JPH11216672A - インゴット切断方法およびインゴット切断装置 - Google Patents

インゴット切断方法およびインゴット切断装置

Info

Publication number
JPH11216672A
JPH11216672A JP2298998A JP2298998A JPH11216672A JP H11216672 A JPH11216672 A JP H11216672A JP 2298998 A JP2298998 A JP 2298998A JP 2298998 A JP2298998 A JP 2298998A JP H11216672 A JPH11216672 A JP H11216672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ingot
abrasive
cutting
wire
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2298998A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Naito
伸二 内藤
Toru Matsuzaki
融 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2298998A priority Critical patent/JPH11216672A/ja
Publication of JPH11216672A publication Critical patent/JPH11216672A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストにて、半導体インゴットからスライ
スされる半導体ウェハのそり量を低減する。 【解決手段】 ワイヤガイド5にて駆動されて走行する
ワイヤ6に、研磨材タンク10から砥粒吹き出しノズル
4a、砥粒吹き出しノズル4bを介して研磨材3を供給
しつつ半導体インゴット7を押し当てることでスライス
を行うインゴット切断装置において、半導体インゴット
7の直下に配置され、切断屑を含む研磨材3を回収する
研磨材回収ボックス1とは別個に、砥粒吹き出しノズル
4a、4bから供給され、ワイヤ6の間から落下した切
断屑を含まない、純度の高い未使用の研磨材3を回収す
る研磨材回収ボックス2aおよび研磨材回収ボックス2
bを配置し、研磨材回収ボックス2aおよび2bに回収
された研磨材3を、配管12a、ポンプ12bを介し
て、研磨材タンク10に還流させて再利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インゴット切断技
術に関し、特に、半導体装置の製造プロセスに用いられ
る半導体ウェハの製造工程等に適用して有効な技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、株式会社工業調査会、199
3年11月20日発行、「電子材料」1993年別刷、
P33〜P40、等の文献にも記載されているように、
半導体装置の製造プロセスにて使用される半導体ウェハ
は、Si等の半導体単結晶のインゴットを切断(スライ
ス)することによって製造される。このようなインゴッ
トからウェハに切り出すスライス工程では、切断代(カ
ーフ)ロスの低減による素材歩留向上および切断スピー
ド向上のため、ドーナツ状の内刃式のスライス装置か
ら、ワイヤソー装置に移行しつつある。
【0003】このワイヤソー装置としては、たとえば、
図6に例示される構成のものが考えられる。すなわち、
ワイヤガイドに所定のピッチで複数条に張架されて往復
走行するワイヤに、砥粒吹き出しノズルから研削砥粒を
滴下供給しつつSiインゴットを押し当てることでスラ
イスしていくものである。この時、従来の装置では、イ
ンゴット切断に使用した研削砥粒は、切断中のインゴッ
トの下部に配置された回収ボックスに回収され、砥粒吹
き出しノズルに還流されて再度循環使用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来技
術のように、回収した砥粒を切断部に再循環させて使用
しながらインゴットを切断すると、切り出したウェハの
そり量が悪化してしまうという技術的課題があることが
本発明者によって見いだされた。
【0005】すなわち、図5の測定例から判るように循
環を繰り返す( 切断インゴット本数を増やす) ほどウェ
ハのそり量が増大(悪化)することが判明した。
【0006】この原因は、たとえば図4の研磨材の粘性
とそり量との関係の測定結果から推測すると、従来技術
では、砥粒をワイヤーに滴下したときに切断に使用され
ずそのまま落ちた未使用砥粒と、切断に使用された使用
済砥粒を一緒に回収して循環使用するために、切断中に
発生した切断屑が砥粒に混入し、砥粒の粘性率を変化さ
せてしまうことが原因と考えられる。
【0007】この技術的課題を回避するためには、たと
えば、砥粒等の研磨材を使い捨て、にすることが考えら
れるが、半導体ウェハの製造コストが高くなる、という
他の技術的課題を生じる。
【0008】本発明の目的は、インゴットからスライス
される板状物のそり量を低減することが可能なインゴッ
ト切断技術を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、インゴットのスライ
スによる板状物の製造工程の原価を低減することが可能
なインゴット切断技術を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、半導体インゴットか
らスライスされる半導体ウェハのそり量を低減すること
が可能なインゴット切断技術を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、半導体インゴットの
スライスによる半導体ウェハの製造工程の原価を低減す
ることが可能なインゴット切断技術を提供することにあ
る。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0014】本発明は、研磨材を供給しつつインゴット
に対して切断工具を摺動させることによってインゴット
の切断して板状物を得るインゴット切断方法において、
使用済の研磨材を、インゴットの切断屑を含む第1の使
用済研磨材と、切断屑を含まないか、または前記切断屑
の含有率が所望の値以下の第2の使用済研磨材とに分別
して回収し、第2の使用済研磨材を研磨材として再利用
するものである。
【0015】また、本発明は、インゴット切断装置とし
て、切断対象のインゴットを支持する支持手段と、イン
ゴットに対して切断工具を摺動させる工具駆動手段と、
切断工具の摺動方向に交差する方向に切断工具に対して
インゴットを相対的に移動させるインゴット送り手段
と、切断工具に研磨材を供給する研磨材供給手段と、イ
ンゴットの切断屑を含む第1の使用済研磨材を回収する
第1の回収手段と、切断屑を含まないか、または前記切
断屑の含有率が所望の値以下の第2の使用済研磨材を回
収する第2の回収手段とを備えた構成とし、第1の使用
済研磨材と第2の使用済研磨材とを分別して回収するこ
とにより、第2の使用済研磨材を研磨材として再利用可
能にしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施の形態であるイン
ゴット切断方法が実施されるインゴット切断装置の構成
の一例を示す概念図であり、図2は、その変形例を示す
概念図、図3は、その一部を取り出して例示した斜視図
である。
【0018】本実施の形態のインゴット切断装置は、所
定の間隔で軸を平行にして配置された複数のワイヤガイ
ド5と、このワイヤガイド5に所定のピッチで平行に複
数条に張架されたワイヤ6とを備えている。個々のワイ
ヤガイド5の表面には、ワイヤ6が案内される溝5aが
周方向に形成され、この溝5aの軸方向の間隔によっ
て、複数条に張架されるワイヤ6の前記ピッチが決ま
る。
【0019】複数のワイヤガイド5のうちのいくつか
は、図示しないモータに駆動され、ワイヤ6を往路また
は復路方向に、所定の時間間隔で交互に走行させる動作
を行う。
【0020】複数のワイヤガイド5に張架されたワイヤ
6の外側には、当該ワイヤ6の走行経路に直交する方向
に移動する送りテーブル9が設けられ、この送りテーブ
ル9には、たとえばカーボンベース7aを介して、半導
体シリコン(Si)等の半導体インゴット7の側面が固
定されている。そして、送りテーブル9をワイヤ6に接
近する方向に移動させ、半導体インゴット7の側面を走
行中の複数のワイヤ6に押し当ててスライスすることに
より、ワイヤ6のピッチに応じた厚さで、複数の半導体
ウェハを切り出す動作が行われる。
【0021】送りテーブル9に固定された半導体インゴ
ット7の両側におけるワイヤ6の走行経路上には、砥粒
吹き出しノズル4aおよび砥粒吹き出しノズル4bが配
置されている。この砥粒吹き出しノズル4aおよび砥粒
吹き出しノズル4bは、配管10aを介して研磨材タン
ク10に接続され、半導体インゴット7に向かって走行
して摺接するワイヤ6に対して研磨材3の供給が行われ
る構成となっている。配管10aの途中に設けられた図
示しないバルブ等により、研磨材タンク10から、砥粒
吹き出しノズル4aおよび砥粒吹き出しノズル4bのい
ずれに研磨材3を供給するかの制御が可能になってい
る。研磨材タンク10には、補充タンク11から、随
時、研磨材3の補充が行われる。
【0022】研磨材3は、たとえば、所望の粒度の研削
砥粒を、所望の粘度の潤滑油等に混ぜて構成されてい
る。
【0023】本実施の形態の場合には切断中の半導体イ
ンゴット7の下方に配置された研磨材回収ボックス1の
他に、砥粒吹き出しノズル4aおよび砥粒吹き出しノズ
ル4bの下方に配置された研磨材回収ボックス2aおよ
び研磨材回収ボックス2bが設けられている。なお、図
3では、研磨材回収ボックス1および研磨材回収ボック
ス2a、研磨材回収ボックス2bの図示は省略されてい
る。
【0024】切断中の半導体インゴット7の下方に配置
された研磨材回収ボックス1には、切断中に半導体イン
ゴット7から発生して落下したSi等の半導体の切断屑
や、ワイヤ6に付着していた研磨材3のうち、切断中に
当該ワイヤ6から落下した研磨材3が一緒に捕捉され
る。
【0025】また、研磨材回収ボックス2aおよび研磨
材回収ボックス2bの各々には、砥粒吹き出しノズル4
aおよび砥粒吹き出しノズル4bからワイヤ6に供給さ
れた研磨材3のうち、当該ワイヤ6に付着せずに、ワイ
ヤ6の間から下方に落下した、切断屑等を含まない未使
用の純度の高い研磨材3が捕捉される。
【0026】この研磨材回収ボックス2aおよび研磨材
回収ボックス2bは、配管12a、ポンプ12bを介し
て、研磨材タンク10に接続されており、回収された研
磨材3は、配管12aおよびポンプ12bを介して研磨
材タンク10に還流され、再利用される。
【0027】以下、本実施の形態のインゴット切断方法
および装置の作用の一例を、説明する。
【0028】まず、ワイヤガイド5を作動させることに
よってワイヤ6を、たとえば、図1の左側(右側)から
右側(左側)へと交互に所定の時間間隔にて一方向に走
行させ、同時に、その時点でのワイヤ6の走行方向で、
半導体インゴット7よりも上流側に位置する砥粒吹き出
しノズル4a(4b)から、走行中のワイヤ6に対して
研磨材3を供給する。この時、研磨材3は走行中のワイ
ヤ6に付着して切断部位に供給されるが、一部はワイヤ
6の隙間から下方に落下して、研磨材回収ボックス2a
(2b)に捕捉される。従って、この研磨材回収ボック
ス2aおよび2bには、切断に使用されずに、削り屑等
の異物が殆ど含まれない状態の純度の高い研磨材3が溜
まる。
【0029】この状態で、送りテーブル9をワイヤ6に
接近する方向に移動させることにより、送りテーブル9
に保持されている半導体インゴット7の側面を走行中の
ワイヤ6に押し当てると、表面に研磨材3が付着した複
数条のワイヤ6との摩擦によって半導体インゴット7の
切断動作が開始され、切断溝がカーボンベース7aに到
達して切断が完了するまで、この切断動作が継続され
る。この切断中に半導体インゴット7とワイヤ6との摺
動部から発生した切断屑およびワイヤ6から剥落した研
磨材3などは、半導体インゴット7の下方に位置する研
磨材回収ボックス1に捕捉される。
【0030】また、切断中に上述のようにして研磨材回
収ボックス2aおよび2bに捕捉された純度の高い研磨
材3は、配管12a、ポンプ12bを介して、研磨材タ
ンク10に還流し、配管10aを介して、再び、砥粒吹
き出しノズル4aおよび砥粒吹き出しノズル4bに供給
されることで再利用される。
【0031】このため、本実施の形態の場合には、半導
体インゴット7の切断動作を行うワイヤ6には、切断屑
等の異物を含まない純度の高い、物性の安定な研磨材3
が供給されるとともに、再利用を反復しても、切断屑等
の異物が混入することがなく、たとえば、Si等の切断
屑が研磨材3に混入することに起因する研磨材3の粘性
等の物性の変動等に起因して、切断中の半導体ウェハの
そり量が増大することが確実に防止され、平坦度等の品
質の高い半導体ウェハを得ることができる。
【0032】また、上述のように、本実施の形態のイン
ゴット切断方法および装置によれば、切断中にワイヤ6
に供給された研磨材3のうち、切断屑等の異物を含まな
い比較的純度の高い研磨材3を研磨材回収ボックス2a
および2bにて捕捉することにより、切断屑等の異物を
含む状態で研磨材回収ボックス1に捕捉される研磨材3
とは別個に回収され、再利用されるので、研磨材3の消
費量を低減でき、半導体インゴット7の切断コストを低
減できる。
【0033】すなわち、低コストで、そり変形等のない
平坦度等の高い高品質の半導体ウェハを得ることができ
る。
【0034】たとえば、一例として、研磨材3のコスト
を概算すると、1本の半導体インゴット7のスライスに
要する研磨材3の量は、約120リットルであり、その
中に含まれる研削砥粒の量は約61Kg(590¥/K
g)、潤滑油の量は約59リットル(560¥/Kg、
比重約0.9)、であり、1回のスライス作業で廃棄され
る研磨材3の量は約47リットルである。また、新しい
研磨材3を追加する割合は、47リットル/120リッ
トル≒40%とする。
【0035】すなわち、スライスされた半導体ウェハの
そり量の増大の対策として、研磨材3の全量を使い捨て
にする場合には、1本の半導体インゴット7のスライス
作業当たり、61×590+59×0.9×560=35
590+29736≒65000¥、かかるのに対し
て、本実施の形態のように、一部を再利用する場合に
は、65000×0.4≒26000¥となり、1本の半
導体インゴット7のスライス作業当たり、65000−
26000=39000¥のコスト低減になる。
【0036】なお、本実施の形態の変形例として、たと
えば、図2に例示されるように、研磨材回収ボックス2
aおよび2bの各々に、研磨材3は通過させるが、切断
屑等の異物は通過させない機能を有するフィルタ8aお
よびフィルタ8bを設置し、切断屑等の異物を除去する
ことにより、回収して再利用される研磨材3の純度を、
より確実に維持する構成としてもよい。この図2の場合
には、研磨材回収ボックス2aおよび2bを介して回収
されて再利用される研磨材3の純度をより確実に維持で
き、低コストで、そり変形等のない平坦度等の高い高品
質の半導体ウェハを得ることができる、という効果が得
られる。
【0037】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0038】たとえば、切断対象物としては、上述の実
施の形態に例示した半導体インゴット等に限らず、たと
えば石英等、比較的高硬度の素材等を精密かつ高いスル
ープットにてスライスする技術分野等に広く適用するこ
とができる。
【0039】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0040】本発明のインゴット切断方法によれば、イ
ンゴットからスライスされる板状物のそり量を低減する
ことができる、という効果が得られる。
【0041】また、本発明のインゴット切断方法によれ
ば、インゴットのスライスによる板状物の製造工程の原
価を低減することができる、という効果が得られる。
【0042】また、本発明のインゴット切断方法によれ
ば、半導体インゴットからスライスされる半導体ウェハ
のそり量を低減することができる、という効果が得られ
る。
【0043】また、本発明のインゴット切断方法によれ
ば、半導体インゴットのスライスによる半導体ウェハの
製造工程の原価を低減することができる、という効果が
得られる。
【0044】本発明のインゴット切断装置によれば、イ
ンゴットからスライスされる板状物のそり量を低減する
ことができる、という効果が得られる。
【0045】また、本発明のインゴット切断装置によれ
ば、インゴットのスライスによる板状物の製造工程の原
価を低減することができる、という効果が得られる。
【0046】また、本発明のインゴット切断装置によれ
ば、半導体インゴットからスライスされる半導体ウェハ
のそり量を低減することができる、という効果が得られ
る。
【0047】また、本発明のインゴット切断装置によれ
ば、半導体インゴットのスライスによる半導体ウェハの
製造工程の原価を低減することができる、という効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるインゴット切断方
法が実施されるインゴット切断装置の構成の一例を示す
概念図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるインゴット切断方
法が実施されるインゴット切断装置の構成の変形例を示
す概念図である。
【図3】本発明の一実施の形態であるインゴット切断方
法が実施されるインゴット切断装置の一部を取り出して
例示した斜視図である。
【図4】スライスされる板状物のそり量と研磨材の粘性
との関係の一例を示す線図である。
【図5】スライスされる板状物のそり量と切断インゴッ
ト数の関係の一例を示す線図である。
【図6】考えられる従来のインゴット切断装置の構成の
一例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 研磨材回収ボックス 2a 研磨材回収ボックス 2b 研磨材回収ボックス 3 研磨材 4a 砥粒吹き出しノズル 4b 砥粒吹き出しノズル 5 ワイヤガイド 5a 溝 6 ワイヤ 7 半導体インゴット 7a カーボンベース 8a フィルタ 8b フィルタ 9 送りテーブル 10 研磨材タンク 10a 配管 11 補充タンク 12a 配管 12b ポンプ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨材を供給しつつインゴットに対して
    切断工具を摺動させることによって前記インゴットの切
    断して板状物を得るインゴット切断方法であって、使用
    済の前記研磨材を、前記インゴットの切断屑を含む第1
    の使用済研磨材と、前記切断屑を含まないか、または前
    記切断屑の含有率が所望の値以下の第2の使用済研磨材
    とに分別して回収し、前記第2の使用済研磨材を前記研
    磨材として再利用することを特徴とするインゴット切断
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインゴット切断方法にお
    いて、前記研磨材は、研磨砥粒を潤滑油に混ぜたもので
    あることを特徴とするインゴット切断方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のインゴット切断
    方法において、前記第2の使用済研磨材を、前記切断屑
    を分離することが可能なフィルタを通過させた後に回収
    して、前記研磨材として再利用することを特徴とするイ
    ンゴット切断方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のインゴット切断方法にお
    いて、前記切断工具がワイヤであり、所定のピッチで互
    いに平行に張架された複数条のワイヤを前記インゴット
    に同時に摺動させることによって、前記ピッチの値に応
    じた任意の厚さの複数の前記板状物を前記インゴットか
    ら同時に切り出すことを特徴とするインゴット切断方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のインゴット切断方法にお
    いて、前記インゴットは、略円柱状の半導体単結晶であ
    り、前記板状物は半導体ウェハであることを特徴とする
    インゴット切断方法。
  6. 【請求項6】 切断対象のインゴットを支持する支持手
    段と、前記インゴットに対して切断工具を摺動させる工
    具駆動手段と、前記切断工具の摺動方向に交差する方向
    に前記切断工具に対して前記インゴットを相対的に移動
    させるインゴット送り手段と、前記切断工具に研磨材を
    供給する研磨材供給手段と、前記インゴットの切断屑を
    含む第1の使用済研磨材を回収する第1の回収手段と、
    前記切断屑を含まないか、または前記切断屑の含有率が
    所望の値以下の第2の使用済研磨材を回収する第2の回
    収手段とを備え、第1の使用済研磨材と前記第2の使用
    済研磨材とを分別して回収することにより、前記第2の
    使用済研磨材を前記研磨材として再利用可能にしたこと
    を特徴とするインゴット切断装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のインゴット切断装置にお
    いて、前記研磨材は、研磨砥粒を潤滑油に混ぜたもので
    あることを特徴とするインゴット切断装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載のインゴット切断
    装置において、前記第2の回収手段には、前記切断屑を
    分離することが可能なフィルタを備えたことを特徴とす
    るインゴット切断装置。
  9. 【請求項9】 請求項6記載のインゴット切断装置にお
    いて、前記切断工具がワイヤであり、所定のピッチで互
    いに平行にワイヤガイドに張架された複数条のワイヤを
    前記インゴットに同時に摺動させることによって、前記
    ピッチの値に応じた任意の厚さの複数の前記板状物が前
    記インゴットから同時に切り出されることを特徴とする
    インゴット切断装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のインゴット切断装置に
    おいて、前記インゴットは、略円柱状の半導体単結晶で
    あり、前記板状物は半導体ウェハであることを特徴とす
    るインゴット切断装置。
JP2298998A 1998-02-04 1998-02-04 インゴット切断方法およびインゴット切断装置 Pending JPH11216672A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2298998A JPH11216672A (ja) 1998-02-04 1998-02-04 インゴット切断方法およびインゴット切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2298998A JPH11216672A (ja) 1998-02-04 1998-02-04 インゴット切断方法およびインゴット切断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11216672A true JPH11216672A (ja) 1999-08-10

Family

ID=12097959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2298998A Pending JPH11216672A (ja) 1998-02-04 1998-02-04 インゴット切断方法およびインゴット切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11216672A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008200772A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Sharp Corp ワイヤソーおよびそれを用いたスラリーの再使用方法
CN108214168A (zh) * 2017-12-29 2018-06-29 宁波高新区新柯保汽车科技有限公司 汽车铸件的毛刺打磨装置
CN108527697A (zh) * 2018-04-09 2018-09-14 绍兴文理学院 一种光伏板硅片加工用切割装置
CN112454130A (zh) * 2020-11-16 2021-03-09 正光机电科技(苏州)有限公司 一种多线切割粘料工装

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008200772A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Sharp Corp ワイヤソーおよびそれを用いたスラリーの再使用方法
CN108214168A (zh) * 2017-12-29 2018-06-29 宁波高新区新柯保汽车科技有限公司 汽车铸件的毛刺打磨装置
CN108527697A (zh) * 2018-04-09 2018-09-14 绍兴文理学院 一种光伏板硅片加工用切割装置
CN108527697B (zh) * 2018-04-09 2020-11-13 绍兴文理学院 一种光伏板硅片加工用切割装置
CN112454130A (zh) * 2020-11-16 2021-03-09 正光机电科技(苏州)有限公司 一种多线切割粘料工装

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100350657B1 (ko) 경질의 취성가공물에서 다수의 디스크를 절삭하는 방법 및 그 장치
US7793647B2 (en) Method and device for sawing a workpiece
JP4525353B2 (ja) Iii族窒化物基板の製造方法
TWI443004B (zh) 用於在線割鋸過程中冷卻由半導體材料製成的工件的方法
JP2019192713A (ja) 切削装置
JP2011082351A (ja) ワイヤーソーによるシリコンインゴットの切断方法およびワイヤーソー
KR20180004111A (ko) 와이어소 장치
US6832606B2 (en) Wire saw and cutting method thereof
JPH11198020A (ja) 固定砥粒ワイヤソー
JPH11216672A (ja) インゴット切断方法およびインゴット切断装置
JP4248895B2 (ja) スラリ再生方法及びワイヤソーシステム
JP2003159642A (ja) ワーク切断方法およびマルチワイヤソーシステム
JP2013094872A (ja) 被加工物の切断方法
JP2005153031A (ja) ワイヤソー及びワイヤソーの加工液供給方法
JP2000288903A (ja) マルチワイヤーソーを用いた平面研削方法及び平面研削装置
JP6967386B2 (ja) ドレッシング方法
CN113226640B (zh) 工件的切断方法及线锯
WO2008121001A1 (en) A saw wire apparatus
JP6455294B2 (ja) ワイヤソー装置
RU2271927C2 (ru) Устройство и способ разделения материалов
CN110545957B (zh) 工件的切断方法及接合部件
JP2016101611A (ja) 基板の製造方法
JP2004288961A (ja) ダイシング方法
KR20160128115A (ko) 와이어 쏘 장치
JP6705399B2 (ja) ウェーハの製造方法