JPH11210888A - 金属製シリンダヘッドガスケット - Google Patents
金属製シリンダヘッドガスケットInfo
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- JPH11210888A JPH11210888A JP10314931A JP31493198A JPH11210888A JP H11210888 A JPH11210888 A JP H11210888A JP 10314931 A JP10314931 A JP 10314931A JP 31493198 A JP31493198 A JP 31493198A JP H11210888 A JPH11210888 A JP H11210888A
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- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F11/00—Arrangements of sealings in combustion engines
- F02F11/002—Arrangements of sealings in combustion engines involving cylinder heads
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- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
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- F16J15/0818—Flat gaskets
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S277/00—Seal for a joint or juncture
- Y10S277/935—Seal made of a particular material
- Y10S277/939—Containing metal
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンの長手方向端部に付加される締め付
け圧を適正に支持し、また、シリンダ穴及びシリンダ穴
以外の穴をシールする手段がこれらの穴の周囲を確実に
シールすることができ、更には、長手方向端部に付加さ
れる締め付け圧を、望ように調整することができ、シリ
ンダヘッドの変形を防止できる金属製シリンダヘッドガ
スケットを提供する。 【解決手段】金属製シリンダヘッドガスケットＡ、Ｂ
を、ボルトの締め付け圧を支持しシリンダヘッドの変形
を阻止するシム12、22、23を、少なくとも一つ、金属板
10、20の実質的に長手方向に延びる２つの長手方向端部
と、該長手方向に実質的に直交して延びる２つの幅方向
端部とが交差する部分に位置する４つのコーナー領域10
ａ、10ｂ、20ａ、20ｂの少なくとも１つに、該コーナー
領域10ａ、10ｂ、20ａ、20ｂからはみ出しことなく配置
して構成する。
け圧を適正に支持し、また、シリンダ穴及びシリンダ穴
以外の穴をシールする手段がこれらの穴の周囲を確実に
シールすることができ、更には、長手方向端部に付加さ
れる締め付け圧を、望ように調整することができ、シリ
ンダヘッドの変形を防止できる金属製シリンダヘッドガ
スケットを提供する。 【解決手段】金属製シリンダヘッドガスケットＡ、Ｂ
を、ボルトの締め付け圧を支持しシリンダヘッドの変形
を阻止するシム12、22、23を、少なくとも一つ、金属板
10、20の実質的に長手方向に延びる２つの長手方向端部
と、該長手方向に実質的に直交して延びる２つの幅方向
端部とが交差する部分に位置する４つのコーナー領域10
ａ、10ｂ、20ａ、20ｂの少なくとも１つに、該コーナー
領域10ａ、10ｂ、20ａ、20ｂからはみ出しことなく配置
して構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダヘッドの
変形を防止し、シリンダ穴及びシリンダ穴以外の穴の周
囲のシール手段を、実質的に均一に圧縮して確実にシー
ルするための端部支持シムを備えた内燃機関用の金属製
シリンダヘッドガスケットに関するものである。
変形を防止し、シリンダ穴及びシリンダ穴以外の穴の周
囲のシール手段を、実質的に均一に圧縮して確実にシー
ルするための端部支持シムを備えた内燃機関用の金属製
シリンダヘッドガスケットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車の内部に設置されるエンジンとガ
スケットには、シリンダ穴、水穴、オイル穴、ボルト穴
等が形成されており、シリンダ穴には、エンジンが作動
した時に、高圧高温状態が発生するので、ガスケットと
共にエンジン部材を固定するためのボルトは、シリンダ
穴周囲を確実にシールするために、通常はシリンダ穴を
囲んで配置される。また、水穴やオイル穴のようなシリ
ンダ穴以外の穴は、シリンダ穴近くに配置され、シリン
ダ穴をシールするためのボルトによる締め付け圧を受け
る。
スケットには、シリンダ穴、水穴、オイル穴、ボルト穴
等が形成されており、シリンダ穴には、エンジンが作動
した時に、高圧高温状態が発生するので、ガスケットと
共にエンジン部材を固定するためのボルトは、シリンダ
穴周囲を確実にシールするために、通常はシリンダ穴を
囲んで配置される。また、水穴やオイル穴のようなシリ
ンダ穴以外の穴は、シリンダ穴近くに配置され、シリン
ダ穴をシールするためのボルトによる締め付け圧を受け
る。
【０００３】そのために、シリンダ穴以外の穴、即ち、
水穴やオイル穴は、通常は、これらのボルトからは均等
な締め付け圧を受けない。その結果、シリンダ穴以外の
穴に対しても、ガスケットにシール手段が設けられる
が、これらのシリンダ穴以外の穴に関しては、種々のシ
ール上の問題が発生することになる。
水穴やオイル穴は、通常は、これらのボルトからは均等
な締め付け圧を受けない。その結果、シリンダ穴以外の
穴に対しても、ガスケットにシール手段が設けられる
が、これらのシリンダ穴以外の穴に関しては、種々のシ
ール上の問題が発生することになる。
【０００４】他方、シリンダ穴が直線状に配置されるエ
ンジンにおいては、シール手段がガスケットのシリンダ
穴周囲に設けられるので、エンジンを組み立てた時に、
長手方向端部領域はシリンダブロック側へ圧縮され、シ
リンダヘッドの中央領域は上方へ曲がりがちになる。
ンジンにおいては、シール手段がガスケットのシリンダ
穴周囲に設けられるので、エンジンを組み立てた時に、
長手方向端部領域はシリンダブロック側へ圧縮され、シ
リンダヘッドの中央領域は上方へ曲がりがちになる。
【０００５】このため、シリンダ穴やそれ以外の穴用の
シール手段に不均衡な締め付け圧が付加されることにな
り、エンジンから流体が洩れ出す恐れがある。又、ガス
ケットの長手方向端部領域に、高い締め付け圧が集中し
て発生する。
シール手段に不均衡な締め付け圧が付加されることにな
り、エンジンから流体が洩れ出す恐れがある。又、ガス
ケットの長手方向端部領域に、高い締め付け圧が集中し
て発生する。
【０００６】これらの問題を解決するために、種々の試
みがなされてきている。例えば、米国特許NO.5,427,389
に、ガスケットの長手方向端部に形成されて、付加され
る高い締め付け圧を支持するビードの構成が示され、ま
た、米国特許NO.5,538,263には、ガスケットの長手方向
端部に配置されて、高い締め付け圧を支持するシムの構
成が示されている。更に、米国特許NO.5,439,234には、
付加される強い締め付け圧を支持するために、長手方向
端部に配置されたシリンダ穴周囲のビードを二重にした
構造が示されている。これらの支持ビード及びシムは、
エンジンの長手方向端部領域に付加される高い締め付け
圧を支持して、不均衡な締め付け圧を改良する役割を果
たしている。
みがなされてきている。例えば、米国特許NO.5,427,389
に、ガスケットの長手方向端部に形成されて、付加され
る高い締め付け圧を支持するビードの構成が示され、ま
た、米国特許NO.5,538,263には、ガスケットの長手方向
端部に配置されて、高い締め付け圧を支持するシムの構
成が示されている。更に、米国特許NO.5,439,234には、
付加される強い締め付け圧を支持するために、長手方向
端部に配置されたシリンダ穴周囲のビードを二重にした
構造が示されている。これらの支持ビード及びシムは、
エンジンの長手方向端部領域に付加される高い締め付け
圧を支持して、不均衡な締め付け圧を改良する役割を果
たしている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガスケ
ット及びシリンダヘッドに作用する力は長手方向の曲げ
成分を含むだけでなく、捩じり成分も含んでおり、その
ため、長手方向端部に付加される締め付け圧は、長手方
向端部においても必ずしも一様にならず、幅方向におい
て変化し不均等な締め付け圧となる。
ット及びシリンダヘッドに作用する力は長手方向の曲げ
成分を含むだけでなく、捩じり成分も含んでおり、その
ため、長手方向端部に付加される締め付け圧は、長手方
向端部においても必ずしも一様にならず、幅方向におい
て変化し不均等な締め付け圧となる。
【０００８】前記した三つの米国特許の構造は、いずれ
も長手方向端部に付加される高い締め付け圧を幅方向に
対して一様に支持したものであり、幅方向、即ちガスケ
ットの短辺に沿った方向の締め付け圧の不均等を解決す
るものではない。そのため、長手方向端部における締め
付け圧を支持する方法を更に改良する必要がある。
も長手方向端部に付加される高い締め付け圧を幅方向に
対して一様に支持したものであり、幅方向、即ちガスケ
ットの短辺に沿った方向の締め付け圧の不均等を解決す
るものではない。そのため、長手方向端部における締め
付け圧を支持する方法を更に改良する必要がある。
【０００９】本発明は従来のガスケットの問題を考慮し
てこれらの問題を解決するためになされたものであり、
本発明の第１の目的は、エンジンの長手方向端部に付加
される締め付け圧を適正に支持することができる内燃機
関用の金属製シリンダヘッドガスケットを提供すること
にある。
てこれらの問題を解決するためになされたものであり、
本発明の第１の目的は、エンジンの長手方向端部に付加
される締め付け圧を適正に支持することができる内燃機
関用の金属製シリンダヘッドガスケットを提供すること
にある。
【００１０】また、本発明の第２の目的は、シリンダ穴
及びシリンダ穴以外の穴をシールする手段がこれらの穴
の周囲を確実にシールすることができる金属製シリンダ
ヘッドガスケットを提供することにある。
及びシリンダ穴以外の穴をシールする手段がこれらの穴
の周囲を確実にシールすることができる金属製シリンダ
ヘッドガスケットを提供することにある。
【００１１】更に、本発明の第３の目的は、長手方向端
部に付加される締め付け圧を、望むように調整すること
ができ、シリンダヘッドの変形を防止できる金属製シリ
ンダヘッドガスケットを提供することにある。
部に付加される締め付け圧を、望むように調整すること
ができ、シリンダヘッドの変形を防止できる金属製シリ
ンダヘッドガスケットを提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明に係る金属製シリ
ンダヘッドガスケットは、エンジンのシリンダヘッドの
シール対象の実質的に全領域に展開した略長方形形状の
金属板に、複数のシリンダ穴を長手方向に配置し、該シ
リンダ穴の周囲に複数のボルト穴を配置した内燃機関用
の金属製シリンダヘッドガスケットであって、ボルトの
締め付け圧を支持しシリンダヘッドの変形を防止するシ
ムを、少なくとも一つ、前記金属板の４つのコーナー領
域の少なくとも１つに、該コーナー領域からはみ出すこ
となく配設したことを特徴とする。
ンダヘッドガスケットは、エンジンのシリンダヘッドの
シール対象の実質的に全領域に展開した略長方形形状の
金属板に、複数のシリンダ穴を長手方向に配置し、該シ
リンダ穴の周囲に複数のボルト穴を配置した内燃機関用
の金属製シリンダヘッドガスケットであって、ボルトの
締め付け圧を支持しシリンダヘッドの変形を防止するシ
ムを、少なくとも一つ、前記金属板の４つのコーナー領
域の少なくとも１つに、該コーナー領域からはみ出すこ
となく配設したことを特徴とする。
【００１３】また、前記少なくとも１つのシムは、前記
金属板の長辺側の縁部に沿って配置される第１部分と、
前記金属板の短辺側の縁部に沿って配置される第２部分
とを、前記金属板の隅部において互いに一体的に接続し
て形成される。
金属板の長辺側の縁部に沿って配置される第１部分と、
前記金属板の短辺側の縁部に沿って配置される第２部分
とを、前記金属板の隅部において互いに一体的に接続し
て形成される。
【００１４】つまり、シムは、第１部分と第２部分とか
らなるＬ字形状部分を有し形成され、このＬ字形状部分
が金属板のコーナーに配置される。そして、前記各コー
ナー領域は、前記金属板の前記長手方向端部に位置する
前記シリンダ穴の中心を通り、前記金属板の長手方向に
延びる第１ラインと、該第１ラインが通る前記シリンダ
穴の中心を通り、前記第１ラインに垂直な方向に延びる
第２ラインによって定められる。
らなるＬ字形状部分を有し形成され、このＬ字形状部分
が金属板のコーナーに配置される。そして、前記各コー
ナー領域は、前記金属板の前記長手方向端部に位置する
前記シリンダ穴の中心を通り、前記金属板の長手方向に
延びる第１ラインと、該第１ラインが通る前記シリンダ
穴の中心を通り、前記第１ラインに垂直な方向に延びる
第２ラインによって定められる。
【００１５】前記シムは、更に、前記コーナー近くに配
置された前記ボルト穴を囲む湾曲部分を有して形成する
こともでき、或いは、前記シムは、前記コーナー領域に
位置するボルト穴を包囲することなく、前記第１部分と
前記第２部分とだけで形成することもできる。
置された前記ボルト穴を囲む湾曲部分を有して形成する
こともでき、或いは、前記シムは、前記コーナー領域に
位置するボルト穴を包囲することなく、前記第１部分と
前記第２部分とだけで形成することもできる。
【００１６】その上、前記シムを、２つ、互いに隣接す
る前記金属板の２つの前記コーナー領域にそれぞれ配置
され、該シムに付加される異なった大きさの締め付け圧
を支持するために、互いに異なった形状及び／または厚
さに形成することもできる。
る前記金属板の２つの前記コーナー領域にそれぞれ配置
され、該シムに付加される異なった大きさの締め付け圧
を支持するために、互いに異なった形状及び／または厚
さに形成することもできる。
【００１７】つまり、配置されるコーナーの締め付け圧
に応じて、シムの大きさを変えてもよい。即ち、シムの
形状を変えても、厚さを変えても、両方を変えてもよ
い。また、これらのシムは、四つのコーナー領域の内
の、単に一つ、或いは二つ、三つ又は四つのコーナー領
域に配置されても良い。
に応じて、シムの大きさを変えてもよい。即ち、シムの
形状を変えても、厚さを変えても、両方を変えてもよ
い。また、これらのシムは、四つのコーナー領域の内
の、単に一つ、或いは二つ、三つ又は四つのコーナー領
域に配置されても良い。
【００１８】また、ここでいう略長方形形状とは、長手
方向に沿って実質的に延びる二つの長手方向端と、金属
板の長手方向に対し実質的に直角に延びる二つの側端
と、長手方向端と側端とが交差する部分に配置される四
つのコーナー領域を有する形状のことであり、必ずし
も、完全に直線状の四つの辺と直角の四つの角からなる
長方形だけを意味するものではない。
方向に沿って実質的に延びる二つの長手方向端と、金属
板の長手方向に対し実質的に直角に延びる二つの側端
と、長手方向端と側端とが交差する部分に配置される四
つのコーナー領域を有する形状のことであり、必ずし
も、完全に直線状の四つの辺と直角の四つの角からなる
長方形だけを意味するものではない。
【００１９】以上の構成によれば、シムは高い締め付け
圧が形成される金属板のコーナー領域のみに配置され
る。つまり、シムは二つのコーナー領域が相互に隣接し
て配置されている長手方向端部領域に連続して形成され
ない。従って、シムは必要とするコーナー領域にのみ配
置されるので、締め付け圧は正確に所望に値に調整され
る。
圧が形成される金属板のコーナー領域のみに配置され
る。つまり、シムは二つのコーナー領域が相互に隣接し
て配置されている長手方向端部領域に連続して形成され
ない。従って、シムは必要とするコーナー領域にのみ配
置されるので、締め付け圧は正確に所望に値に調整され
る。
【００２０】このガスケットは、シリンダ穴がガスケッ
トに対して対称的になるように配置されていないエンジ
ンに対して特に有用となる。このエンジンにおいては、
コーナー領域に付加される締め付け圧が一様にならない
ので、本発明に係るガスケットを使用することでコーナ
ー領域における締め付け圧を適正に調整することができ
る。従って、シリンダ穴及びシリンダ穴以外の穴の周囲
のシール手段は、実質的に均等に圧縮されて、これらの
穴の周囲を確実にシールすることになる。
トに対して対称的になるように配置されていないエンジ
ンに対して特に有用となる。このエンジンにおいては、
コーナー領域に付加される締め付け圧が一様にならない
ので、本発明に係るガスケットを使用することでコーナ
ー領域における締め付け圧を適正に調整することができ
る。従って、シリンダ穴及びシリンダ穴以外の穴の周囲
のシール手段は、実質的に均等に圧縮されて、これらの
穴の周囲を確実にシールすることになる。
【００２１】また、エンジンを組み立てた時に、シリン
ダブロック側へ圧縮する締め付け圧を長手方向端部領域
に配置したシムが適正に支持して、シリンダヘッドに加
わる力を調整するので、シリンダヘッドの中央領域が上
方へ曲がることや捩じりが防止される。
ダブロック側へ圧縮する締め付け圧を長手方向端部領域
に配置したシムが適正に支持して、シリンダヘッドに加
わる力を調整するので、シリンダヘッドの中央領域が上
方へ曲がることや捩じりが防止される。
【００２２】なお、本発明のガスケットは、一枚の金属
板より形成されるガスケットであってもよく、また、一
枚又はそれ以上の金属板が金属基板上に積層されて形成
された金属製積層ガスケットであってもよい。
板より形成されるガスケットであってもよく、また、一
枚又はそれ以上の金属板が金属基板上に積層されて形成
された金属製積層ガスケットであってもよい。
【００２３】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の第一の実施の形態
の金属製ガスケットＡについて、図１、図２を参照して
説明する。
の金属製ガスケットＡについて、図１、図２を参照して
説明する。
【００２４】ガスケットＡは、シール対象のエンジンの
全領域に展開した、略長方形形状の一枚の金属板10で形
成されたシリンダヘッドガスケットであり、従来のガス
ケットと同様に、ガスケットの長手方向に配置された複
数のシリンダ穴Ｈｃと、図示しない水穴と、同じく図示
しないオイル穴と、ボルト穴Ｈｂ等を有している。そし
て、ビード11がシリンダ穴Ｈｃの周囲に形成されてい
る。
全領域に展開した、略長方形形状の一枚の金属板10で形
成されたシリンダヘッドガスケットであり、従来のガス
ケットと同様に、ガスケットの長手方向に配置された複
数のシリンダ穴Ｈｃと、図示しない水穴と、同じく図示
しないオイル穴と、ボルト穴Ｈｂ等を有している。そし
て、ビード11がシリンダ穴Ｈｃの周囲に形成されてい
る。
【００２５】このガスケットＡでは、ガスケットＡの各
長手方向端部に位置するシリンダ穴Ｈｃの中心を通って
延びる第一ラインＬ１と第二ラインＬ２によって、金属
板10上でコーナー領域10ａ，10ｂが定められる。この第
一ラインＬ１は、ガスケットの長手（長辺）方向に延び
ており、また、第二ラインＬ２は、第一ラインＬ１に対
し直角に延びている。従って、全体で、四つのコーナー
領域１０ａ，１０ｂがガスケットＡに形成されることに
なる。
長手方向端部に位置するシリンダ穴Ｈｃの中心を通って
延びる第一ラインＬ１と第二ラインＬ２によって、金属
板10上でコーナー領域10ａ，10ｂが定められる。この第
一ラインＬ１は、ガスケットの長手（長辺）方向に延び
ており、また、第二ラインＬ２は、第一ラインＬ１に対
し直角に延びている。従って、全体で、四つのコーナー
領域１０ａ，１０ｂがガスケットＡに形成されることに
なる。
【００２６】ガスケットＡに、シム12が、金属板10のコ
ーナー領域10ａに配置されて、スポット溶接によって固
定される。このシム12は第一部分12ａと第二部分12ｂを
有しており、そのコーナーで一体的に結合される。第一
部分12ａと第二部分12ｂの縁部は金属板10、即ちガスケ
ットの縁部に揃えられる。
ーナー領域10ａに配置されて、スポット溶接によって固
定される。このシム12は第一部分12ａと第二部分12ｂを
有しており、そのコーナーで一体的に結合される。第一
部分12ａと第二部分12ｂの縁部は金属板10、即ちガスケ
ットの縁部に揃えられる。
【００２７】このシム12の厚みと大きさは、付加される
締め付け圧とコーナー領域の大きさによって決定される
が、このシム12の第一部分12ａと第二部分12ｂは、第一
ラインＬ１と第二ラインＬ２を越えて延びることは無
い。即ち、シム12はコーナー領域10ａ内に配置される。
また、このシム12はボルト穴Ｈｂの外側に配置される。
締め付け圧とコーナー領域の大きさによって決定される
が、このシム12の第一部分12ａと第二部分12ｂは、第一
ラインＬ１と第二ラインＬ２を越えて延びることは無
い。即ち、シム12はコーナー領域10ａ内に配置される。
また、このシム12はボルト穴Ｈｂの外側に配置される。
【００２８】このガスケットＡが、図示しないシリンダ
ヘッドと図示しないシリンダブロックの間に配置されて
締め付けられた時に、高い締め付け圧が長手方向端部、
即ち、コーナー領域10ａ，10ｂに付加されて、シリンダ
ヘッドの中間部を上方に曲げようとする。特に、コーナ
ー領域10ａには高い締め付け圧が付加される。しかしな
がら、シム12をコーナー領域10ａに配置しているので、
このシム12が付加される締め付け圧を支持する。従っ
て、シリンダヘッドの曲がりは減少し、実質的に防止さ
れる。
ヘッドと図示しないシリンダブロックの間に配置されて
締め付けられた時に、高い締め付け圧が長手方向端部、
即ち、コーナー領域10ａ，10ｂに付加されて、シリンダ
ヘッドの中間部を上方に曲げようとする。特に、コーナ
ー領域10ａには高い締め付け圧が付加される。しかしな
がら、シム12をコーナー領域10ａに配置しているので、
このシム12が付加される締め付け圧を支持する。従っ
て、シリンダヘッドの曲がりは減少し、実質的に防止さ
れる。
【００２９】特に、このシム12は、金属板10上の締め付
け圧がコーナー領域10ａ，10ｂ間で不均等な時に有用で
ある。不均等な締め付け圧はシム12によって補償され
る。その結果、ボルトによって発生する締め付け圧は、
実質的に均等に、シリンダ穴とシリンダ穴以外の穴の周
囲の全てのシール手段に付加されることになり、シリン
ダ穴とシリンダ穴以外の穴はこのシール手段によって、
確実にシールされる。
け圧がコーナー領域10ａ，10ｂ間で不均等な時に有用で
ある。不均等な締め付け圧はシム12によって補償され
る。その結果、ボルトによって発生する締め付け圧は、
実質的に均等に、シリンダ穴とシリンダ穴以外の穴の周
囲の全てのシール手段に付加されることになり、シリン
ダ穴とシリンダ穴以外の穴はこのシール手段によって、
確実にシールされる。
【００３０】本発明の第二の実施の形態の金属製ガスケ
ットＢを図３に示す。このガスケットＢは、金属板20よ
り形成され、ガスケットＡと同様に複数のシリンダ穴Ｈ
ｃと、図示しない水穴と、図示しないオイル穴と、ボル
ト穴Ｈｂとを有している。また、ビード21がシリンダ穴
Ｈｃの周囲をシールするようシリンダ穴Ｈｃ周囲の金属
板20に形成される。
ットＢを図３に示す。このガスケットＢは、金属板20よ
り形成され、ガスケットＡと同様に複数のシリンダ穴Ｈ
ｃと、図示しない水穴と、図示しないオイル穴と、ボル
ト穴Ｈｂとを有している。また、ビード21がシリンダ穴
Ｈｃの周囲をシールするようシリンダ穴Ｈｃ周囲の金属
板20に形成される。
【００３１】このガスケットＢにおいて、金属板20はシ
リンダ穴Ｈｃの中心を通るラインＬ１，Ｌ２によって定
められるコーナー領域20ａ，20ｂを有している。シム22
はコーナー領域20ａに、シム23はコーナー領域20ｂにそ
れぞれ配置され、両者ともコーナー領域20ａ，20ｂに付
加される締め付け圧を支持する。
リンダ穴Ｈｃの中心を通るラインＬ１，Ｌ２によって定
められるコーナー領域20ａ，20ｂを有している。シム22
はコーナー領域20ａに、シム23はコーナー領域20ｂにそ
れぞれ配置され、両者ともコーナー領域20ａ，20ｂに付
加される締め付け圧を支持する。
【００３２】このシム22は第一部分22ａ、第二部分22ｂ
と、ボルト穴Ｈｂを囲む湾曲部分22とを有している。こ
のシム22は、ボルトの締め付け圧が直接付加される湾曲
部分22ｃを備えているので、シム22に付加される締め付
け圧は大きいが、シリンダヘッドを曲げる力の支持に関
しては、ガスケットＡと比較してそれ程強くない。
と、ボルト穴Ｈｂを囲む湾曲部分22とを有している。こ
のシム22は、ボルトの締め付け圧が直接付加される湾曲
部分22ｃを備えているので、シム22に付加される締め付
け圧は大きいが、シリンダヘッドを曲げる力の支持に関
しては、ガスケットＡと比較してそれ程強くない。
【００３３】このシム23はシム12と同様に第一部分23ａ
と第二部分23ｂを有している。第二部分23ｂの幅は付加
される大きい力を支持するために、第一部分23ａの幅よ
り広く形成される。これらのシム22，23は、通常同じ厚
みで形成するが、付加される締め付け圧の釣り合いによ
って厚みを変えて形成しても良い。
と第二部分23ｂを有している。第二部分23ｂの幅は付加
される大きい力を支持するために、第一部分23ａの幅よ
り広く形成される。これらのシム22，23は、通常同じ厚
みで形成するが、付加される締め付け圧の釣り合いによ
って厚みを変えて形成しても良い。
【００３４】ガスケットＢにおいて、コーナー領域20
ａ，20ｂに付加される締め付け圧が異なる場合には、即
ち、コーナー領域20ａはコーナー領域20ｂにおける締め
付け力より大きい締め付け圧を受ける場合には、２つの
シム22，23の大きさは異なって形成される。この構成の
ように、一つのガスケットＢにおいて、ガスケットＢの
コーナー領域20ａ，20ｂに付加される締め付け圧を適正
に支持するために、異なったシム22，23をガスケットＢ
に配設することもできる。
ａ，20ｂに付加される締め付け圧が異なる場合には、即
ち、コーナー領域20ａはコーナー領域20ｂにおける締め
付け力より大きい締め付け圧を受ける場合には、２つの
シム22，23の大きさは異なって形成される。この構成の
ように、一つのガスケットＢにおいて、ガスケットＢの
コーナー領域20ａ，20ｂに付加される締め付け圧を適正
に支持するために、異なったシム22，23をガスケットＢ
に配設することもできる。
【００３５】上記の実施の形態において示したガスケッ
トは、一枚の金属板により形成されているが、一枚に限
らず、それ以上の金属板を積層して形成された金属製積
層ガスケットであっても良い。なお、上記で具体例を参
照して、本発明を説明してきたが、この説明は例示的な
ものであり、本発明は添付の請求の範囲に依ってのみ限
定されるものである。
トは、一枚の金属板により形成されているが、一枚に限
らず、それ以上の金属板を積層して形成された金属製積
層ガスケットであっても良い。なお、上記で具体例を参
照して、本発明を説明してきたが、この説明は例示的な
ものであり、本発明は添付の請求の範囲に依ってのみ限
定されるものである。
【００３６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の金属製シ
リンダガスケットによれば、シムは、二つのコーナー領
域が相互に隣接して配置されている長手方向端部領域に
おいて、この二つのコーナー領域に渡って幅方向に連続
して形成しないで、高い締め付け圧が発生し、支持が必
要なコーナー領域のみに配置されるので、締め付け圧を
正確に所望の通りに調整することができる。
リンダガスケットによれば、シムは、二つのコーナー領
域が相互に隣接して配置されている長手方向端部領域に
おいて、この二つのコーナー領域に渡って幅方向に連続
して形成しないで、高い締め付け圧が発生し、支持が必
要なコーナー領域のみに配置されるので、締め付け圧を
正確に所望の通りに調整することができる。
【００３７】このガスケットは、シリンダ穴がガスケッ
トに対して対称的に配置されず、コーナー領域に付加さ
れる締め付け圧が一様ではないエンジンに対して特に有
用である。
トに対して対称的に配置されず、コーナー領域に付加さ
れる締め付け圧が一様ではないエンジンに対して特に有
用である。
【００３８】そして、本発明に係るガスケットを使用す
ることで、コーナー領域における締め付け圧を適正に調
整することができるので、シリンダ穴及びシリンダ穴以
外の穴の周囲のシール手段を、実質的に均等に押圧する
ことができ、これらの穴周囲を確実にシールすることが
できる。
ることで、コーナー領域における締め付け圧を適正に調
整することができるので、シリンダ穴及びシリンダ穴以
外の穴の周囲のシール手段を、実質的に均等に押圧する
ことができ、これらの穴周囲を確実にシールすることが
できる。
【００３９】また、本発明に係る金属製シリンダガスケ
ットのシムは、コーナー領域のボルトによる締め付け圧
を支持して適正に調整することができるので、エンジン
を組み立てた時に、シリンダヘッドの中央領域が上方へ
曲がり、及び捩じりを防止し、シリンダヘッドの変形を
防止することができる。
ットのシムは、コーナー領域のボルトによる締め付け圧
を支持して適正に調整することができるので、エンジン
を組み立てた時に、シリンダヘッドの中央領域が上方へ
曲がり、及び捩じりを防止し、シリンダヘッドの変形を
防止することができる。
【図１】本発明の第一の実施の形態の金属製ガスケット
の部分的平面図である。
の部分的平面図である。
【図２】図１のＸ−Ｘ線に沿って拡大断面図である。
【図３】本発明の第二の実施の形態の金属製ガスケット
の部分的平面図である。
の部分的平面図である。
Ａ、Ｂ ガスケット Ｈｂ ボルト穴 Ｈｃ シリンダ穴 Ｌ１ 第一ライン Ｌ２ 第二ライン 10、20 金属板 10ａ、10ｂ、20ａ、20ｂ
コーナー領域 11、21 ビード 12、22、23 シム 12ａ、22ａ、23ａ 第一部分 12ｂ、22ｂ、23ｂ 第二
部分 22ｃ 湾曲部分
コーナー領域 11、21 ビード 12、22、23 シム 12ａ、22ａ、23ａ 第一部分 12ｂ、22ｂ、23ｂ 第二
部分 22ｃ 湾曲部分
Claims (6)
- 【請求項１】 エンジンのシリンダヘッドのシール対象
の実質的に全領域に展開した略長方形形状の金属板に、
複数のシリンダ穴を長手方向に配置し、該シリンダ穴の
周囲に複数のボルト穴を配置した内燃機関用の金属製シ
リンダヘッドガスケットであって、ボルトの締め付け圧
を支持しシリンダヘッドの変形を防止するシムを、少な
くとも一つ、前記金属板の４つのコーナー領域の少なく
とも１つに、該コーナー領域からはみ出すことなく配設
したことを特徴とする金属製シリンダヘッドガスケッ
ト。 - 【請求項２】 前記少なくとも１つのシムは、前記金属
板の長辺側の縁部に沿って配置される第１部分と、前記
金属板の短辺側の縁部に沿って配置される第２部分と
を、前記金属板の隅部において互いに一体的に接続して
形成したことを特徴とする請求項１記載の金属製シリン
ダヘッドガスケット。 - 【請求項３】 前記各コーナー領域は、前記金属板（1
0、20）の前記長手方向端部に位置する前記シリンダ穴
の中心を通り、前記金属板の長手方向に延びる第１ライ
ンと、該第１ラインが通る前記シリンダ穴の中心を通
り、前記第１ラインに垂直な方向に延びる第２ラインに
よって定めたことを特徴とする請求項２記載の金属製シ
リンダヘッドガスケット。 - 【請求項４】前記シムは、更に、前記コーナー近くに配
置された前記ボルト穴を囲む湾曲部分を有して形成した
ことを特徴とする請求項３記載の金属製シリンダヘッド
ガスケット。 - 【請求項５】 前記シムは、前記コーナー領域に位置す
るボルト穴を包囲することなく、前記第１部分と前記第
２部分とだけで形成したことを特徴とする請求項３記載
の金属製シリンダヘッドガスケット。 - 【請求項６】前記シムが、２つ、互いに隣接する前記金
属板の２つの前記コーナー領域にそれぞれ配置され、該
シムに付加される異なった大きさの締め付け圧を支持す
るために、互いに異なった形状及び／または厚さに形成
されたことを特徴とする請求項２記載の金属製シリンダ
ヘッドガスケット。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US09/000834 | 1997-12-30 | ||
| US09/000,834 US5979907A (en) | 1997-12-30 | 1997-12-30 | Metal gasket with edge support shim |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11210888A true JPH11210888A (ja) | 1999-08-03 |
| JP3016077B2 JP3016077B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=21693207
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10314931A Expired - Lifetime JP3016077B2 (ja) | 1997-12-30 | 1998-11-05 | 金属製シリンダヘッドガスケット |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5979907A (ja) |
| EP (1) | EP0927844B1 (ja) |
| JP (1) | JP3016077B2 (ja) |
| KR (1) | KR100352698B1 (ja) |
| DE (1) | DE69823322T2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005337505A (ja) * | 2004-05-29 | 2005-12-08 | Elringklinger Ag | シリンダヘッド・ガスケット |
| JP2006125436A (ja) * | 2004-10-26 | 2006-05-18 | Japan Metal Gasket Co Ltd | 金属ガスケット |
Families Citing this family (14)
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|---|---|---|---|---|
| JP2001280502A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-10-10 | Nippon Gasket Co Ltd | 単層金属製ガスケット |
| DE10131643A1 (de) | 2001-06-29 | 2003-01-16 | Elringklinger Ag | Flachdichtung |
| DE10244853B4 (de) * | 2002-09-26 | 2005-06-23 | Federal-Mogul Sealing Systems Gmbh | Mehrlagige Zylinderkopfdichtung |
| DE10310014B4 (de) * | 2003-02-28 | 2009-09-10 | Reinz-Dichtungs-Gmbh | Zylinderkopf-Flachdichtung |
| FR2860553B1 (fr) * | 2003-10-02 | 2006-02-24 | Meillor Sa | Joint de culasse multicouche comprenant au moins une cale de surepaisseur |
| DE102004012905A1 (de) * | 2004-03-17 | 2005-10-13 | Elringklinger Ag | Zylinderkopfdichtung |
| JP4056503B2 (ja) * | 2004-07-23 | 2008-03-05 | 石川ガスケット株式会社 | 金属ガスケット |
| US8128099B2 (en) | 2005-11-14 | 2012-03-06 | Dana Automotive Systems Group, Llc | Gasket |
| US8940030B1 (en) | 2011-01-28 | 2015-01-27 | Nuvasive, Inc. | Spinal fixation system and related methods |
| US20130082444A1 (en) * | 2011-09-30 | 2013-04-04 | Caterpillar, Inc. | Service Gasket For Internal Combustion Engine And Method |
| US11123117B1 (en) | 2011-11-01 | 2021-09-21 | Nuvasive, Inc. | Surgical fixation system and related methods |
| JPWO2016114323A1 (ja) * | 2015-01-14 | 2017-10-19 | Nok株式会社 | ガスケット |
| KR20160111147A (ko) | 2015-03-16 | 2016-09-26 | 남양공업주식회사 | 자동차의 방향지시등 자동 제어 장치 및 그 방법 |
| US11703013B1 (en) * | 2022-03-03 | 2023-07-18 | Caterpillar Inc. | Engine head gasket having anti-preignition wrap and method of making same |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US3655210A (en) * | 1970-09-29 | 1972-04-11 | Farnam Co F D | High torque retention heat insulative gasket structure |
| GB1388128A (en) * | 1972-03-15 | 1975-03-26 | Nicholson T P | Control plate/gasket arrangements |
| DE2455986C3 (de) * | 1974-11-27 | 1979-12-06 | Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart | Dichtungsanordnung |
| JPS62177363A (ja) * | 1986-01-30 | 1987-08-04 | Yuusan Gasket Kk | 排気マニホ−ルド用ガスケツト |
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| GB2243882B (en) * | 1990-04-25 | 1993-09-01 | Metalrax Group Plc | Gaskets |
| FR2668542B1 (fr) * | 1990-10-26 | 1994-09-23 | Renault | Joint de culasse pour moteur a combustion interne. |
| JPH0754692Y2 (ja) * | 1992-07-31 | 1995-12-18 | 石川ガスケット株式会社 | シリンダヘッド用金属積層形ガスケット |
| JP2504059Y2 (ja) * | 1992-10-01 | 1996-07-03 | 石川ガスケット株式会社 | ヘッドガスケット |
| JPH0635734U (ja) * | 1992-10-16 | 1994-05-13 | 石川ガスケット株式会社 | 金属積層形シリンダヘッド・ガスケット |
| US5364109A (en) * | 1992-11-13 | 1994-11-15 | Chrysler Corporation | Sealing gasket with hard interior backbone and integral crush limiters |
-
1997
- 1997-12-30 US US09/000,834 patent/US5979907A/en not_active Expired - Lifetime
-
1998
- 1998-11-05 JP JP10314931A patent/JP3016077B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1998-11-30 EP EP98122524A patent/EP0927844B1/en not_active Revoked
- 1998-11-30 DE DE69823322T patent/DE69823322T2/de not_active Revoked
- 1998-12-07 KR KR1019980053357A patent/KR100352698B1/ko active IP Right Grant
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| JP2006125436A (ja) * | 2004-10-26 | 2006-05-18 | Japan Metal Gasket Co Ltd | 金属ガスケット |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR19990062845A (ko) | 1999-07-26 |
| DE69823322D1 (de) | 2004-05-27 |
| US5979907A (en) | 1999-11-09 |
| EP0927844B1 (en) | 2004-04-21 |
| EP0927844A2 (en) | 1999-07-07 |
| DE69823322T2 (de) | 2004-09-16 |
| KR100352698B1 (ko) | 2002-12-26 |
| JP3016077B2 (ja) | 2000-03-06 |
| EP0927844A3 (en) | 1999-11-17 |
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