JPH1121804A - 歩道版及び該歩道版を使用した歩道施工方法並びに遊歩道の施工方法、階段ブロック及び該階段ブロックを使用した階段施工方法 - Google Patents
歩道版及び該歩道版を使用した歩道施工方法並びに遊歩道の施工方法、階段ブロック及び該階段ブロックを使用した階段施工方法Info
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- JPH1121804A JPH1121804A JP17953997A JP17953997A JPH1121804A JP H1121804 A JPH1121804 A JP H1121804A JP 17953997 A JP17953997 A JP 17953997A JP 17953997 A JP17953997 A JP 17953997A JP H1121804 A JPH1121804 A JP H1121804A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】自然の景観を害することがなく、歩行の際に膝
に負担のかからない、かつ透水性の良好な歩道版、該歩
道版を使用した歩道施工方法、遊歩道の施工方法、階段
ブロック及び該階段ブロックを使用した階段施工方法で
ある。 【解決手段】歩道ブロック21の踏面29に舗装材3 を充填
して形成するものであって、前記歩道ブロック21は踏面
29の長手方向両端部には長手方向に縁部22を設け、幅方
向には谷部23を設けると共に谷底部24に排水穴25を設
け、前記舗装材3 は透水性を有するように樹脂と木材の
チップ材を混練して製作し、この舗装材3 を前記谷部23
に充填し、踏面29の表面を平坦面に形成した。
に負担のかからない、かつ透水性の良好な歩道版、該歩
道版を使用した歩道施工方法、遊歩道の施工方法、階段
ブロック及び該階段ブロックを使用した階段施工方法で
ある。 【解決手段】歩道ブロック21の踏面29に舗装材3 を充填
して形成するものであって、前記歩道ブロック21は踏面
29の長手方向両端部には長手方向に縁部22を設け、幅方
向には谷部23を設けると共に谷底部24に排水穴25を設
け、前記舗装材3 は透水性を有するように樹脂と木材の
チップ材を混練して製作し、この舗装材3 を前記谷部23
に充填し、踏面29の表面を平坦面に形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、歩道版及び歩道
施工方法並びに階段ブロック及び該階段ブロックを使用
した階段施工方法に関する。
施工方法並びに階段ブロック及び該階段ブロックを使用
した階段施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、河川敷の遊歩道ではコンクリー
トを打設して歩道を形成したり、図20中のAのような
予め工場で製造した大型のプレキャスト版aを河川敷に
敷設して歩道を形成している。また、同図Bのような天
然の木材の板b、同図Cのような輪切りの木材cを河川
敷に敷設して歩道を形成している。
トを打設して歩道を形成したり、図20中のAのような
予め工場で製造した大型のプレキャスト版aを河川敷に
敷設して歩道を形成している。また、同図Bのような天
然の木材の板b、同図Cのような輪切りの木材cを河川
敷に敷設して歩道を形成している。
【0003】
(1)コンクリートの打設やプレキャスト版aを河川敷
に敷設して歩道を形成した場合は、コンクリート素材の
肌が直に表れるため、周囲の自然景観と合わない。ま
た、歩行面はコンクリートであるため、歩行者の膝に負
担がかかり健康に良くないという問題点がある。 (2)天然の木材の板b、輪切りの木材cを河川敷に敷
設して歩道を形成した場合は、河川敷内が洪水になった
場合は、部材が軽量であるために流出するという欠点が
ある。又前記のように敷設した木材の表面が濡れると自
然に堆積した泥や塵のために、滑りやすいという問題点
がある。そこで、発明が解決しようとする課題は、自然
の景観を害することがなく、歩行の際に膝に負担のかか
らない、歩道版及び歩道施工方法並びに階段ブロック及
び該階段ブロックを使用した階段施工方法の提供を目的
としている。
に敷設して歩道を形成した場合は、コンクリート素材の
肌が直に表れるため、周囲の自然景観と合わない。ま
た、歩行面はコンクリートであるため、歩行者の膝に負
担がかかり健康に良くないという問題点がある。 (2)天然の木材の板b、輪切りの木材cを河川敷に敷
設して歩道を形成した場合は、河川敷内が洪水になった
場合は、部材が軽量であるために流出するという欠点が
ある。又前記のように敷設した木材の表面が濡れると自
然に堆積した泥や塵のために、滑りやすいという問題点
がある。そこで、発明が解決しようとする課題は、自然
の景観を害することがなく、歩行の際に膝に負担のかか
らない、歩道版及び歩道施工方法並びに階段ブロック及
び該階段ブロックを使用した階段施工方法の提供を目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】課題を解決する手段とし
て、本発明の歩道版は、歩道ブロック21の踏面29に舗装
材3 を充填して形成するものであって、前記歩道ブロッ
ク21は踏面29の長手方向両端部には長手方向に縁部22を
設け、幅方向には谷部23を設けると共に谷底部24に排水
穴25を設け、前記舗装材3 は透水性を有するように樹脂
と木材のチップ材を混練して製作し、この舗装材3 を前
記谷部23に充填し、踏面29の表面を平坦面に形成したこ
とを特徴としている。前記歩道版の四角に隅切部26を形
成し、この隅切部26に接続金具27を配置してもよい。
て、本発明の歩道版は、歩道ブロック21の踏面29に舗装
材3 を充填して形成するものであって、前記歩道ブロッ
ク21は踏面29の長手方向両端部には長手方向に縁部22を
設け、幅方向には谷部23を設けると共に谷底部24に排水
穴25を設け、前記舗装材3 は透水性を有するように樹脂
と木材のチップ材を混練して製作し、この舗装材3 を前
記谷部23に充填し、踏面29の表面を平坦面に形成したこ
とを特徴としている。前記歩道版の四角に隅切部26を形
成し、この隅切部26に接続金具27を配置してもよい。
【0005】次に、前記歩道版を使用した歩道版の施工
方法では、基礎11を不陸調整した後該基礎11上に歩道版
2 を配置し、隅切部26の接続金具27を連結金具28で連結
して歩道版2 相互を連結し、該連結部位を接合材Sで埋
設して歩道版同士を一体に連結したことを特徴としてい
る。
方法では、基礎11を不陸調整した後該基礎11上に歩道版
2 を配置し、隅切部26の接続金具27を連結金具28で連結
して歩道版2 相互を連結し、該連結部位を接合材Sで埋
設して歩道版同士を一体に連結したことを特徴としてい
る。
【0006】また、遊歩道の施工方法では、ほぼ長方形
の基準歩道版2aと、該基準歩道版2aとほぼ同幅で90度
の角度で両端に接続面を設けた第1の歩道版2bと、該基
準歩道版2aとほぼ同幅で45度の角度で両端に接続面を
設けた第2の歩道版2cと、前記第1の歩道版2bをほぼ対
称形に2分割した第3の歩道版2dと、前記第2の歩道版
2cをほぼ対称形に2分割した第4の歩道版2eとから構成
し、基準歩道版2aと第1から第4の歩道版2b、2c、2d、
2eとを組合せて形成することを特徴としている。
の基準歩道版2aと、該基準歩道版2aとほぼ同幅で90度
の角度で両端に接続面を設けた第1の歩道版2bと、該基
準歩道版2aとほぼ同幅で45度の角度で両端に接続面を
設けた第2の歩道版2cと、前記第1の歩道版2bをほぼ対
称形に2分割した第3の歩道版2dと、前記第2の歩道版
2cをほぼ対称形に2分割した第4の歩道版2eとから構成
し、基準歩道版2aと第1から第4の歩道版2b、2c、2d、
2eとを組合せて形成することを特徴としている。
【0007】更に、階段ブロックでは、上面にほぼ水平
な踏面部46を形成し、底面47を傾斜面に形成した階段ブ
ロック4 であって、該踏面部46の周縁に縁部42を設ける
とともにほぼ中央に断面V字形の谷部22を形成し、かつ
谷底部23に排水穴21を設け、一方面の下端部に係合凹部
43を設け他方面の下端部に該係合凹部43に係合する凸部
44を設け、更に前後方向には底面に平行な貫通孔45を設
けたブロック41の前記谷部22に、樹脂とチップ材を混練
した透水性の舗装材 3を充填し、踏面部46の表面を水平
面に形成したことを特徴としている。
な踏面部46を形成し、底面47を傾斜面に形成した階段ブ
ロック4 であって、該踏面部46の周縁に縁部42を設ける
とともにほぼ中央に断面V字形の谷部22を形成し、かつ
谷底部23に排水穴21を設け、一方面の下端部に係合凹部
43を設け他方面の下端部に該係合凹部43に係合する凸部
44を設け、更に前後方向には底面に平行な貫通孔45を設
けたブロック41の前記谷部22に、樹脂とチップ材を混練
した透水性の舗装材 3を充填し、踏面部46の表面を水平
面に形成したことを特徴としている。
【0008】また、前記階段ブロックを使用した階段施
工方法では、所定勾配の傾斜面12に基礎砕石53を配置し
た後、前記階段ブロック4 の他方面の凸部44に一方面の
係合凹部43を係合させ、該階段ブロック4 の底面47は基
礎砕石53上に配置し、貫通孔45に連結棒6 を挿入して前
後の階段ブロック4 を連結して形成することを特徴とし
ている。
工方法では、所定勾配の傾斜面12に基礎砕石53を配置し
た後、前記階段ブロック4 の他方面の凸部44に一方面の
係合凹部43を係合させ、該階段ブロック4 の底面47は基
礎砕石53上に配置し、貫通孔45に連結棒6 を挿入して前
後の階段ブロック4 を連結して形成することを特徴とし
ている。
【0009】
【発明の実施の態様】本発明の歩道版の実施例を図1〜
図5で説明すると、歩道版2 は、長さが2000mm程
度、幅が1200mm〜1500mm程度、厚さ150
mm程度のもので、コンクリート製の歩道ブロック21の
踏面29に舗装材3 を充填して形成するものである。前記
歩道ブロック21は踏面29の長手方向両端部には長手方向
に舗装材3 の角欠けを防止するための縁部22を設け、こ
れと直角方向の幅方向には谷部23を設けると共に谷底部
24に排水穴25が設けられている。また、前記舗装材3 は
透水性を有するように樹脂3 と木材を細かく加工したチ
ップ材31を混練して製作し、この舗装材3 を前記谷部23
に充填している。そして、踏面29の表面は平坦面に均し
て形成している。前記舗装材3 は、透水性の良好な製品
に形成するため、図11、図12のように、天然の木材
を幅5mm〜10mm、厚さ2mm〜7mm、長さ10
mm〜20mm程度の大きさに加工し、このチップ材31
と樹脂32とをミキサーで混練して製作される。このチッ
プ材31は、新しい木材でも、建設の廃材を使用してもよ
い。このチップ材31と樹脂32の混合割合は、チップ材31
の大きさによって適宜決定されるが、大凡重量比でチッ
プ材31に対し、樹脂を0.5 〜0.8 程度にするのがよい。
舗装材3 の縦断面を表した図12のように、舗装材3 上
の水は矢印のように隙間33を通過して円滑に排水され
る。また、図7の歩道ブロックは別実施例のように、幅
狭の歩道ブロック21a の場合は谷部23を1個設けてもよ
い。更に、図8〜図10のように、歩道版2 同士を連結
するために、歩道ブロック21の四角に隅切部26を形成
し、この隅切部26にU形の接続金具27をほぼ水平に配置
固定している。
図5で説明すると、歩道版2 は、長さが2000mm程
度、幅が1200mm〜1500mm程度、厚さ150
mm程度のもので、コンクリート製の歩道ブロック21の
踏面29に舗装材3 を充填して形成するものである。前記
歩道ブロック21は踏面29の長手方向両端部には長手方向
に舗装材3 の角欠けを防止するための縁部22を設け、こ
れと直角方向の幅方向には谷部23を設けると共に谷底部
24に排水穴25が設けられている。また、前記舗装材3 は
透水性を有するように樹脂3 と木材を細かく加工したチ
ップ材31を混練して製作し、この舗装材3 を前記谷部23
に充填している。そして、踏面29の表面は平坦面に均し
て形成している。前記舗装材3 は、透水性の良好な製品
に形成するため、図11、図12のように、天然の木材
を幅5mm〜10mm、厚さ2mm〜7mm、長さ10
mm〜20mm程度の大きさに加工し、このチップ材31
と樹脂32とをミキサーで混練して製作される。このチッ
プ材31は、新しい木材でも、建設の廃材を使用してもよ
い。このチップ材31と樹脂32の混合割合は、チップ材31
の大きさによって適宜決定されるが、大凡重量比でチッ
プ材31に対し、樹脂を0.5 〜0.8 程度にするのがよい。
舗装材3 の縦断面を表した図12のように、舗装材3 上
の水は矢印のように隙間33を通過して円滑に排水され
る。また、図7の歩道ブロックは別実施例のように、幅
狭の歩道ブロック21a の場合は谷部23を1個設けてもよ
い。更に、図8〜図10のように、歩道版2 同士を連結
するために、歩道ブロック21の四角に隅切部26を形成
し、この隅切部26にU形の接続金具27をほぼ水平に配置
固定している。
【0010】次に、前記歩道版2 を使用した歩道施工方
法は、図6、図8のように、歩道版2 の設置面である基
礎11を不陸調整した後に、該基礎11上に歩道版2 を配置
する。その後、隅切部26の接続金具27をコ字状その他の
形状の連結金具28で連結して歩道版2 相互を連結する。
そして、該連結部位をモルタル等の接合材Sで埋設して
歩道版2 同士を一体に連結形成する。なお、前記基礎11
は排水を良好にするため砕石等の排水性の良好な材料を
使用するのがよい。
法は、図6、図8のように、歩道版2 の設置面である基
礎11を不陸調整した後に、該基礎11上に歩道版2 を配置
する。その後、隅切部26の接続金具27をコ字状その他の
形状の連結金具28で連結して歩道版2 相互を連結する。
そして、該連結部位をモルタル等の接合材Sで埋設して
歩道版2 同士を一体に連結形成する。なお、前記基礎11
は排水を良好にするため砕石等の排水性の良好な材料を
使用するのがよい。
【0011】また、遊歩道の施工方法は、図13、図1
4のように、ほぼ長方形の両端に接続面Pを設けた基準
歩道版2a(図13J参照)と、該基準歩道版2aとほぼ同
幅で90度の角度で両端に接続面P1を設けた第1の歩
道版2b(図13A参照)と、該基準歩道版2aとほぼ同幅
で45度の角度で両端に接続面P2を設けた第2の歩道
版2c(図13G参照)と、前記第1の歩道版2bをほぼ対
称形に2分割した接続面P3を設けた第3の歩道版2d
(図13E参照)と、前記第2の歩道版2cをほぼ対称形
に2分割した接続面P4を設けた第4の歩道版2e(図1
3I参照)とから構成し、基準歩道版2aと第1から第4
の歩道版2b、2c、2d、2eとを組合せて各接続面を接続
し、曲線状又は直線状の遊歩道を施工する。図13中B
の歩道版 2b1、Cの歩道版 2b2、Dの歩道版 2b3は、9
0度の角度で両端に接続面P1を設けた第1の歩道版2b
の変形であり、これらは主に曲線施工をするための歩道
版である。このうち歩道版2b1 は曲線施工が可能に、扇
形に形成したものであり、歩道版2b2 は曲線施工が可能
に、扇形に形成し円弧でなく弦を直線状に形成したも
の、歩道版2b3 は中間部を45度の角度に曲げたもので
ある。また、歩道版2c1 (図13F参照)、歩道版2c2
(図13H参照)は、45度の角度で両端に接続面P2
を設けた第2の歩道版2Cの変形である。そして、歩道版
2c1 は曲線施工が可能に、扇形で円弧を弦を直線状に形
成したものであり、歩道版2c2 は曲線配置が可能に扇形
に形成したものである。そして、上記各形状の基準歩道
版2aと第1から第4の歩道版2b、2c、2d、2e、及び歩道
版 2b1、2b2 、2b3 、2c1 、2c2 を組合せると、一実施
例として図示した図14のような組合せの遊歩道に施工
できる。
4のように、ほぼ長方形の両端に接続面Pを設けた基準
歩道版2a(図13J参照)と、該基準歩道版2aとほぼ同
幅で90度の角度で両端に接続面P1を設けた第1の歩
道版2b(図13A参照)と、該基準歩道版2aとほぼ同幅
で45度の角度で両端に接続面P2を設けた第2の歩道
版2c(図13G参照)と、前記第1の歩道版2bをほぼ対
称形に2分割した接続面P3を設けた第3の歩道版2d
(図13E参照)と、前記第2の歩道版2cをほぼ対称形
に2分割した接続面P4を設けた第4の歩道版2e(図1
3I参照)とから構成し、基準歩道版2aと第1から第4
の歩道版2b、2c、2d、2eとを組合せて各接続面を接続
し、曲線状又は直線状の遊歩道を施工する。図13中B
の歩道版 2b1、Cの歩道版 2b2、Dの歩道版 2b3は、9
0度の角度で両端に接続面P1を設けた第1の歩道版2b
の変形であり、これらは主に曲線施工をするための歩道
版である。このうち歩道版2b1 は曲線施工が可能に、扇
形に形成したものであり、歩道版2b2 は曲線施工が可能
に、扇形に形成し円弧でなく弦を直線状に形成したも
の、歩道版2b3 は中間部を45度の角度に曲げたもので
ある。また、歩道版2c1 (図13F参照)、歩道版2c2
(図13H参照)は、45度の角度で両端に接続面P2
を設けた第2の歩道版2Cの変形である。そして、歩道版
2c1 は曲線施工が可能に、扇形で円弧を弦を直線状に形
成したものであり、歩道版2c2 は曲線配置が可能に扇形
に形成したものである。そして、上記各形状の基準歩道
版2aと第1から第4の歩道版2b、2c、2d、2e、及び歩道
版 2b1、2b2 、2b3 、2c1 、2c2 を組合せると、一実施
例として図示した図14のような組合せの遊歩道に施工
できる。
【0012】図19は階段ブロック4 の実施例であり、
この階段ブロック4 は、ブロック41の上面にほぼ水平な
踏面部46を形成し、底面47を所定勾配の傾斜面に形成し
たものである。また、該踏面部46の周縁には、舗装材3
の角欠きを防止するため縁部42を設けるとともに、ほぼ
中央に断面ほぼV字形の谷部22を形成し、かつ該谷部22
の谷底部23には排水穴21が設けられている。また、一方
面の下端部には係合凹部43を設け他方面の下端部には該
係合凹部43に係合する凸部44を設け、更に前後方向には
底面に平行な貫通孔45を設けている。更に、ブロック41
の前記谷部22には、前述した歩道版2 の場合と同様に、
透水性の舗装材3 を充填し、踏面部46の表面を水平面に
均し形成している。前記階段ブロック4 を使用した階段
施工方法は、図15〜図18のように、所定勾配の傾斜
面12に基礎砕石53を配置した後、階段ブロック4 の他方
面の凸部44に一方面の係合凹部43を係合させるととも
に、該階段ブロック4 の底面47は基礎砕石53上に配置
し、貫通孔45に連結棒6 を挿入して勾配方向前後の階段
ブロック4 を連結して形成する。前記連結棒6 は、例え
ば鉄筋で、その長さは階段ブロック4 の短辺幅L(図1
5参照)とほぼ同じ程度の長さのものでもよく、それ以
上の長さのものでもよい。この連結棒6 と階段ブロック
4 の貫通孔45との関係は、連結棒6 同士がオーバーラッ
プして重ならないように、貫通孔45の直径をDとし、連
結棒6 の直径をdとした場合はD/2<d<Dとするの
がよい(図16参照)。連結棒6 が階段ブロック4 の短
辺幅Lとほぼ同じ程度の長さの場合は、該連結棒6 は図
15中で表したL2の状態で配置される。なお、連結棒
6 同士の突き合わせ部の位置は、階段ブロック4 同士の
接合部を避け、接合部から上下に一定距離ずらした位置
に配置している。また、この連結棒6は図17のように
階段の全長よりやや長いものでもよい。また、最下段に
は基礎材52を施工すると共に、この基礎材52上に基礎コ
ンクリート5 を設け、連結棒6 の後端部を埋設する。ま
た、最上段には基礎材52を施工すると共に、この基礎材
52上に天端コンクリートを設け、連結棒6 の前端部を埋
設固定する。そして、階段の踏面部46上の雨水Rは、図
15のようにして、舗装材3 から排水穴21を通り基礎砕
石53の層を通過して地中に浸透する。
この階段ブロック4 は、ブロック41の上面にほぼ水平な
踏面部46を形成し、底面47を所定勾配の傾斜面に形成し
たものである。また、該踏面部46の周縁には、舗装材3
の角欠きを防止するため縁部42を設けるとともに、ほぼ
中央に断面ほぼV字形の谷部22を形成し、かつ該谷部22
の谷底部23には排水穴21が設けられている。また、一方
面の下端部には係合凹部43を設け他方面の下端部には該
係合凹部43に係合する凸部44を設け、更に前後方向には
底面に平行な貫通孔45を設けている。更に、ブロック41
の前記谷部22には、前述した歩道版2 の場合と同様に、
透水性の舗装材3 を充填し、踏面部46の表面を水平面に
均し形成している。前記階段ブロック4 を使用した階段
施工方法は、図15〜図18のように、所定勾配の傾斜
面12に基礎砕石53を配置した後、階段ブロック4 の他方
面の凸部44に一方面の係合凹部43を係合させるととも
に、該階段ブロック4 の底面47は基礎砕石53上に配置
し、貫通孔45に連結棒6 を挿入して勾配方向前後の階段
ブロック4 を連結して形成する。前記連結棒6 は、例え
ば鉄筋で、その長さは階段ブロック4 の短辺幅L(図1
5参照)とほぼ同じ程度の長さのものでもよく、それ以
上の長さのものでもよい。この連結棒6 と階段ブロック
4 の貫通孔45との関係は、連結棒6 同士がオーバーラッ
プして重ならないように、貫通孔45の直径をDとし、連
結棒6 の直径をdとした場合はD/2<d<Dとするの
がよい(図16参照)。連結棒6 が階段ブロック4 の短
辺幅Lとほぼ同じ程度の長さの場合は、該連結棒6 は図
15中で表したL2の状態で配置される。なお、連結棒
6 同士の突き合わせ部の位置は、階段ブロック4 同士の
接合部を避け、接合部から上下に一定距離ずらした位置
に配置している。また、この連結棒6は図17のように
階段の全長よりやや長いものでもよい。また、最下段に
は基礎材52を施工すると共に、この基礎材52上に基礎コ
ンクリート5 を設け、連結棒6 の後端部を埋設する。ま
た、最上段には基礎材52を施工すると共に、この基礎材
52上に天端コンクリートを設け、連結棒6 の前端部を埋
設固定する。そして、階段の踏面部46上の雨水Rは、図
15のようにして、舗装材3 から排水穴21を通り基礎砕
石53の層を通過して地中に浸透する。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。 歩道版、階段ブロックの表面の踏面には被充填部を設
け、この被充填部に天然の木材を加工した、木材を加工
したチップ材が見える舗装材を充填したことにより、外
観上自然の木材を使用した場合と同様にでき、コンクリ
ート製品のイメージがない歩道版を制作できる。従っ
て、河川敷内の公園や遊歩道等へ本発明の歩道版、階段
ブロックを使用した場合は最適で、周囲の自然景観との
調和を図ることができる。 歩道版や階段ブロック表面の踏面に天然の木材を加工
したチップ材と樹脂を混練して製作された舗装材を充填
したことにより、踏面は木材の材質故に緩衝効果があ
り、歩行者の際の膝の衝撃を吸収することができる。従
って、歩行者が歩行の際に膝に負担がかかるのを軽減で
きる。また、踏面上に転倒したり、衝突しても怪我をす
ることが少ない。 歩道版や階段ブロックには排水穴を有する谷部を設
け、この谷部に透水性の良好な舗装材を充填したことに
より、歩道版や階段ブロックの表面に自然に堆積した泥
や塵があっても、これらは自然に降る雨水によって舗装
材の隙間を通過して排水穴から地中に排出される。従っ
て、歩行者は歩道版や階段ブロックを歩く場合に滑った
り転倒することがない。 本発明の歩道版、階段ブロックを使用した道路や階段
は、極めて透水性が良好な構造であることにより、歩道
版や階段ブロックの踏面上に降った雨や水は直ちに舗装
材の隙間を通過し、排水穴に到達して基礎や基礎砕石側
に円滑に排水される。従って、歩道版や階段ブロック上
に降った雨水は直ちに排水され、水溜まりができない。 歩道版の歩道ブロック、階段ブロックのブロックはコ
ンクリート製で相当の重量があるため、木材では流れる
ような洪水の状態に至っても、木材で制作された歩道の
ように流出することがない。 基準歩道版と第1の歩道版と第2の歩道版と第3の歩
道版と第4の歩道版、更に曲線施工ができる第1の歩道
版と第2の歩道版を変形させた各歩道版との組合せによ
り、大小の曲線及び直線等を組み入れた任意形状の遊歩
道の施工が簡単にできる。 階段施工方法では、所定勾配の傾斜面に基礎砕石を配
置した後、階段ブロックの他方面の凸部に一方面の係合
凹部を係合させ、該階段ブロックの底面は基礎砕石上に
配置し、貫通孔に連結棒を挿入して前後の階段ブロック
を連結する構造を採用したことにより、階段ブロックの
組み付けが簡単で、連結手段も簡単である。従って、施
工が容易で、簡単にかつ強固な階段を制作できる。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。 歩道版、階段ブロックの表面の踏面には被充填部を設
け、この被充填部に天然の木材を加工した、木材を加工
したチップ材が見える舗装材を充填したことにより、外
観上自然の木材を使用した場合と同様にでき、コンクリ
ート製品のイメージがない歩道版を制作できる。従っ
て、河川敷内の公園や遊歩道等へ本発明の歩道版、階段
ブロックを使用した場合は最適で、周囲の自然景観との
調和を図ることができる。 歩道版や階段ブロック表面の踏面に天然の木材を加工
したチップ材と樹脂を混練して製作された舗装材を充填
したことにより、踏面は木材の材質故に緩衝効果があ
り、歩行者の際の膝の衝撃を吸収することができる。従
って、歩行者が歩行の際に膝に負担がかかるのを軽減で
きる。また、踏面上に転倒したり、衝突しても怪我をす
ることが少ない。 歩道版や階段ブロックには排水穴を有する谷部を設
け、この谷部に透水性の良好な舗装材を充填したことに
より、歩道版や階段ブロックの表面に自然に堆積した泥
や塵があっても、これらは自然に降る雨水によって舗装
材の隙間を通過して排水穴から地中に排出される。従っ
て、歩行者は歩道版や階段ブロックを歩く場合に滑った
り転倒することがない。 本発明の歩道版、階段ブロックを使用した道路や階段
は、極めて透水性が良好な構造であることにより、歩道
版や階段ブロックの踏面上に降った雨や水は直ちに舗装
材の隙間を通過し、排水穴に到達して基礎や基礎砕石側
に円滑に排水される。従って、歩道版や階段ブロック上
に降った雨水は直ちに排水され、水溜まりができない。 歩道版の歩道ブロック、階段ブロックのブロックはコ
ンクリート製で相当の重量があるため、木材では流れる
ような洪水の状態に至っても、木材で制作された歩道の
ように流出することがない。 基準歩道版と第1の歩道版と第2の歩道版と第3の歩
道版と第4の歩道版、更に曲線施工ができる第1の歩道
版と第2の歩道版を変形させた各歩道版との組合せによ
り、大小の曲線及び直線等を組み入れた任意形状の遊歩
道の施工が簡単にできる。 階段施工方法では、所定勾配の傾斜面に基礎砕石を配
置した後、階段ブロックの他方面の凸部に一方面の係合
凹部を係合させ、該階段ブロックの底面は基礎砕石上に
配置し、貫通孔に連結棒を挿入して前後の階段ブロック
を連結する構造を採用したことにより、階段ブロックの
組み付けが簡単で、連結手段も簡単である。従って、施
工が容易で、簡単にかつ強固な階段を制作できる。
【図1】本発明の歩道版の一部切欠き斜視図である。
【図2】本発明の歩道ブロックの斜視図である。
【図3】本発明の歩道ブロックの平面図である。
【図4】本発明の歩道ブロックの側面図である。
【図5】本発明の歩道ブロックの正面図である。
【図6】実施状態図である。
【図7】本発明の歩道ブロックの別実施例の斜視図であ
る。
る。
【図8】本発明の歩道版の連結部分の斜視図である。
【図9】本発明の歩道版の連結部分の平面図である。
【図10】本発明の歩道版の連結部分のY方向の側面図
である。
である。
【図11】舗装材の平面図である。
【図12】舗装材の透水状態説明図である。
【図13】歩道版のバリエーションの説明図である。
【図14】実施状態図である。
【図15】階段ブロックを使用した階段の実施例の断面
図である。
図である。
【図16】階段ブロックの貫通孔と連結棒との関係図で
ある。
ある。
【図17】階段ブロックを使用した階段の別実施例の断
面図である。
面図である。
【図18】階段ブロックを使用した階段の実施例の平面
図である。
図である。
【図19】本発明の階段ブロックの説明斜視図である。
【図20】A、B、Cは従来の歩道版の斜視図である。
11 基礎材 12 傾斜面 2 歩道版 21 歩道ブロック 22 縁部 23 谷部 24 谷底部 25 排水穴 26 隅切部 27 接続金具 28 連結金具 29 踏面 3 舗装材 31 チップ材 32 樹脂 4 階段ブロック 41 ブロック 42 縁部 43 係合凹部 44 凸部 45 貫通孔 46 踏面 47 底面 5 基礎コンクリート 51 天端基礎コンクリート 52 基礎材 53 基礎砕石 6 連結棒
Claims (6)
- 【請求項1】 歩道ブロックの踏面に舗装材を充填して
形成するものであって、前記歩道ブロックは踏面の長手
方向両端部には長手方向に縁部を設け、幅方向には谷部
を設けると共に谷底部に排水穴を設け、前記舗装材は透
水性を有するように樹脂と木材のチップ材を混練して製
作し、この舗装材を前記谷部に充填し、踏面の表面を平
坦面に形成したことを特徴とする歩道版。 - 【請求項2】 請求項1の歩道版の四角に隅切部を形成
し、この隅切部に接続金具を配置したことを特徴とする
歩道版。 - 【請求項3】 基礎を不陸調整した後該基礎上に歩道版
を配置し、隅切部の接続金具を連結金具で連結して歩道
版相互を連結し、該連結部位を接合材で埋設して歩道版
同士を一体に連結したことを特徴とする請求項1記載の
歩道版を使用した歩道版の施工方法。 - 【請求項4】 ほぼ長方形の基準歩道版と、該基準歩道
版とほぼ同幅で90度の角度で両端に接続面を設けた第
1の歩道版と、該基準歩道版とほぼ同幅で45度の角度
で両端に接続面を設けた第2の歩道版と、前記第1の歩
道版をほぼ対称形に2分割した第3の歩道版と、前記第
2の歩道版をほぼ対称形に2分割した第4の歩道版とか
ら構成し、基準歩道版と第1から第4の歩道版とを組合
せて形成することを特徴とする遊歩道の施工方法。 - 【請求項5】 上面にほぼ水平な踏面部を形成し、底面
を傾斜面に形成した階段ブロックであって、該踏面部の
周縁に縁部を設けるとともにほぼ中央に断面V字形の谷
部を形成し、かつ谷底部に排水穴を設け、一方面の下端
部に係合凹部を設け他方面の下端部に該係合凹部に係合
する凸部を設け、更に前後方向には底面に平行な貫通孔
を設けたブロックの前記谷部に、樹脂とチップ材を混練
した透水性の舗装材を充填し、踏面部の表面を水平面に
形成したことを特徴とする階段ブロック。 - 【請求項6】 所定勾配の傾斜面に基礎砕石を配置した
後、請求項5の階段ブロックの他方面の凸部に一方面の
係合凹部を係合させ、該階段ブロックの底面は基礎砕石
上に配置し、貫通孔に連結棒を挿入して前後の階段ブロ
ックを連結して形成することを特徴とする請求項5記載
の階段ブロックを使用した階段施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17953997A JPH1121804A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 歩道版及び該歩道版を使用した歩道施工方法並びに遊歩道の施工方法、階段ブロック及び該階段ブロックを使用した階段施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17953997A JPH1121804A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 歩道版及び該歩道版を使用した歩道施工方法並びに遊歩道の施工方法、階段ブロック及び該階段ブロックを使用した階段施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1121804A true JPH1121804A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16067529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17953997A Withdrawn JPH1121804A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 歩道版及び該歩道版を使用した歩道施工方法並びに遊歩道の施工方法、階段ブロック及び該階段ブロックを使用した階段施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1121804A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2566383C1 (ru) * | 2011-09-30 | 2015-10-27 | Соко Кагаку Ко., Лтд. | Нитридный полупроводниковый элемент и способ его изготовления |
JP2021067116A (ja) * | 2019-10-25 | 2021-04-30 | 清水建設株式会社 | 階段構造 |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP17953997A patent/JPH1121804A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2566383C1 (ru) * | 2011-09-30 | 2015-10-27 | Соко Кагаку Ко., Лтд. | Нитридный полупроводниковый элемент и способ его изготовления |
JP2021067116A (ja) * | 2019-10-25 | 2021-04-30 | 清水建設株式会社 | 階段構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |