JPH1121672A - 無電解金めっき液及び金めっき方法 - Google Patents

無電解金めっき液及び金めっき方法

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JPH1121672A
JPH1121672A JP17930897A JP17930897A JPH1121672A JP H1121672 A JPH1121672 A JP H1121672A JP 17930897 A JP17930897 A JP 17930897A JP 17930897 A JP17930897 A JP 17930897A JP H1121672 A JPH1121672 A JP H1121672A
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JP
Japan
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gold
gold plating
plating
plating solution
solution
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Pending
Application number
JP17930897A
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English (en)
Inventor
Hiroko Takehara
裕子 竹原
Setsuo Ando
節夫 安藤
Takashi Inoue
隆史 井上
Toshimitsu Noguchi
利光 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1121672A publication Critical patent/JPH1121672A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/24Reinforcing the conductive pattern
    • H05K3/244Finish plating of conductors, especially of copper conductors, e.g. for pads or lands

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  • Chemically Coating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】金めっきのはみだしが無く、めっきのつきまわ
り性にも優れた無電解金めっき液及び金めっき方法を提
供する。 【解決手段】置換型及び還元型無電解金めっき液におい
て、陰イオン界面活性剤を添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高密度実装基板の配
線部分に金めっき皮膜を形成するに好適な無電解金めっ
き液および金めっき方法に関する。
【0002】
【従来の技術】無電解金めっきにおいては、金属配線部
分周辺の絶縁膜上に金が析出する現象、いわゆる金のは
みだしが発生し易い。これは、めっき液中の微細な金粒
子が絶縁膜上に付着し、上記金粒子の自己触媒作用によ
りさらにその上に金めっきが進行することに起因する。
このような金のはみだしは、特に高密度配線基板におい
ては電気的なショートの原因となる。
【0003】そこで従来は、特開平6−330336号
公報に開示されているように、例えばポリエチレングリ
コールなどの非イオン性界面活性剤を還元型無電解金め
っき液に添加する方法が用いられていた。上記非イオン
性界面活性剤は、非線形拡散により微細な金粒子表面に
特異的に吸着して、金めっきの進行すなわち金粒子の成
長を阻害し、それによりはみだしを防止するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記方法は、非
イオン界面活性剤の消耗により濃度が低下するとはみだ
し防止の効果が失われ、一方適正濃度以上に添加すると
金属配線上の金めっき面へも非イオン性界面活性剤が吸
着して、正常なめっき反応も抑制するため、適正添加量
の範囲が小さく、濃度管理が非常に困難であるという問
題があった。
【0005】本発明の目的は、金属配線外への金のはみ
だしが無く、かつ配線上への金めっきのつきまわりも良
好な金めっき液およびそれを用いた金めっき方法を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、金錯イオ
ン,金属イオンの錯化剤およびpH調整剤より成る置換
型無電解金めっき液において、陰イオン界面活性剤を添
加したことを特徴とする無電解金めっきにある。液金め
っき液中に陰イオン界面活性剤を添加することにより達
成される。上記陰イオン界面活性剤としては、アルキル
スルホン酸塩,アルキルアリルスルホン酸塩,硫酸エス
テル塩,脂肪酸塩,スルホコハク酸塩,リン酸エステル
塩などを挙げることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】配線外への金めっきのはみだしに
ついて、そのメカニズムを詳細に検討したところ、配線
周辺の絶縁膜表面への金微細粒子の静電的付着によるも
のであることが明らかとなった。即ち、めっき液中の金
微細粒子のゼータ電位が負電位であるのに対して、絶縁
膜表面のゼータ電位が0もしくは正電位のとき金微粒子
が静電的に付着し、付着した金粒子上に自己触媒的に金
めっきが成長してはみだしとなることが明らかとなっ
た。
【0008】また絶縁膜のゼータ電位が負電位であって
も、その値が小さい場合には同様の付着が発生する。
【0009】めっき時の絶縁膜のゼータ電位は当該絶縁
膜と接触するめっき液のpHによって変化し、例えばポ
リイミド膜やエポキシ膜ではpH6以下からゼータ電位
が大きく上昇し、pHが4以下では0または正電位にな
る。また、セラミック絶縁層のゼータ電位も同様にpH
の低下により0電位に近くなるため、低pHめっき液を
用いてめっきを行なう場合に、金めっきのはみだしが発
生しやすいことが明らかとなった。
【0010】更に、上記微細金粒子の付着は、還元型の
無電解金めっき時のみでなくその前段に行なわれる置換
型無電解金めっき時にも発生しており、その後の還元型
無電解金めっきにおいてその付着粒子上に金めっきが成
長し、めっきのはみだしとして顕現化することが明らか
となった。
【0011】それに対して、金めっき液中に陰イオン界
面活性剤を添加した場合は、陰イオン界面活性剤は上記
絶縁膜表面に吸着して絶縁膜のゼータ電位を大きく負電
位に変えるため、同じく負電位の金微細粒子との間に斥
力が作用して金粒子は付着しないことを見いだした。
【0012】また陰イオン界面活性剤は正常なめっき面
に吸着してめっきの進行を阻害することがないため、め
っきのつきまわり性に悪影響は与えない。陰イオン界面
活性剤の添加量は0.02〜2mMの範囲で使用するの
が好ましい。0.02mM未満ではめっきはみ出し防止
効果が乏しく、2mMを超えるとめっき付きまわり性,
密着性に悪影響を生じる。
【0013】以下実施例、比較例を示して本発明を具体
的に説明する。
【0014】(実施例1)本発明による置換型無電解金
めっき液の組成を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】50mm角のガラス板上にポリイミド絶縁
膜およびNiスパッタ膜をそれぞれ10,20,50,
100μmの幅で交互に成膜したラインアンドスペース
テスト基板を用いて、10%塩酸溶液で洗浄した後表1
に示したNo.1の組成の置換金めっき液を用いて90
℃で5分間めっきを行ない、0.05μmの置換金めっ
き膜を形成した。水洗後さらに還元型無電解金めっき液
(HGS−2000,日立化成製)を用いて65℃で3
0分間めっきを行ない、0.5μmの金めっき膜を形成
したところ、金めっきのはみだしは認められず、めっき
のつきまわり性,密着性も良好であった。
【0017】上記と同様の操作で、表1に示したNo.
2からNo.6の置換型無電解金めっき液を用いてそれ
ぞれ表1に示した温度条件で5〜10分間めっきを行な
い、0.05μmの置換金めっき膜を形成した。水洗後
さらに還元型無電解金めっき液(HGS−2000)を
用いて65℃で30分間めっきを行ない、0.5μmの
金めっき膜を形成したところ、いずれも金めっきのはみ
だしは認められず、めっきのつきまわり性,密着性も良
好であった。
【0018】また、上記表1のめっき液において、ドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム以外のアルキルスル
ホン酸塩系陰イオン界面活性剤、ドデシル硫酸ナトリウ
ム以外の硫酸エステル塩系陰イオン界面活性剤、脂肪酸
塩系陰イオン界面活性剤、スルホコハク酸塩系陰イオン
界面活性剤などを用いた場合も同様の効果が認められ
た。
【0019】比較例として表1記載のNo.1からN
o.6の無電解金めっき液と同一成分組成で、ドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウムおよびドデシル硫酸ナト
リウムのみを含まないめっき液を調製し、上記と同様の
操作で金めっきを行なったところ、ポリイミド膜上に金
の点状析出が多数検出され、本実施例の有効性が確認さ
れた。
【0020】(実施例2)本発明による還元型無電解金
めっき液の組成を表2に示す。
【0021】
【表2】
【0022】表2記載の還元型無電解金めっきNo.1
からNo.3の組成のめっき液をそれぞれ75℃で10
時間無負荷加熱してめっき液中に金微細粒子を発生さ
せ、下記の方法で本発明の効果の確認を行なった。
【0023】50mm角のガラス板上にポリイミド絶縁
膜およびNiスパッタ膜をそれぞれ10,20,50,
100μmの幅で交互に成膜したラインアンドスペース
テスト基板を用いて、10%塩酸溶液で洗浄した後、表
1に示したNo.1の組成の置換金めっき液を用いて9
0℃で5分間めっきを行ない、0.05μmの置換金め
っき膜を形成した。水洗を行なった後上記No.1から
No.3の還元型無電解金めっき液を用いて、それぞれ
表2に示した温度条件で30分間めっきを行ない、0.
5μmの金めっき膜を形成したところ、いずれも金めっ
きのはみだしは認められず、めっきのつきまわり性,密
着性も良好であった。
【0024】比較例として表2記載のNo.1,No.
2めっき液と同一成分組成でドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウムおよびドデシル硫酸ナトリウムのみを含ま
ないめっき液を作成し、上記と同様に無負荷加熱により
金微細粒子を生成させたのち、上記と同様の操作で金め
っきを行なったところ、ポリイミド膜上に金の点状析出
が多数検出され、本実施例の有効性が確認された。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、被めっき金属周辺の絶
縁膜のゼータ電位を負電位にするため、めっき液中の金
微細粒子の静電的付着を抑制し、金めっきのはみだしを
生じない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 利光 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金錯イオン,金属イオンの錯化剤およびp
    H調整剤より成る置換型無電解金めっき液において、陰
    イオン界面活性剤を添加したことを特徴とする無電解金
    めっき液。
  2. 【請求項2】金錯イオン,還元剤,金属イオンの錯化剤
    およびpH調整剤より成る還元型無電解金めっき液にお
    いて、陰イオン界面活性剤を添加したことを特徴とする
    無電解金めっき液。
  3. 【請求項3】請求項1記載の無電解金めっき液におい
    て、金錯イオンがシアノ金錯イオンで、当該めっき液の
    pHが3〜8である無電解金めっき液。
  4. 【請求項4】請求項1記載の置換型無電解金めっき液を
    用いて置換金めっきを施し、もしくは当該置換金めっき
    上にさらに還元型無電解金めっきを施すことを特徴とす
    る金めっき方法。
  5. 【請求項5】請求項2記載の還元型無電解金めっき液を
    用いて金めっきを施すことを特徴とする金めっき方法。
  6. 【請求項6】請求項4記載の金めっき方法により金めっ
    きを施したことを特徴とする回路基板。
  7. 【請求項7】請求項5記載の金めっき方法により金めっ
    きを施したことを特徴とする回路基板。
  8. 【請求項8】請求項4記載の金めっき方法により金めっ
    きを施したことを特徴とする電子部品。
  9. 【請求項9】請求項5記載の金めっき方法により金めっ
    きを施したことを特徴とする電子部品。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100537130B1 (ko) * 1999-05-13 2005-12-16 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 도전성 분체 및 그의 제조 방법
JP2006249485A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Japan Pure Chemical Co Ltd 金めっき液用亜硫酸金塩水溶液
JP2020181924A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 日亜化学工業株式会社 発光装置の製造方法
US10991590B2 (en) 2018-09-26 2021-04-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Etching method and plating solution

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