JPH11218393A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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Publication number
JPH11218393A
JPH11218393A JP3682198A JP3682198A JPH11218393A JP H11218393 A JPH11218393 A JP H11218393A JP 3682198 A JP3682198 A JP 3682198A JP 3682198 A JP3682198 A JP 3682198A JP H11218393 A JPH11218393 A JP H11218393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
groove
fin
introducing
fitting groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP3682198A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Marukasa
茂男 丸笠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
Priority to JP3682198A priority Critical patent/JPH11218393A/ja
Publication of JPH11218393A publication Critical patent/JPH11218393A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チューブ嵌め込み方式を採用した上で、従来
の拡管方式の熱交換器とほぼ同様の伝熱効果を達成でき
る熱交換器を提供する。 【解決手段】 コルゲート状に曲げられたフィン3の山
部及び/又は谷部にチューブ導入溝17およびこのチュ
ーブ導入溝の奥部17aに連なるチューブ嵌合溝19か
らなるチューブ嵌込み溝7を形成し、このチューブ嵌込
み溝7のチューブ嵌合溝19にチューブ導入溝17を通
じてチューブ5を嵌め込み、チューブ嵌合溝19にチュ
ーブ導入溝17を通じてチューブ5を嵌め込んだ時に、
チューブ導入溝17の少なくとも奥部17aをほぼ塞い
でチューブ5と接触する係止片13を前記フィン3に設
けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコルゲート
状に曲げられたフィンのチューブ嵌込み溝にチューブを
嵌め込んで製造する熱交換器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、フィン・チューブ式熱交換器の
製造方法では、いわゆるチューブ拡管方式による製造方
法や、チューブ嵌め込み方式による製造方法などが知ら
れている。このチューブ嵌め込み方式は複数並設された
フィンの側縁部にチューブ導入溝およびこのチューブ導
入溝の奥部に連なるチューブ嵌合溝からなるチューブ嵌
込み溝を形成し、このチューブ嵌込み溝のチューブ嵌合
溝にチューブ導入溝を通じてチューブを嵌め込んで製造
する方式である。一方、前記の拡管方式は、複数並設さ
れたフィンの板面に貫通孔を設け、この貫通孔にチュー
ブを通した後、このチューブ内に鋼球などを通して当該
チューブを拡管させてフィンとチューブとの接触度合い
を高める方式である。この拡管方式ではチューブの内部
に鋼球を通すときに、加工油並びに洗浄剤が使用され
る。
【0003】近年では冷蔵庫などの冷却にフロンHFC
−134aが使用されており、この冷媒を使用するにあ
たり冷凍機油にはエステル系のオイルが用いられる。こ
のエステル系のオイルは前述した加工油や洗浄剤と相溶
性がなく、これら加工油や洗浄剤がチューブの内部に残
留した場合は冷凍サイクル中の例えばキャピラリチュー
ブ等に詰まる等の問題がある。従って、HFC−134
aを使用した冷凍サイクル中に組み込まれる熱交換器で
は、拡管方式を採用し難い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フロンHFC−134
aを使用する場合には、伝熱効率を高めることが重要で
あるにも係わらず、従来のチューブ嵌め込み方式を採用
した場合には、チューブ導入溝を通じてチューブ嵌合溝
にチューブを嵌め込むので、チューブ嵌合溝にチューブ
を嵌め込んだ後に、チューブ導入溝の溝幅分だけ、フィ
ンとチューブとの接触面積が減少するという問題があ
る。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述した従来技
術が有する課題を解消し、チューブ嵌め込み方式を採用
した上で、従来の拡管方式の熱交換器とほぼ同様の伝熱
効果を達成できる熱交換器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
コルゲート状に曲げられたフィンの山部及び/又は谷部
にチューブ導入溝およびこのチューブ導入溝の奥部に連
なるチューブ嵌合溝からなるチューブ嵌込み溝を形成
し、このチューブ嵌込み溝の前記チューブ嵌合溝に前記
チューブ導入溝を通じてチューブを嵌め込み、前記チュ
ーブ嵌合溝に前記チューブ導入溝を通じて前記チューブ
を嵌め込んだ時に、前記チューブ導入溝の少なくとも奥
部をほぼ塞いで前記チューブと接触するフラップを前記
フィンに設けたことを特徴とするものである。
【0007】この発明によれば、チューブ嵌合溝にチュ
ーブを嵌め込んだ時に、チューブ導入溝の少なくとも奥
部をほぼ塞いでチューブと接触するフラップをフィンに
設けることにより、フィンとチューブとの接触面積を大
きくすることができるため伝熱面積が拡大し熱交換効率
を向上させることができる。
【0008】また、フィンがコルゲート状に形成されて
いるから、フィンとフラップとの連続部の強度を高くす
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を添付図
面に従って説明する。
【0010】図1において、符号1は熱交換器を示し、
この熱交換器1はアルミニウム製或いはアルミニウム合
金製のコルゲートフィン3とチューブ5とを備えてい
る。このコルゲートフィン3は、図2に示すように、ア
ルミニウム製或いはアルミニウム合金製の平板をコルゲ
ート状に曲げることにより製造される。
【0011】すなわち、コルゲートフィン3は起立部3
a、水平部3b、起立部3a…を交互に繰り返すように
略矩形状に曲げられている。
【0012】このコルゲートフィン3の側縁部3c(起
立部3aの上端および水平部3bを含む。)にはチュー
ブ5を嵌合するためのチューブ嵌込み溝7が設けられ、
このチューブ嵌込み溝7は、前述した側縁部3cに一端
が開口し、他端が先細り状に延びるチューブ導入溝17
とこのチューブ導入溝17の先細りの奥部17aに連な
る略円弧状のチューブ嵌合溝19とで構成されている。
【0013】この実施形態では、チューブ導入溝17に
相当する起立部3aには切り込み部9が設けられ、この
切り込み部9の両側には一対のフラップ13が折り込み
部11を軸として開閉自在に形成されている。
【0014】このフラップ13の折り込み部11の上端
11aは、コルゲートフィン3の水平部3bに連なり、
従ってこの上端11aの強度は高く形成されている。こ
れはフィン3がコルゲートフィンだからである。
【0015】つぎに、この熱交換器1の製造手順を説明
する。
【0016】まず、コルゲートフィン3を製造した後、
図3に示すように、チューブ5を矢印A方向に押圧して
チューブ導入溝17を通じてチューブ嵌合溝19内にチ
ューブ5を嵌め込む。この場合、チューブ5の直線部は
チューブ導入溝17に導入できるようにあらかじめ扁平
状(図示せず)に潰しておいて、チューブ嵌合溝19に
嵌合したとき、そこで扁平状に潰したチューブ5の直線
部を元の真円状に戻して、チューブ5をチューブ嵌合溝
19の溝壁に密着させる。
【0017】この実施形態では、チューブ導入溝17が
先細り状になっているので、チューブ5を押し込むこと
により、その押圧力によって、各フラップ13,13…
が折り込み部11を軸として図中で左右両側に押し広げ
られる。また、チューブ導入溝17が先細り状になって
いるので、チューブ5の直線部をそれほど扁平状に潰さ
なくても、或いは全く扁平状に潰さなくても、当該チュ
ーブ5をチューブ嵌合溝19内に嵌め込むことが可能に
なる。
【0018】なお、チューブ5の押し込みに先だって、
図示を省略した治具等を用いて、各フラップ13,13
…を、予め、図中で左右両側に開いておくようにすれ
ば、各フラップ13,13…の不測の変形は防止され
る。
【0019】ついで、図4に示すように、図示を省略し
た治具を用いて、折り込み部11を軸として各フラップ
13を元の位置に閉じる。これによれば、チューブ導入
溝17の少なくとも奥部17aがほぼ塞がれて、フラッ
プ13の底辺13aとチューブ5の外周とがほぼ密着
し、全体の接触面積が増大する。
【0020】この実施形態では、チューブ嵌合溝19の
上部に開閉自在のフィンの折り返し部であるフラップ1
3が設けられたので、チューブ5をチューブ嵌合溝19
に嵌め込むときは、フラップ13が開かれた状態で簡単
に嵌め込むことができるばかりでなく、チューブ5をチ
ューブ嵌合溝19に嵌め込んだ後は、フラップ13が折
り込み部11を軸に閉じられて、各フラップ13の底辺
13aがチューブ5の外周にほぼ密着するので、コルゲ
ートフィン3にチューブ5が密着する面積が多くなるた
め、従来の嵌め込み方式の熱交換器の欠点が解消され、
拡管方式による熱交換器と同程度の伝熱面積を得ること
ができる。
【0021】また、フィン3がコルゲート状に形成され
ているから、フィン3とフラップ13との連続部(上端
11a)の強度を高くすることができる。
【0022】以上、一実施形態に基づいて本発明を説明
したが、本発明は、これに限定されるものでないことは
明らかである。フラップは、チューブ嵌合溝にチューブ
導入溝を通じてチューブを嵌め込んだ時に、チューブ導
入溝の少なくとも奥部をほぼ塞いでチューブと接触して
接触面積を拡大させるものであればよい。例えばフラッ
プはチューブ導入溝の奥部にのみ設けられていてもよ
い。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、チューブ嵌合溝にチューブ導
入溝を通じてチューブを嵌め込んだ時に、チューブ導入
溝の少なくとも奥部をほぼ塞いでチューブと接触するフ
ラップをフィンに設けることにより、フィンとチューブ
との接触面積が増大し、従来の拡管方式による熱交換器
と同程度の伝熱面積を得ることができ熱交換効率が向上
する。
【0024】また、フィンがコルゲート状に形成されて
いるから、フィンとフラップとの連続部の強度を高くす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る熱交換器の全体構造
を示す平面図である。
【図2】コルゲートフィンを示す斜視図である。
【図3】コルゲートフィンにチューブが嵌め込まれた状
態を示す斜視図である。
【図4】フィンのフラップを閉じた状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 熱交換器 3 コルゲートフィン 3c 側縁部 5 チューブ 7 チューブ嵌込み溝 9 切り込み部 11 折り込み部 11a 上端(連続部) 13 フラップ 17 チューブ導入溝 17a 奥部 19 チューブ嵌合溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コルゲート状に曲げられたフィンの山部
    及び/又は谷部にチューブ導入溝およびこのチューブ導
    入溝の奥部に連なるチューブ嵌合溝からなるチューブ嵌
    込み溝を形成し、このチューブ嵌込み溝の前記チューブ
    嵌合溝に前記チューブ導入溝を通じてチューブを嵌め込
    み、前記チューブ嵌合溝に前記チューブ導入溝を通じて
    前記チューブを嵌め込んだ時に、前記チューブ導入溝の
    少なくとも奥部をほぼ塞いで前記チューブと接触するフ
    ラップを前記フィンに設けたことを特徴とする熱交換
    器。
JP3682198A 1998-02-03 1998-02-03 熱交換器 Pending JPH11218393A (ja)

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JP3682198A JPH11218393A (ja) 1998-02-03 1998-02-03 熱交換器

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JP3682198A JPH11218393A (ja) 1998-02-03 1998-02-03 熱交換器

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Family

ID=12480430

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JP3682198A Pending JPH11218393A (ja) 1998-02-03 1998-02-03 熱交換器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104089517A (zh) * 2014-07-18 2014-10-08 丹佛斯微通道换热器(嘉兴)有限公司 用于换热器的翅片和具有该翅片的换热器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104089517A (zh) * 2014-07-18 2014-10-08 丹佛斯微通道换热器(嘉兴)有限公司 用于换热器的翅片和具有该翅片的换热器

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