JPH11217777A - ロープ - Google Patents

ロープ

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JPH11217777A
JPH11217777A JP1148298A JP1148298A JPH11217777A JP H11217777 A JPH11217777 A JP H11217777A JP 1148298 A JP1148298 A JP 1148298A JP 1148298 A JP1148298 A JP 1148298A JP H11217777 A JPH11217777 A JP H11217777A
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JP
Japan
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rope
yarn
wet
yarns
dry
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JP1148298A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Yamamoto
勉 山本
Toshihiko Kimura
俊彦 木村
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、乾湿時での硬さに差がなく、強力的
にも優れ、また結んだときに解けにくく、手触り感触に
も優れた耐久性に優れたロープを提供せんとするもので
ある。 【解決手段】本発明のロープは、ロープを構成する原糸
が、10回/m以上単糸が交絡して構成された、毛羽、
たるみおよびループから選ばれた少なくとも2種からな
る突出部を有する交絡糸であって、かつ、該ロープが、
JIS K-7203に準じて測定される曲げ硬さが、乾湿時にお
いて、いずれも2.3g/mm2 以下であることを特徴と
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、漁具や荷造り、装
飾用等に使用する高強力で触感に優れた扱いやすいロー
プに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特に高強力を必要とするホーサー
やタグロープ、係留索等の分野ではナイロン、ポリエス
テル等のフィラメント原糸使いのロープが使用され、荷
造りや家庭用等には綿、麻などの天然繊維や、ポリビニ
ルアルコール等の合成繊維をスパン化した原糸が使用さ
れている。また、一部にはフィラメント糸とスパン糸双
方を用いたロープも使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のスパン糸から成
るロープは比較的単糸繊度の小さい原糸を使用し、毛羽
の数も多いため、手触り感触は優れるものの、腰がない
ことと、強力が低い等の欠点があった。また、フィラメ
ント糸から成るロープは、強力は最も高いがロープの摩
擦力が低く、滑りやすく、繋いだ部分が解けやすい等の
欠点の他に、手触り感触が硬い欠点があった。また、さ
らにフィラメント糸をエアー等で交絡処理して嵩高にし
た原糸を用いたものは、スパン糸を用いたものより強力
は高いが、バルキー性に欠け、フィラメントライクの手
触り感触で滑りやすく、特に結ンダリ、締めたりする作
業には不向きであった。
【0004】本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、
乾湿時での硬さに差がなく、強力的にも優れ、また結ん
だときに解けにくく、手触り感触にも優れた耐久性に優
れたロープを提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用する。すなわ
ち、本発明のロープは、ロープを構成する原糸が、10
回/m以上単糸が交絡して構成された、毛羽、たるみお
よびループから選ばれた少なくとも2種からなる突出部
を有する交絡糸であって、かつ、該ロープが、JIS K-72
03に準じて測定される曲げ硬さが、乾湿時において、い
ずれも2.3g/mm2 以下であることを特徴とするもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、前記課題、つまり乾湿
時において、硬さや強力、さらに結節性、手触り感触の
いずれにおいても優れた特性を有する耐久性に優れたロ
ープを提供せんと鋭意検討したところ、ロープを構成す
る原糸として、毛羽、たるみおよびループから選ばれた
少なくとも2種からなる突出部を有する交絡糸という特
殊な糸を使用してみたところ、かかる課題を一挙に解決
するロープを提供することができることを究明したもの
である。
【0007】本発明において交絡糸とは、エアー等によ
って原糸を構成する単糸が絡み合っているものをいい、
交絡の程度はエアー圧力、原糸の走行速度等によって自
由に変えることができる。交絡の程度は一定長さ当たり
の単糸の絡み回数を調べることによって表すことがで
き、交絡の程度が高いほど原糸が嵩高になり、バルキー
性が付与できる。交絡の程度は10回/m以上のものが
好ましい。本発明の原糸は単に交絡しているばかりでな
く、他に毛羽、たるみおよびループから選ばれた少なく
とも2種からなる突出部を有することが重要である。ま
ず、毛羽とは、単糸が切断した状態のもので、たるみと
は、原糸の表面に原糸の一定長さよりも長い状態で単糸
が存在するものをいい、ループとは、たるんだ単糸が輪
状を形成しているものをいう。
【0008】本発明の交絡糸は、原糸として、これらの
突出部を存在させたものを用いることにより、ロープ
は、強度の他に、柔軟性、良好な手触り感触、摩擦抵抗
増加等を付与することができる。交絡糸にかかる突出部
を付与する方法は、例えば特公平5−40047号公報
に示す方法が、均一にしかも効率良く加工できることか
ら最も好ましく、その加工工程と装置の概略を図1、図
2に、また、かかる方法によって得られた毛羽糸の概略
図を図3に、それぞれ示す。
【0009】図1において、原糸1は供給ローラ2によ
って供給され、3の前部空気ノズルによってまず交絡さ
せる。この後さらに供給ローラー2によってガイドロー
ラー4に供給され、図2に拡大して示すように、交絡糸
はガイドローラーに巻き掛けられ、往路側の糸と復路側
の糸が交錯して糸−糸摩擦を生じ単糸の一部が切断して
毛羽を生じ、さらに切断まで至らない単糸はループおよ
びたるみの少なくとも一方を生じるものである。このよ
うにして毛羽、ループおよびたるみの少なくとも1種を
有する原糸は、再び供給ローラ2を経て5の後部空気ノ
ズルで再度交絡させ、巻き取って6の交絡糸ができる。
【0010】本発明のロープに用いられる原糸は、図
1、図2に示す方法で得られたものが好ましいが、他の
方法で得られたものであっても構わない。本発明の交絡
糸の突出部(毛羽、たるみ、ループ)の数は拡大鏡等で
拡大して測定し、1インチ間に3個以上あることが望ま
しい。かかる突出部のうち、たるみやループは、主にバ
ルキー性を与え、毛羽は、バルキー性の他に良好な手触
り感触、糸−糸摩擦抵抗増加を与える。したがって、毛
羽の数が少ないと前記のスパンライクフィラメント糸使
いのロープ状となり、特にバルキー性が欠如する。しか
し毛羽の数が多すぎると手触り感触は良好で、糸−糸摩
擦も増加するが、ロープの強力が低下し、スパン糸使い
のロープと同様のものとなる。フィラメント原糸、また
はフィラメント使いのロープに毛羽のみ付与するには、
例えばヤスリ等で擦過する方法があるが、擦過程度の調
整が困難で、原糸、またはロープの毛羽、強力に斑が生
じやすいため好ましくない。毛羽の数は1インチ当たり
3個以上50個以下がより好ましい。本発明のロープに
適応する交絡糸の素材は、交絡糸に、毛羽、たるみおよ
びループから選ばれた少なくとも2種の突出部を付与す
る際に、繊維の強度が高く、屈曲性や摩擦熱に対する抵
抗の大きい素材が好ましく使用される。たとえばポリエ
ステル、ポリアミド、ポリビニルアルコールおよびアラ
ミド等が好ましく使用される。これらの繊維は単独で使
用してもよいが、例えば強度の高いアラミド繊維とアラ
ミド繊維のみでは日光による変色が起こりやすいため、
ポリエステル繊維とを併用し、ポリエステル繊維がロー
プの表面に配置されるようなロープ構造にしてもよい。
【0011】突出部を有する交絡糸は、強度が高い方が
ロープに仕上げた後の強力が高くなるので好ましく、縛
り紐や荷造り等に使用するには毛羽糸の引張強度は少な
くとも3g/dあることが望まれる。毛羽糸の強度は高
いほど運送用途、漁具用途等広い分野に使用することが
できる。また、一般に産業資材用途に使用されるマルチ
フィラメント糸の単糸繊度は、5〜40デニール程度で
あるが、毛羽糸の単糸繊度は小さい程、毛羽やたるみ部
分の手触り感触が優れたものを与えるので、単糸繊度
は、好ましく30デニール以下、さらに好ましくは10
デニール以下のものがよい。
【0012】このような交絡糸を撚り合わせてロープを
造る際に、該交絡糸のみを撚り合わせてもよいが、ロー
プに所望の強度、風合い、耐候性や耐薬品性等を付与す
る場合、交絡糸以外のフィラメント糸やスパン糸、スパ
ンライクフィラメント糸と撚り合わせて使用してもよ
い。例えばロープを芯鞘構造にして、芯部分にケブラー
フィラメント糸を使用し、鞘部分にポリエステルから成
る毛羽、たるみ、ループ等の突出部を有する交絡糸を用
いると、強力が高く、しかも手触り感触が優れ、耐候
性、耐酸性等に優れたロープが得られる。ロープを製造
する方法は通常用いられるリング撚糸機、合撚機、スト
ランダー、レーアー、クローサー等を単独、または適宜
組み合わせて直径、撚数、上撚と下撚、または上撚と中
撚、下撚などの撚り構造、3つ打ち、4つ打ち等のロー
プ構造等を自在に変化させ、所望のロープを得ることが
できる。
【0013】このようにして得られたロープは、繊度が
5000デニール以上で、強力は15kg/mm2 以上であ
るものが好ましい。すなわち、強力が高くても、500
0デニール未満の細いトータル繊度のものは、結んだ
り、繋いだりする場合に、手で強く引っ張ると、直径が
小さすぎて作業者の手が痛くなり易いものであって、ま
た、このような細物ロープは特に強度を必要する用途に
使用されないものであって、したがって、本発明のよう
な高強度で手触り感触の優れたものを用いる必要がな
い。
【0014】また、直径当たりのロープ強力は、ノギ
ス、ダイヤルゲージ、マイクロメーター、圧縮弾性試験
機等で測定したロープの直径から計算で求めるものであ
る。また、特に屋外や水産用途で使用するロープの場合
は、該ロープの湿潤時の曲げ硬さと、乾時の曲げ硬さが
重要な要件となるものである。すなわち、本発明のロー
プは、JIS K7203に準じて、湿潤時の曲げ硬さ
と、乾時の曲げ硬さを測定し、その少数点以下3位を四
捨五入して表した数値が、いずれにおいても好ましくは
2.3g/mm2 以下、さらに好ましくはいずれも1.8
g/mm2 以下であるという特徴を有するものである。乾
湿の片方のみではなく、乾湿両方において柔らかいとい
うこと、さらにはそれらの値に差がないことが特徴的で
ある。
【0015】すなわち、本発明のロープは、かかる湿潤
時の曲げ硬さと、乾時の曲げ硬さの比、つまり湿/乾曲
げ硬さ比率に差がない点に特徴を有する。これは、大気
中でも、水中でも結節作業がしやすいことを意味するも
ので、かかる作業の上からは重要な要件となるものであ
る。
【0016】本発明のロープは、湿/乾曲げ硬さ比が、
好ましく1.1以下、さらに好ましくは0.95〜1.
05の範囲にあるものであるのがよい。すなわち、乾湿
で硬さに変動がなく、1.00にほぼ近いという、優れ
たロープである。かかる乾湿曲げ硬さ比率が大きいもの
は、湿潤時に繊維が収縮したり、膨潤するもので、曲げ
硬さ比率が1.1より大きいものは硬くて、たとえば結
んだり、繋いだりする湿潤時の作業性が悪いことを意味
するものである。かかる湿/乾曲げ硬さ比率を1.1よ
り小さくするには、ポリエステルやポリエチレン等のよ
うな吸湿性の小さい繊維を使用するか、もしくは、ポリ
ビニルアルコールやポリアミド等のような吸湿性の高い
繊維の使用比率を約20%以下にするなどの方法によっ
ても、多少は調整することができるので、かかる方法を
併用することは好ましい。
【0017】本発明のロープは、乾燥時、及び湿潤時も
高い引張強力を有することから湿潤時に高い強力の必要
な水産用途に最も適し、また湿潤時にも硬くなりにくい
ため、結んだり解いたりすることの多い運送用途にも最
適である。また使用する原糸の表面に適度な数の毛羽、
たるみ、ループを有しているため、解けにくく、手触り
感触も優れており、縛り紐や水産用等の仕立て糸として
使用する時も縛りやすく、手が痛くならない等の特徴を
有する。さらに摩耗後の強力も従来ロープと比べて遜色
はなく、使用時に糸−糸摩擦を受けたり、現場作業時に
地面上を引き摺って摩耗しても十分な強力を有するとい
う特徴を有する。
【0018】かかる本発明のロープは、旋網、刺網、定
置網、養殖網、曵き網、タモ網等の水産用途として、網
地と網地の仕立て部分や、浮子綱、沈子綱、およびそれ
らの補強用として、また生簀や船舶の係留用等に使用す
ることができる。また運送用トラック等に使用する荷づ
くり用途のほか、荷物の縛り紐や、安全ネット、養生メ
ッシュや防球ネット、鹿や猿、猪等の防御用陸上ネット
等の分野での網地取り付け用ロープの他、自動車牽引用
としても使用できる。また着色した毛羽糸を使用した
り、ロープに製綱した後に染色等によって着色すること
により室内インテリアとしても使用することができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。
【0020】実施例中において、ロープ直径はノギスで
測定した。また、引張強力、伸度は、JIS L103
4に準じて島津製作所のオートグラフを用い、試長25
cm、引張速度30cm/分の速度で測定したものである。
【0021】摩耗強力は、(株)ノリタケ製 1000
BG0120砥石を120回/分の速度で回転させ、2
kgの荷重を吊した状態で1000回摩耗した後、引張り
試験をして摩耗後の強力を求めた。
【0022】湿潤時の摩耗は、24時間以上水に浸漬し
たサンプルを用い、水槽に湿潤した状態で上記と同様の
試験を行った。
【0023】曲げ硬さは、JIS K7203に準じ、
サンプル長さ20cm、試長10cm、圧縮速度10cm/分
の速度で測定し、応力の最高値を求め、この数値をロー
プの直径で割って求めた。
【0024】ロープの撚数は、ロープの試長30cm間に
印しを付け、上撚のピッチ数を数えて上撚数として表
し、1本のストランドを検撚器のチャックに挟み、他の
2本を手で解撚した後、最初に印しを付けたもう一方の
端部分をチャックに挟み、検撚器で解撚して中撚数を求
めた。また、さらにヤーンの1本を残して他を切断し、
ヤーンを解撚して下撚数を求めた。
【0025】ロープの締まりやすさは、手で結節を作成
し、引張試験機を用いロープの繊度×0.05g/dの
荷重を与えた状態で結節を締め、荷重をはずした状態で
結節の大きさを測定した。結節の大きさは、結節の最端
部からもう一方の最端部までの長さを測定しmmで表示し
た。結節の小さいもののほうが締まりやすいことを表す
ものである。
【0026】実施例1 特公平5−40047号公報に準じ、1000デニール
で192フィラメントのポリエステル原糸を用い、3.
1kg/cm2 の交絡ノズルにより交絡処理し、走行速度3
00m/分で往路側30g、復路側85gの張力下でガ
イドローラーに巻き掛けて交絡糸を互いに交錯させて捩
りと扱きを与え、次いで再び3.1kg/cm2 の交絡ノズ
ルにより交絡処理して作成した強度3.5g/d、繊度
1010デニール、単糸繊度5.2デニールで交絡糸の
毛羽の数が5個/インチのポリエステル繊維から成る毛
羽糸を6本引き揃えてリング撚糸機で47回/30cmで
Z方向に下撚を与えヤーンを得た。このヤーンを9本合
糸してS方向に43回/30cmの中撚を与えてストラン
ドを得、さらにこのストランドを3本合糸してZ方向に
17回/30cmの上撚を与えて3つ打ちロープを得た。
【0027】実施例2 実施例1で使用したポリエステル繊維から成る毛羽糸3
本と、繊度535デニール(10番手)、単糸繊度1.
5デニールで、引張強度18g/dのアラミド繊維(ケ
ブラー)のスパン糸を6本引き揃えて実施例1と同じ条
件でロープを得た。
【0028】実施例3 実施例1で使用したポリエステル繊維から成る毛羽糸4
本と、引張強度が4g/d、繊度533デニール(10
番手)、単糸繊度5.2デニールのスパンテトロン糸4
本を引き揃えて実施例1と同じ条件でロープを得た。
【0029】比較例1 繊度1050デニール(5番手)、引張強度4.4g/
dのスパンビニロン糸を6本引き揃えて実施例1と同じ
条件でロープを得た。
【0030】比較例2 繊度1056デニール,単糸繊度5.2デニール、引張
強度6.5g/dで、エアーにより交絡したポリエステ
ルのスパンライクフィラメント糸を6本引き揃えて実施
例1と同じ条件でロープを得た。
【0031】実施例1〜3、比較例1、2のロープ特性
を表1に示す。
【0032】
【表1】 表1の結果から実施例1〜3は乾、湿時の引張強力が高
く、曲げ硬さが小さく柔軟で、乾湿時の曲げ硬さにほと
んど差がなく、結節の長さが小さく締まりやすいことが
判る。一方比較例1のスパンビニロン糸使いのものはロ
ープの強力が低く、特に湿時の強力は最も低い。また湿
時の曲げ硬さが大きいため、湿/乾曲げ硬さ比は非常に
大きく湿時に取扱いにくいことが判る。比較例2のスパ
ンライクフィラメント糸使いのロープは引張強力は高い
が乾湿時とも曲げ硬さが高く結節の長さが最も大きく扱
いにくい。
【0033】
【発明の効果】本発明のロープは、水産用途、荷づくり
用途のほか、安全ネット、養生メッシュや防球ネット、
さらに防御用陸上ネット、自動車牽引用としても使用で
きるし、さらに室内インテリアとしても使用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この図は、本発明のロープに用いる毛羽糸の
製造工程の概略図である。
【図2】 この図は、図1のガイドローラー5部分の拡
大図である。
【図3】 この図は、本発明のロープを構成する交絡糸
の外観図である。
【符号の説明】
1:原糸 2:供給ローラー 3:前部空気ノズル 4:ガイドローラー 5:後部空気ノズル 6:交絡糸 7:毛羽 8:ループ 9:たるみ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロープを構成する原糸が、10回/m以
    上単糸が交絡し、かつ、毛羽、たるみおよびループから
    選ばれた少なくとも2種からなる突出部を含む交絡糸で
    あって、該ロープが、JIS K-7203に準じて測定される曲
    げ硬さが、乾湿時において、いずれも2.3g/mm2
    下であることを特徴とするロープ。
  2. 【請求項2】 該ロープが、JIS K-7203に準じて測定さ
    れる曲げ硬さが、乾湿時において、いずれも1.8g/
    mm2 以下である請求項1記載のロープ。
  3. 【請求項3】 該突出部の数が3個/インチ以上50個
    /インチ以下である請求項1または2記載のロープ。
  4. 【請求項4】 該交絡糸が、ポリエステル、ポリアミ
    ド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコ
    ールおよびアラミドから選ばれた少なくとも1種の繊維
    からなるものである請求項1〜3のいずれかに記載のロ
    ープ。
  5. 【請求項5】 該交絡糸が、3g/d以上の引張強度
    と、1.5デニール以上30デニール以下の単糸繊度を
    有するものである請求項1〜4のいずれかに記載のロー
    プ。
  6. 【請求項6】 該ロープが、該交絡糸と、該交絡糸以外
    のフィラメント糸、スパン糸およびスパンライクフィラ
    メント糸から選ばれた少なくとも1種と撚り合わせたも
    のである請求項1〜5のいずれかに記載のロープ。
  7. 【請求項7】 該ロープが、5000デニール以上のト
    ータル繊度ト、15kg/mm2 以上の引張強力を有するも
    のである請求項1〜6のいずれかに記載のロープ。
  8. 【請求項8】 該ロープが、湿/乾曲げ硬さ比(湿潤時
    の曲げ硬さ/乾時の曲げ硬さ)が1.1以下である請求
    項1〜7のいずれかに記載のロープ。
  9. 【請求項9】 該ロープが、湿/乾曲げ硬さ比(湿潤時
    の曲げ硬さ/乾時の曲げ硬さ)が0.95〜1.1の範
    囲にあるものである請求項1〜8のいずれかに記載のロ
    ープ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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