JPH11217948A - 防音ユニットバスル−ム - Google Patents
防音ユニットバスル−ムInfo
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- JPH11217948A JPH11217948A JP3668598A JP3668598A JPH11217948A JP H11217948 A JPH11217948 A JP H11217948A JP 3668598 A JP3668598 A JP 3668598A JP 3668598 A JP3668598 A JP 3668598A JP H11217948 A JPH11217948 A JP H11217948A
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- absorbing mechanism
- side wall
- wall panel
- shock absorbing
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Abstract
くは、防音性能を付与したユニットバスル−ムの構造に
係るものである。 【解決手段】支持脚付き防水パンと、この四周に立設さ
れた側壁パネルと、側壁パネル上に天井パネルを固定し
たユニットバスル−ムであって、防水パン及び/又は側
壁パネルに衝撃吸収機構を組み込んだ防音ユニットバス
ル−ム。 1‥防水パン、10‥防水パンの表面層、11‥防水パ
ンの裏面層、30‥衝撃吸収機構。
Description
に関し、更に詳しくは、防音性能を付与したユニットバ
スル−ムの構造に係るものであり、このような騒音(固
体音)を低減するため、防水パン及び側壁パネルに衝撃
吸収機構を組み込み、衝撃振動エネルギ−を吸収し低減
させる技術に関するものである。
浴室としてユニットバスル−ムが広く採用されてきてい
る。通常のユニットバスル−ムは、ハンドレイアップ
品、又はプレス成形によって得られたFRP製品のパネ
ル部材を組み立てることによって構成されている。従来
のユニットバスル−ムの概要は、防水パンによって浴槽
と共に洗い場を構成するものである。そして、この防水
パンの四周に形成したフランジ部上に側壁パネルが立設
され、更にこの上に図示しない天井パネルが固定される
ものである。この防水パンの裏側には補強材が当接さ
れ、これにナット部材が固定されると共に支持脚が螺合
されるものである。この支持脚は、ボルト状をなしてお
り、ナット部材との間で回動することによってレベル調
整がなされるものである。このようなFRP以外の材質
として洗い場床表面、壁等にタイル等の無機材料が使用
されている場合もある。
動(シャワ−の水の床等への衝突、シャワ−ハンドル、
石鹸、おけ等の落下、等による振動)が他室、特に階下
の部屋に伝搬し、騒音となり問題となる場合がある。か
かる騒音となるのを防ぐ(騒音レベルを低減する)方法
としては、従来以下のような方法が考えられている。
スル−ム全体を浮かすことができれば、振動を大幅に低
減することができることとなる。但し、実際には下記に
より実用が難しいのは現実である。 (a) 防振支持することにより、荷重が加わった場合に防
振ゴムが変位することになる。実際には、浴槽に水をは
ったり(約250kgの荷重)、人が入った場合(約7
0kg/人)にユニットバスル−ム全体が沈み込むこと
になる。このような繰り返しの歪みは、建物と固定され
ている窓、ドア枠等の破壊、及び給排水管の破壊を引き
起こす可能性が大きい。また、歩行時には、縦揺れ、横
ゆれが発生してしまう。 (b) 通常、ユニットバスル−ムと建物とは、窓やドアの
枠を介して直結されているので、ユニットバスル−ム内
の振動は、窓やドアの枠を通して建物に伝播してしまい
防振効果が低減するため、所望の騒音低減が得られな
い。
い場についての効果(石鹸、おけ、等の落下振動の低
減)は期待されるが、クッションマット以外の場所に落
下させると効果はない。又、クッションマット自体は、
水垢、かびが付き汚れやすく、清潔に維持管理するのが
難しいため、衛生上の問題がある。
高次元振動曲げモ−ドを押え、主に中高周波数帯域の振
動を低減する(制振材のせん断変形によって振動エネル
ギ−を熱エネルギ−にかえる)。そのため、特に床衝撃
音で問題となる低周波数帯域での効果は小さい。
技術に対し騒音(固体音)を低減するため、防水パン及
び側壁パネルに工夫を凝らしてこれに対応しようとする
ものである。
決するためになされたものであって、その要旨は、支持
脚付き防水パンと、この四周に立設された側壁パネル
と、側壁パネル上に天井パネルを固定したユニットバス
ル−ムであって、防水パン及び/又は側壁パネルに衝撃
吸収機構を組み込んだ防音ユニットバスル−ムにかかる
ものである。
バスル−ムの洗い場及び/又は側壁に組み込んで衝撃振
動エネルギ−を吸収し低減させるものであって、発明の
実施の形態としては、具体的には、防水パン及び/又は
側壁パネルの裏側に配設した補強材に衝撃吸収機構を固
定するか、防水パン及び/又は側壁パネルの表層材と裏
層材との間に衝撃吸収機構を内在させるものである。
ては、例えば、防水パンの全体、洗い場部分、蛇口の下
や入口の部位等であり、ユニットバスル−ムにおいて床
衝撃音が最も発生する部位であり、水が落ちたり、人が
足を踏み入れたりする部分である。そしてユニットバス
ル−ムを構成する部材の層中或いはその裏面にこれを固
定するのがよい。
パネルに対する固定としては接着剤を用いるのが一般的
であるが、層中に埋設する方法としては、表面層の裏側
に衝撃吸収機構を当接し、この上からハンドレイアップ
法によって裏面層を形成して埋め込むのが一般的であ
る。尚、防水パン又は側壁パネルの一方のみならず、そ
の両方に衝撃吸収機構を付与することができることは勿
論である。特に、これらをハンドレイアップにて製造す
る場合は、その製造時に同時に組み込むことが可能であ
る。
発泡ウレタンにて代表される発泡樹脂、ゴム、ゴムチッ
プ、発泡ゴムにて代表されるものから成型されるゴムシ
−ト等が挙げられる。勿論、これらの材料を複合したも
のであってもよいことは言うまでもない。衝撃吸収機構
として更に具体的には、不織布、ゴムシ−ト、ゴムチッ
プシ−ト、発泡ウレタンフォ−ム、ゴムチップシ−ト/
不織布/ゴムチップシ−トのサンドイッチ構造、ゴムチ
ップ/不織布の複合構造等が挙げられる。この際、適当
な補強材と組み合わせてもよく、かかる補強材として
は、例えば、合板、集積板、樹脂板、金属板、無機板等
が挙げられる。
維、PET、ナイロン、レ−ヨン、アラミド等の有機繊
維、ガラス等の無機繊維が採用可能であり、、目付けが
10〜1000kg/m2 程度、厚さは1〜50mm程
度のものである。そして、ゴムチップシ−トはタイヤ等
のゴム製品の破砕品(粒径0.1〜10mm程度)をウ
レタン系、エマルジョン系等のバインダ−でプレス成形
したシ−トがよく、厚さが1〜50mm、密度100〜
2000kg/m3 程度のものである。
グ係数)が1x103 〜1x107N/m2 、密度が1
0〜2000kg/m3 の範囲のものが好ましい。荷重
時のたわみが大きいと耐久性に問題が起こるため、通常
床パン上に人間がのって3mm以下程度が望ましく、一
方、衝撃振動の緩衝効果は、弾性率が低いほど(柔らか
い程)効果が大きいという二律背反の関係にあり、両者
をうまく両立させることが重要であり、ここに弾性率が
特定されることになる。
と洗い場面の部分の表層と補強材との間に組み込まれる
が、必要に応じて洗い場面部分のみに組み込んでもよ
い。後述する図7にて示すように防水パンの表面層と防
水パンの裏面層の間に衝撃吸収機構を組み込んでもよ
い。この衝撃吸収機構の面積は、最低でも洗い場面積を
カバ−できる面積以上であるのが好ましい。
明する。図1は本発明を防水パンに適用した場合の基本
構造を示すものであり、符号1は防水パンであって、こ
れは浴槽側面2と洗い場面3とを区画する。そして補強
材4がその裏側に配置され、この補強材4にナット部材
5が固定され、このナット部材5に螺合するボルト状の
支持脚6が螺合されてレベル調整可能とされている。そ
して、この防水パン1の四周には上向きのフランジ部7
が形成されており、このフランジ部7上に側壁パネル8
が立設され、更にこの側壁パネル8上に天井パネル9が
固定されることになる。
合の図である。側壁パネル8は通常はその裏側に格子状
のリブ81 、82 が形成されてパネル全体を補強してい
る。そして、図中のaはリブ81 、82 に囲まれた面の
一部に衝撃吸収機構30が接着された例、bはリブ8
1 、82 に囲まれた面の全域に衝撃吸収機構30が装着
された例、cはリブ81 、82 の交差部に衝撃吸収機構
30が装着された例を示す。図のa、b、cのいずれに
あっても、例えばゴムチップシ−ト等の衝撃吸収機構3
0を適当な固着手段にて取り付けられる。
ネル8の層中に衝撃吸収機構としてのゴムチップシ−ト
30を埋設したものである。即ち、表面層13及びリブ
81、82 をプレス等にて成形後、ゴムチップシ−ト3
0を当接し、その上から裏面層14をハンドレイアップ
にてリブ81 、82 にて囲まれた面内に形成して層中に
埋設するものである。
側壁パネル8の裏側に形成されたリブ81 、82 を利用
してゴムチップシ−ト30を固定したもので、上下より
ボルト15にて固定した例である。
プシ−ト30にリブ81 、82 にあわせて凹溝31を形
成しておき、リブ81 、82 との間で接着するものであ
る。勿論、図示するように複数のリブに跨がってゴムチ
ップシ−ト30が配置されてもよいことは当然である。
対して取付具83 を介して固定することも可能であり、
図6の例ではL型フランジ部を形成した取付具83 をゴ
ムチップシ−ト30の側面部に接着固定し、この取付具
83 をリブ81 、82 に対して図示しないボルト及びナ
ットにて固定して装着する例である。
(洗い場700×1100mm)、側壁、天井を組み立
て、浴槽、エプロンを配置した。そしてユニットバスの
洗い場のパタ−ン部分の洗い場表面層と洗い場裏面層と
の間に図7にて示すように衝撃吸収機構を組み込み、下
記騒音源を変化させ、階下の残響室でマイクロホンにて
騒音レベルを測定した。
mのゴムチップシ−ト(粒径1〜3mmのゴムチップを
ウレタン系バインダ−を約10%混合し、130℃×2
0分間熱プレスして製作したもの)、(2) 厚さ10mm
の軟質ウレタンフォ−ム(密度25kg/m3 )、(3)
(1) と同様の前記ゴムチップシ−ト(厚さ7mm)と不
織布(PET短繊維を原料とし、目付100kg/m3
・厚さ3mm)を重ねて(1) と同様に熱プレスして積層
したもの、(4) (3) に更にゴムチップシ−ト(7mm)
を重ねて不織布をサンドイッチし、(1)と同様に熱プ
レスして積層したものを用いた。
(2) 高さ60cmからのゴルフボ−ルの落下試験、(3)
高さ60cmからの水入りプラスチックボ−ル(225
g)の落下試験を行った。ゴルフボ−ルの落下は石鹸等
を防水パン上へ落とした場合を想定したもので、プラス
チックボ−ルは手桶やバケツ等を落とした場合を想定し
たものである。従来の防水パン(衝撃吸収機構未装着)
と本発明との差について、階下での騒音改善量(dB
A)を表1に示す。
撃吸収機構を組み込むことにより、石鹸、桶、シャワ−
ハンドル等の落下騒音を大幅に低減することができ、更
に、浴室に水をはっても浴室全体が沈み込むことがない
ので、建具等との取り合いは従来通りの設計でよいとい
うメリットがある。そして、この衝撃吸収機構の取り付
けにあっては浴室内に出っ張る部分ががないので、浴室
空間が狭くなることはない。
発生する衝撃音に対して、防水パン及び/又は側壁パネ
ルの裏面或いは中間部にゴムシ−ト等の衝撃吸収機構を
固定するもので、これによって衝撃を吸収し他の室への
伝搬を防止することとなる。
を示す断面図である。
面図である。
の断面図である。
の断面図である。
の断面図である。
の断面図である。
み込み断面図である。
部、 8‥‥側壁パネル、 81 、82 ‥‥格子状のリブ、 83 ‥‥取付具、 9‥‥天井パネル、 10‥‥防水パンの表面層、 11‥‥防水パンの裏面層、 13‥‥側壁パネルの表面層、 14‥‥側壁パネルの裏面層、 15‥‥衝撃吸収機構を固定するビス、 30‥‥衝撃吸収機構。
Claims (5)
- 【請求項1】 支持脚付き防水パンと、この四周に立設
された側壁パネルと、側壁パネル上に天井パネルを固定
したユニットバスル−ムであって、防水パン及び/又は
側壁パネルに衝撃吸収機構を組み込んだことを特徴とす
る防音ユニットバスル−ム。 - 【請求項2】 防水パン及び/又は側壁パネルの裏側に
配設した補強材に衝撃吸収機構を固定した請求項第1項
記載の防音ユニットバスル−ム。 - 【請求項3】 防水パン及び/又は側壁パネルの表層材
と裏層材との間に衝撃吸収機構を内在させた請求項第1
項記載の防音ユニットバスル−ム。 - 【請求項4】 衝撃吸収機構が不織布、発泡樹脂、ゴム
シ−トである請求項第1項記載の防音ユニットバスル−
ム。 - 【請求項5】 衝撃吸収機構の弾性率が1×103 〜1
×107 N/m2 である請求項第1乃至4項記載の防音
ユニットバスル−ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3668598A JPH11217948A (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | 防音ユニットバスル−ム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3668598A JPH11217948A (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | 防音ユニットバスル−ム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11217948A true JPH11217948A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=12476698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3668598A Pending JPH11217948A (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | 防音ユニットバスル−ム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11217948A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001182215A (ja) * | 1999-10-15 | 2001-07-03 | Bridgestone Corp | ユニットルームの天井パネル |
JP2001193218A (ja) * | 1999-10-15 | 2001-07-17 | Bridgestone Corp | ユニットルームの収納パネル |
JP2009220512A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Inax Corp | 積層体、板状建材、天面材及びその設置構造 |
-
1998
- 1998-02-02 JP JP3668598A patent/JPH11217948A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001182215A (ja) * | 1999-10-15 | 2001-07-03 | Bridgestone Corp | ユニットルームの天井パネル |
JP2001193218A (ja) * | 1999-10-15 | 2001-07-17 | Bridgestone Corp | ユニットルームの収納パネル |
JP2009220512A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Inax Corp | 積層体、板状建材、天面材及びその設置構造 |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050202 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
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A02 | Decision of refusal |
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