JP2000147524A - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法

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JP2000147524A
JP2000147524A JP10325775A JP32577598A JP2000147524A JP 2000147524 A JP2000147524 A JP 2000147524A JP 10325775 A JP10325775 A JP 10325775A JP 32577598 A JP32577598 A JP 32577598A JP 2000147524 A JP2000147524 A JP 2000147524A
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JP
Japan
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substrate
chuck
processed
sealant
liquid crystal
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JP10325775A
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Inventor
Michio Nagaya
道雄 長屋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理基板にスクリーン印刷方式にてシール
剤を塗布するにあたり、配向ダメージによる画質不良の
発生を防止する。 【解決手段】 シール剤が塗布される塗布面側に配向膜
を有する被処理基板1をチャック4で固定し、その状態
で被処理基板1の塗布面にスクリーン版5とスキージ6
を用いてシール剤2を塗布するシール剤塗布工程を備え
た液晶表示パネルの製造方法において、被処理基板1を
チャック4で固定する際に、被処理基板1の塗布面1a
がチャック4の上面4aよりも低くなるように配置して
固定することとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置の製
造方法に係り、特にチャックに固定された被処理基板に
シール剤を塗布するシール剤塗布工程を備えた液晶表示
装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示装置の製造プロセス
は、薄膜トランジスタ(TFT)等を有する駆動基板を
製造する基板製造プロセスと、カラーフィルタ等を有す
る対向基板を製造する基板製造プロセスと、これらの基
板製造プロセスによって製造された駆動基板と対向基板
とを組み付けるパネル組立プロセスと、ドライバ,バッ
クライト等を組み込むモジュールプロセスとに大別され
る。さらに、パネル組立プロセスには、基板洗浄工程、
配向膜塗布工程、ラビング処理工程、シール剤塗布工
程、貼り合わせ工程、液晶注入工程、注入口封止工程、
熱処理工程がある。
【0003】これらの工程のうち、シール剤塗布工程
は、図4に示すように、配向膜を塗布しこれをラビング
処理した被処理基板(駆動基板又は対向基板)1にシー
ル剤2を塗布する工程である。シール剤2としては、熱
硬化性樹脂や紫外線硬化型樹脂が用いられている。ま
た、シール剤2の塗布方式としては、スクリーン印刷に
よる塗布方式とディスペンサーによる塗布方式が知られ
ているが、なかでもスクリーン印刷方式は生産性に優れ
るなどの利点から広く採用されている。
【0004】スクリーン印刷方式を採用したシール剤塗
布工程では、図5に示すように、ステージ3にセット
(吸着等)された被処理基板1をチャック4で固定し、
この状態で被処理基板1の塗布面(上面)にスクリーン
版5とスキージ6用いてシール剤2を塗布(印刷)す
る。このとき、シール剤2が供給されたスクリーン版5
の上をスキージ6が加圧しつつA矢視方向に移動するこ
とにより、シール剤2がスクリーン版5の貫通部(不図
示)を通して被処理基板1に塗布される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のシ
ール剤塗布工程では、ステージ3にセットした被処理基
板1をチャック4で固定したときに、被処理基板1がチ
ャック4よりも上方に突出した状態となっており、スキ
ージ6による加圧力を被処理基板1で受けるものとなっ
ている。そのため、スキージ6によって押し付けられた
スクリーン版5のメッシュ部が被処理基板1上の配向膜
に接触し、これによって図6に示すように被処理基板1
の配向膜部分にメッシュ跡がつくなどの配向ダメージが
生じ、絵出し不良や輝点不良などを招いていた。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、被処理基板にス
クリーン印刷方式にてシール剤を塗布するにあたり、配
向ダメージによる画質不良の発生を防止することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、シール剤が塗布される塗
布面側に配向膜を有する被処理基板をチャックで固定
し、その状態で被処理基板の塗布面にスクリーン印刷方
式にてシール剤を塗布するシール剤塗布工程を備えた液
晶表示装置の製造方法において、被処理基板をチャック
で固定する際に、被処理基板の塗布面がチャックの上面
よりも低くなるように配置して固定することとした。
【0008】この液晶表示装置の製造方法によれば、被
処理基板をチャックで固定する際に、被処理基板の塗布
面がチャックの上面よりも低くなるように配置して固定
することとしたので、スクリーン印刷するとき、すなわ
ちスキージを移動させるときには、スキージからの圧力
がチャックで受けられるようになる。これにより、スキ
ージから被処理基板に加わる圧力を大幅に緩和する、或
いは全く無くす(圧力ゼロにする)ことが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明に係
る液晶パネルの製造方法の実施形態を示す断面図であ
る。なお、本実施形態においては、上記従来技術で述べ
た構成部分と同様の部分に同一符号を付して説明するこ
ととする。図1において、被処理基板1は、液晶パネル
を構成する駆動基板と対向基板のうちのいずれかに相当
するもので、シール剤2が塗布される塗布面1a側(図
の基板上面側)に配向膜(不図示)を有している。この
配向膜は、シール剤塗布工程の前にラビング処理され
る。
【0010】この被処理基板1にスクリーン印刷方式に
てシール剤2を塗布するにあたっては、先ず、ステージ
3の上に被処理基板1を載せて真空吸着させる。これに
より、被処理基板1はステージ3に密着した状態でセッ
トされる。ただし、シール剤塗布時における被処理基板
1の横方向(水平方向)の動きを阻止するには、上記真
空吸着力だけでは不十分である。
【0011】そこで、図示せぬアクチュエータによりチ
ャック4を駆動し、これによって被処理基板1をチャッ
ク4で固定する。その際、被処理基板1の塗布面1aが
チャック4の上面4aよりも低くなるように配置して固
定する。具体的には、ステージ3又はチャック4の高さ
を調整したり、それらの厚みを変更することにより、被
処理基板1の塗布面1aとチャック4の上面4aとを高
低差(段差)hを10〜20μm、つまり被処理基板1
の塗布面1aがチャック4の上面4aよりも10〜20
μm低くなるように配置し、この状態でチャック4によ
り被処理基板1を固定する。
【0012】続いて、上記の配置状態からスキージ6を
A矢視方向に移動させる。このとき、スキージ6はスク
リーン版5を加圧しながら被処理基板1の上を通過する
ことになる。図2は、そのときの配置状態をスキージ6
の移動方向(図1のA矢視方向)から見た断面図であ
る。図示のように、被処理基板1はチャック4よりも凹
んだ状態に配置されているため、スキージ6による加圧
力はスクリーン版5を介してチャック4により受けられ
る。
【0013】これにより、スキージ6の移動によって被
処理基板1にシール剤2を塗布するにあたっては、スキ
ージ6から受ける被処理基板1への圧力を大幅に緩和す
る、或いは全く無くす(圧力ゼロにする)ことが可能と
なる。その結果、スクリーン版5のメッシュ部が被処理
基板1の配向膜に接触することで起こる配向ダメージを
防止することが可能となる。
【0014】さらに、配向膜へのダメージを回避するた
めに、例えばスクリーン版5やスキージ6に特殊加工を
施す必要もなくなるうえ、被処理基板1の板厚に若干の
バラツキが生じてもこれを上記高低差hで吸収できるた
め、板厚バラツキにも対応可能となる。
【0015】ところで、被処理基板1の塗布面1aとチ
ャック4の上面4aとの高低差hを極端に大きくする
と、シール剤2の塗布状態、特にその線幅がばらついた
り、塗布されるべき箇所にシール剤が塗布されない、所
謂「未塗布発生」などの不具合が生じることも懸念され
る。
【0016】そこで本発明者は、上記高低差hと塗布状
態(線幅)の関係、さらには配向ダメージの良否との関
係について調べてみた。その結果を図3に示す。先ず、
高低差と線幅との関係について見てみると、高低差が0
〜20μmまでは線幅が規定値(0.3mm)で安定的
に推移しているものの、高低差が20μmを超えると不
安定になり、上記の「未塗布発生」も起こる。一方、高
低差と配向ダメージの関係について見てみると、配向ダ
メージのない良好な領域Sは高低差10μm以上となっ
ている。
【0017】このことから本実施形態では、被処理基板
1の塗布面1aとチャック4の上面4aとの高低差hを
10〜20μmとしている。この数値条件を満足するよ
うに被処理基板1とチャック4との高さ関係を設定する
ことにより、被処理基板1の配向膜にダメージを与えず
に、しかも安定した線幅をもってシール剤2を塗布する
ことができるため、きわめて好適なものとなる。
【0018】ちなみに、本発明の製造方法を実際のシー
ル剤塗布工程に導入するにあたり、その前後で配向ダメ
ージによる不良率を調査してみたところ、導入前には不
良率が20〜30%で推移していたものが、導入後には
不良率ゼロとなり、非常に大きな効果が得られた。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明の液晶表示装
置の製造方法によれば、被処理基板をチャックで固定す
る際に、被処理基板の塗布面がチャックの上面よりも低
くなるように配置して固定するため、スキージを移動さ
せたときには、スキージからの圧力がチャックで受けら
れるようになる。これにより、被処理基板の配向膜に全
くダメージを与えることなくシール剤を塗布することが
できるため、配向ダメージに起因した画質不良の発生を
防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示装置の製造方法の実施形
態を説明する断面図である。
【図2】スクリーン印刷時における各部の配置状態を示
す断面図である。
【図3】シール剤塗布時の線幅と高低差の関係を示す図
である。
【図4】被処理基板に対するシール剤の塗布状態を示す
平面図である。
【図5】従来方法を説明する断面図である。
【図6】従来方法を課題を説明する図である。
【符号の説明】
1…被処理基板、2…シール剤、3…ステージ、4…チ
ャック、5…スクリーン版、6…スキージ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シール剤が塗布される塗布面側に配向膜
    を有する被処理基板をチャックで固定し、その状態で前
    記被処理基板の塗布面にスクリーン印刷方式にてシール
    剤を塗布するシール剤塗布工程を備えた液晶表示装置の
    製造方法において、 前記被処理基板を前記チャックで固定する際に、前記被
    処理基板の塗布面が前記チャックの上面よりも低くなる
    ように配置して固定することを特徴とする液晶表示装置
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記被処理基板の塗布面と前記チャック
    の上面とを高低差を10〜20μmとしたことを特徴と
    する請求項1記載の液晶表示装置の製造方法。
JP10325775A 1998-11-17 1998-11-17 液晶表示装置の製造方法 Pending JP2000147524A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006349978A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Mitsubishi Electric Corp 液晶表示装置の製造装置及び製造方法
JP2008260143A (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Mitsubishi Electric Corp スクリーン印刷装置、スクリーン印刷方法、及び前記装置或いは前記方法を用いて製造された液晶パネル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006349978A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Mitsubishi Electric Corp 液晶表示装置の製造装置及び製造方法
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