JP3958612B2 - 光ピックアップ及びそれを用いた光ディスク装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクに対する対物レンズの傾き量を検出する光ピックアップと、その光ピックアップを用いて構成した光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクのトラック上に記録再生のためのレーザ光を集光して微少な光スポットを形成するための対物レンズは、光ディスクに対してその光軸が傾くと、光スポットに収差が生じ、記録再生に支障をきたすおそれがある。光ディスクの記録面に対する対物レンズの傾きは極力小さくしなければならない。特に近年、再生用のDVDが一般に普及し、記録用のDVDも実用化されつつあり、高密度化のために対物レンズの開口数をより大きくする必要があり、ますます光ディスクの記録面に対する対物レンズの傾きを防ぐ要求が強まっている。
【0003】
光ディスクの記録面に対する対物レンズの光軸の角度を一定に保つ手段として特開2001ー126286号公報では、光ディスクの記録面に対するピックアップの固定部の傾き量を検出する手段と、ピックアップの固定部に対する対物レンズを搭載した可動部の傾き量を検出する手段を設け、それらの傾き量に基づいて、光ディスクの記録面に対する対物レンズの光軸の角度が一定となるように可動部を傾動制御する光ディスク装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来構成によれば、可動部上に光源や受光素子を搭載せずに済むので、煩雑な配線処理をせずに済み、また可動部を軽量化できるため高速動作が可能となる。しかしながら、傾き量検出手段として光ディスクの記録面に対するピックアップの固定部の傾き量を検出する手段と、ピックアップの固定部に対する対物レンズを搭載した可動部の傾き量を検出する手段の少なくとも2組の検出手段が必要であり、光ピックアップの小型化および低コスト化の妨げとなり、ひいては光ディスク装置の小型化および低コスト化の妨げとなる。
【0005】
また、特開2001ー126286号公報には、さらに、光ディスクの記録面に対するピックアップの固定部の傾き量を検出する手段を設け、その傾き量に基づいて光ディスクの記録面に対する対物レンズの光軸の角度が一定となるように可動部を傾動制御する光ディスク装置が提案されている。
【0006】
この構成によれば、傾き検出手段は1組ですむが、可動部を傾動させる際の傾き量は、傾動駆動感度即ち可動部を傾動可能に支持する弾性支持部材の固さと、可動部を傾動させる駆動力の強さによって決まり、実際に傾き量を検出することはできない。弾性支持部材の固さおよび駆動力の強さは、ばらつきが大きく、そのため光ディスクの記録面に対する対物レンズの光軸の角度の誤差が大きくなるという問題がある。
【0007】
そこで本願発明は、可動部上に光源や受光素子を搭載せずに高速動作が可能で、1組の傾き量検出手段だけで光ディスクの記録面に対する可動部の傾き量を正確に検出でき小型化・低コスト化が可能な光ピックアップを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1に係る発明は、第1の光源からの光束を光ディスクに照射し、その反射光を第1の受光素子で受光する光学系が配設された固定部と、この固定部に可動自在に支持されて光ディスクへの集光を行う対物レンズを搭載した可動部と、この可動部をそれぞれ、フォーカカシング方向とトラッキング方向に直線駆動させる直線駆動部と、ラジアル方向に傾動駆動する傾動駆動部とを備え、光ディスクに対して前記対物レンズの光軸を一定に維持して記録または再生を行う光ピックアップであって、前記可動部は4本のワイヤで前記固定部から支持する一方、前記ワイヤの一端がとりつけられた前記固定部の取り付け面に対して前記対物レンズを挟んだ位置の前記固定部に第2の光源と第2の受光素子を設け、前記可動部に前記光ディスクの記録面に対してトラッキング方向を軸として斜めに傾けると共に、該光ディスクから該対物レンズまでの距離と略同一で、かつ該対物レンズ近傍となる位置に反射部材を配設し、前記第2の光源から前記反射部材を経て光ディスク面に照射し、その反射光を再び前記反射部材を経て第2の受光素子で受光することにより、光ディスクの記録面に対する前記可動部の傾き量を検出する傾き量検出手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
本願請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記第2の受光素子は、前記第2の光源の光軸と垂直な平面に配置され、光ディスク面と平行な方向に少なくとも2分割されていることを特徴とする。
【0010】
本願請求項3に係る発明は、前記請求項1または2に記載の光ピックアップを光ディスク装置に適用したことを特徴とする。
【0011】
本願請求項4に係る発明は、第1の光源からの光束を光ディスクに照射し、その反射光を第1の受光素子で受光する光学系が配設された固定部と、この固定部に傾動可能に支持された中間可動部と、この中間可動部に対してフォーカカシング方向とトラッキング方向に可動に支持されて光ディスクへの集光を行う対物レンズを搭載した可動部と、前記中間可動部をラジアル方向に傾動駆動する傾動駆動部と、前記可動部をフォーカカシング方向とトラッキング方向に直線駆動する直線駆動部とを備え、光ディスクに対して前記対物レンズの光軸を一定に維持して記録または再生を行う光ピックアップであって、前記固定部に第2の光源と第2の受光素子を設ける一方、前記中間可動部に前記光ディスクの記録面に対してトラッキング方向を軸として斜めに傾けると共に、該中間可動部の回動軸と該光ディスクとの間の位置に反射部材を配設し、前記第2の光源から前記反射部材を経て光ディスク面に照射し、その反射光を再び前記反射部材を経て第2の受光素子で受光することにより、光ディスクの記録面に対する前記可動部の傾き量を検出する傾き量検出手段を備えたことを特徴とする。
【0012】
本願請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において、前記第2の受光素子は、前記第2の光源の光軸と垂直な平面に配置され、光ディスク面と平行な方向に少なくとも2分割されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1は本願発明の一実施例に係る光ピックアップの一部破断平面図、図2は側面からみた断面図を示す。
【0014】
図1,2において、光ピックアップ1は、基台(固定部)2上に配設された、記録再生のための光を発する光源3、この光源3から発して光ディスク4で反射した光を検出する受光素子5を含む光学系と、記録再生のための光を光ディスク4上に集光するための対物レンズ6を搭載した可動部7、この可動部7を支持する4本のワイヤ8で構成されるサスペンション、可動部7を駆動する駆動手段を有するアクチュエータ部と、それらを保持するハウジング10からなる。
【0015】
上記固定部に配設される光学系としては、光源(第1の光源)3から発した光を光ディスク4に出射し、その反射光を受光素子(第1の受光素子)5により受光するため、これら光源3、受光素子5と、対物レンズ6との間にコリメートレンズ31,ビームスプリッタ32,プリズム33及び検出レンズ34等が配設されてなる。
【0016】
ハウジング10にはピックアップを光ディスクの半径方向に移動可能にガイドする2本の平行なシャフト11が挿通される軸受け部12およびU字部13が設けられている。
【0017】
対物レンズ6を搭載した可動部7は4本のワイヤー8によって基台2から立設する立板(固定部)14にフォーカシング方向、トラッキング方向に平行移動可能に支持されている。
【0018】
可動部7には第1と第2のフォーカシングコイル15a、15b、トラッキングコイル16とが固定されている。フォーカシングコイル15a,15bおよびトラッキングコイル16には、マグネット17a、17bとヨーク18からなる第1の磁気回路と、マグネット19a、19bとヨーク20からなる第2の磁気回路により磁界が印加され、各コイルに電流を流すことによりフォーカシング方向A、トラッキング方向Bに可動部7を駆動する。
【0019】
ここで、第1の磁気回路のマグネット17a、17bは異極が対向するように配置される。例えばマグネット17aのN極と17bのS極が対向するように配置され、第1のフォーカシングコイル15aには図上右向きの磁界が印加される。第2の磁気回路のマグネット19a、19bはマグネット19aのS極と19bのN極が対向するように配置され、磁界の向きは逆に図上左向きになる。
【0020】
このように配置することで、トラッキングコイル16に電流を流すことによりトラッキング方向Bに可動部7が駆動される。また、第1と第2のフォーカシングコイル15a、15bにそれぞれ逆向きの電流を流すことによりフォーカシング方向に可動部7が駆動される。さらに第1と第2のフォーカシングコイル15a15bに同じ方向の電流を流すことにより、フォーカシング方向Aとトラッキング方向Bに直交するタンジェンシャル方向Cを軸として回転する方向(光ディスクのラジアル方向)にモーメントを可動部7に与えることができる。4本のワイヤー8によるサスペンションは、微少な角度ならばラジアル方向に可動部7が回転可能なため、このモーメントを付与することにより可動部7をラジアル方向に傾動させることができる。
【0021】
光源3としてレーザーダイオードより発したレーザー光はコリメータレンズ31で平行光とされ、ビームスプリッタ32を経由して立ち上げプリズム33で反射されて対物レンズ6に入射する。対物レンズ6で光ディスク4の記録面に集束されたレーザー光は記録面で反射されて、元の経路をたどり、ビームスプリッタ32で反射されて、検出レンズ34により受光素子5に入射し、既知の方法によりフォーカシングエラー信号、トラッキングエラー信号が得られる。
【0022】
これらのエラー信号に基づいて対物レンズ6を搭載した可動部7をフォーカシング方向、トラッキング方向に駆動することにより光ディスク4の記録面上のトラックに微少な光スポットを結ぶことができ、情報信号の記録または再生が可能となる。
【0023】
光ディスクの高密度化により、対物レンズ6の開口数が大きくなり、光ディスク4の記録面と対物レンズ6の光軸の傾きが増えると収差が大きくなり、情報信号の記録品質、再生品質に悪影響がででくる。特に光ディスク4の反りによるラジアル方向のディスクチルトの量が大きく、補正が必要となる。
【0024】
そこで本実施例では、可動部7上に、光ディスク4の記録面に対してトラッキング方向Bを軸としてタンジェンシャル方向Cに略45度傾けた反射面を有する反射部材41を搭載する。また、この反射部材41に対しタンジェンシャル方向Cに対向する位置に、発光ダイオード421及び2分割受光素子422(422a,422b)を有する検出ユニット42を、ハウジング(固定部)10に固定する。これにより、発光ダイオード421を発した光は反射部材41を介して光ディスク4で反射され、再び反射部材41を介して2分割受光素子422に入射する構成となる。
【0025】
検出ユニット42は、光ディスク4のラジアル方向チルトがない状態で、発光ダイオード421を発して2分割受光素子422に入射する光の強度分布の中心が2分割受光素子422のほぼ分割線上にくるように設置され、光ディスク4にラジアル方向チルトが生じると光の強度分布が片寄るため、2分割受光素子422のそれぞれの出力の差から光ディスク4のラジアル方向チルト量を検出することができる。
【0026】
図3に検出ユニット42の正面図を示す。2分割受光素子422の分割線上に発光ダイオード421の光軸が位置するように配置されている。また、光ディスク4の記録面に平行な方向に2分割受光素子422の2個の受光素子422a、422bをそれぞれ配置している。
【0027】
従って、光ディスク4の面ぶれによる上下動や可動部7の動きにより光路長が変動しても、2分割受光素子422に入射する光の強度分布は分割線に平行な方向に移動するだけなので、ラジアル方向チルトが生じない限りそれぞれの出力の差にオフセットを生じない。一方、光ディスク4にラジアル方向チルトが生じた場合は、2分割受光素子422に入射する光の強度分布の中心がチルト量に応じてずれ、そのずれ量に応じた出力差が生じるので、光ディスク4の記録面と可動部7の相対的な傾き量を検出することが可能でとなる。
【0028】
これにより、2分割受光素子422のそれぞれの出力の差から検出された光ディスク4のラジアル方向チルト量に基づき、第1と第2のフォーカシングコイル15a、15bに同じ向きの電流を流すことにより可動部7を傾動させ、光ディスク4の記録面に対する対物レンズ6の光軸の傾きを一定に保つことができる。
【0029】
光ピックアップ1に設ける傾き量検出手段を上記のように反射部材41と、検出ユニット42とで構成することによって、1組の傾き量検出手段のみにより、光ディスク4の記録面に対する可動部7の傾き量を正確に検出することができる。これにより小型、低コストな光ピックアップが実現可能となる。
【0030】
図4は上記光ピックアップを用いた光ディスク装置の駆動制御部の構成を示した図である。モータ駆動回路43より駆動信号SPがスピンドルモータ45に与えられ、光ディスク4が回転駆動される。レーザ駆動回路47により光ピックアップ1のレーザダイオード(光源3)が駆動され、記録再生のためのレーザー光が発光される。
【0031】
光ピックアップ1の受光素子5で検出された信号は、信号検出回路51で処理されてフォーカシングエラー信号、トラッキングエラー信号としてサーボ回路49に送られる。サーボ回路49ではこれらフォーカシングエラー信号、トラッキングエラー信号に基づいて制御演算を行い、得られる制御信号をモータ駆動回路43に送出する。これにより、モータ駆動回路43はフォーカシングコイル15a、15bに駆動信号FO1、FO2、トラッキングコイル16に駆動信号TRを供給し、光ディスク4の記録面上のトラックに微少な光スポットを形成する。
【0032】
このとき、信号検出回路51からは、光ディスク4上のピット情報がデコーダ回路52に送られ、再生情報としてI/F部53より図示せぬホストコンピュータに送られる。
【0033】
情報記録の際は、I/F部53より取り込んだ記録情報をエンコーダ回路54で符号化し、この符号に基づいてレーザ駆動回路47によりレーザダイオード3を発光させ、光ディスク4に対する記録を行う。これら各回路はCPU55によって制御される。
【0034】
アクセス動作を行う際は図示しないシークモータにモータ駆動回路43より駆動信号SKが送られ、光ピックアップを光ディスク4の任意の半径位置に移動させることができる。
【0035】
光ディスク4の記録面と可動部7との傾きは2分割受光素子422(422a、422b)の各出力の差としてチルト信号検出回路60で検出され、検出された傾き量に応じてサーボ回路49より制御信号がモータ駆動回路43に送られる。さらに、モータ駆動回路43より駆動信号FO1、駆動信号FO2が第1及び第2のフォーカシングコイル15a、15bに送られ、光ディスク4の記録面に対する対物レンズ6の光軸の傾きが常に一定に保たれ、安定した記録再生動作を可能にする。
【0036】
図5は光ピックアップ1の他の例を示す一部破断平面図、図6は側面から見た断面図である。図5,6において、図1,2と同一構成部分は省略してアクチュエータ部のみを示している。また、図1,2と同一符号は同一または相当部分を示している。
【0037】
図5,6において、可動部7は4本のワイヤー8により中間部材91に対してフォーカシング方向、トラッキング方向に平行移動可能に支持されている。中間部材91は固定部14に対し、ねじりばね92によりタンジェンシャル方向Cを軸としてトラッキング方向Bに回動可能に支持されている。ねじりばね92としては断面がL字状または十字状等の板ばねが用いられるが、これに限定されることはない。
【0038】
中間部材91には、光ディスク4の記録面に対してトラッキング方向Bを軸としてタンジェンシャル方向Cに略45度傾いた反射面を有する反射部材41が固定される。また、この反射部材41に対してタンジェンシャル方向Cに対向する位置に、発光ダイオード421及び2分割受光素子422を有する検出ユニット42がハウジング10に対して固定されている。
【0039】
中間部材91には傾動コイル93a、93bが固定され、固定部14の対向する位置には、図7に示すように、上下方向に分割着磁されたマグネット94a、94bが固定され、ねじりばね92を挟んで傾動コイル93a、93bをそれぞれ上下逆方向に駆動することにより、中間部材91にモーメントを加え、中間部材91及び可動部7を傾動させることができる。このとき、中間部材91を磁性材で構成することにより駆動力を強めることができる。
【0040】
可動部7には、モーメントを加える必要がないので、1個のフォーカシングコイル95と、この1個のフォーカシングコイル95に磁界を印加するためのマグネット96a、96bと、ヨーク97からなる一組の磁気回路を設ける一方、2個に分割したトラッキングコイル98a、98bを設けている。
【0041】
図1,2に説明した場合と同様、2分割受光素子422のそれぞれの出力の差から光ディスク4の記録面と可動部材7の相対的な傾きを検出できる。即ち、可動部7には特にモーメントを加えないので、中間部材91の傾きと可動部7の傾きはほぼ等しく、これにより、光ディスク4の記録面と中間部材91従って可動部7の相対的な傾きを検出することができる。
【0042】
検出ユニット91で検出された光ディスク4の記録面と可動部7の相対的な傾き量に基づいて、中間部材91を傾動させることにより、光ディスク4の記録面に対する対物レンズ6の光軸の傾きを一定に保つことができる。
【0043】
この実施例による場合、反射部材41を中間固定部91に設けたことによって、可動部7が軽くなり高速動作が可能となる。また、傾動コイルを別に設けたことによって、傾動駆動力の増加によるチルト制御性能の改善が得られる。
【0044】
図7は上記図5,6に説明した光ピックアップ1を用いた光ディスク装置の駆動制御部の構成を示したもので、図4に対応するブロック構成図である。図中、図4と同一符号は同一または相当部分を示し、その説明は重複するため省略する。
【0045】
図7の構成で、図4と異なる点は、図5,6の光ピックアップ1のフォーカシング制御を行うために、モータ駆動回路43からフォーカシングコイル95に駆動信号FOを出力するように構成した点と、中間部材91従って可動部7の傾動制御を行うために、モータ駆動回路43から傾動コイル93a、93bに駆動信号TIを出力するように構成した点だけで、他は図4の場合と同じである。
【0046】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、一組の傾き量検出手段だけで光ディスクの記録面に対する可動部の傾き量を正確に検出でき小型化・低コスト化が可能となる。
【0047】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加えてさらに、可動部の動きおよび光ディスクの面ぶれによる上下動によるオフセットを生じずに、光ディスクの記録面に対する可動部の傾き量を検出することができる。
【0048】
請求項3に係る発明によれば、請求項1または2に係る発明の効果に加えてさらに、検出された傾き量に基づき可動部を傾動させ、光ディスクの記録面に対する対物レンズの光軸の傾きを一体に保つことができる。
【0049】
請求項4に係る発明によれば、可動部上に反斜面を設けずにさらに高速動作が可能で、一組の傾き量検出手段だけで光ディスクの記録面に対する可動部の傾き量を正確に検出でき小型化・低コスト化が可能となる。
【0050】
請求項5に係る発明によれば、請求項4に係る発明の効果に加えてさらに、可動部の動きおよび光ディスクの面ぶれによる上下動によるオフセットを生じずに、光ディスクの記録面に対する可動部の傾き量を検出することができる。
【0051】
請求項6に係る発明によれば、請求項4または5に係る発明の効果に加えてさらに、検出された傾き量に基づき可動部を傾動させ、光ディスクの記録面に対する対物レンズの光軸の傾きを一体に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例に係る光ピックアップの一部破断平面図。
【図2】本願発明の一実施例に係る光ピックアップを側面からみた断面図。
【図3】傾き量検出手段を構成する検出ユニット42の正面図。
【図4】本願発明の一実施例に係る光ピックアップを用いた光ディスク装置の駆動制御部の構成図。
【図5】本願発明の他の実施例に係る光ピックアップの一部破断平面図
【図6】本願発明の他の実施例に係る光ピックアップを側面からみた断面図
【図7】図6の傾動駆動コイルとその磁気回路部分の拡大図。
【図8】本願発明の他の実施例に係る光ピックアップを用いた光ディスク装置の駆動制御部の構成図。
【符号の説明】
1 光ピックアップ
6 対物レンズ
7 可動部
8 ワイヤー
10 ハウジング(固定部)
14 立板(固定部)
15、95 フォーカシングコイル
16、98 トラッキングコイル
17、19、94 マグネット
18,20 ヨーク
41 反射部材
42 検出ユニット
421 発光ダイオード
422 2分割コイル
91 中間可動部
92 ねじりばね
93 傾動コイル
Claims (6)
- 第1の光源からの光束を光ディスクに照射し、その反射光を第1の受光素子で受光する光学系が配設された固定部と、この固定部に可動自在に支持されて光ディスクへの集光を行う対物レンズを搭載した可動部と、この可動部をそれぞれ、フォーカカシング方向とトラッキング方向に直線駆動させる直線駆動部と、ラジアル方向に傾動駆動する傾動駆動部とを備え、光ディスクに対して前記対物レンズの光軸を一定に維持して記録または再生を行う光ピックアップであって、
前記可動部は4本のワイヤで前記固定部から支持する一方、前記ワイヤの一端がとりつけられた前記固定部の取り付け面に対して前記対物レンズを挟んだ位置の前記固定部に第2の光源と第2の受光素子を設け、前記可動部に前記光ディスクの記録面に対してトラッキング方向を軸として斜めに傾けると共に、該光ディスクから該対物レンズまでの距離と略同一で、かつ該対物レンズ近傍となる位置に反射部材を配設し、前記第2の光源から前記反射部材を経て光ディスク面に照射し、その反射光を再び前記反射部材を経て第2の受光素子で受光することにより、光ディスクの記録面に対する前記可動部の傾き量を検出する傾き量検出手段を備えたことを特徴とする光ピックアップ。 - 前記第2の受光素子は、前記第2の光源の光軸と垂直な平面に配置され、光ディスク面と平行な方向に少なくとも2分割されていることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ。
- 前記請求項1または2に記載の光ピックアップを用いて構成したことを特徴とする光ディスク装置。
- 第1の光源からの光束を光ディスクに照射し、その反射光を第1の受光素子で受光する光学系が配設された固定部と、この固定部に傾動可能に支持された中間可動部と、この中間可動部に対してフォーカカシング方向とトラッキング方向に可動に支持されて光ディスクへの集光を行う対物レンズを搭載した可動部と、前記中間可動部をラジアル方向に傾動駆動する傾動駆動部と、前記可動部をフォーカカシング方向とトラッキング方向に直線駆動する直線駆動部とを備え、光ディスクに対して前記対物レンズの光軸を一定に維持して記録または再生を行う光ピックアップであって、
前記固定部に第2の光源と第2の受光素子を設ける一方、前記中間可動部に前記光ディスクの記録面に対してトラッキング方向を軸として斜めに傾けると共に、該中間可動部の回動軸と該光ディスクとの間の位置に反射部材を配設し、前記第2の光源から前記反射部材を経て光ディスク面に照射し、その反射光を再び前記反射部材を経て第2の受光素子で受光することにより、光ディスクの記録面に対する前記可動部の傾き量を検出する傾き量検出手段を備えたことを特徴とする光ピックアップ。 - 前記第2の受光素子は、前記第2の光源の光軸と垂直な平面に配置され、光ディスク面と平行な方向に少なくとも2分割されていることを特徴とする請求項4に記載の光ピックアップ。
- 前記請求項4または5に記載の光ピックアップを用いて構成したことを特徴とする光ディスク装置。
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