JPH11217756A - 積層吸収体 - Google Patents

積層吸収体

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JPH11217756A
JPH11217756A JP1558798A JP1558798A JPH11217756A JP H11217756 A JPH11217756 A JP H11217756A JP 1558798 A JP1558798 A JP 1558798A JP 1558798 A JP1558798 A JP 1558798A JP H11217756 A JPH11217756 A JP H11217756A
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宏 尾上
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長之 沼田
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直陸 桃井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吸液性、吸液保持性および寸法安定性に優れた
吸収体を提供する。 【解決手段】合成繊維及び/または天然繊維と吸水性繊
維からなる不織布を積層した吸収体であって、1層が平
均繊度が2デニール以上の繊維からなる不織布層、もう
1層が平均繊度が2デニール未満の繊維からなる不織布
層である吸収体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不織布からなる吸収
体、特にインクジェット式プリンターのインク吸収体に
好適に用いられるものに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式プリンター等のインク
吸収体として従来、吸水性樹脂または吸水性繊維を混綿
した不織布が多く使用されている。例えば特開平08−
311755号公報には不織布にアクリル酸系高吸水性
樹脂あるいは繊維を混綿した吸収体が記載されている。
しかし、かかる吸収体は吸水性樹脂または吸水性繊維を
混綿しているためフリーの状態ではある程度の吸液性を
持つものの、一端を持ち上げて傾けた場合、あるいは遠
心力がかかった場合に吸収した液体が保持できずにボタ
落ちしてしまうという問題点がある。
【0003】また、特開平06−70954号公報には
極細分割繊維を混綿することにより繊維間隙による毛細
管現象を利用し、吸収体の保持性を向上させた吸収体が
記載されている。しかし、かかる吸収体は極細分割繊維
の使用により不織布中の空隙率が減少し、繊維どうしの
絡みが増加するため、フリーの状態での吸液時の膨潤が
抑制されて吸液性が逆に低下するという問題点がある。
【0004】さらにインクジェット式プリンター等のイ
ンク吸収体では一端から液体を滴下した場合、横方向に
素早く浸透し吸収体全体に拡散する必要がある。このた
め不織布層中の平均繊度を高くして液体の移行速度を速
くしなければならないが、その場合下方向への移行速度
も増加し、短時間で吸収体下部から液漏れが発生すると
いう問題点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは吸収体を構
成する素材の調合、並びに製造方法を研究し、本発明の
完成に至った。即ち、本発明の吸収体は合成繊維及び/
または天然繊維と吸水性繊維からなる不織布を積層した
吸収体であって、1層が平均繊度のより高い繊維からな
る不織布層、もう1層が平均繊度のより低い繊維からな
る不織布層であることを特徴とする吸収体である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で使用するマトリックス繊
維である合成繊維及び天然繊維は特に限定されない。合
成繊維を使用する場合、例えばアクリルやモダクリルな
どのアクリル系、ポリプロピレンやポリエチレンなどの
ポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレートやポリ
ブチレンテレフタレートなどのポリエステル系、ナイロ
ン6やナイロン66のなどのポリアミド系などがある。
またこれらの共重合体なども使用することができる。さ
らに、これらの二種以上の混合であっても構わない。天
然繊維を使用する場合、例えばセルロース、羊毛、コッ
トン、シルクなどを使用することができる。また、これ
らの二種以上の混合であっても構わない。
【0007】また本発明で使用する吸水性繊維の例とし
ては、カルボン酸およびカルボン酸のアルカリ金属塩か
らなる繊維がある。このポリマーは、カルボン酸基を与
えるモノマーと、カルボン酸基と反応してエステル架橋
結合を形成するヒドロキシル基を含有するモノマーから
なる。カルボン酸基を与えるモノマーとしてはアクリル
酸およびその水溶性塩などが用いられる。
【0008】ヒドロキシル基を含有するモノマーとして
はビニルアルコール、アリルアルコール、エポキシド置
換ビニルモノマーおよびビニルカルボン酸モノマーのヒ
ドロキシアルキルエステルなどが用いられる。具体的な
化合物名としては、ヒドロキシエチルメタクリレート、
ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシエチル
アクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、グリ
セリルモノメタクリレート、グリセリルモノアクリレー
ト等が挙げられる。これらのモノマーは各々複数の種類
用いてもよい。
【0009】ヒドロキシル基を持つモノマーはフリーの
アクリル酸と当量以下で0.5重量%以上含まれること
が好ましい。0.5重量%以上だと架橋が十分に進行
し、繊維の強度が保たれるため不織布製造時の操業性が
良好である。
【0010】上記のモノマー以外に可塑性を付与するた
めに他のビニルモノマー、例えば酢酸ビニル、アクリロ
ニトリル等を用いてもよい。
【0011】上記のモノマーを重合する方法は特に限定
しない。モノマー組成が水溶性であれば水系重合が好ま
しく、重合開始剤には一般に用いる過硫酸ナトリウム等
を用いればよい。
【0012】上記のポリマーから本発明に使用する吸水
性繊維を製造する紡糸方法は、水系重合の場合、乾式紡
糸が好ましい。湿式紡糸の場合は凝固剤に水を使用でき
ないため有機溶剤系を用いなければならない。
【0013】乾式紡糸した後、吸水性繊維の湿分含有率
を、一般に繊維の乾燥重量基準で8〜25%の状態にし
て延伸、クリンプ加工、カット等を適宜行う。湿分含有
率が8%未満の状態では繊維の強度が不足し、脆くなる
ため不適切である。
【0014】このように引き取られた吸水性繊維はポリ
マーを不溶性にするため加熱処理によるポリマー鎖の架
橋を行う。先ずこれらの繊維は0〜10%、好ましくは
4〜8%の湿分含有率に更に乾燥される。乾燥は、繊維
の構造内に加熱蒸気の泡の形成による損傷を避けるため
100℃以下の温度で行われる。一般に50℃を上回る
温度、例えば、60〜90℃の炉内を通して繊維を通過
させることにより行われる。
【0015】次に架橋工程において、水溶性ポリマーを
不溶性にするために十分なポリマー鎖の架橋を起こさせ
るように加熱される。この時の温度は一般に125〜2
50℃の範囲である。カルボン酸及びヒドロキシル基の
反応によりエステル架橋が形成されるときに、架橋に好
ましい温度は少なくとも150℃又は160℃であり、
そして好ましくは225℃以下である。150℃以下で
あると架橋の進行が遅くなるため、繊維として所定の吸
水時のゲル強度が得られない恐れがある。また225℃
以上であると高温のため架橋工程時にポリマーが劣化す
る恐れがある。
【0016】架橋工程が行われる時間は一般に2分間〜
2時間の範囲であり、好ましくは5〜15分間の間であ
る。2分以下の場合、ポリマー中の架橋が不十分である
ため繊維として所定の吸水時のゲル強度が得られない恐
れがある。また2時間以上であると逆にポリマー中の架
橋が増大し、繊維として所定の吸水量が得られない恐れ
がある。
【0017】これらの吸水性繊維の単位重量あたりの吸
水量は10g/g以上であることが好ましい。10g/
g以上であると、吸収体として十分な吸液性および吸液
保持性が得られる。
【0018】上記の類の吸水性繊維の例としてはテクニ
カルアブソーバント社が製造し、カネボウ合繊(株)が
輸入販売を行っている「ベルオアシス」(商品名)があ
る。
【0019】上記の合成繊維及び/または天然繊維と吸
水性繊維は開繊、混綿した後にカードを通しウエブを作
製し、さらにニードルパンチをかけて不織布吸収体を製
造する。この時、1層が平均繊度の高い繊維からなる不
織布層、もう1層が平均繊度の低い繊維からなる不織布
層を積層した吸収体であることが必要である。平均繊度
の異なる不織布の積層によって、吸液性、吸液保持性と
いう相反する性能を併せ持つことが可能となる。
【0020】また、平均繊度の高い繊維からなる不織布
層にて液体の横方向へ浸透性を向上させることが可能と
なる。さらに平均繊度の低い繊維からなる不織布層にて
液体の下方向への移行速度を抑制することによって吸収
体下部からの液漏れを防ぐことが可能となる。
【0021】平均繊度の高い繊維からなる不織布層中の
平均繊度は2デニール以上であることが好ましい。2デ
ニール以上であると、不織布中の空隙率が大きく、繊維
どうしの絡みも少ないため、フリーの状態での吸液時の
膨潤が抑制されず吸収体として十分な吸液性が得られ
る。さらに液体の移行速度も速くなり吸収体中の横方向
への浸透性が高くなる。また該不織布層中の吸水性繊維
の混率は5〜40重量%であることが好ましい。混率が
この範囲にあると、さらに吸液性が向上し、またカード
工程における繊維の脱落もないので好ましい。
【0022】また平均繊度の低い繊維からなる不織布層
中の平均繊度は2デニール未満であることが好ましい。
2デニール未満であると、毛細管現象による効果のため
吸収体として十分な吸液保持性が得られる。さらに空隙
率が小さくなり液体の下方向への移行速度を抑制するた
め、吸収体下部からの液漏れを防ぐことが可能となる。
また該不織布層中の吸水性繊維の混率は5〜40重量%
であることが好ましい。混率がこの範囲にあると、さら
に吸液保持性が向上し、またカード工程における繊維の
脱落もないので好ましい。なおここでいう吸液保持性と
は、吸収体の一端を持ち上げて傾ける、あるいは一定の
遠心力がかかった状態にあるときの液体に対する吸収性
能を示す。
【0023】平均繊度の低い繊維からなる不織布層に
は、極細繊維を混綿することも可能である。2デニール
未満、好ましくは0.8デニール未満の極細繊維を混綿
することによって、さらに吸液保持性に優れた吸収体が
得られる。
【0024】かかる2デニール未満の極細短繊維を使用
する場合、使用割合は吸収体全体に対して5〜40重量
%、更には10〜30重量%であることが好ましい。含
有率がこの範囲にあると、優れた吸液保持性を示し、ま
た吸収体製造時の針折れも少ないので好ましい。
【0025】本発明で使用する2デニール未満の極細短
繊維は特に限定するものではないが、物理的手法、又は
化学的手法により分割される複合繊維が好ましい。
【0026】物理的手法により分割される繊維の例とし
てはポリエチレンとポリエチレンテレフタレートを星状
の部分とその足の部分とに複合化した繊維が市販されて
いる(カネボウ合繊(株)、商品名E91など)。この
ような複合繊維は当然、星の足の数が4本であれば5分
割となる。したがって複合繊維の繊度が2デニールであ
れば、分割後の繊維の平均繊度は0.4デニールとな
る。
【0027】また、化学的手法により分割される繊維と
しては、通常のPETとアルカリ処理により容易に溶解
される共重合PETの2成分からなる複合繊維が市販さ
れている(カネボウ合繊(株)、商品名NX103な
ど)。
【0028】上記の物理的手法により分割される繊維
は、カード工程やニードルパンチ工程で分割される。理
想的にはカード工程では分割されずに、ニードルパンチ
工程で分割されることが好ましい。上記のE91(商品
名)はかかる点においても優れている。またNX103
(商品名)などの化学的手法により分割される繊維は、
製品になった後の工程でアルカリ処理等により分割され
る。
【0029】それ以外に混綿される他の繊維の素材は特
に限定しない。用途により適宜選択すれば良い。一般的
な合成繊維、天然繊維、再生繊維が使用できる。
【0030】
【発明の効果】本発明は平均繊度の異なる不織布の積層
化によって吸液性、吸液保持性という相反する性能を併
せ持ち、且つ、横方向への浸透性を向上し、吸収体下部
からの液漏れを防いだ吸収体である。
【0031】
【実施例】(吸水性繊維の吸水量の測定方法)吸水性繊
維0.5gを5cm×5cmのティーバッグに入れて、
イオン交換水に十分浸漬する。これを取り出し、0.5
psiの荷重を30分間かけて繊維間隙の水を除去した
後、重量を測定して吸水性繊維1gに対する吸水量を算
出した。
【0032】(吸液性の測定方法および評価方法:金網
法)サンプルを10cm×10cmに切り出し、その重
量をはかった。これを液体中に十分に浸漬した後、40
メッシュの金網の上に静置し、雫が落ちないようになっ
てから重量を測定し、10cm×10cmあたりの吸液
量を求めた。また評価は吸液量150g以上を◎、13
0g以上150g未満を○、130g未満を△とした。
【0033】(吸液保持性の測定方法および評価方法)
上記の金網法にて吸液量を測定した10cm×10cm
のサンプルの一端に紐を通し、そのまま持ち上げ垂直に
吊り下げ、金網法ではまだ残存していた繊維間に付着し
ていた液体をさらに脱落させる。そのまま静置し、雫が
落ちないようになってから重量を測定し、10cm×1
0cmあたりの吸液保持量を求め、前記吸液量との比か
ら吸液保持率を算出した。また評価は吸液保持率85%
以上を◎、80%以上85%未満を○、80%未満を△
とした。
【0034】(横方向への浸透性と吸収体下部からの液
漏れの測定方法および評価方法)サンプルを2cm×1
4cmに切り出し、一端に液体を1ml/minの速度
で滴下する。この時液が滴下部より10cmの部分に到
達する時間を測定し、浸透時間とした。評価は浸透時間
500秒未満を◎、500秒以上1000秒未満を○、
1000秒以上を△とした。また吸収体下部から液漏れ
が発生した場合、その時間も測定した。評価は液漏れが
発生しない場合を◎、600秒以上経過した後、発生し
た場合を○、600秒未満に発生した場合を△とした。
【0035】実施例1 < 上層の調合>カネボウ合繊(株)製吸水性繊維「ベル
オアシス」9デニール、51mm(吸水量65g/g)
を5重量%、マトリックス繊維としてカネボウ合繊
(株)製難燃アクリル繊維「ルフネン」2デニール、5
1mmを75重量%、コージン(株)製レギュラーレー
ヨン2デニール、51mmを20重量%混綿した。平均
繊度は2.35デニールであった。
【0036】< 下層の調合>カネボウ合繊(株)製極細
分割繊維「E91」2デニール(カード通過後5分割:
平均0.4デニール)51mmを40重量%、カネボウ
合繊(株)製吸水性繊維「ベルオアシス」9デニール、
51mm(吸水量65g/g)を5重量%、マトリック
ス繊維としてカネボウ合繊(株)製難燃アクリル繊維
「ルフネン」2デニール、51mmを35重量%、コー
ジン(株)製レギュラーレーヨン2デニール、51mm
を20重量%混綿した。平均繊度は1.71デニールで
あった。
【0037】< 吸収体の製造方法>上層と下層をそれぞ
れカーディング、クロスレイ、ニードルパンチからなる
通常のフェルト製造工程で作製した。この後積層し、さ
らにニードルパンチを行って吸収体を製造した。厚さは
上層4mm、下層4mmでトータル8mm、目付けは1
600g/m2 とした。以上の結果を表1に示す。
【0038】製造した吸収体のイオン交換水に対する吸
液量は138.8g、吸液保持率は88.0%と吸液量
・吸液保持率ともに良好であった。また平均繊度の高い
繊維からなる不織布層を上側にした場合の浸透時間63
0秒で、吸収体下部からの液漏れは発生しなかった。評
価結果を表2に示す。
【0039】比較例1 < 調合>カネボウ合繊(株)製吸水性繊維「ベルオアシ
ス」9デニール、51mm(吸水量65g/g)を5重
量%、マトリックス繊維としてカネボウ合繊(株)製難
燃アクリル繊維「ルフネン」2デニール、51mmを7
5重量%、コージン(株)製レギュラーレーヨン2デニ
ール、51mmを20重量%混綿した。平均繊度は2.
35デニールであった。
【0040】< 吸収体の製造方法>カーディング、クロ
スレイ、ニードルパンチからなる通常のフェルト製造工
程で作製した。厚さは8mm、目付けは1600g/m
2 とした。以上の結果を表1に示す。
【0041】製造した本発明の吸収体のイオン交換水に
対する吸液量は147.0gと実施例を上回ったが、吸
液保持率は75.2%と実施例を下回った。また浸透時
間640秒だが、吸収体下部からの液漏れが390秒後
に発生した。評価結果を表2に示す。
【0042】比較例2 < 調合>カネボウ合繊(株)製極細分割繊維「E91」
2デニール(カード通過後5分割:平均0.4デニー
ル)51mmを40重量%、カネボウ合繊(株)製吸水
性繊維「ベルオアシス」9デニール、51mm(吸水量
65g/g)を5重量%、マトリックス繊維としてカネ
ボウ合繊(株)製難燃アクリル繊維「ルフネン」2デニ
ール、51mmを35重量%、コージン(株)製レギュ
ラーレーヨン2デニール、51mmを20重量%混綿し
た。平均繊度は1.71デニールであった。
【0043】< 吸収体の製造方法>カーディング、クロ
スレイ、ニードルパンチからなる通常のフェルト製造工
程で作製した。厚さは8mm、目付けは1600g/m
2 とした。以上の結果を表1に示す。
【0044】製造した本発明の吸収体のイオン交換水に
対する吸液量は120.0gと実施例を下回った。吸液
保持率は89.0%であった。また浸透時間1020秒
と実施例と比較して非常に遅かった。吸収体下部からの
液漏れは発生しなかった。評価結果を表2に示す。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成繊維及び/または天然繊維と吸水性
    繊維からなる不織布を積層した吸収体であって、1層が
    平均繊度のより高い繊維からなる不織布層、もう1層が
    平均繊度のより低い繊維からなる不織布層であることを
    特徴とする吸収体。
  2. 【請求項2】 前記平均繊度のより高い繊維からなる不
    織布層の平均繊度が2デニール以上であり、吸水性繊維
    の混率が5〜40重量%である請求項1記載の吸収体。
  3. 【請求項3】 前記平均繊度のより低い繊維からなる不
    織布層の平均繊度が2デニール未満であり、そのうち吸
    水性繊維の混率が5〜40重量%である請求項1又は2
    記載の吸収体。
  4. 【請求項4】 前記吸水性繊維の吸水量が10g/g以
    上である請求項1〜3いずれかに記載の吸収体。
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