JPH11213983A - 円筒型電池 - Google Patents
円筒型電池Info
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- JPH11213983A JPH11213983A JP10010101A JP1010198A JPH11213983A JP H11213983 A JPH11213983 A JP H11213983A JP 10010101 A JP10010101 A JP 10010101A JP 1010198 A JP1010198 A JP 1010198A JP H11213983 A JPH11213983 A JP H11213983A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- negative electrode
- cylindrical battery
- active material
- positive electrode
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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- Secondary Cells (AREA)
- Primary Cells (AREA)
- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】集電体に正極活物質を保持させた正極3と、集
電体に負極活物質を保持させた負極4をセパレータ5を
介して捲回した電極群を用意し、当該電極群を一方の端
子を兼ねる電池容器に収容し、容器開口に他方の端子を
兼ねる蓋体を絶縁パッキンを介して固着した円筒型電池
において、その内部抵抗の増大を抑制する。 【解決手段】電極群周面には正・負極それぞれについて
活物質未保持の集電体を集電端子として露出させ、当該
露出した集電端子にそれぞれ対応する極性の電池容器壁
面と蓋体、壁面を圧接する。
電体に負極活物質を保持させた負極4をセパレータ5を
介して捲回した電極群を用意し、当該電極群を一方の端
子を兼ねる電池容器に収容し、容器開口に他方の端子を
兼ねる蓋体を絶縁パッキンを介して固着した円筒型電池
において、その内部抵抗の増大を抑制する。 【解決手段】電極群周面には正・負極それぞれについて
活物質未保持の集電体を集電端子として露出させ、当該
露出した集電端子にそれぞれ対応する極性の電池容器壁
面と蓋体、壁面を圧接する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、正極と負極がセパ
レータを介して捲回された電極群が電池容器に収容され
てなる円筒型電池の構造に関するものである。
レータを介して捲回された電極群が電池容器に収容され
てなる円筒型電池の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラやノートパソコン、
携帯電話等の普及により、小形の電池に対する需要が高
まってきている。このような用途に使用される電池のほ
とんどは、アルカリ電解液を用いたニッケル・カドミウ
ム電池だった。しかし、この電池はエネルギー密度が低
い。このため近年では、高エネルギー密度を達成できる
電池として、リチウムを吸蔵放出できる炭素材料を負極
に用いたリチウムイオン電池(リチウムを負極反応関与
物質とする電池の例)が普及している。このリチウムイ
オン電池は例えば、アルミニウム箔よりなる正極集電体
の両面に活物質であるLiMn2O4を塗布して正極と
し、銅箔よりなる負極集電体の両面に負極活物質である
炭素材料を塗布して負極とし、この正極と負極とを組み
合わせて構成する。通常このリチウムイオン電池の構造
は、1枚ずつの正極と負極をセパレータを介して捲回
し、得られた電極群を電池容器内に収容して有機電解液
を注入したものである。リチウムイオン電池は、正極、
負極それぞれと外部端子との電気的導通を得なければな
らない。そこで、電極の集電体にリードを溶接し、更に
リードと外部端子とを溶接することで電極と外部端子と
の電気的導通を得ている。
携帯電話等の普及により、小形の電池に対する需要が高
まってきている。このような用途に使用される電池のほ
とんどは、アルカリ電解液を用いたニッケル・カドミウ
ム電池だった。しかし、この電池はエネルギー密度が低
い。このため近年では、高エネルギー密度を達成できる
電池として、リチウムを吸蔵放出できる炭素材料を負極
に用いたリチウムイオン電池(リチウムを負極反応関与
物質とする電池の例)が普及している。このリチウムイ
オン電池は例えば、アルミニウム箔よりなる正極集電体
の両面に活物質であるLiMn2O4を塗布して正極と
し、銅箔よりなる負極集電体の両面に負極活物質である
炭素材料を塗布して負極とし、この正極と負極とを組み
合わせて構成する。通常このリチウムイオン電池の構造
は、1枚ずつの正極と負極をセパレータを介して捲回
し、得られた電極群を電池容器内に収容して有機電解液
を注入したものである。リチウムイオン電池は、正極、
負極それぞれと外部端子との電気的導通を得なければな
らない。そこで、電極の集電体にリードを溶接し、更に
リードと外部端子とを溶接することで電極と外部端子と
の電気的導通を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した、リードを用
いて電極と外部端子との電気的導通を得る方式では、電
極の集電体とリード、およびリードと外部端子との導通
を得るため、2度溶接をしている。すると電池の内部抵
抗が増大し、溶接部に電流が集中し、電流がジュール熱
へ変換されやすくなる。これは前記溶接が通常1〜2点
のみの、いわゆるスポット溶接であり、電気的接続面積
が小さいことに起因する。つまり電池から有効に電気エ
ネルギーを取り出すことが困難となる。仮に充分な電気
的接続面積を溶接により得ようとすると、溶接に要する
エネルギーが多大となり、製造コスト高になる。本発明
が解決しようとする課題は、電池の内部抵抗を増大させ
ずに電池から有効に電気エネルギーを取り出すことであ
る。
いて電極と外部端子との電気的導通を得る方式では、電
極の集電体とリード、およびリードと外部端子との導通
を得るため、2度溶接をしている。すると電池の内部抵
抗が増大し、溶接部に電流が集中し、電流がジュール熱
へ変換されやすくなる。これは前記溶接が通常1〜2点
のみの、いわゆるスポット溶接であり、電気的接続面積
が小さいことに起因する。つまり電池から有効に電気エ
ネルギーを取り出すことが困難となる。仮に充分な電気
的接続面積を溶接により得ようとすると、溶接に要する
エネルギーが多大となり、製造コスト高になる。本発明
が解決しようとする課題は、電池の内部抵抗を増大させ
ずに電池から有効に電気エネルギーを取り出すことであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る円筒型電池は、集電体に正極活物質を
保持させた正極3と、集電体に負極活物質を保持させた
負極4をセパレータ5を介して捲回した電極群を用意
し、当該電極群を一方の端子を兼ねる電池容器に収容
し、容器開口に他方の端子を兼ねる蓋体を絶縁パッキン
を介して固着した構成において、電極群周面には正・負
極それぞれについて活物質未保持の集電体を集電端子と
して露出させ、当該露出した集電端子にそれぞれ対応す
る極性の電池容器壁面と蓋体、壁面を圧接してなること
を特徴とする。上記圧接を実現するには、電池容器壁面
ならびに蓋体壁面の内側への変形等が挙げられる。円筒
型電池缶11を電池内側方向に変形させる技術には、密
閉形電池を作製する際に電池缶に施す、いわゆる段付け
技術がある。本発明では段付け技術は円筒型電池缶11
を電池内側方向に変形させる技術として好適に使用する
ことができる。
め、本発明に係る円筒型電池は、集電体に正極活物質を
保持させた正極3と、集電体に負極活物質を保持させた
負極4をセパレータ5を介して捲回した電極群を用意
し、当該電極群を一方の端子を兼ねる電池容器に収容
し、容器開口に他方の端子を兼ねる蓋体を絶縁パッキン
を介して固着した構成において、電極群周面には正・負
極それぞれについて活物質未保持の集電体を集電端子と
して露出させ、当該露出した集電端子にそれぞれ対応す
る極性の電池容器壁面と蓋体、壁面を圧接してなること
を特徴とする。上記圧接を実現するには、電池容器壁面
ならびに蓋体壁面の内側への変形等が挙げられる。円筒
型電池缶11を電池内側方向に変形させる技術には、密
閉形電池を作製する際に電池缶に施す、いわゆる段付け
技術がある。本発明では段付け技術は円筒型電池缶11
を電池内側方向に変形させる技術として好適に使用する
ことができる。
【0005】電極集電体と外部端子との電気的接続手段
に溶接手段を用いないことにより、溶接部への電流の集
中を避ける電池設計が可能となる。つまり電極集電体と
外部端子との接触面積を大きくすることが可能となる。
すると有効に電気エネルギーを取り出すことが可能とな
り、且つ電池内部抵抗の増大を抑制することができる。
に溶接手段を用いないことにより、溶接部への電流の集
中を避ける電池設計が可能となる。つまり電極集電体と
外部端子との接触面積を大きくすることが可能となる。
すると有効に電気エネルギーを取り出すことが可能とな
り、且つ電池内部抵抗の増大を抑制することができる。
【0006】また円筒型電池缶11を電池内側方向に変
形させる操作が、電池を密閉させる作業を含んでいるた
め、従来に比して製造に際する作業性を悪くすることも
ない。
形させる操作が、電池を密閉させる作業を含んでいるた
め、従来に比して製造に際する作業性を悪くすることも
ない。
【0007】
【発明の実施の形態】図2にリチウムイオン電池用の正
極3、負極4およびセパレータ5を示す。正極集電体で
あるアルミニウム箔6は、厚さ20μm、長さ480m
m、幅56mmである。正極活物質合剤1は、アルミニ
ウム箔6表面に正極集電端子7(捲回した結果正極の最
外周となる箇所)となる部分を除いて配する。正極3の
全体厚みは190μmとなるようにする。負極集電体で
ある銅箔8は、厚さ33μm、長さ500mm、幅58
mmである。但し正極3と負極4とをセパレータ5を介
し、最外周が負極4となるよう捲回した結果、正極集電
端子7部分が露出するよう銅箔8の一部を切り抜いた形
状とする。負極活物質合剤2は、銅箔8表面に負極集電
端子9(捲回した結果負極の最外周となる箇所)となる
部分を除いて配する。負極4の全体厚みは183μmと
なるようにする。正極活物質合剤1はマンガン酸リチウ
ム(LiMn2O4)、導電助剤としての黒鉛、結着剤と
してのポリフッ化ビニリデンからなる。負極活物質合剤
2は黒鉛および結着剤としてのポリフッ化ビニリデンか
らなる。
極3、負極4およびセパレータ5を示す。正極集電体で
あるアルミニウム箔6は、厚さ20μm、長さ480m
m、幅56mmである。正極活物質合剤1は、アルミニ
ウム箔6表面に正極集電端子7(捲回した結果正極の最
外周となる箇所)となる部分を除いて配する。正極3の
全体厚みは190μmとなるようにする。負極集電体で
ある銅箔8は、厚さ33μm、長さ500mm、幅58
mmである。但し正極3と負極4とをセパレータ5を介
し、最外周が負極4となるよう捲回した結果、正極集電
端子7部分が露出するよう銅箔8の一部を切り抜いた形
状とする。負極活物質合剤2は、銅箔8表面に負極集電
端子9(捲回した結果負極の最外周となる箇所)となる
部分を除いて配する。負極4の全体厚みは183μmと
なるようにする。正極活物質合剤1はマンガン酸リチウ
ム(LiMn2O4)、導電助剤としての黒鉛、結着剤と
してのポリフッ化ビニリデンからなる。負極活物質合剤
2は黒鉛および結着剤としてのポリフッ化ビニリデンか
らなる。
【0008】このように作製した正極3、負極4を、セ
パレータ5を介して捲回する。セパレータ5は、正極集
電端子7と負極集電端子9を結果的に捲回群外側に露出
させるため、図2に示す形状のように端部(捲回した結
果セパレータ5の外周部となる箇所)に切り抜き部を形
成した。前記切り抜き部形成前のセパレータ5寸法は、
厚さ25μm、長さ540mm、幅62mmである。
パレータ5を介して捲回する。セパレータ5は、正極集
電端子7と負極集電端子9を結果的に捲回群外側に露出
させるため、図2に示す形状のように端部(捲回した結
果セパレータ5の外周部となる箇所)に切り抜き部を形
成した。前記切り抜き部形成前のセパレータ5寸法は、
厚さ25μm、長さ540mm、幅62mmである。
【0009】捲回工程終了後セパレータ5同士を、上記
切り抜き部を避けるよう接着テープ(図示せず)で捲回
状態を維持するよう固定する。すると捲回群10(電極
群)となる。捲回群10の最大外径は16.1mmであ
る。捲回群10の正極集電端子7部に相当する外径は1
5.5mm、幅4mmである。捲回群10の負極集電端
子9部に相当する外径は15.9mm、幅4mmであ
る。捲回群10を外径18mm、長さ65mm、肉厚
0.3mmの円筒型電池缶11に挿入し、電解液を所定
量注入した後、外径17.4mm、内径16.4mm、
高さ5mmの絶縁パッキン12を介して外径16.4m
m、内径15.8mm、高さ5mmの蓋13を円筒型電
池缶11に挿入する。その後、円筒型電池缶11の底面
から4.3mmの距離を中心に幅2mm、深さ1.15
〜1.35mmで円筒型電池缶11の側面外部から段付
け操作を行い、段付け部の円筒型電池缶11の内径を1
4.7〜15.1mmとすることにより負極集電端子9
が円筒型電池缶11によって押圧される形で電気的に接
触させる。また、円筒型電池缶11、絶縁パッキン12
および蓋13を介して蓋面から4.3mmの距離を中心
に幅2mm、深さ0.85〜1.05mmで円筒型電池
缶11の外部から段付け操作を行い、蓋13の段付け部
の内径を14.3〜14.7mmとすることにより封口
をする。併せて正極集電端子7が蓋13によって押圧さ
れる形で導通を実現する。このように本発明のリチウム
イオン電池を作製する。この電池は蓋13が正極外部端
子となり、円筒型電池缶11が負極外部端子となる。
切り抜き部を避けるよう接着テープ(図示せず)で捲回
状態を維持するよう固定する。すると捲回群10(電極
群)となる。捲回群10の最大外径は16.1mmであ
る。捲回群10の正極集電端子7部に相当する外径は1
5.5mm、幅4mmである。捲回群10の負極集電端
子9部に相当する外径は15.9mm、幅4mmであ
る。捲回群10を外径18mm、長さ65mm、肉厚
0.3mmの円筒型電池缶11に挿入し、電解液を所定
量注入した後、外径17.4mm、内径16.4mm、
高さ5mmの絶縁パッキン12を介して外径16.4m
m、内径15.8mm、高さ5mmの蓋13を円筒型電
池缶11に挿入する。その後、円筒型電池缶11の底面
から4.3mmの距離を中心に幅2mm、深さ1.15
〜1.35mmで円筒型電池缶11の側面外部から段付
け操作を行い、段付け部の円筒型電池缶11の内径を1
4.7〜15.1mmとすることにより負極集電端子9
が円筒型電池缶11によって押圧される形で電気的に接
触させる。また、円筒型電池缶11、絶縁パッキン12
および蓋13を介して蓋面から4.3mmの距離を中心
に幅2mm、深さ0.85〜1.05mmで円筒型電池
缶11の外部から段付け操作を行い、蓋13の段付け部
の内径を14.3〜14.7mmとすることにより封口
をする。併せて正極集電端子7が蓋13によって押圧さ
れる形で導通を実現する。このように本発明のリチウム
イオン電池を作製する。この電池は蓋13が正極外部端
子となり、円筒型電池缶11が負極外部端子となる。
【0010】本例では円筒型リチウムイオン電池を例示
したが、本発明は電池系を問わない。但しリチウムを負
極活物質とする非水電解液電池は、電池としてのエネル
ギー密度が高い。すると当然電極集電体と外部端子との
電気的接続部における電流の集中が大きくなる。従って
このような電池に本発明を採用するのは有効である。ま
た本例ではいわゆる段付けにより一方の極性(負)の外
部端子を兼ねる電池容器(円筒型電池缶11)を電池内
側方向に変形させる操作をしたが、この操作に限定され
ない。
したが、本発明は電池系を問わない。但しリチウムを負
極活物質とする非水電解液電池は、電池としてのエネル
ギー密度が高い。すると当然電極集電体と外部端子との
電気的接続部における電流の集中が大きくなる。従って
このような電池に本発明を採用するのは有効である。ま
た本例ではいわゆる段付けにより一方の極性(負)の外
部端子を兼ねる電池容器(円筒型電池缶11)を電池内
側方向に変形させる操作をしたが、この操作に限定され
ない。
【0011】
【実施例】上記発明実施の形態で詳述した製法によるリ
チウムイオン電池(A)と、以下の製法によるリチウム
イオン電池(B)について比較検討した。 (電池Bの製造)図4に、電池Bを構成する正極3、負
極4、セパレータ5を示す。幅52mm、長さ480m
mのアルミニウム箔6の端部を残し、460mmの長さ
分電極厚さ190μmとなるよう正極活物質合剤1を塗
布し、残りの長さ20mm部分(前記端部)に正極リー
ド14をスポット溶接した。また、幅54mm、長さ5
00mmの銅箔8の端部を残し、480mmの長さ分電
極厚さ183μmとなるよう負極活物質合剤2を塗布
し、残りの長さ20mm部分(前記端部)に負極リード
15をスポット溶接した。上記のように製造した正・負
極を幅58mm、長さ540mm、厚さ25μmのセパ
レータ5を介して捲回し、外形16.1mmの捲回群1
0を作製し、図3に示すように、円筒型電池缶11に挿
入する。その後正極リード14および負極リード15を
それぞれ正極外部端子を兼ねる蓋13および負極外部端
子を兼ねる円筒型電池缶11底面にスポット溶接する。
このとき、蓋13と正極リード14、円筒型電池缶11
と負極リード15との電気的接続箇所は溶接のみによ
り、押圧によるものではない。その後リング状の絶縁板
16を捲回群10上部に配置し、電解液を注入し、公知
の段付け、蓋13との絶縁パッキン12を介した加締め
工程を経て封口し、密閉型リチウムイオン電池(電池
B)を得る。この電池Bに使用した正極活物質合剤1、
負極活物質合剤2、電解液は、電池Aと同じ材質、量で
ある。
チウムイオン電池(A)と、以下の製法によるリチウム
イオン電池(B)について比較検討した。 (電池Bの製造)図4に、電池Bを構成する正極3、負
極4、セパレータ5を示す。幅52mm、長さ480m
mのアルミニウム箔6の端部を残し、460mmの長さ
分電極厚さ190μmとなるよう正極活物質合剤1を塗
布し、残りの長さ20mm部分(前記端部)に正極リー
ド14をスポット溶接した。また、幅54mm、長さ5
00mmの銅箔8の端部を残し、480mmの長さ分電
極厚さ183μmとなるよう負極活物質合剤2を塗布
し、残りの長さ20mm部分(前記端部)に負極リード
15をスポット溶接した。上記のように製造した正・負
極を幅58mm、長さ540mm、厚さ25μmのセパ
レータ5を介して捲回し、外形16.1mmの捲回群1
0を作製し、図3に示すように、円筒型電池缶11に挿
入する。その後正極リード14および負極リード15を
それぞれ正極外部端子を兼ねる蓋13および負極外部端
子を兼ねる円筒型電池缶11底面にスポット溶接する。
このとき、蓋13と正極リード14、円筒型電池缶11
と負極リード15との電気的接続箇所は溶接のみによ
り、押圧によるものではない。その後リング状の絶縁板
16を捲回群10上部に配置し、電解液を注入し、公知
の段付け、蓋13との絶縁パッキン12を介した加締め
工程を経て封口し、密閉型リチウムイオン電池(電池
B)を得る。この電池Bに使用した正極活物質合剤1、
負極活物質合剤2、電解液は、電池Aと同じ材質、量で
ある。
【0012】図5は電池A、電池Bの高率放電特性を示
したものである。周囲温度は25℃、充電は0.5Cm
Aで2時間、放電終止電圧は3.0Vとした。電極集電
体と外部端子との電気的接続手段に溶接手段を用いない
電池Aは、電極集電体と外部端子との電気的接続手段に
溶接手段を用いた電池Bに比べ、高率放電特性に優れて
いることが分かる。つまり電池から有効に電気エネルギ
ーを取り出すことができた。
したものである。周囲温度は25℃、充電は0.5Cm
Aで2時間、放電終止電圧は3.0Vとした。電極集電
体と外部端子との電気的接続手段に溶接手段を用いない
電池Aは、電極集電体と外部端子との電気的接続手段に
溶接手段を用いた電池Bに比べ、高率放電特性に優れて
いることが分かる。つまり電池から有効に電気エネルギ
ーを取り出すことができた。
【0013】
【発明の効果】本発明により、電池の内部抵抗を増大さ
せず、電池の高率放電特性を良好にでき、電池から有効
に電気エネルギーを取り出すことができた。
せず、電池の高率放電特性を良好にでき、電池から有効
に電気エネルギーを取り出すことができた。
【図1】本発明の電池の一例の断面図である。
【図2】本発明の電池に使用した正極板、負極板および
セパレータの形状を示した図である。
セパレータの形状を示した図である。
【図3】従来の電池の断面図である。
【図4】従来の電池に使用した正極板、負極板、正極リ
ード、負極リードおよびセパレータの形状を示した図で
ある。
ード、負極リードおよびセパレータの形状を示した図で
ある。
【図5】電池の高率放電特性を比較した図である。
1.正極活物質合剤 2.負極活物質合剤 3.正極 4.負極 5.セパレータ 6.アルミニウム箔 7.正極集電端子 8.銅箔 9.負極集電端子 10.捲回群 11.円筒型電池缶 12.絶縁パッキン 13.蓋 14.正極リード 15.負極リード 16.絶縁板
Claims (3)
- 【請求項1】集電体に正極活物質を保持させた正極と、
集電体に負極活物質を保持させた負極をセパレータを介
して捲回した電極群を用意し、当該電極群を一方の端子
を兼ねる電池容器に収容し、容器開口に他方の端子を兼
ねる蓋体を絶縁パッキンを介して固着した円筒型電池に
おいて、 電極群周面には正・負極それぞれについて活物質未保持
の集電体を集電端子として露出させ、 当該露出した集電端子にそれぞれ対応する極性の電池容
器壁面と蓋体壁面を圧接してなることを特徴とする円筒
型電池。 - 【請求項2】圧接が電池容器壁面ならびに蓋体壁面の内
側への変形により実現されている請求項1記載の円筒型
電池。 - 【請求項3】電池がリチウムを負極反応関与物質とする
請求項1又は2記載の円筒型電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10010101A JPH11213983A (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 円筒型電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10010101A JPH11213983A (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 円筒型電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11213983A true JPH11213983A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=11740936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10010101A Pending JPH11213983A (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 円筒型電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11213983A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006269354A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Sanyo Electric Co Ltd | 密閉型電池およびその製造方法 |
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JP2015008094A (ja) * | 2013-06-25 | 2015-01-15 | 株式会社Gsユアサ | 電池 |
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JP2021150242A (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-27 | Fdk株式会社 | アルカリ蓄電池 |
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1998
- 1998-01-22 JP JP10010101A patent/JPH11213983A/ja active Pending
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