JP3365718B2 - 無電解めっき用の触媒液 - Google Patents
無電解めっき用の触媒液Info
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Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、無電解めっきによ
り金属被膜を形成する前に触媒金属核を予め付与するた
めの無電解めっき用の触媒液に関する。
り金属被膜を形成する前に触媒金属核を予め付与するた
めの無電解めっき用の触媒液に関する。
【0002】
【従来の技術】無電解めっき法は複雑な形状面にも均一
な析出が可能であり、種々の用途に用いられている。例
えば、酸化インジウムスズ(ITO)被膜からなる透明
導電膜において、他の機器との接続をとるために無電解
めっきによってITOの接続部位の表面を金属化するこ
とが行われており、また、樹脂基板やセラミックス基板
等の絶縁性基板上への金属被膜の形成等にも用いられて
いる。
な析出が可能であり、種々の用途に用いられている。例
えば、酸化インジウムスズ(ITO)被膜からなる透明
導電膜において、他の機器との接続をとるために無電解
めっきによってITOの接続部位の表面を金属化するこ
とが行われており、また、樹脂基板やセラミックス基板
等の絶縁性基板上への金属被膜の形成等にも用いられて
いる。
【0003】ところで、無電解めっき法は、上述のIT
Oや絶縁性基板等のように触媒活性のない表面に金属被
膜等を形成する場合、金属被膜等の形成部位に予めパラ
ジウム等の触媒金属核を付与する必要がある。このよう
な触媒金属核の付与には、例えば、塩化パラジウムと
塩酸の混合溶液にアルカリを組み合わせたPdCl2溶
液、塩化パラジウムと塩化第一スズと塩酸とを組み合
わせたSn−Pdコロイド溶液等が使用されている。
Oや絶縁性基板等のように触媒活性のない表面に金属被
膜等を形成する場合、金属被膜等の形成部位に予めパラ
ジウム等の触媒金属核を付与する必要がある。このよう
な触媒金属核の付与には、例えば、塩化パラジウムと
塩酸の混合溶液にアルカリを組み合わせたPdCl2溶
液、塩化パラジウムと塩化第一スズと塩酸とを組み合
わせたSn−Pdコロイド溶液等が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
のPdCl2 溶液は、ITO上への無電解めっきに使用
する場合、浴pHを中性付近に調整する必要があり、p
Hの許容範囲が狭く工程管理が煩雑であるとともに、浴
安定性が悪いという問題がある。さらに、上記のPdC
l2 溶液は、絶縁性基板への無電解めっきに使用できな
いという問題もある。
のPdCl2 溶液は、ITO上への無電解めっきに使用
する場合、浴pHを中性付近に調整する必要があり、p
Hの許容範囲が狭く工程管理が煩雑であるとともに、浴
安定性が悪いという問題がある。さらに、上記のPdC
l2 溶液は、絶縁性基板への無電解めっきに使用できな
いという問題もある。
【0005】一方、上記のSn−Pdコロイド溶液
は、ITOのみならず絶縁性基板への無電解めっきにも
使用でき、また、浴安定性も高いものであるが、コロイ
ド溶液の製造自体が難しく、価格が高いという問題があ
る。さらに、触媒金属核を付与した後、無電解めっき工
程前にスズ除去処理が必要となり、工程が煩雑であると
いう問題がある。
は、ITOのみならず絶縁性基板への無電解めっきにも
使用でき、また、浴安定性も高いものであるが、コロイ
ド溶液の製造自体が難しく、価格が高いという問題があ
る。さらに、触媒金属核を付与した後、無電解めっき工
程前にスズ除去処理が必要となり、工程が煩雑であると
いう問題がある。
【0006】本発明は上述のような事情に鑑みてなされ
たものであり、pHの許容範囲が広く安定性に優れ、か
つ、スズを含有しない作業性に優れた無電解めっき用の
触媒液を提供することを目的とする。
たものであり、pHの許容範囲が広く安定性に優れ、か
つ、スズを含有しない作業性に優れた無電解めっき用の
触媒液を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の無電解めっき用の触媒液は、パラジ
ウム、白金、金、銀および銅の塩の少なくとも1種と、
無機酸と、2−ブチン1,4−ジオールとを含有するよ
うな構成とした。
るために、本発明の無電解めっき用の触媒液は、パラジ
ウム、白金、金、銀および銅の塩の少なくとも1種と、
無機酸と、2−ブチン1,4−ジオールとを含有するよ
うな構成とした。
【0008】また、本発明の無電解めっき用の触媒液
は、上記のパラジウム、白金、金、銀および銅の塩の少
なくとも1種を0.03〜5g/lの範囲で含有し、2
−ブチン1,4−ジオールを0.5〜150mg/lの
範囲で含有するような構成とした。
は、上記のパラジウム、白金、金、銀および銅の塩の少
なくとも1種を0.03〜5g/lの範囲で含有し、2
−ブチン1,4−ジオールを0.5〜150mg/lの
範囲で含有するような構成とした。
【0009】さらに、本発明の無電解めっき用の触媒液
は、上記のパラジウム、白金、金、銀および銅の塩の少
なくとも1種を0.1〜5g/lの範囲で含有し、2−
ブチン1,4−ジオールを10〜150mg/lの範囲
で含有し、pHが6以下であるような構成とした。
は、上記のパラジウム、白金、金、銀および銅の塩の少
なくとも1種を0.1〜5g/lの範囲で含有し、2−
ブチン1,4−ジオールを10〜150mg/lの範囲
で含有し、pHが6以下であるような構成とした。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の最適な実施形態に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0011】本発明の無電解めっき用の触媒液を構成す
る金属触媒塩は、パラジウム、白金、金、銀および銅の
塩の少なくとも1種である。具体的的には、塩化パラジ
ウム、硫酸パラジウム、塩化白金、硝酸銀等を挙げるこ
とができる。そして、触媒液中の金属触媒塩の濃度は、
酸化インジウムスズ(ITO)等の透明導電膜に対する
無電解めっき用としての触媒液では、0.03〜5.0
g/l程度、好ましくは0.05〜5.0g/l程度と
することができ、また、樹脂基板やセラミックス基板等
に対する無電解めっき用としての触媒液では、0.1〜
5.0g/l程度、好ましくは0.2〜5.0g/l程
度とすることができる。金属触媒塩の濃度が上記の範囲
未満であると、無電解めっきにおける金属析出が不可能
となり、また、上記の範囲を超える金属触媒塩濃度とし
ても金属析出が更に向上することはなく、材料コストの
増大を来すので好ましくない。
る金属触媒塩は、パラジウム、白金、金、銀および銅の
塩の少なくとも1種である。具体的的には、塩化パラジ
ウム、硫酸パラジウム、塩化白金、硝酸銀等を挙げるこ
とができる。そして、触媒液中の金属触媒塩の濃度は、
酸化インジウムスズ(ITO)等の透明導電膜に対する
無電解めっき用としての触媒液では、0.03〜5.0
g/l程度、好ましくは0.05〜5.0g/l程度と
することができ、また、樹脂基板やセラミックス基板等
に対する無電解めっき用としての触媒液では、0.1〜
5.0g/l程度、好ましくは0.2〜5.0g/l程
度とすることができる。金属触媒塩の濃度が上記の範囲
未満であると、無電解めっきにおける金属析出が不可能
となり、また、上記の範囲を超える金属触媒塩濃度とし
ても金属析出が更に向上することはなく、材料コストの
増大を来すので好ましくない。
【0012】本発明の無電解めっき用の触媒液を構成す
る無機酸としては、塩酸、硫酸等を使用することがで
き、このような無機酸の濃度は、上述の金属触媒塩を溶
解するのに必要な濃度以上であればよく、特に制限はな
い。
る無機酸としては、塩酸、硫酸等を使用することがで
き、このような無機酸の濃度は、上述の金属触媒塩を溶
解するのに必要な濃度以上であればよく、特に制限はな
い。
【0013】また、本発明の無電解めっき用の触媒液を
構成する水溶性の不飽和有機化合物としては、2−ブチ
ン1,4−ジオール、2−プロピン−1−オール、2−
プロペン−1−オール、3−メチル−1−ブチン−3−
オール、3−メチル−1−ペンチン−3−オール等の1
価あるいは多価の不飽和アルコール;アクリル酸、アク
リル酸エチル等の不飽和カルボン酸およびその誘導体等
を挙げることができる。そして、触媒液中の水溶性の不
飽和有機化合物の濃度は、ITO等の透明導電膜に対す
る無電解めっき用としての触媒液では、0.5〜150
mg/l程度、好ましくは1.0〜100mg/l程度
とすることができ、また、樹脂基板やセラミックス基板
等に対する無電解めっき用としての触媒液では、10〜
150mg/l程度、好ましくは50〜100mg/l
程度とすることができる。水溶性の不飽和有機化合物の
濃度が上記の範囲からはずれると、無電解めっきにおけ
る金属析出が不可能となる。
構成する水溶性の不飽和有機化合物としては、2−ブチ
ン1,4−ジオール、2−プロピン−1−オール、2−
プロペン−1−オール、3−メチル−1−ブチン−3−
オール、3−メチル−1−ペンチン−3−オール等の1
価あるいは多価の不飽和アルコール;アクリル酸、アク
リル酸エチル等の不飽和カルボン酸およびその誘導体等
を挙げることができる。そして、触媒液中の水溶性の不
飽和有機化合物の濃度は、ITO等の透明導電膜に対す
る無電解めっき用としての触媒液では、0.5〜150
mg/l程度、好ましくは1.0〜100mg/l程度
とすることができ、また、樹脂基板やセラミックス基板
等に対する無電解めっき用としての触媒液では、10〜
150mg/l程度、好ましくは50〜100mg/l
程度とすることができる。水溶性の不飽和有機化合物の
濃度が上記の範囲からはずれると、無電解めっきにおけ
る金属析出が不可能となる。
【0014】本発明の無電解めっき用の触媒液のpH調
整は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
ウム等を適宜添加することにより行うことができる。I
TO等の透明導電膜に対する無電解めっき用としての触
媒液では、pHの限定は特になく、例えば、pH調整を
炭酸ナトリウム単独、あるいは、炭酸ナトリウムと水酸
化ナトリウムとの併用により行うことで、広い範囲のp
Hで良好な浴安定性のもとで使用可能である。また、樹
脂基板やセラミックス基板等に対する無電解めっき用と
しての触媒液では、pHが6以下、好ましくはpHが
4.5以下、更に好ましくはpHが3以下の範囲であ
る。pHが6を超えると分解が生じて浴安定性が大幅に
低下するので好ましくない。
整は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
ウム等を適宜添加することにより行うことができる。I
TO等の透明導電膜に対する無電解めっき用としての触
媒液では、pHの限定は特になく、例えば、pH調整を
炭酸ナトリウム単独、あるいは、炭酸ナトリウムと水酸
化ナトリウムとの併用により行うことで、広い範囲のp
Hで良好な浴安定性のもとで使用可能である。また、樹
脂基板やセラミックス基板等に対する無電解めっき用と
しての触媒液では、pHが6以下、好ましくはpHが
4.5以下、更に好ましくはpHが3以下の範囲であ
る。pHが6を超えると分解が生じて浴安定性が大幅に
低下するので好ましくない。
【0015】本発明の触媒液を用いた触媒金属核の付与
は、例えば、浴温度を5〜50℃の範囲で設定すること
ができ、また、浸漬時間は、酸化インジウムスズ(IT
O)等の透明導電膜に対する無電解めっき用としての触
媒液では、10秒〜60分の範囲、樹脂基板やセラミッ
クス基板等に対する無電解めっき用としての触媒液で
は、2分〜60分の範囲で適宜設定することができる。
但し、実用的ではないが、60分を超える浸漬時間でも
触媒液としての性能に問題はない。
は、例えば、浴温度を5〜50℃の範囲で設定すること
ができ、また、浸漬時間は、酸化インジウムスズ(IT
O)等の透明導電膜に対する無電解めっき用としての触
媒液では、10秒〜60分の範囲、樹脂基板やセラミッ
クス基板等に対する無電解めっき用としての触媒液で
は、2分〜60分の範囲で適宜設定することができる。
但し、実用的ではないが、60分を超える浸漬時間でも
触媒液としての性能に問題はない。
【0016】本発明の触媒液は、例えば、無電解ニッケ
ル・リンめっき、無電解ニッケル・ボロンめっき、無電
解銅めっき、無電解コバルト・リンめっき等の無電解め
っき用として使用することができる。
ル・リンめっき、無電解ニッケル・ボロンめっき、無電
解銅めっき、無電解コバルト・リンめっき等の無電解め
っき用として使用することができる。
【0017】
【実施例】次に、実施例を示して本発明を更に詳細に説
明する。 (実施例1)下記組成の触媒液(試料1(pH=2.
7))を調製した。
明する。 (実施例1)下記組成の触媒液(試料1(pH=2.
7))を調製した。
【0018】
触媒液の組成
・塩化パラジウム … 0.2g/l
・36%塩酸水溶液 … 6.0g/l
・2−ブチン1,4−ジオール … 40mg/l
・水酸化ナトリウム … 2.4g/l
この触媒液を使用し以下のようにして酸化インジウムス
ズ(ITO)被膜上へのニッケル・リン無電解めっきを
行った。すなわち、まず、界面活性剤を15g/l含有
する50℃の浴中にITO被膜を5分間浸漬して脱脂を
行い、次いで、フッ素化合物を2g/l含有する25℃
の浴中にITO被膜を5分間浸漬してコンディショニン
グを行った。次に、上記の触媒液(試料1)を25℃に
保った浴中にITO被膜を5分間浸漬してパラジウム触
媒核の付与を行い、その後、下記組成の無電解めっき浴
(浴温80℃、pH4.6)に5分間浸漬して無電解め
っきを行った。
ズ(ITO)被膜上へのニッケル・リン無電解めっきを
行った。すなわち、まず、界面活性剤を15g/l含有
する50℃の浴中にITO被膜を5分間浸漬して脱脂を
行い、次いで、フッ素化合物を2g/l含有する25℃
の浴中にITO被膜を5分間浸漬してコンディショニン
グを行った。次に、上記の触媒液(試料1)を25℃に
保った浴中にITO被膜を5分間浸漬してパラジウム触
媒核の付与を行い、その後、下記組成の無電解めっき浴
(浴温80℃、pH4.6)に5分間浸漬して無電解め
っきを行った。
【0019】
無電解めっき浴組成
・硫酸ニッケル・6水和物 … 27g/l
・次亜リン酸 … 13g/l
・リンゴ酸 … 15g/l
・コハク酸 … 3g/l
・硝酸鉛 … 0.8mg/l
このような無電解めっきによるITO被膜上へのニッケ
ル・リンの析出状態を下記の基準で評価して、結果を下
記の表1に示した。
ル・リンの析出状態を下記の基準で評価して、結果を下
記の表1に示した。
【0020】ニッケル・リンの析出評価基準
◎:全体にニッケル・リンが析出して良好
○:全体にニッケル・リンが析出するが、パラジウム触
媒核の付与後における過剰な水洗によりパラジウム触媒
核の脱落が生じることがある △:部分的にニッケル・リンが析出する ×:未析出 また、下記の表1に示すように上記の触媒液(試料1)
の組成およびpHを変化させた触媒液(試料2〜18)
を用いて、同様に無電解めっきによるITO被膜上への
ニッケル・リンの析出を行い、上記と同様に評価して結
果を下記の表1に示した。
媒核の付与後における過剰な水洗によりパラジウム触媒
核の脱落が生じることがある △:部分的にニッケル・リンが析出する ×:未析出 また、下記の表1に示すように上記の触媒液(試料1)
の組成およびpHを変化させた触媒液(試料2〜18)
を用いて、同様に無電解めっきによるITO被膜上への
ニッケル・リンの析出を行い、上記と同様に評価して結
果を下記の表1に示した。
【0021】
【表1】
表1に示されるように、本発明の触媒液は、塩化パラジ
ウム濃度0.03g/l以上、2−ブチン1,4−ジオ
ール濃度0.5〜150mg/l、pH6以下の条件で
ITO被膜へのニッケル・リン析出が可能であることが
確認された。 (実施例2)実施例1の触媒液(試料1(pH=2.
7))を使用し以下のようにしてABS樹脂基板、PP
E(ポリフェニレンエーテル)樹脂基板、ガラスエポキ
シ樹脂基板上への銅無電解めっきを行った。すなわち、
まず、クロム酸420g/l、98%硫酸200ml/
lを含有する65℃の浴中に各樹脂基板を10分間浸漬
してエッチング処理を行い、次いで、36%塩酸を10
0ml/l含有する65℃の浴中に各樹脂基板を5分間
浸漬して6価クロムを3価クロムとした後、洗浄を行っ
た。次に、上記の触媒液(試料1)を25℃に保った浴
中に基板を10分間浸漬してパラジウム触媒核の付与を
行い、その後、下記組成の無電解めっき浴(浴温45
℃、pH13.0)に15分間浸漬して無電解めっきを
行った。
ウム濃度0.03g/l以上、2−ブチン1,4−ジオ
ール濃度0.5〜150mg/l、pH6以下の条件で
ITO被膜へのニッケル・リン析出が可能であることが
確認された。 (実施例2)実施例1の触媒液(試料1(pH=2.
7))を使用し以下のようにしてABS樹脂基板、PP
E(ポリフェニレンエーテル)樹脂基板、ガラスエポキ
シ樹脂基板上への銅無電解めっきを行った。すなわち、
まず、クロム酸420g/l、98%硫酸200ml/
lを含有する65℃の浴中に各樹脂基板を10分間浸漬
してエッチング処理を行い、次いで、36%塩酸を10
0ml/l含有する65℃の浴中に各樹脂基板を5分間
浸漬して6価クロムを3価クロムとした後、洗浄を行っ
た。次に、上記の触媒液(試料1)を25℃に保った浴
中に基板を10分間浸漬してパラジウム触媒核の付与を
行い、その後、下記組成の無電解めっき浴(浴温45
℃、pH13.0)に15分間浸漬して無電解めっきを
行った。
【0022】
無電解めっき浴組成
・硫酸銅 … 10g/l
・37%HCHO … 10ml/l
・EDTA4Na … 25g/l
・2−2′−ビピリジン … 2mg/l
このような無電解めっきによる樹脂基板上への銅の析出
状態を下記の基準で評価して、結果を下記の表2に示し
た。
状態を下記の基準で評価して、結果を下記の表2に示し
た。
【0023】銅の析出評価基準
◎:全体に銅が析出して良好
○:全体に銅が析出するが、パラジウム触媒核の付与後
における過剰な水洗によりパラジウム触媒核の脱落が生
じることがある △:部分的に銅が析出する ×:未析出 また、下記の表2に示すように上記の触媒液(試料1)
の組成およびpHを変化させた触媒液(試料2〜18)
を用いて、同様に無電解めっきによる樹脂基板上への銅
の析出を行い、上記と同様に評価して結果を下記の表2
に示した。
における過剰な水洗によりパラジウム触媒核の脱落が生
じることがある △:部分的に銅が析出する ×:未析出 また、下記の表2に示すように上記の触媒液(試料1)
の組成およびpHを変化させた触媒液(試料2〜18)
を用いて、同様に無電解めっきによる樹脂基板上への銅
の析出を行い、上記と同様に評価して結果を下記の表2
に示した。
【0024】
【表2】
表2に示されるように、本発明の触媒液は、塩化パラジ
ウム濃度0.1g/l以上、2−ブチン1,4−ジオー
ル濃度10〜150mg/l、pH6以下の条件で樹脂
基板への銅析出が可能であることが確認された。 (実施例3)塩化パラジウムに代えて硫酸パラジウムを
使用した他は、実施例1の試料1と同様に触媒液を調製
した。
ウム濃度0.1g/l以上、2−ブチン1,4−ジオー
ル濃度10〜150mg/l、pH6以下の条件で樹脂
基板への銅析出が可能であることが確認された。 (実施例3)塩化パラジウムに代えて硫酸パラジウムを
使用した他は、実施例1の試料1と同様に触媒液を調製
した。
【0025】上記の触媒液を使用して、実施例1と同様
にしてITO被膜上への無電解ニッケル・リンめっき、
および、実施例2と同様にしてABS樹脂基板上への無
電解銅めっきを行った。その結果、ITO被膜上全体に
ニッケル・リンが析出し、また、ABS樹脂基板上全体
に銅が析出し、良好な無電解めっきが可能であった。 (実施例4)水溶性の不飽和有機化合物として、2−ブ
チン1,4−ジオールに代えて2−プロピン−1−オー
ルを使用した他は、実施例1の試料1と同様に触媒液
(試料A)を調製した。
にしてITO被膜上への無電解ニッケル・リンめっき、
および、実施例2と同様にしてABS樹脂基板上への無
電解銅めっきを行った。その結果、ITO被膜上全体に
ニッケル・リンが析出し、また、ABS樹脂基板上全体
に銅が析出し、良好な無電解めっきが可能であった。 (実施例4)水溶性の不飽和有機化合物として、2−ブ
チン1,4−ジオールに代えて2−プロピン−1−オー
ルを使用した他は、実施例1の試料1と同様に触媒液
(試料A)を調製した。
【0026】また、水溶性の不飽和有機化合物として、
2−ブチン1,4−ジオールに代えて2−プロペン−1
−オールを使用した他は、実施例1の試料1と同様に触
媒液(試料B)を調製した。
2−ブチン1,4−ジオールに代えて2−プロペン−1
−オールを使用した他は、実施例1の試料1と同様に触
媒液(試料B)を調製した。
【0027】また、水溶性の不飽和有機化合物として、
2−ブチン1,4−ジオールに代えてアクリル酸を使用
した他は、実施例1の試料1と同様に触媒液(試料C)
を調製した。
2−ブチン1,4−ジオールに代えてアクリル酸を使用
した他は、実施例1の試料1と同様に触媒液(試料C)
を調製した。
【0028】さらに、水溶性の不飽和有機化合物とし
て、2−ブチン1,4−ジオールに代えてアクリル酸エ
チルを使用した他は、実施例1の試料1と同様に触媒液
(試料D)を調製した。
て、2−ブチン1,4−ジオールに代えてアクリル酸エ
チルを使用した他は、実施例1の試料1と同様に触媒液
(試料D)を調製した。
【0029】これらの触媒液(試料A,B,C,D)を
使用して、実施例1と同様にしてITO被膜上への無電
解ニッケル・リンめっき、および、実施例2と同様にし
てABS樹脂基板上への無電解銅めっきを行った。その
結果、ITO被膜上全体にニッケル・リンが析出し、ま
た、ABS樹脂基板上全体に銅が析出し、良好な無電解
めっきが可能であった。 (実施例5)まず、実施例1の触媒液(試料1(pH=
2.7))と同様の触媒液(試料I)を調製した。
使用して、実施例1と同様にしてITO被膜上への無電
解ニッケル・リンめっき、および、実施例2と同様にし
てABS樹脂基板上への無電解銅めっきを行った。その
結果、ITO被膜上全体にニッケル・リンが析出し、ま
た、ABS樹脂基板上全体に銅が析出し、良好な無電解
めっきが可能であった。 (実施例5)まず、実施例1の触媒液(試料1(pH=
2.7))と同様の触媒液(試料I)を調製した。
【0030】比較として、下記組成の金属表面用触媒液
(試料II)、ITO用触媒液(試料III)、Sn−Pdコ
ロイド触媒液(試料IV)を調製した。
(試料II)、ITO用触媒液(試料III)、Sn−Pdコ
ロイド触媒液(試料IV)を調製した。
【0031】
金属表面用触媒液(試料II)の組成
・塩化パラジウム … 0.1g/l
・36%塩酸水溶液 … 3.0g/l
ITO用触媒液(試料III)の組成
・塩化パラジウム … 0.1g/l
・36%塩酸水溶液 … 3.0g/l
・水酸化ナトリウム … 1.2g/l
Sn−Pdコロイド触媒液(試料IV)の組成
・塩化パラジウム … 0.1g/l
・36%塩酸水溶液 … 45g/l
・塩化スズ … 10g/l
・塩化ナトリウム … 150g/l
これらの触媒液(試料I,II,III, IV )を使用して、
実施例1と同様にしてITO被膜上への無電解ニッケル
・リンめっき、および、実施例2と同様にしてABS樹
脂基板上への無電解銅めっきを行った。但し、Sn−P
dコロイド触媒液(試料IV)を用いた場合は、パラジウ
ム触媒核の付与を行った後、36%塩酸を100ml/
l含有する40℃の浴中に各樹脂基板を5分間浸漬して
Sn除去処理を施した。
実施例1と同様にしてITO被膜上への無電解ニッケル
・リンめっき、および、実施例2と同様にしてABS樹
脂基板上への無電解銅めっきを行った。但し、Sn−P
dコロイド触媒液(試料IV)を用いた場合は、パラジウ
ム触媒核の付与を行った後、36%塩酸を100ml/
l含有する40℃の浴中に各樹脂基板を5分間浸漬して
Sn除去処理を施した。
【0032】上述のような無電解めっきを行った結果、
本発明の触媒液である試料Iと比較の試料IVは、ともに
ITO被膜上全体にニッケル・リンが析出し、また、A
BS樹脂基板上全体に銅が析出し、良好な無電解めっき
が可能であった。これに対して、試料III は、ITO被
膜上全体にニッケル・リンが析出したものの、ABS樹
脂基板上への銅の析出が不可能であった。さらに、試料
IIは、ITO被膜上へのニッケル・リンの析出、ABS
樹脂基板上への銅の析出がいずれも不可能であった。
本発明の触媒液である試料Iと比較の試料IVは、ともに
ITO被膜上全体にニッケル・リンが析出し、また、A
BS樹脂基板上全体に銅が析出し、良好な無電解めっき
が可能であった。これに対して、試料III は、ITO被
膜上全体にニッケル・リンが析出したものの、ABS樹
脂基板上への銅の析出が不可能であった。さらに、試料
IIは、ITO被膜上へのニッケル・リンの析出、ABS
樹脂基板上への銅の析出がいずれも不可能であった。
【0033】また、上記の触媒液(試料I,II,III, I
V )の安定性を評価した結果、本発明の触媒液である試
料Iおよび比較の試料II、試料IVは、3週間にわたって
安定な浴状態を維持することが確認されたが、試料III
は1〜2日で浴の分解が生じた。
V )の安定性を評価した結果、本発明の触媒液である試
料Iおよび比較の試料II、試料IVは、3週間にわたって
安定な浴状態を維持することが確認されたが、試料III
は1〜2日で浴の分解が生じた。
【0034】以上のことから、本発明の触媒液である試
料Iは、価格が高いSn−Pdコロイド触媒液(試料I
V)と同様にITOや樹脂基板等に対する広い適用範囲
を有し、かつ、安定性に優れることが確認された。 (実施例6)pH調整剤として炭酸ナトリウムを使用し
た下記組成の触媒液(試料1〜試料9)を調製した。こ
れらの触媒液は炭酸ナトリウムの添加量を調整すること
により、下記の表3に示されるようなpHに設定した。
料Iは、価格が高いSn−Pdコロイド触媒液(試料I
V)と同様にITOや樹脂基板等に対する広い適用範囲
を有し、かつ、安定性に優れることが確認された。 (実施例6)pH調整剤として炭酸ナトリウムを使用し
た下記組成の触媒液(試料1〜試料9)を調製した。こ
れらの触媒液は炭酸ナトリウムの添加量を調整すること
により、下記の表3に示されるようなpHに設定した。
【0035】
触媒液の組成
・塩化パラジウム … 0.2g/l
・36%塩酸水溶液 … 6.0g/l
・2−ブチン1,4−ジオール … 40mg/l
・炭酸ナトリウム … 適量
上記の触媒液(試料1〜試料9)を使用して、実施例1
と同様にしてITO被膜上への無電解ニッケル・リンめ
っきを行い、ITO被膜上へのニッケル・リンの析出状
態を実施例1と同様に評価して下記の表3に示した。
と同様にしてITO被膜上への無電解ニッケル・リンめ
っきを行い、ITO被膜上へのニッケル・リンの析出状
態を実施例1と同様に評価して下記の表3に示した。
【0036】
【表3】
表3に示されるように、pH調整剤として炭酸ナトリウ
ムを含有する本発明の触媒液(試料1〜9)は、広範囲
のpHにおいてITO被膜上へのニッケル・リン析出が
可能であった。さらに、これらの触媒液(試料1〜9)
は、いずれも3日以上の浴安定性を備えていた。
ムを含有する本発明の触媒液(試料1〜9)は、広範囲
のpHにおいてITO被膜上へのニッケル・リン析出が
可能であった。さらに、これらの触媒液(試料1〜9)
は、いずれも3日以上の浴安定性を備えていた。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば無
電解めっき用の触媒液を、パラジウム、白金、金、銀お
よび銅の塩の少なくとも1種と、無機酸と、水溶性の不
飽和有機化合物とを含有した触媒液とするので、酸化イ
ンジウムスズ等の透明導電膜や樹脂基板、セラミックス
基板等の触媒活性をもたない面に金属触媒核を確実に付
与することが可能となり、かつ、pHの許容範囲が広く
浴管理が容易であり、また、安定性が高いため長期間の
安定した金属触媒核の付与作業が可能となり、さらに、
スズを成分として含有していないため、従来のSn−P
dコロイド溶液を使用した場合におけるスズ除去処理が
不要であり、無電解めっき前の工程が簡便になるという
効果が奏される。
電解めっき用の触媒液を、パラジウム、白金、金、銀お
よび銅の塩の少なくとも1種と、無機酸と、水溶性の不
飽和有機化合物とを含有した触媒液とするので、酸化イ
ンジウムスズ等の透明導電膜や樹脂基板、セラミックス
基板等の触媒活性をもたない面に金属触媒核を確実に付
与することが可能となり、かつ、pHの許容範囲が広く
浴管理が容易であり、また、安定性が高いため長期間の
安定した金属触媒核の付与作業が可能となり、さらに、
スズを成分として含有していないため、従来のSn−P
dコロイド溶液を使用した場合におけるスズ除去処理が
不要であり、無電解めっき前の工程が簡便になるという
効果が奏される。
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フロントページの続き
(72)発明者 岩沢 裕之
埼玉県大宮市吉野町2丁目3番地1号
メルテックス株式会社研究部内
(72)発明者 初川 拓朗
埼玉県大宮市吉野町2丁目3番地1号
メルテックス株式会社研究部内
(72)発明者 江村 繁則
埼玉県大宮市吉野町2丁目3番地1号
メルテックス株式会社研究部内
(56)参考文献 特開 平6−145994(JP,A)
特開 平3−122289(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】 パラジウム、白金、金、銀および銅の塩
の少なくとも1種と、無機酸と、2−ブチン1,4−ジ
オールとを含有することを特徴とする無電解めっき用の
触媒液。 - 【請求項2】 パラジウム、白金、金、銀および銅の塩
の少なくとも1種を0.03〜5g/lの範囲で含有
し、2−ブチン1,4−ジオールを0.5〜150mg
/lの範囲で含有することを特徴とする請求項1に記載
の無電解めっき用の触媒液。 - 【請求項3】 パラジウム、白金、金、銀および銅の塩
の少なくとも1種を0.1〜5g/lの範囲で含有し、
2−ブチン1,4−ジオールを10〜150mg/lの
範囲で含有し、pHが6以下であることを特徴とする請
求項1に記載の無電解めっき用の触媒液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35684896A JP3365718B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 無電解めっき用の触媒液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35684896A JP3365718B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 無電解めっき用の触媒液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10195667A JPH10195667A (ja) | 1998-07-28 |
JP3365718B2 true JP3365718B2 (ja) | 2003-01-14 |
Family
ID=18451069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35684896A Expired - Fee Related JP3365718B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 無電解めっき用の触媒液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3365718B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003085166A2 (en) * | 2002-04-03 | 2003-10-16 | Applied Materials, Inc. | Electroless deposition methods |
US7166152B2 (en) | 2002-08-23 | 2007-01-23 | Daiwa Fine Chemicals Co., Ltd. | Pretreatment solution for providing catalyst for electroless plating, pretreatment method using the solution, and electroless plated film and/or plated object produced by use of the method |
JP4844716B2 (ja) * | 2005-09-27 | 2011-12-28 | 上村工業株式会社 | 無電解パラジウムめっき浴 |
JP5004336B2 (ja) * | 2007-03-06 | 2012-08-22 | 株式会社日本表面処理研究所 | 無電解めっき法で用いる触媒溶液及びその触媒溶液を用いた無電解めっき法並びにその無電解めっき法を用いて金属皮膜を形成した被めっき物 |
JP2008255460A (ja) * | 2007-04-09 | 2008-10-23 | Rohm & Haas Electronic Materials Llc | ポリイミド樹脂の無電解めっき処理方法 |
JP2012001817A (ja) * | 2011-08-09 | 2012-01-05 | C Uyemura & Co Ltd | 無電解パラジウムめっき浴及び無電解パラジウムめっき方法 |
US9783890B2 (en) * | 2012-10-26 | 2017-10-10 | Rohm And Haas Electronic Materials Llc | Process for electroless plating and a solution used for the same |
JP2014120632A (ja) * | 2012-12-17 | 2014-06-30 | Canon Electronics Inc | 希土類ボンドマグネット及びその製造方法 |
TWI707061B (zh) * | 2015-11-27 | 2020-10-11 | 德商德國艾托特克公司 | 鈀之電鍍浴組合物及無電電鍍方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03122289A (ja) * | 1989-10-06 | 1991-05-24 | Hitachi Chem Co Ltd | 無電解金属めっき方法 |
JPH06145994A (ja) * | 1992-11-09 | 1994-05-27 | Hitachi Chem Co Ltd | 選択的無電解ニッケルめっき用触媒溶液及びこの溶液を用いた無電解ニッケルめっき方法 |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP35684896A patent/JP3365718B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH10195667A (ja) | 1998-07-28 |
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