JPH11217321A - 歯磨組成物 - Google Patents

歯磨組成物

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JPH11217321A
JPH11217321A JP10019344A JP1934498A JPH11217321A JP H11217321 A JPH11217321 A JP H11217321A JP 10019344 A JP10019344 A JP 10019344A JP 1934498 A JP1934498 A JP 1934498A JP H11217321 A JPH11217321 A JP H11217321A
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JP
Japan
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flavonoid
hydroxyapatite
ingredient
examples
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JP10019344A
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Akira Ogawara
晃 大河原
Yukio Kobayashi
幸夫 小林
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SANPO SEIYAKU KK
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SANPO SEIYAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 口臭の除去効果に優れ、口臭を効果的に抑制
することができる歯磨組成物を提供する。 【解決手段】 ヒドロキシアパタイトと、フラボノイド
含有植物抽出物とを含有することを特徴とする歯磨組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯磨組成物に関
し、更に詳しくは、口臭の除去効果に優れ、口臭を効果
的に抑制することができる歯磨組成物に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来か
ら、歯磨組成物として、例えば、薬用歯磨、薬用洗口液
等の薬用歯磨類、歯みがき、及び洗口液等の歯みがき類
等があった。
【0003】前記歯磨組成物においては、例えば、口腔
内における不潔性沈着物の除去、腐敗物の殺菌、口臭の
防止等を目的として、例えば、研磨剤、殺菌剤、抗炎症
剤、香料、マスキング剤等を配合することができる。
【0004】前記口臭の原因となる臭気物質は、例え
ば、(イ)口腔細菌に由来するタンパク分解酵素、脱炭
酸酵素又は脱アミノ酵素等が、口腔内の唾液中に含まれ
るタンパク成分、例えば食物残渣等の食品タンパク質、
剥離上皮、粘膜等の細胞成分、滲出液中の血球成分、歯
周組織の細胞等を分解することによって、(ロ)糖尿病
等の内臓疾患によって、(ハ)口腔内における歯周疾患
によって、又は(ニ)生理機能の低下等によって、発生
すると考えられている。
【0005】前記臭気物質としては、例えば、アンモニ
ア、メチルメルカプタン等のメルカプタン類、硫化水素
等の硫化物、遊離脂肪酸等の低級脂肪酸、トリメチルア
ミン、ブチルアミン及びアミルアミン等のアミン類、フ
ェノール及びインドール等の芳香族化合物、アセトン等
のケトン、並びにメタノール及びエタノール等の低級ア
ルコール等を挙げることができる。
【0006】前記歯磨組成物による口臭防止効果は、例
えば、歯磨きを行なう前における使用者の呼気、歯磨き
を行なった直後における使用者の呼気、歯磨きを行なっ
た後における所定時間経過後の使用者の呼気等を、例え
ば、それぞれガスクロマトグラフによって分析し、それ
ぞれの呼気における前記臭気物質、例えば、硫化水素、
メチルメルカプタン等の含有量を比較することにより、
評価することができる。
【0007】しかしながら、従来の歯磨組成物における
口臭防止効果は不充分であり、より優れた口臭防止効果
を有する歯磨組成物が望まれている。
【0008】本発明は、従来からの諸問題を解決するこ
とを目的とする。
【0009】本発明の目的は、口臭の除去効果に優れ、
口臭を効果的に抑制することができる歯磨組成物を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、ヒドロキシアパタイトと、フラボノイ
ド含有植物抽出物とを含有することを特徴とする歯磨組
成物である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の歯磨組成物は、ヒドロキ
シアパタイトと、フラボノイド含有植物抽出物とを含有
する。
【0012】前記ヒドロキシアパタイトは、化学式:C
10(PO46 (OH)2 で表すことができる。
【0013】本願発明において特筆することは、ヒドロ
キシアパタイトは口腔内でプラークの形成を抑制するこ
とが知られているが、口臭を抑制することは知られてい
ない。ところが、この発明者らの検討によると、後述す
るフラボノイド含有植物抽出物とヒドロキシアパタイト
とを併用すると、フラボノイド含有植物抽出物による口
臭防止効果をいっそう増進させることが見いだされた。
【0014】前記歯磨組成物におけるヒドロキシアパタ
イトの含有量は、好ましくは0.1〜60重量%、より
好ましくは10〜60重量%である。
【0015】前記フラボノイド含有植物抽出物として
は、例えば、フラボノイドを含有するフラボノイド含有
植物から抽出された抽出物等を挙げることができる。
【0016】前記フラボノイドとしては、例えば、フラ
ボン、フラボノール、フラバノン、ジヒドロフラボノー
ル、カルコン、イソフラボン、アントシアニジン、オー
ロン、2重分子フラボン、ネオフラボノイド、イソプレ
イド側鎖を有するフラボノイド、フラボノリグナン、カ
テキン等を挙げることができる。
【0017】前記フラボンとしては、例えば、アピゲニ
ン、アピイン、コスモシイン、ビテキシン、ルテオリ
ン、オリエンチン、バイカレイン、バイカリン等を挙げ
ることができ、特にバイカレイン等を好適に採用するこ
とができる。
【0018】前記フラボノールとしては、例えば、ケン
フェロール、ムルチフロリンA、クエルセチン、ルチ
ン、クエルシトリン、イソクエルシトリン、ミリセチ
ン、ミリシトリン等を挙げることができ、特にムルチフ
ロリンA、ルチン等を好適に採用することができる。
【0019】前記フラバノンとしては、例えば、ヘスペ
レチン、ナリンゲニン、ヘスペリジン、ナリンギン等を
挙げることができ、特にヘスペリジン、ナリンギン等を
好適に採用することができる。
【0020】前記ジヒドロフラボノールとしては、例え
ば、フスチン、アロマデンドリン等を挙げることができ
る。
【0021】前記カルコンとしては、例えば、ブテイ
ン、カルタミン、ジヒドロカルコン、フロレチン、フロ
リジン等を挙げることができ、特にフロリジン等を好適
に採用することができる。
【0022】前記イソフラボンとしては、例えば、ゲニ
ステイン、ゲニスチン、ダイゼイン、ダイジン、プエラ
リン等を挙げることができ、特にダイゼイン、ダイジン
等を好適に採用することができる。
【0023】前記アントシアニジンとしては、例えば、
アントシアニン、ペラルゴニジン、シアニジン、デルフ
ィニジン、ペラルゴニン、クリサンテミン、シアニン、
デルフィン、ナスニン等を挙げることができる。
【0024】前記オーロンとしては、例えば、オールー
シジン等を挙げることができる。
【0025】前記2重分子フラボンとしては、例えば、
アピゲニンを基本単位とする化合物等を挙げることがで
き、特にアメントフラボン系ビフラボン、ヒノキフラボ
ン系ビフラボン等を好適に採用することができる。
【0026】前記ネオフラボノイドとしては、例えば、
ブラジリン、ヘマトキシリン、ブラジレイン、ヘマテイ
ン、メズオール等を挙げることができ、特にヘマトキシ
リン等を好適に採用することができる。
【0027】前記イソプレイド側鎖を有するフラボノイ
ドとしては、例えば、ロテノン、クワノンC、クワノン
G、クワノンH等のクワノン等を挙げることができ、特
にクワノン等を好適に採用することができる。
【0028】前記フラボノリグナンとしては、例えば、
シリビン等を挙げることができる。前記カテキンとして
は、例えば、エピカテキン、エピガロカテキン、エピカ
テキンガレート、エピガロカテキンガレート、茶のタン
ニン、フラバン−3−オール類、オキシフラバン、オキ
シペンタメチルフラバン、フェノール基を有するポリフ
ェノール構造体等を挙げることができる。
【0029】前記フラボノイド含有植物としては、例え
ば、ユキワリソウ、パセリ、コスモスの花、スイバ、モ
クセイソウ、ジギタリスの花、黄ごん、コガネバナの
根、鼠李子、クロウメモドキの果実、ゲンノショウコ、
黄柏、車前草、ダイダイ、橙皮、ナツミカン、ウンシュ
ウミカン、陳皮、槐花、エンジュの花蕾、ソバ、葛根、
営実、ノイバラの果実、白桃花、モモの白花、茶、紅
葉、ヤマモモの樹皮、ダリア、ベニバナ、リンゴ、アセ
ビの根皮、クズ、ダイズ、アサガオ、モンテンジグアオ
イ、キク、ヒガンバナ、モミジ、ヤグルマギク、バラ、
ツユクサ、ナス、キク科植物、マメ科植物、キンギョソ
ウ、カヤツリグサ科植物、イチョウ、ヒノキ、スギ、マ
メ科の蘇方、デリスの根、桑根皮、クワの根皮、オオア
ザミの種子等を挙げることができる。
【0030】前記歯磨組成物におけるフラボノイド含有
植物抽出物の含有量は、好ましくは0.01〜30重量
%、より好ましくは0.1〜20重量%である。
【0031】前記歯磨組成物においては、前記ヒドロキ
シアパタイトと、前記フラボノイド含有植物抽出物と、
後述する他の配合成分との総重量を100%として、前
記ヒドロキシアパタイトを0.1〜60重量%、前記フ
ラボノイド含有植物抽出物を0.01〜30重量%配合
するのが好ましい。
【0032】前記フラボノイド含有植物抽出物を得る方
法としては、前記フラボノイド含有植物から、例えば、
水、有機溶剤、水と有機溶剤との混合溶媒等の抽出溶媒
により抽出採取する方法、水蒸気蒸留により抽出採取す
る方法等を挙げることができ、市販のフラボノイド含有
植物抽出物を採用することもできる。
【0033】前記有機溶剤としては、例えば、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等のア
ルコール類、アセトン、酢酸エチル、エチルエーテル等
を挙げることができ、これらは1種単独で用いても良い
し、2種以上を併用しても良い。
【0034】本発明の歯磨組成物には、前記ヒドロキシ
アパタイト及び前記フラボノイド含有植物抽出物以外の
他の配合成分として、例えば、研磨剤、湿潤剤、界面活
性剤、粘結剤、甘味剤、防腐剤、香味剤、溶媒、抗炎症
剤、組織賦活剤、酵素剤、フッ素化合物、殺菌剤、着色
剤等を配合することができる。
【0035】前記研磨剤としては、例えば、炭酸カルシ
ウム、第一リン酸カルシウム(リン酸二水素カルシウ
ム)、第二リン酸カルシウム(リン酸水素カルシウ
ム)、第三リン酸カルシウム(リン酸三カルシウム)、
ピロリン酸カルシウム等のリン酸カルシウム、水酸化ア
ルミニウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、無水ケイ
酸、超微細シリカ、炭酸マグネシウム等を挙げることが
できる。
【0036】前記湿潤剤としては、例えば、グリセリ
ン、ソルビット、プロピレングリコール、ポリエチレン
グリコール等を挙げることができる。
【0037】前記界面活性剤としては、例えば、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、アルキルリン酸エステル、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖脂肪酸エステル、グリ
セリン脂肪酸エステル等を挙げることができる。
【0038】前記粘結剤としては、例えば、デンプン、
デキストラン、デキストリン、還元澱粉分解物、結晶セ
ルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アラビア
ゴム、カラギーナン、キサンタンガム、トラガントガ
ム、カラヤガム、ペクチン、アルギン酸ナトリウム、コ
ンドロイチン硫酸ナトリウム、カゼインナトリウム、カ
ルボキシビニルポリマー等を挙げることができる。
【0039】前記甘味剤としては、例えば、サッカリ
ン、サッカリンナトリウム、アスパルテーム、ステビア
エキス、キシリトール、ソルビトール、パラチノース、
パノース、マンニトール、マルチトール、ラクトース、
ラクチトール、フラクトオリゴ糖、ショ糖、グルコー
ス、フラクトース等を挙げることができ、特にう蝕予防
を目的としてサッカリン、サッカリンナトリウム、アス
パルテーム、ステビアエキス、キシリトール、ソルビト
ール、パラチノース、パノース、マンニトール、マルチ
トール、ラクトース、ラクチトール、フラクトオリゴ糖
等を好適に採用することができる。
【0040】前記防腐剤としては、例えば、塩酸アルキ
ルジアミノエチルグリシン、パラオキシ安息香酸メチル
(メチルパラベン)、パラオキシ安息香酸エチル(エチ
ルパラベン)、パラオキシ安息香酸ブチル(ブチルパラ
ベン)等のパラオキシ安息香酸エステル(パラベン)、
サリチル酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム等を挙げる
ことができる。
【0041】前記香味剤としては、例えば、丁字油、ス
ペアミント油、ペパーミント油、メントール、レモン油
等のフルーツフレーバー、アネトール、ウインターグリ
ーン、シナモン、クローブ、バニラ、カシャ等を挙げる
ことができる。
【0042】前記溶媒としては、例えば、精製水、エタ
ノール等を挙げることができる。
【0043】前記抗炎症剤としては、例えば、ジヒドロ
コレステリン、エピジヒドロコレステリン、アラントイ
ン及びその誘導体、アラントインジヒドロキシアルミニ
ウム、グリチルリチン及びその誘導体、ステアリルグリ
チルレチネート、トラネキサム酸等の抗プラスミン剤等
を挙げることができる。
【0044】前記組織賦活剤としては、例えば、ヒノキ
チオール、銅クロロフィリンナトリウム等を挙げること
ができる。
【0045】前記酵素剤としては、例えば、リゾチー
ム、塩化リゾチーム等を挙げることができる。
【0046】前記フッ素化合物としては、例えば、モノ
フルオルリン酸ナトリウム、フッ化第1スズ、フッ化ナ
トリウム等を挙げることができる。
【0047】前記殺菌剤としては、例えば、クロルヘキ
シジン、イソプロピルメチルフェノール等を挙げること
ができる。
【0048】本発明の歯磨組成物の形態としては、例え
ば、粉歯磨、潤製歯磨、練歯磨、水歯磨等の歯磨剤、口
腔清浄剤、含嗽剤等の洗口剤等を挙げることができる。
【0049】−製造方法− 本発明の歯磨組成物は、例えば、前記ヒドロキシアパタ
イト及び前記フラボノイド含有植物抽出物の所定量と、
前記研磨剤、湿潤剤、界面活性剤、粘結剤、甘味剤、防
腐剤、香味剤、溶媒、抗炎症剤、組織賦活剤、酵素剤、
フッ素化合物、殺菌剤及び着色剤等から選択される所定
量の原料とを、混合撹拌機等により混合すること等によ
って、製造することができる。
【0050】前記練歯磨は、例えば、前記ヒドロキシア
パタイト及び前記フラボノイド含有植物抽出物と、前記
所定の原料とを、ニーダー等により混合して粗ペースト
を得、この粗ペーストを真空脱泡処理した後、これをチ
ューブ等の所定の容器に充填すること等により製造する
ことができる。
【0051】前記洗口剤は、例えば、前記ヒドロキシア
パタイト及び前記フラボノイド含有植物抽出物と、前記
所定の原料とを、所定の混合容器内で混合してヒドロキ
シアパタイト分散液を得、このヒドロキシアパタイト分
散液を所定の容器に充填すること等により製造すること
ができる。
【0052】(実施例1)以下の歯磨剤配合処方に示す
原料を脱気混合し、試料を得た。
【0053】 炭酸カルシウム・・・・・・・・・・・・・40重量% ヒドロキシアパタイト・・・・・・・・・・・0.1重量% グリセリン・・・・・・・・・・・・・・・20重量% ラウリル硫酸ナトリウム・・・・・・・・・・1重量% 塩酸アルキルジアミノエチルグリシン・・・・0.1重量% カラギーナン・・・・・・・・・・・・・・・1重量% 丁字油・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.8重量% 陳皮抽出物・・・・・・・・・・・・・・・・1重量% ナス抽出物・・・・・・・・・・・・・・・・0.01重量% 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・残り 計 100 得られた試料を用い、口臭除去のモデル実験として以下
に示すメチルメルカプタン吸着除去試験を行なった。
【0054】前記試料3gと水7mlとの混合物を、容
量100mlのバイアルビンに入れた後、飽和メチルメ
ルカプタン水溶液50μlを前記バイアルビンに注入
し、120rpmに調節したマグネチックスターラでこ
のバイアルビン中の混合物を泡立てないように撹拌し
た。飽和メチルメルカプタン水溶液を注入して5分経過
後に、前記バイアルビンにおけるヘッドスペースガス1
mlを採取し、この採取ガスをガスクロマトグラフ装置
に注入し、以下のGC条件で分析を行なった。
【0055】ガスクロマトグラフ装置:水素炎イオン化
検出器(FID) Column:30%TCEP Chromosorb
W(酸処理、シラン処理)(60/80メッシュ)
(3φ×3m) Column Temperature:120℃、 Injection port & Detector
Temperature:140℃、 Carrier Gas:N2 50ml/min、H
2 0.5kg/cm2 、Air 1kg/cm2 試料のメチルメルカプタン吸着除去率を以下の計算方法
により求めた。結果を表1に示す。
【0056】メチルメルカプタン吸着除去率(%)(プ
ラセボーに対する)計算方法 {(A0 −Ai )/A0 }×100(%) Ai :前記採取ガスを分析して得られたメチルメルカプ
タンのピーク面積 A0 :ヒドロキシアパタイト及びフラボノイド含有植物
抽出物成分を配合しない歯磨剤を試料とした場合に採取
された採取ガスを分析して得られたメチルメルカプタン
のピーク面積 プラセボー:実施例1〜5で得られた各歯磨剤に対し
て、それぞれヒドロキシアパタイト及びフラボノイド含
有植物抽出物成分を配合しない歯磨剤を試料とした場合
におけるメチルメルカプタン吸着除去率を0%とした。
【0057】(実施例2)以下の配合処方に示す原料を
用いた以外は、実施例1と同様に歯磨剤を製造し、メチ
ルメルカプタン吸着除去試験を行なった。結果を表1に
示す。
【0058】 リン酸水素カルシウム・・・・・・・・・・15重量% ヒドロキシアパタイト・・・・・・・・・・60重量% グリセリン・・・・・・・・・・・・・・・・5重量% ソルビトール・・・・・・・・・・・・・・・1重量% ラウリル硫酸ナトリウム・・・・・・・・・・1.5重量% キサンタンガム・・・・・・・・・・・・・・0.5重量% メチルパラベン・・・・・・・・・・・・・・0.2重量% スペアミント・・・・・・・・・・・・・・・0.8重量% 槐花抽出物・・・・・・・・・・・・・・・・5重量% 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・残り 計 100 (実施例3)以下の配合処方に示す原料を用いた以外
は、実施例1と同様に歯磨剤を製造し、メチルメルカプ
タン吸着除去試験を行なった。結果を表1に示す。
【0059】 第三リン酸カルシウム・・・・・・・・・・40重量% ヒドロキシアパタイト・・・・・・・・・・10重量% グリセリン・・・・・・・・・・・・・・・10重量% プロピレングリコール・・・・・・・・・・・2重量% ラウリル硫酸ナトリウム・・・・・・・・・・0.5重量% カラギーナン・・・・・・・・・・・・・・・0.5重量% パラオキシ安息香酸エステル・・・・・・・・0.1重量% メントール・・・・・・・・・・・・・・・・1重量% 黄柏抽出物・・・・・・・・・・・・・・・・0.1重量% 車前草抽出物・・・・・・・・・・・・・・・0.2重量% 営実抽出物・・・・・・・・・・・・・・・・0.3重量% 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・残り 計 100 (実施例4)以下の配合処方に示す原料を用いた以外
は、実施例1と同様に歯磨剤を製造し、メチルメルカプ
タン吸着除去試験を行なった。結果を表1に示す。
【0060】 水酸化アルミニウム・・・・・・・・・・・35重量% ヒドロキシアパタイト・・・・・・・・・・・5重量% グリセリン・・・・・・・・・・・・・・・20重量% ポリエチレングリコール・・・・・・・・・・2重量% カルボキシメチルセルロースナトリウム・・・2重量% エチルパラベン・・・・・・・・・・・・・・0.1重量% サッカリンナトリウム・・・・・・・・・・・0.1重量% レモン油・・・・・・・・・・・・・・・・・0.5重量% 黄ごん抽出物・・・・・・・・・・・・・・・0.1重量% 紅葉抽出物・・・・・・・・・・・・・・・・0.2重量% 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・残り 計 100 (実施例5)以下の配合処方に示す原料を用いた以外
は、実施例1と同様に歯磨剤を製造し、メチルメルカプ
タン吸着除去試験を行なった。結果を表1に示す。
【0061】 ピロリン酸カルシウム・・・・・・・・・・・5重量% ヒドロキシアパタイト・・・・・・・・・・20重量% グリセリン・・・・・・・・・・・・・・・15重量% カルボキシビニルポリマー・・・・・・・・・1重量% ブチルパラベン・・・・・・・・・・・・・・0.1重量% キシリトール・・・・・・・・・・・・・・・5重量% メントール・・・・・・・・・・・・・・・・0.5重量% 茶抽出物・・・・・・・・・・・・・・・・30重量% 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・残り 計 100 (比較例1〜5)実施例1〜5において、各原料にヒド
ロキシアパタイトを配合しない以外は、実施例1と同様
に歯磨剤を製造し、メチルメルカプタン吸着除去試験を
行なった。結果を表1に示す。
【0062】
【表1】
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、歯磨組成物にヒドロキ
シアパタイトと、フラボノイド含有植物抽出物とを含有
させることにより、ヒドロキシアパタイトが歯磨組成物
における口臭防止効果を飛躍的に増進させることがで
き、ヒドロキシアパタイトとフラボノイド含有植物抽出
物とが相乗効果を発揮することにより、口臭の原因とな
る臭気物質をより効果的に吸着除去することができ、口
臭を効果的に抑制することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒドロキシアパタイトと、フラボノイド
    含有植物抽出物とを含有することを特徴とする歯磨組成
    物。
JP10019344A 1998-01-30 1998-01-30 歯磨組成物 Withdrawn JPH11217321A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010132564A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Lotte Co Ltd 消臭剤及びそれを含む口腔用組成物並びに飲食品
KR101357968B1 (ko) * 2011-02-07 2014-02-04 손을택 쓴메밀 치약 조성물
JP2016084311A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 国立大学法人広島大学 口臭抑制剤及び口腔用組成物
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