JPH11217508A - 難燃性熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
難燃性熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH11217508A JPH11217508A JP2067498A JP2067498A JPH11217508A JP H11217508 A JPH11217508 A JP H11217508A JP 2067498 A JP2067498 A JP 2067498A JP 2067498 A JP2067498 A JP 2067498A JP H11217508 A JPH11217508 A JP H11217508A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】熱可塑性樹脂に加熱膨張性黒鉛と特定の環状リ
ン化合物を配合することで、ハロゲンを用いずに高い難
燃性をもつ熱可塑性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】(A)熱可塑性樹脂 100重量部と、
(B)加熱膨張性黒鉛2〜100重量部と、(C)下記
式[I]で示される環状リン化合物 2〜100重量部
とからなる難燃性熱可塑性樹脂組成物。 [式[I]中、AおよびBは、それぞれ独立に、O、N
H、Sよりなる群から選ばれる基を示し、Yは、O、
S、もしくは省略してもよく、Xは炭素数1〜4のアル
キル基、nは0〜4の整数を示し、Rは、脂肪族炭化水
素基、脂環族炭化水素基および芳香族炭化水素基よりな
る群から選ばれる基を示し、DおよびEは、共同して、
O、Sおよび式[V]で示される基よりなる群から選ば
れる基を示す。 [式[V]中、FおよびGは、それぞれ独立に、O、N
H、Sよりなる群から選ばれる基を示し、Xは上と同
じ。]]
ン化合物を配合することで、ハロゲンを用いずに高い難
燃性をもつ熱可塑性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】(A)熱可塑性樹脂 100重量部と、
(B)加熱膨張性黒鉛2〜100重量部と、(C)下記
式[I]で示される環状リン化合物 2〜100重量部
とからなる難燃性熱可塑性樹脂組成物。 [式[I]中、AおよびBは、それぞれ独立に、O、N
H、Sよりなる群から選ばれる基を示し、Yは、O、
S、もしくは省略してもよく、Xは炭素数1〜4のアル
キル基、nは0〜4の整数を示し、Rは、脂肪族炭化水
素基、脂環族炭化水素基および芳香族炭化水素基よりな
る群から選ばれる基を示し、DおよびEは、共同して、
O、Sおよび式[V]で示される基よりなる群から選ば
れる基を示す。 [式[V]中、FおよびGは、それぞれ独立に、O、N
H、Sよりなる群から選ばれる基を示し、Xは上と同
じ。]]
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲンを含有しない
難燃性の熱可塑性樹脂組成物に関する。
難燃性の熱可塑性樹脂組成物に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】従来から、ポリオレフィン系樹脂
などの熱可塑性樹脂の難燃剤としては、ハロゲン系難燃
剤、無機系難燃剤、リン系難燃剤などの各種の難燃剤が
使用されてきた。これらの中でデカブロモジフェニルエ
ーテルなどに代表されるハロゲン系難燃剤は添加量が比
較的少なくてすむため広く使われている。しかしなが
ら、ハロゲン系難燃剤を用いると燃焼時に有毒ガスを発
生するおそれがある。
などの熱可塑性樹脂の難燃剤としては、ハロゲン系難燃
剤、無機系難燃剤、リン系難燃剤などの各種の難燃剤が
使用されてきた。これらの中でデカブロモジフェニルエ
ーテルなどに代表されるハロゲン系難燃剤は添加量が比
較的少なくてすむため広く使われている。しかしなが
ら、ハロゲン系難燃剤を用いると燃焼時に有毒ガスを発
生するおそれがある。
【0003】無機系難燃剤としては水酸化マグネシウム
などの金属水和物が用いられている。これらは、高い難
燃性を得ようとして大量に添加すると、比重が大きくな
ったり、機械物性が著しく損なわれるなどの欠点があ
る。
などの金属水和物が用いられている。これらは、高い難
燃性を得ようとして大量に添加すると、比重が大きくな
ったり、機械物性が著しく損なわれるなどの欠点があ
る。
【0004】リン系難燃剤としてはトリフェニルホスフ
ェート、トリキシレニルホスフェート、ポリ燐酸エステ
ルなどの有機リン酸エステルなどが挙げられる。これら
の有機リン酸エステルは、難燃性能が充分とは言い難い
ため、熱可塑性樹脂、例えばポリオレフィンに対し添加
した場合には、UL−94V試験で合格するような充分
な難燃性を有する樹脂組成物を得ることができない。ま
た、リン系難燃剤は液体である場合が多く、多量に添加
した場合には、樹脂本来の機械物性が損なわれるという
欠点もある。
ェート、トリキシレニルホスフェート、ポリ燐酸エステ
ルなどの有機リン酸エステルなどが挙げられる。これら
の有機リン酸エステルは、難燃性能が充分とは言い難い
ため、熱可塑性樹脂、例えばポリオレフィンに対し添加
した場合には、UL−94V試験で合格するような充分
な難燃性を有する樹脂組成物を得ることができない。ま
た、リン系難燃剤は液体である場合が多く、多量に添加
した場合には、樹脂本来の機械物性が損なわれるという
欠点もある。
【0005】また、加熱膨張性黒鉛のような加熱時に不
活性ガスを発生しながら膨張する難燃剤が用いられるこ
とがある。例えば、特公昭63−7238号公報、特開
平6−25476号公報,特開平6−25485号公報
などには、難燃剤として膨張性黒鉛と、赤燐やポリリン
酸アンモニウム、トリフェニルリン酸などのリン化合物
とを用いることが示されている。しかしながら、これら
においても十分な難燃性が得られているとはいえなかっ
た。
活性ガスを発生しながら膨張する難燃剤が用いられるこ
とがある。例えば、特公昭63−7238号公報、特開
平6−25476号公報,特開平6−25485号公報
などには、難燃剤として膨張性黒鉛と、赤燐やポリリン
酸アンモニウム、トリフェニルリン酸などのリン化合物
とを用いることが示されている。しかしながら、これら
においても十分な難燃性が得られているとはいえなかっ
た。
【0006】本発明者らは、熱可塑性樹脂の難燃化につ
いて、鋭意研究を重ねた結果、熱可塑性樹脂に、加熱膨
張性黒鉛と特定の環状リン化合物を配合することにより
高い難燃効果を発揮することを見いだし、本発明を完成
するに至った。
いて、鋭意研究を重ねた結果、熱可塑性樹脂に、加熱膨
張性黒鉛と特定の環状リン化合物を配合することにより
高い難燃効果を発揮することを見いだし、本発明を完成
するに至った。
【0007】
【発明の目的】本発明は、熱可塑性樹脂に加熱膨張性黒
鉛と特定の環状リン化合物を配合することで、ハロゲン
を用いずに高い難燃性をもつ熱可塑性樹脂組成物を提供
することを目的としている。
鉛と特定の環状リン化合物を配合することで、ハロゲン
を用いずに高い難燃性をもつ熱可塑性樹脂組成物を提供
することを目的としている。
【0008】
【発明の概要】本発明に係る難燃性熱可塑性樹脂組成物
は、(A)熱可塑性樹脂 100重量部と、(B)加熱
膨張性黒鉛 2〜100重量部と、(C)下記式[I]
〜[IV]で示される化合物から選ばれる少なくとも1
種以上の環状リン化合物 2〜100重量部とからなる
ことを特徴としている。
は、(A)熱可塑性樹脂 100重量部と、(B)加熱
膨張性黒鉛 2〜100重量部と、(C)下記式[I]
〜[IV]で示される化合物から選ばれる少なくとも1
種以上の環状リン化合物 2〜100重量部とからなる
ことを特徴としている。
【0009】
【化6】
【0010】[式[I]中、AおよびBは、それぞれ独
立に、O、NH、Sよりなる群から選ばれる基を示し、
Yは、O、S、もしくは省略してもよく、Xは炭素数1
〜4のアルキル基、nは0または1〜4の整数を示し、
Xが2個以上の場合は、それぞれのXは互いに同一でも
異なっていてもよい。Rは、脂肪族炭化水素基、脂環族
炭化水素基および芳香族炭化水素基よりなる群から選ば
れる基を示し、DおよびEは、共同して、O、Sおよび
式[V]で示される基よりなる群から選ばれる基を示
す。
立に、O、NH、Sよりなる群から選ばれる基を示し、
Yは、O、S、もしくは省略してもよく、Xは炭素数1
〜4のアルキル基、nは0または1〜4の整数を示し、
Xが2個以上の場合は、それぞれのXは互いに同一でも
異なっていてもよい。Rは、脂肪族炭化水素基、脂環族
炭化水素基および芳香族炭化水素基よりなる群から選ば
れる基を示し、DおよびEは、共同して、O、Sおよび
式[V]で示される基よりなる群から選ばれる基を示
す。
【0011】
【化7】
【0012】[式[V]中、FおよびGは、それぞれ独
立に、O、NH、Sよりなる群から選ばれる基を示し、
Xは炭素数1〜4のアルキル基、nは0または1〜4の
整数を示す。Xが2個以上の場合は、それぞれのXは互
いに同一でも異なっていてもよい。]]
立に、O、NH、Sよりなる群から選ばれる基を示し、
Xは炭素数1〜4のアルキル基、nは0または1〜4の
整数を示す。Xが2個以上の場合は、それぞれのXは互
いに同一でも異なっていてもよい。]]
【0013】
【化8】
【0014】[式[II]中、AおよびBは、それぞれ
独立に、O、NH、Sよりなる群から選ばれる基を示
し、Xは炭素数1〜4のアルキル基、nは0または1〜
4の整数を示す。Xが2個以上の場合は、それぞれのX
は互いに同一でも異なっていてもよい。]
独立に、O、NH、Sよりなる群から選ばれる基を示
し、Xは炭素数1〜4のアルキル基、nは0または1〜
4の整数を示す。Xが2個以上の場合は、それぞれのX
は互いに同一でも異なっていてもよい。]
【0015】
【化9】
【0016】[式[III]中、AおよびBは、それぞ
れ独立に、O、NH、Sよりなる群から選ばれる基を示
し、Xは炭素数1〜4のアルキル基、nは0または1〜
4の整数を示し、Yは、O、S、もしくは省略してもよ
く、Jはm価のアルコール残基またはアミン残基、mは
2〜4の整数を示す。Xが2個以上の場合は、それぞれ
のXは互いに同一でも異なっていてもよい。]
れ独立に、O、NH、Sよりなる群から選ばれる基を示
し、Xは炭素数1〜4のアルキル基、nは0または1〜
4の整数を示し、Yは、O、S、もしくは省略してもよ
く、Jはm価のアルコール残基またはアミン残基、mは
2〜4の整数を示す。Xが2個以上の場合は、それぞれ
のXは互いに同一でも異なっていてもよい。]
【0017】
【化10】
【0018】[式[IV]中、RおよびR’は、それぞ
れ独立に、脂肪族炭化水素基、脂環族炭化水素基および
芳香族炭化水素基よりなる群から選ばれる基を示し、
A、B、CおよびDは、それぞれ独立に、O、NH、S
よりなる群から選ばれる基を示し、YおよびZは、それ
ぞれ独立に、O、S、もしくは省略してもよい。]
れ独立に、脂肪族炭化水素基、脂環族炭化水素基および
芳香族炭化水素基よりなる群から選ばれる基を示し、
A、B、CおよびDは、それぞれ独立に、O、NH、S
よりなる群から選ばれる基を示し、YおよびZは、それ
ぞれ独立に、O、S、もしくは省略してもよい。]
【0019】
【発明の具体的な説明】以下、本発明に係る難燃性熱可
塑性樹脂組成物について具体的に説明する。
塑性樹脂組成物について具体的に説明する。
【0020】本発明に係る難燃性熱可塑性樹脂組成物
は、(A)熱可塑性樹脂と、(B)加熱膨張性黒鉛と、
(C)特定の環状リン化合物とから形成されている。ま
ず、各成分について説明する。
は、(A)熱可塑性樹脂と、(B)加熱膨張性黒鉛と、
(C)特定の環状リン化合物とから形成されている。ま
ず、各成分について説明する。
【0021】(A)熱可塑性樹脂 本発明において用いられる熱可塑性樹脂は溶融成形可能
な樹脂であれば如何なる樹脂であってもよく、具体的に
は、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ
カーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド
系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂などが挙げられ
る。また、樹脂の硬さは硬質のものから、ゴム状、エラ
ストマー状の軟らかいものまで如何なるものでもよい。
これらの熱可塑性樹脂は単独または組合せて用いること
ができる。
な樹脂であれば如何なる樹脂であってもよく、具体的に
は、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ
カーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド
系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂などが挙げられ
る。また、樹脂の硬さは硬質のものから、ゴム状、エラ
ストマー状の軟らかいものまで如何なるものでもよい。
これらの熱可塑性樹脂は単独または組合せて用いること
ができる。
【0022】ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ−1−ブテン、ポリメチル
ペンテン、ポリメチルブテンなどのオレフィン単独重合
体、エチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−環
状オレフィンランダム共重合体、プロピレン−エチレン
ランダム共重合体などのオレフィン共重合体などが挙げ
られる。なお、ポリオレフィン系樹脂は炭素原子数が3
以上のオレフィンから得られるポリオレフィンである場
合には、アイソタクチック重合体であってもよくシンジ
オタクチック重合体であってもよい。これらのなかで
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−環状オ
レフィンランダム共重合体が好ましく、特にポリプロピ
レンを主体とした重合体が好ましい。これらのポリオレ
フィン系樹脂の製造に用いられる触媒としては、チーグ
ラー・ナッタ型触媒、メタロセン触媒などの従来公知の
触媒を用いることができる。さらに、これらのポリオレ
フィン系樹脂の一部または全部をアクリル酸、メタクリ
ル酸、無水マレイン酸等で変性、例えば、1〜20重量
%の割合でグラフト変性した樹脂も用いられる。
レン、ポリプロピレン、ポリ−1−ブテン、ポリメチル
ペンテン、ポリメチルブテンなどのオレフィン単独重合
体、エチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−環
状オレフィンランダム共重合体、プロピレン−エチレン
ランダム共重合体などのオレフィン共重合体などが挙げ
られる。なお、ポリオレフィン系樹脂は炭素原子数が3
以上のオレフィンから得られるポリオレフィンである場
合には、アイソタクチック重合体であってもよくシンジ
オタクチック重合体であってもよい。これらのなかで
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−環状オ
レフィンランダム共重合体が好ましく、特にポリプロピ
レンを主体とした重合体が好ましい。これらのポリオレ
フィン系樹脂の製造に用いられる触媒としては、チーグ
ラー・ナッタ型触媒、メタロセン触媒などの従来公知の
触媒を用いることができる。さらに、これらのポリオレ
フィン系樹脂の一部または全部をアクリル酸、メタクリ
ル酸、無水マレイン酸等で変性、例えば、1〜20重量
%の割合でグラフト変性した樹脂も用いられる。
【0023】ポリスチレン系樹脂は、スチレンの単独重
合体であってもよく、スチレンとアクリロニトリル、メ
タクリル酸メチル、α−メチルスチレンなどとの二元共
重合体、例えば、アクリロニトリル−スチレン共重合体
であってもよく、また、アクリロニトリル−ブタジエン
−スチレン共重合体のような三元共重合体であってもよ
い。
合体であってもよく、スチレンとアクリロニトリル、メ
タクリル酸メチル、α−メチルスチレンなどとの二元共
重合体、例えば、アクリロニトリル−スチレン共重合体
であってもよく、また、アクリロニトリル−ブタジエン
−スチレン共重合体のような三元共重合体であってもよ
い。
【0024】ポリカーボネート系樹脂としては、ビス
(4-ヒドロキシフェニル)メタン、1,1-ビス(4-ヒドロ
キシフェニル)エタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)ブタ
ンなどから得られるものが挙げられ、2,2-ビス(4-ヒド
ロキシフェニル)プロパンから得られるポリカーボネー
トが好ましい。
(4-ヒドロキシフェニル)メタン、1,1-ビス(4-ヒドロ
キシフェニル)エタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)ブタ
ンなどから得られるものが挙げられ、2,2-ビス(4-ヒド
ロキシフェニル)プロパンから得られるポリカーボネー
トが好ましい。
【0025】ポリエステル系樹脂としては、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブ
チレンテレフタレートなどの芳香族系ポリエステル、ポ
リカプロラクトン、ポリヒドロキシブチレートなどが挙
げられ、ポリエチレンテレフタレートが好ましい。
ンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブ
チレンテレフタレートなどの芳香族系ポリエステル、ポ
リカプロラクトン、ポリヒドロキシブチレートなどが挙
げられ、ポリエチレンテレフタレートが好ましい。
【0026】ポリアミド系樹脂としては、ナイロン−
6、ナイロン−66、ナイロン−10、ナイロン−1
2、ナイロン−46などの脂肪族ポリアミド、芳香族ジ
カルボン酸と脂肪族ジアミンより製造される芳香族ポリ
アミドなどが挙げられ、ナイロン−6、ナイロン−66
が好ましい。
6、ナイロン−66、ナイロン−10、ナイロン−1
2、ナイロン−46などの脂肪族ポリアミド、芳香族ジ
カルボン酸と脂肪族ジアミンより製造される芳香族ポリ
アミドなどが挙げられ、ナイロン−6、ナイロン−66
が好ましい。
【0027】ポリフェニレンエーテル系樹脂としては、
ポリ(2,6-ジメチル-1,4-フェニレンオキシド)が好ま
しい。
ポリ(2,6-ジメチル-1,4-フェニレンオキシド)が好ま
しい。
【0028】これらのうちでは、ポリオレフィン系樹
脂、特にポリプロピレンを用いることが好ましい。
脂、特にポリプロピレンを用いることが好ましい。
【0029】(B)加熱膨張性黒鉛 本発明で用いられる加熱膨張性黒鉛は、数百度の温度に
加熱した際に、黒鉛のc軸方向に対して数十倍〜数百倍
に膨張する黒鉛であり、例えば黒鉛を酸化処理をするこ
とにより得られる。酸化処理としては、硫酸中での過酸
化水素水や硝酸等の酸化剤による処理が例示されるが、
これに限定されるものではない。
加熱した際に、黒鉛のc軸方向に対して数十倍〜数百倍
に膨張する黒鉛であり、例えば黒鉛を酸化処理をするこ
とにより得られる。酸化処理としては、硫酸中での過酸
化水素水や硝酸等の酸化剤による処理が例示されるが、
これに限定されるものではない。
【0030】また、加熱膨張性黒鉛は、粒径が50μm
以下の粒子の割合が10重量%以下であることが望まし
い。粒径が50μm以下の粒子の割合が上記の範囲にあ
ると樹脂組成物は難燃性に優れる。
以下の粒子の割合が10重量%以下であることが望まし
い。粒径が50μm以下の粒子の割合が上記の範囲にあ
ると樹脂組成物は難燃性に優れる。
【0031】(C)環状リン化合物 本発明で用いられる環状リン化合物は、具体的に次式
[I]〜[IV]で示される環状リン化合物である。
[I]〜[IV]で示される環状リン化合物である。
【0032】
【化11】
【0033】[式[I]中、AおよびBは、それぞれ独
立に、O、NH、Sよりなる群から選ばれる基を示し、
Yは、O、S、もしくは省略してもよく、Xは炭素数1
〜4のアルキル基、nは0または1〜4の整数を示し、
Xが2個以上の場合は、それぞれのXは互いに同一でも
異なっていてもよい。Rは、脂肪族炭化水素基、脂環族
炭化水素基および芳香族炭化水素基よりなる群から選ば
れる基を示し、DおよびEは、共同して、O、Sおよび
式[V]で示される基よりなる群から選ばれる基を示
す。
立に、O、NH、Sよりなる群から選ばれる基を示し、
Yは、O、S、もしくは省略してもよく、Xは炭素数1
〜4のアルキル基、nは0または1〜4の整数を示し、
Xが2個以上の場合は、それぞれのXは互いに同一でも
異なっていてもよい。Rは、脂肪族炭化水素基、脂環族
炭化水素基および芳香族炭化水素基よりなる群から選ば
れる基を示し、DおよびEは、共同して、O、Sおよび
式[V]で示される基よりなる群から選ばれる基を示
す。
【0034】
【化12】
【0035】[式[V]中、FおよびGは、それぞれ独
立に、O、NH、Sよりなる群から選ばれる基を示し、
Xは炭素数1〜4のアルキル基、nは0または1〜4の
整数を示す。Xが2個以上の場合は、それぞれのXは互
いに同一でも異なっていてもよい。]]
立に、O、NH、Sよりなる群から選ばれる基を示し、
Xは炭素数1〜4のアルキル基、nは0または1〜4の
整数を示す。Xが2個以上の場合は、それぞれのXは互
いに同一でも異なっていてもよい。]]
【0036】これらは、次式[VI]あるいは、次式
[VII]で示される環状リン化合物であることが好ま
しい。
[VII]で示される環状リン化合物であることが好ま
しい。
【0037】
【化13】
【0038】
【化14】
【0039】[式[VI]、[VII]中、AおよびB
は、それぞれ独立に、O、NH、Sよりなる群から選ば
れる基を示し、Xは炭素数1〜4のアルキル基、nは0
または1〜4の整数を示し、Xが2個以上の場合は、そ
れぞれのXは互いに同一でも異なっていてもよい。Y、
Zは、O、S、もしくは省略してもよく、Rは、脂肪族
炭化水素基、脂環族炭化水素基および芳香族炭化水素基
よりなる群から選ばれる基を示す。]
は、それぞれ独立に、O、NH、Sよりなる群から選ば
れる基を示し、Xは炭素数1〜4のアルキル基、nは0
または1〜4の整数を示し、Xが2個以上の場合は、そ
れぞれのXは互いに同一でも異なっていてもよい。Y、
Zは、O、S、もしくは省略してもよく、Rは、脂肪族
炭化水素基、脂環族炭化水素基および芳香族炭化水素基
よりなる群から選ばれる基を示す。]
【0040】上記式[I]、[VI]あるいは[VI
I]においては、Rが、芳香族炭化水素基であることが
好ましく、フェニル基であることがさらに好ましい。
I]においては、Rが、芳香族炭化水素基であることが
好ましく、フェニル基であることがさらに好ましい。
【0041】以下に、上記一般式[I]で表される化合
物の具体的な例を示すが、これらに限定されるものでは
ない。
物の具体的な例を示すが、これらに限定されるものでは
ない。
【0042】
【化15】
【0043】
【化16】
【0044】
【化17】
【0045】
【化18】
【0046】
【化19】
【0047】
【化20】
【0048】
【化21】
【0049】
【化22】
【0050】[式[II]中、AおよびBは、それぞれ
独立に、O、NH、Sよりなる群から選ばれる基を示
し、Xは炭素数1〜4のアルキル基、nは0または1〜
4の整数を示す。Xが2個以上の場合は、それぞれのX
が互いに同一でも異なっていてもよい。]
独立に、O、NH、Sよりなる群から選ばれる基を示
し、Xは炭素数1〜4のアルキル基、nは0または1〜
4の整数を示す。Xが2個以上の場合は、それぞれのX
が互いに同一でも異なっていてもよい。]
【0051】以下に、上記一般式[II]で表される化
合物の具体的な例を示すが、これらに限定されるもので
はない。
合物の具体的な例を示すが、これらに限定されるもので
はない。
【0052】
【化23】
【0053】
【化24】
【0054】
【化25】
【0055】[式[III]中、AおよびBは、それぞ
れ独立に、O、NH、Sよりなる群から選ばれる基を示
し、Xは炭素数1〜4のアルキル基、nは0または1〜
4の整数を示し、Xが2個以上の場合は、それぞれのX
が互いに同一でも異なっていてもよい。Yは、O、S、
もしくは省略してもよく、Jはm価のアルコール残基ま
たはアミン残基、mは2〜4の整数を示す。]
れ独立に、O、NH、Sよりなる群から選ばれる基を示
し、Xは炭素数1〜4のアルキル基、nは0または1〜
4の整数を示し、Xが2個以上の場合は、それぞれのX
が互いに同一でも異なっていてもよい。Yは、O、S、
もしくは省略してもよく、Jはm価のアルコール残基ま
たはアミン残基、mは2〜4の整数を示す。]
【0056】この物質は、分子量300〜3000の環
状リン化合物である。
状リン化合物である。
【0057】以下に、上記一般式[III]で表される
化合物の具体的な例を示すが、これらに限定されるもの
ではない。
化合物の具体的な例を示すが、これらに限定されるもの
ではない。
【0058】
【化26】
【0059】
【化27】
【0060】
【化28】
【0061】
【化29】
【0062】
【化30】
【0063】
【化31】
【0064】
【化32】
【0065】
【化33】
【0066】
【化34】
【0067】[式[IV]中、RおよびR’は、それぞ
れ独立に、脂肪族炭化水素基、脂環族炭化水素基および
芳香族炭化水素基よりなる群から選ばれる基を示し、
A、B、CおよびDは、それぞれ独立に、O、NH、S
よりなる群から選ばれる基を示し、YおよびZは、それ
ぞれ独立に、O、S、もしくは省略してもよい。]
れ独立に、脂肪族炭化水素基、脂環族炭化水素基および
芳香族炭化水素基よりなる群から選ばれる基を示し、
A、B、CおよびDは、それぞれ独立に、O、NH、S
よりなる群から選ばれる基を示し、YおよびZは、それ
ぞれ独立に、O、S、もしくは省略してもよい。]
【0068】ここで脂肪族炭化水素基の例としては、炭
素原子数1〜20、好ましくは1〜8のアルキル基を挙
げることができる。このアルキル基の具体的な例とし
て、メチル基、エチル基、n-プロピル基、i-プロピル
基、n-ブチル基、tert-ブチル基、n-アミル基、n-ヘキ
シル基およびn-オクチル基を挙げることができる。
素原子数1〜20、好ましくは1〜8のアルキル基を挙
げることができる。このアルキル基の具体的な例とし
て、メチル基、エチル基、n-プロピル基、i-プロピル
基、n-ブチル基、tert-ブチル基、n-アミル基、n-ヘキ
シル基およびn-オクチル基を挙げることができる。
【0069】また、脂環族炭化水素基としては、炭素原
子数3〜12、好ましくは3〜6の脂環構造を有する基
を挙げることができる。この基の具体的な例としては、
シクロプロピル基およびシクロヘキシル基を挙げること
ができる。
子数3〜12、好ましくは3〜6の脂環構造を有する基
を挙げることができる。この基の具体的な例としては、
シクロプロピル基およびシクロヘキシル基を挙げること
ができる。
【0070】さらに、芳香族炭化水素基の例としては、
炭素原子数6〜18の芳香族炭化水素基を挙げることが
できる。この基の具体的な例としては、フェニル基、ナ
フチル基およびアントラセニル基を挙げることができ
る。
炭素原子数6〜18の芳香族炭化水素基を挙げることが
できる。この基の具体的な例としては、フェニル基、ナ
フチル基およびアントラセニル基を挙げることができ
る。
【0071】上記のこれらの基は置換基を有していても
よい。ここで置換基の例としては、水酸基、アルキル基
およびアルコキシ基を挙げることができる。中でもアル
キル基の場合は、炭素数1〜4のアルキル基を好適例と
して挙げることができる。
よい。ここで置換基の例としては、水酸基、アルキル基
およびアルコキシ基を挙げることができる。中でもアル
キル基の場合は、炭素数1〜4のアルキル基を好適例と
して挙げることができる。
【0072】また、上記式[IV]において、A、B、
CおよびDがすべてOであり、YおよびZもOであるこ
とが好ましい。
CおよびDがすべてOであり、YおよびZもOであるこ
とが好ましい。
【0073】このような上記式[IV]で表されるホス
ホネート化合物の具体的な例としては、ペンタエリスリ
トールジメチルホスホネート、ペンタエリスリトールジ
エチルホスホネート、ペンタエリスリトールジシクロヘ
キシルホスホネート、ペンタエリスリトールジフェニル
ホスホネート、ペンタエリスリトールジ(メチルフェニ
ル)ホスホネート、ペンタエリスリトールジ(ジメチルフ
ェニル)ホスホネートおよびペンタエリスリトールジ(te
rt-ブチルフェニル)ホスホネートを挙げることができ
る。これらの中でも式[IV]におけるRおよびR’が
芳香族炭化水素基である化合物、好ましくはフェニル基
である化合物は、高い収率で製造することができ好まし
い。
ホネート化合物の具体的な例としては、ペンタエリスリ
トールジメチルホスホネート、ペンタエリスリトールジ
エチルホスホネート、ペンタエリスリトールジシクロヘ
キシルホスホネート、ペンタエリスリトールジフェニル
ホスホネート、ペンタエリスリトールジ(メチルフェニ
ル)ホスホネート、ペンタエリスリトールジ(ジメチルフ
ェニル)ホスホネートおよびペンタエリスリトールジ(te
rt-ブチルフェニル)ホスホネートを挙げることができ
る。これらの中でも式[IV]におけるRおよびR’が
芳香族炭化水素基である化合物、好ましくはフェニル基
である化合物は、高い収率で製造することができ好まし
い。
【0074】[難燃性熱可塑性樹脂組成物]本発明の難
燃性熱可塑性樹脂組成物は、(A)熱可塑性樹脂 10
0重量部と、(B)加熱膨張性黒鉛 2〜100重量
部、好ましくは4〜50重量部と、(C)特定の環状リ
ン化合物 2〜100重量部、好ましくは4〜50重量
部の量で含有している。
燃性熱可塑性樹脂組成物は、(A)熱可塑性樹脂 10
0重量部と、(B)加熱膨張性黒鉛 2〜100重量
部、好ましくは4〜50重量部と、(C)特定の環状リ
ン化合物 2〜100重量部、好ましくは4〜50重量
部の量で含有している。
【0075】上記のような量で膨張性黒鉛および特定の
環状リン化合物を含有する組成物は、良好な難燃性を有
している。
環状リン化合物を含有する組成物は、良好な難燃性を有
している。
【0076】また、本発明の難燃性熱可塑性樹脂組成物
は、上記の成分(A)ないし(C)の他に、無機系難燃
剤、リン系難燃剤などの他の公知の難燃剤、例えば、赤
リン、ポリリン酸や、ポリリン酸アンモニウム、ポリリ
ン酸メラミンなどのポリリン酸塩;トリフェニルリン
酸、トリクレジルリン酸などのリン酸エステル;水酸化
マグネシウム、水酸化アルミニウムなどの金属水和物;
メラミンやメラミンシアヌレートなどの含窒素化合物な
どを更に含有しても構わない。更に、本発明の難燃性熱
可塑性樹脂組成物は、シランカップリング剤やチタネー
ト系カップリング剤などの表面処理剤を含有してもよ
い。
は、上記の成分(A)ないし(C)の他に、無機系難燃
剤、リン系難燃剤などの他の公知の難燃剤、例えば、赤
リン、ポリリン酸や、ポリリン酸アンモニウム、ポリリ
ン酸メラミンなどのポリリン酸塩;トリフェニルリン
酸、トリクレジルリン酸などのリン酸エステル;水酸化
マグネシウム、水酸化アルミニウムなどの金属水和物;
メラミンやメラミンシアヌレートなどの含窒素化合物な
どを更に含有しても構わない。更に、本発明の難燃性熱
可塑性樹脂組成物は、シランカップリング剤やチタネー
ト系カップリング剤などの表面処理剤を含有してもよ
い。
【0077】本発明の難燃性熱可塑性樹脂組成物を製造
するには、一般に可塑剤、安定剤、着色剤あるいは充填
剤をブレンドする際に採用されている従来公知の方法を
適用することができる。このブレンドには、例えば、押
出機、プラストミル等の混合機を使用することができ
る。
するには、一般に可塑剤、安定剤、着色剤あるいは充填
剤をブレンドする際に採用されている従来公知の方法を
適用することができる。このブレンドには、例えば、押
出機、プラストミル等の混合機を使用することができ
る。
【0078】本発明の難燃性熱可塑性樹脂組成物は、上
記のように熱可塑性樹脂と加熱膨張性黒鉛と特定の環状
リン化合物とからなるが、本発明の技術的思想の範囲内
において、上記以外の他の添加剤、例えば、ガラス繊維
などの補強剤、充填剤、増量剤、耐熱安定剤、耐候
(光)安定剤、増核剤、顔料、可塑剤、潤滑剤、帯電防
止剤、発錆防止剤などを、例えば、1〜30重量%の割
合で含有することができる。また、必要に応じて、上記
以外の他のポリマーのブレンドも妨げるものではない。
記のように熱可塑性樹脂と加熱膨張性黒鉛と特定の環状
リン化合物とからなるが、本発明の技術的思想の範囲内
において、上記以外の他の添加剤、例えば、ガラス繊維
などの補強剤、充填剤、増量剤、耐熱安定剤、耐候
(光)安定剤、増核剤、顔料、可塑剤、潤滑剤、帯電防
止剤、発錆防止剤などを、例えば、1〜30重量%の割
合で含有することができる。また、必要に応じて、上記
以外の他のポリマーのブレンドも妨げるものではない。
【0079】本発明の難燃性熱可塑性樹脂組成物は、家
庭用品から工業用品に至る広い用途、例えば、電気部
品、電子部品、自動車部品、機械機構部品、パイプ、電
線などに材料として使用される。
庭用品から工業用品に至る広い用途、例えば、電気部
品、電子部品、自動車部品、機械機構部品、パイプ、電
線などに材料として使用される。
【0080】
【発明の効果】本発明の難燃性熱可塑性樹脂組成物は、
優れた難燃性を有している。また、使用する特定の環状
リン化合物は、ハロゲンを含むことなく、少ない添加量
で優れた難燃性を発現させることができる。さらに、本
発明の難燃性熱可塑性樹脂組成物は、従来知られていた
膨張性黒鉛のみを含む難燃性熱可塑性樹脂組成物と比べ
て高い難燃性を有している。
優れた難燃性を有している。また、使用する特定の環状
リン化合物は、ハロゲンを含むことなく、少ない添加量
で優れた難燃性を発現させることができる。さらに、本
発明の難燃性熱可塑性樹脂組成物は、従来知られていた
膨張性黒鉛のみを含む難燃性熱可塑性樹脂組成物と比べ
て高い難燃性を有している。
【0081】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
【0082】環状リン化合物の合成
【製造例1】攪拌機、ジムロート冷却管および滴下ロー
トを備えた四つ口フラスコに、窒素気流下、o−フェニ
レンジアミン21.6gおよびブロモベンゼン200m
Lを入れた。反応容器をブロムベンゼンが還流するまで
昇温、加熱し、還流下において、39.0gのフェニル
リン酸ジクロリドを2時間かけて滴下した。滴下終了
後、ブロムベンゼン還流下で、10時間撹拌した。この
後、反応液を冷却し、生成した固体をろ過し、ブロムベ
ンゼンで、2回洗浄後、減圧下、室温で10時間乾燥
し、下記式で示される環状リン化合物(C−1)を4
4.7g(収率97%)得た。
トを備えた四つ口フラスコに、窒素気流下、o−フェニ
レンジアミン21.6gおよびブロモベンゼン200m
Lを入れた。反応容器をブロムベンゼンが還流するまで
昇温、加熱し、還流下において、39.0gのフェニル
リン酸ジクロリドを2時間かけて滴下した。滴下終了
後、ブロムベンゼン還流下で、10時間撹拌した。この
後、反応液を冷却し、生成した固体をろ過し、ブロムベ
ンゼンで、2回洗浄後、減圧下、室温で10時間乾燥
し、下記式で示される環状リン化合物(C−1)を4
4.7g(収率97%)得た。
【0083】
【化35】
【0084】
【製造例2】攪拌機、ジムロート冷却管および滴下ロー
トを備えた四つ口フラスコに、窒素気流下、o−アミノ
フェノール21.8gおよびトルエン300mLを入れ
た。反応容器をトルエンが還流するまで昇温、加熱し、
還流下において、19.5gのフェニルリン酸ジクロリ
ドを1時間かけて滴下した。滴下終了後、トルエン還流
下で、4時間撹拌した。この後、反応液を冷却し、生成
した固体をろ過し、トルエンで2回洗浄後、減圧下、室
温で10時間乾燥し、下記式で示される環状リン化合物
(C−2)を15.1g(収率47%)得た。
トを備えた四つ口フラスコに、窒素気流下、o−アミノ
フェノール21.8gおよびトルエン300mLを入れ
た。反応容器をトルエンが還流するまで昇温、加熱し、
還流下において、19.5gのフェニルリン酸ジクロリ
ドを1時間かけて滴下した。滴下終了後、トルエン還流
下で、4時間撹拌した。この後、反応液を冷却し、生成
した固体をろ過し、トルエンで2回洗浄後、減圧下、室
温で10時間乾燥し、下記式で示される環状リン化合物
(C−2)を15.1g(収率47%)得た。
【0085】
【化36】
【0086】
【製造例3】攪拌機、ジムロート冷却管および滴下ロー
トを備えた四つ口フラスコに、窒素気流下、ホスファゼ
ンジクロリド3量体24.3gおよびテトラヒドロフラ
ン250mLを入れた。カテコール23.1g、トリエ
チルアミン42.4g、テトラヒドロフラン125mL
の混合溶液を2時間かけて滴下した後、反応容器をテト
ラヒドロフラン還流温度まで昇温、還流下、2時間撹拌
を行った。反応液を室温まで、冷却し45時間撹拌した
後、生成した固体をろ過し、トルエン300mLでソッ
クスレイ抽出を行った。抽出層を冷却し、ろ過後、得ら
れた固体を減圧下、室温で10時間乾燥し、下記式で示
される環状リン化合物(C−3)を20.8g(収率6
5%)得た。
トを備えた四つ口フラスコに、窒素気流下、ホスファゼ
ンジクロリド3量体24.3gおよびテトラヒドロフラ
ン250mLを入れた。カテコール23.1g、トリエ
チルアミン42.4g、テトラヒドロフラン125mL
の混合溶液を2時間かけて滴下した後、反応容器をテト
ラヒドロフラン還流温度まで昇温、還流下、2時間撹拌
を行った。反応液を室温まで、冷却し45時間撹拌した
後、生成した固体をろ過し、トルエン300mLでソッ
クスレイ抽出を行った。抽出層を冷却し、ろ過後、得ら
れた固体を減圧下、室温で10時間乾燥し、下記式で示
される環状リン化合物(C−3)を20.8g(収率6
5%)得た。
【0087】
【化37】
【0088】
【製造例4】攪拌機、還流コンデンサーおよび温度計を
備えた四つ口フラスコに、窒素気流下、フェニルホスホ
ン酸ジクロリド39g、ペンタエリスリトール13.6
g、1、4−ジオキサン500mlおよび脱塩酸触媒とし
てピリジン31.6gを入れ、60〜80℃の反応温度
で3時間反応させ、次いで145〜150℃の温度で1
時間反応させた。その後、反応混合物を冷却し1リット
ルのメタノール中にこの反応混合物を少量ずつ攪拌しな
がら加えることにより白色結晶が得られた。この結晶を
濾別し、メタノールで洗浄して精製した後乾燥し、下記
式で示される環状リン化合物(C−4)を30.2g
(収率80%)得た。
備えた四つ口フラスコに、窒素気流下、フェニルホスホ
ン酸ジクロリド39g、ペンタエリスリトール13.6
g、1、4−ジオキサン500mlおよび脱塩酸触媒とし
てピリジン31.6gを入れ、60〜80℃の反応温度
で3時間反応させ、次いで145〜150℃の温度で1
時間反応させた。その後、反応混合物を冷却し1リット
ルのメタノール中にこの反応混合物を少量ずつ攪拌しな
がら加えることにより白色結晶が得られた。この結晶を
濾別し、メタノールで洗浄して精製した後乾燥し、下記
式で示される環状リン化合物(C−4)を30.2g
(収率80%)得た。
【0089】
【化38】
【0090】
【実施例1】プロピレンホモポリマー(230℃、2.
16kg荷重時のMI=12g/10分)(A)100
重量部に対し、加熱膨張性黒鉛(CA−60;中央化成
(株)製)(B)を12.5重量部、環状リン化合物と
して製造例1で合成された化合物(C−1)を12.5
重量部、イルガノックス1010(チバガイギー社製)
0.1重量部、イルガフォス168(チバガイギー社
製)0.1重量部、ステアリン酸カルシウム0.1重量
部を混合し、ラボプラストミル(東洋精機社製)を用い
200℃の温度で溶融混練した。得られた樹脂組成物を
加熱温度200℃、冷却温度20℃でプレス成形し、各
種試験片を作成した。
16kg荷重時のMI=12g/10分)(A)100
重量部に対し、加熱膨張性黒鉛(CA−60;中央化成
(株)製)(B)を12.5重量部、環状リン化合物と
して製造例1で合成された化合物(C−1)を12.5
重量部、イルガノックス1010(チバガイギー社製)
0.1重量部、イルガフォス168(チバガイギー社
製)0.1重量部、ステアリン酸カルシウム0.1重量
部を混合し、ラボプラストミル(東洋精機社製)を用い
200℃の温度で溶融混練した。得られた樹脂組成物を
加熱温度200℃、冷却温度20℃でプレス成形し、各
種試験片を作成した。
【0091】これらの試験片を用いて各種測定を行った
結果を表1に示す。
結果を表1に示す。
【0092】なお、各種の物性測定は次の条件で行っ
た。 燃焼性 :UL−94V規格に準じ、試料厚さ1/8
インチおよび1/16インチ で測定し
た。ランクと1回目着火の平均燃焼時間で難燃性を示し
た。 機械物性 :厚さ1.0mmのダンベル型試料をチャッ
ク間距離30mm、クロスヘ ッドスピ
ード30mm/分の条件で23℃、相対湿度50%下に
て引張 試験を行い、ヤング率および破
断点強度を求めた。
た。 燃焼性 :UL−94V規格に準じ、試料厚さ1/8
インチおよび1/16インチ で測定し
た。ランクと1回目着火の平均燃焼時間で難燃性を示し
た。 機械物性 :厚さ1.0mmのダンベル型試料をチャッ
ク間距離30mm、クロスヘ ッドスピ
ード30mm/分の条件で23℃、相対湿度50%下に
て引張 試験を行い、ヤング率および破
断点強度を求めた。
【0093】
【実施例2】実施例1において、環状リン化合物(C−
1)の代わりに、製造例2で合成された環状リン化合物
(C−2)を12.5重量部添加した以外は、実施例1
と同様にして試験片を作成し、この試験片について実施
例1と同じ条件で試験を行った。結果を表1に示す。
1)の代わりに、製造例2で合成された環状リン化合物
(C−2)を12.5重量部添加した以外は、実施例1
と同様にして試験片を作成し、この試験片について実施
例1と同じ条件で試験を行った。結果を表1に示す。
【0094】
【実施例3】実施例1において、環状リン化合物(C−
1)の代わりに、製造例3で合成された環状リン化合物
(C−3)を12.5重量部添加した以外は、実施例1
と同様にして試験片を作成し、この試験片について実施
例1と同じ条件で試験を行った。結果を表1に示す。
1)の代わりに、製造例3で合成された環状リン化合物
(C−3)を12.5重量部添加した以外は、実施例1
と同様にして試験片を作成し、この試験片について実施
例1と同じ条件で試験を行った。結果を表1に示す。
【0095】
【実施例4】実施例1において、環状リン化合物(C−
1)の代わりに、製造例4で合成された環状リン化合物
(C−4)を12.5重量部添加した以外は、実施例1
と同様にして試験片を作成し、この試験片について実施
例1と同じ条件で試験を行った。結果を表1に示す。
1)の代わりに、製造例4で合成された環状リン化合物
(C−4)を12.5重量部添加した以外は、実施例1
と同様にして試験片を作成し、この試験片について実施
例1と同じ条件で試験を行った。結果を表1に示す。
【0096】
【比較例1】実施例1において、環状リン化合物(C−
1)の代わりに、トリフェニルホスフェート(和光純薬
工業(株)製)(D−1)を12.5重量部添加した以
外は、実施例1と同様にして試験片を作成し、この試験
片について実施例1と同じ条件で試験を行った。結果を
表1に示す。実施例1〜4に比べ、難燃性が低く、機械
物性も劣る。
1)の代わりに、トリフェニルホスフェート(和光純薬
工業(株)製)(D−1)を12.5重量部添加した以
外は、実施例1と同様にして試験片を作成し、この試験
片について実施例1と同じ条件で試験を行った。結果を
表1に示す。実施例1〜4に比べ、難燃性が低く、機械
物性も劣る。
【0097】
【比較例2】実施例1において、加熱膨張性黒鉛(B)
を20重量部、環状リン化合物(C−1)の代わりに、
ポリリン酸アンモニウム(HostaflamAP42
2;ヘキスト社製)(D−2)を13.3重量部添加し
た以外は、実施例1と同様にして試験片を作成し、この
試験片について実施例1と同じ条件で試験を行った。結
果を表1に示す。実施例1〜4に比べ、多量に添加して
いるのにも関わらず、難燃性が低い。
を20重量部、環状リン化合物(C−1)の代わりに、
ポリリン酸アンモニウム(HostaflamAP42
2;ヘキスト社製)(D−2)を13.3重量部添加し
た以外は、実施例1と同様にして試験片を作成し、この
試験片について実施例1と同じ条件で試験を行った。結
果を表1に示す。実施例1〜4に比べ、多量に添加して
いるのにも関わらず、難燃性が低い。
【0098】
【比較例3】実施例1において、加熱膨張性黒鉛(B)
を全く添加せず、環状リン化合物(C−1)を25重量
部添加した以外は、実施例1と同様にして試験片を作成
し、この試験片について実施例1と同じ条件で試験を行
った。結果を表1に示す。実施例1〜4に比べ、難燃性
が低い。
を全く添加せず、環状リン化合物(C−1)を25重量
部添加した以外は、実施例1と同様にして試験片を作成
し、この試験片について実施例1と同じ条件で試験を行
った。結果を表1に示す。実施例1〜4に比べ、難燃性
が低い。
【0099】
【比較例4】実施例1において、加熱膨張性黒鉛(B)
を25重量部添加し、環状リン化合物(C−1)を全く
添加しなかった以外は、実施例1と同様にして試験片を
作成し、この試験片について実施例1と同じ条件で試験
を行った。結果を表1に示す。実施例1〜4に比べ、難
燃性が低い。
を25重量部添加し、環状リン化合物(C−1)を全く
添加しなかった以外は、実施例1と同様にして試験片を
作成し、この試験片について実施例1と同じ条件で試験
を行った。結果を表1に示す。実施例1〜4に比べ、難
燃性が低い。
【0100】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23/00 C08L 23/00 C09K 21/12 C09K 21/12
Claims (9)
- 【請求項1】(A)熱可塑性樹脂 100重量部と、
(B)加熱膨張性黒鉛 2〜100重量部と、(C)下
記式[I]〜[IV]で示される化合物から選ばれる少
なくとも1種以上の環状リン化合物 2〜100重量部
とからなることを特徴とする難燃性熱可塑性樹脂組成
物。 【化1】 [式[I]中、AおよびBは、それぞれ独立に、O、N
H、Sよりなる群から選ばれる基を示し、Yは、O、
S、もしくは省略してもよく、Xは炭素数1〜4のアル
キル基、nは0または1〜4の整数を示し、Xが2個以
上の場合は、それぞれのXは互いに同一でも異なってい
てもよい。Rは、脂肪族炭化水素基、脂環族炭化水素基
および芳香族炭化水素基よりなる群から選ばれる基を示
し、DおよびEは、共同して、O、Sおよび式[V]で
示される基よりなる群から選ばれる基を示す。 【化2】 [式[V]中、FおよびGは、それぞれ独立に、O、N
H、Sよりなる群から選ばれる基を示し、Xは炭素数1
〜4のアルキル基、nは0または1〜4の整数を示
す。]] 【化3】 [式[II]中、AおよびBは、それぞれ独立に、O、
NH、Sよりなる群から選ばれる基を示し、Xは炭素数
1〜4のアルキル基、nは0または1〜4の整数を示
す。Xが2個以上の場合は、それぞれのXは互いに同一
でも異なっていてもよい。] 【化4】 [式[III]中、AおよびBは、それぞれ独立に、
O、NH、Sよりなる群から選ばれる基を示し、Xは炭
素数1〜4のアルキル基、nは0または1〜4の整数を
示し、Xが2個以上の場合は、それぞれのXは互いに同
一でも異なっていてもよい。Yは、O、S、もしくは省
略してもよく、Jはm価のアルコール残基またはアミン
残基、mは2〜4の整数を示す。] 【化5】 [式[IV]中、RおよびR’は、それぞれ独立に、脂
肪族炭化水素基、脂環族炭化水素基および芳香族炭化水
素基よりなる群から選ばれる基を示し、A、B、Cおよ
びDは、それぞれ独立に、O、NH、Sよりなる群から
選ばれる基を示し、YおよびZは、それぞれ独立に、
O、S、もしくは省略してもよい。] - 【請求項2】 (C)前記環状リン化合物が上記式
[I]の化合物であり、Rが、芳香族炭化水素基である
ことを特徴とする請求項1に記載の難燃性熱可塑性樹脂
組成物。 - 【請求項3】 (C)前記環状リン化合物が上記式
[I]の化合物であり、Rが、フェニル基であることを
特徴とする請求項1または2に記載の難燃性熱可塑性樹
脂組成物。 - 【請求項4】 (C)前記環状リン化合物が上記式
[I]の化合物であり、D、Eが共同してOであること
を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の難燃性熱
可塑性樹脂組成物。 - 【請求項5】 (C)前記環状リン化合物が上記式
[I]の化合物であり、D、Eが共同して式[V]で示
される基であることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
かに記載の難燃性熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項6】 (C)前記環状リン化合物が上記式[I
V]の化合物であり、RおよびR’が、芳香族炭化水素
基であり、A、B、CおよびDが、すべてOであり、Y
およびZもOであるホスホネート化合物であることを特
徴とする請求項1に記載の難燃性熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項7】 (C)前記環状リン化合物が上記式[I
V]の化合物であり、RおよびR’が、フェニル基であ
るホスホネート化合物であることを特徴とする請求項6
に記載の難燃性熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項8】 (A)熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン
系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂およびポリ
フェニレンエーテル系樹脂からなる群より選ばれる少な
くとも一種類の樹脂であることを特徴とする請求項1〜
7のいずれかに記載の難燃性熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項9】 (A)熱可塑性樹脂が、ポリプロピレン
であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載
の難燃性熱可塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2067498A JPH11217508A (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | 難燃性熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2067498A JPH11217508A (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | 難燃性熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11217508A true JPH11217508A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=12033751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2067498A Pending JPH11217508A (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | 難燃性熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11217508A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1207089A2 (en) | 2000-11-16 | 2002-05-22 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Road friction coefficients estimating apparatus for vehicle |
AT411261B (de) * | 2002-03-19 | 2003-11-25 | Intumex Gmbh | Intumeszierende elektrische installationssysteme enthaltend eine kombination aus polyimiden und vermikulargraphit und zu deren herstellung |
JP2011084736A (ja) * | 2009-09-15 | 2011-04-28 | Naruyuki Kajiwara | 不燃剤若しくは難燃剤及び不燃性若しくは難燃性成形加工体並びに不燃性若しくは難燃性繊維 |
JP2011127093A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Cheil Industries Inc | 非ハロゲン難燃性ポリカーボネート樹脂組成物 |
JP6263307B1 (ja) * | 2017-09-12 | 2018-01-17 | 株式会社レグルス | 熱膨張性樹脂組成物及び熱膨張性樹脂製材料 |
-
1998
- 1998-02-02 JP JP2067498A patent/JPH11217508A/ja active Pending
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