JPH09268622A - 衝撃吸収防水パンの構造 - Google Patents
衝撃吸収防水パンの構造Info
- Publication number
- JPH09268622A JPH09268622A JP9767796A JP9767796A JPH09268622A JP H09268622 A JPH09268622 A JP H09268622A JP 9767796 A JP9767796 A JP 9767796A JP 9767796 A JP9767796 A JP 9767796A JP H09268622 A JPH09268622 A JP H09268622A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- waterproof pan
- pan
- shock
- vibration
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- Pending
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- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明はユニットバスル−ムの防水パンに関す
るもので、特に言えば、主として洗い場における衝撃音
吸収機能を付与する構造に係るものである。 【解決手段】スラブに対して支持脚を備えた洗い場を構
成する防水パンと、洗い場面を覆う大きさの表面パネル
とその裏面に配設した補強材とこの補強材に装着した防
振材とよりなる衝撃吸収パネルと、よりなり、当該衝撃
吸収パネルを前記防振材を介して防水パン上に載置した
衝撃吸収防水パンの構造。1‥防水パン、2‥洗い場、
3‥フランジ部、4‥フランジ部の上部平面部、5‥側
壁パネル、6‥補強材、7‥ナット、8‥支持脚、10
‥衝撃吸収パネル、11‥表面パネル、12‥表面パネ
ルの補強材、13‥防振材、14‥表面パネルの下向き
のフランジ部、15‥防水パネルのフランジ部の上端
部。
るもので、特に言えば、主として洗い場における衝撃音
吸収機能を付与する構造に係るものである。 【解決手段】スラブに対して支持脚を備えた洗い場を構
成する防水パンと、洗い場面を覆う大きさの表面パネル
とその裏面に配設した補強材とこの補強材に装着した防
振材とよりなる衝撃吸収パネルと、よりなり、当該衝撃
吸収パネルを前記防振材を介して防水パン上に載置した
衝撃吸収防水パンの構造。1‥防水パン、2‥洗い場、
3‥フランジ部、4‥フランジ部の上部平面部、5‥側
壁パネル、6‥補強材、7‥ナット、8‥支持脚、10
‥衝撃吸収パネル、11‥表面パネル、12‥表面パネ
ルの補強材、13‥防振材、14‥表面パネルの下向き
のフランジ部、15‥防水パネルのフランジ部の上端
部。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はユニットバスル−ム
の防水パンに関するものであり、特に言えば、主として
洗い場における衝撃音吸収機能を付与する構造に係るも
のである。
の防水パンに関するものであり、特に言えば、主として
洗い場における衝撃音吸収機能を付与する構造に係るも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、マンションやホテルでは組立式の
ユニットバスル−ムが広く用いられており、防水パンに
よって浴槽設置面Aと洗い場面Bを区画し、この防水パ
ンの四周に設けたフランジ部に側壁パネルが立設され更
にこの側壁パネル上に天井パネルが固定される構造であ
る。これら各部材は通常は繊維補強不飽和ポリエステル
樹脂(FRP)のプレス成形又はハンドレイ(スプレ
−)アップ成形法によって製造されている。
ユニットバスル−ムが広く用いられており、防水パンに
よって浴槽設置面Aと洗い場面Bを区画し、この防水パ
ンの四周に設けたフランジ部に側壁パネルが立設され更
にこの側壁パネル上に天井パネルが固定される構造であ
る。これら各部材は通常は繊維補強不飽和ポリエステル
樹脂(FRP)のプレス成形又はハンドレイ(スプレ
−)アップ成形法によって製造されている。
【0003】そしてコンクリ−トスラブ面に対して、プ
レス成形品にあっては直にナットを装着し、これにボル
トを螺合し、ハンドレイアップ成形品にあっては防水パ
ン裏側に鋼材等の補強材が当てがわれ、この補強材に支
持脚が装着されるケ−スが多い。そして、この支持脚は
通常は高さ調整できる機能を有している。
レス成形品にあっては直にナットを装着し、これにボル
トを螺合し、ハンドレイアップ成形品にあっては防水パ
ン裏側に鋼材等の補強材が当てがわれ、この補強材に支
持脚が装着されるケ−スが多い。そして、この支持脚は
通常は高さ調整できる機能を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに防水パンは入
浴者の歩行等により衝撃を全部受けることになり、洗い
場で発生する衝撃による振動や騒音は支持脚を通して階
下へ伝搬してしまう。本発明の衝撃吸収防水パンの構造
は防水パン上の衝撃をコンクリ−トスラブ面に伝搬する
のを防止する構造であり、既存のユニットバスル−ムに
もそのまま設置でき、他の構造部材との取り合せも現行
のままでよいというすぐれた構造のものである。
浴者の歩行等により衝撃を全部受けることになり、洗い
場で発生する衝撃による振動や騒音は支持脚を通して階
下へ伝搬してしまう。本発明の衝撃吸収防水パンの構造
は防水パン上の衝撃をコンクリ−トスラブ面に伝搬する
のを防止する構造であり、既存のユニットバスル−ムに
もそのまま設置でき、他の構造部材との取り合せも現行
のままでよいというすぐれた構造のものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するためになされたものであって、その要旨は、スラ
ブに対して支持脚を備えた洗い場を構成する防水パン
と、洗い場面を覆う大きさの表面パネルとその裏面に配
設した補強材とこの補強材に装着した防振材とよりなる
衝撃吸収パネルと、よりなり、当該衝撃吸収パネルを前
記防振材を介して防水パン上に載置したことを特徴とす
る衝撃吸収防水パンの構造にかかるものである。そし
て、通常は防振材が防振ゴムであり、表面パネルの四周
に下向きのフランジ部が形成されているものである。
成するためになされたものであって、その要旨は、スラ
ブに対して支持脚を備えた洗い場を構成する防水パン
と、洗い場面を覆う大きさの表面パネルとその裏面に配
設した補強材とこの補強材に装着した防振材とよりなる
衝撃吸収パネルと、よりなり、当該衝撃吸収パネルを前
記防振材を介して防水パン上に載置したことを特徴とす
る衝撃吸収防水パンの構造にかかるものである。そし
て、通常は防振材が防振ゴムであり、表面パネルの四周
に下向きのフランジ部が形成されているものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は言ってみれば既存の防水
パンに衝撃吸収機能を付与するものであって、特に入浴
者によって生ずる防水パンの洗い場での衝撃を吸収する
もので、防水パンの洗い場上に衝撃吸収パネルを載置し
て目的を達成するものである。そしてこの衝撃吸収パネ
ルは防水パンに対向して防振材が備えられ、この防振材
によって衝撃吸収効果をもたらすものである。
パンに衝撃吸収機能を付与するものであって、特に入浴
者によって生ずる防水パンの洗い場での衝撃を吸収する
もので、防水パンの洗い場上に衝撃吸収パネルを載置し
て目的を達成するものである。そしてこの衝撃吸収パネ
ルは防水パンに対向して防振材が備えられ、この防振材
によって衝撃吸収効果をもたらすものである。
【0007】衝撃吸収パネルを構成する表面パネルとし
ては、通常はFRP製であり、補強材としては木材や鋼
材である。そしてこの表面材の四周には下向きのフラン
ジ部が形成されており、表面パネル上に流された水はこ
の四周のフランジ部と防水パンとの間の隙間からの防水
パンの本来の洗い場面に流れ落ち、この水が排水トラッ
プより排水されることになる。
ては、通常はFRP製であり、補強材としては木材や鋼
材である。そしてこの表面材の四周には下向きのフラン
ジ部が形成されており、表面パネル上に流された水はこ
の四周のフランジ部と防水パンとの間の隙間からの防水
パンの本来の洗い場面に流れ落ち、この水が排水トラッ
プより排水されることになる。
【0008】
【実施例】本発明の具体的形態を図面をもって更に詳細
に説明する。図1は本発明の衝撃吸収防水パンの一部切
断側面図である。図中、符号1はFRP製の防水パンで
あり、洗い場2に対してその四周に上向きにフランジ部
3が備えられ、フランジ部3の平面部4に側壁パネル5
を立設し、この上面に図示されない天井パネルを固定す
る。防水パン1の裏側には補強材6を当て材とし、これ
にナット7を固定し更にボルト状の支持脚8を螺合して
なるものである。
に説明する。図1は本発明の衝撃吸収防水パンの一部切
断側面図である。図中、符号1はFRP製の防水パンで
あり、洗い場2に対してその四周に上向きにフランジ部
3が備えられ、フランジ部3の平面部4に側壁パネル5
を立設し、この上面に図示されない天井パネルを固定す
る。防水パン1の裏側には補強材6を当て材とし、これ
にナット7を固定し更にボルト状の支持脚8を螺合して
なるものである。
【0009】さて、防水パン1上に載置する衝撃吸収パ
ネル10は、FRP製表面パネル11と、この裏側に当
てた補強材12と、この補強材12に固定された例えば
ゴム製防振材13とからなっており、表面パネル11の
四周は下向きのフランジ部14が形成されており、防水
パン1の周囲に上向きに形成されたフランジ部3とは若
干の隙間を有しており、更にフランジ部3の上端部15
は表面パネル11の上面よりも上位に位置して構成され
ている。
ネル10は、FRP製表面パネル11と、この裏側に当
てた補強材12と、この補強材12に固定された例えば
ゴム製防振材13とからなっており、表面パネル11の
四周は下向きのフランジ部14が形成されており、防水
パン1の周囲に上向きに形成されたフランジ部3とは若
干の隙間を有しており、更にフランジ部3の上端部15
は表面パネル11の上面よりも上位に位置して構成され
ている。
【0010】従って、入浴者の歩行等によって生ずる衝
撃等は表面パネル11が直接受けることとなるが、その
衝撃は表面パネル11の裏側に固定された防振材13に
て緩衝させるものである。このように、防水パン1が受
ける衝撃は著しく緩和され、防水パン、支持脚へ伝播す
る振動は著しく低減され、よって、洗い場床面で発生す
る騒音を階下や隣戸への影響を低減できることとなっ
た。
撃等は表面パネル11が直接受けることとなるが、その
衝撃は表面パネル11の裏側に固定された防振材13に
て緩衝させるものである。このように、防水パン1が受
ける衝撃は著しく緩和され、防水パン、支持脚へ伝播す
る振動は著しく低減され、よって、洗い場床面で発生す
る騒音を階下や隣戸への影響を低減できることとなっ
た。
【0011】尚、入浴者が使用した湯水は衝撃吸収パネ
ルの表面パネル11上に落下するが、表面パネル11の
周囲の下向きのフランジ部14と防水パネルの上向きの
フランジ部3との間、又は浴槽エプロンとの間より本来
の洗い場である防水パン1上に流れ落ち、この湯水は防
水パン1に形成された排水トラップより排水されること
になる。又、フランジ部3の上端部15は表面パネル1
1の上面よりも上位に位置して構成されているために、
表面パネル11上の水が外部に漏れることはなく、例え
ば脱衣場が水で濡れるということはない。
ルの表面パネル11上に落下するが、表面パネル11の
周囲の下向きのフランジ部14と防水パネルの上向きの
フランジ部3との間、又は浴槽エプロンとの間より本来
の洗い場である防水パン1上に流れ落ち、この湯水は防
水パン1に形成された排水トラップより排水されること
になる。又、フランジ部3の上端部15は表面パネル1
1の上面よりも上位に位置して構成されているために、
表面パネル11上の水が外部に漏れることはなく、例え
ば脱衣場が水で濡れるということはない。
【0012】
【発明の効果】本発明の構成は以上の通りであり、洗い
場で発生する床衝撃力を緩衝し、階下への伝搬を防止す
ることができることとなった。そして、本発明の衝撃吸
収パネルは既設のユニットバスの洗い場に設置すること
ができ、更に他の構造部材との取り合せも既存のままで
よいという特徴があり、ユニットバスル−ムを改良する
には好都合である。
場で発生する床衝撃力を緩衝し、階下への伝搬を防止す
ることができることとなった。そして、本発明の衝撃吸
収パネルは既設のユニットバスの洗い場に設置すること
ができ、更に他の構造部材との取り合せも既存のままで
よいという特徴があり、ユニットバスル−ムを改良する
には好都合である。
【図1】図1は本発明の衝撃吸収防水パンの一部切断側
面図である。
面図である。
1‥‥防水パン、 2‥‥洗い場、 3‥‥防水パンの上向きのフランジ部、 4‥‥フランジ部の上部平面部、 5‥‥側壁パネル、 6‥‥防水パンの裏側の補強材、 7‥‥ナット、 8‥‥ボルト状の支持脚、 10‥‥衝撃吸収パネル、 11‥‥表面パネル、 12‥‥表面パネルの裏側の補強材、 13‥‥防振材、 14‥‥表面パネルの下向きのフランジ部、 15‥‥防水パネルのフランジ部の上端部。
Claims (3)
- 【請求項1】 スラブに対して支持脚を備えた洗い場を
構成する防水パンと、洗い場面を覆う大きさの表面パネ
ルとその裏面に配設した補強材とこの補強材に装着した
防振材とよりなる衝撃吸収パネルと、よりなり、当該衝
撃吸収パネルを前記防振材を介して防水パン上に載置し
たことを特徴とする衝撃吸収防水パンの構造。 - 【請求項2】 防振材が防振ゴムである請求項第1項記
載の衝撃吸収防水パンの構造。 - 【請求項3】 表面パネルの四周に下向きのフランジ部
が形成された請求項第1項記載の衝撃吸収防水パンの構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9767796A JPH09268622A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 衝撃吸収防水パンの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9767796A JPH09268622A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 衝撃吸収防水パンの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09268622A true JPH09268622A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=14198644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9767796A Pending JPH09268622A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 衝撃吸収防水パンの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09268622A (ja) |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP9767796A patent/JPH09268622A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040309 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |