JPH11218773A - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法

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JPH11218773A
JPH11218773A JP1871598A JP1871598A JPH11218773A JP H11218773 A JPH11218773 A JP H11218773A JP 1871598 A JP1871598 A JP 1871598A JP 1871598 A JP1871598 A JP 1871598A JP H11218773 A JPH11218773 A JP H11218773A
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JP
Japan
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substrate
printing
printed
seal
liquid crystal
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JP1871598A
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English (en)
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Kotaro Yoneda
公太郎 米田
Michio Nagaya
道雄 長屋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精細性が要求される液晶表示装置において
も、輝点不良の発生を防止することのできる液晶表示装
置の製造方法の提供が望まれている。 【解決手段】 メッシュ13の両面が乳剤14で覆われ
てなり、メッシュ13の上面側から下面側にかけて貫通
するシール剤印刷用の貫通部15が形成されたシール版
10を用いて、シール印刷面側に配向膜8を形成した被
印刷基板1をチャック2に固定した状態でシール剤7を
印刷するシール印刷工程を備えた液晶表示装置の製造方
法である。被印刷基板1を、その印刷面がチャック2の
上面と同じかこれよりも30μm以内の範囲で低くなる
ように配置して固定する。シール版10として、その下
面における、被印刷基板1の配向膜形成部分に対応する
部分11が、被印刷基板1のシール剤印刷部分に対応す
る部分12より凹んで形成されたものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャックに固定さ
れた被印刷基板にシール剤を印刷するシール印刷工程を
備えた液晶表示装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に液晶表示装置を製造するには、図
3に示すように基板洗浄工程A、配向膜塗布工程B、ラ
ビング処理工程C、シール印刷工程D、重ね合わせ工程
E、分割工程F、液晶注入・封止工程G、液晶熱処理工
程Hの各工程をこの順に行う。これらの工程のうちシー
ル印刷工程Dは、配向膜を形成し、これにラビング処理
を施した被印刷基板にシール剤を印刷塗布する工程であ
る。
【0003】すなわち、このシール印刷工程Dは、図4
に示すように配向膜8を形成した被印刷基板1をチャッ
ク2で固定し、表裏面ともに平坦に形成されたシール版
3を用いてシール剤を印刷する工程であり、予め被印刷
基板1の被印刷箇所に対応してシール版3に貫通部4を
形成しておき、このシール版3上のシール剤を該貫通部
4を通すことによって被印刷基板1に印刷する工程とな
っている。なお、図4において符号5は被印刷基板1の
移動およびその高さ調整を行うための吸着ステージであ
り、6はシール版3上のシール剤を貫通部4から吐出さ
せるためのヘラ状のスキージである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のシール印刷工程では、シール印刷時にシール版3
と被印刷基板1における配向膜とが接触してしまうと、
微小な配向みだれ(ディスクリ)による配向ダメージが
生じてしまい、特に高精細性が要求される液晶表示装置
では輝点不良を招く結果となってしまっている。すなわ
ち、図5に示すようにシール剤7を貫通部4から吐出さ
せるべく、シール剤7をスキージ6でシール版3に押し
つけつつ移動させると、シール版3が撓むことによって
該シール版3の下面が被印刷基板1の配向膜8に接触し
てしまい、ミクロ的にみて配向膜8が傷つけられてしま
って配向ダメージが与えられてしまうのである。なお、
図5中符号9はカラーフィルタである。
【0005】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、高精細性が要求される液
晶表示装置においても、輝点不良の発生を防止すること
のできる液晶表示装置の製造方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置の
製造方法では、メッシュの両面が乳剤で覆われてなり、
該メッシュの上面側から下面側にかけて貫通するシール
剤印刷用の貫通部が形成されたシール版を用いて、シー
ル印刷面側に配向膜を形成した被印刷基板をチャックに
固定した状態で該被印刷基板にシール剤を印刷するシー
ル印刷工程を備えてなり、前記被印刷基板を、その印刷
面が前記チャックの上面と同じかこれよりも30μm以
内の範囲で低くなるように配置してチャックで固定し、
前記シール版として、その下面における、前記被印刷基
板の配向膜形成部分に対応する部分が、該被印刷基板の
シール剤印刷部分に対応する部分より凹んで形成された
ものを用いることを前記課題の解決手段とした。
【0007】この液晶表示装置の製造方法によれば、被
印刷基板を、その印刷面がチャックの上面と同じかこれ
よりも30μm以内の範囲で低くなるように配置するの
で、該チャックがスペーサとして機能することによりシ
ール版が配向膜表面に直接接触する度合いが低くなる。
また、シール版として、被印刷基板の配向膜形成部分に
対応する部分が、該被印刷基板のシール剤印刷部分に対
応する部分より凹んで形成されたものを用いるので、シ
ール版が配向膜表面に直接接触する度合いがより一層低
くなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の液晶表示装置の製
造方法をその一実施形態例に基づいて詳しく説明する。
図1は本発明の液晶表示装置の製造方法に用いられるシ
ール版の一例を示す図であり、図1中符号10はシール
版である。このシール版10が図4に示したシール版3
と異なるところは、その下面における、被印刷基板1の
配向膜形成部分に対応する部分11が、該被印刷基板1
のシール剤印刷部分に対応する部分12より凹んで形成
されている点である。
【0009】すなわち、このシール版10は、ステンレ
ス等の線で織られたメッシュ13の両面を乳剤14で覆
ってなるもので、シール剤印刷部分と対応する部分に該
メッシュ13の上面側から下面側にかけて貫通する貫通
部15を形成したものである。メッシュ13はシール版
10のテンションを維持するためのものである。貫通部
15は、ここからシール剤7を吐出して被印刷基板1の
シール剤印刷部分にシール剤7を塗布印刷するためのも
ので、予め設定された、被印刷基板1へのシール印刷パ
ターン形状に形成されたものである。
【0010】また、シール版10は、その下面が被印刷
基板1の配向膜形成部分に対応する平滑な部分11とシ
ール剤印刷部分に対応する平滑部分12との二段に形成
されたもので、その段差Y1が10〜30μm程度に形
成されたものである。ここで、この段差Y1を10〜3
0μm程度とするのは、被印刷基板1に形成される配向
膜8の一般的な厚さに対応させるためである。
【0011】また、このシール版10は、その乳剤の最
大厚、すなわちシール版10の表面(上面)からシール
剤印刷部分に対応する平滑部分12までの厚さY2が6
0〜100μmとされ、シール版10のメッシュ13か
ら下面までの最小厚、すなわちシール版10の表面から
配向膜形成部分に対応する平滑な部分11までの厚さY
3が30μm以上とされている。
【0012】ここで、厚さY2を60〜100μmとし
たのは、Y1とY3にメッシュ13およびメッシュ13
の上側の部分の厚みを考慮すると60μm以上必要とな
り、また100μmを超えると貫通部15の厚さが厚く
なりすぎてシール剤7の版離れが悪くなり、印刷性が極
端に悪くなってしまうからである。また、厚さY3を3
0μm以上としたのは、特にシール版10の配向膜形成
部分に対応する平滑な部分11が、メッシュ13の線重
なり部分と重ならない部分とから形成される凹凸に影響
されることなく、平滑面を形成するようにするためであ
る。なお、このように厚さ(総厚)Y2を60〜100
μmに制限するため、厚さY1、厚さY3についてもY
2の厚さによって制限されることになることから、これ
らY1、Y3についても、ある範囲でダメージが最小に
なるように調整する必要がある。
【0013】このような構成のシール版10を用いてシ
ール印刷を行うには、まず、図2に示すように図4に示
した場合と同様にして被印刷基板1を吸着ステージ5に
載せ、その状態で所定位置に移送した後、チャック2で
該被印刷基板1を固定する。このとき、前記被印刷基板
1を、その印刷面(シール剤印刷部分)が前記チャック
2の上面と同じかこれよりも30μm以内の範囲で低く
なるように配置し、チャック2で固定する。このように
被印刷基板1を配置することで、その印刷面が少なくと
もチャック2の上面より上になることがなく、これによ
りシール版10が印刷面に接触することがないのはもち
ろん、配向膜8に直接接触する度合い(可能性)も少な
くなる。
【0014】ちなみに、シール版10と被印刷基板1表
面との間の距離を一般にギャップと称しているが、この
ギャップが1.1mmであり、前述したようにシール版
10の厚さY2を60〜100μmとした場合に、被印
刷基板1の印刷面とチャック2の上面との間の距離hが
40μm以上になると印刷ができなくなる。したがっ
て、前述したように本発明では、このhを0〜30μm
としているのである。
【0015】このようにして被印刷基板1を固定した
ら、チャック2上にシール版10を載せ、その状態でシ
ール版10上のシール剤7をスキージ6でシール版10
に押しつけつつ移動させ、シール剤7を貫通部15から
吐出させる。ここで、スキージ6のシール版への押しつ
け、およびその移動については、その移動速度を速くし
た方が被印刷基板1上の配向膜8へのダメージとなるベ
クトル方向が変わるため、そのダメージが低減される。
ところが、速度が速すぎると、ベクトル自体が大きくな
り、逆にダメージが大きくなる。したがって、このスキ
ージ6の移動速度についても最適値を選ぶ必要があり、
具体的には、40mm/sec以上とするのが好まし
い。
【0016】このようにしてシール剤7を貫通部15か
ら吐出させると、シール剤7は貫通部15の形状に沿っ
た状態で吐出され、これにより被印刷基板1には所望す
るパターンのシール印刷がなされる。このようなシール
印刷法にあっては、被印刷基板1を、その印刷面がチャ
ック2の上面と同じかこれよりも30μm以内の範囲で
低くなるように配置するので、該チャック2がスペーサ
として機能することによりシール版10が印刷面はもち
ろん配向膜8表面にも直接接触する度合いが低くなり、
したがって配向膜8にダメージが加えられるのを防止す
ることができる。
【0017】また、シール版10として、被印刷基板1
の配向膜形成部分に対応する部分11が、該被印刷基板
1のシール剤印刷部分に対応する部分12より凹んで形
成されたものを用いるので、シール版10が配向膜8の
表面に直接接触する度合いがより一層低くなり、これに
より配向膜8にダメージが加えられるのをより確実に防
止することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明の液晶表示装
置の製造方法は、被印刷基板にシール印刷を行うに際し
て、被印刷基板を、その印刷面がチャックの上面と同じ
かこれよりも30μm以内の範囲で低くなるように配置
する方法であるから、該チャックがスペーサとして機能
することによりシール版が配向膜表面に直接接触する度
合いを低くすることができ、これにより配向膜にダメー
ジが加えられるのを防止することができる。
【0019】また、シール版として、被印刷基板の配向
膜形成部分に対応する部分が、該被印刷基板のシール剤
印刷部分に対応する部分より凹んで形成されたものを用
いるので、シール版が配向膜の表面に直接接触する度合
いをより一層低くすることができ、これにより配向膜に
ダメージが加えられるのをより確実に防止することがで
きる。したがって本発明の液晶表示装置の製造方法によ
れば、配向膜にダメージが加えられるのを防止すること
ができることにより、液晶プロジェクターなど高密度・
高精細な液晶表示パネルの輝点発生を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられるシール版の概略構成を示す
要部側断面図である。
【図2】本発明の液晶表示装置の製造方法の一実施形態
例を説明するための要部側断面図である。
【図3】液晶表示装置の製造方法の工程フロー図であ
る。
【図4】従来の液晶表示装置の製造方法の一例を説明す
るための要部側断面図である。
【図5】従来の液晶表示装置の製造方法の課題を説明す
るための要部側断面図である。
【符号の説明】
1…被印刷基板、2…チャック、7…シール剤、8…配
向膜、10…シール版、11…配向膜形成部分に対応す
る部分、12…シール剤印刷部分に対応する部分、13
…メッシュ、14…乳剤、15…貫通部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッシュの両面が乳剤で覆われてなり、
    該メッシュの上面側から下面側にかけて貫通するシール
    剤印刷用の貫通部が形成されたシール版を用いて、シー
    ル印刷面側に配向膜を形成した被印刷基板をチャックに
    固定した状態で該被印刷基板にシール剤を印刷するシー
    ル印刷工程を備えた液晶表示装置の製造方法において、 前記被印刷基板を、その印刷面が前記チャックの上面と
    同じかこれよりも30μm以内の範囲で低くなるように
    配置してチャックで固定し、 前記シール版として、その下面における、前記被印刷基
    板の配向膜形成部分に対応する部分が、該被印刷基板の
    シール剤印刷部分に対応する部分より凹んで形成された
    ものを用いることを特徴とする液晶表示装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 シール版の乳剤の最大厚が60〜100
    μmであり、かつ、シール版のメッシュから下面までの
    最小厚が30μm以上であることを特徴とする請求項1
    記載の液晶表示装置の製造方法。
JP1871598A 1998-01-30 1998-01-30 液晶表示装置の製造方法 Pending JPH11218773A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012053257A1 (ja) * 2010-10-21 2012-04-26 シャープ株式会社 スクリーン印刷版、シール印刷方法およびこれを用いて製造された液晶表示パネル
US8582076B2 (en) 2009-09-04 2013-11-12 Mitsubishi Electric Corporation Method of manufacturing liquid crystal panel comprising application of seal printing plate including mesh portion

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