JPH11213437A - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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JPH11213437A
JPH11213437A JP10018977A JP1897798A JPH11213437A JP H11213437 A JPH11213437 A JP H11213437A JP 10018977 A JP10018977 A JP 10018977A JP 1897798 A JP1897798 A JP 1897798A JP H11213437 A JPH11213437 A JP H11213437A
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JP
Japan
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optical
optical path
recording layer
recording
changing means
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JP10018977A
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English (en)
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Tetsuo Ikegame
哲夫 池亀
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光学的記録媒体の記録層への情報の記録の正確
さや上記記録層からの再生情報の正確さを損なうことが
ない光ピックアップを提供することである。 【解決手段】支持台座11に設けられ、レーザ光源14
からのビーム光を光ディスク100の記録層100aに
照射し上記記録層への情報の記録及び上記記録層からの
情報の再生の少なくともいずれか一方を行う光学回路を
備えていて、上記光学回路は第1の分岐光路C´と第2
の分岐光路C´´とに上記ビーム光を選択的に向かわせ
る光路変更手段32を含んでおり、上記光路変更手段は
回動可能な平行平板32bを有している、ことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ピックアップ
に関係している。
【0002】
【従来の技術】この種の光ピックアップは、例えば特開
平2−206037号公報から知られている。この従来
の光ピックアップは回転する光学的記録媒体の両面にア
クセス可能な両面アクセス用光ピックアップであり、1
枚の光学的記録媒体の両面に対向した1対の光学ヘッド
を開示している。
【0003】この従来の両面アクセス用光ピックアップ
装置においては、光源としてのレーザダイオードからの
ビーム光がハーフプリズムを利用して2つに分割された
後に、相互に異なる光路長を有している2つの分岐光路
中を反射鏡を利用して支持台座の2つのアームの延出端
部の2つの光学ヘッドに導かれ、2つの光学ヘッドによ
って光学的記録媒体の両面の記録層に照射される。ここ
において情報の記録または情報の再生が光学的記録媒体
の両面の記録層のいずれに対して行われるかは、一方の
分岐光路中に遮光板を選択的に挿入しハーフプリズムを
移動することにより選択される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように構成されて
いる従来の両面アクセス用光ピックアップ装置において
は、2つの分岐光路が相互に異なる光路長を有している
ばかりでなく、使用している反射鏡の数が相互に異なる
などの相互に異なる光路の構成を有しているので、2つ
の分岐光路を通過する2つのビーム光の光学特性が厳密
には異なっている。また、反射面を有するハーフプリズ
ムは移動することにより反射面を所望の傾斜角から傾け
易く、所望の傾斜角から傾いた反射面により反射された
ビーム光は所望の反射方向からずれてしまう。この結
果、ハーフプリズムからの反射ビーム光が対物レンズに
入射する時に所望の入射角からずれてしまい、収差を生
じ易くなっている。また、ハーフプリズムと対物レンズ
との間の距離が長くなると、ハーフプリズムの反射面の
所望の傾斜角からの傾きが微小であってもハーフプリズ
ムからの反射ビーム光が対物レンズに入射する位置のず
れが大きくなり、光学特性が大きくなってしまう。
【0005】この為に2つの分岐光路を通過する2つの
ビーム光を利用して光学的記録媒体の記録層に対して情
報の記録及び上記記録層から情報の再生を行う場合に記
録層に記録される情報の正確さや情報の再生の正確さが
損なわれる可能性がある。この傾向は、光学的記録媒体
の記録層に対する情報の記録密度が大きくなる程大きく
なる。
【0006】この発明は上記事情の下でなされ、この発
明の目的は、光学的記録媒体の記録層に対する情報の記
録や上記記録層からの情報の再生を光路を切り替えて行
うことが出来、しかも光学的記録媒体の記録層に対する
情報の記録密度が大きくなっても、光学的記録媒体の記
録層に対して記録される情報の正確さや上記両面の記録
層からの情報の再生の正確さを損なわせることがない、
光ピックアップを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述したこの発明の目的
を達成する為にこの発明に従った光ピックアップにおい
ては:支持台座に設けられ、光源からのビーム光を光学
的記録媒体の記録層に照射し上記記録層への情報の記録
及び上記記録層からの情報の再生の少なくともいずれか
一方を行う光学回路を備えていて;上記光学回路は、第
1の分岐光路と第2の分岐光路とに上記ビーム光を選択
的に向かわせる光路変更手段を含んでおり;上記光路変
更手段は回動可能な平行平板を有している、ことを特徴
としている。
【0008】上記光路変更手段の平行平板は反射面を有
しておらず、平行平板に入射したビーム光が平行平板か
ら出射する後の光路を屈折作用のみで第1の分岐光路と
第2の分岐光路とに選択的に切り換えることが出来るの
で、第1の分岐光路と第2の分岐光路とに選択的に切り
換えた時の光学的誤差の発生が少なく光学的特性の変化
が少ない。ひいては、学的記録媒体の記録層に対する情
報の記録密度が大きくなっても、光学的記録媒体の記録
層に対して記録される情報の正確さや上記両面の記録層
からの情報の再生の正確さを損なわせることがない。
【0009】このように構成されたことを特徴とする本
願の発明に従った光ピックアップにおいては、前記第1
の分岐光路と第2の分岐光路とは相互に同じ光路長を有
していることが好ましい。
【0010】ここにおいても、平行平板に入射したビー
ム光が平行平板から出射する後の光路を第1の分岐光路
と第2の分岐光路とに選択的に切り換えた時の光学的誤
差の発生が少なくなり光学的特性の変化が少なくなる。
【0011】この為には、前記平行平板は、前記平行平
板に入射するビーム光の光束の両側に上記ビーム光の光
束に対して同じ傾斜角で傾斜する、ことが好ましい。前
記光学回路が複数の対物レンズを有していて、前記光路
変更手段により複数の対物レンズが選択されれば、複数
の記録層を有している前記光学的記録媒体の複数の記録
層に対して前記複数の対物レンズの夫々対向させて複数
の記録層にたいする選択的な情報の記録や複数の記録層
からの選択的な情報の再生が可能となる。
【0012】この発明の光ピックアップの光学回路はさ
らに、1対のスライダに設けられ、光源から対物レンズ
を介して光学的記録媒体の記録層に向かい照射されたビ
ーム光を対物レンズと協働して記録層にさらに細く収束
させる固体液浸レンズ( Solid Immersion Lens ) を含
んでいることが出来る。
【0013】固体液浸レンズを使用した光学回路は、対
物レンズのみを使用した例えばCD( Compact Disk )
やDVD( Digital Video Disk )の如き従来の光学的記
録媒体の為に使用されている光学回路に比べ、略10倍
の記録密度を有していることが知られているが、固体液
浸レンズを使用した光学回路については後述する発明の
実施の形態において詳細に説明される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の種々の実施の形
態を添付の図面を参照しながら詳細に説明するが、まず
最初は、添付の図面中の図1,図2,そして図3を参照
しながらこの発明の第1の実施の形態に従った、両面ア
クセス用光ピックアップを説明する。
【0015】[第1の実施の形態]そして図1は、この
発明の第1の実施の形態に従った両面アクセス用光ピッ
クアップの概略的な平面図であり;図2は、図1の両面
アクセス用光ピックアップが複数の光ディスクと組み合
わされて使用される状態を概略的に示す側面図であり;
そして図3は、図1の両面アクセス用光ピックアップに
おいて使用されている光路変更手段を拡大して概略的に
示す斜視図である。
【0016】図1及び図2に示されているこの発明の第
1の実施の形態に従った両面アクセス用光ピックアップ
10はスイングアーム式であり、光磁気ディスクドライ
ブ,追記型ディスクドライブ,そして相変化型ディスク
ドライブ等に使用されてCD−ROM,DVD,そして
光カード等の光記録媒体に対して情報を記録及び/また
は上記光記録媒体から情報を再生する為に使用される種
々の光学素子を保持可能であり、光記録媒体に対して情
報を記録及び/または再生する為に光記録媒体に対して
相対的に移動される。
【0017】より詳細には、このスイングアーム式の両
面アクセス用光ピックアップ10は、レーザ光源からの
ビーム光を特開平5−189796号公報から知られて
いる2つの浮上式の固体液浸レンズ(SIL:Soli
d Immersion Lens)を介してさらに小
さく絞り込んで光ディスク100の両面の記録層100
a,100bに選択的に情報を記録する為や記録層10
0a,100bからの反射光を基にして選択的に情報を
再生する為に使用される。このような浮上式の固体液浸
レンズを使用した光記録・再生技術は、例えば「日経バ
イト」の1997年9月号及び「日経エレクトロニク
ス」の1997年9月22日号から知られている。2つ
の浮上式の固体液浸レンズは光ディスク100の両面に
形成されている記録層100a,100bからハードデ
ィスクの磁気ヘッドの如く光ディスク100の回転に伴
い発生する風により光ディスク100の両面から浮上
し、その浮上高さは略100nmと略150nmとの間
である。CDやDVD等の光ディスクの表面から光ヘッ
ドが1mm以上離間される従来の光記録・再生方法をフ
ァー・フィールド(Far Field)記録と呼ぶの
に対して、上述した如き浮上式の固体液浸レンズを使用
した光記録・再生方法はニアー・フィールド(Near
Field)記録と呼ばれる。ニアー・フィールド記
録においては、記録や再生の為に使用されるビーム光が
ファー・フィールド記録において記録や再生の為に使用
されるビーム光の太さの略1/10にすることが可能で
あって、この為にニアー・フィールド記録における記録
密度はファー・フィールド記録における記録密度の略1
0倍にすることが可能である。
【0018】このようなスイングアーム式の両面アクセ
ス用光ピックアップ10の支持台座11は、軽量で剛性
の高い材料、例えばマグネシウム合金、により略L字形
状の平面形状に形成されていて、L字形状の長短2本の
腕11a,11bの交差部位の外表面が光ディスク10
0の周縁の近傍に配置されているボイス・コイル・モー
タの出力軸12に着脱自在に固定されている。このボイ
ス・コイル・モータは、従来の磁気ハードディスク装置
において磁気ヘッドを支持したアームの操作に使用され
ていたボイス・コイル・モータと同様な構成を有してい
る。
【0019】なおこの実施の形態では、同じ構成で同じ
寸法の複数の光ディスク100が相互に同心的で相互に
平行に配置されていて、これら複数の光ディスク100
は従来の複数の磁気ハードディスクを使用したディスク
回転駆動装置と同様な構成の図示しないディスク回転駆
動装置により、相互に同じ所定の方向に相互に同じ速度
で回転される。
【0020】また、この実施の形態では、両面アクセス
用光ピックアップ10の支持台座11が固定された出力
軸12を伴った上記ボイス・コイル・モータのハウジン
グ99が、支持台座移動手段101により複数の光ディ
スク100の回転中心線に沿った両方向Aに自由に移動
可能に支持されていて、この実施の形態では支持台座移
動手段101は相互に平行に延出した複数の案内棒10
2及び送り捩子部材104を備えている。ここにおい
て、送り捩子部材104は例えば両方向回転モータの如
き図示しない公知の両方向回転駆動源に接続されてい
て、送り捩子部材104が一方あるいは他方に回転され
ることにより上記ボイス・コイル・モータは両面アクセ
ス用光ピックアップ装置10の支持台座11とともに光
ディスク100の回転中心線に沿った両方向Aに移動さ
れる。
【0021】支持台座11の上面は長い方の腕11aを
除きその大部分は上面が開口している。この開口は図示
しないビーム通過孔を夫々が有している幾つかの図示し
ない隔壁により幾つかの室に仕切られていて幾つかの図
示しない隔壁は支持台座11の剛性を強化している。支
持台座11の長い方の腕11aと短い方の腕11bとは
さらにこれらの内側壁の外表面に両端部が固定されてい
る斜めの補強棒11cによって相互間の剛性が強化され
ている。
【0022】支持台座11の短い方の腕11bの端壁に
は光源として使用されるレーザダイオード14がコンデ
ンサレンズ装置16と組み合わされて支持されている。
レーザダイオード14は図示しない高周波シールドケー
スに格納されている図示しないレーザ発振回路に操作さ
れてハウジング11の短い方の腕11bの室内に楕円状
に拡散するレーザ光を出射し、コンデンサレンズ装置1
6はレーザダイオード14から出射された楕円状に拡散
するレーザ光を楕円状の平行光にする。支持台座11の
短い方の腕11bの底壁の内表面にはプリズムや複数の
ビームスプリッタ等を組み合わされて構成されたプリズ
ム組み立て体18が設置されている。
【0023】プリズム組み立て体18に入射したコンデ
ンサレンズ装置16からの楕円状の平行レーザ光はプリ
ズム組み立て体18のプリズムにより真円状の平行レー
ザ光にされた後にプリズム組み立て体18のビームスプ
リッタにより分岐されて、その一部が短い方の腕11b
の外側壁に形成されている図示しないビーム通過孔に設
置されているモニタ用フォトディテクタ20に導かれ、
その残りは短い方の腕11bの基端部の底壁に設置され
ているリレイレンズ装置22に導かれる。リレイレンズ
装置22はプリズム組み立て体18からの真円状の平行
レーザ光の残りを長い方の腕11aの基端部の底壁の内
表面に設置されているガルバノミラー装置24に向かい
収束させる。ガルバノミラー装置24は、リレイレンズ
装置22からの収束されたレーザ光を支持台座11の長
い方の腕11aの細長い底壁においてガルバノミラー装
置24よりも延出端側に設置されているハーフプリズム
26に向かい反射する。
【0024】ハーフプリズム26はガルバノミラー装置
24からの収束されたレーザ光の一部をハーフプリズム
26の上面に設置されているモニタ用フォトディテクタ
28に導くとともに、上記収束されたレーザ光の残りを
長い方の腕11aの細長い室の底壁においてハーフプリ
ズム26よりも延出端側に設置されているイメージング
レンズ30に導く。イメージングレンズ30は上記収束
されたレーザ光を再び真円状の平行レーザ光に整形し、
長い方の腕11aの細長い室の底壁の延出端に配置され
ている光路変更手段32に導く。
【0025】支持台座11の長い方の腕11aの延出端
部には、光ディスク100の表面に沿ってガルバノミラ
ー装置24から光路変更手段32までのレーザ光の光路
Cと略直交する方向に相互に平行に所定距離離間してい
る1対の反射鏡38,38´が配置されていて、光路変
更手段32はイメージングレンズ30からの真円状の平
行レーザ光を1対の反射鏡38,38´のいずれかに選
択的に導く。
【0026】光ディスク100の回転中心線に沿った両
方向Aに位置する支持台座11の長い方の腕11aの両
面には長い方の腕11aに沿い長い方の腕11aの延出
端部に向かい延出した1対の細長い弾性腕部材34,3
4´の基端部が固定されていて、1対の弾性腕部材3
4,34´の延出端には従来のハードディスク装置にお
いて磁気ヘッドを支持していたスライダと同様に機能す
るスライダ36,36´が固定されている。スライダ3
6,36´において長い方の腕11aの延出端部と対向
している支持台座対向面には対物レンズ40,40´が
設置されていて、スライダ36,36´において長い方
の腕11aの延出端部とは反対側を向いている支持台座
反対面には固体液浸レンズ(SIL:Solid Im
mersion Lens)42,42´が設置されて
おり、1対の浮上型光学ヘッド44,44´を構成して
いる。即ち、この実施の形態では、支持台座11の長い
方の腕11aの延出端部には、光ディスク100の回転
中心線に沿った両方向Aにおいて上記延出端部を挟んで
略対称に配置された1対の浮上型光学ヘッド44,44
´が配置されている。
【0027】支持台座11の長い方の腕11aの延出端
部の1対の反射鏡38、38´は光路変更手段32から
上述した如く選択的に入射された真円状の平行レーザ光
を光ディスク100の回転中心線の沿った両方向Aに反
射し、対応する1対の浮上型光学ヘッド44,44´の
対物レンズ40,40´及び固体液浸レンズ42,42
´に向かわせる。
【0028】図1のスイングアーム式の両面アクセス用
光ピックアップ10の支持台座11のレーザダイオード
14からのレーザ光により複数枚の光ディスク100の
夫々の両面の記録層100a,100bの中の相互に隣
接したいずれか2つ、あるいは一方、に対する選択的な
情報の記録及び/または複数枚の光ディスク100の夫
々の両面の記録層100a,100bの中の相互に隣接
したいずれか2つ、あるいは一方、からの選択的な情報
の再生を行う時には、両面アクセス用光ピックアップ1
0が支持台座移動手段101により複数の光ディスク1
00の回転中心線に沿った両方向Aに移動されて、図2
に実線で示す如く、複数枚の光ディスク100の中の所
望の記録層100a,100bを有した2つの光ディス
ク100の相互間、または、図2に下方の2点鎖線で示
す如く、記録層100a,100bの所望の1つを有し
た両端の光ディスク100の外側に配置される。
【0029】より詳細には、隣接した2枚の光ディスク
100の一方の下面の記録層100bまたは他方の上面
の記録層100aに対して選択的に情報を記録したり、
あるいはこれらの記録層100bまたは100aから選
択的に情報を再生したりする為には、両面アクセス用光
ピックアップ10が支持台座移動手段101により複数
の光ディスク100の回転中心線に沿った両方向Aに移
動されて、図2に実線で示す如く、所望の隣接した2枚
の光ディスク100の相互間に配置される。
【0030】そして、図示しない公知の回転駆動装置に
より複数の光ディスク100が所定の方向に所定の回転
数で回転されている間に支持台座11がボイス・コイル
・モータの出力軸12の回りに所定の範囲で往復動され
て長い方の腕11aの延出端部、即ち1対の弾性腕部材
34,34´と、対物レンズ40,40´そして固体液
浸レンズ42,42´を伴った1対のスライダ36,3
6´と、を所望の隣接した2枚の光ディスク100の一
方の下面の記録層100b及び他方の上面の記録層10
0aに沿い図1に矢印Bで示す如く所望の隣接した2枚
の光ディスク100の半径方向に移動させる。
【0031】なおこの間には、対物レンズ40,40´
そして固体液浸レンズ42、42´を伴った1対のスラ
イダ36,36´は1対の弾性腕部材34,34´の弾
性により図2において複数の光ディスク100の回転中
心線に沿った方向Aにおける所定の範囲内で自由に移動
自在である。この為に、対物レンズ40,40´そして
固体液浸レンズ42,42´を伴った1対のスライダ3
6,36´は、上述した如く回転している所望の2枚の
光ディスク100の中の対応する一方の下面の記録層1
00bに対して上述した如く回転している所望の2枚の
光ディスク100の一方が巻き起こす風によって略10
0nmと略150nmとの範囲内で浮上するともに上述
した如く回転している所望の2枚の光ディスク100の
中の対応する他方の上面の記録層100aに対して上述
した如く回転している所望の2枚の光ディスク100の
他方が巻き起こす風によって略100nmと略150n
mとの範囲内で浮上する。
【0032】所望の2枚の光ディスク100の一方の下
面の記録層100bに対する情報の記録及び/または記
録層100bからの情報の再生を行う時には、支持台座
11の長い方の腕11aの延出端部の光路変更手段32
が、レーザダイオード14からイメージングレンズ30
を介して光路変更手段32に入射したレーザ光を上記下
面の記録層100bに対応した一方の浮上型光学ヘッド
44の為の反射鏡38に向かい導き、反射鏡38は対応
した一方の浮上型光学ヘッド44に上記レーザ光を向か
わせ、浮上型光学ヘッド44の対物レンズ40及び固体
液浸レンズ42は対応する一方の光ディスク100の下
面の記録層100bに対して上記レーザ光を収束して照
射させる。
【0033】対応する一方の光ディスク100の下面の
記録層100bに対して収束して照射された上記レーザ
光は、記録層100bにより反射されて対応した一方の
浮上型光学ヘッド44の固体液浸レンズ42及び対物レ
ンズ40,対応した反射鏡38,光路変更手段32,イ
メージングレンズ30,ハーフプリズム26,ガルバノ
ミラー装置24,そしてリレイレンズ装置22を介して
プリズム組み立て体18に戻され、プリズム組み立て体
18のビームスプリッタにおいてリレイレンズ装置22
からの反射レーザ光の一部は短い方の腕11bの内側壁
に形成されている図示しないビーム通過孔に設置されて
いるサーボ用フォトディテクタ46に導かれるととも
に、上記反射レーザ光の残りはプリズム組み立て体18
のオラストンプリズム及び対物レンズを介して短い方の
腕11bの端壁に形成されている図示しないビーム通過
孔に設置されている光磁気信号検出用フォトディテクタ
48に導かれる。
【0034】また所望の2枚の光ディスク100の他方
の上面の記録層100aに対する情報の記録及び/また
は記録層100aからの情報の再生を行う時には、支持
台座11の長い方の腕11aの延出端部の光路変更手段
32がレーザダイオード14からイメージングレンズ3
0を介して光路変更手段32に入射したレーザ光を上記
上面の記録層100aに対応した他方の浮上型光学ヘッ
ド44´の為の反射鏡38´に向かい導き、反射鏡38
´は対応した他方の浮上型光学ヘッド44´に上記レー
ザ光を向かわせ、浮上型光学ヘッド44´の対物レンズ
40´及び固体液浸レンズ42´は対応する他方の光デ
ィスク100の上面の記録層100aに対して上記レー
ザ光を収束して照射させる。
【0035】対応する他方の光ディスク100の上面の
記録層100aに対して収束して照射された上記レーザ
光は、記録層100aにより反射されて対応した他方の
浮上型光学ヘッド44´の固体液浸レンズ42´及び対
物レンズ40´,対応した反射鏡38´,光路変更手段
32,イメージングレンズ30,ハーフプリズム26,
ガルバミラー装置24,そしてリレイレンズ装置22を
介してプリズム組み立て体18に戻され、プリズム組み
立て体18のビームスプリッタにおいてリレイレンズ装
置22からの反射レーザ光の一部は短い方の腕11bの
内側壁に形成されている図示しないビーム通過孔に設置
されているサーボ用フォトディテクタ46に導かれると
ともに、上記反射レーザ光の残りはプリズム組み立て体
18のオラストンプリズム及び対物レンズを介して短い
方の腕11bの端壁に形成されている図示しないビーム
通過孔に設置されている光磁気信号検出用フォトディテ
クタ48に導かれる。
【0036】また、複数枚の光ディスク100の中の両
端に位置する光ディスク100の外端面、図2において
上端に位置する光ディスク100においては上端面であ
り下端に位置する光ディスク100においては下端面で
ある、の記録層100aまたは100bに対して選択的
に情報を記録したり、あるいはこれらの記録層100a
または100bから選択的に情報を再生したりする為に
は、両面アクセス用光ピックアップ10が支持台座移動
手段101により複数の光ディスク100の回転中心線
に沿った両方向Aに移動されて、所望の外端の光ディス
ク100よりも外側に配置される。なお図2には、下端
の光ディスク100よりも外側である下方に配置された
両面アクセス用光ピックアップ10が2点鎖線で示され
ている。
【0037】そして、図示しない公知の回転駆動装置に
より複数の光ディスク100が所定の方向に所定の回転
数で回転されている間に支持台座11がボイス・コイル
・モータの出力軸12の回りに所定の範囲で往復動され
て長い方の腕11aの延出端部、即ち1対の弾性腕部材
34,34´と、対物レンズ40,40´そして固体液
浸レンズ42,42´を伴った1対のスライダ36,3
6´と、を所望の外端の光ディスク100の外側の記録
層100aまたは100bに沿い図1に矢印Bで示す如
く所望の隣接した2枚の光ディスク100の半径方向に
移動させる。
【0038】なおこの間には、対物レンズ40,40´
そして固体液浸レンズ42、42´を伴った1対のスラ
イダ36,36´は1対の弾性腕部材34,34´の弾
性により図2において複数の光ディスク100の回転中
心線に沿った方向Aにおいて所定の範囲内で自由に移動
自在である。この為に、所望の外端の光ディスク100
の外側の記録層100aまたは100bに対応した対物
レンズ40及び固体液浸レンズ42を伴った1対のスラ
イダ36または対物レンズ40´及び固体液浸レンズ4
2´を伴った1対のスライダ36´(図2の2点鎖線の
例では下端の光ディスク100の外側の記録層100b
に対応した対物レンズ40及び固体液浸レンズ42を伴
った1対のスライダ36)が、上述した如く回転してい
る所望の外端の光ディスク100の外側の記録層100
aまたは100b(図2の2点鎖線の例では下端の光デ
ィスク100の外側の記録層100b)に対して上述し
た如く回転している所望の外端の光ディスク100が巻
き起こす風によって略100nmと略150nmとの範
囲内で浮上する。
【0039】所望の外端の光ディスク100の外側の記
録層100aまたは100bに対する情報の記録及び/
または上記所望の外端の光ディスク100の外側の記録
層100aまたは100bからの情報の再生を行う時に
は、支持台座11の長い方の腕11aの延出端部の光路
変更手段32がレーザダイオード14からイメージング
レンズ30を介して光路変更手段32に入射したレーザ
光を所望の外側の記録層100aまたは100bに対応
した浮上型光学ヘッド44または44´の為の反射鏡3
8または38´(図2の2点鎖線の例では下端の光ディ
スク100の外側の記録層100bに対応した浮上型光
学ヘッド44の為の反射鏡38)に向かい導き、反射鏡
38または38´は対応した浮上型光学ヘッド44また
は44´に上記レーザ光を向かわせ、浮上型光学ヘッド
44の対物レンズ40及び固体液浸レンズ42または浮
上型光学ヘッド44´の対物レンズ40´及び固体液浸
レンズ42´(図2の2点鎖線の例では浮上型光学ヘッ
ド44の対物レンズ40及び固体液浸レンズ42)は対
応する所望の外端の光ディスク100の外側の記録層1
00aまたは100b(図2の2点鎖線の例では下端の
光ディスク100の外側にある下端の記録層100b)
に対して上記レーザ光を収束して照射させる。
【0040】所望の外端の光ディスク100の外側の記
録層100aまたは100bに対して収束して照射され
た上記レーザ光は、記録層100aまたは100bによ
り反射されて対応した浮上型光学ヘッド44の固体液浸
レンズ42及び対物レンズ40または浮上型光学ヘッド
44´の固体液浸レンズ42´及び対物レンズ40´,
対応した反射鏡38または38´,光路変更手段32,
イメージングレンズ30,ハーフプリズム26,ガルバ
ノミラー装置24,そしてリレイレンズ装置22を介し
てプリズム組み立て体18に戻され、プリズム組み立て
体18のビームスプリッタにおいてリレイレンズ装置2
2からの反射レーザ光の一部は短い方の腕11bの内側
壁に形成されている図示しないビーム通過孔に設置され
ているサーボ用フォトディテクタ46に導かれるととも
に、上記反射レーザ光の残りはプリズム組み立て体18
のオラストンプリズム及び対物レンズを介して短い方の
腕11bの端壁に形成されている図示しないビーム通過
孔に設置されている光磁気信号検出用フォトディテクタ
48に導かれる。
【0041】図1のスイングアーム式の両面アクセス用
光ピックアップ10の支持台座11のレーザダイオード
14からのレーザ光により相互に隣接した2つの所望の
光ディスク100の相互に対向する記録層100aまた
は100bあるいは所望の外端の1つの光ディスク10
0の外側の記録層100aまたは100bに対して情報
の記録を行なわない時、及び上記相互に隣接した2つの
所望の光ディスク100の相互に対向する記録層100
aまたは100bあるいは上記所望の外端の1つの光デ
ィスク100の外側の記録層100aまたは100bか
ら情報の再生を行なわない時には、スイングアーム式の
両面アクセス用光ピックアップ10の支持台座11がボ
イス・コイル・モータの出力軸12により長い方の腕1
1aの延出端、即ち1対の弾性腕部材34,34´及び
対物レンズ40,40´及び固体液浸レンズ42,42
´を伴ったスライダ36,36´を含む浮上型光学ヘッ
ド44,44´、を2つの所望の光ディスク100の相
互に対向する記録層100aまたは100bまたは所望
の外端の光ディスク100の外側の記録層100aまた
は100bに対向する位置から2つの所望の光ディスク
100あるいは所望の外端の1つの光ディスク100の
周縁よりも光ディスク100の半径方向における外方の
休止位置まで移動させられる。
【0042】スイングアーム式の両面アクセス用光ピッ
クアップ10の支持台座11の前述した回動の為の出力
軸12を有している図示しないボイス・コイル・モータ
のハウジング99には、図示しない従来の磁気ハードデ
ィスク装置において磁気ヘッドを支持したアームの支持
ばねを受ける公知の図示しない支持ばね受けと同様な構
成の図示しない支持ばね受けが設置されていて、上述し
た如き休止位置において1対の弾性腕部材34,34´
は上記図示しない支持ばね受けにより複数の光ディスク
100の回転中心線に沿った方向Aにおいて延出端の1
対の浮上型光学ヘッド44,44´の相互間の距離を複
数の光ディスク100の中の相互に隣接した2つの間の
距離よりも小さく設定された状態に保持される。
【0043】この実施の形態においては、支持台座11
の短い方の腕11bの端壁,外側壁及び内側壁に設置さ
れている前述した図示しないレーザ発振回路,光磁気信
号検出用フォトディテクタ48,モニタ用フォトディテ
クタ20,そしてサーボ用フォトディテクタ46や、支
持台座11の長い方の腕11aの底壁の基端部のガルバ
ノミラー装置24や、ハウジング11の長い方の腕11
aの底壁のモニタ用フォトディテクタ28の操作用の電
気回路はフレキシブル基板50上に形成されていて、フ
レキシブル基板50は電気回路中の断線、特に電気回路
に含まれるICチップの断線、を防止する為に補強板上
に固定された状態で支持台座11の支持棒11c上に固
定されている。
【0044】図3は、この実施の形態において使用され
ている光路変更手段32の概略的な構成を示す斜視図で
ある。この実施の形態において光路変更手段32は、ス
イングアーム式の両面アクセス用光ピックアップ10の
支持台座11の短い方の腕11bに設置されている光源
としてのレーザダイオード14からのレーザ光がイメー
ジングレンズ30を介して光路変更手段32に入射され
ると、光路変更手段32から支持台座11の長い方の腕
11aの延出端部の2枚の反射鏡38,38´を介して
複数の光ディスク100の回転中心線Aに沿った方向に
おいて2枚の反射鏡38,38´に対応した1対の浮上
型光学ヘッド44,44´の夫々に至るまでの2つの分
岐光路C´,C´´(図1参照)の長さ(即ち、光路
長)を等しく設定するとともにこれら2つの分岐光路C
´,C´´の夫々におけるレーザ光の光学特性を等しく
設定することが出来るよう構成されている。
【0045】この実施の形態において光路変更手段32
は、光路変更手段32に入射されたレーザ光をプリズム
屈折作用を利用して上記2つの分岐光路C,C´のいず
れかに選択的に導く。より具体的にはこの実施の形態の
光路変更手段32は、図3に示す如く、スイングアーム
式の両面アクセス用光ピックアップ10の支持台座11
の長い方の腕11aの延出端に設置されたフレーム32
aに水平方向に所定の範囲内で旋回可能な平行平板32
bを備えている。この実施の形態では平行平板32b
は、例えば複数の光ディスク100の回転中心線Aに沿
った方向に延出したピアノ線の如き捩じり弾性部材32
cによりフレーム32aの上端部の水平方向梁に支持さ
れているが、フレーム32aの垂直方向柱において垂直
方向に伸びた図示しない板ばねによってもフレーム32
aに水平方向に所定の範囲内で旋回可能に支持されるこ
とが出来る。
【0046】平行平板32bは、両面アクセス用光ピッ
クアップ10の支持台座11の短い方の腕11bに設置
されている光源としてのレーザダイオード14からイメ
ージングレンズ30を介して光路変更手段32の平行平
板32bに入射されたレーザ光を上記2つの分岐光路C
´,C´´のいずれかに選択的に導くよう、上記入射さ
れるレーザ光の光路(図3では参照符号Cで指摘する一
点鎖線)に対して水平方向の両側(正反対の側)に所定
の同じ角度α,α´だけ選択駆動手段により選択的に傾
斜させられる。
【0047】平行平板32bが平行平板32bに入射さ
れたレーザ光の光路Cに対して正反対の側に同じ角度
α,α´だけ傾斜されるので、上記2つの分岐光路C
´,C´´は同じ光路長を有し同じ光学特性を有するこ
とが出来る。従って上記2つの分岐光路C´,C´´の
いずれかが選択されたとしても同じ光学特性を有するこ
とが出来る。
【0048】この実施の形態において選択駆動手段は、
平行平板32bの下面に平行平板32bの回転中心線を
略中心として設置された略扇形状のコイル32dと、平
行平板32bの下面の下方に平行平板32bや略扇形状
のコイル32dから独立して上記入射されるレーザ光の
光路Cに沿い配置されている1対の磁石32e,32´
eと、を備えている。そして1対の磁石32e,32´
eの夫々では、コイル32dに対面する磁極が相互に異
なっている。
【0049】このように構成された選択駆動手段におい
ては、コイル32dに流す電流の方向を変えることによ
り平行平板32bを上述した如く選択的に傾斜させられ
る。図4には平行平板32bの機能が概略的に示されて
いて、傾斜した平行平板32bに入射したレーザ光の光
路Cはこの光路Cに対する平行平板32bの傾斜角α,
光路Cに沿った方向における平行平板32bの長さl,
そして平行平板32bの屈折率nに応じて光路Cから距
離dだけ水平方向に平行移動され、2枚の反射鏡38,
38´に対応した上記2つの分岐光路C´,C´´のい
ずれかに沿い平行平板32bから出射される。
【0050】ここにおいては光路変更手段32の平行平
板32bに入射されたレーザ光を平行平板32bのプリ
ズム屈折作用を利用して光ディスク100の記録層10
0aまたは100bに対して平行な上記2つの分岐光路
C´,C´´のいずれかに選択的に導くが、上記2つの
分岐光路C´,C´´が相互に同じ光路長を有している
ので、上記2つの分岐光路C´,C´´を通過するレー
ザ光の例えば収差等の光学特性に差異を生じさせない。
【0051】また平行平板32bの傾斜角αとは無関係
に、平行平板32bに入射する例えばレーザ光の如きビ
ーム光に対する平行平板32bから出射される例えばレ
ーザ光の如きビーム光の傾きは一定であるので、平行平
板32bの傾斜角αの誤差は平行平板32bに入射した
レーザ光の光路Cに対する上記2つの分岐光路C´,C
´´の傾きを発生させず、平行平板32bから2枚の反
射鏡38,38´に対応した1対の浮上型光学ヘッド4
4,44´の夫々に至るまでの光学特性に変化を生じさ
せない。
【0052】このことにより両面アクセス用光ピックア
ップ10の1対の浮上型光学ヘッド44,44´により
対応する光ディスク100の対応する記録層100aま
たは100bに対して記録される情報の正確さや、これ
らの記録層100aまたは100bから再生される情報
の正確さに差異を生じさせる可能性が少なくなり、この
ような効果の重要さは、いわゆるCD( Compact Disk
) やDVD( DigitalVideo Disk )等に対する情報の
記録やこれらからの情報の再生に使用される従来の浮上
型光学ヘッドに比べて、対物レンズ40,40´と固体
液浸レンズ42,42´との組み合わせを利用した1対
の浮上型光学ヘッド44,44´を使用して前述した如
く略10倍という遥かに高い密度で情報を記録すること
が出来る、上述したこの発明の第1の実施の形態に従っ
た両面再生用光ピックアップ10が使用される前述した
ニアー・フィールド記録において大きくなる。
【0053】また両面アクセス用光ピックアップ10は
光ディスク100の記録層100a,100bに対して
垂直な方向に移動されることにより複数枚の光ディスク
100に対する相対的な高さ位置が変えられ、この結果
として複数の複数枚の光ディスク100の複数の記録層
100a,100bに対して1つの両面アクセス用光ピ
ックアップ10があればアクセスすることが出来るの
で、複数の複数枚の光ディスク100の複数の記録層1
00a,100bの為の両面アクセス用光ピックアップ
10の構成は簡易で安価とすることが出来る。
【0054】さらには、1つの光路変更手段32を使用
して1個のレーザダイオード14からの1本のレーザ光
を光ディスク100の2つの記録層100a,100b
に対して選択的に導くことが出来るので、記録層100
a,100bの為の両面アクセス用光ピックアップ10
の光学回路の構成を簡易で安価とすることが出来る。
【0055】[第2の実施の形態]図5は、この発明の
第2の実施の形態に従った両面アクセス用光ピックアッ
プの要部の概略的な側面図であり;そして図6は、図5
の第2の実施の形態の両面アクセス用光ピックアップが
複数の光ディスクと組み合わされて使用されている状態
を概略的に示す側面図である。
【0056】第2の実施の形態が、図1乃至図3を参照
しながら前述した第1の実施の形態と異なっているの
は、両面アクセス用光ピックアップ10の支持台座11
の長い方の腕11aの延出端部の構成及びこの延出端部
に取り付けられている1対の浮上型光ヘッド44,44
´の配置である。
【0057】第2の実施の形態においては、支持台座1
1の長い方の腕11aの延出端部が光ディスク11の回
転中心線に沿った方向Aに2股に分岐されている。支持
台座11の長い方の腕11aには、延出端部の2股に分
岐した2つの分岐部分60a,60bの相互に対面して
いる内表面に沿い2つの分岐部分60a,60bの延出
端に向かい延出した1対の弾性腕部材62a,62bの
基端部が固定されている。
【0058】1対の弾性腕部材62a,62bの延出端
には、前述した第1の実施の形態の浮上型光ヘッド4
4,44´と同じ構成の浮上型光ヘッド44,44´が
夫々の固体液浸レンズ42,42´を相互に対面させて
いるとともに夫々の対物レンズ40,40´を相互に正
反対の方向に向けた状態で支持されている。この結果、
1対の弾性腕部材62a,62bの延出端の1対の浮上
型光ヘッド44,44´の対物レンズ40,40´は、
支持台座11の長い方の腕11aの延出端部の2つの分
岐部分60a,60bの相互に対面している内表面の延
出端が対面している。つまり、1枚の光ディスク100
を挟んだ2つの分岐部分60a,60bの1対の弾性腕
部材62a,62bに支持された浮上型光ヘッド44,
44´が、1枚の光ディスク100の両面の記録層10
0a,100bに対向される。
【0059】この実施の形態においては、図1に示す支
持台座11の短い方の腕11bの光源としてのレーザダ
イオード14からのプリズム組み立て体18を介したレ
ーザ光が入射される、支持台座11の長い方の腕11a
の延出端部の光路変更手段32´は、光路変更手段32
´に入射されるレーザ光の光路Eを光ディスク11の回
転中心線に沿った方向Aに平行移動した2つの分岐光路
のいずれか一方に選択的に振り分け、支持台座11の長
い方の腕11aの延出端部において光路変更手段32´
よりも長い方の腕11aの延出端に接近して配置されて
いるプリズム64に導く。プリズム64は光路変更手段
32´からの選択的に2つに振り分けられたレーザ光を
さらに、光ディスク11の回転中心線に沿った方向Aに
おいてプリズム64の両側に位置する1対の反射鏡6
6,66´のいずれかに選択的に導き、1対の反射鏡6
6,66´はさらに支持台座11の長い方の腕11aの
延出端部の2つの分岐部分60a,60bの延出端のも
う1対の反射鏡68,68´のいずれかに選択的に導
き、このもう1対の反射鏡68,68´が光ディスク1
1の回転中心線に沿った方向Aにおいて浮上型光ヘッド
44,44´の対物レンズ40,40´及び固体液浸レ
ンズ42,42´のいずれかに選択的に導く。
【0060】第2の実施の形態において図1のスイング
アーム式の両面アクセス用光ピックアップ10の支持台
座11の光源としてのレーザダイオード14からのプリ
ズム組み立て体18を介したレーザ光により複数枚の光
ディスク100の夫々の両面の記録層100a,100
bに対する選択的な情報の記録及び/または複数枚の光
ディスク100の夫々の両面の記録層100a,100
bからの選択的な情報の再生を行う時には、前述した第
1の実施の形態の場合と同様に、両面アクセス用光ピッ
クアップ装置10が図2に示す支持台座移動手段101
により複数の光ディスク100の回転中心線に沿った両
方向Aに移動されて、図6に実線で示す如く、複数枚の
光ディスク100の中の所望の1枚の光ディスク100
に対応するよう配置される。
【0061】そして、図示しない公知の回転駆動装置に
より複数の光ディスク100が所定の方向に所定の回転
数で回転されている間に支持台座11が図1に示されて
いるのと同じボイス・コイル・モータの出力軸12の回
りに所定の範囲で往復動されて長い方の腕11aの延出
端部、即ち1対の弾性腕部材34,34´と、対物レン
ズ40,40´そして固体液浸レンズ42,42´を伴
った1対のスライダ36,36´と、を所望の1枚の光
ディスク100の両面の記録層100a,100bに沿
い図1に矢印Bで示すのと同様に所望の1枚の光ディス
ク100の半径方向に移動させる。
【0062】なおこの間には、対物レンズ40,40´
そして固体液浸レンズ42、42´を伴った1対のスラ
イダ36,36´は1対の弾性腕部材34,34´の弾
性により図6において複数の光ディスク100の回転中
心線に沿った方向Aに所定の範囲内で自由に上下方向に
移動自在である。この為に、対物レンズ40,40´そ
して固体液浸レンズ42,42´を伴った1対のスライ
ダ36,36´は、上述した如く回転している所望の1
枚の光ディスク100の両面の記録層100a,100
bに対して上述した如く回転している所望の1枚の光デ
ィスク100が巻き起こす風によって略100nmと略
150nmとの範囲内で浮上する.所望の1枚の光ディ
スク100の上面の記録層100aに対する情報の記録
及び/または記録層100aからの情報の再生を行う時
には、支持台座11の長い方の腕11aの延出端部の光
路変更手段32´が、レーザダイオード14からプリズ
ム組み立て体18を介して光路変更手段32´に入射し
たレーザ光をプリズム64を介して上記上面の記録層1
00aに対応した上方の浮上型光ヘッド44の為の上方
の分岐部分60a中の2つの反射鏡66,68に向かわ
せる。
【0063】上方の分岐部分60a中の2つの反射鏡6
6,68は対応した上方の浮上型光学ヘッド44に上記
レーザ光を向かわせ、浮上型光学ヘッド44の対物レン
ズ40及び固体液浸レンズ42は所望の1枚の光ディス
ク100の対応する上面の記録層100aに対して上記
レーザ光を収束して照射させる。
【0064】所望の1枚の光ディスク100の上面の記
録層100aに対して収束して照射された上記レーザ光
は、記録層100aより反射されて対応した上方の浮上
型光学ヘッド44の固体液浸レンズ42及び対物レンズ
40,対応した上方の分岐部分60a中の2つの反射鏡
66,68,プリズム64,光路変位手段32,以下は
図1に示されているイメージングレンズ30,ハーフプ
リズム26,ガルバノミラー装置24,そしてリレイレ
ンズ装置22を介してプリズム組み立て体18に戻さ
れ、プリズム組み立て体18のビームスプリッタにおい
てリレイレンズ装置22からの反射レーザ光の一部を短
い方の腕11bの内側壁に形成されている図示しないビ
ーム通過孔に設置されているサーボ用フォトディテクタ
46に導くとともに、上記反射レーザ光の残りをプリズ
ム組み立て体18のオラストンプリズム及び対物レンズ
を介して短い方の腕11bの端壁に形成されている図示
しないビーム通過孔に設置されている光磁気信号検出用
フォトディテクタ48に導く。
【0065】また所望の1枚の光ディスク100の下面
の記録層100bに対する情報の記録及び/または記録
層100bからの情報の再生を行う時には、支持台座1
1の長い方の腕11aの延出端部の光路変更手段32´
が、レーザダイオード14からプリズム組み立て体18
を介して光路変更手段32´に入射したレーザ光をプリ
ズム64を介して上記下面の記録層100bに対応した
下方の浮上型光ヘッド44´の為の下方の分岐部分60
b中の2つの反射鏡66´,68´に向かわせる。
【0066】下方の分岐部分60b中の2つの反射鏡6
6´,68´は対応した下方の浮上型光学ヘッド44´
に上記レーザ光を向かわせ、浮上型光学ヘッド44´の
対物レンズ40´及び固体液浸レンズ42´は所望の1
枚の光ディスク100の対応する下面の記録層100b
に対して上記レーザ光を収束して照射させる。
【0067】所望の1枚の光ディスク100の下面の記
録層100bに対して収束して照射された上記レーザ光
は、記録層100bより反射されて対応した下方の浮上
型光学ヘッド44´の固体液浸レンズ42´及び対物レ
ンズ40´,対応した下方の分岐部分60b中の2つの
反射鏡66´,68´,プリズム64,光路変更手段3
2,以下は図1に示されているイメージングレンズ3
0,ハーフプリズム26,ガルバノミラー装置24,そ
してリレイレンズ装置22を介してプリズム組み立て体
18に戻され、プリズム組み立て体18のビームスプリ
ッタにおいてリレイレンズ装置22からの反射レーザ光
の一部を短い方の腕11bの内側壁に形成されている図
示しないビーム通過孔に設置されているサーボ用フォト
ディテクタ46に導くとともに、上記反射レーザ光の残
りをプリズム組み立て体18のオラストンプリズム及び
対物レンズを介して短い方の腕11bの端壁に形成され
ている図示しないビーム通過孔に設置されている光磁気
信号検出用フォトディテクタ48に導く。
【0068】図5及び図6に示された第2の実施の形態
のスイングアーム式の両面アクセス用光ピックアップ1
0の支持台座11のレーザダイオード14からのプリズ
ム組み立て体18を介したレーザ光により所望の1枚の
光ディスク100の両面の記録層100a,100bに
対して情報の記録を行なわない時、及び上記所望の1枚
の光ディスク100の両面の記録層100a,100b
から情報の再生を行なわない時には、スイングアーム式
の両面アクセス用光ピックアップ10の支持台座11が
図1に示されているのと同様なボイス・コイル・モータ
の出力軸12により長い方の腕11aの延出端、即ち1
対の弾性腕部材34,34´及び対物レンズ40,40
´及び固体液浸レンズ42,42´を伴ったスライダ3
6,36´を含む浮上型光学ヘッド44,44´、を所
望の1枚の光ディスク100の両方の記録層100a,
100bに対向する動作位置から所望の1枚の光ディス
ク100の半径方向における外方の休止位置まで移動さ
せられる。
【0069】第2の実施の形態のスイングアーム式の両
面アクセス用光ピックアップ10の支持台座11の前述
した回動の為の図1に示されているのと同様な構成の出
力軸12を有している図示しないボイス・コイル・モー
タのハウジング99には、図示しない従来の磁気ハード
ディスク装置において磁気ヘッドを支持したアームの支
持ばねを受ける公知の図示しない支持ばね受けと同様な
構成の図示しない支持ばね受けが設置されていて、上述
した如き休止位置において1対の弾性腕部材34,34
´は上記図示しない支持ばね受けにより複数の光ディス
ク100の回転中心線に沿った方向Aにおいて1対の浮
上型光学ヘッド44,44´の相互間の距離を1枚の光
ディスク100の両面の記録層100a,100bの間
の距離よりも大きく設定された状態に保持される。
【0070】この実施の形態において使用されている光
路変更手段32´の構成は、前述の第1の実施の形態の
図1及び図3に示されている光路変更手段32の構成と
基本的に同じであり、第2の実施の形態のスイングアー
ム式の両面アクセス用光ピックアップ10の支持台座1
1の図1には示されてる短い方の腕11bに設置されて
いる光源としてのレーザダイオード14からプリズム組
み立て体18を介して図4に示されている光路変更手段
32´に入射されたレーザ光が、光路変更手段32´か
ら支持台座11の長い方の腕11aの延出端部のプリズ
ム64と2股の分岐部分60a及び60bの夫々の中の
2枚の反射鏡66,68及び66´,68´を介して複
数の光ディスク100の回転中心線Aに沿った方向にお
いて2股の分岐部分60a及び60bの夫々の中の2枚
の反射鏡66,68及び66´,68´に対応した1対
の浮上型光学ヘッド44,44´の夫々に至るまでの2
つの分岐光路D,D´(図4参照)の長さ(即ち、光路
長)を等しく設定するとともにこれら2つの分岐光路
D,D´の夫々におけるレーザ光の光学特性を等しく設
定することが出来るよう構成されている。
【0071】この実施の形態の光路変更手段32´は、
第1の実施の形態の図1及び図3に示されている光路変
更手段32と比べて、平行平板32bの回転中心線が延
出している方向が複数の光ディクス100の回転中心線
に沿った方向Aからこの方向Aに対して略直交している
とともに複数の光ディクス100の両面に略平行な方向
に変更されていることがことなるのみである。
【0072】そしてこの実施の形態の光路変更手段32
´もまた、第1の実施の形態の図1及び図3に示されて
いる光路変更手段32と同様に、光路変更手段32´に
入射されたレーザ光の光路Eをプリズム屈折作用を利用
して上記光路Eに対して平行な上記2つの分岐光路D,
D´のいずれかにプリズム64を介して選択的に導く。
【0073】従ってこの実施の形態の光路変更手段32
´の図示しない平行平板は、この実施の形態の両面アク
セス用光ピックアップ10の支持台座11の短い方の腕
11bに設置されている光源としてのレーザダイオード
14からプリズム組み立て体18を介して光路変更手段
32´の図示しない平行平板に入射されたレーザの光路
Eを光ディクス100の回転中心線に沿った方向A(即
ち、光ディクス100の両面の記録層100a,100
bに対して垂直な方向)に平行移動させ、プリズム64
を介して上記2つの分岐光路D,D´のいずれかに選択
的に導くよう、上記入射されるレーザ光の光路Eに対し
て光ディクス100の回転中心線に沿った方向Aの両側
に所定の角度だけ選択駆動手段により選択的に傾斜させ
られる。この選択駆動手段は、前述した第1の実施の形
態の光路変更手段32の為の選択駆動手段として図3を
参照しながら説明された構造と同じとすることが出来る
が、第2の実施の形態の光路変更手段32´の為の選択
駆動手段及び前述した第1の実施の形態の光路変更手段
32の為の選択駆動手段として他の公知の適切な構造の
選択駆動手段を採用することが出来ることはいうまでも
ない。
【0074】ここにおいては光路変更手段32´の平行
平板のプリズム屈折作用を利用して光路変更手段32´
の平行平板に入射されたレーザ光を、プリズム64を介
して上記2つの分岐光路D,D´のいずれかに選択的に
導くが上記2つの分岐光路D,D´が相互に同じ光路長
を有しているので、上記2つの分岐光路D,D´を通過
するレーザ光の例えば収差等の光学特性に差異を生じさ
せない。
【0075】このことによりこの実施の形態の両面アク
セス用光ピックアップ10の1対の浮上型光学ヘッド4
4,44´により所望の1枚の光ディスク100の両面
の記録層100a,100bに対して記録される情報の
正確さや、これらの記録層100a,100bから再生
される情報の正確さに差異を生じさせる可能性が少なく
なり、このような効果の重要さは、いわゆるCD( Com
pact Disk ) やDVD( Digital Video Disk )等に対
する情報の記録やこれらからの情報の再生に使用される
従来の浮上型光学ヘッドに比べて、対物レンズ40,4
0´と固体液浸レンズ42,42´との組み合わせを利
用した1対の浮上型光学ヘッド44,44´を使用して
前述した如く略10倍という遥かに高い密度で情報を記
録することが出来る、上述したこの発明の第2の実施の
形態に従った両面再生用光ピックアップ装置10が使用
される前述したニアー・フィールド記録において大きく
なる。
【0076】なお上述した2つの実施の形態において支
持台座移動手段101は案内棒102と送り捩子部材1
04との組み合わせにより構成されていたが、例えばパ
ンタグラフ機構の如き公知の他の適切な構成を採用する
ことが出来ることは言うまでもない。
【0077】また上述した2つの実施の形態において
は:支持台座11に設けられ、支持台座11の延出端部
が動作位置に配置されている間に光源としてのレーザダ
イオード14からのレーザ光を支持台座11の延出端部
から複数の光ディスク100の回転中心線に沿った両方
向Aに照射し対応する光ディスク100の記録層100
aまたは100bに対する情報の記録及び上記記録層1
00aまたは100bからの情報の再生の少なくともい
ずれか一方を行う光学回路は:図1乃至図3を参照しな
がら前述したこの発明の第1の実施の形態においては、
レーザダイオード14に続くコンデンサレンズ装置1
6,プリズム組み立て体18,モニタ用フォトディテク
タ20,リレイレンズ装置22,ガルバノミラー装置2
4,ハーフプリズム26,モニタ用フォトディテクタ2
8,イメージングレンズ30,光路変更手段32,1対
の反射鏡38,38´,1対の浮上型光学ヘッド44,
44´,サーボ用フォトディテクタ46,そして光磁気
信号検出用フォトディテクタ48;あるいは図5及び図
6を参照しながら前述したこの発明の第2の実施の形態
においては、レーザダイオード14に続くコンデンサレ
ンズ装置16,プリズム組み立て体18,モニタ用フォ
トディテクタ20,リレイレンズ装置22,ガルバノミ
ラー装置24,ハーフプリズム26,モニタ用フォトデ
ィテクタ28,イメージングレンズ30,光路変更手段
32,プリズム64,1対の反射鏡66,66´,もう
1対の反射鏡68,68´,1対の浮上型光学ヘッド4
4,44´,サーボ用フォトディテクタ46,そして光
磁気信号検出用フォトディテクタ48により構成されて
いたが、このような構成以外でも上述した光学回路とし
ての機能を果たすことが出来るのであればいかなる公知
の光学回路を採用することが出来ることはいうまでもな
い。
【0078】またこの発明に従った光ピックアップは、
CDやDVD等に対するファー・フィールド記録の為の
記録・再生装置にも適用することが出来る。また平行平
板32bの回動角度を2つではなく3つ以上の任意の数
とすることにより平行平板32bに入射した光ビームを
3つ以上の任意の数の相互に平行な分岐回路に選択的に
導くことが出来る。
【0079】また平行平板32bは完全に平行でなくと
も良く、この場合には平行平板は光ビーム整形手段とし
ても機能することが出来る。また平行平板32bは支持
捩じり弾性部材32cを介してフレーム32aに支持さ
れていたが、板ばねや軸受等の公知の所望の揺動許容支
持手段によってフレーム32aに支持されることが出来
る。
【0080】また平行平板32bの前述した選択駆動手
段は、前述した略扇形状のコイル32dと1対の磁石3
2e,32e´との組み合わせ以外に、バイメタルや形
状記憶合金等の公知の構成の選択駆動手段であることが
出来る。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したことから明らかなように、
この発明に従った光ピックアップによれば、光学的記録
媒体の記録層に対して記録される情報の正確さや上記記
録層からの情報の再生の正確さを損なわせることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に従った光ピック
アップの概略的な平面図である。
【図2】図1の光ピックアップが複数の光ディスクと組
み合わされて使用される状態を概略的に示す側面図であ
る。
【図3】図1の光ピックアップにおいて使用されている
光路変更手段を拡大して概略的に示す斜視図である。
【図4】図3の光路変更手段の平行平板の機能を説明す
る為の概略図である。
【図5】この発明の第1の実施の形態に従った光ピック
アップの拡大された概略的な側面図である。
【図6】図5の光ピックアップが複数の光ディスクと組
み合わされて使用される状態を概略的に示す側面図であ
る。
【符号の説明】
11 支持台座 14 レーザダイオード(光源) 16 コンデンサレンズ装置(光学回路) 18 プリズム組み立て体(光学回路) 20 モニタ用フォトディテクタ(光学回路) 22 リレイレンズ装置(光学回路) 24 ガルバミラー装置(光学回路) 26 ハーフプリズム(光学回路) 28 モニタ用フォトディテクタ(光学回路) 30 イメージレンズ装置(光学回路) 32 光路変更手段(光学回路) 32b 平行平板 34,34´ 弾性腕部材 36,36´ スライダ 38,38´ 反射鏡(光学回路) 40,40´ 対物レンズ(光学回路) 42,427 固体液浸レンズ 44,44´ 浮上型光学ヘッド(光学回路) 46 サーボ用フォトディテクタ(光学回路) 48 光磁気信号検出用フォトディテクタ(光学回路) 60a,60b 分岐部分 62a,62b 弾性腕部材 64 プリズム(光学回路) 66,66´ 反射鏡(光学回路) 68,68´ 反射鏡(光学回路) 100 光ディスク(光学的記録媒体) 100a,100b 記録層 101 支持台座移動手段 A 複数の光ディスクの回転中心線に沿った両方向 C´,C´´ 分岐光路 D,D´ 分岐光路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持台座に設けられ、光源からのビーム
    光を光学的記録媒体の記録層に照射し上記記録層への情
    報の記録及び上記記録層からの情報の再生の少なくとも
    いずれか一方を行う光学回路を備えていて、 上記光学回路は、第1の分岐光路と第2の分岐光路とに
    上記ビーム光を選択的に向かわせる光路変更手段を含ん
    でおり、 上記光路変更手段は回動可能な平行平板を有している、 ことを特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】 前記第1の分岐光路と第2の分岐光路と
    は相互に同じ光路長を有している、ことを特徴とする請
    求項1に記載の光ピックアップ。
  3. 【請求項3】 前記平行平板は、前記平行平板に入射す
    るビーム光の光束の両側に上記ビーム光の光束に対して
    同じ傾斜角で傾斜する、ことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の光ピックアップ。
  4. 【請求項4】 前記光学回路は複数の対物レンズを有し
    ていて、前記光路変更手段により複数の対物レンズが選
    択される、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれか1項に記載の光ピックアップ。
  5. 【請求項5】 前記光学的記録媒体は複数の記録層を有
    しており、前記複数の対物レンズは上記複数の記録層に
    夫々対向している、ことを特徴とする請求項4に記載の
    光ピックアップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014507017A (ja) * 2011-03-01 2014-03-20 アプライド プレシジョン インコーポレイテッド レーザビーム選択器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014507017A (ja) * 2011-03-01 2014-03-20 アプライド プレシジョン インコーポレイテッド レーザビーム選択器
US9606342B2 (en) 2011-03-01 2017-03-28 Ge Healthcare Bio-Sciences Corp. Laser beam selectors

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