ケット18に連結しているので、前記振動ローラ2の振
動が前記バケット18、アーム15、ブーム12に伝播
するのを低減させることができる。また前記緩衝部材
は,作業に対応して側面視丸形の環状の緩衝部材40
か、或いは側面視で軸穴を有しかつ外周が角形(長方
形)の緩衝部材40’を選択して、所要のものを組付け
ることが可能である。すなわち丸形の緩衝部材40を選
択した場合には、側板30L,30R を軸受用プレート
とし、支軸36を中心として上下に振動するので、起振
ウエイトは例え単数個取付けていても前記支軸36がラ
ジアル方向(360°方向)に動かないで、起振力を地
盤に対して有効に伝えることができる。また起振モータ
51の回転を速くして起振力を大きく設定しているが、
その振巾は小さい(例えば0.5mm)ので、弾性体58
(図5及び図6に示すがゴム材である)のバネ常数は低
く(ゴム材を比較的軟かく)設定している。また丸形の
緩衝部材40の場合には、その組付け構造が簡単で、そ
の交換を容易に行うことができる。また角形(例えば長
方形)の緩衝部材40’を選択した場合には、上下方向
のゴム材の量を多くすることができるので、上下方向の
起振力をより有効に発揮できるとともに、振動騒音を低
減することができる。
【0016】また前記内筒体43の内側に前記起振ウエ
イト付軸45の軸受部47及び47’を油密に包囲(図
4に示す隔壁板46,46’及び円筒部52による包
囲)する軸封室53を形成し、前記軸封室53に潤滑油
に充填(給油口パイプ34のプラグ35を取外して給油
充填する)しているので、前記軸受部47,47’のベ
アリング48,48は油切れをおこすことがなく、した
がって焼付きトラブルを防止することができる。
【0017】また本実施形態の振動ローラ2による転圧
作業を行うときには、前記作業機10に装備しているブ
ームシリンダ24,アームシリンダ25,バケットシリ
ンダ26のうち少くとも一つの油圧シリンダ、例えば図
8に示すようにバケットシリンダ26の給排回路(63
−63’,64−64’)に設けた切換弁60が起振モ
ータ51回転信号(図8ではパイロット圧信号にしてい
るが、起振モータ51回転操作信号、運転席からの起振
モータ用切換弁の切換信号等を含む)によって給排油路
位置ロから短絡油路位置ハに切換わる。前記バケットシ
リンダ26のボトム側油室65とロッド側油室66とが
油タンク62を介して短絡状態となり、前記給排回路は
フリー回路となる。したがって振動ローラ2の振動は少
くともバケット18が吸収する状態となり、前記振動を
油圧ショベル4本体に伝わらないようにすることができ
る。なお振動ローラ2による転圧は、前記振動ローラ2
の発する起振力と前記作業機10の自重にて加圧し、大
なる線圧として地盤に対し作用するので、例えば深溝等
の埋戻し土砂の締固めを確実かつ十分に行うことができ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明の振動ローラ付バケットを取付け
た作業機による掘削時にアーム,バケットを回動させた
とき、バケットの掘削軌跡範囲より外側に振動ローラの
外周が突出しないので、前記振動ローラが地盤の土質と
衝突をおこすことなく、前記バケットによる円滑な正常
の掘削を行うことができる。また前記バケットの左右の
側板に対して前記振動ローラを緩衝部材を介して軸支し
ているので、前記振動ローラの振動が前記バケット、ア
ーム,ブームに伝播するのを低減させることができる。
また前記緩衝部材は、作業に対応して側面視丸形の環状
のものか、或いは側面視で軸穴を有しかつ外周が角形の
ものを選択して、所要の形状の緩衝部材を組付けること
が可能である。なお前記内筒体を作業機側の支持部に係
止せしめているブラケットに対しても、緩衝部材を設け
ている。そして前記振動ローラによる転圧は、前記振動
ローラの発する起振力と前記作業機の自重にて加圧し、
大なる線圧として地盤に対し作用するので、例えば深溝
等の埋戻し土砂の締固めを確実かつ十分に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す振動ローラを取付け
た油圧ショベルの側面図である。
【図2】図1における振動ローラ付近の拡大詳細図であ
る。
【図3】図2のAより見た一部切開後面図である。
【図4】図2のB−Bより見た要部断面図である。
【図5】図3及び図4における緩衝部材の拡大図であ
る。
【図6】図5のC−Cより見た断面図である。
【図7】角形の緩衝部材をそなえた振動ローラを示す一
部切開側面図である。
【図8】本発明の一実施形態の振動ローラをそなえた作
業機に係る一実施例油圧シリンダ回路図である。
【図9】従来技術の一実施例掘削機械の側面図である。
【図10】従来技術の一実施例バケット装置を示す斜視
図である。
【図11】従来技術の一実施例締固め装置を取付けた油
圧ショベルを示す斜視図である。
【符号の説明】
2,2’ 振動ローラ 6,11,15 アーム 8,18 バケット 10 作業機 12 ブーム 27 バケット基部連結ピン 30L ,30’L ,30R ,30’R 側板 31 底板 32 背板 33 起振ウエイト 36 支軸 40,40’,55 緩衝部材 41L ,41R 外筒体 43 内筒体 45 起振ウエイト付軸 47,47’ 軸受部 51 起振モータ 53 軸封室

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右に分割して形成された転輪用の外筒
    体と、前記左右の外筒体の内側に挿嵌されかつ作業機側
    の支持部に係止された内筒体と、前記内筒体に設けられ
    た起振モータと、前記起振モータによって駆動される起
    振ウエイト付軸とを有するようにしたことを特徴とする
    振動ローラ。
  2. 【請求項2】 前記振動ローラが、作業機のバケットと
    一体形に構成されたことを特徴とする請求項1記載の振
    動ローラ。
  3. 【請求項3】 前記振動ローラが、前記バケットの背部
    に設けられたことを特徴とする請求項2記載の振動ロー
    ラ。
  4. 【請求項4】 前記振動ローラの外周が、前記作業機の
    アーム先端部のバケット基部連結ピンを中心としたバケ
    ット爪先の曲率半径より外側に突出しないように設けた
    ことを特徴とする請求項2記載の振動ローラ。
  5. 【請求項5】 前記振動ローラが、前記バケットの左右
    の外幅より外側に突出しないように設定されていること
    を特徴とする請求項2記載の振動ローラ。
  6. 【請求項6】 前記振動ローラの外周が、前記バケット
    の底面の側面視延長線より上側に位置することを特徴と
    する請求項2記載の振動ローラ。
  7. 【請求項7】 前記バケットの左右の側板を前記バケッ
    トの背板より下方に延設し、前記側板に対して前記振動
    ローラを緩衝部材を介して軸支することを特徴とする請
    求項2記載の振動ローラ。
  8. 【請求項8】 前記緩衝部材を、側面視丸形の環状に形
    成したことを特徴とする請求項7記載の振動ローラ。
  9. 【請求項9】 前記緩衝部材を、側面視で軸穴を有しか
    つ外周が角形となるように形成したことを特徴とする請
    求項7記載の振動ローラ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017031799A (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 ハム アーゲーHamm AG ソイルコンパクター
RU179748U1 (ru) * 2017-12-15 2018-05-23 федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Донской государственный технический университет" (ДГТУ) Ковшовый рабочий орган
JP2019124105A (ja) * 2018-01-18 2019-07-25 ウエダ産業株式会社 バケット装置
CN111424500A (zh) * 2020-04-10 2020-07-17 长沙宁湖机械设备有限公司 一种可自动调节振幅的激振滚压轮

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