JPH11217152A - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置

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JPH11217152A
JPH11217152A JP10021671A JP2167198A JPH11217152A JP H11217152 A JPH11217152 A JP H11217152A JP 10021671 A JP10021671 A JP 10021671A JP 2167198 A JP2167198 A JP 2167198A JP H11217152 A JPH11217152 A JP H11217152A
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Hideji Yoneoka
秀治 米岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドア整合型ソーターのようなシート後処理装
置において、ドアロック機構を動作させ確認するための
作業時間を短縮し、かつドアロックが不良であったとき
にもソーターを破損することなく安全にドアを閉め直せ
るようにする。 【解決手段】 メインドア80のドアロック機構81が
作動したことを検出するロック検知センサ64を設け
る。センサ64がドアロックの異常を検知したときに、
メインドア80に設けられた整合棒の動作を停止し、さ
らに整合棒をメインドア80が解放可能なように初期位
置へ移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機、複写機等
の画像形成装置から排出された画像形成済みシートを取
り込んで各種の処理を行うシート後処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ソーター等のシート後処理装置として
は、例えば特開平4−43089号に開示されているよ
うに、印刷機、複写機等の画像形成装置から排出された
画像記録済みシートを順次受容して複数枚ずつ集積すべ
く配設された複数段の分配ビンと、画像形成装置のシー
ト排出部から分配ビンの最上段近傍まで記録済みシート
を搬送する第1搬送部と、この第1搬送部から記録済み
のシートを受け取って分配ビンの最下段近傍まで搬送し
うる第2搬送部と、この第2搬送部から記録済みシート
を受け取って各分配ビンに放出分配すべく分配ビンのシ
ート受容端に沿って上下方向に移動可能に設けられたイ
ンデクサとを備えているもの等が知られている。また、
各分配ビン上に集積されたシートが所定枚数以上に達し
たときに、ビン上のシート束に対して、複数段の分配ビ
ンのシート受入口に沿って移動可能なステープラを用い
て、各シート束ごとに綴じ合わせるステープル打ちを行
う機構を備えたソーターも知られている。
【0003】このようなソーターは、目的に応じたいく
つかのモードを備えている場合がある。例えば、その代
表的なモードとしては、印刷物をページごとにソーター
の複数設けられた各ビンに受け入れ、この動作を繰り返
して行い、複数ページからなる印刷物の丁合を行うソー
トモード、原稿ごとにいくつかのグループに仕分けてビ
ンに収納することにより、原稿ごとに「枚数×組数」の
複数仕分けをするグループモード、印刷直後の印刷物が
重なることによって生じる裏写りを低減し、印刷物を美
しく仕上げるために、印刷物を各ビンに1枚ずつ分配収
納し、印刷枚数がビン数を越えるときには再び最初のビ
ンに戻り、そこから1枚ずつ順次分配収納する動作を繰
り返し、次の印刷物が重ねられるまでの時間を長くする
ドライモード等がある。なお、上述したステープル打ち
はソートモードの際に用いられることが一般的である。
【0004】また、上述したソーターは、効率化を図る
ためにADF(自動原稿搬送装置)が設けられた印刷機
等の画像形成装置と組み合わせて用いられることが多
い。例えば、複数の原稿を印刷・整合するためにADF
機能が付加された印刷機とソーターとを接続した場合、
まずADFのトレー上に原稿を載せ、ADF機能の選択
後に印刷機をスタートさせる。印刷機はADFから搬送
された1枚目の原稿の製版、印刷を行い、印刷された用
紙をソーターに向けて排出する。所定枚数の印刷が終了
すると、印刷機は次の原稿をトレーから供給して原稿の
製版、印刷を行う。そしてこの動作はトレー上の原稿が
なくなるまで繰り返される。
【0005】一方、上述したソーターでは、画像形成装
置から排出されたシートの整合を行うための整合機構を
備えたものがある。このような整合機構を備えたソータ
ーにおいて、シート排出部の周囲をケースにより包囲す
るとともにシート取り出しドアを設け、この取り出しド
アを開閉させてシートの取り出しを行うものでは、取り
出しドアに整合機構の可動部が設けられているもの(以
下、「ドア整合型ソーター」という)が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ドア整合型ソーターで
は、安全性を考慮して整合処理動作中に取り出しドアが
開けられると自動的に整合機構の動作を停止させるよう
に構成されたものが知られているが、不用意にドアを開
けると整合処理動作が中断されるため、作業性を著しく
低下させてしまうおそれがある。また、ドア整合型ソー
ターでは、構造によっては、整合動作中に取り出しドア
を開放すると、ソーター内部や整合機構を破壊してしま
うおそれもある。このため、取り出しドアにドアの開放
を防止するドアロック機構を設け、整合動作の開始時に
ドアをロックすることが考えられる。
【0007】しかしながら、ドア整合型ソーターにドア
ロック機構を設けると、ドアロック機構を動作させ、ロ
ックが完全に行われたことを確認してから整合動作(初
期動作)を行わせる必要があるため、整合動作を開始す
るまでの時間が長くなってしまう。一方、この時間を短
くするために、整合動作を開始すると同時にドアロック
機構を動作させることが考えられるが、ドアロックが正
常に行われなくても整合機構の可動部は既に動作を開始
しているため、ドアロックのエラーを検知した時点で可
動部の動作を停止したのでは、ドアを閉め直すためにド
アを開けた際にソーター内部や整合機構を破損してしま
うおそれがある。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、ドア整合型ソーターのようなシート後処理装置に
おいて、ドアロック機構を動作させ確認するための作業
時間を短縮することができ、また、ドアロックが不良で
あったときにもソーターや整合機構を破損することなく
安全にドアを閉め直すことのできるシート後処理装置を
提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるシート後処
理装置は、所望の画像が形成されたシートを取り込んで
複数の分配ビンに分配し、分配されたシートに対して各
種のシート後処理を行うシート後処理装置において、前
記後処理が行われた後処理済みのシートを取り出すため
に開閉自在に設けられた取り出しドアと、前記取り出し
ドアに設けられ、前記後処理済みシートを整合させる整
合処理機構と、前記整合処理機構の動作に応じて前記取
り出しドアをロックするドアロック手段と、前記ドアロ
ック手段により前記取り出しドアがロックされたか否か
を検出するドアロック検出手段と、前記ドアロック検出
手段により、前記取り出しドアがロックされていないこ
とが検知されたときに、前記整合処理機構の動作を停止
し、さらに該整合処理機構を前記取り出しドアを開放す
ることが可能なように動作させる制御手段とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0010】なお、本発明によるシート後処理装置にお
いては、前記ドアロック検出手段により、前記取り出し
ドアが正常にロックされていないことが検出されたとき
にそれを警告する警告手段をさらに備えることが好まし
い。
【0011】また、本発明による画像形成システムは、
所望の画像をシートに形成する画像形成装置と、本発明
によるシート後処理装置とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0012】
【発明の効果】本発明のシート後処理装置によれば、整
合処理機構が動作を開始するとドアロック手段により取
り出しドアがロックされ、さらにドアロック検出手段に
よりドアロック手段による取り出しドアがロックされて
いるか否かが検出される。そして、取り出しドアが正常
にロックされていないことが検出されたときに、制御手
段により整合処理機構の動作が停止されるとともに、整
合処理機構が取り出しドアを開放可能なように動作され
る。このため、取り出しドアのロックが完全に行われた
ことを確認してから整合動作を行う必要がなくなり、こ
れにより整合動作を開始するまでの時間を短くして作業
時間を短縮することができる。また取り出しドアのロッ
クが完全に行われなかったときには、整合処理機構が取
り出しドアを開放可能なように動作されているため、整
合処理機構を破損することなく安全にドアを開けて締め
直すことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態について説明する。
【0014】図1は本発明のシート後処理装置の実施形
態であるソーターを備えた画像形成システムの構成を示
す図である。図1に示すように画像形成システムは、画
像形成装置としての孔版印刷装置1と、シート後処理装
置としてのソーター2とを備えてなるものである。
【0015】図2は画像形成装置としての製版装置付き
孔版印刷装置1の構成を示す図である。この製版装置付
き孔版印刷装置1は、原稿読取部411と、自動原稿供
給装置(以下ADFとする)413と、製版部415
と、印刷部417と、給紙部419と、排紙部421
と、排版部423とを有している。
【0016】原稿読取部411は、ガイドレール425
により支持されて図2の矢印A方向に水平移動するライ
ンイメージセンサ427と、ブック物等の原稿を載置す
る原稿載置ガラス台429と、原稿載置ガラス台429
上に開閉可能に設けられた圧板431と、ADF413
により原稿シートが供給されるターゲットガラス板43
3と、原稿載置ガラス台429上に原稿がセットされた
ことを検出する圧板側原稿セットセンサ434とを有す
る。ラインイメージセンサ427は、不図示の駆動装置
によりガイドレール425に案内されて駆動され、ブッ
ク物原稿読取時には原稿載置ガラス台429の下方を図
にて符号Aにより示されているホームポジション位置と
符号Bにより示されているスキャンエンド位置との間を
所定速度にて走査移動する。一方、ADF使用による原
稿シート読取時には、ラインイメージセンサ427は図
にて符号Cにより示されているように、ターゲットガラ
ス板433の真下位置に固定配置される。
【0017】ADF413は、複数枚の原稿シートが積
層載置される原稿セットトレー435と、原稿セットト
レー435上の原稿シートを1枚ずつターゲットガラス
板433上へ向けて送り込む原稿ピックアップローラ4
37と、読取完了後の原稿シートを受け取る原稿排出ト
レー439と、原稿シートの搬送方向におけるターゲッ
トガラス板433の上流側に配置され、原稿セットトレ
ー435からの原稿をターゲットガラス板433上に所
定速度にて走査送りする原稿送りローラ441と、ター
ゲットガラス板433の下流側に配置され、ターゲット
ガラス板433から原稿シートを原稿排出トレー439
へ送り出す原稿送りローラ443と、原稿セットトレー
435に原稿シートがセットされたことを検出する光学
式のADF原稿セットセンサ436とを有する。
【0018】ADF413の原稿セットトレー435に
セットされた原稿シートは、原稿ピックアップローラ4
37によって1枚ずつピックアップされ、原稿送りロー
ラ441により搬送されてターゲットガラス板433上
に到達する。そして、原稿シートはターゲットガラス板
433上を通過する際にターゲットガラス板433の下
方の位置Cに固定配置されたラインイメージセンサ42
7によって画像の読取りが行われる。読取りが終了した
原稿シートは原稿送りローラ443によって原稿排出ト
レー439へ排出される。
【0019】製版部415は、感熱性孔版原紙Mを連続
シートにて貯容した原紙ロール部447と、孔版原紙M
の搬送方向に対して垂直方向に線状に配置された複数個
の点状発熱体により構成されたサーマルヘッド449
と、サーマルヘッド449に対向配置されたプラテンロ
ーラ451と、原紙送りローラ453と、原紙案内ロー
ラ445,457,459と、原紙カッタ461とを有
する。そして、ラインイメージセンサ427により読取
られた原稿画像を表す画像情報が製版部415に入力さ
れ、入力画像情報に応じてサーマルヘッド449の各点
状発熱体が各々個別に選択的に発熱動作することによ
り、感熱性孔版原紙Mにドットマトリックス式に感熱穿
孔製版を行い、カッタ461により製版後の孔版原紙M
を切断する。
【0020】印刷部417は、外周面に設けられた原紙
クランプ部462により一端がクランプされた孔版原紙
Mが巻付け装着されるとともに、自身の回転中心周りに
図2の反時計回り方向へ回転駆動される多孔構造による
インキ通過性の版胴463と、版胴463の内部に配置
されたスキージローラ465およびドクタロッド467
を含むインキスキージング装置469と、印刷用紙P′
をインキスキージング装置469に押し付けるプレスロ
ーラ471とを有する。そして、版胴463の外周面に
製版部415から供給された孔版原紙Mが巻付け装着さ
れる。
【0021】給紙部419は、印刷用紙P′が積載され
る給紙台473と、給紙台473から印刷用紙P′を1
枚ずつ取り出す給紙ローラ477と、印刷用紙P′を版
胴463およびプレスローラ471の間に送り出すタイ
ミングローラ479とを有している。
【0022】図3は給紙台473の構成を示す図であ
り、(a)は平面図、(b)は側面図である。図3に示
すように、給紙台473の両側部には、セットされた印
刷用紙P′の側縁部に当接して印刷用紙P′をガイド保
持するガイド板538が互いに対向して設けられてい
る。各ガイド板538には、棒状のギア540が取付け
られている。棒状のギア540は、給紙台473の表面
に沿って印刷用紙P′の給紙方向と直交する方向に突出
して給紙台473内に設けられ、ギア面540a同士が
対向した状態で印刷用紙P′の給紙方向に所定間隔をお
いて固定されている。
【0023】給紙台473の給紙側における先端部の中
央部分には、各棒状ギア540のギア面540a面に噛
合する回転式の円形ギア542が設けられている。円形
ギア542の下部には、円形ギア542の回転に連動し
て出力(電圧)が変化するポテンショメータ544が取
付けられている。そして、ガイド板538を印刷用紙
P′のサイズに合わせるようにその間隔を変更すると、
それぞれの棒状ギア540が相反する方向に同時に移動
して円形ギア542が回転し、円形ギア542の軸上に
取付けられたポテンショメータ544からの出力が変化
する。そしてこの出力を検出することにより、印刷用紙
P′の主走査方向のサイズが検出される。
【0024】給紙台473における後端部の中央部分に
は、給紙台473上にセットされる印刷用紙P′の有無
を検出する用紙センサ546が設けられている。用紙セ
ンサ546は、副走査方向の印刷用紙P′の長さが所定
値より大きいか否かを検出する。そして、用紙サイズ検
出手段を構成するポテンショメータ544と用紙センサ
546とにより、印刷用紙P′の用紙サイズが判別さ
れ、定形サイズまたは不定形サイズ等の用紙サイズ情報
が得られる。なお、本実施形態においては、印刷用紙
P′の搬送方向と直交する方向を主走査方向、印刷用紙
P′の搬送方向を副走査方向として説明する。
【0025】排紙部421は、印刷済みの用紙Pを版胴
463より剥ぎ取る剥ぎ取り爪481と、印刷済みの用
紙Pが載置されるスタッカ部483と、剥ぎ取り爪48
1によって版胴463より剥ぎ取った用紙Pをスタッカ
部483へ搬送するベルトコンベア式の排紙搬送装置4
85とを有している。
【0026】排版部423は、版胴463の外周面に巻
付け装着されている孔版原紙Mを版胴463より引き剥
がす排版分離爪487と、排版された孔版原紙Mを収納
する排版ボックス489を取り出し可能に保持する排版
ボックス支持体491と、排版分離爪487により版胴
463より引き剥がされた孔版原紙Mを排版ボックス4
89内に送り込むローラ492とを有している。また、
排版ボックス489の入り口部には光電式の排版センサ
493が設けられており、排版センサ493は孔版原紙
Mが排版ボックス489内に送り込まれることを検出す
る。さらに、排版部423には排版ボックス489が排
版ボックス支持体491にセットされたことを検出する
排版ボックスセットスイッチ495が設けられている。
【0027】このような孔版印刷装置1により孔版印刷
を行うに際し、版胴463が不図示の回転駆動手段によ
り自身の回転軸線の周りに図2の反時計回り方向に回転
駆動され、タイミングローラ479により版胴463の
回転に同期して所定のタイミングにて、給紙台473か
ら印刷用紙P′が版胴463とプレスローラ471との
間に送り込まれる。そして、この印刷用紙P′がプレス
ローラ471によって版胴463の外周面の孔版原紙M
に対し押し付けられることにより、印刷用紙P′に対し
て押圧式に孔版印刷が行われる。
【0028】印刷済みの用紙Pは、剥ぎ取り爪481に
よって版胴463より剥ぎ取られ、排版搬送装置485
によりスタッカ部483へ搬送され、印刷画像面を上面
としてスタッカ部483上に積層載置される。一方、印
刷が終了した孔版原紙Mは、排版分離爪487により版
胴463より引き剥がされ、ローラ492により排版ボ
ックス489に送り込まれる。
【0029】次いで、本発明のシート後処理装置の実施
形態であるソーター2について説明する。図4は本発明
の実施形態によるソーター2の構成を示す図である。図
4に示すように、ソーター2は、印刷済み用紙Pを収納
するビン列21と、ビン列21に用紙Pを挿入するイン
デクサ22と、印刷済み用紙Pが確実にビン列21に挿
入されたか否かを検出するインデクサセンサ23と、孔
版印刷装置1から排出された印刷済み用紙Pをビン列2
1まで搬送する搬送ベルト24,25とを備えている。
【0030】インデクサ22は、不図示のDCサーボモ
ータにより駆動され、インデクサセンサ23により用紙
Pが確実にビン列21に収納されたことが検出される
と、それに併せて順序良く各ビンに用紙Pを挿入するよ
うに移動していく。また、インデクサ22には、用紙P
を挟み込む1対のローラ26a,26bが設けられてお
り、上側のローラ26aを下方へ移動して下側のローラ
26bと圧接させると、各ローラ26a,26bの間に
搬送されてきた用紙Pを挟み込みながらビンへ送り込む
駆動力を与えることができる。これにより、腰のない搬
送しにくい用紙P等の場合、用紙Pを挟み込むことによ
り搬送不良を防ぐことができる。また、印刷面に接する
上側のローラ26aの表面を針状に鋭くすることによ
り、ローラ26a,26bで挟み込むことによる印刷面
の汚れを最小限にすることができる。また、上側のロー
ラ26aを下側のローラ26bから離すことにより、用
紙Pの挟み込みを解除することができるため、印刷面を
汚すことをも防止できる。
【0031】搬送ベルト24,25は、不図示のDCモ
ータにより駆動される。また、搬送ベルト24,25に
は、搬送される用紙Pを搬送ベルト24,25に吸着す
るための負圧を供給する吸着ファン28,29および搬
送モードを切り替えるモード切替搬送路31が設けられ
ている。そして、吸着ファン28,29を駆動すること
により、孔版印刷装置1より排出された用紙Pをビン列
21まで吸着して搬送することができる。搬送ベルト2
4および吸着ファン28はモード切替搬送路31を構成
しており、不図示の駆動機構によって図4に破線で示す
位置と実線で示す位置とのいずれかの位置に選択的に駆
動可能となっている。このモード切替搬送路31を上げ
たとき(図4の破線参照)、画像形成装置1から排出さ
れた用紙Pは、モード切替搬送路31の下方を通ってス
タッカ部483へ送られる。また、モード切替搬送路3
1を下げたとき(図4の実線参照)、画像形成装置1か
ら排出された用紙Pは、搬送ベルト24に吸引されつつ
搬送されてソータ2側へ送られる。モード切替搬送路3
1は、初期状態では上げられた状態とされており、ソー
タ2の分配ビンを使用しないノンソートモードの場合に
は、モード切替搬送路31は上げられた状態のままとさ
れる。また、ソータ2の分配ビンを使用するソートモー
ド、グループモードおよびドライモードでは、モード切
替搬送路31を最初に下げた状態とし、用紙Pの分配作
業が終了した後にモード切替搬送路31を初期状態に戻
すように制御が行われる。
【0032】ビン列21は、不図示のパルスモータによ
り駆動され、ビン列21に挿入された印刷済みの用紙P
を整合するための整合棒51,52,53と、不図示の
パルスモータにより図4の上下方向に駆動されてビン列
21に挿入された用紙Pを最上部のビンから1ビンごと
にステープル止めを行うステープラ34とを備える。
【0033】図5はソーター2のビン列21と整合棒5
1,52,53およびステープラ34の詳細な構成を示
す図4のI−I線断面図である。整合棒51,52は、
それぞれ矢印B,Cに示すように用紙Pの搬送方向に対
して垂直方向に移動する。そして、整合棒51は用紙P
がビン内において中心位置に移動するように動作し、そ
の後整合棒52が整合棒51との間に用紙Pを挟み込む
ように、用紙Pの搬送方向に対して垂直方向に移動して
ビン内の用紙Pを整合する。一方、整合棒53は、用紙
Pの搬送方向に対して平行な矢印D方向に移動し、ビン
端部の立ち面21aに用紙Pを押し付けるように動作し
て用紙Pを整合する。なお、立ち面21aは不図示のバ
ネなどの付勢手段によって図5の矢印F方向とは反対方
向に回転するように付勢され、かつ用紙Pの搬送方向上
流側の端縁に当接する位置において停止するように不図
示の部材により回動範囲が規制されている。この立ち面
21aには立ち面倒しレバー38が固定されており、後
述するソレノイド37をオンとした状態(可動部をレバ
ー38側に突出させた状態)にてステープルユニット3
5を下方に移動すると、ソレノイド37の可動部がレバ
ー38を押し下げて立ち面21aを水平位置まで回転さ
せるようになっている。なお、整合棒51,52,53
がホームポジション(HP)にあるか否かを検出するた
めのホームポジションセンサ(HPセンサ)51A,5
2A,53Aが設けられている。
【0034】図6は整合棒53の詳細な構成を示す図で
ある。整合棒53は、用紙Pを受け入れる際には、搬送
されてきた用紙Pにダメージを与えず、かつ、用紙Pの
勢いを打ち消すためのゴムベルト54が取付けられてお
り、図6(a)に示す用紙受入時には、ゴムベルト54
をビン側に張り出し、図6(b)に示す整合動作時には
ゴムベルト54を整合棒53内に収納する。また、ステ
ープル中には図6(c)に示すように押し出し部53a
がビン内の用紙Pに当接して用紙Pを保持する。そし
て、整合棒51,52,53は、図7に示す初期位置か
ら図8の用紙受入時に示す位置に移動して用紙Pの整合
を行い、さらに用紙受入終了後、整合棒51,52,5
3は図9に示す位置に移動する。
【0035】一方、ステープラ34は、後述するように
用紙Pをビン内へ押し戻すための押し戻し部36ととも
にステープルユニット35内において矢印E方向に移動
可能に配設されている。ステープルユニット35には立
ち面21aを倒すためのソレノイド37が設けられてい
る。
【0036】ステープラ34を使用する場合は、すべて
の用紙Pの整合後ステープル止めが開始される。整合が
終了すると、インデクサ22は、搬送部最上部へ待避
し、ステープルユニット35が最上部のビンのさらに1
ビンほど上の位置(以下これを0ビン目の位置とする)
へ移動する。そして、ソレノイド37をオンして立ち面
倒しレバー38を押さえた状態で、ステープルユニット
35を1ビン目に下げ、これにより1ビン目の立ち面2
1aを解放する。そして、整合棒53に取付けられた押
し出し部53aがステープル止めを開始するビンまで下
降し、図6(c)に示すように整合棒53を用紙Pに向
かって動作させることにより、押し出し部53aにより
用紙Pがステープルユニツト35の方向に押し出され
る。そして押し出されてきた用紙Pはステープラ34に
よりステープル止めされる。ステープル止めが終了する
と、ステープラ34の側部に取付けられた押し戻し部3
6により、ステープル止めされた用紙Pをビンに押し戻
し、ソレノイド37をオフして立ち面21aを閉める。
以後、用紙Pのあるすべてのビンについて、この過程を
繰り返してステープルを行う。
【0037】上述した3つの整合棒51,52,53の
うち整合棒51は、整合、ステープルが終了した用紙P
を取り出すためのメインドア80に取付けられている。
このメインドア80の構成を図10に示す。ソーター2
の本体側2Aの側部には、メインドア80が閉状態のと
きにこれと対向する側板2Bが設けられており、この側
板2Bの上下端部近傍には突出部300が設けられてい
る。なお、突出部300はバネ等の付勢手段により側板
2Bの表面に対して出し入れ可能に取付けられている。
また、メインドア80側の上下端部近傍には、回転可能
な棒302に支持された側板303が設けられており、
これらの側板303には突出部300に対応した係合切
欠304が形成されている。また、メインドア40の係
合切欠304に対応する位置には突出部300が挿入さ
れる挿入孔305が形成されている。メインドア80を
閉じる際には、突出部300がメインドア80に当接し
て側板2B内に入り込み、メインドア80が閉められる
と、突出部300が挿入孔305内に入り込むとともに
係合切欠304と係合してメインドア80が閉状態にロ
ックされる。メインドア80に設けられたドア開閉用の
ノブ62を引くと、棒302および側板303が、図1
0の矢印G方向(ソーター2を上方から見た時計回り方
向)に回転し、これにより、係合切欠304が突出部3
00から外れてメインドア80を開くことができる。
【0038】メインドア80の開閉の状態は、メインド
ア80および本体側2Aに設けられたドアセットSW6
5により検知される。ドアセットSW65は、メインド
ア80が閉状態にあるときにオンとなり、開状態のとき
にオフとなる。ソーター2の駆動を制御するための後述
する制御部は、ドアセットSW65がオフのときにはソ
ーター2の動作を禁止し、ドアセットSW65がオンで
あることが検知された後に、用紙受入、整合等の動作を
開始する。
【0039】メインドア80はドア右端の回転軸400
の回りを回動して開閉する。このため、整合棒51の動
作中、すなわち整合棒51が用紙Pに当接した状態にお
いてにメインドア80が開けられると、整合棒51がビ
ンに衝突して整合棒51やビンを破損するおそれがあ
る。したがって、整合棒51が動作するときには、ドア
ロック機構81によりドア開閉用のノブ62が動作でき
ないようにロックをする。図11にドアロック機構81
の詳細な構成を示す。ドアロックが指示されると、図1
1(b)に示すように、まずキープソレノイド61によ
りドア開閉用ノブ62の動作部にロック板63がセット
される。ロック板63がセットされると、ドア開閉用ノ
ブ62を引くことができず、これにより棒302は回転
することができないため、突出部300と係合切欠30
4とが係合した状態を保持してメインドア80の開閉が
禁止される。一方、メインドア80のロックが完了した
か否かはロック検知センサ64により検知される。ここ
で、ドアロック機構81が正常に作動しない場合として
は、例えばドア開閉用ノブ62をユーザが引きっぱなし
にしている状態や、2つの突出部300および係合切欠
304の双方あるいは一方が正常に係合していない、半
ドア状態にある場合が挙げられる。
【0040】図12は孔版印刷装置1に設けられた操作
パネル70の構成を示す図である。操作パネル70に
は、テンキー71、枚数LED72、液晶パネル等から
なる表示器77、ソーターモードキー79、ステープル
キー78、スタートキー75、ストップキー76、製版
/印刷キー74、および製版・印刷モードLED73が
設けられている。
【0041】テンキー71は、0〜9の数字キーにより
構成され、印刷枚数等の設定を行う際に押動操作され
る。
【0042】枚数LED72は、テンキー71により設
定された印刷枚数を表示する。枚数LED72の表示値
は、印刷機による印刷動作で印刷物が排出されるのに同
期して設定値から1ずつ減算表示される。
【0043】表示器77は、ジャム等のエラーが発生し
た場合のエラー表示、上述した給紙台により検出された
印刷用紙P′の用紙サイズを表示する。また、表示器7
7には、孔版印刷装置1に接続されるソーター2の使用
選択の表示や、オートステープラの設定状況の表示や動
作状態が表示され、エラー発生時には対応するエラー表
示を行う。
【0044】ソーターモードキー79は、スタッカ部4
83を使用して印刷物を収納するノンソートモード、ソ
ーター2を使用して印刷物を収納する3つのモード(ソ
ートモード、グループモード、ドライモード)のいずれ
かを選択する際に押動操作される。ソーターモードキー
79は、電源投入時から押動操作されるごとにノンソー
トモード、ソートモード、グループモード、ドライモー
ド、ノンソートモードの順にループしてモードを切り替
える。ここで、ノンソートモードとは、孔版印刷装置1
の用紙排出口から排出された印刷物をスタッカ部483
に直接排紙するモードである。
【0045】ステープルキー78は、オートステープル
動作を行う際に押動操作される。オートステープル動作
は、上述した印刷済み用紙Pが各ビンに収納、整合され
た後に、ステープラ34を使用してステープルを行わせ
るものである。ステープルキー78は、電源投入時から
押動操作されるごとに手前1箇所止め、中央2箇所止
め、奥側1箇所止め、ステープルOFFの順にループし
てモードを切り替える。
【0046】スタートキー75は、孔版印刷装置1およ
びソーター2を動作実行させるために押動操作される。
【0047】ストップキー76は、孔版印刷装置1およ
びソーター2の動作を停止するために押動操作される。
【0048】製版/印刷キー74は、製版動作/印刷動
作の切り替えを行うために押動操作される。また、製版
・印刷モードの設定を示すLED73は製版/印刷キー
74の上方に設けられている。
【0049】表示器77には、孔版印刷装置1の動作状
況等と同時に、ソーター2が使用するモード状況、オー
トステープルの設定状況、孔版印刷装置1の動作状況、
選択されているソーターモード、ステープルモード、お
よび給紙台473にセットされている用紙サイズが表示
される。ソーターモード、ステープルモードは、反転表
示されているモードが現在設定されているモードである
ことを示している。
【0050】次いで本実施形態の制御回路について説明
する。
【0051】図13は本実施形態の制御回路の構成を示
すブロック図である。図13に示すように、本実施形態
の制御回路は、操作パネル70からの指示により、版胴
駆動機構、製版機構、クランプ機構、排版機構、および
給紙機構等の孔版印刷装置1の機構93、並びにソータ
ー2の制御装置94の駆動を、ROM91に格納されて
いるプログラムおよび設定情報に基づいて制御するCP
U90を備える。ソーター2の制御装置94はCPU9
0からの指令に基づいて、導入用搬送機構、ビン案内用
搬送機構、インデクサ昇降機構、切替機構、整合機構、
およびステープル機構等のソーター2の機構95を駆動
する。また、CPU90にはRAM92が設けられてお
り、RAM92には操作パネル70から入力された印刷
枚数や各種ソートモード等の設定内容が随時記憶され
る。
【0052】次いで、本実施形態の動作について説明す
る。なお、本実施形態においては、簡便のため、ビン列
21のビン数を20とする。
【0053】図14は、本実施形態によるソーター2の
待機状態における動作モード設定を示すフローチャート
である。まずステップF91において、操作パネル70
の製版・印刷キー74により、製版・印刷モードが設定
され、未製版・あるいは製版のやり直しの場合に製版モ
ードが選択されると、レジスタRMに“0”が代入さ
れ、製版済みの場合に印刷モードが選択されるとRM=
1が代入される。そして、ステップF92において、R
M=0であるか否かが判断され、ステップF92が肯定
された場合は製版動作を行う。一方、ステップF92が
否定された場合は、次のステップF93において、ソー
ターモードキー79により、ソーターモードが選択さ
れ、レジスタMDに、選択されたソーターモードの番号
を代入する。ここでは、ノンソートモードのときはMD
=0、ソートモードのときはMD=1、グループモード
のときはMD=2、ドライモードのときはMD=3が代
入される。そして、ステップF94においてMD=0で
あるか否かが判断され、ステップF94が肯定されると
ノンソート印刷動作を行い、否定されると次のステップ
F95においてMD=1であるか否かが判断される。ス
テップF95が肯定されると、ステップF96において
ステープルキーが有効となり、オートステープルの設定
を行いソート印刷動作を行う。一方、ステップF95が
否定されるとステップF97においてMD=2であるか
否かが判断され、ステップF97が肯定されるとグルー
プ印刷動作を行い、否定されるとドライ印刷動作を行
う。
【0054】図15は、図14におけるステップF91
の詳細なフローチャートである。ステップF101にお
いて製版・印刷キーがオンされたか否かが判断され、オ
ンされると次のステップF102においてレジスタRM
=1であるか否かが判断される。レジスタRM=1のと
きは、ステップF103においてRM=0とされ、印刷
モードから製版モードに切り替わる。また、RM=0の
ときは、ステップF104においてRM=1となり、製
版モードから印刷モードに切り替わる。なお、レジスタ
RMの初期値は1とされている。
【0055】図16は、図14におけるステップF93
の詳細なフローチャートである。ステップF111にお
いてソーターモードキーがオンされたか否かが判断さ
れ、オンされると次のステップF112においてレジス
タMD=3であるか否かが判断される。レジスタMD=
3のときは、ステップF113においてMD=0とさ
れ、ノンソートモードに切り替わる。また、MD=3以
外のときはステップF114においてレジスタMDの値
は1増加され、ノンソートモード(MD=0)のときは
ソートモード(MD=1)に、ソートモードのときはグ
ループモード(MD=2)に、グループモードのときは
ドライモード(MD=3)に切り替わる。
【0056】図17は、図14におけるステップF96
の詳細なフローチャートである。ステップF121にお
いてステープルキーがオンされたか否かが判断され、オ
ンされると次のステップF122においてレジスタST
=3であるか否かが判断される。レジスタST=3のと
きは、ステップF124においてST=0とされ、オー
トステープルオフに切り替わる。また、ST=3以外の
ときはステップF123においてSTの値は1増加さ
れ、オートステープルオンに切り替わる。ここで、ST
=1のときは手前1箇所綴じ、ST=2のときは中央2
箇所綴じ、ST=3のときは奥側1箇所綴じに切り替わ
る。なお、レジスタSTの初期値は0とされている。
【0057】図18はソート印刷動作の処理内容を示す
フローチャートである。ソート印刷動作が開始される
と、ステップF141においてエラー検知処理をONと
する。図18においては便宜上エラー検知処理を他の処
理と直列となるように記載しているが、すべての動作が
完了してレジスタEKが”0”となるまでは動作中他の
処理と並列的に連続的に繰り返される。エラー検知が1
サークル終了後、ステップF142において整合棒5
1,52,53の用紙受入準備を行う。用紙受入準備が
終了するとステップF143において印刷動作が開始さ
れ、ステップF144においてソーター2はソート動作
を開始する。印刷動作およびソート動作が終了すると、
ステップF145において整合動作が開始され、整合動
作が終了するとステップF146において整合棒51,
52,53の用紙受入完了動作を行い、ステップF14
7においてレジスタEKに“0”を代入し処理を終了す
る。
【0058】図19は図18におけるエラー検知処理の
フローチャートである。まず、ステップF151におい
てレジスタEKに“1”を代入する。ソーター2のドア
セットSW65がONの状態、すなわちメインドア80
のオープンエラーや、ドアロック機構81のエラーが発
生すると、レジスタERRにエラー番号“1”が代入さ
れ、ステップF152においてレジスタERRが1であ
るか否かが判断される。ステップF152が肯定される
とステップF153において表示器77にドアオープン
エラー表示がなされ、システム全体の動作が停止する。
また、ステップF152が否定された場合はステップF
155において表示器77に通常画面を表示する。そし
てステップF152〜ステップF155の処理はステッ
プF156においてEK=0となったことが肯定される
まで続行される。
【0059】図20は図18における用紙受入準備処理
のフローチャートである。まずステップF161におい
てドアロックをオンとし、ステップF162においてモ
ード切替搬送路31を下げてソーター2内に用紙Pを受
け入れる状態にする。次にステップF163において整
合棒51の初期化を行い、ステップF164においてレ
ジスタDLが0か否かが判断され、DL=0の場合はス
テップF165〜167においてその他の整合棒52,
53の初期化を行い、用紙Pの受入準備を行う。DL=
0でない場合は、ドアロックが正常に完了していないた
め、ステップF169において整合棒51を待機位置へ
移動し、移動が完了した時点でステップF170におい
てキープソレノイド61をOFFしてメインドア80の
ロックを解除し、ステップF171においてレジスタE
RR=1とする。レジスタERR=1とすることによ
り、エラー検知処理ルーチンにおいてエラー発生が検知
され、印刷装置1およびソーター2の動作が停止され、
図21に示すようなドアオープンエラーメッセージが表
示器77に表示される。
【0060】本実施形態においては、このようにドアロ
ックが正常に完了していない場合に、整合棒51を待機
位置へ移動させるようにしたため、メインドア80を開
けても整合棒51がビン列21に衝突することが防止さ
れ、これによりビン列21や整合棒51の破損を防止す
ることができる。また、エラーメッセージを表示器77
に表示することにより、ドアロックの異常を使用者に容
易に知らせることができる。
【0061】図22は図18におけるドアロック処理の
フローチャートである。まず、ステップF171におい
てキープソレノイド61をONし、ロック板63をドア
開閉用のノブ62にセットしメインドア80をロックす
る。そして、キープソレノイド61をONしてタイマー
による計測が開始され、ステップF172において2秒
経過したか否かが判断される。ステップF172が肯定
されると、ステップF173においてロック検知センサ
64がオンとされているか否かが判断され、ロック検知
センサ64がオンされているときは、ドアロックが正常
に行われているため、ステップF174においてレジス
タDLに”0”を代入する。また、ロック検知センサ6
4がオフのときはドアロックが正常に行われていないた
め、ステップF175においてレジスタDLに”1”を
代入する。
【0062】図23は、整合棒51,52,53の初期
化処理のフローチャートである。まず、ステップF18
1においてHPセンサ51A,52A,53Aがオンと
なっているか否か、すなわち整合棒51,52,53が
ホームポジションにあるか否かを判断する。ここで、整
合棒51,52,53がホームポジションにない場合
(HPセンサがOFFの場合)には、ステップF182
において、整合棒51,52,53を−10パルスずつ
駆動させ、整合棒51,52,53をホームポジション
に移動させる。整合棒51,52,53がホームポジシ
ョンにある場合(HPセンサがONの場合)には、ステ
ップF183において整合棒51,52,53を20パ
ルスずつ駆動させ、ステップF184においてHPセン
サ51A,52A,53AがOFFになるまで駆動させ
る。そしてHPセンサ51,52A,53AがOFFと
なったら、ステップF185において−1パルスずつ駆
動させて、ステップF186においてHPセンサ51
A,52A,53AがONになる位置において整合棒5
1,52,53を停止する。そして、この位置を基準に
整合動作を行う。
【0063】図24は、ドアロック不良時に整合棒51
を待機位置に移動させる処理のフローチャートである。
まず、ステップF191においてHPセンサがオンされ
ているか否かが判断され、オンされている場合は整合棒
51は待機位置にあるため処理を終了する。オンされて
いない場合には、ステップF192において整合棒51
を−10パルスずつ駆動させて待機位置に移動させる。
【0064】図25および図26は、用紙受入位置へ整
合棒51,52,53を移動させる処理のフローチャー
トである。整合棒51,52,53は用紙受入時には、
給紙台473で検知した用紙サイズに応じたパルス数だ
け移動し、用紙Pを受け入れる。すなわち、まず図25
のステップF201において受入動作のパルスを設定す
る。このパルス設定処理は図26に示すように、まずス
テップF211において用紙サイズがA3であるか否か
が判断され、A3であればステップF212において、
整合棒51,52,53を移動させるためのパルス(P
S1,PS2,PS3)をそれぞれ20,20,30に
設定する。A3でなければステップF213において用
紙サイズがB4であるか否かが判断され、B4であれば
ステップF214において(PS1,PS2,PS3)
=(30,30,40)に設定する。B4でなければス
テップF215において用紙サイズがA4であるか否か
が判断され、A4であればステップF216において
(PS1,PS2,PS3)=(40,40,50)に
設定して処理を終了する。なお、本実施形態においては
対応する用紙サイズをA3、B4、A4としているた
め、それ以外の用紙サイズについての説明は省略する。
【0065】図25に戻り、ステップF201以降のス
テップF202からステップF204において、整合棒
51,52,53をそれぞれ設定されたPS1,PS
2,PS3パルスずつ移動して処理を終了する。
【0066】図27は、ソート動作処理のフローチャー
トである。ソーター2は、まず、ステップF221にお
いて、搬送ベルト24,25をDCモータによりON
し、かつ吸着ファン28,29(ここで搬送ベルト2
4,25および吸着ファン28,29を搬送機構とす
る)をONして用紙Pをビン列21に搬送できるように
する。この状態においてステップF222によりサブル
ーチン1(SUB1)が制御され用紙Pを各ビンに挿入
し、用紙Pをすべて挿入し終わったら、ステップF22
3において搬送ベルト24,25および吸着ファン2
8,29をOFFし、ステップF224においてモード
切替搬送部31を上昇させ動作を終了する。
【0067】図28は図27のサブルーチン1(SUB
1)のフローチャートである。まずステップF231に
おいて、設定枚数とソーター2のビン数(20枚)とを
比較し、設定枚数の方が小さい場合はステップF233
においてレジスタNに設定枚数を代入し、設定枚数の方
が大きい場合はステップF232においてレジスタNに
ビン数(20枚)を代入する。次に、ステップF234
においてレジスタCに1を代入し、ステップF235に
おいてインデクサ22をDCサーボモータでCビン目に
移動させる。この場合、1ビン目に移動することにな
る。さらにステップF236においてインデクサセンサ
23がオンしたか否かにより用紙Pの通過を確認し、用
紙Pの通過が確認できた場合、ステップF237におい
てレジスタCとレジスタNとを比較し、レジスタCがレ
ジスタN未満の場合は、ステップF239においてレジ
スタCに1を加算したものを代入し、ステップF235
に戻る。レジスタCがレジスタNと等しくなった場合、
ステップF238においてインデクサ22を1ビン目に
移動させる。そしてサブルーチン1を終了する。
【0068】図29は整合動作処理のフローチャートで
ある。まずステップF241において予め定められた整
合時のパルス数((PS1,PS2,PS3)=(1
5,15,20))を設定し、ステップF242におい
て整合棒51を用紙受入位置からPS1パルス移動させ
る。なお、整合棒51は移動後停止した状態において整
合棒52の整合基準となる。次のステップF243にお
いて整合の邪魔にならないようにゴムベルト54を整合
棒53内に収納する。そしてステップF244において
後述するサブルーチン2(SUB2)を実行して整合動
作を行う。整合動作はB4サイズ以下の用紙では2回行
い(ステップF244,245)、ステップF246に
おいて用紙サイズがB4より大きいと判断された場合は
3回行う(ステップF247)。
【0069】図30はサブルーチン2(SUB2)のフ
ローチャートである。整合は、整合棒52と整合棒53
とを交互に用紙Pに押し当てて行う。すなわち、ステッ
プF251において整合棒52をPS2パルス移動し、
次にステップF252において整合棒52を−PS2パ
ルス移動する。そしてステップF253において整合棒
53をPS3パルス移動しステップF254において整
合棒53を−PS3パルス移動する。
【0070】図31は整合動作終了後の用紙受入完了処
理のフローチャートである。まず、ステップF261に
おいて整合棒52をPS2パルス数だけ移動する。これ
は、ビン上の用紙Pを取り出すときに誤って用紙Pを奥
に押し込んでしまうのを防ぐためである。次に、ステッ
プF262,263において整合棒51と整合棒53と
を待機位置へ移動する。これは、用紙Pの取り出し性向
上のためである。その後、ステップF264においてド
アロック機構81のキープソレノイド61をOFFして
ドアロックを解除する。
【0071】図32はドアがオープンしていてエラーが
発生したときのリカバリー処理のフローチャートであ
る。動作開始時、ドアロックができなかったときには、
図21に示すようなドアオープンエラーの表示が表示器
77にされる。ユーザにより、メインドア80が一度開
放されてドアスイッチがオフとなったか否かがステップ
F271において判断される。ステップF271が肯定
され、ステップF272においてメインドア80が再度
閉じられてドアスイッチがオンとなったことが判断され
ると、ステップF273において再びエラー検知処理
(図19)を開始する。ドアオープンエラーが検知され
ない場合、表示は通常画面に戻り、リカバリー動作が終
了する。
【0072】なお、上記実施形態においては、ドアロッ
クを検出するドアに整合処理機構を設けた例について説
明したが、整合処理機構に代えて移動型のステープラを
ドアに設けたシート後処理装置において、上記実施形態
と同様の制御を行うようにすれば、ステープルを開始す
るまでの時間を短縮し、ステープラを破損することなく
安全にドアを開けて閉め直すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による画像形成システムの全
体構成を示す図
【図2】製版装置付き孔版印刷装置の構成を示す図
【図3】(a)は給紙台の平面図、(b)は給紙台の側
面図
【図4】ソーターの構成を示す図
【図5】ソーターのビン列と整合棒、およびステープラ
の詳細な構成を示す図
【図6】整合棒53の機構の詳細な構成を示す図
【図7】整合棒の作動状態を示す図(初期化位置)
【図8】整合棒の作動状態を示す図(用紙受入時)
【図9】整合棒の作動状態を示す図(用紙受入終了後)
【図10】メインドアの詳細な構成を示す図
【図11】ドアロック機構の詳細な構成を示す図
【図12】孔版印刷装置の操作パネル部を示す図
【図13】本実施形態の制御回路のブロック図
【図14】待機状態における動作モード設定処理のフロ
ーチャート
【図15】製版・印刷モード設定処理のフローチャート
【図16】ソートモード設定処理のフローチャート
【図17】オートステープル設定処理のフローチャート
【図18】ソート印刷動作処理のフローチャート
【図19】エラー検知処理のフローチャート
【図20】用紙受入準備処理のフローチャート
【図21】ドアオープンエラーの表示を示す図
【図22】ドアロック処理のフローチャート
【図23】整合棒初期化処理のフローチャート
【図24】整合棒を待機位置へ移動する処理のフローチ
ャート
【図25】整合棒を用紙受入位置へ移動する処理のフロ
ーチャート
【図26】受入動作パルス設定処理のフローチャート
【図27】ソート動作処理のフローチャート
【図28】ソート動作サブルーチン(SUB1)のフロ
ーチャート
【図29】整合動作処理のフローチャート
【図30】整合動作サブルーチン(SUB2)のフロー
チャート
【図31】用紙受入完了動作処理のフローチャート
【図32】ドアオープンエラーリカバリー処理のフロー
チャート
【符号の説明】
1 孔版印刷装置 2 ソーター 21 ビン列 51,52,53 整合棒 70 操作パネル 77 表示器 80 メインドア 81 ドアロック機構 90 CPU 93 印刷装置の機構 95 ソーターの機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の画像が形成されたシートを取り込
    んで複数の分配ビンに分配し、分配されたシートに対し
    て各種のシート後処理を行うシート後処理装置におい
    て、 前記後処理が行われた後処理済みのシートを取り出すた
    めに開閉自在に設けられた取り出しドアと、 前記取り出しドアに設けられ、前記後処理済みシートを
    整合させる整合処理機構と、 前記整合処理機構の動作に応じて前記取り出しドアをロ
    ックするドアロック手段と、 前記ドアロック手段により前記取り出しドアがロックさ
    れたか否かを検出するドアロック検出手段と、 前記ドアロック検出手段により、前記取り出しドアがロ
    ックされていないことが検知されたときに、前記整合処
    理機構の動作を停止し、さらに該整合処理機構を前記取
    り出しドアを開放することが可能なように動作させる制
    御手段とを備えたことを特徴とするシート後処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ドアロック検出手段により、前記取
    り出しドアが正常にロックされていないことが検出され
    たときにそれを警告する警告手段をさらに備えたことを
    特徴とする請求項1記載のシート後処理装置。
  3. 【請求項3】 所望の画像をシートに形成する画像形成
    装置と、請求項1または2項記載のシート後処理装置と
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
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