JP5396801B2 - 電池 - Google Patents

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Description

本発明は、リベットを用いた端子構造を備えた電池に関するものである。
非水電解質二次電池は、小型・軽量で、高エネルギー密度であるという特徴を生かし、携帯電話、パソコン、ビデオカメラなどの携帯用電子機器の電源として、広く普及している。最近では、非水電解質二次電池を大型にし、電気自動車などの産業用大型電気機器に応用しようとする動きが強まっている。
非水電解質二次電池は、帯状電極をセパレータを介して巻回した巻回型発電要素または平板状電極をセパレータを介して積層した積層型発電要素を電池ケースに収納し、電池蓋で密閉封口し、正極端子および負極端子を電池外部に取り付けたものである。
小型の非水電解質二次電池では、電池ケースが一方の電極端子を兼ね、他方の電極端子が電池ケースと絶縁された状態で電池外部に取り付けられている。
容量が5Ahより大きい大型の非水電解質二次電池では、正極端子および負極端子が共に電池ケースと絶縁された状態で電池外部に取り出された構造になっていることが多い。電極端子と電池ケース間の絶縁は、ガラスハーメチックシールやセラミックシールで行われる場合もあるが、リベット部材を用いてパッキングを介して電池蓋にかしめによって取り付けられるのが普通である。
本願明細書では、主に大型の非水電解質二次電池について述べるが、電池の端子構造は非水電解質二次電池以外のニッケルカドミウム電池やニッケル水素電池などにも応用可能である。
また、「リベット部材」とは、リベットかしめを行うことができる金属製部材を意味し、本願明細書および特許請求の範囲では、単に「リベット」と呼ぶことにする。
電極端子をリベットを用いて電池蓋にかしめによって取り付けた、従来の端子構造は、特許文献1や特許文献2で開示されているが、ここではその基本構造を図9および図10に基づいて説明する。
図9は従来の端子構造の組立構成斜視図を示し、図10は図9のX−X’断面を示したものである。図9および図10において、1は端子柱、2は接続座、3はリベット、4aは外部パッキン、4bは内部パッキン、5は集電体、6は電池蓋である。端子柱1と接続座2は電池外部にあり、集電体5は電池内部にある。集電体5は図9では示していない発電要素の一方の電極と接続されている。そして、接続座2と集電体5は、外部パッキン4aおよび内部パッキン4bを介して電池蓋6と絶縁されて、リベット3により電池蓋6に一体に保持されている。
パッキン4aおよび4bは樹脂製などの絶縁材料からなり、電池蓋6と、端子柱1、接続座2、リベット3および集電体5の間を絶縁している。なお、パッキン4aおよび4bは単一部品でもよいが、外部パッキンと内部パッキンの2つの部分に分かれている方が組み立てが容易である。
端子柱1とリベット3は接続座2を介して電気的に接続され、接続座2と集電体5はリベット3を介して電気的に接続されており、その結果、集電体5と端子柱1とが電気的に接続され、端子柱1は一方の電極端子となっている。大型電池では、電池蓋に2つの端子部を設け、一方を正極端子、他方を負極端子とし、正極端子および負極端子の構造は同じである。
図9および図10に示した、端子柱とリベットが接続座を介して電気的に接続された従来の電池の端子構造は、特許文献1で開示されている。また、端子柱と接続座を省略し、リベットが端子柱を兼ねた従来の端子構造は、特許文献2で開示されている。
特開2004−14173号公報 特開2000−147832号公報
従来の非水電解質二次電池において、図9および図10で示した端子構造を用いる場合、一般的には直径8mm以下のリベットが用いられてきた。しかし、電池の容量が大きくなり、大電流で充放電するようになると、直径8mm程度のリベットでは、通電面積が不十分で抵抗が大きくなり、充放電時に端子部が発熱して高温になり、また、電池電圧が低下するという問題があった。
この課題を解決するために、リベットの直径を8mmよりも大きくし十分な通電面積を確保しようとした場合には、かしめ操作の時にリベットが割れるという問題があった。
また、リベットの直径を大きくする代わりに、一端子当たりに複数のリベットをかしめることによって通電面積を確保しようとした場合には、内部パッキンが1つであると、片方のリベットをかしめた時点でパッキンの変形や、反りが生じ、さらにもう一方のリベットをかしめた時点で、パッキンが割れるなどの問題があった。
そこで本発明は、大型電池において、一極性の端子当たりに複数のリベットを用いて電池蓋に端子部を取り付ける場合の上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、一方のリベットかしめの影響を受けずに、他方のリベットかしめを上手く行うことができ、電池内部の気密を良好に保持することができる電池を提供することにある。
請求項1の発明は、電池ケースと、前記電池ケースに収納された発電要素および電解液と、前記電池ケースを密封封口する、正極端子および負極端子を備えた電池蓋とを備え、前記正極端子および前記負極端子の少なくともいずれか一方の端子である、前記正極端子の一つの端子または前記負極端子の一つの端子は、前記電池蓋を貫通する複数のリベットにより、前記電池蓋の外部にて外部パッキンを介するとともに前記電池ケースの内部にて集電体および前記外部パッキンと別部材である内部パッキンを介して、前記発電要素の、対応する電極と接続されており、前記内部パッキンは、前記複数のリベット毎に独立して設けられており、前記複数のリベットは、前記外部パッキンおよび前記内部パッキンにより前記電池蓋と絶縁されているとともに、前記内部パッキン側にてかしめられている電池であることを特徴とする。
請求項2の発明は、上記電池において、前記複数のリベットは、同一の前記外部パッキンを介して、前記発電要素の前記電極と接続されていることを特徴とする。

請求項の発明は、上記電池において、前記正極端子および前記負極端子の少なくともいずれか一方の前記端子は、前記電池蓋の外部に端子柱と接続座とを備え、前記接続座には前記端子柱と前記リベットが接続され、前記端子柱と前記接続座とは前記電池蓋と絶縁されていことを特徴とする。
請求項1又は2の発明によれば、一方のリベットかしめの影響を受けずに、他方のリベットかしめを上手く行うことができ、また、内部パッキンの反りや割れを防止することができ、端子の信頼性が向上し、電池内部の気密を良好に保持することができる。
請求項の発明によれば、端子柱を任意の形状とすることにより、電池缶または電池と他の機器との接続を容易にすることができる。
以下、本発明の最良の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1および図2は、本発明の電池の第一実施形態の端子部構造を示したもので、図1は組立構成斜視図であり、図2は図1のX−X’断面図である。図1および図2において、記号1、2、6は図9と同じものを示し、3aおよび3bはリベット、4baおよび4bbは内部パッキン、5aおよび5bは集電体、7は接続座2の端子用貫通孔、8aおよび8bは接続座2のリベット用貫通孔、9は外部パッキン4aの端子柱受け部、10aおよび10bは外部パッキン4aのリベット受け部、11aおよび11bは外部パッキン4aのリベット用貫通孔、12aおよび12bは電池蓋6のリベット用貫通孔、13aは内部パッキン4baのリベット用貫通孔、13bは内部パッキン4bbのリベット用貫通孔、14aは集電体5aのリベット用貫通孔、14bは集電体5bのリベット用貫通孔である。図1に示すように、内部パッキンは、2つの集電体5aおよび5bに対応して、4baと4bbの2つに分かれている。
接続座2は、長方形の平板で、中央に端子用貫通孔7が設けられ、端子用貫通孔7の両側に2つのリベット用貫通孔8a、8bが設けられている。外部パッキン4aの下部は長方形の平板で、形状は接続座2と同じであり、中央上部に端子柱受け部9が設けられ、端子柱受け部9の両側に2つのリベット受け部10a、10bが設けられている。リベット受け部10a、10bの中央には、リベット用貫通孔11a、11bが設けられている。
電池蓋6には2つのリベット用貫通孔12a、12bが設けられている。内部パッキン4baおよび4bbの形状は長方形の平板であり、それぞれにリベット用貫通孔13a、13bが設けられている。一方の集電体5aには貫通孔14aが、他方の集電体5bには貫通孔14bが設けられている。
接続座2の中央の端子用貫通孔7に端子柱1を挿入し、外部パッキン4aのリベット受け部10aにリベット3a、10bにリベット3bをはめ込み、端子柱1が端子柱受け部9にはめ込まれるように、接続座2と外部パッキン4aを組み合わせ、外部パッキン4aと内部パッキン4baおよび4bbとの間に電池蓋6を挟む。さらに、内部パッキン4baおよび4bbの下側に集電体5aおよび集電体5bを当接させる。
この場合、接続座のリベット用貫通孔8a、リベット3a、外部パッキンのリベット用貫通孔11a、電池蓋の貫通孔12a、内部パッキン4baのリベット用貫通孔13aおよび集電体5aの貫通孔14aの中心が一致し、また、接続座のリベット用貫通孔8b、リベット3b、外部パッキンのリベット用貫通孔11b、電池蓋の貫通孔12b、内部パッキン4bbのリベット用貫通孔13bおよび集電体5bの貫通孔14bの中心が一致するように、接続座2、リベット3、外部パッキン4a、電池蓋6、内部パッキン4baおよび4bb、集電体5aおよび5bを、順に積層する。
そして、リベット3aをかしめることにより、接続座2、外部パッキン4a、内部パッキン4ba、集電体5aを、電池蓋6に一体に保持し、リベット3bをかしめることにより、接続座2、外部パッキン4a、内部パッキン4bb、集電体5bを、電池蓋6に一体に保持する。これにより、端子柱1と接続座2とリベット3aと集電体5aとが電気的に接続され、端子柱1と接続座2とリベット3bと集電体5bとが電気的に接続される。なお、端子柱1と接続座2とリベット3と集電体5aおよび5bと、電池蓋6とは、外部パッキン4aと内部パッキン4baおよび4bbによって絶縁されている。
図3および図4は、本発明の電池の第二実施形態の端子部構造を示したもので、図3は組立構成斜視図であり、図4は図3のX−X’断面図である。図3および図4において、記号はすべて図1と同じものを示す。
本発明の電池の第二実施形態の端子部構造では、第一実施形態とは接続座2の形状が異なっている。第二実施形態の接続座2は、図3に示したような複雑な形状の平板で、接続座2には貫通孔7と2つのリベット用貫通孔8a、8bが設けられており、貫通孔7の中心と2つのリベット用貫通孔8a、8bの中心の関係が、貫通孔7の中心を頂点とする二等辺三角形となるような配置となっている。
なお、貫通孔7の中心と2つのリベット用貫通孔8a、8bの中心の関係が、このようになっていれば、接続座2の外形は特に限定されるものではなく、電池の形状に合わせたものとすることができる。なお、外部パッキン4aの下部の形状は、図3に示したように、接続座2の形状に合わせてある。そして、内部パッキンは4baと4bbのふたつ、また、集電体は5aと5bのふたつになっている。
第二実施形態の端子部構造の場合も、第一実施形態の端子部構造の場合と同様にして、接続座2の貫通孔7に端子柱1を挿入し、外部パッキン4aのリベット受け部10aにリベット3aを、リベット受け部10bにリベット3bをはめ込み、端子柱1が端子柱受け部9にはめ込まれるように、接続座2と外部パッキン4aを組み合わせ、外部パッキン4aと内部パッキン4baおよび4bbとの間に電池蓋6を挟む。さらに、内部パッキン4baおよび4bbの下側に集電体5aおよび5bを当接させる。
この場合、接続座のリベット用貫通孔8a、リベット3a、外部パッキンのリベット用貫通孔11a、電池蓋の貫通孔12a、内部パッキン4baのリベット用貫通孔13aおよび集電体5aの貫通孔14aの中心が一致し、また、接続座のリベット用貫通孔8b、リベット3b、外部パッキンのリベット用貫通孔11b、電池蓋の貫通孔12b、内部パッキン4bbのリベット用貫通孔13bおよび集電体5bの貫通孔14bの中心が一致するように、接続座2、リベット3a、外部パッキン4a、電池蓋6、内部パッキン4ba、集電体5aを順に積層し、また、接続座2、リベットb、外部パッキン4a、電池蓋6、内部パッキン4bb、集電体5bを順に積層する。
そして、リベット3aをかしめることにより、接続座2、外部パッキン4a、内部パッキン4ba、集電体5aを、電池蓋6に一体に保持し、リベット3bをかしめることにより、接続座2、外部パッキン4a、内部パッキン4bb、集電体5bを、電池蓋6に一体に保持する。
これにより、端子柱1と接続座2とリベット3と集電体5aおよび5bとが電気的に接続される。なお、端子柱1と接続座2とリベット3と集電体5aおよび5bと、電池蓋6とは、外部パッキン4aおよび内部パッキン4baおよび4bbによって絶縁されている。
また、図5は、図3の端子部構造において、内部パッキンが2つで集電体が1つである場合の組立構成部分斜視図であり、電池蓋よりも下部の構造を示す図である。なお、電池蓋よりも上部の構造は図3と同じである。図5に示すように、内部パッキンは4baおよび4bbの2つであり、集電体は5のひとつである。
なお、集電体5の形状は、図5に示すように、発電要素との接続部はひとつであるが、リベットとの接続部は二股にわかれている。
図5に示すように、内部パッキン4baにはリベット用貫通孔13aが、また、内部パッキン4bbにはリベット用貫通孔13bが設けられている。また、集電体5のリベットとの接続部には貫通孔14aおよび14bが設けられている。
そして、端子部を組み立てる場合には、内部パッキン4baのリベット用貫通孔13aと集電体5の貫通孔14aを一致させ、内部パッキン4bbのリベット用貫通孔13bと集電体5の貫通孔14bを一致させる。
本発明の第一実施形態および第二実施形態の端子部構造では、集電体5(または集電体5aおよび5b)は電池内部の発電要素の一方の電極と接続されている。このように、本発明の端子部構造では、正極または負極の端子柱はひとつであるが、リベット部がふたつであり、それに対応して、内部パッキンもふたつである、すなわち一極性端子当りのリベットが複数で、かつ内部パッキンも複数とするところに特徴がある。
なお、本発明の端子部構造では、リベット部はふたつに限られるものではなく、電池の大きさによっては3つ以上にすることも可能であり、その場合には内部パッキンの数とリベット部の数は等しくなるようにする。
また、図1に示した第一実施形態の端子構造および図3に示した第二実施形態の端子構造において、端子柱1および接続座2は必ずしも必要な部品ではなく、端子柱と接続座とをひとつの部品とすることもでき、さらに、端子柱と接続座をなくして、リベットを端子柱として使用することもできる。
本発明の端子構造では、リベットをかしめて、蓋板とリベットの間の内部パッキンを圧縮することにより電池内部の気密を保持している。本願のように、一極性端子当りに複数のリベットを有する端子構造において、内部パッキンが一つの場合、一方のリベットをかしめた段階で生じるパッキンの変形が、他方のパッキンの孔の位置をずらしたり、孔形状を変形させたりすることによって、他方のリベットかしめに悪影響を及ぼしていた。さらに、一方のリベットをかしめた段階で、内部パッキンが蓋板から浮き上がり、他方のリベットのかしめを行った際に、パッキンが割れるなどの問題が発生していた。
ところが、本願の端子構造ように、一極性端子当りのリベットが複数で、かつ内部パッキンも複数とすることにより、一方のリベットかしめの影響を受けずに、他方のリベットかしめを上手く行うことができ、電池内部の気密を良好に保持することができる。
本発明の電池において、電池蓋の材質はステンレス鋼(以下では「SUS」と略す)などが用いられる。また、端子柱、接続座、集電体の材料は、導電性が良く、軽量な金属が用いられ、例えば銅などが用いられる。リベットの材質は、導電性が良く、軽量で、かしめに適した金属が用いられ、例えばアルミニウムや銅などが用いられる。
外部パッキンおよび内部パッキンは、絶縁体で、耐電解液性があり、電池蓋に密着して電解液の漏れを防止することができるように柔軟性がある材質が用いられ、例えばポリフェニレンサルファイド(以下では「PPS」と略す)などが用いられる。
端子柱の直径、接続座の厚み、集電体の厚みは、電池の最大充放電電流に応じて決めることができる。また、外部パッキンおよび内部パッキンの厚みも、十分に絶縁を保つことができるように決めることができる。
なお、端子柱には、電気機器との接続や他の電池との接続をしやすいように、ネジ部を設けておくこともできる。
[実施例1]
巻回型発電要素を角型電池ケースに収納した非水電解質二次電池を作製した。正極活物質にコバルト酸リチウム、負極活物質にグラファイト、電解液にエチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネートの体積比1:1混合溶媒にLiPFを1mol/Lの濃度となるように溶解した有機電解液を用いたものを使用した。
正極板は、正極活物質としてのLiCoO86重量%と、導電助剤としてのアセチレンブラック(AB)6重量%と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデン(PVdF)8重量%とを混合し、この混合物にN−メチルピロリドン(NMP)を加えて正極合剤ペーストとし、この正極合剤ペーストを厚さ20μmの帯状アルミニウム集電体の両面に塗布し、乾燥後、ロールプレスで圧縮成型したものである。帯状正極板の大きさは、長さ9600mm、幅101.5mm、正極合剤層未塗布部の幅13mm、アルミニウム集電体と両面の正極合剤層を合わせた厚みは100μmであった。
負極板は、負極活物質としてのグラファイト95重量%と結着剤としてのPVdF5重量%とを混合し、この混合物にNMPを加えて負極合剤ペーストとし、この負極合剤ペーストを厚さ10μmの帯状銅集電体の両面に塗布し、乾燥後、ロールプレスで圧縮成型したものである。帯状負極板の大きさは、長さ10360mm、幅108mm、負極合剤層未塗布部の幅9mm、アルミニウム集電体と両面の負極合剤層を合わせた厚みは86μmであった。
セパレータには、幅115mm、厚さ25μmの微多孔性ポリエチレンフィルムを用いた。
巻回型発電要素は、巻芯の周囲に、帯状の正極板と帯状の負極板とを、帯状のセパレータを介して長円筒型に巻きつけたものである。そして、正極板と負極板とを、それぞれ上下にずらして巻回することにより、巻回型発電要素の下端部から正極合剤層未塗布部のみを突出させ、上端部から負極合剤層未塗布部のみを突出させる。セパレータは、正極合剤層と負極合剤層が対向する部分の間に存在し、正極合剤層未塗布部および負極合剤層未塗布部は覆わないようにようにして巻回する。
そして、巻回型発電要素をSUS製電池ケースに収納し、正極端子部および負極端子部とも、図1および図2に示したのと同じ端子構造を備えた電池蓋を用い、発電要素の下端部から突出した正極合剤層未塗布部を正極集電体に接続し、上端部から突出した負極合剤層未塗布部を負極集電体に接続した。
端子柱の材質はSUSで、円柱部分の直径は10mm、高さ15mmとした。接続座の材質は銅で、大きさは44mm×40mm、厚さ2mmであり、接続座の端子柱用貫通孔の中心と2つのリベット用貫通孔の中心との距離はともに24mmとした。リベットの材質は、正極端子側にはアルミニウム、負極端子側には銅を使用し、直径8mm、高さ30mmとした。集電体の材質は、正極集電体にはアルミニウム、負極集電体には銅を使用し、銅またはアルミニウムで、平坦部の大きさは44mm×20mm、厚さ1.5mmとした。
また、外部パッキンおよび内部パッキンの材質はPPSで、外部パッキンの大きさは41mm×45.2mm、端子柱受け部およびリベット受け部を含めた外部パッキンの厚みは6.3mm、内部パッキンの大きさは30mm×30mmで、厚みは1.5mmとした。
さらに、電池ケースに電池蓋を溶接した後、注液口から電解液を注液し、注液口を封口することによって、実施例1の設計容量75Ahの長円筒型非水電解質二次電池を作製した。単セルの寸法は、幅132mm、端子部分を除いた高さ178mm、厚さ50mmであり、重量は2.7kgであった。
なお、本発明において「設計容量」とは、充放電サイクル初期の、25℃での4.0〜2.75V間の放電容量を意味する。
[実施例2]
正極端子部および負極端子部とも、図3および図4に示したのと同じ端子構造を備えた電池蓋を用いたこと以外は実施例1と同様にして、実施例2の非水電解質二次電池を作製した。
接続座の端子柱用貫通孔の中心と2つのリベット用貫通孔の中心との距離はともに20mmとし、2つのリベット用貫通孔の中心間の距離は24mmとした。
実施例の非水電解質二次電池では、内部パッキンはふたつ、集電体はふたつであり、内部パッキンはいずれも大きさ49mm×22mm、厚みは1.5mmとした。
[実施例3]
端子部の構造を図5に示したのと同じ構造としたこと以外は実施例2と同様にして、実施例3の非水電解質二次電池を作製した。
実施例3の非水電解質二次電池では、内部パッキンはふたつで、集電体はひとつであり、内部パッキンはいずれも大きさ49mm×22mm、厚みは1.5mmとした。
[比較例1]
電池蓋よりも下部の端子部の構造を図6に示すように、内部パッキン4bはひとつ、集電体は5aと5bのふたつとしたこと以外は実施例1と同様にして、比較例1の非水電解質二次電池を作製した。内部パッキンはひとつで、大きさ62mm×28mm、厚みは1.5mmとした。
[比較例2]
電池蓋よりも下部の端子部の構造を図7に示すように、内部パッキン4bはひとつ、集電体は5aと5bのふたつとしたこと以外は実施例2と同様にして、比較例2の非水電解質二次電池を作製した。内部パッキンはひとつで、大きさ45mm×41mm、厚みは1.5mmとした。
[比較例3]
電池蓋よりも下部の端子部の構造を図8に示すように、内部パッキン4bはひとつ、集電体5もひとつとしたこと以外は実施例2と同様にして、比較例3の非水電解質二次電池を作製した。内部パッキンはひとつで、大きさ45mm×41mm、厚みは1.5mmとした。
[端子取り付け時の内部パッキングの状態]
実施例1〜3および比較例1〜3の電池各20個について、端子を取り付け、その時の内部パッキングの状態を観察した。その結果を表1にまとめた
表1から、本発明の端子構造の電池では、内部パッキンをふたつにした場合に、端子組み立て時の反りや割れを防止することができることがわかった。
本発明の第一実施形態の端子部構造の組立構成斜視図。 本発明の第一実施形態の端子部構造(図1)のX−X’断面を示す図。 本発明の第二実施形態の端子部構造の組立構成斜視図。 本発明の第二実施形態の端子部構造(図3)のX−X’断面を示す図。 本発明の第二実施形態の端子部構造において、内部パッキンが2つで、集電体が1つである場合の組立構成部分斜視図。 比較例1の電池蓋よりも下部の端子部の構造を示す図。 比較例2の電池蓋よりも下部の端子部の構造を示す図。 比較例3の電池蓋よりも下部の端子部の構造を示す図。 従来の端子構造の組立構成斜視図。 従来の端子構造(図12)のX−X’断面を示す図。
符号の説明
1 端子柱
2 接続座
3、3a、3b リベット
4 パッキン
4a 外部パッキン
4b、4ba、4bb 内部パッキン
5、5a、5b 集電体
6 電池蓋

Claims (3)

  1. 電池ケースと、
    前記電池ケースに収納された発電要素および電解液と、
    前記電池ケースを密封封口する、正極端子および負極端子を備えた電池蓋とを備え、
    前記正極端子および前記負極端子の少なくともいずれか一方の端子である、前記正極端子の一つの端子または前記負極端子の一つの端子は、
    前記電池蓋を貫通する複数のリベットにより、前記電池蓋の外部にて外部パッキンを介するとともに前記電池ケースの内部にて集電体および前記外部パッキンと別部材である内部パッキンを介して、前記発電要素の、対応する電極と接続されており、
    前記内部パッキンは、前記複数のリベット毎に独立して設けられており、
    前記複数のリベットは、前記外部パッキンおよび前記内部パッキンにより前記電池蓋と絶縁されているとともに、前記内部パッキン側にてかしめられている、
    電池。
  2. 前記複数のリベットは、同一の前記外部パッキンを介して、前記発電要素の前記電極と接続されている、
    請求項1に記載の電池。
  3. 前記正極端子及び前記負極端子の少なくともいずれか一方の前記端子は、
    前記電池蓋の外部に端子柱と接続座とを備え、
    前記接続座には前記端子柱と前記リベットが接続され、前記端子柱と前記接続座とは前記電池蓋と絶縁されている、請求項1又は2に記載の電池。
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