JPH11210729A - 圧縮機固定用ボルトの固定方法及び空気調和機の室外機 - Google Patents

圧縮機固定用ボルトの固定方法及び空気調和機の室外機

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JPH11210729A
JPH11210729A JP1124198A JP1124198A JPH11210729A JP H11210729 A JPH11210729 A JP H11210729A JP 1124198 A JP1124198 A JP 1124198A JP 1124198 A JP1124198 A JP 1124198A JP H11210729 A JPH11210729 A JP H11210729A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り付けられた圧縮機が輸送中等に動くなど
して力が加わっても、がたつきが生じることのない高強
度の圧縮機固定用ボルトの固定方法及び空気調和機の室
外機を提供する。 【解決手段】 室外機31の底板35に表面側上方に突
出するよう固定された圧縮機固定用ボルト43の軸部4
6に防振ゴム42を介し固定脚40を装着しナット44
を螺着して圧縮機を取付けるようにしたもので、圧縮機
固定用ボルト43は、底板35に形成された挿通孔45
に裏面側から表面側に貫通するよう軸部46を挿入して
底板35の裏面側に残したボルト頭部47と、軸部46
の底板表面側の根元部分を塑性変形させた変形部48と
で底板35の挿通孔45の縁部分を挟み込むようにかし
め固定してあり、さらに、かしめにより底板35が、変
形部48とボルト頭部47とにより挟み込まれた部分が
表面側に凸となる凸状35aを形成したものとなってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機を取り付け
るために用いる圧縮機固定用ボルトの固定方法及び空気
調和機の室外機に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、空気調和機の室外機には冷
凍サイクルを構成する圧縮機及び室外熱交換器等と、こ
の室外熱交換器での熱交換を促進するよう設けられた室
外ファンなどが収納されている。また、これらの圧縮
機、室外熱交換器、室外ファンなどは、室外機の底面を
形成する底板にそれぞれ載置されている。そして、圧縮
機の底板への載置については、圧縮機の下部に設けられ
た固定脚の固定用孔を防振ゴムなどを介して底板に立設
した複数の固定用ボルトに挿入した後、固定用ボルトに
ナットを嵌めて固定している。これにより輸送時の振動
や、空気調和機を運転した時の圧縮機の振動による圧縮
機自身への悪影響や圧縮機につながる冷媒配管の破損を
防止している。
【0003】こうした圧縮機を室外機の底板に固定する
ための固定用ボルトは、固定用ボル卜に形成されたつば
部を底板にスポット溶接することによって強固に取付け
られていた。しかしながら、スポット溶接では、水平と
なっている面に溶接跡が残ることになるので、その溶接
部分に水分が溜まるなどして錆が生じやすく、かつ面倒
な溶接工程が必要になるという問題があった。
【0004】そこで、このような問題を解決するために
種々の構成が提案されており、以下、これらの従来の技
術を図面を用いて説明する。先ず、特開昭56−862
18号公報には、図10に第1の従来技術として示すよ
うに絞り丸孔1が形成された底板2と、絞り丸孔1を貫
通する角形状根元部分3を有する圧縮機取付用ボルト4
とを用い、絞り丸孔1に挿入した圧縮機取付用ボルト4
の角形状根元部分3を孔5が形成された上型6と下型7
によって塑性変形させかしめることにより固定する方法
が記載されている。この方法によれば、固定部分から錆
を生じる可能性が低く、製造も簡単になるという利点が
ある。ところが、かしめによる固定は、金属材料の変形
による圧着であるため、溶接並みの機械的強度を得るこ
とが難しく、かつ個々のかしめ毎に強度にバラツキが生
じ、安定した強度の製品を得にくいという問題があっ
た。
【0005】また一方では、圧縮機のような重量物をゴ
ムなどの防振材を介して固定した場合、室外機等の底板
と固定用ボルトのかしめ部分は、固定用ボルトの軸方向
に作用する外力と、固定用ボルトにナットを取付ける際
の固定用ボルトを中心とし回転方向に作用する外力の両
方の力を受ける。このため、かしめ部分は両方の力に対
して十分に絶えるような強度を持つ必要がある。
【0006】しかしなから、上記の特開昭56−862
18号公報のものでは、絞り丸孔1と、固定用ボルトで
ある圧縮機取付用ボルト4の例えば断面形状が六角形と
なっている角形状根元部分3の間の隙間が多く、かしめ
の際に多くの肉が隙間に逃げてしまう。この結果、回転
方向及び軸方向に作用する力のいずれに対してもかしめ
部分は十分な強度を有するものではない。
【0007】次に、特公昭56−7446号公報には図
11及び図12に第2の従来技術として示すように、例
えば六角形の角孔8が形成された金属板9と、角孔8を
貫通するこれと同様の断面形状が六角形の角軸10を根
元部分に有し先端部分に螺軸11を備える螺子12とを
用い、角孔8に挿入した螺子12の角軸10を超硬合金
で形成された出口部13を有する中空パンチ体14と台
盤15によって塑性変形させかしめることにより固定す
る方法が記載されている。なお、16は螺子12の頭部
であり、17は中空パンチ体14に形成された孔であ
り、18は中空パンチ体14の上面と金属板9との間に
挿入された弾性体等でなる緩衝材であり、20はノック
アウトピンである。
【0008】しかしながら、金属板9には角孔8が形成
されており、また螺子12には根元部分に角軸10を備
えるものであるから、角孔8に角軸10を挿入する場
合、挿入前に角形状をなす両者の角を合わせる必要があ
り、機械によって簡単に自動挿入することができず、手
作業を必要とすることになり極めて製造性が悪くなって
しまい、自動挿入を行おうとした場合には使用する機械
の構成及び制御が非常に複雑なものとなってしまう。さ
らに、角孔8と角軸10との組み合わせであるため回転
方向の力に対して高い強度を示すが、かしめ部分である
角軸10の六角形の辺部分ではかしめにより塑性変形す
る肉の量が少なく、金属板9を押さえる面積が小さくな
り、螺子12の軸方向に作用する外力に対する強度が低
いものとなってしまう。
【0009】次に、特開平8−159132号公報には
図13に第3の従来技術として示すように、ボルト21
はねじ軸部22の基端が変形軸部23と環状溝24を有
しており、このボルト21を変形軸部23までプレート
25に形成された貫通孔26に挿入した後、ボルト21
の頭部27を受け台28に載せるようにして直立させ、
ねじ軸部22側からかしめ具29を挿入し押圧して変形
軸部23を変形させ、塑性変形部23aを形成すると共
にプレート25の貫通孔26部分を環状溝24に食い込
ませるように変形させてかしめ固定する方法が記載され
ている。
【0010】この方法は、かしめ具29で押圧して変形
軸部23を塑性変形させた肉で塑性変形部23aを形成
すると共にプレート25を環状溝24に食い込ませ、プ
レート25面と塑性変形部23aの面とを平坦化するこ
とでボルト21が固定される図示しない支持パネルの平
坦面との密着性を向上させ、ボルト21を強固に固定し
ようとするものである。このため、この方法では、ボル
ト21の軸に対して垂直な面の方向の固定強度をほとん
ど必要としない。
【0011】しかしながら、圧縮機を固定するために用
いる固定用ボルトにおいては、圧縮機に設けられた固定
脚と固定用ボルトとの間に防振ゴムなどを介在させ、通
常時には固定脚が固定用ボルトに力を加えることはない
が、輸送時の振動や落下では極めて大きな力が一気に固
定用ボルトに加わる。すなわち、圧縮機の固定用ボルト
では、その軸に対して垂直な面の方向にこじるような大
きな力が加わる可能性があり、この方向の強度を上げて
おく必要もある。
【0012】ところが、上記の特開平8−159132
号公報のものでは、ボルト21のプレート25へのかし
め固定を、ボルト21の変形軸部23を塑性変形させ塑
性変形部23aを形成することでプレート25の貫通孔
26部分を環状溝24に食い込ませるように変形させて
行っているため、プレート25の変形部分での変形量が
大きく、かつこの部分での肉厚も減少していることか
ら、ボルト21を軸に垂直な面の方向にこじるような力
に対しての強度が低く、このようなかしめ固定する方法
をそのまま圧縮機の固定用ボルトに適用することができ
ない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のような状況に鑑
みて本発明はなされたもので、その目的とするところは
圧縮機固定用ボルトを圧縮機収納部の底板に、ボルト先
端側部分に取り付けられる圧縮機が輸送中等に動き、圧
縮機固定用ボルトの軸方向や軸に交差する方向、回転方
向、これらの方向の力が混じって振れ回るように動いた
りしてもがたつきが生じたりすることのない高強度で固
定することが可能な圧縮機固定用ボルトの固定方法、及
び圧縮機固定用ボルトの高強度での固定が行えると共
に、水が内部に入った場合でも水捌けがよくボルト固定
部分での良好な腐食防止が実現できる空気調和機の室外
機を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の圧縮機固定用ボ
ルトの固定方法は、圧縮機収納部の底板に固定されると
共に、底板の表面側上方に突出する軸部に防振材を介し
圧縮機を取付ける圧縮機固定用ボルトの固定方法におい
て、圧縮機固定用ボルトを、底板に形成された略円形状
の挿通孔に裏面側から表面側に貫通するよう軸部を挿入
して該底板の裏面側にボルト頭部を残し、その後に、軸
部の底板表面側の円柱状根元部分を塑性変形させ、形成
された変形部とボルト頭部とで底板の挿通孔の縁部分を
挟み込むと同時に、底板の変形部とボルト頭部とにより
挟み込まれた部分を表面側に凸となるようにかしめたこ
とを特徴とする方法であり、さらに、圧縮機固定用ボル
ト挿入前の底板に、挿通孔の周囲に裏面側に凸となる突
出部をプレス加工により形成したことを特徴とする方法
であり、さらに、底板の挿通孔は、縁部に切り欠きを有
するものであることを特徴とする方法であり、さらに、
圧縮機固定用ボルトを塑性変形させて底板にかしめ固定
した軸部のかしめ形状が、外周部分で平坦面となってお
り、軸中心側部分で外周部分に向けて下り勾配となる連
続曲面となっていることを特徴とする方法であり、さら
に、底板の挿通孔は、裏面側から表面側に向けての打ち
抜き加工により形成したものであることを特徴とする方
法である。
【0015】また、本発明の空気調和機の室外機は、底
板に表面側上方に突出するよう固定された圧縮機固定用
ボルトの軸部に防振材を介し圧縮機を取付けてなる空気
調和機の室外機において、圧縮機固定用ボルトは、底板
に形成された略円形状の挿通孔に裏面側から表面側に貫
通するよう軸部を挿入して該底板の裏面側に残したボル
ト頭部と、軸部の底板表面側の円柱状根元部分を塑性変
形させた変形部とで底板の挿通孔の縁部分を挟み込むよ
うにしてかしめ固定してあり、底板は、変形部とボルト
頭部とにより挟み込まれた部分が、かしめにより表面側
に凸となっていることを特徴とするものであり、さら
に、底板が、変形部とボルト頭部とにより挟み込まれた
部分の周囲に裏面側に凸となる突出部を有していること
を特徴とするものであり、さらに、底板の挿通孔が、縁
部に切り欠きを有していることを特徴とするものであ
り、さらに、底板に固定された圧縮機固定用ボルトの軸
部のかしめ形状が、外周部分で平坦面となっており、軸
中心側部分で外周部分に向けて下り勾配となる連続曲面
となっていることを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図9を参照して説明する。図1は空気調和機の室外
機の斜視図であり、図2は空気調和機の室外機の縦断面
図であり、図3は室外機の底板への圧縮機取り付け部分
を拡大して示す縦断面図であり、図4は室外機の底板へ
の圧縮機固定用ボルトの固定について説明する図で、図
4(a)は圧縮機固定用ボルトを底板の挿通孔に挿入す
る前の状態を示す斜視図、図4(b)は底板に圧縮機固
定用ボルトを固定した状態を示す縦断面図であり、図5
は室外機の底板に挿通孔を形成する工程を説明するため
の縦断面図であり、図6は室外機の底板に圧縮機固定用
ボルトをかしめ固定する工程を説明するための縦断面図
であり、図7はかしめ方向と圧縮機固定用ボルトの回転
破壊トルクの関係を示す図であり、図8は第1の変形形
態における室外機の底板に固定された圧縮機固定用ボル
トの縦断面図であり、図9は第2の実施形態における底
板に形成された挿通孔の平面図である。
【0017】図1乃至図9において、31は空気調和機
の室外機で、室外機31の内部には冷凍サイクルを構成
する圧縮機32及び室外熱交換器33等と、この室外熱
交換器33での熱交換を促進するよう設けられた室外フ
ァン34などが収納されている。そして、圧縮機32や
室外熱交換器33、室外ファン34などは、室外機31
の底面を形成する底板35にそれぞれ載置されている。
なお、36は底板35に載置された圧縮機32や室外熱
交換器33、室外ファン34などの上方を覆うように取
り付けられたカバーであり、37は底板35の裏面側に
固定された据付脚である。さらに、38は冷凍サイクル
の冷媒が図示しない室内機との間を循環するように設け
られた配管であり、39は室内機で生じたドレンを排出
するための排水管である。
【0018】また、圧縮機32の底板35への載置は、
圧縮機32の下部に設けられた固定脚40の固定用孔4
1を、防振材である防振ゴム42などを間に挟み込むよ
うにして底板35の表面側上方に突出するように立設し
た複数の圧縮機固定用ボルト43に挿入した後、圧縮機
固定用ボルト43にナット44を螺着し固定することに
より行われている。
【0019】そして底板35への圧縮機固定用ボルト4
3の立設は、次のように行われている。すなわち、圧縮
機固定用ボルト43は、底板35の所定位置に形成され
た円形状の挿通孔45に底板35の裏面側から表面側
に、先端部分にねじが形成された段付きの軸部46を、
挿通孔45と略同直径の径大の円柱状に形成された根元
部分46aまで貫通するよう挿入し、底板35の裏面側
にボルト頭部47が残るようにした状態で、底板35の
表面側の軸部46の根元部分46aを塑性変形させ、形
成された変形部48と円形状のボルト頭部47とで底板
35の挿通孔45の縁部分を挟み込むようにかしめ固定
してある。
【0020】また、このかしめ固定によって底板35
は、圧縮機固定用ボルト43が立設した部分でボルト頭
部47により裏面側から表面側に押し出されるように微
小変形し、軸部46の変形部48とボルト頭部47とに
より挟み込まれた部分が表面側に押し上げられた状態の
凸状35aとなっている。ちなみに、この底板35の凸
状35aの微小変形形状は、底板35の厚さが約1mm
で、ボルト頭部47の直径が15mm〜20mm程度の
ねじ径が6mm〜8mm程度の圧縮機固定用ボルト43
の場合で、高さ寸法が1mm程度の凸となるよう押し出
されたものである。さらに、この軸部46を塑性変形さ
せ変形部48を形成するようにして行ったかしめ部分の
かしめ形状は、挿通孔45の縁部分の全周をボルト頭部
47とで挟む鍔状の外周部分48aで上面が平坦な水平
面となっており、軸中心側部分48bで上面が外周部分
48aに向けて下り勾配となる、例えば断面が円弧形状
の曲面状、円錐面状などの連続曲面となっている。
【0021】また、底板35への圧縮機固定用ボルト4
3の立設するに際し、まず底板35の平坦となっている
所定位置に挿通孔45を、例えば図5に示すように底板
35の表面側を下にし裏面側を上向きにした状態で孔抜
き型49の固定された受け金型50上にセットし、可稼
動側のパンチ金型51により裏面側から表面側への打ち
抜きによる孔加工により形成する。これにより挿通孔4
5の端面には、裏面側の端縁に孔加工時に引っ張られる
ことによってだれが生じ、表面側の端縁にばりが生じ、
極めて僅かであるが表面側に向けて曲がった状態にな
る。
【0022】その後、図6に示すように底板35と圧縮
機固定用ボルト43をかしめ型52の下金型53にセッ
トする。下金型53は、孔54が設けられた超硬合金で
なる中空受け台55と、この中空受け台55を保持する
保持台56と、保持台56の上面に中空受け台55の孔
54を囲むように配置された弾性体等でなる緩衝材であ
る圧縮スプリング57とを備え、さらに中空受け台55
の孔54の上縁部分には断面形状が円弧状曲面の凹部5
8が形成されている。そして下金型53にセットした状
態では底板35は、表面側を下にし裏面側を上向きに
し、孔54に挿通孔45を位置合わせするようにして圧
縮スプリング57の上に支持されており、また圧縮機固
定用ボルト43は、軸部46を底板35の裏面側から挿
通孔45に挿入しボルト頭部47を裏面側に残して底板
35に保持されている。
【0023】続いて、かしめ型52の可稼動側の上金型
59によって底板35への圧縮機固定用ボルト43のか
しめ固定を行う。上金型59を所定のストロークで動作
させると、圧縮スプリング57の所定の付勢力により底
板35の挿通孔45の縁周囲がボルト頭部47の表面側
である首側面にがたつきがないように押し当てられ、さ
らに、この押し当てられた状態のままで中空受け台55
の上端面及び凹部58により圧縮機固定用ボルト43の
軸部46の根元部分46aが塑性変形する。そして、図
4に示すように根元部分46aが塑性変形することで所
定かしめ形状の変形部48が形成され、変形部48とボ
ルト頭部47とで底板35の挿通孔45の縁部分を挟み
込むようにかしめる。また、このかしめと同時に、底板
35の圧縮機固定用ボルト43の立設部分の周囲が、ボ
ルト頭部47により裏面側から表面側に押し上げられた
状態の凸状35aとなるように微小変形する。この後、
底板35に立設した圧縮機固定用ボルト43には、圧縮
機32の固定脚40が防振ゴム42などを介し挿入され
ナット44が螺着され、圧縮機32が取り付けられる。
【0024】このように底板35が表面側に凸状となる
ようかしめる構成とすることにより、圧縮機固定用ボル
ト43は底板35の所定位置に、回転方向及び軸方向に
作用する力のいずれに対しても、また、これらの方向の
力が合成された振れ回るように作用する軸方向に垂直な
面の方向のこじるような力に対してもかしめ部分は十分
な強度を有するものとなるので、高強度で固定され立設
される。そして上記のような底板35が表面側に凸状と
なるかしめを行うようにした根拠について説明する。す
なわち、かしめにより底板35の変形部48とボルト頭
部47との間に挟み込まれる部分が、挟み込み前と同じ
平坦面を保つには、かしめにより変形する軸部46の根
元部分46aの肉の体積分以上の逃げが必要である。
【0025】しかし、この逃げを大きくすると底板35
の挟み込まれる部分に掛かる変形部48のかしめしろと
なる肉が少なくなり、安定して十分な強度を得ることが
できなくなる。そこで、逃げを変形する軸部46の根元
部分46aの肉の体積分以下にすると当然かしめしろか
多くなるが、この場合は変形する肉の量が多くなること
になり、底板35の挿通孔45を押し拡げる方向に力が
集中し、この結果、挿通孔45の周囲の底板35は表面
側が凸状に突出するか、若しくは裏面側に凸状に突出し
表面側が凹むかのいずれかの変形が発生する。
【0026】このため、表面側が凸状となるようにかし
めを行ったものと裏面側が凸状となるようにかしめを行
ったものの固定強度を比較するために両者の試料を作成
し、所定の高さから所定の重さの重量物を底板35から
突出した圧縮機固定用ボルト43の軸部46の上端に軸
方向に衝突させる衝撃試験を行った後の回転破壊卜ルク
を測定したところ、横軸に試料NO.を取り縦軸に回転
破壊卜ルクを取って示す図7の通りの結果となった。こ
の結果から明らかなように、それぞれの試料でその回転
破壊卜ルクを見ると、底板35が表面側に凸状となった
場合は、裏面側に凸状となった場合に比べ約1.5倍の
回転破壊卜ルクがあることが判明した。
【0027】これは、底板35が表面側に凸状となった
場合には、底板35の挿通孔45が拡がる方向への逃げ
が少なく、裏面側に凸状となった場合には底板35の挿
通孔45が拡がる方向への逃げが大きいためにかしめし
ろが少なくなったことによるものと思われる。上記の結
果に基づいて、圧縮機32を底板35に固定するための
圧縮機固定用ボルト43として十分な強度を得るために
底板35を表面側に凸状となるように本実施形態におい
てはかしめを行っている。また上記のものでは、挿通孔
45を形成する際に底板35の裏面側から表面側に打ち
抜くように加工しているので、挿通孔45の端面は表面
側に向けて曲がった形状となり、表面側端縁に表面側方
向のばりが形成される。このため、このようにばりが形
成された状態で圧縮機固定用ボルト43のかしめを行う
と、より底板35が表面側に凸状となり易い。
【0028】さらに、かしめ形状を上面が外周部分48
aで平坦な水平面、軸中心側部分48bで外周部分48
aに向けて下り勾配となる連続曲面としているので、室
外機31内に水が入りかしめ部分に水が掛かった場合で
も、かしめ部分の上面形状が下り勾配の連続曲面と水平
な面で形成されているため、水捌けがよく水が溜まらな
いので、かしめ部分の腐食が防止される。さらにまた底
板35が表面側に凸状となっているので同様に水捌けが
よく、底板35の挿通孔45及び近傍部分での腐食が防
止される。
【0029】なお、上記の本発明は上記の構成のみに限
定されるものではなく、図8に示す第1の変形形態のよ
うに構成してもよい。すなわち、圧縮機固定用ボルト4
3を立設する底板60の挿通孔45の周囲に、全周若し
くは部分的に底板60の裏面側に凸となる所定高さの突
出部61を予め形成しておく。そして、上記の実施形態
と同様にして挿通孔45と突出部61が形成された状態
の底板60に、圧縮機固定用ボルト43の軸部46の根
元部分を塑性変形させ、変形部48とボルト頭部47と
で挿通孔45の縁部分の底板60を挟み込み、さらにボ
ルト頭部47により底板60の裏面側から表面側に微小
変形した凸状35aが形成されるように押し上げるかし
め加工を行い圧縮機固定用ボルト43を立設する。
【0030】このように構成することで、かしめ加工を
行う際に底板60がより表面側に凸状となり易くなると
共に、上記実施形態と同様の効果が得られる。
【0031】また、図9に示す第2の変形形態のように
構成してもよい。すなわち、圧縮機固定用ボルトを立設
する底板62の挿通孔63を、その縁部に120゜の間
隔で、例えば切り込み深さ約0.5mmの切り欠き64
を有したものとしておく。そして、圧縮機固定用ボルト
の底板62への立設を上記の実施形態と同様に行う。つ
まり、挿通孔63に圧縮機固定用ボルトを裏面側にボル
ト頭部を残すように挿入し、軸部の根元部分を塑性変形
させ、形成された変形部とボルト頭部とで挿通孔63の
縁部分の底板62を挟み込み、さらにボルト頭部により
底板62の裏面側から表面側に微小変形した凸状が形成
されるように押し上げるかしめ加工を行う。
【0032】このようにかしめ加工を行うことで、変形
部の一部が挿通孔63の縁部に形成した切り欠き64に
入り込んだ状態で圧縮機固定用ボルトが底板62に固定
される。このように構成することで、圧縮機固定用ボル
トと底板62との結合が確実になり、回転破壊トルクが
向上し固定強度が増すと共に、上記実施形態と同様の効
果が得られる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の圧縮機固定用ボルトの固定方法によれば、ボルト先端
側部分に取り付けられる圧縮機が輸送中等に動き、軸方
向や軸に交差する方向、回転方向、これらの方向の力が
混じったこじるように作用する力に対してもがたつきが
生じることのない高強度の圧縮機固定用ボルトの固定が
行える。
【0034】また本発明の空気調和機の室外機によれ
ば、圧縮機固定用ボルトの高強度での固定が行えると共
に、水が内部に入った場合でも水捌けがよくボルト固定
部分の腐食が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である空気調和機の室外機
の斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態である空気調和機の室外機
の縦断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る室外機の底板への圧
縮機取り付け部分を拡大して示す縦断面図である。
【図4】本発明の一実施形態における室外機の底板への
圧縮機固定用ボルトの固定について説明する図で、図4
(a)は圧縮機固定用ボルトを底板の挿通孔に挿入する
前の状態を示す斜視図、図4(b)は底板に圧縮機固定
用ボルトを固定した状態を示す縦断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る室外機の底板に挿通
孔を形成する工程を説明するための縦断面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る室外機の底板に圧縮
機固定用ボルトをかしめ固定する工程を説明するための
縦断面図である。
【図7】本発明の一実施形態におけるかしめ方向と圧縮
機固定用ボルトの回転破壊トルクの関係を示す図であ
る。
【図8】本発明の一実施形態に係る第1の変形形態にお
ける室外機の底板に固定された圧縮機固定用ボルトの縦
断面図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る第2の実施形態にお
ける底板に形成された挿通孔の平面図である。
【図10】第1の従来技術の圧縮機取付用ボルトの固定
方法を示す図で、図10(a)はかしめ加工の第1の工
程を示す斜視図、図10(b)はかしめ加工の第2の工
程を示す斜視図、図10(c)はかしめ加工の第3の工
程を示す斜視図である。
【図11】第2の従来技術におけるかしめによる固着前
の状態を示す分解を示す斜視図である。
【図12】第2の従来技術におけるかしめによる固着時
の縦断面図である。
【図13】第3の従来技術を示す図で、図13(a)は
かしめ結合前の状態を示す断面図、図13(b)はかし
め結合終了時の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
31…室外機 32…圧縮機 35,60,62…底板 35a…凸状 40…固定脚 42…防振ゴム 43…圧縮機固定用ボルト 44…ナット 45,63…挿通孔 46…軸部 46a…根元部分 47…ボルト頭部 48…変形部 48a…外周部分 48b…軸中心側部分 61…突出部 64…切り欠き

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機収納部の底板に固定されると共
    に、前記底板の表面側上方に突出する軸部に防振材を介
    し圧縮機を取付ける圧縮機固定用ボルトの固定方法にお
    いて、前記圧縮機固定用ボルトを、前記底板に形成され
    た略円形状の挿通孔の裏面側から表面側に貫通するよう
    前記軸部を挿入して該底板の裏面側にボルト頭部を残
    し、その後に、前記軸部の前記底板表面側の円柱状根元
    部分を塑性変形させ、形成された変形部と前記ボルト頭
    部とで前記底板の前記挿通孔の縁部分を挟み込むと同時
    に、前記底板の前記変形部とボルト頭部とにより挟み込
    まれた部分を表面側に凸となるようにかしめたことを特
    徴とする圧縮機固定用ボルトの固定方法。
  2. 【請求項2】 圧縮機固定用ボルト挿入前の底板に、挿
    通孔の周囲に裏面側に凸となる突出部をプレス加工によ
    り形成したことを特徴とする請求項1記載の圧縮機固定
    用ボルトの固定方法。
  3. 【請求項3】 底板の挿通孔は、縁部に切り欠きを有す
    るものであることを特徴とする請求項1記載の圧縮機固
    定用ボルトの固定方法。
  4. 【請求項4】 圧縮機固定用ボルトを塑性変形させて底
    板にかしめ固定した軸部のかしめ形状が、外周部分で平
    坦面となっており、軸中心側部分で前記外周部分に向け
    て下り勾配となる連続曲面となっていることを特徴とす
    る請求項1記載の圧縮機固定用ボルトの固定方法。
  5. 【請求項5】 底板の挿通孔は、裏面側から表面側に向
    けての打ち抜き加工により形成したものであることを特
    徴とする請求項1記載の圧縮機固定用ボルトの固定方
    法。
  6. 【請求項6】 底板に表面側上方に突出するよう固定さ
    れた圧縮機固定用ボルトの軸部に防振材を介し圧縮機を
    取付けてなる空気調和機の室外機において、前記圧縮機
    固定用ボルトは、前記底板に形成された略円形状の挿通
    孔に裏面側から表面側に貫通するよう前記軸部を挿入し
    て該底板の裏面側に残したボルト頭部と、前記軸部の前
    記底板表面側の円柱状根元部分を塑性変形させた変形部
    とで前記底板の前記挿通孔の縁部分を挟み込むようにし
    てかしめ固定してあり、前記底板は、前記変形部とボル
    ト頭部とにより挟み込まれた部分が、かしめにより表面
    側に凸となっていることを特徴とする空気調和機の室外
    機。
  7. 【請求項7】 底板が、変形部とボルト頭部とにより挟
    み込まれた部分の周囲に裏面側に凸となる突出部を有し
    ていることを特徴とする請求項6記載の空気調和機の室
    外機。
  8. 【請求項8】 底板の挿通孔が、縁部に切り欠きを有し
    ていることを特徴とする請求項6記載の空気調和機の室
    外機。
  9. 【請求項9】 底板に固定された圧縮機固定用ボルトの
    軸部のかしめ形状が、外周部分で平坦面となっており、
    軸中心側部分で前記外周部分に向けて下り勾配となる連
    続曲面となっていることを特徴とする請求項6記載の空
    気調和機の室外機。
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